- 1クラフトの影武者25/08/11(月) 20:01:53いいですか、落ち着いて聞いてください|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/5282450/1ああ、落ち着いてください。焦ることはありませんあなた(ラインクラフト)にお話があります いいですか?どうか、落ち着いてあなた…bbs.animanch.com
(ここのスレ主と上のスレ主は別人です)
─────
これは、もしも(if)の話。
ラインクラフトの昏睡から2ヶ月…
もし。
もし、眠ったままの彼女に影武者が居たら?
この物語は…あり得たはずのもう一つの歴史。
…そんなスレのPart4です。
(オリウマスレとさせて頂いていますので、オリウマとしての参加も大歓迎です)
前スレ
[オリウマ]影武者となった祈り手 Part3|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/5345873/(ここのスレ主と上のスレ主は別人です)─────これは、もしも(if)の話。ラインクラフトの昏睡から2ヶ月…もし。もし、眠…bbs.animanch.com - 2クラフトの影武者25/08/11(月) 20:03:34
影武者(本名:グリムラトレイア)
ラインクラフトの影武者となった、チームアスケラに所属するウマ娘。
クラフトの幼馴染であり、幼い頃から交流が多かったが諸事情によりトレセン学園への入学が一年遅れ、チームではクラフトの後輩となる。
元々はクラシック路線で活躍していたが、クラフトの昏睡により一転…彼女の影武者となる。
見た目はラインクラフトと全く違ったが、後に整形手術により影武者となる。
見た目の相違点
・瞳の色が青い
・耳飾りの位置が反対
見た目(手術前)
青鹿毛のツーブロックandポニーテール
肌の色は薄く、瞳の色はシアン
髪飾りの位置は右
性格面
寡黙かつ冷静だが、時折年相応の面も…?
…実はメンタルが弱い。
その他
演技が得意な為、普段はラインクラフト本人と遜色ない立ち振る舞いをしている。 - 3クラフトの影武者25/08/11(月) 20:04:45
このスレの大まかな説明
ラインクラフトが昏睡した後に、アスケラのウマ娘(クラフトの幼馴染)が影武者となる…と言ったのが大まかな流れです。
ふらっと訪れた方や気になって覗いてくれた方へ
このスレッドはメインストーリー第2部後編において、上記の『いいですか、落ち着いて聞いてください』というスレッドから派生したオリウマスレです。
影武者となった彼女にどんな事が起こるのか、どんな出来事に巻き込まれるのか。
そんな妄想を、影武者やチーム<アスケラ>のウマ娘となって体験していくスレッドとなっています。
※元ネタスレには、メタルギアソリッド5のパロディを多分に含みますので、ネタバレが苦手な方はご注意下さい。
基本的に自分の思いついた概念や感想などもバンバン書き込んじゃって下さい!
無論SSも大歓迎です。
オリウマ娘になりたい方へ
基本的にどのような立ち回りをするかはお任せします。
SSを書くのもよし、エミュをするのもよし、
影武者の正体を暴きに行くのもよしです。
※重要
ここではネームドのエミュも(一部)許可しています。
しかしイメ損や荒らしが見受けられる場合は削除しますので悪しからず。
- 4クラフトの影武者25/08/11(月) 20:06:37
判明している事
・ラインクラフトの影武者こと、グリムラトレイアはループしている。
・前世(上記の元スレ)の記憶が少し戻っている。
・ループ前とは異なり、バタフライエフェクトになり得るウマ娘が何人か存在している。(重要)
・ネオユニヴァースはクラフトが影武者であることを”何かしらの力”で看破している。
・ラインクラフト本人は”謎の場所”で今も尚、一人で走り続けている。 - 5クラフトの影武者25/08/11(月) 20:08:21
エレクトリック
チームアスケラ所属。
クラフトの後輩。クラフトみたいなアホ毛があるが、グリムラトレイアとは違い、似ているのはそこだけ。
元々、クラフトに憧れており、併走してもらったりしていたが、影武者として奔走するグリムラトレイアと行動を共にする内に、グリムラトレイアに憧れていった。
かなり能天気。最近気付いたが、ハグをするのが好き。されるのは愛されてる感じがしてもっと好き。
髪色 黒のポニーテール ライトオが髪を纏めた感じ
目の色 白
脚質 追込 - 6クラフトの影武者25/08/11(月) 20:09:29
- 7クラフトの影武者25/08/11(月) 20:10:56
コテハン解説
1:
言わずもがなここのスレ主。
上記の元スレのスレ主とは別人。
最近はあまり使っていない
クラフトの影武者:
1と同一人物。
大体エミュをする時にこのコテハンにしている。
エレクトリック:
このスレにおける純粋なオリジナルウマ娘。
かわいいし健気で強いぞ(???) - 8クラフトの影武者25/08/11(月) 20:11:58
(あとは保守をします)
- 9クラフトの影武者25/08/11(月) 20:13:04
(保守その2…新規さんが来ることを心待ちにしています…())
- 10クラフトの影武者25/08/11(月) 20:16:13
(最後の保守)
- 11クラフトの影武者25/08/11(月) 21:22:55
「タイムは…落ちてない、維持できてるかな。」
今日も日課のトレーニングをこなす。
一度はエレクトリックちゃんと一緒の舞台に立つ…これを目標に今は走り続ける。
…そして、クラフトさんを目覚めさせる方法を模索するのも、目標の一つだ。
「…あの飛んでいった光、なんだったんだろ…」
あの場所で何処かへ消えていった光…正体はわからないが…
「まぁ害をなすものじゃないよね…たぶん。」 - 12エレクトリック25/08/11(月) 21:39:18
(たておつです!)
「はぁ…はぁ…もう一周!」
あの時から調子がいいかも。問題はあるけど…今まで以上に体が動く! - 13クラフトの影武者25/08/11(月) 22:06:58
- 14エレクトリック25/08/11(月) 22:12:59
「はい!…でもなんで私が逃げる形なんですかぁー!」
私追込ですよ!?多分いつもならラトレイア先輩よりも後ろなのに! - 15クラフトの影武者25/08/11(月) 22:45:18
「他の子の脚質を知っておくのも大事だよ?とにかく逃げないと追い抜いちゃうよ〜!」
実際、他の脚質に理解があるとないとじゃ全くレース運びが違ってくる…だからそのためにこのトレーニングを行なっているのだ。
- 16エレクトリック25/08/11(月) 22:57:16
「わかりましたぁ!」
でも他の人と走ってるのに前に誰も居ないのは新鮮だなぁ……いっつも誰かしらが前にいるから変な感じがする。
いや、これ変な感じというより後ろからの圧が凄い……特にシーザリオさんは走る時にオンになってるから凄い圧が…… - 17二次元好きの匿名さん25/08/11(月) 23:17:22
- 18クラフトの影武者25/08/11(月) 23:29:00
- 19エレクトリック25/08/12(火) 00:13:39
「…!このくらい!らぁぁぁぁ!」
たぶん先輩達は本気じゃないだろうけど!加速して逃げ切ってやる!
