- 1二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:00:24
- 2二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:01:26
- 3二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:04:14
ここまでのチャンドラポメロと愉快なDKPI仲間たち
各キャラざっくり概要
チャンドラポメロ ↓
高身長、DKPI、完全両メカクレ、黒髪長髪、恥ずかしがり屋、赤面癖、お洒落リップ
ダブルマシュマロ ↓
低身長、DKPI、やや両メカクレ、栗毛ツーサイドアップ、お喋り、Hな話苦手、ボクっ娘
カベルネソラリス ↓
眼鏡、DKPI、やや両メカクレ、芦毛ポニーテール、表裏の無い生真面目、超甘党、オレっ娘、青色アンダーリム眼鏡、または青色サングラス風眼鏡
ミスディレクション ↓
高身長、DKPI、筋肉、片目ややメカクレ、鹿毛ショート、見た目優等生の中身今時ギャル、赤色アンダーリム眼鏡
レッドへリング ↓
高身長、DKPI、筋肉、そこそこ両メカクレ、鹿毛ライオンヘアー、誤解を生む表情(特に笑顔)持ちの大人しめの娘、黒色アンダーリム眼鏡
ネーロディセッピア ↓
高身長、DKPI、片目完全メカクレ、姫カット黒長髪、ハート目、恋愛オールラウンダー
プティートモナ ↓
低身長、DKPI、片目メカクレ、飛び級小等部、鹿毛太い流星癖っ毛ロング一つ結び、豹変癖あり
ハニーハニーハニー ↓
金髪、 DKPI、片目メカクレ、お嬢様(下着メーカー令嬢)、ストレートロング、ヘーゼル色の猫目 - 4二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:05:25
- 5二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:09:40
- 6二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:10:40
- 7二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:11:50
- 8二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:13:20
各キャラの基本プロンプト
チャンドラポメロ プロンプト
solo,long hair,black hair,(black-horse tail),no ears,(blush:1.5),lips,(bangs over eyes:1.3),long bangs,black bangs,
BREAK,masterpiece, high quality, huge breasts,(horse ears),(kemono ears),
ダブルマシュマロ プロンプト
(umamusume, horse girl, long horse ears, horse tail:1.2),
1girl, solo, break,
16 years old, (light brown hair, dark orange hair, multicolored hair, medium hair, twintails:1.5), (hair over eyes:1.6), red eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes, slit pupils, sharp teeth,
(oppai loli, short height:1.2), (huge breast:1.3), breasts apart, wide hips, curvy, - 9二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:14:26
ミスディレクション プロンプト
(umamusume, horse girl, horse ears, horse tail:1.2),
1girl, solo, break,
(dark brown hair, light brown hair, multicolored hair, short hair:1.5), straight hair, (hair over eyes:1.3), dark-green eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes, (tall female, big woman, enormous, towering), muscular female, large breasts, (leg muscles, wide hips:1.1),
(multicolored big hair bow, red semi-rimless eyewear:1.5),
レッドヘリング プロンプト
(umamusume, horse girl, long horse ears, horse tail:1.2),
1girl, solo, break,
(dark brown hair, black hair, multicolored hair:1.5), short hair, straight hair, (long big hair, hair over eyes:1.5), dark-green eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes, (tall female, big woman, enormous, towering), muscular female, huge breasts, (wide hips:1.1), long legs,
(hair bow, black-framed eyewear:1.5),
evil grin, parted lips, crooked teeth, - 10二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:15:33
ネーロディセッピア(トレセン制服姿) プロンプト
solo,girl,(long hair),(black hair),hime_cut,(black-horse tail),no ears,violet eyes,(hair over one eye:1.3),(heart shaped pupils),long bangs,black bangs,BREAK,masterpiece,high quality,(huge breasts:1.5),(horse ears),(kemono ears),glamorous,kind smile,,tracen school uniform,
プティートモナ プロンプト(基本部分のみ/状況によっては年齢指定は抜いた方がいいかも)
(umamusume, horse girl, horse ears, horse tail:1.2),
12 years old, child, (dark-brown hair, white streaked hair, inwardly curled hair, flipped hair, low-tied hair, very long hair, hair over one eye, shaded face:1.5), black eyes, round eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes,
break, shortstack, oppai loli, (short height, huge breast:1.2), pointy breasts, (no headwear, ear bow:1.5), - 11二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 10:21:46
スレ立ておつわよ
- 12二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 17:57:55
前スレに貼られてた花火するモナちゃんが、実家(店)の手伝いで花火大会とかには行けず、手伝いが終わってから店の裏で手持ち花火をする図に見えてしまう
- 13二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 18:50:58
- 14二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 19:05:21
モナちゃんがやたら走ってるのは実馬時代にオーナーの金銭事情とかでやたら走らされてたみたいな因縁があるのかな……
しかしこのままだと元馬時空では天才少女の再来というよりもイクノディクタスの再来とか言われてそうだな - 15二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 20:03:03
小柄+割と多く走っていて且つ最終的にはGⅠ獲って、それが代償だったかのように引退するってなると元馬時空だと案外いそうでいないわね
- 16二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 23:37:06
前スレ197より
※
※※
※※※
月日が変わって、桜散り、若葉が芽吹く5月。
レースの開催日程としては毎週末のようにGⅠレースが開催される月でもある。初週に天皇賞・春。二週目にはNHKマイルカップ。三週目にはヴィクトリアマイル。そして、四週目にはオークスが開催される。
そんな5月の初週末の東京レース場、第10レースにリステッドオープンレース、スイートピーステークスが開催される。
次のレースに重賞レース、GⅡ京王杯スプリングカップが控えている事も手伝って、観客は満席に近く、レース開始前のゲート入り時にはいつものようにチャンドラポメロは緊張のままに今日のレース情報を整理していた。
天候は晴れで芝は良発表。第10レース目ではあるものの、前レースまでで芝も荒れておらず、ターフ上における内外の有利不利はないと見て良いと思える。
「12番、レッドヘリング」
「はい」
偶数番のウマ娘たちが先に呼ばれる事となり、係員に呼ばれたレッドヘリングが奇数番のチャンドラポメロに先んじてゲート入りする。
落ち着いた様子であり、適性外であるマイル戦への尻込みや逆に気張ってしまっている様子もない。結局あの後、チャンドラポメロのトレーナーによる視察も、特に新しく得られた情報はなかった。
(……何か作戦があったとしても、そう簡単に、見せないよね)
最終の打ち合わせにて、一番人気のスピードハロー、二番人気のデッカイオスカー、三番人気のレイニーサウンドと並んで、要注意ウマ娘という事で話はまとまったものの、そのレッドヘリングの脚質が追込みなのもあってか、常に意識するのは難しいという話にもなった。
しかしながら、チャンドラポメロと並んでガタイの良さが際立つレッドヘリングを見る観客の評価は期待も含まれており、六番人気。
初のマイル戦への挑戦や、まだ3勝ウマ娘であるにも関わらず、今回のリステッドオープンレースが格上挑戦となる事を差し引いても、この人気は破格と言えた。 - 17二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 23:38:22
「10番、プティートモナ」
「はい」
(モナちゃんも、見た感じはいつも通り……私は、私もいつも通り、走るだけ)
そして次に呼ばれるプティートモナを見て、中1強行軍による消耗は、少なくとも見えている部分ではないとチャンドラポメロは判断した。
プティートモナ自身は前走の重賞レース、GⅡフローラルステークスを二番人気12着の大敗。重賞レースで勝つにはまだ実力が追いついていないという判断に加え、オープンレース以下はこれまで全部掲示板入りをしているとはいえ、中1の強行軍。それは観客からも訝しむ者たちがいた為か、今レースにおけるプティートモナの人気は四番目。
例え勝てなくとも、リステッドオープンレース故に掲示板入りはするであろうという見方も強く、彼女自身が既にオープンウマ娘である事に期待が表れている人気だった。
「9番、チャンドラポメロ」
「はい!」
その後もトラブルなく順番にゲート入りが進み、チャンドラポメロも係員に誘導されて自身のゲートへと入る。
チャンドラポメロ自身は、未だ2勝クラスのウマ娘。また、レッドヘリングと同じく体格に優れてはいるものの、レース経験の低さが足を引っ張ったのか七番人気。
マイル戦が初挑戦となるレッドヘリングとの差は、正に3勝クラスの格上挑戦か、2勝クラスの格上挑戦かの違いだけと言えた。
『そして最後に、一番人気、5番のスピードハローがゲート入りして、全ウマ娘態勢完了』
(いつも通り……憧れに向かって、私の走りをして、レースに、勝つ)
フルゲートで内も外も見られる5枠9番という良い枠番のゲート内で、チャンドラポメロの緊張もいつものように波が引いていく。
実況の声が遠くに聞こえる中、彼女は飛び出す構えの姿勢を取り、目の前のゲートが開くのを集中して待つ。
「ふっ!」
『スタートしました!』
そして、目の前のゲートが開くと同時に勢いよく飛び出し、チャンドラポメロにとって二度目となる格上挑戦のレースが開幕した。
- 18二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 23:40:43
実際のレースを参考にはするものの、今回のレースに限ってはメカクレDKPIモブウマ娘が3人も集結している為、オリジナル展開になってしまうぜ!
つまりは──レースの進みが何か遅かったり、気付けば第4コーナーから直線という道中が丸省きって事にもなりまぁっす!
SS力が試されますが…さてはてぇ!
ほなまたぁ! - 19二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 08:03:26
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 12:04:22
- 21二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 12:58:52
超弩級の体つきすぎる
- 22二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 18:01:52
きっとプライベートビーチで夏満喫+砂浜でのトレ満喫してただろうに、谷間にカップを突っ込まれた挙句に写真を撮られるとか不憫な妹である
- 23二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 18:36:53
メカクレDKPIズの高等部までのOPPAI成長平均は+15cmなのでB120cmが確約された妹である
- 24二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 19:18:24
DKPIズはそれぞれ私服はどんな趣味なのかな
決まってたっけ? - 25二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 19:22:29
- 26二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 22:51:53
『フローラルビッグ、ダッシュ付きません。好ダッシュはエールストライク。エールストライクが行きます』
(よし! 良いスタート……後は)
出遅れなく飛び出したチャンドラポメロはいつも通り中団の外の位置へとレーン移動。その間にも先頭集団は8番エールストライクが他3人を引き連れての快走。早くも第2コーナーから向こう正面へと入っていく。
今回のレースは左回りの1800M。最終直線は500Mにも及ぶ。故に徐々に加速を乗せる彼女にとっては絶好の距離であり、如何に先頭集団が先に行こうとも慌てる必要はない。
(いつも通り……圧を、掛ける!)
「っ!?」
「ひぇっ!」
『おっと18番ホワイトメロと17番ヨザクラサクラが上がっていくぞ。掛かってしまっているかも知れません』
そして、チャンドラポメロの体格を活かした、外側からの圧迫感を覚えさせる走りに、2人のウマ娘が焦り、前へと抜け出していく。
ここまでは彼女のいつもの走り方。外からブロックする事で、外には抜け出させず、圧を掛けられたウマ娘がそれに耐えきれなければ足を速めて前へと行く。
(そして……!)
