- 1二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 09:29:24
- 2二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 09:36:15
オリキャラ
天野シズク(1〇才)
黒服によってキヴォトスに来た少年。黒服からの数度の実験で神秘を宿し容姿はほぼ女の子のように。おまけに猫耳と尻尾まで生えた。
性格はおとなしめで先生に依存気味。先生が生徒と接している時はバレないように隠れてしまう。
身長:153cm 体重:不明
胸:ほんのちょっと お腹:ふつう 下半身:むちむち
知性42 事務37 戦闘51 耐久11 神秘20 先生LOVE度100
武器:DRM(マークスマンライフル)、特殊警棒
所属:連邦捜査部S.C.H.A.L.E - 3二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 09:40:44
前回のあらすじ
外の世界に居たときの持病を実験で得た回復力で抑えていたシズク。
本人は気にしていない様子だがそれを知った先生とそのストーカーと一緒に病院へ行ってみることに。 - 4二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 09:42:44
気付かれないか飽きられてたかでこのスレこのまま落ちるんでしょうか…
- 5二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 09:44:11
10まで埋めてから落とすか決めましょうかね
- 6二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 09:46:24
前スレにリンク貼れなかったし気付かれないかなぁ…
- 7二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:01:00
うめうめ
- 8二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:07:40
今後書きたい物でもメモしましょうかね…
- 9二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:09:49
スレ画反応集から引っ張ってきてるのかw
かわいいな - 10二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:17:41
門主様に訪問
山海経でごはん
ミサキと再会
VSアコちゃん
ヒナちゃんを甘やかす
正実と仲良くなる
先生とごっこ遊び
保護者面ゲマトリア - 11二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:18:41
- 12二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 10:57:14
続き、書きましょうかね
- 13二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 11:15:30
翌日、今シャーレには珍しい組み合わせの2人が並んでいる。
「トリニティ総合学園救護騎士団所属、鷲見セリナです。はじめまして」
「ミレニアムサイエンススクール、ヴェリタスの音瀬コタマです。よろしくお願いします」
「では軽い自己紹介も終わりましたし本題に入りますね。」
向き直ったセリナが話を始めた。
「シズクさん、診断書を私にも見せてもらえませんか?」
「あ、はい」
((なんか平然と話してるけどこの人達僕と先生の会話聞いてたってことだよね…?))
「ふむ…やはり…」
"どうだった?"
「珍しい症例と書いてありますがキヴォトスではよく見られる物ですね。早期発見出来れば完治も可能です。」
「ですがここまで放置されてるとは…しかも遺伝するなんて聞いたことがありませんでした。そもそもここでは早期治療が必須なので起こり得ないことですが…」
"シズクはまだ治せるの…?"
「検査をしてみないとなんとも…」 - 14二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 13:03:15
「では、ミレニアムの病院に行きましょう。設備も豊富ですしきっとわかりますよ」
「そうとなればさっそく行きましょう!」
"ちょっと待ってくれない?"
勇んで向かおうとする2人を1回静止する。
まだ本人の意思も確認していないしなによりまだ朝なのだ。
"まだ朝だからさ、もうちょっと待って昼前くらいに行かない?シズクまだ眠そうだし。"
"それに2人共学校あるでしょ?行かなくていいの?"
「それは…」
「忘れてました…」
"後は私に任せて学校行きな?"
2人はとぼとぼとシャーレを後にするのだった。 - 15二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 13:12:24
見てくれてる人居たらよかったらレスください
やる気出ます - 16二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 13:13:43
前スレ見てた人に見つかりますように…
- 17二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 14:07:13
前スレ落ちててびっくりしたぜい
- 18二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 14:27:35
建て乙。
保守し損ねて申し訳ない - 19二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 18:40:50
- 20二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 19:10:15
なにこれ?
- 21二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 21:18:54
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:02:48
それを すてるなんて とんでもない!
- 23二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:14:12
保守
- 24二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 01:39:59
飽きてはないんです……リアルタイムで追い続けれる時間がないんです………貯まるのを待って一気に読んでるんです………だから辞めないで…………………
- 25二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 09:16:36
いつも楽しみにしてるよー
- 26二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 11:33:29
とってもとってもやる気出た嬉しい
- 27二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 14:41:46
何の憂いもなくイチャイチャするのがみたいわ!