にしても怖いくらいプレッシャーが! - 20クラフトの影武者25/08/12(火) 00:33:21
- 21エレクトリック25/08/12(火) 00:52:09
「来る!…絶対に負けられない!」
練習だけど…勝ってやる!
…あれ?なんか速度が……飛ばしすぎてスタミナ切れたかも…… - 22クラフトの影武者25/08/12(火) 00:55:04
- 23エレクトリック25/08/12(火) 01:03:00
「は…はひ……すいませ……」
いっつも…後ろだから……ペース…あんまり把握してなかった……
反省点ふえた…… - 24クラフトの影武者25/08/12(火) 01:10:55
「…うん、大丈夫かな。スタミナが切れちゃっただけだね」
シーザリオさんが冷静に脚を見て判断している。
「凄いねシーザリオさん…」
「後進育成の準備をしてた時に結構学んだから…それにもう呼び捨てでもいいよ。」
- 25エレクトリック25/08/12(火) 01:16:25
「す…すいません……ありがとうございます」
シーザリオさん凄いな……見ただけでわかるなんて。
よいしょっと…いつまでも座ってらんないから、早く再開しないと。 - 26クラフトの影武者25/08/12(火) 01:22:11
「うーん…でもちょっと休んだほうが良いんじゃないかな?」
切れたスタミナはそう早くは回復しない、ここは体を休めて、後でもう一度再開しよう。」
「ラトレイアの言う通り、ここは一度休めて後でもう一回しよ?」
- 27エレクトリック25/08/12(火) 01:27:12
「……あ、あと一周だけ軽く…とか、だめですか?」
なにか分からないけど、一瞬だけ違ったんですよね。自分の感覚的な話だからなにも分かんないですけどね。…まぁ、たぶんコース横のベンチまで連れていかれるだろうなぁ…… - 28クラフトの影武者25/08/12(火) 01:29:20
「フーッ…絶対にダメだ。」
「あっオンに切り替わった…まぁ後でもう一回できるから、ねっ?」
もしこれで脚を痛めたなんていったら…目も当てられない。
…そう言えばパンドラさんは向こうでトレーニングしてるのかな?
- 29エレクトリック25/08/12(火) 01:32:42
「はーい…分かりました……」
だったら今はゆっくり休もう……ペース配分も考えないとな…… - 30クラフトの影武者25/08/12(火) 01:36:53
「たまには他の子のトレーニングを見るのも悪くないよ?ほら、向こう見てみて。」
少し離れた場所を指差す。
そこではあるウマ娘がトレーニングをこなしていた。
「……!」
芦毛の髪を靡かせ、ターフを駆けるウマ娘…
「…新しくアスケラに入ってきた子、〇〇ちゃんだよ。」
(名前が未定なせいでこんな事に…())
- 31エレクトリック25/08/12(火) 01:45:00
「へぇーあの子が。…つまり私もこれから先輩になるって事か……」
なんか実感湧かないな……今まで私が1番遅くアスケラに加入しましたし、私が先輩か。
(仮定でもいいんで付けちゃいます?ステラヒーラーとかスターリーリキッドとか) - 32クラフトの影武者25/08/12(火) 01:48:09
「先輩になるのもそう悪い事じゃないよ?」
「疲れた〜…センパイ、ちょっとおんぶして〜…」
「…ほら、こんな感じで甘えられるのも…もー、仕方ないなぁ…」
(そうですね…なんかおすすめの名前があればそれに決めちゃいますか?)
- 33エレクトリック25/08/12(火) 06:56:05
「……ら、ラトレイア先輩。私も……いいですか?」
両手を広げて待ってみる。パンドラ先輩見てたら私も甘えたくなってきた。
おんぶしてくれるかな?
(そうしてみましょうか) - 34クラフトの影武者25/08/12(火) 12:34:04
「エレクトリックちゃんも…?流石に二人同時は厳しいけど…ちょっと待っててね、パンドラさんを送った後でまた来るから!」
- 35エレクトリック25/08/12(火) 13:21:50
「はーい。ふぁ…疲れた」
大の字になって寝転んじゃえ。コースの外だし大丈夫でしょ。うん。 - 36クラフトの影武者25/08/12(火) 16:30:15
- 37エレクトリック25/08/12(火) 17:49:35
「ありがとうございます……」
ん…?なんかいい匂いするな……まぁいいや。
最近ラトレイア先輩に甘えることが多くなったなぁ。少しは自重したほうがいいかな? - 38二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 17:51:56
このレスは削除されています
- 39クラフトの影武者25/08/12(火) 18:33:55
「とりあえずみんなの待ってるトレーナー室へ戻るからね。」
ひょいと背負い、トレーナー室に向かって歩き出す。
…そういえば最近はよくおんぶをしている様な…?
まぁ別に嫌じゃないから良いんだけど…
…そろそろレースの準備も始めないと。
- 40エレクトリック25/08/12(火) 19:09:59
「お願いします。…そういえば、ラトレイア先輩って次なにに出走するんですか?」
私はやっとデビューです。
だから、もっと走りたいんですけどね。 - 41クラフトの影武者25/08/12(火) 19:42:04
(4月設定にするのが良いんですかね…そこら辺決めてなかったので)
- 42エレクトリック25/08/12(火) 19:43:22
(まずい……なにも考えていなかったとは言えない……)
- 43クラフトの影武者25/08/12(火) 19:56:02
- 44エレクトリック25/08/12(火) 20:05:23
(了解です)
- 45クラフトの影武者25/08/12(火) 21:02:31
- 46エレクトリック25/08/12(火) 21:14:03
「ラトレイア先輩なら大丈夫ですよ。この前も勝ったじゃないですか。ちなみに私は朝日杯FSを目標にしてますよ」
とりあえずの目標です。いずれはラトレイア先輩と同じレースに行くつもりです。 - 47クラフトの影武者25/08/12(火) 21:18:29
「そっか…お互い頑張ろうね!…先ずはメイクデビューかな?」
- 48エレクトリック25/08/12(火) 21:27:25
「はい!とりあえず、先輩に追いつくためにも、まずはメイクデビュー勝利です!」
絶対先輩に追いつきますね! - 49クラフトの影武者25/08/12(火) 21:58:32
- 50エレクトリック25/08/12(火) 22:11:13
「先輩もですよ!ぼーっとしてたら置いてっちゃいますからね?」
- 51クラフトの影武者25/08/12(火) 22:35:32
- 52エレクトリック25/08/12(火) 22:44:49
「渡すものですか?」
なんだろう?特になにかしたっけな? - 53クラフトの影武者25/08/12(火) 23:01:27
「…これをずっと渡したかったんだ。」
懐からあるものを取り出す。
それは私が以前つけていた耳飾り。
影武者になる前はずっと…肌身離さず付けていた大切なもの。
でも、影武者となって自らを捨てた私には不要なものだ。
「これはエレクトリックちゃんに託そうと思うんだ。…私が成せなかった事も託す事になっちゃうけどね。」
- 54エレクトリック25/08/12(火) 23:28:24
「え…これ…でも……」
ラトレイア先輩が髪飾りを渡してきた。
たしかに三女神像の前で見たラトレイア先輩が付けていた物だ。
すこし…受け取るのに躊躇してしまう。
でも、しっかりと先輩の目を見て受け取る。
「……分かりました。先輩の大切なものたしかに受け取りました」
先輩から受け取った耳飾りを付ける。両耳に付いてるけど、ちょっとくらいはいいかな。 - 55クラフトの影武者25/08/12(火) 23:38:56
「…うん、やっぱり似合ってるよ。」
私の耳飾りは星屑をイメージしたプリズム。
…きっとこのプリズムが、君を守ってくれる。
「さ、休憩も終わったしトレーニングの続きに行こう!」
…その後、トレーニングを終えた私たちは久しぶりにトレーナー室で眠り込んでしまったのはここだけの話だ。
- 56エレクトリック25/08/12(火) 23:45:00
「この髪飾り、大切にしますね」
髪飾りを撫でてみる。レースでもトレーニングでも、いくらでも頑張れるくらいの気持ちになってきた。
トレーニングの後に寝ちゃったけど、たぶんとてもいい夢見れたな…… - 57クラフトの影武者25/08/12(火) 23:46:23
(さて……ネタ切れです…())
- 58エレクトリック25/08/12(火) 23:52:32
ちょっとSS載せますね!