「くっ!?」
「きゃあっ!?」
「……っ」
「何で、いきなり!?」
少しの距離だけその先行に付き合い、チャンドラポメロは該当する2人の後を追う事で、内と外で三枚の壁が前を行く他のウマ娘たちの圧へと変わる。
先を行く他のウマ娘たちが反応したのを見て、チャンドラポメロは足を緩めて元の差し位置へと下がるも、先を行くウマ娘たちは彼女によって脚を無駄に使わされてしまう形となった。
これで少なくとも先行中団グループは序盤から大きく崩れた。その中でも本日一番人気のスピードハローだけは、動揺をおくびにも出さなかった。
彼女はオープンクラスのウマ娘であり、ジュニア級の時に重賞レース、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ出走経験者。流石に自分の走りを崩さないと、チャンドラポメロは内心感心しながらも、マークする相手をスピードハローに定めた。トレーナーとの事前打ち合わせの通り、間違いなくこのレースで強いのは彼女だと、このやり取りで把握出来たからだ。
また、このマークには別の理由もあり、スピードハローと五番人気のホワイトメロを除いた上位人気ウマ娘が、軒並み追込みか差しの位置にいるからなのもあった。
- 27二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 22:53:38
(レッドヘリングさんはともかく、モナちゃんまで……ちょっと、やり辛い)
後方を見て二人の位置と自分からの距離を把握したいチャンドラポメロだったが、少し顔を横に向けた程度では分からなかった為、それを断念せざるを得なかった。
その時であった。
『おおっと!? 最後方、レッドヘリング。大きく外へと斜行していくぞ!? 何かのトラブルか!?』
「っ!?」
向こう正面からでも分かるほどにレース場からどよめきが上がるのを感じ、且つ遠くから聞こえる実況にも不安な声色が入り混じる。
レッドヘリングに何かしらのアクシデントが発生した、とそれらを感じてチャンドラポメロは思った。
蹄鉄が外れたのか、それとも走っている間に身体トラブルが発生したか。後者であれば、考えられるとしたら前を走るウマ娘が蹴り上げた芝が顔に当たった等も考えられた。
(レッドヘリングさんには悪いけれども……私にとっては寧ろ好奇!)
しかし、それ以上彼女に意識を割く訳にもいかないチャンドラポメロは、レッドヘリングは何らかのトラブルが発生した事のみを頭に入れ、再び前を走るスピードハローへとマークを再開する。
『各ウマ娘、第3コーナーをカーブしていきます。先頭は飛ばしていきます、3番キョウブソウダイ。リードは2バ身です。カスタムスマートが二番手。後は半バ身差、徐々に接近クイーンフリッツ。内を突いてはエールストライク』
(そろそろ、頃合い!)
『4コーナーへ向かいます』
先頭集団が位置と速度を維持する中、マークしているスピードハローが徐々に前へと押し上げていくのを見て、チャンドラポメロもまた加速を開始する。
いつも通りの走り。ここから第4コーナーに掛けて溜めていた脚を加速で慣らしつつ、最終直線でそのまま加速し続ける。
スタートも、道中の展開も、想定の範囲内。後怖いのは、未だに自身の後方で控えているプティートモナと、前を行くスピードハローの脚がどれだけ残っているかぐらいであった。
- 28二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 23:00:51
『600Mを通過。第4コーナーをカーブ。まだ後方にいます、二番人気のデッカイオスカー。第4コーナーカーブから直線に向いた!』
(ここで一気に抜け出すっ!)
以前として先頭を走るキョウブソウダイが直線へと入り、それに続くように先頭集団とスピードハローを見つつ、チャンドラポメロは外から一気に仕掛ける為に前へと抜け出そうとする。
「~っ!?」
そして、その視線の先、スピードハローよりも、キョウブソウダイよりも先を走る"緋色の影"を見てしまい、その目が見開いていくのを感じた。
同時に周囲や自身の走行音が遠ざかり、景色も白へと染まる。
一瞬、されどチャンドラポメロにとっては、その領域に踏み込んでしまった時間はもっと長く感じられる。
目の前を走るのは"緋色の影"だけであり、それに追いつけば、追い越せば、憧れに届くという強い衝動に駆られる。
まるでそれは、かつてのメイクデビュー戦時に感じた、甘い誘惑であった。
(……駄目っ!)
だが、彼女はその誘惑を振り切った。
瞬間、チャンドラポメロの視界は元に戻り、音も次第に耳の中へと入っていく。
「……"Shadow of the Scarlet"!」
しかし、チャンドラポメロはそれだけで終わらせない。
思わず踏み込んでしまった領域が消えないよう、自身のスキルへと落とし込むよう、そのスキル名を口にし、力強く先頭へと走る。
あわよくば、まだ視界に映る"緋色の影"を目指して。
- 29二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 23:03:00
レッドヘリングやプティートモナが追い上げて来ない中、何故か急に発現した領域<ゾーン>
その誘惑を振り切りつつも、名残惜しさからスキルへと落とし込んだチャンドラポメロ
残すところは最終直線の500Mを切った中、このレースの勝負の行方や如何に!?
ほなまた
- 30二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 00:34:00
体格を活かしたレース戦術採ってるのが良いな
- 31二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 08:46:04
みんなできる範囲で全力なんだな
- 32二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 10:05:58
- 33◆8YBpUCUZW625/08/18(月) 10:16:03
は?
- 34二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 15:02:47
マーシュの私服は、性格的にボディラインを隠すようなガーリーなイメージ
モナちゃんはまだ小学生年齢なのと実家の経済事情的に大人びたのは着ていない(正しい意味でのシマムラユーザー)イメージ - 35二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 15:10:12
ミスディレクションとレッドヘリングは機能性意識しつつも、見た目は一般女学生感ありそう
但し、服の値段は0が一つ多いみたいなイメージ
(よく見たらたっけえっ!?!?って感じの) - 36二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 20:46:46
このレスは削除されています
- 37二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 22:44:07
ハニーサンはテンプレお嬢様なので、安直な連想だがブラウスやワンピ系かなー
- 38二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 22:54:10
一般家庭の出で且つ高身長なので、最悪男性用服で済ませるチャンドラポメロ
高身長だけどお嬢様の出なので、ちゃんと令嬢らしい服(発見したラヴに駆け付ける為に動きやすさも重視)なネーロディセッピア - 39二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 00:40:00
(……消え、ない! けど!)
エルフィンステークスの時のように、音は消えなかった。
けれども、スキル自体は正しく機能しているのか、チャンドラポメロの視線の先にはまだ"緋色の影"が映る。
それをスキルが発動したと捉えた彼女は、そこを目指して加速し続ける。
領域でもスキルでも、使えるものは何でも使い、それでいて自分の脚で走る。
そう決めたからこそ、チャンドラポメロは領域を拒んだ。
いつかのメイクデビューと同じ甘い誘惑を感じさせる領域に浸れば、勝利の後に負傷する。
もしかすると、あの時よりも鍛えている今なら、そうはならないかも知れない。けれども、万が一にもその可能性があるのならば、今からまた半年の骨折になろうものなら、秋華賞に間に合わない。
『チャンドラポメロが凄い脚で上がってきた! 残り400M!』
(今の私なら、今の私のままでも、勝てる!)
だからこそ、自らの走りで、自らの脚で。そして、自らの意志で領域をスキルへと落とし込み、勝ちを拾う。
スタートから今の今までの道中が完璧であり、第4コーナーが終わった時点での溜めた脚、残りのスタミナ他を自己分析したからこその選択。
領域を使わずとも、スキルへと落とし込んでしまったとしても、勝てるレース。
ランナーズハイになった脳が生み出した、万能感にも似た高揚感を持って、チャンドラポメロは先団へと突き進む。
無論、その目に映るのは最早マークしていたスピードハローではない。先団の先頭へと躍り出た彼女よりも更に先を走る、"緋色の影"に他ならない。
「ぐっ!? くっ、ははっ、はっ、ははははっ!」
『チャンドラポメロに続いてプティートモナも上がるが、苦しいか! チャンドラポメロ、止まらない! スピードハロー、粘る!』
「ふっ、うぅううぅっ!」
チャンドラポメロの後ろに迫って来ていたプティートモナの気配が遠ざかり、それでも尚諦めないような笑い声だけが彼女の耳の中に残る。
けれども、これでプティートモナには差されない。そんな確信を持って尚、チャンドラポメロは前へと脚を運ぶ。
3番手を抜かし、2番手を抜かし、残り200Mを示す標札を過ぎたところで、一番人気のスピードハローへと追いついた。
- 40二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 00:41:18
「くっ、うっ!」
「はぁあっ!」
チャンドラポメロが迫ってきたのを感じたのか、スピードハローは前傾姿勢を更に強めて突き放そうと加速する。
しかし、それも長くは続かない。最後の足掻きだと感じた彼女は、加速に乗った脚に残ったスタミナを追加し、スピードハローへと並ぶ。
『並んだ! いや、交わした!』
「ぐぅうっ!?」
「……っ!」
だが、並んだのは一瞬であり、加速の乗ったチャンドラポメロは彼女を交わし、逆にスピードハローは交わされた事で足掻きの加速が切れて失速。
ゴール板まではもう目と鼻の先。目の前を走る憧れ、"緋色の影"こそは遠く、並ぶどころか影すら踏めそうもない遥か彼方にいるものの、消えてはいない。
勝った。
そうチャンドラポメロが確信した時だった。
「ポメローッ!」
「っ、トレーナーさ──」
彼女を呼ぶ声が遠くから聞こえ、それがすぐに自身の担当トレーナーの言葉だと気付き、チャンドラポメロは観客席の方へと顔を向ける。
律儀で真面目な彼は、ゴール板の真正面にある関係者観客席の最前列にいるのだろう。
そう思い、声の主を探そうとして。
- 41二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 00:42:21
- 42二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 00:47:42
レッドヘリングとは、「本来の問題から注意をそらすための議論や情報」のことです
そして本来の中距離長距離が適性であり、マイルという距離問題から注意をそらすためにマイルの適性を鍛えた、マイル戦に向けてトレーニングしたという情報を相手に与える
そして、相手の意識が「マイル戦に備えている」と向いたところで!
マイルの大外の更に外を走る事で「無理やり中距離を走る」とミスディレクションさせる!
情報と認識の外から強襲! 一度限りのマイル戦法! これが! ミスディレクション君とレッドヘリング君のトレーナーの秘策という事でほなまたぁ! - 43◆8YBpUCUZW625/08/19(火) 00:49:02
ないた
- 44二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 09:43:11
このレスは削除されています
- 45二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 09:46:12
ターボのオールカマーを思い出させる一度だけの技ってやつか
- 46二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 09:48:55
モナちゃん、もしかして途中でレッドへリングの戦術に気づいて笑った?
- 47二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 10:08:31
- 48二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 18:14:16
このレスは削除されています
- 49二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 20:05:17
このレスは削除されています
- 50二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 23:27:55
- 51二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 23:28:56
このレスは削除されています
- 52二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 00:03:27
- 53二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 00:04:27
「~っ!」
レッドヘリングと並んでゴールした、という認識はチャンドラポメロも抱いた。
問題は、どちらが先着したかという事実のみ。
彼女が視線を前に戻すと"緋色の影"は消えており、視界の端にはクーリングダウンの為にやや先を走るレッドヘリングが見える。
(掲示、板はっ!?)
レッドヘリングに倣う形で、チャンドラポメロもクーリングダウンの為に走る速度をスローペースにしていく。
次にその視線が向けられた先は電光掲示板であり、彼女が目を向けた時には3着までの表示が確認された。
3着5番、一番人気のスピードハロー。4着1番、八番日記のビッグストーム。5着14番、レイニーサウンド。
しかしながら、しばらく眺めていても1着と2着の表示はされないままだった。
「ポメロ!」
「っ、トレーナー、さん!」
『今のレースの1着、2着につきましては、今しばらくお待ち下さい』
そうこうしている内にクーリングダウンが終わり、折り返してゴール板前まで戻ったチャンドラポメロをトレーナーが呼ぶ。
場内アナウンスが流れるのを耳にしながらも、彼女がトレーナーのところへと駆け寄ると、彼はどこか泣きそうな表情を一瞬だけ浮かべると深々と頭を下げた。
「すまない!」
「トレーナー、さん?」
「完全にしてやられた! あの野郎……ぁ、いや、この場合はレッドヘリング君のトレーナーの事なのだけれども、とにかく! あいつがこんな奇策を打ってくるなんて、中長距離が主戦の彼女をマイルに送り出した時点で予想出来たはずなのに!」
「そ、そんな! 顔を、上げて、下さい」
「勝てるレースだったのに! 君の実力なら! そして、今日の走りなら完璧なはずだったのに!」
「……」
- 54二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 00:06:32
一向に顔を上げずに謝罪を重ねるトレーナーの姿に、チャンドラポメロは、察してしまった。
まだ正式に、URA公式から順位は発表されていない。
にも関わらず、こうして今、観客席とターフを隔てる柵越しで、目の前にいる彼がまるで自身の担当が負けてしまったかのように謝罪する。
それが意味するところは一つしかない。
ゴール板の真正面。正にウマ娘たちがゴールする瞬間を、誰よりも早く、誰よりも近く、見られる位置にトレーナーはいた。
着差はほぼなくとも、その瞬間を見た彼は悟ってしまったのだ。
つまりは、そういう事なのだと。
「私、負け、たのです、か……?」
彼女自身でも分かる程に震えた声で独り言ちり、未だに頭を上げないトレーナーからチャンドラポメロが再び掲示板へと目を向ける。
そこには、1着12番、六番人気のレッドヘリングの名と、2着9番、七番人気のチャンドラポメロの名が表示されていた。
差は僅か。たった2センチの「ハナ」差を前に、チャンドラポメロはレッドヘリングに敗北を喫するのであった。
- 55二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 00:10:23
どうしてポメちゃんにこんな試練を、辛い思いをさせるのですか?(電話猫)
自分で書いておきながら、この後の事を考えると自分で辛いと思う辺りサ○コパスか何かか???
