- 1二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 22:58:24
「お前にそのラーメンは似合わない」
Nの暗い眼差しにアデクの体がピクッと震えた。
「え、N君」
だが、それ以上アデクはなにも言えなかった。アデクの目の前で、Nの手がラーメンの丼に伸びていた。
Tシャツの下からNの手が滑り込み、箸を奪い取った。
ラーメンの湯気が立ち上る中、チャーシューがNの手に握られた。
ワシのラーメンを奪う…それだけはしないでくれ、頼む!
アデクの丼が一気にテーブルの端までずらされる。
アデクは激しく抵抗した。Nの顔に箸を振り上げ、テーブルを叩いた。
だが、突然自分の体から力が抜けていくのをアデクは感じた。
「助けてくれ、アデク」
そう言うNの囁きが、アデクの体から抵抗する力を奪った。
大きく丼がNの方に引き寄せられ、麺をすする音がアデクの心を貫いていく。
アデクは手の中で箸を握りしめた。 - 2二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:34:25
「アデク」
- 3二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:36:07
BBSの閉鎖は先送りになったんだからこっちに来るな