勝負服も着て欲しいって…そっちは無理だよ

1二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 22:20:34

ヒシアマゾン(34)「制服ならギリギリ隠せてたけど、いっつも見てるし、アンタなら分かるだろ？」

そう言って彼女は制服の裾をたくし上げた。そこにあるのは現役時代と変わらない筋肉の均整が美しい褐色の腹……という訳にはいかず、肉割れやたるみ、贅肉などがつき現役時代のそれとは全く別物になっていた。
無理もないだろう。妻──ヒシアマゾンと連れ添ったこの十数年の夫婦生活で彼女は多くの子を孕み、時には双子や三つ子を宿しながらもその全員を健康にこの世に誕生させてきた。その歴戦の勇姿たる母親の姿が腹回りに現れている。無論、少し顔に肉がついたり胸や尻がだいぶ大きくなったりはしているのだが、全体的なバランスは一般的な女性そのものだ。それ故にこう目立つ箇所でとなると彼女も恥ずかしいのだろう。

ヒシアマゾン(n児の母)「それにそろそろアラフォーが見えてきたオバさんじゃアンタも興奮できないだろ？」

なんて事だ、私の我儘で私の妻を悲しませてしまった。
私は思いつく限りの褒め言葉を喋り、なんとか妻の機嫌を回復させようとあたふたする。そんな私の姿が滑稽に映ったのだろう、妻はクスリと口を綻ばせるといつものように豪快に笑った。

ヒシアマゾン(B・H3ケタ)「アンタがそこまで頼み込んできたんだ、こんな熱い気持ちをタイマンで伝えられちゃヒシアマ姐さんも黙ってらんないね」

そう言うと制服を脱ぎ捨て、黒レースの上下下着姿になると衣装棚か勝負服を探し始めた。こちらに背を向け、あっちでもないこっちでもないと右往左往する妻の豊かな尻が右へ左へと揺れる度、私の目も振り子のように左右に振れる。
その後、若干の赤面顔で勝負服を着てくれた妻の姿はとても美しく、その日は次の昼過ぎまで眠れなかった。

数ヶ月後、今度は大きくなったお腹で子供たちに勝負服姿を披露することになるのだが、それはまた別のお話