- 1二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:45:12
トリニティ付近に捨てられて衰弱していた赤ん坊を拾ってしまったセリナ
周辺状況のきな臭さから救護騎士団で世話をすることを決める団長
以降救護騎士団の出動時、背中に赤ん坊がおんぶされている姿が目撃されるように
---------------------
という概念をSSにするスレ。44スレ目。
おかしいな、最初は10スレくらいで終わると思ってたのに……
短縮URLの期限が迫るくらいには長く続いているらしい。
本編(ちゃんと1連の話)は5スレ目で終わっている
既に番外編(他校生徒とのスピンオフや、本編の幕間のお話)
なお番外編でスズラン達の過ごした日数を数えてみると1年に収まらない。
見たい概念や概要を書いてくれたら俺がSSにしていく
もはや物語の整合とかキャラの成長とか気にせず書きたいものを書くと化している。
お前らが考えて、俺が書く。そういうスレ。
実は最近ネタが尽きかけて思い付きだけで書いている。
書きたい人、書ける人は供給してくれると俺が喜ぶ。
ガイドラインなどは今のところない、お好きに書いていい。
設定資料は過去スレとかまとめスレとかに落ちていると思う。
スレが続く限り、俺が妖怪SS生成AIになるために
可能な限り毎日、救護騎士団とトリニティの子守りのお話や
子供と接するブルアカキャラのお話を書いていく。
(お話の途中で落ちたらまとめ読みの所に行くと、その終わりまで読めると思う。)
最近なぜかC&Cの子守り(別世界線)の話も始まった
本当になぜだ。こっちはごくまれに更新される。 - 2二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:46:14
前スレ
【SSスレ】ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記 Part43|あにまん掲示板トリニティ付近に捨てられて衰弱していた赤ん坊を拾ってしまったセリナ周辺状況のきな臭さから救護騎士団で世話をすることを決める団長以降救護騎士団の出動時、背中に赤ん坊がおんぶされている姿が目撃されるように…bbs.animanch.com今までのスレをまとめてくれてる所
なんとスレを跨ぐ続きものもここからまとめて飛べる。
ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記過去スレまとめ | Writening初代 https://bbs.animanch.com/board/3194432/ 2 https://bbs.animanch.com/board/3248666/ 3 https://bbs.animanch.com/board/3298055/ 4 https://bbs.animanch.com/board/3347275/ 5 https://bbs.animanch.…writening.netまとめつくってくれた人のレスと、まとめスレの編集の仕方
https://bbs.animanch.com/board/3626523/?res=18
まとめるつもりだけど遅々として進まないまとめ読みできるところ
やらなきゃとは思うけど、遅々として進まない。
ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記(本編/子育て日記) - ハーメルンあにまんに投稿したSS ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記 トリニティ付近に捨てられて衰弱していた赤ん坊を拾ってしまったセリナ 周辺状況のきな臭さから救護騎士団で…syosetu.org【このスレでしか出てこない固有名詞について】
スズラン:>>1のセリナが拾って来て救護騎士団で育てることになった子供の名前。
盾ちゃん:5スレ目のおつかいの時に出てきたスズランから盾を貰った子。固有名詞は決めてない。
シズク :13スレ目からの続きもの「家族」に出て来た子の名前。
人形ちゃん:11スレ目、夏祭り編で貰った呪いのお人形。固有名詞があった。そういえばあった。
亜麻羽根部(作中):10スレ目、シスターフッドの記録で出て来た秘密倶楽部。スズランファンクラブ。
亜麻羽根部(現実):謎の連携を見せるスレ民たち。なぜか無言で連携するのすごくてこわい。
アザミ :別件C&C編の赤ちゃんの名前。名前を直後に原作キャラに名前が被った。やらかした。