と思いながらも、彼女もマーシュもソラリスも。ミスディレクションもレッドヘリングもプティートモナも…
全員が全員、溺れゆく者たち
その足抜けを先にしたのがレッドヘリングだったという、お話なのでほなまた…
(ネーロディセッピア&ハニーハニーハニーは割り切っているので溺れる程ではない) - 56二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 00:16:08
- 57二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 06:54:41
あ゛あ゛あ゛あ゛!
八番人気が八番日記にな゛っ゛でる゛っ゛!
完全にしてやられた!
おのれ、ミスディレクション君とレッドヘリング君のトレーナーめぇ!(八つ当たり) - 58二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 12:56:00
脳内補完してるから、でぇじょぶだ
- 59二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 21:59:57
このレスは削除されています
- 60二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 22:52:00
スッとオープンに到達できるのは本当に一握り…
- 61二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 00:26:58
○
○○
○○○
チャンドラポメロのスイートピーステークス敗北から約一か月後。
東京レース場、第11レース。ティアラ路線へと進んだウマ娘たちが挑む二つ目のティアラ。重賞レース、GⅠオークス。
左回りの2400Mはクラシック級のウマ娘たちにとっては初めての、そしてこれまでのレースの中で最長の距離と言える。
ジュニア級からクラシック級に上がったばかりのウマ娘たちにとって、この距離は過酷であり、故に三冠路線の日本ダービーと並んで「最も運の良いウマ娘が勝つ」と言われる事すらある。
加えて、今年のオークスは本命不在とすら言われていた。
桜花賞ウマ娘、ダイワスカーレットは風邪によって出走中止。自身の適性距離は短距離マイルと判断したアストンマーチャンは出走を回避し、来る重賞レース、GⅠスプリンターズステークスへの挑戦を掲げた。
そして、ダイワスカーレットの好敵手と呼ばれているウオッカは、何故か、本当に何故か日本ダービーへの出走を表明。周囲の動揺やダイワスカーレットから逃げた等という批難もどこ吹く風で、本当に日本ダービーへの出走登録を済ませた。
その為、本レース一番人気は、前走の重賞レース、GⅡフローラルステークスでプティートモナらを降したシューンルナ。
対して、抽選によって出走権を勝ち得たカベルネソラリスは7番人気。ジュニア級で早々にオープンウマ娘となれたはいいものの、その後は低迷。
阪神ジュベナイルフィリーズ、シンザン記念で大敗。その後は一度レース間隔を空けてのすみれステークス選択。チューリップ賞ではなく、ここで勝って桜花賞へ挑もうとするも、1着のプティートモナと2着のレッドヘリングの前に3着敗北。
その後、桜花賞は抽選漏れをしてレースに出る事は叶わず、オークスを目指してフローラルステークスを選択。結果、オークス一番人気となったシューンルナにこそ敗北したものの、オークス優先権を得られる3着入線。
重賞レースとしては阪神ジュベナイルフィリーズ、シンザン記念に続いて三度目の挑戦だったが、過去の大敗に比べるとGⅡの掲示板入りは彼女からすれば大躍進。
それまでの敗北からフロック疑惑こそ掛けられたものの、人気もそこそこにこの本命不在と言われたオークスへと胸を張って挑むのだった。
- 62二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 00:28:13
ちょっと時間的余裕がなかったので今回は短いですが…本命不在のオークスへと格上挑戦のカベルネソラリス
既に4万文字が見えているので巻きにはなりますが、果たしてどうなるか…?
ほなまた - 63二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 09:02:55
皆、でこぼこ道に躓きながらも前に進む姿が心地よい
まぁモブ視点からすれば、そんな自分が躓いた凹凸なんか踏み潰して前進し勝つのがネームドなんですが - 64二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 17:50:38
- 65二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 17:53:17
というか、そろそろキャラ別のレース履歴まとめないと整合性がドゥンドゥン取れなくなる…メカクレDKPIバニーズを空想しながらがんばるんば
- 66二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 22:03:29
- 67二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 23:24:44
- 68二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 01:06:54
- 69二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 07:59:21
筋肉はカチカチなのに服はフワフワ
- 70二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 14:09:22
- 71二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 19:07:01
哀しすぎる…けれども、この物語はネームドの影で艱難辛苦の悪戦苦闘なモブウマ娘が主役ですからな…
- 72二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 20:14:00
(2400Mは初めてだが、あれからオレだってスタミナを重点的に鍛えている……走り切ってみせるさ)
本命不在と揶揄されていたとはいえ、そこはティアラ路線の二つ目のGⅠレース。観客席は満席で、パドック紹介でも一番人気や二番人気の時の歓声は凄かった。
まだ5月後半へと差し掛かったばかりなのに、既に夏のように強い西日の東京レース場は快晴。芝も良馬場の発表であり、選ばれた優シュンたちにとっては絶好の場であった。
パドックも終わり、いよいよレース本番となったところで、カベルネソラリスは改めて一番人気から五番人気までをゲート入り前待機時に目視チェックをする。
(一番の憧れだった桜花賞には出られなかったが、あの人はオークスにも出走して快勝したんだ。絶対に、勝つ!)
「8番、カベルネソラリス」
「はい!」
それから一度だけ目を伏せ、幼い頃に父親に連れられて観に行った、今尚語り継がれる伝説のレースの立役者を想起し、係員の言葉に気合を入れて返事をする。
(テンよし、中よし、終いよし、だ。行くぞ、カベルネソラリス!)
指定のゲート内に入り、大きく深呼吸をしてからカベルネソラリスは前を見据える。
憧れは遠く、遥か彼方。
されど今、自分はその憧れも走ったレースを走る。挑戦する。
遥か彼方と思った憧れは、今、手の届くところまで来ている。後はそれを掴むだけ。
そして、カベルネソラリスはそれを掴み、栄光の扉を開きたいと強く願い、夢を駆ける。
『全ウマ娘態勢完了──』
「……疾ッ」
『──二つ目のティアラを賭けた戦い、オークスが今スタートォ!』
○○○
- 73二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 20:15:23
完璧なスタートを切って、ハナを譲らず、後はスタミナと速度を維持して終いまで駆け抜ける。
その為に、カベルネソラリスは年明けのクラシック級からは、スタート前の集中力と、スタートダッシュ。それからスタミナを重点的に鍛え続けた。
年も明けて早々のシンザン記念こそ10人立て8着と大敗したものの、その後のすみれステークスとフローラルステークスは負けこそしたが悪くない走りだと彼女自身も自負している。
そして、そのフローラルステークス3着の経験から、更にスタミナ重視のトレーニングを効率的に、且つ負荷を掛けて行った。
彼女の努力は、裏切らない。
しかし、ここは栄光と歴史あるGⅠオークス。
カベルネソラリスがそうしたように、他の出走ウマ娘たちもまた、その努力を重ねている。
故のその努力は裏切らずとも、実るとは限らなかった。
「ぐっ、う゛ぅ゛うぅっ」
『8番カベルネソラリス、粘る! だが! しかし! ここで捕まった! 7番シューンルナ! 2番のコルデーグロス! 残りは200を切った!』
「う゛ぁ゛あ゛ぁ゛っ!」
『シューンルナ! シューンルナ先頭だ! コルデーグロス! コルデーグロス! シューンルナ! コルデーグロスだゴールイン!』
最終直線の途中、否、最後までカベルネソラリスのスタミナは持った。
だがしかし、そこからの二の矢とも言える加速は出来ず、速度維持が今の彼女の限界だった。
- 74二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 20:19:19
『コルデーグロスのように見えましたがどうでしょうか!』
最後まで粘り続け、意地の加速をしたものの、終盤まで脚を溜め続けた者たちによる追撃を振り切れずに敗北。
それでも諦める事なく全力を尽くし、己の限界すらも担保にするかのようなその走りは、実らずとも裏切らなかった。
「……」
カベルネソラリス。憧れには届かずとも、重賞レース、GⅠオークスを掲示板入りの5着。
勝ち星こそ少ないものの、これまでの戦績を考えると、順当且つ大きな実績ともいえる結果であった。
だが、彼女にとってはその憧れは遠ざかり、再び遥か彼方に行くような気持ちだった。
「~っ!?」
そして、その結果を得る為の努力と、意地。根性を振り絞った代償は重く彼女に降りかかった。
「ぎぃっ!?」
フォームが乱れて正しく走れなかったからか、それとも強く踏み込んだ為か。
そのいずれにせよ利き足である右脚がゴール後のクーリングダウン中に肉離れを発症。
痛みによってバランスを崩し、その場で転倒。大事には至らなかったが、受け身を失敗し左手の捻挫という不幸も付いて回る。
結局、その後のライブ出演は急遽中止となる即病院へと駆け込む羽目になったのだった。
- 75二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 20:21:19
カベルネソラリス大健闘! 夢破れたとはいえ、今後に期待を抱かせる走りを見せたところでまさかの怪我!
そして、病院から出てきた彼女に更なる現実が襲い掛かる!
