- 1二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:00:18
- 2二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:03:57
私は十王星南。初星学園最強のアイドル「一番星」。
私には、大好きなアイドルがいる。それは、一年生の藤田ことね。
私は私の先輩と一緒に、ことねのプロデュースに協力しているわ。
最初は逃げられてばかりだったけど、先輩の説得もあって、なんとかことねの信頼を得ることが出来たわ。
そんな私はいつからか、先輩を見る目が変わってきている気がするわ。 - 3二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:11:52
「先輩?今日は私を撫でてくれないのかしら?」
「駄目です。あれはライブ成功のご褒美ですから」
「駄目………かしら………?」
「………仕方ないですね。特別ですよ」
「ふふ、ありがとう、先輩」
「星南さんって、以外と可愛いですよね」
「からかわないで頂戴」
私は先輩に、甘やかしてほしい、そう思うようになっていたわ。
もしかして私、先輩の事、好きになっているのかしら。 - 4二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:26:32
私は先輩と二人で出かけることになったわ。いわゆるデートというやつなのかしら。
「先輩!綺麗な宝石ね!将来結婚指輪にしたいわ」
「いや、俺たちに結婚の話はまだ早すぎるのでは?」
「先輩、この服、先輩に合いそうね」(金色に輝く服)
「ふざけているんですか?」
「ふふ、ちょっとした冗談よ」
「先輩、綺麗な景色ね」
「星南さんの方が綺麗ですよ」
「もう、先輩………///」
私、先輩とかなり相性がいい気がするわね。このまま行けば…
パシャリ
このまま行けば、よかったのだけど……… - 5二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:41:21
ある日、私は先輩に、衝撃的な一言を告げられたわ。
「ごめんなさい。星南さん。あなたのプロデューサーを降りなければいけなくなりました」
「え?」
「あなたが見てショックを受けないよう、先にこちらから見せておきます」
『一番星にまさかのスキャンダル!担当Pとデート!』
「これって…あの時の…」
「はい。週刊誌にバレてしまっていたようです…」
「ごめんなさい…私のせいで…」
「いえ、バレるリスクを考えなかったのは俺も悪いです。ですから、俺が責任を取ります」
私たちの、プロデューサーと担当アイドル、先輩と後輩、そして、彼氏と彼女という関係は、突然終わってしまったわ。 - 6二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 16:56:05
ことね「星南先輩も可哀想ですね…ホントに週刊誌、許せねえナー」
星南「あなたはまだ先輩のプロデュースを受けられるんだからいいじゃない」
ことね「星南先輩…」
先輩は、正式にことねのプロデューサーとなったようだわ。
今回の件、学園内からも私を心配する声が沢山あったわ。
声をかけられるたびに、私は大丈夫よ、と誤魔化していたけど、HIFでは、私らしからぬパフォーマンスをしてしまったわ。
だって、メンタルを回復できる訳がないわ。
あのスキャンダル記事が出たのは、HIF本戦の1週間前だったのだから。 - 7二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:09:02
私と先輩は、あのスキャンダル以降も時々会っている。
でも、もう恋心なんてないわ。ことねのプロデュースプランの相談をしているだけよ。
ある日、久々に先輩と出かけることになったわ。
もちろん、お互いにお互いしか気づかないほどの変装をして。
「それにしても、あなたは本当にことねの事が好きよね」
「あなたこそ、藤田さんのこと好きすぎです」
「そうかしら」
デートの時よりも距離を空けて、ことねについての会話をしながら歩いて行く。
今回も、悪夢のような事態が起きてしまうことも知らずに……… - 8二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:22:24
私たちはことねを語っていると楽しい気分になって、周りも気にせずに歩いていたわ。
でも、そんな私たちの近くに、トラックが迫ってきていたわ。
「星南さん!危ないです!」
「先輩?」
私は、先輩に突き飛ばされていた。「何かしら?」そう思って、私が後ろ振り返った時、
先輩が、トラックに轢かれていた。
先輩…咄嗟に私を守ってくれてありがとう…でも…私が周りをちゃんと見ていれば…こんなことにはならなかったのに…
先輩は、私のせいで死んでしまった。 - 9二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:37:59
先輩が死んだ後、私はアイドルを辞めた。
プロデューサーがいなくなったことねのプロデュースに専念したかったから。
今の私には、アイドルとプロデューサーを両立させるメンタルなんてなかったから。
「はあ…これからよろしくお願いしますね…星南先輩…」
「ことね…」
きっとことねも、心が折れてしまっているわ。
担当プロデューサーが死んでしまったのだから、仕方のないことだけど…
きっと、今の私に出来ることは、ことねをトップアイドルにする、それだけよ。
でも、そんな願いすら虚しく、ことねの成績は下がる一方だった。
きっと、私がアイドルを辞めたショックもあるのでしょうね。
本当にごめんなさい…先輩…ことね… - 10二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:48:55
私は、初星学園を辞めた。
精神が半分壊れていた状態で、プロデュースなんて、出来る訳がなかったから。
私は今も毎日、あの日の事を後悔している。
あの時私が車を確認していれば…先輩は死ななかった…ことねも救われていた…
私は好きな人の命を奪い、好きなアイドルのアイドル人生を壊してしまった。
先輩、今でもあなたの事、好きよ
ことね、新しいプロデューサーと、上手くやって頂戴ね。
先輩、今、あなたと同じ所に行くわ。
END - 11二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:52:49
- 12二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 17:55:27
しゅみたんは大体何書くか決まってるから明日やると思います。
闇のギャルの闇の部分を見てみましょう