【どんなお話なの?】
救護騎士団が子育てをしたり、トリニティ生がそれに巻き込まれたり
キヴォトスの色々な所に行ってキヴォトスの生徒と親交を深めたりする話。
特に山も谷もオチもない。ひたすらにぬるま湯のような世界。
【長いのにもう追いつけるわけねえだろ】
1スレ~5スレ目が本編。ここまででトリニティの関係性は分かると思う。
あとは各自好きなキャラが出そうなとこを読めばたいだい分かる。
前後や世界に繋がりはあるけど、繋がってるからどうということはない。
- 3二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:47:14
前回までのあらすじ
ついにスレ概要が30行に収まらなくなった。困った。
と、思ったらまとめサイトにまとめてくれた。ありがたい。
1~5スレ目:子育て奮闘記(日記形式)本編
出来る限りちゃんと続き物意識してるのはここまで。
6スレ目以降:ぜんぶ番外編(まとめをご参照)
救護騎士団の【思い出】
→短編やスレ冒頭のスレ落ち対策のお話
よく失敗して中編くらいになることもある。
救護騎士団の【アルバム】
→中編~長編。他校の子達とのお話はだいたいこれ。
特に物語上のつながりや時系列はない
(季節でスズランの成長具合が変わるくらい。)
前スレ:ラビット小隊2回目完結までと、
ちょっと幕間と、山海経2回目開始。
山海経編はこのスレに続く。
今回のスレ落ち対策は「銀鏡イオリ」
スレ落ち対策はトリニティばっかりだったので
たまには学外ということで、推しから消化していくことにした。 - 4二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:48:20
救護騎士団の思い出:羨ましくなんてないんだからな。
銀鏡イオリ
――――――――――――――――――
「ごめん先生。ちょっと遅れた。
出る前にちょっと温泉開発部が問題を起こして……」
「いーおーりー」
「わっ、なんだ!?」
当番でシャーレの先生の執務室に入った瞬間に
私の方へと飛び込んで来た小さな影。
すばしっこいその影を捕まえると
そこにはスズランがニコニコとした笑顔で私に抱きついていた。
「スズランか、びっくりさせるなよ!」
「えへー。」
今日の当番にきっと救護騎士団の人がいるのだろうと
部屋の中を見わたして見たのだが
そこには先生が椅子に座って私に手を振るだけ。
それ以外には人はいなくて、私は疑問に首を傾げる。
「あれ、今日は私とスズランだけなのか?」
"ううん。ちょっと出て貰っててね。"
"対処にあたって貰ってるんだ。"
私を出迎えに近づいてくる先生に私は身構える。 - 5二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:49:20
別にいつも変な事をされるわけではないが
たまに暴走したとしか思えない先生の行動に
いつの間にか先生にいいようにされる事への備えだ。
私に飛びついたスズランを先生が抱き上げる。
近づいてきたことにちょっとびっくりはしたものの
スズランを持ち上げ、抱きなおした先生は
まるで本当の親のように、スズランと顔を見合わせ笑いあう。
「ぱぱー、いおりー」
"イオリの方がよかった?"
なんだかちょっと羨ましいくも感じてしまうその光景。
別に先生に抱っこされることが羨ましいわけではないけど
少しは先生に特別扱いされているつもりの自分より
もっと特別扱いされているのが羨ましくて
つい、先生に冷たい態度を取ってしまう。
「スズラン、ヘンタイがうつるからこっちに来い。」
「わー、いおりー!」
先生からスズランを奪うように抱え上げ
盾にするように抱えるとその大きな翼がだらんと広げられ
盾のように私の前に広がった
「……で、今日の仕事は?私も出動すればいいの?」 - 6二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:50:20
それならスズランを奪い取ったのは失敗だっただろうか。
抱きかかえたスズランを見ると
なんで抱っこされたのか分からないという顔。
それもそうだろう、私が衝動的に抱き上げてしまったのだから。
不思議そうな顔をしながら私の事を振り返るスズランに
私が言葉にしにくい表情を向けていたのが
先生からはどう見えたのか、何か思いついたかのように私に指示をする。
"とりあえず、今日の仕事はスズランのお相手かな。"
「やたー!いおりー、あそぶー!」
「なんだ、それだけでいいのか?