という不穏な予告をしたところで本日はほなまたします - 76二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 22:57:07
手に汗握らせてくれる…
- 77二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 01:49:33
念のための保守
- 78二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 08:40:35
最悪の事態もあり得るから怖い
- 79二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 09:03:18
- 80二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 17:52:54
そういえばソラリスのプロンプトのみ公開されていなかった気がする
神秘のDKPI、カベルネソラリス - 81二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 23:47:19
レースだけでなくハードルは他にもあるけど、それにぶつかって乗り越えていくウマ娘の姿が見たいんだ
- 82二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 00:47:01
○○○
不幸中の幸いか、カベルネソラリスの肉離れは手早いRICE処置とウマ娘特有の回復の早さによって事なきを得た。
本来であれば歩行するのに三日は掛かると言われる肉離れも、処置によって痛み自体は引き、当日帰宅の許可が出る。
しかしながら、完全に治った訳ではなく、且つ癖になるのを避ける意味も含めて一か月の療法処置とリハビリでの経過観察とも通達を受けた。
レース直後に病院へ担ぎ込まれた為、当然ながらレース場に私物を置いてきており、当日の夜に彼女は東京レース場へと再び戻って来る。
(……ライブ、終わっちまっただろうな)
ライブがある為にレース場周辺こそ外灯で明るいものの、辺りはすっかりと暗くなり、カベルネソラリスは今の自身の気持ちを表しているようだと自虐するように笑う。
その心内を表すかのように、東京レース場の正面入り口からはライブ帰りであろう人々が思い思いに帰路へと向かう為に出てきていた。
レースの勝ちは拾えず、ライブにこそ出られなかったものの、それでもGⅠレース掲示板入りの実績が付いた彼女にとって、今の姿を人から見られる訳にはいかなかった。
「あっつ!? ~っ、ああ、くそっ」
急いで関係者出入り口まで向かおうとし、右脚に痛みが走って跛行してしまう。
担当した女医からの言葉を思い出しつつ、普段通りに動かない右脚に悪態を付きながらも、カベルネソラリスは人目を忍んで移動する。
「ん?」
なるべく外灯が当たる位置を避け、夜闇に紛れての行動していると、彼女は関係者出入り口より少し手前に複数の人影を見た。
丁度出入口を見張る警備員2名から見えないような位置で、彼らあるいは彼女らは何やら待機しているようであった。
それを見たカベルネソラリスは、不審者ならとっちめようかとも思ったが、思うように動けない今にそれをしても警備員に迷惑が掛かりそうだと諦める。
だが、その警備員に通報するにしても、彼らあるいは彼女らが道に迷っていた場合は勘違いになってしまう。
その為、警備員にも彼らにも気付かれない茂みの近くで声を潜め、カベルネソラリスは聞き耳を立てる事とした。
- 83二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 00:48:43
「おい。本当にここから出てくるんだろうな? 関係者出入り口は複数カ所あるって、俺、前に聞いた事あるんだが」
「大丈夫だって、僕に任せとけ。ここ最近のデータによれば、今日のライブ参加者のウマ娘たちは必ずここから出てくる」
「そのデータ、信用出来ます? 私の推しにちゃんと会えるんでしょうね?」
「なら今からでも他の関係者出入り口まで行くか? 無駄足になるだろうけれどもね」
「何だと?」
「馬鹿。こんなところで喧嘩するな。それに、警備員に気付かれちまう」
夜の闇でそれぞれの顔や服装こそ分からなかったが、複数の人影はどうやら男性3人であり、会話の内容から察するにファンによる出待ち行動のようであった。
当然ながら、URA運営がそれを許すはずもなく、カベルネソラリスはさっさと警備員の前まで行って彼らを通報するかと小さくため息を吐く。
だが、他でもない自分自身が今日のレースを走り、そして本来ならその出入り口から出てくる側のウマ娘である以上、変に反感を買うような事も避けたいとも思った。
とはいえ、彼らに気付かれずに警備員と連絡が取れる手段がない以上、カベルネソラリスは彼らがこれ以上の問題行動を起こすまでは様子見するしかないという結論に至った。
そうしている間にも、男たちの会話は続く。
「ところで改めて確認何だが、お前たち、誰狙い? 俺、シェーンルナ」
「んー。僕はやっぱり、コルデーグロスですよ。お清楚な顔立ちに似合わぬグラマラスボディ。僕のデータでは脅威のバスト100オーバー。ライブでも存分に揺れてましたからね」
「このドスケベデータ眼鏡が。人の乳しか見てねぇのかよ」
「お言葉ですけど、その僕のデータによると、今年のクラシック級ウマ娘たちは豊満な子が多いですよ。貴方の推しのシェーンルナだって、僕のデータによるとバスト95はあると出てます。このドスケベデブ」
「なんだとぉ?」
「喧嘩は止めましょうってさっき言ったばかりじゃないですか。二人とも落ち着いて……因みに私の夢はカベルネソラリスです」
(……へえ)
下卑た会話だと思って辟易していたカベルネソラリスだったが、思わぬところで自分の名前が挙がったのを聞き、思わず口角が上がってしまった。
- 84二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 00:51:47
しれっとこの世界線ではダスカ世代をDKPI世代だという事にしつつ、まさかのファンによる出待ち活動を目撃してしまったカベルネソラリス
そして、思わぬところで自身の名前が出た彼女は何を思うのか?
え? ここからカベルネソラリスを精神的に詰めるんですか!?
ほなまた - 85二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 01:01:40
モブの口調安定しなさ過ぎて芝枯れるわよ
その他色々も、まとめた際に修正しますわー(布団の中で力尽きる) - 86二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 07:03:15
このレスは削除されています
- 87二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 15:10:12
- 88二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 21:12:42
- 89二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 21:43:26
- 90二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 22:48:46
- 91二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:29:54
(私の夢はカベルネソラリス、か……ハハッ)
カベルネソラリスはこれまで、街中を歩いていても自身のファンを名乗る者たちから声を掛けられる事はなかった。
とはいえ、彼女自身がそういったファンとの交流を進んで行うタイプでもなかったのと、そういった交流や顔を覚えられるのは重賞クラスでないと思っていた為に、特段気にしてもいなかった。
しかしながら、ライブでも自分よりも他のウマ娘たちへの歓声が大きいとは薄々感じていた為に、こんなところで自分のファンに会えるとは思わなかった。
その為、彼らが不審な行動をしていると分かっていながらも、「私の夢」とまで言われた事に彼女は照れてしまう。
本人を前にして出た言葉であれば、迎合の可能性もあるが、その当の本人は知らないとはいえ彼らの前にはいない。故に、間違いなくそれは本音であると理解出来た。
「カベルネ、ソラリス……あっ、あー、あのすげー胸がデカい子」
「人の事言えませんけど、貴方、本当に胸しか見てないんですね」
「しょうがねぇだろ。あんだけデカけりゃ嫌でも目に入る」
「まあ、それには同意しますよ。ただ、彼女はレース後の負傷でライブには出ていなかったような?」
「そうです。幸いにもあの後の現場の対応や処置を見る限り、大事には至らなかったでしょう。本人も自力で歩こうとしていましたし」
「なら何で俺たちについてきたんだよ。ライブ会場にいないのなら、ここに来たって会えないじゃないか」
再び人の胸の話に戻った事に内心ため息と、最近また大きくなったように思える胸を両手で持ち上げつつ、会話の内容から出待ちで間違いないと判断。
カベルネソラリスはそろそろ警備員へと伝える潮時かと思い、ここではない別の場所の警備員のところまで行こうかと態勢を整えた。
「彼女の性格的に、戻って来られそうなら戻って来ると思いましたので、その可能性に賭けたのですよ」
「性格ねぇ……確かに、見た感じ気は強そうだし、プライドも高そうだったが」
「でしょう? ジュニア級でオープンクラスに上がってからは格上挑戦ばかりで、身の程を弁えない辺りが好ましくて」
しかし、続く男たちの会話を耳にして、カベルネソラリスは移動しようとしていた足を止める。
自分のファンらしい男の口から、何やら仄暗いものを感じたからだった。
- 92二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:34:15
「あー? お前、さっき『私の夢』とか言っていたじゃねぇか。格上挑戦を身の程を弁えないって……」
「はい。気の強さやプライドの高さから、自身の才能や能力を信じて、勝てない格上レースに挑み続ける。純粋で、恐れを知らない。そんな子が心折れた時、一体どんな顔になるのかが楽しみなんですよ」
「えぇ……お前、趣味悪いな」
「僕のデータによると、確かにすみれステークス以外は全部格上挑戦ですね。とはいえ、今回のオークス5着、前走のフローラルステークス3着と、順当に才能や能力を伸ばしているように思えますが……」
「でも、勝てない。勝ってない」
(っ!?)
歪んだ感情すら感じさせるファンらしい男の言葉に、内心カベルネソラリスはデータを取り出して語る男と同じ気持ちで聞いていた。
だが、それに反論した男の言葉に心の臓を鷲掴みにされたような気持ちになる。
「レースの世界って、残酷ですよね。勝者はただ一人で、それ以外は全員敗者。ブービーだろうが、2着だろうが。ハナ差で負けようが、大差で負けようが。負けは負け。彼女もまた、1着以外は負けと認識し、次こそは、次こそは、と突き進むタイプだと思います」
「まあ、それは、大体の子がそうなんじゃねえの?」
「ええ。で、大抵の子は負けが込めば、自身の才能や能力の限界や行き詰まりに気付いて、出走レースの格を下げたり、場合によっては地方へ行ったりします。そうですよね?」
「え? あ、はい。僕のデータでも、中央から地方に移籍する子が確認されています」
「でも、彼女はそうしない。何故なら、無駄に高いプライドがそれを許さないから。次は勝てる、次こそは勝てる、と自身の才能や能力に疑念を抱きながらも、進むしかない。そして、一度疑念を抱いてしまえば、その才能や能力がレースで十二分に発揮される事はない」
(……)
- 93二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:36:22
男の言葉に、カベルネソラリスは今すぐにでも茂みから立ち上がって反論したかった。けれども、頭の中で男の言葉を否定しきれない自分がいたのもまた確かだった。
彼の言う通り、メイクデビュー……否、選抜レースでウオッカやダイワスカーレット、チャンドラポメロに負けてから今日のオークスまで、次は勝てる、次こそは勝てるという精神で走り抜けてきたからだった。
そして、その精神で走り、カベルネソラリスはクラシック級でまだ一度も勝利を挙げていない。
「その結果、勝てないレースは当然のように勝てず、勝てるレースも取りこぼす。後に残るは……プライドの塊となって意固地になる負けウマ娘か、心が折れて傷心のウマ娘だけです」
「……なあ、こいつ、こんなヤバい奴だったのか?」
「えーっと、まあ、はい。僕のデータによると、趣味はクラシック級の9月の未勝利戦観戦、だそうです」
「うーわ」
「だからもし今、彼女がここに戻って来て会えるのなら、私はその顔を間近で見て確認したいのですよ。この程度で心折れる訳はないでしょうが、念の為というやつです」
本人を前にしての言葉であれば、余程感情的でもない限り、言葉を選ぶだろう。
だからこそ、カベルネソラリスを「私の夢」という言葉も、歪んでいるとすら感じる趣味からのカベルネソラリス評も、彼の噓偽りない言葉だと分かってしまった。
そして、噓偽りのない言葉、評価だからこそ、彼女はその場から動けずにいた。男の言葉が、蛇のように頭の中で絡み付き、離れなかった。
- 94二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:40:03
中等部やぞ…中等部やぞ!!
最初はフロックや運とかのありきたりな言葉で精神責めしようとしたのに、どうしてこんなドス黒い悪好意をカベルネソラリスにぶつけたんですか!?