「んー……ふぅ。よし!行こう!」
阪神でのメイクデビュー、私の初めての公式戦。先輩に追いつく為には……ここで絶対に勝つ!
「でも…そりゃあるよね……」
目の前にあるのはゲート。そう、未だに慣れない嫌な物だ。 つい足が竦んでしまう。でもこの程度で止まってられない。
「大丈夫…開けば……そこまで……」
ゲート試験では、行けた……だから……大丈夫……
(ちょっと少しオーバーしてたので分けます) - 59エレクトリック25/08/12(火) 23:53:58
か…勝てた……危ない……思いっきり出遅れた!
先輩達のおかげで余裕とまではいかなくても勝てた。やっぱり普段から格上の人達と走るのはいいな。
あ、ラトレイア先輩がいる。控え室まで来てくれたんだ。
「エレクトリックちゃん!おめでとう!」
「はい!このままウイニングライブも頑張ります!」
「その調子だね。……ところで、エレクトリックちゃんってあんなにゲート苦手だったの?」
やっぱり先輩、あれだけ露骨だと気付くよね……今までゲートを避けてたツケが来てるなぁ。
「金属とかのぶつかる音がちょっと怖くて……」
昔からこの音だけは苦手で……どうしても怖くなってしまうんですよね……
「そうなんだね…あ、じゃあ……」
「?」
「はいこれ」
「なんですかこれ?メンコ?」
「うん。ほら、…ちょっと失礼…はい、どう?」
あ…ちょっ…くすぐったい……
「……なんか、ラトレイア先輩の声が少し聞こえずらいですね」
くぐもって聞こえます。メンコってオシャレの為だと思ってましたけど、こんな感じになるんですね。
「そうそう、音がいやなら少しでも軽減出来るかなって。まぁ気休め低度かもしれないけど」
「ありがとうございます。これ、大切に使いますね」
触り心地もいいし、なにより私が元々付けてた赤色の耳飾りと同じ色で可愛い。
「気に入ってくれたら良かったよ」
「はい。これがあれば次のレースも大丈夫ですよ!」
忘れないように毎日付けようかな。あ、予備の分も買っておこう。
にへへ……先輩からの新しいプレゼントだ。 - 60クラフトの影武者25/08/13(水) 00:01:06
(うん…良い…影武者ちゃんのエミュも上手い…)
- 61エレクトリック25/08/13(水) 00:04:14
(エミュが上手くいってるようで良かったです。若干自信ないところではあるんで……)
- 62クラフトの影武者25/08/13(水) 00:08:40
(パーフェクトですよ、本当に良い感じです……うーん、SS書く力が欠如してて自分はもうダメかもしれない…())
- 63エレクトリック25/08/13(水) 00:17:41
(まぁとりあえず書いてみたらいけますよ。自分はとにかく書くしか上手くならないと思ってるんで)
- 64クラフトの影武者25/08/13(水) 00:29:19
[クラフトへの独白]
今思えばエレクトリックちゃんとの出会いが私にとってのターニングポイントだったのかな。
…だって、彼女が居なかったら、きっと私は自分を見失って…前の様になってたかもしれないから。
私一人に全てを背負わせまいとするキングさん、影武者として欺き続けた事の罪を償わせようと私に全てを継がせたシーザリオさん、私が影武者である事を許せなかったパンドラさん…
……前とは違うんだ、ずっと良い方向に向かってる。
アクシデントは沢山あったけれど…それでも チームのみんなで前を向いて歩けてる。
見ててね、クラフトさん。
あなたの名前、軌跡、全てを未来に繋いで行くから。
……私は待ってるよ、クラフトさんが目覚めるのを。
…あ、次の花は何が良いかな…
また、お見舞いに来ますからね。 - 65二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 08:22:26
ほしゅ
- 66クラフトの影武者25/08/13(水) 12:49:32
(お昼の顔出しです、顔出しがてらすこし裏設定を)
裏設定
グリムラトレイアの耳飾りは本来流星を模したものだったが、とある時期をきっかけに星屑をイメージしたプリズムに変わっている
そしてMGS5の設定と少し合わせる為、ラトレイアの声優はラインクラフトと同じく小島菜々恵さんというイメージです - 67クラフトの影武者25/08/13(水) 17:32:56
(保守)
- 68エレクトリック25/08/13(水) 20:03:18
じゃあ私の裏設定というか裏話でも
今考えたものじゃないので安心してね!
ゲート難の理由
昔住んでいた所はウマ娘が親を除いてほとんどおらず、クラブも少し遠い場所まで行っていた。
ウマ娘が少なかったから、学校では少しいじめられており、特に普通の人よりも音に敏感という話を聞き、いきなり金属同士のぶつかる音を至近距離から鳴らされるということが多かった。
それが原因で、今でも金属同士のぶつかる音や擦れる音というものが苦手となっており、ゲートの開く音やゲート自体を怖がっている。そして少しだけ閉所恐怖症。 - 69クラフトの影武者25/08/13(水) 21:41:55
- 70エレクトリック25/08/13(水) 22:18:27
- 71クラフトの影武者25/08/13(水) 22:23:29
(なんとなくトレセン学園に来たばかりのころは常に目を輝かせてそうな感じがするような…)
- 72エレクトリック25/08/13(水) 23:02:36
(たぶん輝かせていたけども結構後ろは警戒してたよ。最近はそんなことないけどね!)