その子のハッピーエンドを見せてちょうだい!! - 28二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:56:05
面白いからいつも楽しみにしてる
- 29二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 07:16:40
朝保守
- 30二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 14:38:52
保守
- 31二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 20:02:21
それからしばらく経って、今僕と先生は病院に居ます。
着いてからすでにだいぶ経ってるんだけどぜ〜んぜん呼ばれない。病院の初診はこれだから嫌です。
こんなにも待ってるのは初診だからというだけでなく、複数の精密検査をするからです。
やれ血液やら尿やらMRIやら内視鏡やら散々です。
そして今は検査結果と診察待ちです。普通なら日を跨ぐところを先生の頼みだからと今日中になってくれるんだとか。
ありがたいんだか厚かましいんだか…
実を言うと病院はあんまり好きじゃありません。
僕にとっては不自由の象徴ですからね。
はやくシャーレに戻って先生と仲良くお仕事したいです… - 32二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 22:50:16
オラっ!しっかりと検査を受けて、健康上一切合切何も問題が無いことをしっかり確認して後顧の憂いを絶ってから思いっきり先生とイチャコラして、生徒のみんなと楽しく遊んで青春を思いっきり謳歌するんだよ!おう、あくしろよ!早く健康になるんだよ!
- 33二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 01:03:10
保守〜
- 34二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 09:08:40
保守の時間
- 35二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 16:17:22
保守
- 36二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 17:53:54
今、私はシズクと診察室の前に座って待っている。
昼前に来て、多種多様な検査してから遅めのお昼食べて、それからもう数時間経ってる。もはや夕方…
「天野さ〜ん、天野シズクさ〜ん。」
やっと呼ばれた…
ずっと座っていたのでゆっくりと椅子を立ち上がってシズクと診察室の前に立ちドアを叩く。
「どうぞ」
「"失礼します"」
"それで…どうでしたか…?"
「仰られていた通り、やはり___でした。」
「ただ、病状が不安定で…」
「おそらく今はステージ1を下回るほどでしょうが場合によってはステージ4といいますか…」
"…?"
"治せるんですか…?"
「通常、ステージ1〜2の間に投薬治療を行うのですがこんなケースは始めてでして…」
「うちでは手の施しようがないと言わざるを得ません…」
「非常に申し訳ございません…」
"…シズク、"
「ありがとうございました。」
"え、"
シズクは私が言葉を発するより前に診察室を出て行ってしまった。
「あの…まだお伝えすることが…」
"私が全部聞きます。"
その後、終始若干低姿勢な医者の話を聞いたところ、検査をする度に微妙に結果が異なっておりどう手をつけていいのかわからないが、まだ薬で治る可能性があるとのこと。
それを聞いた私は検査結果全てをもらえるようにお願いしたあと、診察室を後にした。 - 37二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 18:08:38
ど、どうなってしまうんだ!?
- 38二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 18:52:19
診察室を出るとすぐそばのベンチにシズクが座っていた。
"シズク?"
「思ったより早かったですね。」
シズクはぼーっと私を見上げている。
「こういう場合医者の話はとことん長いもんだと思ってましたよ」
"そうなんだ。"
私はシズクの隣に腰掛ける。
"ごめんねシズク、これからいっぱい書類もらうからまだ帰るまでにはかかりそうだ。"
「そうですか」
"それから今度山海経に行こう。"
「え?」
"シズクはまだ薬で治せるらしいんだ。それで山海経には凄い薬を作れる子が居るからさ。"
「はぁ…」
"それにシズクに会いたいって子も居るし、あそこは美味しい中華料理の店もあるからね。"
「先生なんだか早口ですね」
"ああ、ごめんごめん"
"とにかく、先生と山海経観光しよう?"