と言われたらまあ、フロックや運とかのありきたりな言葉では彼女に有効な精神攻撃足り得なかったと思ったからですハイ
そんなこんなで男の言う通り、実際問題クラシック級に上がってからは一度も1着を拾えていないカベルネソラリスはその言葉に一体何を思うのか…ほなまた - 95二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:54:52
えげつない事を考えるなぁ(誉め言葉)
- 96二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 08:55:23
実際、ソラリスがまぐれだなんだ言われても効かなさそうなのは解釈一致だわ
- 97二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 17:10:35
- 98二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 17:41:55
- 99二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 23:09:31
このレスは削除されています
- 100二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 00:01:07
「ってか、ライブ終わって結構経つが、まだ出てこないのか」
「女性の支度には時間が掛かるものです。こうして待つのもまた一興。短気は損気ですよ」
「趣味が悪い奴に言われたくねぇな。別に待つのは良いが、虫除けスプレーしているのにさっきから蚊が周囲を……ああ、クソ!」
「僕のデータによると、太り気味の人はよく蚊に刺されるそうですよ」
「うるせえよ。俺は太ってねぇ、ガタイが良いと言え!」
「ちょっと、あまり大声は──っくしょん!」
思考と共に身体も固まってしまうカベルネソラリスを他所に、男たちは会話を続ける。
太り気味と言われた男の声が張った後、カベルネソラリスのファンを名乗った男が盛大にくしゃみをする事で一瞬だけ辺りが静寂になる。
彼女もそのくしゃみ音で我に返ったが、それに気付いたのはカベルネソラリスだけではなかった。
「ちょっと! そこに誰かいるのですか!?」
「やべっ、逃げるぞ!」
「あっ、ちょ、待って下さい! というか、僕のデータによると警備員はウマ娘ですから逃げても無駄な気がしますが!」
「警備員に身柄拘束の権限はありませんよ! ただ、警察を呼ばれても面倒ですから逃げるだけ逃げましょう!」
「散開しろ! 捕まった奴は己の運のなさを恨め!」
「あっ、待ちなさい! 少しの間、一人で大丈夫ですか!?」
「任せて下さい! 先輩はあいつらを!」
「分かったわ。不審者通報はよろしくね!」
彼らのいた場所は警備員たちのいる出入り口から離れていたものの、その警備員が他ならぬウマ娘であった為か、相手に気付かれたと悟ると男たちは一目散に逃げ出す。
その男たちの逃げた方向を目視した後、二人の警備員ウマ娘の内、一人が彼らの後を追う。カベルネソラリスが潜んでいる茂みのすぐ横を走り抜けるも、追うのに必死なのか、彼女には気付かない様子だった。
- 101二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 00:02:12
「もしもし? こちら、レース場西門関係者出入り口の警備担当です。ええ。不審者を発見し、現在先輩が"声掛け"をしに後を追いました。警察への通報も含めて応援願います!」
そして、警備の為に残った警備員ウマ娘もまた、警備会社本部かレース場管理会社に連絡を取り始めた為、カベルネソラリスがまだその場にいる事に気付いていない。
だが、今の彼女にライブ控室まで戻ろうとする気力は残ってはいなかった。
(……オレは、オレの考え方は、間違っていない、はずだ)
先程の男の指摘が重く頭にのしかかってくるのを振り払おうと思考を上書きし、カベルネソラリスはそっとその場を後にする。
ライブ控室に置いた私物は明日にでも取りに行けばいいと思い、レース後やライブ後とは違った重く纏わりつくような疲労感を抱えながら、彼女は次に思考を口に出す。
「そうだ。フローラルステークス3着。あのGⅠオークスだって5着に入ったんだ。次こそは、次こそは勝てる、はずなんだ」
今の自身の顔は人に見せられるものではないだろうと自覚し、レース場の表通りには行かず、街灯の少ない道を歩き、タクシー乗り場へと向かう。
「……次って、何時だよ」
そして、その道中で立ち止まり、カベルネソラリスは自虐するように、呻くように独り言ちる。
瞬間、初夏の暑さを感じさせる空気を冷え込ませる、今の彼女の心境を表すかのような冷風が通り抜けるのであった。
- 102二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 00:07:07
男の言葉によって、次こそ勝てると信じて突き進んだカベルネソラリスはついにクラシック級に入ってから…否、あの阪神ジュベナイルフィリーズ以降1勝もしていない事に気付かされてしまう
自身が溺れゆく者である事に気付いてしまう
果たしてその現状を彼女はどう受け止めるのか?
今後、どう動いていくのか?
僅差で負けたポメちゃんと同じく、危うく揺れ動くソラリス
そして、次はここまで危うくもなく、揺れ動く事もなく順風満帆なレース人生を歩むマーシュへと焦点を移すと予告してほなまたします - 103二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 00:22:31
頑張れソラリス
格下とやり合っての勝利が欲しいわけじゃなかろうよ - 104二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 00:40:36
- 105二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 06:51:57
- 106二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 12:25:32
水着回かぁ(無人島の日焼けシチーを眺めながら)
- 107二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 18:19:41
- 108二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 20:31:16
このレスは削除されています
- 109二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 00:04:40
デカい美しい
- 110二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 00:19:40
水着回、やります(ぐるぐる目)
夏の合宿中にある東海ステークスにてダブルマシュマロVSミスディレクションをします
個人的にポメちゃんとモナちゃんは学園スク水(個人用の水着持ってない&サイズ合わない&恥ずかしい)
後、まーた4万文字超えたので今日は前編まとめでほなまたしますわ
「Shadow of the Scarlet」──第三章「憧れは遠く、遥か彼方・前編」 | Writening※※※ 母親をはじめとする家族の華やかな成功も気にせず、貴女は追いかけて来る相手とのライバル関係を続けていく。 誰かが作った、誰かが思い描くストーリーを歯牙にもかけない。 ただ全力でターフを駆…writening.net画像は合宿中の水着ネーロディセッピア君
- 111二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 06:43:33
- 112二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 09:28:43
ネーロディセッピアは、オペラオーみたいに後方からオペラグラスでビーチのウマウマやトレウマ眺めては悶えてそう
なんだかんだで皆の水着イラストは既に出てるんだよな
なんでやろなぁ - 113二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 17:31:23
マーシュはわりとフリルが付いてるの着てそう(可愛いのとボディラインが隠れるので
- 114二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 18:08:02
個人的に…
ボディライン(というか主に胸)を気にする勢
↓
チャンドラポメロ、ダブルマシュマロ、プティートモナ
ボディラインを気にしない勢
↓
カベルネソラリス、ミスディレクション、ネーロディセッピア、ハニーハニーハニー
泳ぐのが苦手勢
↓
レッドヘリング(主にライオンヘアーのせい)
なイメージ - 115二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 21:40:19
- 116二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:58:02
ふふふ…初めてですよ
皆大好き水着回! DKPI! DKPI!(キャッキャッ)
ってなるはずなのに…
(秋華賞目指しているポメちゃん、先のレース結果で落ち込んでいるよな…)
(マーシュは良い子だから、自身が無敗の重賞ウマ娘であってもここは気を遣うよな…)
(ソラリスはまさかの方向から切り込み入れられて揺らいでいるよな…)
(ミスディレクションはレース近いしスイッチ入っているよな…)
(レッドヘリングは先のレース勝ったけど空気読める子だしな…)
(プティートモナはレース負け続きだったよな…)
(ネーロディセッピアは…まあ、いつも通りだな!)
(ハニーハニーハニーは…まあ、ツッコミ役だな!)
で筆が進まないどころか書き始めも悩む事になったのは… - 117二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:42:00
※
※※
※※※
季節は巡り、真夏の太陽厳しい7月中旬。
2か月前の64年ぶりティアラ路線ウマ娘による日本ダービー制覇の世間の盛り上がりはようやく落ち着きを取り戻し、その覇者であるウオッカも気兼ねなく参加している夏合宿も一段落を迎えていた。
普段とは違う場所、違う環境で行うトレーニングや勉強、レッスンは、チャンドラポメロに新鮮さを与えると同時に忙殺さを教えた。
トレセン学園の教室が、如何に勉強に向いている空間であった事。普段とは違う環境で行うトレーニングが、普段通りのメニューであってもこんなにも負荷が掛かる事。外で行うダンスレッスンや歌唱練習が、こんなにも過酷であった事。
それらが全て新鮮であり、それらが全て目まぐるしく、彼女がこの環境に慣れるのには一週間を要した。
(次の連立方程式を解きなさい……2x+3y=23と3x-5y=6)
しかし、その忙しさが逆にチャンドラポメロの精神を落ち着かせ、少なくとも先のレースによる敗北をずっと引きずる事はなくなった。
確かにハナ差2cmの敗北は悔しいし、目指すべき秋華賞からは遠のいた。
けれども、いくら後悔したところで結果は覆る訳もなく、また「もしも」に縋っても慰めにはならない。
(えーっと、2xのxがどんな数字でも偶数になる以上、3yが偶数になる事はない、から……)
ならば、切り替えて秋華賞に向けて突き進む他ない。
トレーナーも言っていたように、チャンドラポメロのあの日のレースは完璧な走りだった。先頭に立った後もソラを使っていない。
その上で敗れたのならば、研鑽が足りなかっただけの事。
そして、日々の研鑽はトレーニング以外でも磨かれる。
そういう意味で考えると、夏合宿はチャンドラポメロにとって思考や意識の切り替えに良い効果をもたらした。
- 118二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:43:17
(……)
それでも。
それでもふと、彼女は思ってしまう。
もしも。
もしもあの時、領域をスキルに落とし込まなければ。
あの緋色の影をどこまでも追いかけていれば。
結果は違ったかも知れない、と。
(……xが7でyが3、と)
チャンドラポメロは理解していた。
この「もしも」はレースに身を投じる者たちに一生ついて回る問題だと。
そして、その「もしも」に縋らなくても良いように。レースに挑み、レースを走るべきなのだと。
(うん。これで今日の分は終わり)
だからこそ、先のレースの敗北は彼女にとっての教訓足り得る。
次こそは、そうならないようにトレーニングを積む。
次こそは、そうならないように自分の脚で勝てるように走る。
(……次こそは)
次こそは、勝つ為に。秋華賞に挑む為に。遥か彼方を行く遠い憧れに並ぶ為に。
(あの緋色の影を……ダイワスカーレットさんの影を、私は追う)
その日の午後。食後で眠くなる時間を耐え、宿題を終わらせたチャンドラポメロは、静かに闘志を燃やし、覚悟を決めるのであった。
- 119二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:45:26
夏といえば合宿!
合宿といえば勉強!
という事で、中学2年生レベルの連立方程式を見て、久しぶりにガチ計算しました(白目)
先のレースの結果をやや引き摺りつつも、今は目指すべきレースがある以上、ポメちゃんは悩み続けないという事で覚悟を決めさせつつ水着回の導入は終了という事でほなまた - 120二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 00:03:38
花火!しっとり花火をして仲間うちorトレーナーさんと心の内を共有するのです!
慣れない土地と慣れない星空に郷愁を呼び起こす一瞬の煌めきが口を軽くするのです! - 121二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 08:20:45
イベント盛りだくさんな夏になりそうで胸が(物理的に)膨らむぜ!
- 122二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 15:59:28
ポメちゃん格好いいな
- 123二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 21:37:43
- 124二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:05:08
最近のウマ娘・競馬カテゴリを見ていると…そう、狂気が足りない気がしてきた
DKPIに対する情熱、性癖、狂気でここまで突き進み、その狂気が今足りない…
単なる水着回でキャッキャウフフさせるのではなく、お互いがお互いに曇っている状況だからこそ、色々話せる事があるのではなかろうか?