- 73クラフトの影武者25/08/13(水) 23:35:30
……どうしてこうなったのだろう。
私の膝の上にはパンドラさんとシーザリオが。
「どうして…?」
確か最初はパンドラさんを膝枕していた筈。
そして私も少しうたた寝をしていたのだが…
気がついたらシーザリオも私の膝の上に頭を乗せていたのだ。 - 74二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:54:55
「こんにちわー。あれ?ラトレイア先輩、大人気じゃないですか」
両手に花というか両膝にウマ娘というか。
私もされたいです。
スペースないから他の椅子に座りますけども。 - 75クラフトの影武者25/08/14(木) 00:05:07
- 76エレクトリック25/08/14(木) 00:28:43
「なるほど。じゃあちょっとゆっくり動かしてみますすね」
パンドラ先輩から動かして……これでよし - 77クラフトの影武者25/08/14(木) 00:31:46
- 78エレクトリック25/08/14(木) 00:34:08
「この前、私がラトレイア先輩に膝枕してもらった時に目の前にいましたし、それでじゃないですか?」
あの後ちょっとアレでしたけど。
それか、単純にクラフト先輩が懐かしくなったとか? - 79クラフトの影武者25/08/14(木) 00:37:35
「あり得そう…ってあれ…パンドラさん目が覚めたかな…?」
「うぅん…クーちゃんセンパ〜イ…」
「…わわっ!?」
…寝ぼけているのか、私に抱きついてきたパンドラさん。…寝言からして夢をみているのだろうか…
「…どうしよう、また身動きが取れなくなっちゃった…」
- 80エレクトリック25/08/14(木) 00:42:05
「無理やり引き剥がす訳にもいかないですし……起こします?」
あと普通に私もラトレイア先輩に抱き着きたいです。 - 81クラフトの影武者25/08/14(木) 00:45:21
- 82エレクトリック25/08/14(木) 00:49:13
うん、流石に2人同時だと先輩が苦しくなりそうだからやめておこう。パンドラ先輩も早めに起こそうかな。夜寝れなくなりそうだし。
「じゃあもう起こしちゃいますか。パンドラ先輩、夜寝れなくなっちゃいますよ」 - 83クラフトの影武者25/08/14(木) 00:52:00
- 84エレクトリック25/08/14(木) 00:54:55
「夢の中にクラフト先輩がいたんですか?」
とりあえずラトレイア先輩の隣に座る。シーザリオ先輩は他の椅子に運んだから大丈夫。 - 85クラフトの影武者25/08/14(木) 01:00:14
「うん、なんか暗い場所でクーちゃんセンパイと話してる夢を見てたんだよね。…目覚める寸前にクーちゃんセンパイに変な光が二つ入ってくのを見たけど…アレってなんなんだろう?」
…変な光…!?
「まさか…あの時の!?」
「…あーっ!?アタシとラトレイアセンパイから出たったあの光!?」
- 86エレクトリック25/08/14(木) 01:02:15
「結局、あの光ってなんなんだったんですかね?私にも入って来ましたけど……」
あの光がクラフト先輩にも? - 87クラフトの影武者25/08/14(木) 01:05:00
「…その光が、全てを変えてゆく足掛かりになる…って声をあの場所で聞いたけど…何か関係が?」
- 88エレクトリック25/08/14(木) 01:08:35
「うーん…なんか謎を解いたら更に謎が増えたみたいな感じがします……」
- 89クラフトの影武者25/08/14(木) 01:26:43
- 90エレクトリック25/08/14(木) 05:47:02
「ふぅ…これ以上考えたらホントに頭が痛くなりそうですね」
もうラトレイア先輩の肩にもたれかかっちゃいます。
膝枕とかじゃなくて肩にもたれるくらいなら大丈夫だよね。注意されたらやめればいいし。 - 91クラフトの影武者25/08/14(木) 08:01:08
「あっ…もう、仕方ないなぁ…」
もたれかかってきたエレクトリックちゃんを撫でながら、パンドラさんに話す。
「…とりあえず私に抱きついてきたのは不問にするから…まぁ今度から気をつけてね?」
「はーい…」 - 92二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 08:33:31
「にへへ…そうですよパンドラ先輩!いっつも甘えていないようにしてくださいね!」
ん?これって思いっきりブーメランなのでは? - 93クラフトの影武者25/08/14(木) 08:48:31
- 94エレクトリック25/08/14(木) 08:58:29
「そう言われるとぐうの音もでないです……」
…ラトレイア先輩に言われるまではこうしててもいいかな、うん。撫でてくれてるし。 - 95クラフトの影武者25/08/14(木) 10:55:54
- 96エレクトリック25/08/14(木) 12:10:10
「あ、私も行きます」
病室のお花がそろそろ替え時だったんで、行きましょう。 - 97クラフトの影武者25/08/14(木) 12:32:58
- 98エレクトリック25/08/14(木) 12:54:11
「はーい。とりあえずジャージから着替えてきます」
(アルバイト頑張ってくださいね!) - 99エレクトリック25/08/14(木) 20:13:01
ウマ娘のプロフィール見て書いてきましたよ!
自己紹介 エレクトリックです!先輩達の為にも、私も道を切り開いて、未来へ繋ぎたいです!って言っても、具体的なことはあんまりわかんないですけどね。にへへ……
身長 150cm
体重 微減(トレーニングが増えたので!)
得意な事 ちょっと思いつかないですね……あ、蕎麦なら山ほど食べれますよ!
苦手な事 電車の乗り換え
耳のこと 昔は少しでも金属音が聞こえたら動いてしまったが、今はメンコのおかげで改善中
尻尾のこと みんなより少し長め、むかしの癖で足に巻き付けてる事がある
家族のこと 家の隣がお饅頭屋なので時々試作品を貰っていた
マイルール アホ毛はしっかり丁寧に手入れ!
スマホ壁紙 エリ女の同着ゴールの写真
出走前は なるべくゲートは見ないように
得意科目 国語なら自信あり!
密かな自慢 小説が書けます!
よく買うもの りんごジュース - 100クラフトの影武者25/08/14(木) 20:55:03
(アルバイト終わりました…)
- 101エレクトリック25/08/14(木) 21:06:46
(お疲れ様です!)
- 102クラフトの影武者25/08/14(木) 23:02:35
花屋で新しく病室に供える花を買い、病院へと向かう。
「…なんか、胸騒ぎがする。」 - 103エレクトリック25/08/14(木) 23:26:03
「なにかあったんですか?」
ラトレイア先輩のこうゆう予感って当たって欲しくないんですよねー。うん。 - 104クラフトの影武者25/08/14(木) 23:29:12
「別に何かあった訳じゃ無いけど…なんだかね。」
…この予感が外れてくれれば良いのだが。
よし、病院に着いた。
「…失礼しまーす。」
ノックをした後に、クラフトさんのいる病室へ立ち入る。
…良かった、とくに異常は無い。
- 105エレクトリック25/08/14(木) 23:34:56
「まぁ、何にもなくて良かったですよ。クラフトせんぱーい。お花変えに来ましたよー」
ちょっと萎れてますね。水も変えようかな。 - 106クラフトの影武者25/08/14(木) 23:43:20
- 107クラフトの影武者25/08/14(木) 23:46:40
唐突な概念語りになるんですけど…実は幼少期に影武者とエレクトリックは一度会ったことがあるってのを思いついたんですよ…
- 108エレクトリック25/08/15(金) 00:04:03
- 109エレクトリック25/08/15(金) 00:06:39
それのSS 書いてこようかな……
- 110クラフトの影武者25/08/15(金) 00:16:47
良いんですか…?