「えへへ、はい!」
少しだけ元気になったシズクと書類を待って、それから手をつないでシャーレまで帰った。
そして夕飯のあとシズクが仮眠室で寝静まってから、黒服にモモトークを飛ばした。 - 39二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 22:07:11
『こんばんは先生』
『私が起きてたので良いですがこんな夜中に連絡されると驚きますよ?』
私は軽口は無視して今までの経緯を説明する。
『すいません、なんとお答えしたらいいか。』
『というかそういう事はもっと早く知りたかったですよ。』
『皮疹のことも始めて知りました。人の裸を見る趣味はありませんからね。』
『私から言えることはもう彼から神秘が消えることはないだろうということだけです。』
『それでは何か進展ありましたら連絡いただけると幸いです。次は是非、直接会えればと。』
いつも通り長文のメッセージを受け取った。
シズクを見てみると、今日はぐっすりと安らかに眠っている。
遠出した時や運動や怪我をした時、やっぱり様子が変わるのは体力を消耗した時だけみたいだ。 - 40二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 22:12:51
次の日は、シズクにおやすみをあげた。
さすがに連日連れ回すのは可哀想だからね。
私はといえば今日も仕事をこなしつつ、サヤやキサキに連絡を入れる。
2人とも明日からすでに予定が空いてるとのことなので、さっそく予定を取り付けた。
サヤの薬で良くなるといいな… - 41二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 23:14:13
ふむ、シズクに神秘が定着したってことでいいのかな?
しかし、症状が不安定ってのは心配だな。 - 42二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 07:21:50
保守
- 43二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 14:31:19
保守
- 44二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 15:05:25
すみませぬ
風邪をこじらせてしまいまして頭が回りません
次書けるまでしばらくお待ちくだちい - 45二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 15:07:10
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- 46二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 15:39:20
了解です。
保守は任せて、ゆっくり休んでください。 - 47二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 20:34:49
無理せずゆっくり休んでください
- 48二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:53:44
寝て起きたら調子戻ったのでゆっくり書きますね
- 49二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 23:31:58
楽しみにしてます。
でも、無理はなさらずに - 50二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 23:46:05
- 51二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 23:56:17
このレスは削除されています
- 52二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 23:58:54
このレスは削除されています
- 53二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 07:30:49
保守
- 54二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 13:27:46
今日は休暇をいただきました。まぁ昨日も明日も実質休暇なわけですが。
たまの休みは寝て過ごすのが社会人というか先生の常なわけですが僕はちょっと違います。
こういう時は当てもなく外を歩くのが楽しいんです。
いつも見る景色、始めての景色。ただ歩いてるだけで楽しいものです。
「なんか先生にお土産でも考えとこうかなぁ」
とりあえず、D.U.の外を目指して歩いていく。
この方向なら…トリニティかな?
列車に乗ったほうがいいかも。
大まかな目的地が決まったのでとりあえず駅に向かうことにした。 - 55二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 16:22:39
このレスは削除されています
- 56二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 16:40:49
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- 57二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 16:43:47
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- 58二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 16:50:37
なんか違う…今のなし!
スランプかもです…
ちゃんと続き書くの時間かかるかもです - 59二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 17:26:15
好きなように書いてもらえれば大丈夫ですよー
ゆっくり待ってるんで - 60二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 20:05:14
ゆっくり待ってます〜
- 61二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 20:53:53
『トリニティ自治区〜。』
妙に間の抜けたアナウンスと共に列車を降りる。
たまにシャーレに来る双子ちゃんの声って先生が言ってたっけ。
駅を出て、辺りを見回す。
今日は予定もないし、どっちに行こうかなぁ。
とりあえず学園がある方に行ってみよう。
おいしい紅茶をお持ち帰りで買って、飲みながら歩いているとおっきな建物が見えてきました。
たしか大聖堂だったっけ?