狂気なくして持続なし
私はもっとDKPIに狂うべきですな
合宿中のポメちゃんロッジメンバー(ポメちゃん含めて5人)
※被りは被らない位置まで下に下がる
dice4d8=8 7 2 4 (21)
1.ダブルマシュマロ
2.カベルネソラリス
3.ミスディレクション
4.レッドヘリング
5.ネーロディセッピア
6.プティートモナ
7.ハニーハニーハニー
8.金髪デカパイギャルウマ娘
- 125二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:10:18
デカパイギャルウマ娘なスレが目に入ったから狂気のままにダイスに入れたら見事にぶち抜いてて芝3200M
これが、狂気の力… - 126二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 00:37:07
「──っち。ポメっちー!」
「っ!? あ、は、はい!」
ノートを閉じたところですぐ真横から快活な声が響き、チャンドラポメロは慌てて立ち上がる。
そして今、自分がいる場所が夏合宿宿泊施設のロッジで、一階の談話室である事を思い出す。
宿泊施設のロッジは5人一組での共同生活。当然、チャンドラポメロ以外の入居者は自由に出入りできる。
加えて今は午後の自由時間。その日は午前中のみの授業であり、午後からはトレーニングやレッスンを含めて休止。夕食の時間までは、各自決められた範囲での自由行動が許されていた。
その為、夏休みの宿題は地道に進めていくタイプであるチャンドラポメロは、この時間を利用して夜の分を終わらせたのだった。
秋華賞に向けての覚悟と、宿題が終わったという確かな実績。それらの次は何をしようかと考えようとする間に話しかけられた為、彼女は気が動転してしまう。
そんなチャンドラポメロの反応を見てか、同じロッジ組である声を掛けてきた金髪セミロングのウマ娘が歯を見せて笑った。
「あ、良かった。ちゃんと気付いたねぇ」
「ウーバ、フローラ、さん?」
「はーい。あーしこと、ウーちゃんでぇす。いぇい」
健康的な薄小麦色の肌に着崩した制服。チャンドラポメロよりも少しだけ背の低いものの、中等部にしてはかなり背が高い部類。しかしながら、その顔は端正且つ童顔気味であり、同性のチャンドラポメロから見ても人に好かれそうな愛嬌のある顔をしている。そんな彼女、瞳の中に小さい星模様が映るウーバフローラは名前を呼ばれた事に対して両手でピースサインを作りながら、その場で小さく跳ねる。
その際に、チャンドラポメロに次ぐ大きさと思われる胸が着崩した制服故に大きく揺れ、それを見た彼女は思わず頬が熱くなるのを感じて目を逸らす。
- 127二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 00:38:10
ウーバフローラは同じクラスの同級生であり、お喋り好きなダブルマシュマロとよく喋っているところはチャンドラポメロも何度か目にしていた。
気さくでお喋りなところはそのダブルマシュマロと似ているが、どちらかといえば気を遣う方の彼女とは違い、ウーバフローラは大胆且つ天真爛漫な性格。その為か、初対面の人相手でも距離感が近く、あまり話した事のないチャンドラポメロ相手でも今のように一歩前に出て気さくなところを見せてくる。
ある意味ではチャンドラポメロと対極に位置する子であり、その性格や言動から苦手意識こそないものの、とにかくグイグイ来る。それ故に、彼女はウーバフローラと会話する際は毎度反応に困ってしまっていた。
目の前にいる彼女は正に、両手ピースサイン所作の感想を求めるかのように目を輝かせて、チャンドラポメロの言葉を待っているように見えた。
「おい。ウーバフローラ。ポメロが困っているじゃないか」
「えー? そんな事はないっしょ、ソラっち。あーし的にはポメっちが勉強にお熱な感じだったの心配していたしぃ」
「だからと言って、そんな近付いて声を掛ける必要はないのではなくて?」
「ちっちっち。ハニっちは分かってないなぁ。過集中による無呼吸状態は脳梗塞リスクが高まるの。『スクリーン無呼吸』っつって危険っしょ!」
「ハニっちって貴女……それに、ポメロさんはちゃんと呼吸していたと思われますわ」
すると、ウーバフローラの良く通る声を聞き付けたのか、この夏合宿中、同じロッジ生活仲間となったカベルネソラリスとハニーハニーハニーが揃って集まってくる。
しかし、苦言を呈するカベルネソラリスの言葉を受け流し、ハニーハニーハニーの注意には真っ向から少しズレた反論をするウーバフローラは止まらなかった。
最後のロッジ生活仲間のレッドヘリングは、自由時間早々に双子の姉であるミスディレクションのところへ遊びに行った為、彼女を止めるには自分が反応を返すしかないとチャンドラポメロは意を決する。
- 128二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 00:40:38
「い、いぇーい。私は、大丈夫、でーす……」
「おぉー! いぇーい! ほらほらー! ポメっちはあーしの気遣い迷惑じゃないって言ってるぅ!」
「ひゃん!?」
「……まあ、ポメロが良いって言うならいいけどさ」
「ポメロさん、無理にフローラさんに合わせなくとも良いのですよ?」
「ハニっちひどーい。あーしの実家のハチミツに目がないくせにぃ」
「そ、それは今、全く関係ないのではなくて!?」
ウーバフローラに倣って両手ピースサインをし、徐々に声が小さくなるのを自覚しながらも、チャンドラポメロはこの場を収めようとする。
それを見たウーバフローラは目を更に輝かせてチャンドラポメロに急接近した。互いの胸が互いの身体の間で跳ねまわる中、カベルネソラリスは大きくため息を吐き、ハニーハニーハニーは彼女から更なる口撃を受ける。
その後、ハニーハニーハニーの反応を見て屈託のないウーバフローラの朗らかな笑い声がロッジ内に響くのだった。
- 129二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 00:47:30
ウーバ(もしくはウーバー)
↓
ドイツ語訳 「超」、「極めて」、「非常に」
ラテン語訳 「乳房」、「豊穣」
フローラ
↓
ラテン語訳 「花」、「豊穣の女神」
夏合宿を契機にちょくちょく顔を出すタイプのモブウマ娘、登場
多分主要メンバーのメカクレDKPIズ入りはせずにメカクレDKPIズの中の名あり顔あり乳ありモブになりそう
…にしては開幕から個性が強い上に、ポメちゃんの対極という意味深な立ち位置になってしまったほなまた - 130二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 00:52:45
- 131二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 07:04:11
- 132二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 10:10:33
パツキンDKPIギャルウマ娘だって?そんなの僕のデータ(作り貯めてあるプロンプト)にないぞ!
- 133二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 12:44:44
ちゃんとダイス振ってヒットしたから追加したであろうが…
ははーん?
さては下のスレのデカパイギャルウマ娘を見たな?
もう俺しか残ってないよな…このオリウマが好だったヤツは…|あにまん掲示板新しいネタを供給されることも無くなってしまった(少なくなってしまった)けど…お前のこと本当は好きだったんだぜ…俺だけはお前のことまだ覚えてるぜ…って脳を焼かれた過去のオリウマを自分語りするスレちなみに…bbs.animanch.com - 134二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 18:39:10
このスレいろいろ知らない子を知れて助かる
- 135二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 00:02:46
- 136二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 03:33:02
(ムクリ)
ウトウトしていたらそのまま寝落ち! 今日が休みで本当に良かった…
用事もない(はず)ので遅れた分書きまぁっす!
…そう考えるとウマ娘って学業しながらレースしながらライブレッスンするとかいうハイパーハード生活を良く出来ますなぁ!
光属性ギャルウマ娘助かりますわ
これで天真爛漫にグイグイ来るタイプとかガチ恋勘違い待ったなし!
- 137二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 09:13:24
- 138二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 12:17:16
意地でもメカクレデカパイにするという鋼の意志を感じる
もっとデカパイにしてもいいのよ?(超小声) - 139二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 12:48:42
このレスは削除されています
- 140二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:13:33
一歩も外に出る気が起きない暑さだった…デカパイたちはもっと大変だったろう
- 141二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 23:03:51
どことは言わないが、汗が流れたり蒸れたりで大変そう
持ち上げて団扇で扇いであげよう - 142二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 23:11:05
いいよね、ゴールドストリングちゃん…
- 143二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:11:39
「あー、もうっ! 笑わないで下さいまし!」
「ごめん、ごめんー、怒らないでハニっちー」
「調子の良い奴だ」
「あ、あの……ウーバフローラさんは、私に何か用があったのでは?」
頬を膨らませるハニーハニーハニー。それを見て両手を合わせて上げながら頭を下げて謝罪するウーバフローラ。その様子を見て、呆れた様子で肩を竦めて見せるカベルネソラリス。
その三者三様の反応を見ながらも、チャンドラポメロは改めてウーバフローラが自身に声を掛けてきた理由を尋ねる。
談話室の時計は丁度14時を過ぎた頃。まだ自由時間の範囲であり、所謂おやつの時間にするにも早過ぎる。そんな中で、同じロッジ生活仲間とはいえ、普段あまり会話をしない彼女がやってきたのはチャンドラポメロにとっても意外だった。
すると、質問をされたウーバフローラは「あっ」と目を丸くして用事を思い出したような顔をした後、席から立ち上がったチャンドラポメロへと距離を詰めてくる。
先程チャンドラポメロが座ったままの状態でも、ウーバフローラが顔の位置を合わせた為に互いの胸がぶつかり合ったというのに、今一度抱き着くかのような距離まで近づいた為、やはり互いの胸が互いの身体の間でぶつかり跳ねる。
「そーそー!」
「ひゃん!?」
「ポメっち、宿題に集中する為か、スマホをサイレントにしてたっしょー」
「え、あ、はいぃ~」
「んでんでー。ダブっちから『ポメちゃんに連絡しても気付いてもらえてないっスー!』ってLANEであーしのところに連絡が来たんよー」
「だ、ダブっち?」
互いの胸がぶつかり擦れる感触に、そっと距離を取ろうとするチャンドラポメロだったが、そこはウーバフローラが逃がさないと言わんばかりに両肩を掴んで来る。
そして、その胸同士の刺激を楽しんでいるのでは、とふと思う程に多動しながら笑う彼女の言葉の中に、聞きなれない単語があった為にチャンドラポメロは思わず聞き返す。
「え? ダブっちはダブっちだよー。ほら、ポメっちやあーしと良く喋るあの小っちゃくておっきい子ー!」
「あ、ああ、マーシュちゃん」
「てっきりマクドのバーガーかと思った」
「私も、マックのダブルチーズバーガーの事かと」
「あー! いいねー! ダブチ! 食べたくなってきたー、けど、付近になーい! アハハー!」
- 144二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:13:32
彼女の言葉を聞き、ウーバフローラは両手を離してスカートのポケットからスマートフォンを取り出し、喋りながらも少し操作した後に画面を見せる。
そこにはLANEのやり取りがあり、チャンドラポメロはそこでウーバフローラの言葉と合わせてダブルマシュマロの事だと気付く。
その横ではカベルネソラリスとハニーハニーハニーが、チャンドラポメロも同じく抱いた感想を口にし、それを聞いたウーバフローラは二人の方へと顔を向けて反応を示した後、やはり笑って見せる。
「えっと、その、マーシュちゃんからは、何と?」
自分とはまるで違い、明るい子だと思いつつ、チャンドラポメロはウーバフローラに質問を重ねる。
それを聞いた彼女は、すぐに二人から身体ごとチャンドラポメロへと向き直った後に、胸を大きく揺らしながら張る姿勢をし、したり顔をする。
「それはもちろん……泳ぎの誘いっしょー!」
「えっ、ひゃ、ひゃああっ!?」
そして、歯を見せて満面の笑みで目的を語った後、両手を広げたかと思うと感情のままにチャンドラポメロへと抱き着くのであった。
※※※
チャンドラポメロは、初等部の頃から泳ぐのがあまり好きではなかった。
それは、初等部3年目から自身の身長や胸が急成長した事で、好奇の入り混じった目で見られる機会が多くなったからであった。肌の露出が多くなる水着姿ともなれば、それはより顕著なものとなり、からかわれる事やよからぬ真似をされる事もあった。
「えーっ!? 折角のプライベートビーチなんスから、もっと可愛い水着を持って来ればいいじゃないスかー!」
「そーだ、そーだ! 学園のスク水なんてありきたりだー!」
「そ、そう言われても」
「いや、まあ、うん。改めてこう間近で見ると……色々とすげぇな、ポメロ」
「ええ。私もスタイルには自信のある方ですが、流石に色々と勝てる気がしませんわね」
しかしながら、ダブルマシュマロの誘いとウーバフローラの捕縛からは逃げられず、彼女はいても他の学園のウマ娘たちしかいないビーチへと泳ぎに参加する事となった。
- 145二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:16:25
ようやく…ようやくの水着回だー!
尚、ポメちゃんは学園指定の水着姿
以降は上にあったオペラグラスでビーチキャッキャウフフラヴを観察するねーろディセッピア案+ポメロ以上に人前で泳ぐのに抵抗のあるプティートモナ以外の水着姿募集!
しつつほなまたしますわー - 146二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:31:35
しゃー!水着回だー
- 147二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 09:41:42
朝の保守!
- 148二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 11:22:14
- 149二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 11:28:40
(このビーチはネーロディセッピアによって監視されています)
- 150二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 18:56:33
それぞれが着そうな水着のデザインって悩むなぁ
これがトレーニングとかならスク水一択なんだが - 151二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 22:54:13
チャンドラポメロ → 学園スク水
ダブルマシュマロ → オレンジフリル&リボン付きワンピース水着に白ブラウス
カベルネソラリス → 青白系統の水陸両用ラッシュガード(短パン型)
ミスディレクション → 競泳水着
レッドヘリング → 競泳水着
プティートモナ → 学園スク水
ネーロディセッピア → パレオ付きワンピース水着
ハニーハニーハニー → ゴールドビキニ(所謂三角ビキニ)
ウーバフローラ → ツイストバンドゥビキニ
とかかな…
色々調べたけれども、皆の水着&色の系統イメージも伺いたいので今日はこれでほなまたしますわー! - 152二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 23:09:44
ハニーサン分かりやすすぎる
- 153二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 00:42:33
レッドヘリングに大人しめにモノキニを着てもらったら、スリングショットが出てくる不具合(たぶん参照元の学習データが原因)
- 154二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 09:49:17
ギャル属性のお陰で、ビキニ需要を一手に賄いそうなウーバフローラ
- 155二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 10:01:41
何となくディレヘリ姉妹は赤と緑の2カラーイメージがあるのう
- 156二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 10:03:50
トレちっちの為に色んなビキニを着てくれる光のギャル…!