- 111エレクトリック25/08/15(金) 00:42:55
まぁなんにせよ練習にはなるし、いろいろ好きにしていいなら書いてくるよ?
- 112クラフトの影武者25/08/15(金) 01:53:35
ではお言葉に甘えてお願いします…
- 113エレクトリック25/08/15(金) 07:39:55
できたよ!(寝不足)
休日のお昼過ぎ、夏休みのこの時期は観光客が多い。家の近くに観光名所があり、それ目当てで数多くの観光客で賑わっているからだ。
家の前の道路は、着物を貸し出している店から出てきた人達で賑わい、色んな土産物屋さんも盛んに客寄せをしている。
お隣のお饅頭屋さんもこの時期になると、近くの家に住んでいる人たちに迷惑になる書き入れ時だからとお饅頭を配ってくれる。
余ったぶんや新作などいろいろくれるので好きな時期だった。
それに、夏休みだから学校に行かなくてもいい。
そんな暑い日の昼頃の出来事だった。
今日は丘の上の神社から少し道をそれた場所にある町を一望できる場所に来ていた。観光客は下の有名なところであらかた引き返して行くので、ここまでは来ない。静かに過ごしたいならここに来るのだ。
「いつもこんなに静かならいいんだけどな……」
白いワンピースに麦わら帽子を被ったエレクトリックは一人俯いていた。
暑いからではない。家にいれば表の道路が騒がしいから、落ち着けないのだ。
それに学校での事もある。思い出すだけでも耳を絞ってしまう。それでも、ここは自然が多く金属の音は聞こえない。それだけでも、疲れてでもここに来る価値はあるのだ。
「そろそろ帰ろうかな」
そろそろ帰らないと親に怒られてしまう時間帯になってきた。立ってから後ろを向く。
後ろを振り向くと、目の前に誰かがいた。
思わず一歩後ろに下がる。自分よりも少し高い身長、自分は周りに比べて少し背が低いので恐らく相手も同年代か少し上だ。
「……君は?」 - 114エレクトリック25/08/15(金) 07:41:26
その当然の問いかけにも困惑してしまう。この町は決して大きい訳ではなく、ウマ娘はエレクトリックとその親しか住んでいない。だから、子供のウマ娘という情報だけで誰かわかってしまうのだ。
それなのに誰か分からずに聞く、ということは珍しいのだ。
「え…あ…その……」
「あ、じゃあボクから自己紹介するよ。ボクはグリムラトレイア。よろしくね。麦わらちゃん」
青鹿毛のポニーテールで青色の瞳をし、砕けた星のプリズムの髪飾りを付けたウマ娘は手を差し出してきた。その差し出してきた手をゆっくりと握り返した。
「麦わらちゃんは、ここで何してたの?」
「…町、見てた」
「へぇー、こんなところあったんだね。いい景色じゃん。もしかして、秘密の場所だったりする?」
「う…うん」
こくこくと言葉足らずに頷く。同年代は警戒対象だ。でも、目の前のグリムラトレイアには、不思議と警戒心は湧いてこなかった。
「そうなんだ。ごめんね?勝手に入ってきちゃって」
「だ…だいじょうぶ……あいつら以外なら…いい」
少し声に怯えが出ながらも、帰り道を進む。山に入ったら道が分からなくなったらしく、遭難の一歩手前だったらしい。これ以上迷わないように手を繋いで、神社にたどり着く。そこからは参道を通り、町まで着いた。すっかり夕暮れになっており、観光客もまばらになっていた。
「こ…これから…どうするの…?」
「大丈夫、お母さんとの集合場所は決めてるし、いざとなれば電話できるから。今まで園外だったけどね」
グリムラトレイアは沢山話しかけてくれたのか、心を開いた様子のエレクトリック。帽子は被らないであいさつをするという曖昧な記憶を元に、麦わら帽子を脱いで、別れのあいさつを済ませようとしていた。
「ここまでありがとう。麦わらちゃん。それじゃあもう行くね」
「あ…あの…!ありがとう……!ま…また…来てくれる……?」
「うーん…どうだろう……」 - 115エレクトリック25/08/15(金) 07:42:42
グリムラトレイアが返答に悩んでいる時、音が鳴り響いた。金属同士がぶつかった甲高い音、至近距離ではないが、少し近い所で鳴らされていた。
グリムラトレイアは少し顔をしかめる程度だった、しかしエレクトリックは違った。
「ひぃ…!」
その音が聞こえたら途端、エレクトリックは蹲った。帽子を被り、帽子の上から外の音が全く聞こえなくなるくらい手で耳を抑えた。しかし、ウマ娘の聴覚は鋭いので、その程度で防音とはいかない。
「ハハハ!相変わらず耳を塞ぐのがはやいな!」
「さすが!ビビりすぎだろ!」
エレクトリックの後方には、そこら辺で拾ってきたのであろう金属片を両手に持った、エレクトリックの同級生がいた。いつも金属音を鳴らしてくる常習犯。いつも麦わら帽子を被って耳を隠し、足に長めのしっぽを巻き付けて過ごすようになってしまった原因だった。
「や…やめ…みみ…いたい……」
「ばっかでやんの。この程度で痛くなるわけねーだろ。素直にビビってるって言えよ」
「そうだそうだ。嘘つきめ」
「ち…ちが…」
「おい、お前ら」
「あ?んだよ?」
「いい加減にしろよ」
二人の前にグリムラトレイアが立つ。片割れがなにか言う前に、グリムラトレイアは殴っていた。子供とはいえウマ娘のパンチだ。それなりに吹っ飛び、転がっていった。
「お前も、一発いっておく?」
「!?」
急いでもう片方は逃げていき、肩を貸しながら逃げていった。 - 116エレクトリック25/08/15(金) 07:43:54
グリムラトレイアが未だに蹲っているエレクトリックを撫でる。
「大丈夫、もうあいつらは居ないよ」
「ほ…ほんとに……?」
「うん、もうどこかにいったよ。ボクが追い払ったさ」
エレクトリックが恐る恐る周囲を確認し、どこにも居ないのを見てから一息ついた。
「あれ、いつもああなの?」
こくこくと頷く。学校でも毎日されたり、最近はされずに安心していたところに急にされたりと、いじめられていた。
「そうなのか…あ、それじゃあこれあげるよ」
「な…なにこれ……?」
「お守りだよ。耳飾りなんだけどね。きっとこれが君を守ってくれる。麦わら帽子、少しの間だけ取ってくれる?」
特に抵抗もせずに、麦わら帽子をとり、耳を顕にする。そして、グリムラトレイアは自分がいつも付けてくれている方と同じように耳飾りをつける。しかし、グリムラトレイアから見たら右だが、エレクトリックからみれば左につけてしまった。
「これで大丈夫」
「あ…ありがとう……」
「どういたしまして!……あと、ちょっといいかな?」
「……?」
グリムラトレイアはエレクトリックの口角を少し上げて、笑わせた。すこし強引だったが、エレクトリックは特に抵抗はしなかった。
「うん、やっぱり麦わらちゃんは自然と笑っていたほうが素敵だよ」
「…わかった。なるべく…笑うようにする……!」
「うん、その方が似合ってるからね。それじゃあ、また今度会おうね。麦わらちゃん」