「いや、さすがに私服で学園入るのはなぁ…」
ということで回れ右、別の場所に行こう。
無神論ってわけじゃないけど無宗教だし。
さっきとは違う小道を歩いていると、何やら見たことある人影を発見した。
「こんにちは、お姉さん」
「あら…あなたたしか…」
前に会ったパーカーとマスクのお姉さん。
まだ夏だからちょっと心配だなぁ。
「シャーレに居たA…ちゃん?」
「覚えててくれたんですね、えへへ。」 - 62二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 21:20:03
「どうしてここに…?」
「散歩です。お姉さんは?」
「私もまぁ似たようなもの…」
「隣座っても?」
「うん。」
お姉さんの隣にしゃがむ僕。
正直、パーカーの中がクールビズしてるお姉さんを正面から見るのはいろいろと…
「1つ、いい?」
「なんですか?」
「お姉さんって呼び方、よしてほしい」
「ああ、すいません。じゃあお名前聞いていいですか?」
お姉さんはしばらく考え込んだあと、名前を教えてくれた。
「戒野ミサキ、アリウス分校2年。好きに呼んで。」
アリウス分校…たしか資料に…先生と仲良さそうだし…そうか、だいたいわかった。
というか歳下だったのか…ならお姉さんは確かに変かも。
「僕は天野シズク。Aは天のAです。」
「よろしく、シズクちゃん。」
「よろしく、ミサキさん。」 - 63二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 00:58:14
保守
- 64二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 09:23:02
意外な組み合わせだ
- 65二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 14:13:24
「ところで、場所変えません?」
「いや、べつにこのままで…」
「そっかぁ」
「…なんでそんなに構うの?」
「うーん…暇なので。」
「なにそれ」
「なんなんでしょうね」
「ふふっ」
不意に笑ったミサキさんの顔は吹き出したというよりは笑顔が漏れ出たようで…
「…?」
かわいくて気付くと頭を撫でてしまっていた。
「なに…?」
「あ、ごめんつい…」
そっと手をどけると今度はほんの少しだけシュンとしてしまった。
どうしようかわいくてどうにかなりそうです。
「べつに嫌とは言ってない」
「そっかそっか。」
再び頭に手を置いてゆっくり髪を撫でる。 - 66二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 18:01:29
しばらく頭に手をやっていると、ミサキさんの声が聞こえた。
「私のこと何も聞かないんだね」
「わざわざ聞くことってあります?」
「アリウスとか……なんで長袖なのかとか」
「じゃあ聞いていいですか?」
「……なに」
「暑くなってきました喫茶店行きませんか?奢りますよ。」
「いや…ここでいいってさっきも」
「この近くにはちみつたっぷりのくまさんパンケーキを出すお店があるんですよ。僕そこ行ってみたくて。」
「1人で行けばいいじゃん。」
「まぁ断わられたら1人で行きますけど…」
すっと写真を差し出して見る。
黙って立ち上がるミサキさん…いやミサキちゃん。
「じゃあ行きましょうかミサキちゃん」
荷物を担いだミサキちゃんの反対の袖を持って、2人で喫茶店まで歩いて向かうのでした。 - 67二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 22:45:04
シズクちゃんって割とたらしか?
- 68二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 07:30:18
自分と似た部分を感じてるのかもな
- 69二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 10:41:31
それから喫茶店に着いて、向かい合わせで座ってお茶しました。
ミサキちゃんはくまさんパンケーキ、僕はフルーツが持ってあるパンケーキを頼みました。
「くまじゃないんだね」
「くだもの食べたくなったので。」
しばらくくまさんに手をつけられずにいたミサキちゃんが食べ始めた頃には僕は3/1くらい食べちゃってました。
「すっごく甘い…」
「ここ紅茶おかわり出来るらしいよ」
「そうなんだ」
「それよりはちみつたれてるよ?」
「…!?拭く物どこ…!」
「そこ。」
そんな感じでとっても楽しい休憩でした。
おみあげに喫茶店で売ってたいっぱい入ったクッキーを持たせて、連絡先を聞いてお店の外でバイバイしました。
お財布が死んだのは別のお話です。 - 70二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 11:11:34
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- 71二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 20:15:54
人脈づくりはプライスレスだから・・・
- 72二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 22:15:35
「ただいま戻りました...」
「さ、さあ先生!さっさと私への罰ゲームをしてください!」
シャーレに戻ると今日の当番らしき生徒が妙な物を持って先生に迫っていた。
"い…いやでもこれ…"
「さあ早くこのしっぽを!」
「なぁにしてんですか人の職場で」
そばまで近寄って声をかけるとアコさんはぎょっとした顔で振り返る。
「あ、天野シズク!」
「邪魔しないでください。今から先生に...」
「そっちこそなにお邪魔してくれてんですか余韻台無しですよまったく」
"シズク…私仮眠室行ってもいいかな?"