- 157二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 17:42:04
普段はラッシュガードで露出抑えめなのに、「ちょーはずいけどトレちっちになら…」と二人きりだとビキニを着てくれるウーバフローラだって?
- 158二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 19:06:23
- 159二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:53:45
謎ポーズのウーバフローラ プロンプト
乳の個性にも拘ってます(ウーバはサイズはそこまで大きくないが重くて垂れ気味)
1girl, solo, break,
(umamusume, horse girl, long horse ears, horse tail:1.2),
blonde hair, medium hair, long hair, straight hair, long bangs, swept bangs, (hair over one eye:1.3), half up braid, ahoge, brown eyes, tareme, narrowed eyes, star-shaped pupils, eye reflection, high detailed eyes, shiny eyes, beautiful eyes, pink lips, puffy lips,
break, tan, tall female, tall height, (large breasts:1.1), (heavy breasts, sagging breasts), (wide hips:1.1), long legs, shiny skin, gleaming skin,
break, (strapless bikini, gradient color fade from pink to blue, sarong:1.5), (no headwear, star hair ornament on own right head, neon eyeshadow, mascara, jewelry, gyaru accessories:1.5), - 160二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 22:09:39
他のメカクレデカパイズの乳を見慣れたせいでlarge breastsも巨乳のはずなのに小さく見える不思議!
- 161二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 00:23:38
(うぅ……学園の水着じゃないとサイズが合うものがないとは言えない)
「うぉっ、すっご……」
「ぽ、ポメちゃん。急に扇情的なポーズはその、刺激的が過ぎるス……」
「ひぃん」
自身に何を期待していたのかは分からないが、ダブルマシュマロとウーバフローラの言葉に、チャンドラポメロはついつい両手で胸や身体を隠す仕草をする。
だが、それが逆に二人の興味を引き、それぞれの感想を聞いた彼女は頬どころか耳の先まで火照りを感じてその場に座り込む。
「おい。二人ともそこまでにしておけ。どういう格好で泳ごうが、個人の自由だろ」
「そうですわよ」
そんなチャンドラポメロに、カベルネソラリスとハニーハニーハニーが二人の間に割って入る形で諫めてくれる。恥ずかしさで屈んだまま顔も伏せていた彼女だったが、その優しさには感謝の意を表明せねばと思った。
「ありがとう、ございます」
「いいって事さ。なあ?」
「ええ。お気になさらず」
チャンドラポメロが顔を上げると、そこには胸元こそその大きさ故に強調されてしまっているものの、白を基調とした青色交じりの露出が少ないダイビング用に似た水着姿のカベルネソラリス。そして、何故か金色に輝くビキニ姿のハニーハニーハニーが立っていた。
浜辺に来るまでは全員が全員タオルに身を包んでいた為に、いの一番にダブルマシュマロとウーバフローラに脱がされたチャンドラポメロ以外の水着姿は分からなかった。
その為、彼女の視線はまだ理解が出来るカベルネソラリスの水着姿よりも、理解出来るはずのビキニ姿なのに、黄金に輝いているが故に理解出来ないハニーハニーハニーへと向けられた。
そしてそれは、他のメンバーたちも同じ気持ちのようだった。
- 162二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 00:25:06
「うわぉ。ハニっち大胆~」
「そうスね。ビキニはまあ、予想出来ていたスけど、ここまで主張の激しいのはなかなか……」
「? 確かに露出面積で言えばウーバフローラさんの次にあるかもですが……最近の流行はこの金色ビキニですよ?」
「えぇ……どこ情報スか、それ」
「えマジ? ソラっちとポメっちは知ってる?」
「いや。初耳だな」
「……」
ビキニの布面積こそ、所謂マイクロビキニ程少ない訳でもなく、寧ろ一般的なビキニと変わらない。
しかしながら、派手な金色に輝くが故に、視線はどうしてもそちらに向けられてしまう。そうなると、胸部や股間部に集中する事となるので、チャンドラポメロ的には見ている方が恥ずかしくなってしまう水着だと感じた。
けれども、着用者のハニーハニーハニーは恥ずかしがるどころか、寧ろ堂々とした立ち振る舞いをしている。それどころか、流行に合わせてきたと胸を張る。
それを聞いたダブルマシュマロは眉根を寄せ、ウーバフローラはカベルネソラリスとチャンドラポメロに情報の共有を求めてくる。
当然、そんな話を聞いた事がない彼女は無言で首を横に振り、カベルネソラリスもまた小首を傾げる仕草をするのだった。
「そんなはずは……ちゃんと『ウマ娘 水着』で検索して多くヒットしたのを参考にしたのに」
「あ、あー……もしかして、『ウマ娘ゴールドビキニ部』みたいなやつスか?」
「ええ。イラスト、ではありましたが、多くのウマ娘さんたちがそのような格好をしておりましたので、そういう事かと」
「あははー! それ、確かに流行りは流行りだけど、ウマ娘に来てもらいたいビキニってやつだよー!」
「え゛っ!?」
「あー、なるほどな? つまりハニーハニーハニーは需要を満たした、と」
「ちょ、ちょっとお待ち下さい! えっ、えっ? この水着、流行のものじゃないんですの!?」
「どっちかと言うと、ファンの欲望を満たす系だねー。ファンサービスとしてはファン垂涎ものだから、喜ばれるとは思うよー!」
「……えっ、それは、本当、ですの? 私を、からかう為の、冗談とか」
「まあ、その……冗談ではないスね」
「~っ!?」
そして、いくつかの問答の後、自信満々で披露した水着姿が人の欲望の果てに生まれたものだと気付いたハニーハニーハニーの言葉にならない叫びが、合宿のプライベートビーチに響くのであった。
- 163二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 00:26:58
まだ全員の水着が確定?していないので
誤魔化していけ府中の彼方!
目の前をぶち抜くムチムーチ!
な、感じでまずはポメちゃんとハニーハニーハニーを確定させていくスタイル
ソラリスもポメちゃん視点ではまだラッシュガードと確定させない采配しつつほなまたします
意外と難しいぞ水着回…(白目) - 164二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 09:42:05
- 165二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 13:02:37
- 166二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:04:48
AIくんは身体構造とか関係なく、あくまでデータバンクを参考にそれっぽく成型してるだけだからね
- 167二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:30:47
狂気度が足りないとか言っておきながら、実際始まったのは微笑ましい水着回
で す の で !
いっそのことネーロディセッピア視点で各メカクレデカパイの水着ラヴ評にします(発狂) - 168二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:52:22
- 169二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:00:20
チャンドラポメロ → 黒、青
ダブルマシュマロ → オレンジ
カベルネソラリス → 青、白
ミスディレクション → 赤
レッドヘリング → 緑
プティートモナ → 茶
ネーロディセッピア → 紫
ハニーハニーハニー → 黄
ウーバフローラ → メカクレデカパイモブの更にモブだから多色? - 170二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:01:01
今のところ一番狂気じみているのが、DKPI店員さんの貝殻ビキニと言うw
- 171二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:13:22
♡♡♡
学園からバスで2時間の夏季合宿所。そのプライベートビーチにて、ハニーハニーハニーさんの可愛らしい声が響きます。
流石に今の私がいる場所からは遠い為に、皆さんが何を話されて、彼女が叫ぶ事になったのかまでは分かりません。
分かりませんが、同級生で同期。友達で好敵手という不思議な関係の私たちが、こうして合宿の最中に和気藹々と過ごせるのはラヴの成せるものだと信じて已みません。
それにしても、和気藹々。良い言葉ですね。和、気、あい、あい。ラヴが繰り返し、二回も連続するなんて素敵です。
そんな私、ネーロディセッピア。現在はビーチから少し離れた木造建築の監視台の小屋の中から、オペラグラスでビーチで過ごすウマ娘さんやトレーナーさんたちのラヴを見守っております。
尊敬する先輩は、学園の全ウマ娘情報を網羅していると噂のアグネスデジタル先輩。好きな花はスイカズラ。花言葉は「友愛」、「献身的な愛」、「愛の絆」です。そんな好きな花の花言葉のように、今正にビーチで友愛が行われているのです。これぞラヴに他なりません。
「ネーロディセッピアさん、皆さんのところに、行かないのですか?」
「そう~ですね。ミスディレクションさんやレッドヘリングさんらが合流したら、私たちも行きましょう~か」
そして、そんな私の隣にちょこんと大人しく座る学園スクール水着姿の彼女は同級生のプティートモナさん。
まだ初等部高学年になったばかりだというのに、その類稀なる頭脳と才能で飛び級した天才児です。
合宿中、奇しくも同じロッジで過ごす仲となり、意外と顔見知りをするタイプのプティートモナさんは、他のロッジ仲間と過ごすよりも見知った仲の私と過ごす事を選んでくれたようです。
うん、うん。これぞ友愛。そしてそれもまた、ラヴです。
とはいえ、傍にいる彼女を放置してラヴ観察に熱を上げる訳にもいきません。
ここは一つ、如何にこの暑い夏を熱くビーチで過ごすトレウマ、ウマウマ、トレ友、ウマ友が素晴らしいかを解説してラヴの伝道師として彼女を導くのが良いでしょう。
- 172二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:14:35
「それより~、あちらを見て~下さい」
「あちら? あ、ダイワスカーレットさんと……そのトレーナー、さん?」
「大正解~です。少し前の二人の雰囲気からして恐らくは自由時間の際にダイワスカーレットさんが浜辺で走り込みか何かの自主トレーニングをしていたのでしょう足首を水に浸けた状態で走るのは負担を掛けずに負荷を掛けられると聞いた事がありますしまあそんな事は取り合えず横に投げ捨てて置いて問題はそれをどこで聞いたのか彼女のトレーナーさんがすっ飛んできたところですこれぞ正しくラヴに他なりませんね『トレウマ』私の好きな言葉です」
「え? え?」
「普段であればここから二人の夫婦喧嘩もとい軽い討論が始まるのですが見て下さい夏の魔力か水着の魅力か彼女のトレーナーさんの視線が少し下がった後にバツが悪そうに顔を逸らしましたよ露骨に口の動きも鈍くなっていますあれはきっとダイワスカーレットさんのダイワ部分をふと目にしてしまったのでしょう豊満な子たちが多い私たちの同期の中では中央値に位置する彼女のダイワはその健康的な肉体美によって本来の数値よりも大きく見えます加えて普段の学園水着とは違い膨張色の赤色水着によって更に倍率ドン」
「あ、あの……」
「更に更にぃその健康的な肉体美は水着姿故に当然露出が多く否応なしに見られます寧ろ魅入られますそれは当然担当トレーナーの彼とてその魔性には抗えないでしょう普段の担当ウマ娘の違った一面を見て且つ健康的な肉体と魅力的なダイワが目に入ったのならもう大変です私としてはもう気ぶりってその場で押し倒してベイビィ&マテルニタして下さいましと叫ぶところです」
「は、早口過ぎて全然聞き取れません~!」
「……はっ!? これ~は、失礼致しました」
可愛らしい耳を項垂れて、プティートモナさんが必死に声を届けてくれたおかげで何とか冷静さを取り戻せました。
危ないところでした。もう少しでダイワスカーレットさんとそのトレーナーさんのやり取りをおかずにご飯を食べ始めるところでした。
野球で例えるのならば9回の裏2アウト三振したものの、キャッチャーが球を弾いて振り逃げ出塁ぐらいのピンチでしたわ。ここからでもまだプティートモナさんを怖がらせる事なく、優雅にラヴ道の教えを伝えられるはずです。
- 173二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:15:37
「こほん。えっと~ですね。あのお二人のやり取り~に、何か感じるところはありませんか?」
「えっ、えっと……仲が良い、ように見えるけれども」
「けれども~?」
「う、うーん。例えるのが難しいですけど、トレーナーとウマ娘、というよりは親子、トレーナーさんが親の時もあれば、ダイワスカーレットさんが親の時もあるような……うぅ、すみません。分かり辛くて」
「……」
ほう。あの二人の今の関係性を親子関係に例えましたか。
たいしたものですね。
一見するとただの指導員であるトレーナーと、その指導を受けるウマ娘のよくある関係。それを学園内でも何回か見える機会があったとはいえ、恐らくは数回。
にも関わらず、互いが時に親、時に子になるという感想も見事なものです。
確かに今の二人の関係性は「トレウマ」というよりは「親子愛」と呼ぶのが正しいと私のラヴも言っています。
というのも、そもそもの話。私たち学生ウマ娘たちと大人である指導員のトレーナーさんたちは年齢差が必ずと言っていい程生じます。
故に、いくら一対一の専属契約であっても、二人が親し気であっても、まず先に「教員」と「生徒」という関係が必ずついて回ります。
場合によってはそこから一気に踏み込んで「トレウマ」な関係になる場合もありますが、プティートモナさんはあの二人の関係はまだそこに至らず、「親子愛」と見た。
やはり天才でしたか。年下とはいえ、プティートモナさんの将来が今から楽しみでもあり、恐ろしくもあるぐらいです。
閑話休題。
兎にも角にも、そんな「親子愛」な二人の関係を一気に進めて「トレウマ」するのがこの夏合宿であり、ビーチであり、ダイワスカーレットさんが選んだであろう真紅の水着に違いありません。
今のあの場面で自主トレーニングとはいえ、あの水着を選択し、トレーナーを蠱惑する彼女のラヴっぷりにも感服します。花丸ならぬラヴ丸を進呈したいところですわ。 - 174二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:18:40
ダイワスカーレットさんの大胆な真紅の水着姿に
担当トレーナーさんも普段通りに接しようとしながらもついつい気になるご様子
彼女もまた、そんなトレーナーさんの反応を見て少し嬉しそうに、そして目を細める辺り、今後のトレウマ進展が楽しみになってきましたわー
これは文句なしの百点満点のラヴ丸、です
ネーロディセッピアによるダイワスカーレット水着評より
何この狂気ほなまた - 175二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 09:01:31
ダイワを隠語扱いするなw
- 176二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 09:03:48
確かに大きな環が2つだな!