「あ…あの…!ちょっとまって…私のなまえ…!」
エレクトリックが自分の名前を言う前に、グリムラトレイアは親との待ち合わせ場所へと消えていった。 - 117エレクトリック25/08/15(金) 07:47:04
「……てことが、昔ありましたね。その時から、何故かいじめは減りましたしかなり恩人なんですよね…ポニーテールにしてるのもその人の影響です」
エレクトリックは新しく同室として入ってきた、一つ上の学年のパイロアクアと昔話をしていた。エレクトリックの思い出の中でも特に覚えている出来事だ。
ちなみにパイロアクアも同室が卒業した為、エレクトリックとくっつけられたのだ。
「へぇー、それでエレちゃん。その初恋の王子様とは会えたのかい?」
「い、いやそんな!初恋だなんて!そもそも相手はウマ娘ですよ!?ていうかトレセンにいるとも限りませんし」
「そう?それは残念。会えていたら面白そうだったんだけどな」
「なにも起こりませんよ。ていうか、相手の顔も名前も覚えてないんですから」
「まぁたしかに。そんな状態だと相手に探してもらうしかないね」
「そうですよ。青鹿毛だったってことしか覚えていないんですから」
「誰かいなかったの?なんか、巷じゃビビッとくるいてがいるらしいじゃん」
「…どうなんですかね……」
その時、部屋がノックされた。扉の外に居たのはグリムラトレイア、ちょっとした明日の予定を伝えに来ただけだった。
「じゃあ、そういうことで」
「分かりました!」
「…もしかしたら……でも青鹿毛じゃないね……」
パイロアクアは自然と笑みがこぼれているエレクトリックを見て、もしかしたら目の前にいるラインクラフトが、その昔話に居た青鹿毛だったのかもしれないと思っていた。
「すいません、お待たせしました」
「大丈夫。もしかしたらって思ってたから」
「そう…ですか?何が何だかわかんないですけども」
「ふふ、夢見る麦わらちゃんは可愛いって事だよ」
「…?」 - 118エレクトリック25/08/15(金) 07:48:31
ちょっと長くなっちゃった
ちょっとイメージと違ったとしても許してね
一人称がボクだからショタみが強くなっちゃった - 119クラフトの影武者25/08/15(金) 11:34:54
あぁ…良い…
- 120エレクトリック25/08/15(金) 12:06:27
良かったのなら良かったです
こちらは誤字を発見して膝を着いたところですから - 121クラフトの影武者25/08/15(金) 13:11:42
ではこれからまたアルバイトなので失礼します…
- 122エレクトリック25/08/15(金) 13:31:31
頑張って下さいね!
- 123クラフトの影武者25/08/15(金) 19:49:28
(アルバイト終わりました…)
…あの空間に飛ばされた直後、私は何故かクラフトさんに抱きつかれた。
「…怖いよ、ラトレイア…いつ抜け出せるのかわからないよ…」
「…あなたの本心を聞けて良かった。さぁ、抜け出し…ッ…!」
…おかしい、明らかにおかしい。
周囲が一層暗くなって…
「あ…あぁっ…!?」
クラフトさんが怯えている。
「何が起こって…ッ!」
あのシルエットを、見間違えるはずがない。
「黒い蝶…!?」 - 124エレクトリック25/08/15(金) 20:56:35
(お疲れ様です!)
「お水変えてきましたよー。あれ?先輩?どうしたんですか?」
手を握って…寝てる? - 125クラフトの影武者25/08/15(金) 21:00:25
「クーちゃんセンパーイ、お見舞いに…ってあれ?エレクトリックちゃんも来てたんだね……!?」
あたしが扉を開けて病室に入って最初に見たのは、クーちゃんセンパイの手を握って寝ている影武者ちゃんの姿だった。
「エレクトリックちゃん、これってどういう状況なの!?」
- 126エレクトリック25/08/15(金) 21:34:36
「わ…分かんないです!私もお花交換してたらこうなってて……」
私も何にも分かんないんですよ! - 127クラフトの影武者25/08/15(金) 21:48:36
「うーん…あたしたちも手を握ってみれば分かるかな…?」
突拍子もないことを言ってるのはあたしにも分かる、だけどこれぐらいしか思いつかないし…
「やぶれかぶれ、とりあえず…!」
意を決してクーちゃんセンパイの手を握る。
…握った瞬間、あたしはどこか見覚えのある場所に立っていた。
─────
「まさか…私諸共、この蝶はクラフトさんを…!」
そうさせて堪るか…!
「ラトレイア……何を…」
「この場から逃げるに決まってます!」
- 128エレクトリック25/08/15(金) 22:06:43
「まぁ…やってみます?」
パンドラ先輩と一緒に握ってみる。
……またここに来ちゃったか…… - 129クラフトの影武者25/08/15(金) 22:21:37
- 130エレクトリック25/08/15(金) 22:42:08
「はい…私もここに来たことがあります」
思い出すだけでも痛かったけどね…… - 131クラフトの影武者25/08/15(金) 22:53:08
「あ〜…無理して思い出さなくても良いからね?」
顔を見れば分かる、あれはかなり無理をした顔だし。
……!?
「エレクトリックちゃん、あっち見て!」
指をある方向へ指し示す。
…そこには、クーちゃんセンパイを背負ってあの黒い蝶から逃げようとしている影武者ちゃんが居た。
- 132エレクトリック25/08/15(金) 23:12:19
「ラトレイア先輩!クラフト先輩まで!?」
黒い蝶までいるし…かなりまずい状況じゃん! - 133クラフトの影武者25/08/15(金) 23:21:28
「くっ…振り切れない…!」
なんなんだあの蝶は…あり得ない速度で…!
「ラトレイア、私を置いて逃げて…私を背負ってちゃ」
「黙ってください!」
語気を強め、クラフトさんの提案を一蹴する。
「っ…」
…間に合わない、これじゃ追いつかれて…!
- 134エレクトリック25/08/15(金) 23:31:05
「先輩!大丈夫ですか!」
声張り上げたらこっちに来るとか無いかな…… - 135クラフトの影武者25/08/15(金) 23:44:30
- 136クラフトの影武者25/08/15(金) 23:50:33
“彼女達をやらせはしない…!”
「この声は……!?」
謎の声が響くと同時に暗闇を裂くように、二つの光が舞い降りる。
「あれって前にあたしとセンパイから出てった…なんでここに?」 - 137エレクトリック25/08/15(金) 23:51:48
「よし…こっちにきた……パンドラ先輩!どうしましょう!ここから考えてないです!」
たぶん逃げるしかないですけども! - 138クラフトの影武者25/08/15(金) 23:59:46
「と、とりあえず……逃げるしかないっしょ!」
まずは逃げて時間を稼がないと…その間にクーちゃんセンパイを逃がす!