「お疲れ様です先生」
避難する先生を見送るとアコさんが恨めしそうにこっちを見て来る。
なんだろう…とりあえずこの人にさん付けはもったいない気がした。
「なんですかその顔。」
「そんなにそれぶち込んでほしいんだったら僕がやってあげますから向こう向いてくださいよ。」
「な!?((なんて冷たい目線...これは...先生とはまた違う良さが...))」
「いつまでこっちにその無駄にデカい乳向けてるんですかさっさと回れ右、してくださいよ。」
黙って回れ右し、勝手に四つん這いになる行政官。
「誰がそこまで言ったんですかまったく...乳もデカけりゃケツまで無駄にデカいんですね猥褻犬が」
僕は喫茶店の余韻をぶち壊しにされた恨みをこめてしっぽ擬きを突き立てる。
「キャウン!」
「ふ、服越しなんて聞いてない...!」
その場で痙攣してる彼女の荷物を持って、もう片方の手でカウベルを掴むと執務室の外へと引き連れていく。
ってかなんでカウベル付いてんですかこの人は。
「え、え?」
若干困惑する牛さんをよそに僕はそのまま執務室のドアを閉めた。
なんだか一気に虚しくなってきた。1時間前に戻りたい... - 73二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 22:16:47
このレスは削除されています
- 74二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 22:37:35
えぇ…(困惑)
- 75二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 04:30:31
シズクも結構Sっ気あるなww
- 76二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 10:04:47
このレスは削除されています
- 77二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 17:25:15
このレスは削除されています
- 78二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 18:20:20
そんなこんなで次の日、僕は先生と山海経に来ました。
すごいですねここの建物。きれい…千と千尋みたい。
それで僕達は錬丹術研究部というところに用があるみたいです。
「やぁ先生、ぼく様の力が必要って子はその子かい?」
部室に入るとおっきなお耳の女の子が居ました。
「じゃあさっそく持ってきた書類見せてほしいのだ」
女の子は先生が病院でもらった書類を受け取ると僕と交互に見ながらぶつぶつ言い始めた。
"この子はサヤっていってすごい効能の薬を作れるんだ。きっとシズクもよくなるよ"
「へぇ…」
おみみおっきい…触ってみたい…
「シズクちゃん、触診させてくれるか?」
気付いたらサヤちゃんが目の前に居た。
「しょ…触診?」
「ああ!薬を作るには君の状態が知りたいからな」
「その…なんというか…恥ずかしいというか…」
「大丈夫なのだ!減るもんじゃないし!」
「いや…僕の何かが減るというか…」
「いいからやるぞ!」
無理矢理上半身脱がされて、触診が開始した。
「ふぇ…んにゃ…」
"・・・。"
「あの…いちいち変な声出されるとぼく様がやらしいことしてるみたいになるのだが」
「すいません…くすぐったくて…」
それから程なくして触診が終わりました。
「ふむ、この分だとわりとすぐに薬を作れそうなのだ!」
「ここまで末期化した中毒症状を治したらまた不老不死に近づける気がするのだ…!」
"ありがとうサヤ!"