事務仕事とか溜まってるって聞いたけど。」
両手を挙げて喜ぶスズランをくるりと回す。
私の方へと向けてみたその表情はニコニコの笑顔で
上げた腕を伸ばしてはやく遊ぼうと誘ってくる。
"事務処理は昨日、アコが手伝ってくれてね……"
先生の言葉から察するに、アコちゃんに絞られたのだろう。
アコちゃんが手伝っただけあってさっぱりとした先生の机の上は
いつもは山積みの書類も、数枚が重なっているだけ。
先生の顔は昨日の激務に少し疲れているようだ。
そして、保護フィルムに守られて真っ暗な
私達に指示をするために使うタブレットの画面をチラチラと。 - 7二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:51:20
「分かった。じゃあ先生は休んでて
子守りくらい私一人で十分だし。」
"助かるよ。"
ソファーに座った先生はタブレット端末の操作を始める。
私達の戦闘を指揮する時に使っている端末の先では
きっと対処しているという問題に指揮を送っているのだろう。
「よし、じゃあスズラン、何して遊ぶんだ?」
「えー、えとねー?」
どうしよう、何をしようと悩む表情のスズラン。
いろんなところに向く目線。
積み木が散らばったままの自分のプレイスペース
ソファで仕事をしている先生。
私の頭のてっぺんから、腕に巻かれた風紀委員会の腕章。
そしてやたらと好きらしい私の尻尾の先。
何か思いついては決めきれず
悩んで難しい顔をするスズランを私はプレイスペースに連れてゆく。
とりあえず玩具のある所に連れて行けばいいだろう。
そう思っていたのだが
スズランをそこに降ろすと興味は別の所に移った様子。
「なんだ、スズラン。どうしたんだ?」 - 8二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:53:09
「しっぽー、いおりのしっぽー。」
「これはダメ。」
くるんと尻尾をスズランから遠ざけると
「えー」と不満そうな顔をするスズラン。
まったく、先生といいスズランといい
あちらこちらを触りたがるのは
血がつながっていないという言葉を疑いたくもなる。
先生が何かを教え込んでいるんじゃないか。
ちらりと先生の方を見てみるが
タブレットを操作しているだけで
こちらに気付いている様子もない。
「ダメだってば、どうしてもって言うなら
実力で捕まえて見せるんだな。」
「ふむう。」
私に煽られて、ぷくとスズランが頬を膨らませる。
にじりとスズランが私の後ろに回ろうと歩き出す。
飛びつかれないようにとしっかりと監視をしている中
スズランが私の周りをくるりと回る。
いきなりの行動に訳も分からず目で追いかけていると
不意に視界から消えたスズラン。 - 9二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:54:20
このパターンは知っている。
一度視界から消えたスズランが捕まえるのはおそらく私の尻尾。
私はスズランがいるであろう場所から飛び退いての回避。
「そうはいくか!同じ手を何度も……」
思い切り振り切った私の尻尾があった所に
スズランが突然現れてその両手が空を切る。
「毎回掴まれてたらたまらないからな!」
「ちぇー」
ふわりと地面に着地をしたスズランの不満そうな顔。
しかし、どう見たってあきらめた様子ではないその顔は
もう一度飛び掛かって来ることくらい予想ができる。
予想通りにもう一度消えたスズラン。
私は尻尾を反対に振ってのフェイント。
ステップも合わせれば、いくら素早くてもスズランに捕えられはしない。
ステップはふたつ、慣れた左右へのステップの準備。
しかし、一つ目のステップを踏んでみても
来るはずだったスズランは飛び込んでは来ない。
どういう事だ、と周囲を見渡すと
私が取った距離とは正反対。
それどころか遠くになるであろう自分のプレイスペースの中だった。 - 10二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:55:20
「なにっ……!?」
距離を取ったスズランの手には
きっと私が来る前に遊んでいた積み木が一つ。
「てい。」
スズランの手から放たれた一つの積み木。
それは床を伝って私の次の着地点へ滑り込む。
もう次のステップの着地場所は決めていて
足はその着地点に向けて踏み込んでいた。
子供がまさかそこまで読んで動くなんて
予想もしていなかったその行動に
私の反応は一瞬遅れてしまう。
「……このっ!」
着地点をずらそうと思い切り尻尾を床に叩きつけ
無理矢理に体の重心点をずらす。
着地は雑になるけれど、積み木を回避することはできる。
先生の方に傾きかけた体を捻る。
さすがに先生の指揮する部隊を邪魔するわけにはいかないと
そっちにはバランスを崩さないように。
「てい。」
しかし、私の姿勢制御も虚しく私の体は先生の方へと吹き飛んで行く。 - 11二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:56:24