─────
「光が…クラフトさんの中に入っていく…?」
「この光…なんだかあったかい…」
吸い込まれていく光を尻目に、黒い蝶は相変わらずエレクトリックちゃんとパンドラさんを追いかけている。
「このままじゃどっちにしろジリ貧だよ…!」
- 139エレクトリック25/08/16(土) 00:14:00
「先輩達が逃げれたらいいんですけどね……」
とりあえず逃げましょう!
ってなんか先輩光ってる!? - 140クラフトの影武者25/08/16(土) 00:36:25
「クラフトさん…コレは一体…?」
「私にもわかんない…けど!」
クラフトさんが言葉を発した瞬間、黒い蝶がクラフトさんと私を取り囲む。
「ッ!」
咄嗟にクラフトさんの前に出て、盾になろうとするが…
「わわっ…!?」
突如発せられた光が蝶を吹き飛ばし、視界が光で埋め尽くされていく。それと同時に私の意識が遠のいていく。
「待って…またクラフトさんを置いていくことに…!」
「…大丈夫、絶対に追いつくから!」
- 141エレクトリック25/08/16(土) 00:43:43
「!?蝶が消えてる!」
でも意識が遠のいてく……先輩達…大丈夫かな…… - 142クラフトの影武者25/08/16(土) 00:48:14
「クーちゃんセンパイ…どうして…!」
ダメだ、意識が保てない…!
─────
「……はぁっ!?」
動悸が荒ぶる。
…あれは夢なんかじゃなかった。
「クラフトさんっ………眠ったままだ…くっ!」
「センパイ、そんなに気負わなくても……きっと、クーちゃんセンパイはゼッタイに目覚めるから!」
でも…あの場所でここに連れ出せるかもしれなかった。
自分はそのチャンスをみすみす見逃した事になる… - 143エレクトリック25/08/16(土) 00:54:19
「ラトレイア先輩……大丈夫ですよ。クラフト先輩は絶対に目覚めます」
クラフト先輩の手を握る。
確証はないけど、今回はあと一歩でしたから。
「あの空間で見た先輩は、絶対に諦めてませんでした。私達も諦めなかったら、絶対大丈夫です」 - 144クラフトの影武者25/08/16(土) 01:01:55
- 145エレクトリック25/08/16(土) 01:06:47
「なら、今日はもう暗い顔は無しです!お花も変えましたし、最近あった事でもお土産話にしてクラフト先輩に聞かせてあげましょうよ!」
聞こえてるかは、分かんないですけどね……とにかく、お菓子でも食べながらクラフト先輩に聞かせてあげましょう。 - 146クラフトの影武者25/08/16(土) 01:10:40
- 147エレクトリック25/08/16(土) 01:12:12
「パンドラ先輩は、何を買ってきてくれたんですか?」
一応私もせんべいがありますけど…… - 148クラフトの影武者25/08/16(土) 01:19:04
「えっとね…シュークリームかな。これ美味しいお店のやつなんだよね〜♪」
- 149エレクトリック25/08/16(土) 01:21:08
「へぇー、今度私もそのお店に行ってみようかな……美味しそう……」
- 150クラフトの影武者25/08/16(土) 01:25:47
- 151エレクトリック25/08/16(土) 01:30:48
「…となるとハートさんが凄いね……」
新しい店のサーチ力とかそれをお土産にしてくるのとか…… - 152クラフトの影武者25/08/16(土) 01:37:46
- 153エレクトリック25/08/16(土) 01:39:59
「ハートさん、すっごい優しいですもんね」
…このシュークリームすごい美味しい…… - 154クラフトの影武者25/08/16(土) 01:53:05
- 155クラフトの影武者25/08/16(土) 02:06:11
[幼少期の記憶]
「ラトレイア!こっちこっち!」
「ちょっ…速いってクラフト!」
ボクはグリムラトレイア。
もうすぐでトレセン学園に入学する予定の、ごく普通のウマ娘だ。
ボクの目の前を走ってるのはラインクラフト。
快活で…優しくて…大好きなボクの親友。
「ぜぇ…ぜぇ…もー、速いって言ってるでしょ?見せたいものがあるってのはもちろん分かってるけど…」
「ごめんごめん…それでも絶対に見せたいところがあって!着いてきて!」
「わ、分かったからちょっと休ませてよぉ…」
息を切らしながらクラフトの後をついていく。
…そこには、息を呑むような光景が広がっていた。
「…綺麗。」
「でしょ、ずっとここを見せたかったんだ!」
見渡す限り一面の花畑。
「ちょっと目を瞑ってて。」
「良いけど…何するの?」
「それはヒミツ!」
ガサゴソと音を立てて何かをしているクラフト。
…暫しの間を置いて、頭に何かが被さる感覚がした。
「これでよし…っと。もう大丈夫!」
「ん〜なんだろう……あ、花冠。」
ボクの頭の上には、クラフトが作ったであろう花冠が乗っかっていた。
「えへへ…上手く出来てるかな?」
「うん、とっても上手。」
「それならよかった!」
「……まるで、ボクだけのティアラだね。」
「自分だけのティアラかぁ…なんか良い響き!」
そんなやりとりを交わした後、ボクとクラフトはそれぞれの家へ帰って行った。
…それが、最後のやり取りになるとは、当時の”ボク”は思ってもいなかった。 - 156クラフトの影武者25/08/16(土) 02:14:30
あの日の後、”私”は1年の間、意識を失った。
少なくとも1年、長くて10年は意識を失ったままだと医者から話を聞かされた時は気が気でなかったと両親は語っていた。
…昏睡の理由は未だ分かっていない。
あの日見た黒い蝶…それが何か関係してたのかな?
「…入学、遅れちゃったなぁ。」
ウマ娘は肉体の衰えが非常に緩やかだ。
それ故に短期間のリハビリでも十分に筋力は回復する。
…ようやく、スタートラインに立てる。
みんなは先にスタートしてた…けど。
「たとえ周回遅れでも…追いついてみせる。」 - 157エレクトリック25/08/16(土) 09:46:09
あれ?今日は誰も来てない。入れ違いにでもなったのかな?