「ありがとうございます」
「ぼく様にまかせておくのだ!」
今日の用件は思ったよりもあっさり終わってしまった。おみみ触れなかった… - 79二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 18:55:19
保守
- 80二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 00:02:53
保守
- 81二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 08:53:59
おおエ駄4、エ駄4
- 82二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 15:16:57
「先生、今日の用事ってこれで終わりですか?」
"ん?いや、これからある生徒に会いに行くよ"
「なにしに?」
"うーん...強いて言うならシズクを会わせにかな。"
「え?」
それから先生は会いに行く生徒さんについて話してくれました。
名前は龍華キサキ。とっても責任のある立場の子で、少し体が弱いらしい。
"その子がね、前に会った時によかったら次はシズクも連れてきてって言うから今日が丁度いいなって。"
「へぇ〜。」
そうこう言ってるうちになんだかおっきな建物の前まで来た。
「先生、ようこそいらっしゃいました。門主様がお待ちですよ。」
なんかグラサンかけた生徒さん達が案内してくれて気付くと奥の部屋まで進んでいた。
「やぁ先生、元気にしてたかの?それにもう一人…」
辺りをキョロキョロ見回していると、なんだか艶っぽい声が聞こえてきた。 - 83二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 22:12:06
「お主らが来ると知って、首を長くして待っておったぞ。」
見るとお団子のちっちゃいお姉さんがおっきい椅子に座ってました。
ちっちゃくてかわいいのに組んだ脚やまとった空気がどこかセクシーなキサキさん。
なんだかドキドキしちゃいます…
"こんにちはキサキ"
"紹介するね、この子はシズク。私の部下として働いてくれてるんだ。"
「なんだ、部下であったか。」
「この前の様子を見るに恋人か何かかと思ったぞ?」
"え…?"
「なんてな、冗談じゃ。」
そう言うとキサキさんはこっちまで歩いてくる。
「シズクと言ったか、もっと顔を見せておくれ?」
キサキさんの手が頬に触れる。
「ふぇ…わぁ…」
「どうしたんだ?そんなに肩をこわばらせて。」
「そう緊張せずに、一緒に一服でもしようぞ。茶菓子もあるでな。」
そう言うと僕の手を取って部屋の奥に歩き始めました… - 84二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 01:30:21
保守
- 85二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 09:58:55
お茶会だ
- 86二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 15:31:09
何話すんだろ?
- 87二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 21:21:44
「ふふ、愛いのぉ...食べる様子が小動物の様じゃ。」
「あの...さっきからなんでジッと見て来るんですか?」
「ん?いやついの。嫌だったか?」
「いや...ではないんですけど恥ずかしいというか...」
「そう照れるでない、余計に愛でてしまうぞ?」
"キサキはなんでそんなにシズクがお気に入りなの?"
「大した理由はないぞ?ただ可愛らしいと、そう思っただけのことじゃ。」
「それに外堀を埋める、ということになるかもしれんしの。(ボソッ」
そうこう言ってる間にキサキさんは僕の後ろに周って頭を撫でていた。
手さばきがすごくてウトウトしてきちゃう...でも
「僕を手なずけても外堀は埋まらないと思いますよ?」
「ふむ。そうなのか?だが手なずけるなどとそんな風には思っておらぬよ。」
「童はただ先生の気にかけているのがどのような者かと思えばこんなにも愛い者だった故な。」
なんで僕こんな気に入られちゃったんだろう? - 88二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 22:23:08
プルルルル...
そうこうしてると先生の携帯に着信が来た。
"ちょっとごめん"
電話に出るために先生は席を外した。
「いつもながら引く手数多じゃの。」
「ですねぇ...」
くぅぅ...
「あ、お腹空きました...」
「たしかにもうすぐ昼時じゃのぉ...」
のんびりした時間が流れていく...
"ごめんごめん、急に席外して"
「気にせんでもよいのだぞ。」
「大丈夫です慣れてますから。」
"ありがとね。"
"ところでシズク、サヤにとりあえず病院と同等の薬を渡したいって言われたんだけどどうする?"
「先生それより僕お腹空きました。」
「薬?どこか病んでおるのか?」
「ああ、古い持病がありまして。」
「では薬を受け取りに行かねばな。」
"そうだね。" - 89二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 22:24:53
「別にすぐじゃなくてもよくないですか?」
なんでみんなそこまでやってくれるのか、正直なところわからない。
僕は今すこぶる健康なのになんで完治にこだわるんだろう?
そんな思いを乗せて言葉を発すると後ろから声がする。
「いいや、それはすぐに行くべきじゃ。」
振り返るとキサキさんは少しだけ真剣な顔をしていた。
「治らぬならせんなき事、そう思うかもしれん。」
「だがお主のために手を尽くしてくれるのじゃ、その行為はきちんと受け取るべきだぞ。」
その目はまっすぐこちらを見つめていた。
僕には少し耳の痛い言葉だったけどキサキさんの言葉をまっすぐ受け止めることにした。
「じゃあ薬受け取ったらご飯食べに行っていいですか?」
"もちろん!おいしいお店に連れていくよ。"
「のぉ先生?童も食事はまだなのじゃが...」
"それじゃあキサキも一緒に食べに行こう?"
