- 1二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:07:24
「ほっほ🖤」
熊吉がアナルから引っ張り出したのは棘のついた1mはある薔薇鞭。
「汚っ」
龍星が汚さで一瞬身を引く、それを見逃すほど熊吉は甘くはなかった。
ドラゴン・ラッシュ。長岡龍星の心臓を狙うべく世界中から刺客が襲いくるも龍星はその全てを返り討ち、痺れを切らしたマフマドベコフは死神医療チーム最強の男を龍星へと放った。
「しまった! うわっ」
薔薇鞭が龍星のズボンの股の間へと入り込んだのを見た熊吉はそのまま鞭を振るう。そして龍星の身体が宙に浮いた時には既にもう片方の手をアナルへ再度入れていた。
「拳銃!? この距離は避けられないっ」
アナルから取り出した拳銃を速射、1度の銃声で2発放ちその弾丸は龍星の肩を貫通。
「がっ」
「流石だな、アナルの熊吉は。アナル抜刀術はあの人にしか使えない」
「オラと言えばアナル! アナルといえばオラだっぺやぁ〜」 - 2二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:07:59
は?
- 3二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:08:30
この体躯で拳銃使ってんじゃねぇよ陋劣野郎
- 4二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:09:13
- 5二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:11:21
アナル抜刀術←これなんだよ
どうせなら刀を出せよゲスヤロー - 6二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:16:10
恐らく追い込まれたら使う奥の手だ
- 7二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:17:30
猿先生なら考えるの面倒になっちゃってやられる時あっさりやられる有働タイプだと考えられる
- 8二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:18:29
武器の使用は禁止というルールは撤回された
- 9二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:19:13
- 10二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:21:29
- 11二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:21:41
棘付きバラ鞭を入れても肛門が壊れない強き者…
- 12二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:22:36
アナルの熊吉だからね
- 13二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:22:51
そのルールは後に撤回されたと言うておろうがっ
- 14二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:22:57
- 15二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:23:19
撤回された後に来たんじゃないスか?
- 16二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:24:07
怒らないでくださいね
大腸菌タップリな武器で攻撃したら心臓にも悪影響有るんじゃないですか? - 17二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:25:50
待てよ 龍星はまだ肩にダメージを負っただけだぜ ここからが龍星の見せ場や アナル抜刀術を駆使する強敵とどう戦うのか?
- 18二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:31:51
地面に落ちた龍星がギリギリで受け身を取りながら立ち上がる、しかしその動きを熊吉は見ていた。
「ほっほ🖤 肩を撃ち抜いたのに思ったよりダメージが少ないように見える、スリッピング・アウェイってやつかい」
龍星の起き上がりに合わせて片手で再度銃弾を放つ。
「ここ!」
しかし龍星が死に物狂いでそれを回避、更にもう一発撃たれそうなところを拳銃の斜線を見て回避しにかかる。
「それじゃ甘いっぺ」
銃弾は、龍星の肺を貫通した。
「えっ・・・・・・?」
熊吉はもう片方の手に再度握った薔薇鞭を振るい銃弾の軌道を変えた、意識外の攻撃にスリッピング・アウェイも間に合わない龍星は呼吸もままならないまま地面へと倒れ込み意識を手放した。
「流石は熊吉さんだ。俺たちの中で唯一医療免許を持っているだけあって人体の動きに詳しい」
「ほっほ🖤 大体野良の格闘家と雇われのプロじゃレベルが違うっぺやぁ〜」
拳銃のリロードをしながら部下の軽口に答えながらも熊吉の目は龍星を観察していた。そう、まだ龍星には切り札があった。
ガルシアの心臓が目覚める。
- 19二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:34:19
えっ続くんですか
- 20二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:35:49
- 21二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:39:33
- 22二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:41:32
- 23二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:55:21
不思議と呼吸が出来る。龍星が目覚めた時に最初に思ったことはそれだった。