こんな日もそりゃあるか。
…クラフト先輩。こうして2人だけでいるのも久しぶりですね。私はトレセンに来てから先輩に憧れていました。先輩の走りを見て走って、偶然声をかけられて。
最初は私もティアラ路線に行こうかなって漠然と思ってました。トレセンに来た理由もクラブの先生に勧められたからだし、人に流される事が多いんですよね。
でも、今は違います。
クラフト先輩にはちょっと悪いけど、私にも明確な憧れが出来ました。
クラフト先輩の幼なじみのラトレイア先輩です。
あの人がいてくれたお陰で、私は自分でクラシック三冠に挑むって目標を立てることが出来ました。クラフト先輩がラトレイア先輩に託したものを、今度は私がラトレイア先輩から貰う番です。
今度の朝日杯FS、見ていてくださいね。絶対に勝って来ます。
そして…クラシック三冠も全部かっさらってきます。
だから、それまでに起きてくださいね。先輩がシーザリオ先輩と語った夢が、ラトレイア先輩から私に受け継がれていきますから。
あ、もうこんな時間だ。門限は守らないと。
クラフト先輩、また来ます。今度のお土産で、絶対びっくりさせますからね! - 158クラフトの影武者25/08/16(土) 12:32:12
またしても概念語りになるんですが…
影武者ちゃんは“ある出来事”を境に一人称が変わるってのを思いついたんですね - 159エレクトリック25/08/16(土) 12:53:43
概念語りは多ければ多いほどいいですからね
- 160クラフトの影武者25/08/16(土) 13:50:18
あとコレは没にした案なんですが…
クラフトが影武者ちゃんの身体を乗っ取るって展開を思いついたんですよね
まぁクラフト本来のキャラと余りにも乖離してたので…って感じです - 161エレクトリック25/08/16(土) 14:20:16
むしろクラフト先輩なら体あげそうですね
- 162クラフトの影武者25/08/16(土) 14:59:15
あー…あり得そう…()
- 163クラフトの影武者25/08/16(土) 17:25:53
それはある日の出来事だった。
個人的な用事を済ませ、寮に帰った時のこと…
自室のドアを開け、寮に入る。
「ただいま〜…!?」
…シーザリオが泣いていた。
「どどっ、どうしたの!?」
「グスッ…ラトレイア…帰ってたんだね…おかえり…」
「そんな事よりどうして泣いて…どこか痛むの?」
「うぅん…ちょっと…クラフトの事を思い出しちゃって…」
…そう言うシーザリオはタブレットを持っており、その画面に目をやると…シーザリオとクラフトさんのやりとりが画面に映っていた。 - 164二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 17:30:42
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- 165クラフトの影武者25/08/16(土) 18:02:05
「その画面…クラフトさんの…」
「……うぅっ…」
…思えば、最初から気づかれていたのかもしれない。
私はメッセージアプリを使ってシーザリオとやりとりをしていなかったから……きっと、私を影武者と知りつつも察していてくれていたのだろう。 - 166クラフトの影武者25/08/16(土) 19:44:06
再び概念?語りを
エレクトリックは三冠までは無敗かもしれないけど、その後に急に落ち込んで…っていう展開もあるかも知れない - 167エレクトリック25/08/16(土) 20:16:24
戦績面では結構悩んでるんですよねー
三冠とらせるのか、惜しいところで無理だったにするのか、そもそも朝日杯すら無理なのか、全部取って王者にするのか。
競馬場でアルバイトしてるから競走馬はそうそう勝てないって分かってるんで余計悩むんですよねー - 168クラフトの影武者25/08/16(土) 20:25:17
- 169エレクトリック25/08/16(土) 20:36:54
じゃあクラフト先輩とかパンドラ先輩と似たりよったりな戦績にしてみますか。
朝日杯FSでは勝ったけど、その後の皐月賞は惨敗。ダービーと菊花賞では惜しいところまで行ったけど掲示板止まり。
シニア期は春天は見送って、大阪杯は調子が出てきたから掲示板入り、完全覚醒した後に宝塚記念と秋天、JCを取るとか?
…普通にバカ強いですねこれ! - 170クラフトの影武者25/08/16(土) 20:57:00
それで行きましょう…あとは影武者ちゃんをどうするかですね…()
- 171エレクトリック25/08/16(土) 21:37:19
ラトレイア先輩→現在シニア期
私→現在ジュニア期
結構離れてますからね。対決するとしてもシニア宝塚とか、菊花賞諦めてエリ女に行くとかしないと先輩が引退してしまいます - 172クラフトの影武者25/08/16(土) 21:43:00
- 173エレクトリック25/08/16(土) 21:49:18
私のシニア期宝塚記念がいちばんまるそうですね
- 174クラフトの影武者25/08/16(土) 21:51:48
- 175エレクトリック25/08/16(土) 21:57:57
ですね。そうしましょうか
- 176クラフトの影武者25/08/16(土) 22:12:54
…”ボク”なら、影武者になる事を選んだだろうか。
ジリジリと痛む頭を抑えながらトレーナー室に入る。
あの日…クラフトさんを助けようとした日からずっと頭が痛いままだ。
チームのみんなには隠したままだけど…バレるのも時間の問題だろう。
きっと、私は魅入られてしまったんだ。
あの黒い蝶に…
今でもあの光景がフラッシュバックする。
蝶の大群が私を取り囲む光景が脳裏に強く刻まれ、消えない傷となって私を苦しめる。
「っ…」 - 177エレクトリック25/08/16(土) 22:59:20
「ただいま帰りましたー。トレーナーさんから言われたもの、いろいろ買ってきましたよー」
あれ?トレーナーさん居ないや。いるのは…ラトレイア先輩だけかな? - 178クラフトの影武者25/08/16(土) 23:33:45
- 179エレクトリック25/08/16(土) 23:39:22
「先輩?…寝不足ですか?ちゃんと寝ないとダメですよ?」
クラフト先輩が起きても、ラトレイア先輩が寝不足で倒れていたら目も当てられないですからね。
とりあえず隣に座ってと。
この前してもらったし、膝枕でもしてあげようかな? - 180クラフトの影武者25/08/17(日) 00:05:41
- 181クラフトの影武者25/08/17(日) 00:08:24
今の声はなんだ?
私の脳内に直接響いてくる…!
“ボクの声が聞こえてるんだね?”
「誰だ…?」
“ボクは君…そう、君さ。あの日から幽閉されたままのね。” - 182エレクトリック25/08/17(日) 00:10:10
「ほんとうですか?寝不足じゃないにしても、かなり具合悪そうですよ?」
なんか…悪い夢から覚めたばっかりのあれみたいな - 183クラフトの影武者25/08/17(日) 00:40:40
- 184エレクトリック25/08/17(日) 00:46:40
「むぅ…ラトレイア先輩、多少具合が悪くなるっていうのはありますけども、隠すのはダメですよ?」
無理して倒れてからじゃ遅いですからね。 - 185クラフトの影武者25/08/17(日) 00:56:51
- 186エレクトリック25/08/17(日) 01:03:50
「…!は…初めてしましたけど…なんだか不思議な気持ちですね……」
ラトレイア先輩が私の膝に……疲れてるのか、具合が悪いのかわかんないですけど、ゆっくりしてくださいね。
頭も撫でちゃえ。耳には触らないようにと…… - 187クラフトの影武者25/08/17(日) 01:05:42
- 188エレクトリック25/08/17(日) 01:10:36
「……?どうしたんですか?」
ラトレイア先輩が横になってましたから、私が頭撫でていただけなんですけど……もしかして撫でられるの嫌だったのかな…… - 189クラフトの影武者25/08/17(日) 01:28:59
- 190エレクトリック25/08/17(日) 01:36:43
「なら良かったです。あ、寝るならいつでも大丈夫ですよ?…いつもお疲れ様です、ラトレイア先輩」
足が痺れてきたら起こさないように抜け出しますし、ゆっくり寝てください。 - 191クラフトの影武者25/08/17(日) 01:40:46
- 192エレクトリック25/08/17(日) 06:51:36
(スレ立はお願いしますね!)
- 193クラフトの影武者25/08/17(日) 11:01:22
保守です…
- 194クラフトの影武者25/08/17(日) 13:01:16