「それでは支度をせねばな。」
ということで、3人でお出かけすべく部屋の外でキサキさんを待つことになった。 - 90二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 22:28:34
キサキとしてはそういう反応はするだろうなぁ
- 91二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 04:39:05
保守
- 92二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 12:48:58
キサキから見ると、治せる手段があるのにそれをしようとしないのはあれなんだろうな
- 93二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 19:02:27
保守
- 94二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 23:37:46
ということで、キサキさんと先生とサヤさんのところに寄ってからお昼を食べることに。
でもあそこここから真反対だからけっこう歩かなくちゃなんですよね。
「っていうかキサキさん出歩いてもいいんですか?」
「妾の変装は完璧じゃ。それと聞かれては困る故キキちゃんと呼んでたもれ。」
そういう問題なのかなぁ...?
「妾からもよいか?」
「え?」
「少し不躾な質問になるが...」
「いいですよ。」
「ではシズク、なぜそうも治療を拒もうとする?」
「そうだなぁ...僕の病気、もうだいぶ進んでるみたいで。」
「もし、治療の結果今の元気な身体でいられなくなったらって思うと...」
「その気持ちはわからんでもないな。」
「だが進んでるのに元気とはどういうことなんじゃ?」
「さぁ?いろいろいじり回されて自分でもよくわかってないんです。だからこその不安...なのかな。」
「人に歴史あり...じゃな。あまり詮索するのもちがかろう。」
そう言うとキサキさんは僕と先生の手を両手に取って歩き出した。
その手はちっちゃくて少しだけひんやりしていた。儚くて、ふと消えてしまいそうな手。 - 95二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 23:58:32
保守
- 96二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 09:06:48
保守っす
- 97二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 10:13:10
それから他愛ない雑談をしながら錬丹術研究部のところまで戻ると、サヤさんが一般的な投薬治療用の薬を渡してくれた。
嫌な感じがしたらすぐ飲むのを止めるように。だそうで。
それからもう一つ怪しげな物を渡された。
「これはいわゆる女体化の試薬なんだがここには被験者になる男性が居なくてな?これを先生に盛ってほしいのだ」
とこっそり言われた。何を考えているんだこのネズミさんは。
とりあえず、この試薬のことは保留で。
そうして薬の入った袋を携えて外に出るとキサキさんが壁にもたれて腕を組んで待っていた。ベジータかな?
しかしなんでこんな堂々と待ってるキサキさんに誰も触れないんだろう?マジであれでバレてないの?
「おぉ、用向きは済んだのか?」
「では昼食を取るとしようぞ、妾がとびきりいい店にあないしよう。」
なんだかウキウキなキサキさんにまた手を取られて先生と3人で歩き出した。
歩くペースはのんびりなので食べるのはお昼過ぎになりそう。 - 98二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 14:04:58
もう今日は山海経を何回か往復してて足が棒になりそうなんですが、先にバテたと言ったキサキさんが先生に
「先生、かがんでくれんか?おんぶじゃ、おんぶ。」
とか言って今先生の背中でにこにこしてます。
僕としては先生の足が一番心配なんですけど先生も笑顔なのでまぁたぶん大丈夫でしょう。
「先生、そろそろ下しておくれ。」
いい匂いが漂ってきたころ、キサキさんが先生を止めた。
ここは玄武商会という人たちのところらしい。
「さぁ、行くぞ二人とも。」
"ここはすっごくおいしいよシズク"
先生が開けてくれた扉をくぐって店内に入るとおいしそうな匂いと明るい店内が目に入る。
「いらっしゃい!あら先生!それにキサキと...」
辺りをキョロキョロ見ていると、お耳のおっきなお姉さんが挨拶してくれました。
「どうぞ、こっちの席座って。今は空いてるんだ、ゆっくり決めてね。」
お姉さんはテキパキと席に案内するとお冷を出してくれました。
とってもきれいな人だなぁ。 - 99二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 21:45:51
保守
- 100二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 00:45:56
保守
- 101二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:07:49
久し振りに見に来れたー!続いてくれてて嬉しい。飽きるまで続けてください。
- 102二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 09:09:32
保守
- 103二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 11:58:01