ガルシアの心臓の力、今回は破けた肺胞の部分にのみ氣膜を張ることで呼吸をしやすくしていた。
「ほっほ・・・」
1度の銃声で3つの弾丸、更にそれらをビリヤードのように薔薇鞭で弾く、それらの弾丸は近くの壁や電柱によって跳弾し予測不能な軌道を生み出す。アナルに薔薇鞭を普段から入れていても切れ痔の一つも起こさない繊細な動きが出来る熊吉ならではの技法である。
そしてそれらの跳弾を龍星は、軽々と回避する。
「なんやとっ」
既に龍星は懐を侵略していた。
「破心掌」
熊吉の腹部へ衝撃が走り抜け熊吉が口から血を吐く。
「熊吉さん!」
後ろから駆け寄る医療チームを熊吉が後ろに向けた片手で制する。
「だあっぺ!」
熊吉がその体躯からは想像もできないような速さの蹴りを放つ、懐にまで入っていた龍星はそれを避けることができない。
ズザザザと後ろへ引く龍星、そして熊吉は既にアナルから武器を出していた。
ドン! という音と同時に炸裂したのは煙玉。一瞬にして視界が塞がる、そして熊吉は残っていた3発の銃弾を更に発射、煙の中に姿が消えるギリギリまで龍星の動きを観察していた。
(ホッホ、恐らくあの吹っ飛び方的に動ける範囲はこの辺りだっぺ)
龍星が銃弾を避けるところは見ていた、人間離れした反射神経と戦闘勘だと言わざるを得ないが避けるとわかっているならば避ける方向を制限すればいい。
熊吉は既に龍星の動きを予測していた、そして煙の中を一気に突っ切り龍星の腕を摑む。
「フンッ!」
「掛かりましたね」
龍星は逆に熊吉の腕を摑み返していた。
「僕はね、夜目が効くんですよ」
「しまったっぺ!」
そのまま柔道の要領で熊吉を地面へと投げ倒した。
煙玉が晴れた時そこには投げ倒された顔面を踏み付けにされた熊吉とそれを見下ろす龍星がいた。
- 24二次元好きの匿名さん25/08/13(水) 23:56:29
- 25二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 00:03:44
ステゴロも出来る武器も使える搦手もある医師免許もある部下からの信頼もある
なんじゃあこのスペックだけ並べたら完璧な奴は - 26二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 00:12:55
あ、アナルの熊吉って強いんだな・・・
- 27二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 00:50:26
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- 28二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 00:52:37
「熊吉さん!」
死神医療チームの2人が敵討ちのように龍星へと襲い掛かる、片方は軍用ライト、もう片方はプラスチックの棒を持っていた。
近づいてきた片方の男は軍用ライトのフラッシュを焚き視界を潰そうとする、しかし既に龍星は片方の背後へと回っていた。
「ふんっ」
「がっ」
頭蓋へ踵落とし、一発で意識を刈り取り勢いそのままに飛びもう片方の頭蓋を狙う。
「はっ!」
踵落としを防ぐべく棒を横に構える、しかし龍星の蹴りがそのまま棒を砕く。
「なにっ」
棒が砕け足が地面につくよりも早く龍星はもう片方の髪の毛を摑み勢いそのままに投げ倒すことで意識を奪う、そして最後に背後から迫り来る薔薇鞭を首の皮一枚で躱わしてみせた。
「やっぱりあれくらいじゃ倒れませんよね」
「フンッ! フンッ!」
熊吉の薔薇鞭が変幻自在の軌道を描く。いつの間にか薔薇鞭は2本へと増えていた。だがその程度では心臓を覚醒させた龍星の洞察力や戦闘勘に影響は出ない。
「その動きは読め・・・て?」
しかし、龍星の視界が揺らぐ。
「ほっほ🖤 心臓の動きは長くは持たないようだっぺぇ」
2本の鞭が龍星へと打擲される。
「があっ!!」
ビシン!バシン!という空間がしなる音が龍星の体に無数の裂傷刻み込む、そして棘には返しがついていた。その皮膚が破け少しずつ露出する皮膚と肉の割合が逆転していく。その中には骨が見えているものもあった。しかしそれでも尚その技量で以って心臓への傷はなかった。
暫くして鞭を下ろした熊吉はアナルの中へ手を入れる。
「ほっほ🖤 心臓さえ無事なら生死は問わないと言われてるんでな・・・」
アナルから取り出したのはなんと鞘にも収まっていない剝き身の日本刀。
「安心するっぺ、首が刎ねられても適切にすれば心臓を抜き取るまでの時間は稼げるっぺやぁ」
龍星に抵抗する力はもう残っていない。そしてその斬撃は、無慈悲にも龍星の首元へと振り下ろされた。
- 29二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 00:55:45
俺はお変クな題材で真面目なものを作り上げようとする奴を無条件で尊敬する
単純に俺の好みだからな - 30二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 00:58:20
- 31二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:07:07
消え行く意識を龍星は無理にでも奮い立たせ出血多量のまま立ち上がった。
そうするだけのものを見たからだ。
「王さん!」
「ギリギリ間に合ったね・・・龍星くん・・・」
左腕を差し出し熊吉の日本刀を受け止めた王剣雲の姿があった。
「誰やお前はぁ〜!」
「横拳!」
右手を使い脇腹へと突き刺す、殆ど不意打ちだったのもあり流石の熊吉も反応ができない。
(このまま繋げる、龍星くんを死なせはしない)
「鑽拳! 炮拳! 崩拳!」
そのまま連撃が繋がる、そこには確かな手応えがあった。日本刀を落とし後ろへ下がる熊吉に対して王は追撃の手を緩めない。
「劈ち「舐めるなっぺ!」
熊吉の蹴りが炸裂、本来ならば避けられるが片腕を実質的に失った今の王では防御に割く力が残っていなかった。
「ぐあっ」
そのまま龍星の方へと転がっていった。
- 32二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:09:11
誰?色々気を遣ってる人?