せっかく積み木を外して踏み込んだ足も
上体に突進してきた素早い影に押されて
先生の膝目掛けて私の体がつんのめる
「ちょっ……先生、避けろ!」
そう叫んだところで、先生に避ける素早さがあるわけもなく
せいぜいが操作していたタブレットを避けるくらい。
出来たのは私がちょうどすっぽりと収まるくらいの腕の中。
顔から突っ込んで行きそうだった私の体がふわりと浮かんだ。
「へっ?」
「んしょー。」
ヒナ委員長みたいに翼があればこうなのだろうか。
私の足が地面から離れてふわりと浮かぶ。
そして、飛距離を伸ばした体はまるで操作されてるかのように
計算し尽くされたかのように先生の開けたスペースにぴったりと。
"わっ。大丈夫、イオリ。"
「だ、……大丈夫。」
先生の腕の中、間近で合う目と目。
なんだか気まずいその距離に私が先生の顔から目を逸らすと、
私の腰に抱きついていたスズランがソファから降りる姿があった。 - 12二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:57:24
「ふぃー。」
まるでいい仕事をしたとでも言うかのように
私達を見ながら額の汗を拭うスズラン。
いったいどういう意図なのかは分からないが
先生の腕の中に収まる私を見て
満足そうにうんうん、と頷くスズランに私は大きく声を上げる。
「なにするんだ!」
「えー、いおりしたない?」
「したくないって、何が……」
「だっこ。」
スズランがぴしり、と指を指した私の姿。
どうすればいいのか分からなくて
動く事すらできないままの私。
そんな私が返す言葉に悩んでいると
先に言葉を発したのは先生。
"もしかしてイオリも抱っこされたかった?"
ただすっぽりと先生の胃での中に収まっていただけの私を
改めて先生は抱きかかえるように腕を添える。
いつもよりも近い距離感、というよりも距離。 - 13二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 06:58:24
「ば、ばか!先生のバカ!そんなワケないだろ!」
ジタバタと腕を暴れさせた私に
抱きかかえたまま先生は私から少し顔を背ける。
そんな大人の対応に、
自分のリアクションがもっと恥ずかしい気がして
もっと混乱する頭の中で考えてみるのだが
やっぱりどうすればいいのか分からない。
逃げ出したい心のままに先生の腕の中から
転がるように距離を取ると
何かが私の腰を引っ張って、床目掛けて転んでしまう。
「あ、ごめちゃー。」
"イオリ、大丈夫?"
振り返ると、私の尻尾を握ったスズランと
転んだ拍子に捲れた私のスカート。
それを困ったような、苦笑いのような表情で見ている先生の顔があり。
もうどうしようもなくなった私は思い切り息を吸いこんだ
「もうヤダ!バカ!ヘンタイもうしらない!」 - 14二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 08:07:28
スズランファインプレイ
ゲヘナ勢3人目の語り部はイオリでしたか - 15二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 09:50:29
スズランにカプ厨の片鱗を感じたぞ!育てていけ…!
- 16二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 13:05:23
先生は他の生徒にもある程度の奇行はするけどイオリに対してだけガチモンになるのはなんなのだろうか、その謎を突き止めるべく我々はイオリのスカートの奥地へと向かった
- 17二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 14:00:49
どうしてイオリの脚を舐めたりしないペロ?まさか偽物の先生ペロか?(先生ならイオリの脚を舐めるだろうという風潮)
- 18二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 15:02:58
俺ちょっと尻尾つけてくる!ダダッ
- 19二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 15:37:57
- 20二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 15:40:34
まあ流石にあの行動(足舐め)は子供の前では見せられないよね
- 21二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 15:45:24
- 22二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 16:57:45
嫌われたくなくてスモッグ姿になったハナコを思い出した
- 23二次元好きの匿名さん25/08/12(火) 18:17:56
ここでスズランに足舐め見せて覚えられたらミネ達から本気の救護を先生は食らいかねない