このレスは削除されています
- 104二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 12:00:03
おはようございます。
シズクちゃんの記憶が戻ってからもステータス変わってないなって思い出したのでいっちょ振りませう
知性42 事務37
知性+ dice1d40=2 (2)
事務+ dice1d40=33 (33)
- 105二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 12:10:12
天野シズク
所属:連邦捜査部S.C.H.A.L.E
年齢17〜18歳
身長:153cm 体重:不明
知性44 事務70 戦闘51 耐久11 神秘20
武器:DRM(マークスマンライフル)、特殊警棒
能力:消える - 106二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 18:19:25
見てくれてる人が居るって思うと嬉しいです
- 107二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:03:21
事務はやってきて慣れたんだろうな〜
- 108二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:36:13
保守
- 109二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 15:39:45
保守
- 110二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:10:24
このレスは削除されています
- 111二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:17:11
このレスは削除されています
- 112二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:22:25
ミサキとは違ったタイプだけど、生に対する執着が薄い子だよね。
- 113二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 01:11:31
このレスは削除されています
- 114二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 10:02:56
保守
- 115二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 16:56:01
どんな料理が出てくるのかなぁ…わくわくするなぁ。
"シズクが楽しそうでなんか安心したよ"
「これ、足をぱたぱたするのはあまり行儀がよくないぞ。」
「あ、すいません…」
足ぱたぱたしてたの気付かなかった…恥ずかしい
「ここに来るのは久しぶりじゃ。先生とは始めてかの?」
"たしかに、誰かと来たことってないかも?"
そんなふうにしばらく話していると、さっきのお姉さんが料理をいっぱい持って来ました。
とくに頼んではなかった気がするけど。
「久しぶりに先生が来たもんだから張り切っていっぱい作っちゃった、どうぞ召し上がれ」
テーブルに美味しそうな料理がたくさん並ぶ。
こんな光景現実で始めて見たかもしれない…!
「(ほんとは先生が他の子と来たのにモヤモヤしてるうちに注文も聞かずに作っちゃったんだけど…)」
"ありがとう!すごい美味しそう!"
「ずいぶんとまた豪勢じゃな…」
「それで…その…よかったら、一緒に食べていい?」
「ほら、私もお昼まだでさ?お邪魔だったらいいんだけど…」
"いいよ、一緒に食べよう?"
"2人もいいでしょ?"
「妾は歓迎するぞ」
「いっしょに食べましょう?」
お姉さんもエプロンを外して椅子に腰掛ける。
こんなに賑やかな食事ってあんまり経験なくてなんだかドキドキしちゃいますね。 - 116二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 00:24:24
保守
- 117二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 08:45:11
いちいち仕草がかわいいなおい
- 118二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 11:05:27
4人でいただきますして、食べ始めました。
どれもこれも美味しくてずっと止まらずに食べちゃいそうです…
「よく食べるの。」
「どれも美味しくて…(はむはむ」
「そう言ってもらえると嬉しいな。」
"ルミはあんまり箸が進んでないね。どうしたの?"
「え?ああ、ずっと調理場に居たからかな?なんかお腹空いた感じしなくて…」
"そうなの?まぁ食べたいタイミング食べたらいいよ"
「ねぇ先生?」
"なに?"
「この子って…」
"この子はシズク、私の部下だよ。"
"今日はこの子の付き添いで来たんだ。"
「へぇ…そうなんだ。じゃあキサキは?」
「妾は、2人に会ったついでに共に昼食をとろうかと思っての。」
「ふぅん…」
「どの料理もとってもとっても美味しいですね!えへへ。」
僕がそう言うとお姉さんは微笑んでくれました。
僕も料理作れたらなぁ…憧れるなぁ… - 119二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:30:00
保守
- 120二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 02:02:34
保守