- 33二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:26:18
「大丈夫ですか、龍星くん」
「王さんこそ」
王剣雲が龍星の肺へと掌を当てる。
「王さん、何を?」
「内功を練り上げて私の気を送ります、ただし発勁は爆発させずに体内に留める。さながら回復呼吸と言ったところでしょうか」
「ありがとうございます・・・王さん来てます!」
「哼ッ」
襲い掛かってくる熊吉目掛けて蹴りを放つ。
「遅いっぺ!」
王剣雲の括面脚を避ける、しかし避けた先には既に龍星がいた。
「劈拳!」
王剣雲の形意拳、見よう見まねではあるが龍星は真似してみせた。
「龍星くん・・・」
「さっきは当たらなかったですからね、これで全部です」
そのまま龍星がステップを踏み高速で更に前へと出る。
「踉良 崩拳」
アナルの熊吉の腹部が破心掌を喰らった時よりも沈む。
「哈ッ」
それを見た王剣雲もまた龍星に合わせるように追撃、遂にアナルの熊吉が膝をつく。
「龍星くん、このまま決めますよ」
「はい!」
2人が横に並び立ち熊吉を見据える。
「ま、まだだっぺぇ・・・」
王剣雲は自身への爆発呼吸を済ませていた。
「身如弩弓!」
「拳は箭の如し!」
2人の拳が熊吉の身体へとめり込み遂にその意識を奪った。
アナルの熊吉はそのまま倒れ決着がついた。
- 34二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:32:32
な…なんやこの鬼龍にゃ激闘スレを彷彿とさせる文豪は…
- 35二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:35:08
「僕たちも結構まずくないですか?」
「あぁ、回復呼吸にも限界はあるからね・・・」
2人は近くにあった奪命車から救急箱を探し出し急いで止血、なんとか命を繋ぎ病院へと向かった。
そして死神医療チームは全滅、ドラゴン・ラッシュは停止。
「そ、そんなこと・・・させないっぺぇ」
ボロ雑巾のようになったアナルの熊吉は路地裏を歩いていた。
熊吉の目は死んでおらずリベンジを望んでいた。
勿論アナルの中にある武器の貯蔵は充分だ。
「へぇ、あなたが死神医療チーム最強の男なんですね」
背後から声が聞こえた。
「な、なんだっぺ
言葉は最後まで続かなかった、振り返った瞬間恐るべき拳が熊吉の顔面を破壊し一撃で意識を刈り取った。
「熊吉さんの異名は"アナルの熊吉"ですよね」
その男は只管に強かった。
「でもね、世の中にはアナルに頼らずに"鉄をも破壊する拳"を持つ者がいるんです」
その男はドラゴン・ラッシュにはさして興味はなかった。
「いつしか"拳獣"と呼ばれるようになった、それがボクです」
だがその男もまた、長岡龍星を狙っている者であった。
【完】
- 36二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:37:28
- 37二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:38:12
に鼻骨粉砕されて一発で負けた奴っスね
- 38二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:39:40
- 39二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:41:23
本編にも攻撃散らばらせることで動ける範囲制限してくるやついたよね
誰だっけ - 40二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:42:06
よかったのぉ、この世界だとシウパはぶちのめされてなさそうやで
- 41二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:47:35
- 42二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:49:27
えっ違うんですか
- 43二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 01:55:05