- 177二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 17:34:21
これだけそれぞれのキャラを立たせられてるの凄いな
- 178二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 18:46:04
当然ながら、主観と客観は違いますね
主観でキャラの個性を尖らせすぎたと思って修正して出したら没個性と受け取られる事もあるし、その逆も然り
故にキャラの個性とは一人称であったり、特徴的な笑い方や言い方であったり、ギャップであったりと性格や言動、キャラの心情以外にも色々考える必要があります
マックイーンが最たる例でしょう
あの子は最初期案はテンプレとすら言える実力はあれど高飛車な名家令嬢
それはそれで個々人の好き嫌いの好みを差し引いてもキャラとして立っています
しかし、所謂キャラものである企画で尖り過ぎた性格や言動は人気キャラになる可能性と振人気キャラになる危険性を孕んでいるのは皆さんもご存じの通り
故にマックイーンはお嬢様でありながらどこか親しみやすく、状況や場合によって様々な顔を見せる名優キャラへと変更され、実際にそれが受け入れられて愛されている意味ではそのキャラ変は成功と言えるでしょう
このように、その手のプロであっても初期と今とではこれだけキャラが違う事があるので、キャラクターを立たせる、個性を出すというのはそれだけ難しいという事でしょう
と、メジロのおばあ様が仰っておりました故…無い知恵絞って一応各キャラの言動や性格、個性は考えています…多分 - 179二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:23:14
「あ、あの……私、何か」
「いえ~」
しかしながら、改めて正面からプティートモナさんを見つめると、色々と発見があるものです。
綺麗な鹿毛に真ん中やや跳ねの白流星。瞳が落ち着いた色に咥えて、前髪も長いものですから目元が暗く見えます。その為か、一見するとお腹に一物を抱えた少女に見えますが、蓋を開けば素直で良い子です。
そして、身長の低さに反比例して突出したお胸の大きさは目を見張るものがあります。きっと、ご両親からのいっぱいなラヴを受けて伸び伸びと育ったのでしょう。……身長ではなく、胸が大きくなったのはそういう成長タイプという事にしておきます。
そんな子が、学園指定のスクール水着とはいえ、肌に密着するものを着ているのは最早水着に対する虐待を疑いたくなります。無論、学園指定のスクール水着はその人の体型体格に合わせて作られるので、所謂乳袋なるものもしっかりと完備。そのせいで、目立たない色合いの水着なのに暴の化身となっていると強く感じます。見る人が見れば、グヘヘって舌なめずりするのではないでしょうか。寧ろ彼女がウェルカムな子であれば、謹んで私がグヘヘってウマウマめにしゅきラッシュっしゅしたいところではあります。プティートモナさんのお父様、お母様。お二方のおかげで彼女は──こんなに大きくなりました。
惜しむらくは、そんなプティートモナさんには今、トレウマもウマウマもウマ友の気配がないところでしょうか。
友愛という意味では、去年に比べて同じクラスの同級生と話すようになりましたし、私が密かに呼んでいるメカクレ同盟の皆さんとも積極的に交流してくれるようになりました。
故にラヴ具合は今の学園スクール水着姿の暴力も相まって良い感じなのですが、やはりここはもう一つ何かが欲しいところです。
とはいえ、原石は原石だからこそ美しいものです。先程は彼女をラヴの道へと勧誘しようと思っておりましたが、それはそのラヴをまず知って、理解するところからでしょう。
下手に手を加えれば原石の美しさは消え、加工された宝石の輝きも消えてしまいます。
ともすれば地味とも思える学園スクール水着。それをここまで暴の化身へと変える彼女を今は見守らねばならないのは口惜しいところですが、見守る愛もあるという事を忘れてはいけません。それもまたラブです。
- 180二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:24:19
「……あ、ミスディレクションさんとレッドヘリングさん、でしょうか? 来たみたいです」
「なぬっ!?」
「え?」
「あ、いえ、失礼~しましたわ。ほほほ」
ラヴの眼で彼女のつま先から足先まで眺めてラヴの若芽を堪能していたところ、私からビーチへと視線を移したプティートモナさんの報告によって思わずな声が出てしまいました。反省です。
小首を傾げて視線を私へと戻す彼女に笑って誤魔化しつつ、手持ちのオペラグラスでビーチを確認します。
「おぉっ……おぉ~ですわ」
照りつける太陽の光を反射する白い砂浜。寄せる波打ち際。サンダル着用とはいえ、その足が焼けないようにその間をお嬢様然とした歩き方で先に集まったメカクレ同盟の皆さんのところに向かうウマ娘が二人。
白地に赤色のラインが入った競泳水着姿のミスディレクションさんと、緑地に白色ラインをサイドに入れた競泳水着姿のレッドヘリングさんで間違いありません。
メカクレ同盟の種類を問わないラヴ度で言えば、現状他の追随を許さない姉妹ラヴなお二人です。
- 181二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:26:09
リラックスした状態でも分かる見事な腕筋と脚筋。競泳水着故に肌に張り付く布地の下に薄っすらと見える腹筋。健康的な肉体美の代表がダイワスカーレットさんであれば、筋肉的な肉体美の代表はあのお二人以外は考えられないでしょう。にも関わらず、私の実家など足元にも及ばない世界規模の大企業の社長令嬢らしく、何気ない歩行にも品の良さが表れています。
筋肉質な人はその筋肉に身を任せた粗雑な動きをすると思われがちですが、実際そういうイメージが先行する事でしょう。そこは責められません。しかし、それをただの歩行でイメージをかき消し、黙らせる。
お恥ずかしながら、私はラヴ一本でやらせて頂いておりますので、筋肉に関しては門外漢ならぬ門外ウマ娘ではあります。けれども、お二人のその美しさは門外ウマ娘であっても見惚れてしまいます。
「んーっと……わっ、レッドヘリングさん、とても大胆です……」
「うむり」
プティートモナさんの感想に強く頷きます。というか、「うむり」とか言っちゃいました。お恥ずかしい限りです。
ともあれ、そんな大胆という彼女の感想通り、一見すると競泳水着っぽく見えるレッドヘリングさんの水着姿。よく見なくとも胸元全開で、何でしたら胸が大きいせいか上半身がスリングショット水着みたくなっております。
オペラグラスでの確認ですので、実際に近くで見なければ分かりませんが、恐らくは特注の水着でしょう。遠目からでも水着の生地の良さが何となく伺えます。それならば、競泳スリングショット風水着なのも納得です。
最近また胸が大きくなったと、チャンドラポメロさんと一緒になって耳を前に垂らして嘆いていたのも記憶に新しいですが、その内メカクレ同盟ではなくメカクレデカパイ同盟に改名する日も近いかも知れません。
お姉さんであるミスディレクションさんが前に出るタイプ故に、担当のトレーナーさんとの仲は一進一退という感じではございますが、私としては姉妹揃ってウマぴょい伝説ってからのベイビィ&マテルニタご利用して頂きたい所存でございます。
- 182二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:27:54
何てことだ…ネーロディセッピアのラヴ&水着評は止まらない、加速する…!
という事で、狂気は全員の水着披露&ネーロディセッピア視点評価されるまで止まりませんほなまたー - 183二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 00:09:10
ネーロディセッピアは良いキャラしてるわw
- 184二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:22:18
- 185二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 16:25:24
この子もクロノみたいに雑誌でコラム書けるんじゃないかと思った
- 186二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 20:27:39
モナちゃんは普段は大人しいけど、内側には闘争心と現実への反骨心を秘めてそうなイメージ
- 187二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 22:36:50
- 188二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:55:32
「ミスディレクションさんは、何と言うか、凄く、綺麗」
「me too.」
「へ?」
「いえ、何でもありませんわ」
そして、続くプティートモナさんのミスディレクションさん評にまたもや深く同意します。顔に疑問符を浮かべた彼女の純真な視線が刺さっている気がしますが、二度あることは三度ある、です。うっかりもまた、ラヴです。
というか、そんなに見つめられると「ウマウマですかそうですか」と興奮してしまいますし、無垢金のように綺麗な心をラヴな刻印したくなってしまいます。いけません、いけません。先程原石は原石のままでと誓った矢先に、自身を曲げてはいけません。
しかしながら、生まれてこの方ラヴ一本。ラヴ道を走らせて頂いている身からすると、プティートモナさんは将来とんでもなく魔性を秘めている気がします。本人も普段とレースとでは雰囲気がまるで違いますし、原石は原石でも今は純粋なコランダムなのかも知れません。不純物のないコランダムは無色透明ですが、そこに微量元素が混ざる事で赤にも青にもピンク色にも変わります。
やはり、彼女の将来は楽しみであり、ややもすれば不安でもあります。
話が逸れてしまいました。
兎にも角にも、そんなプティートモナさんの感想の通り、ミスディレクションは自分自身の魅力を十二分に分かっているだけあって、姿勢や歩行に迷いがありません。
歩行こそ綺麗であるものの、彼女の半歩後ろで背中を丸め気味に辺りの様子を伺うレッドヘリングさんとは対照的に、背筋を伸ばし、前を見据えている姿は頼もしさすら感じられます。
恐らくは胸の大きさから特注のスリングショット風の水着にせざるを得なかったレッドヘリングとは違って、水着もスタンダードな競泳水着。これには競泳水着過激派もスタンディングオベーションでしょう。
鹿毛に白地と赤色のラインはビーチに大変映え、横を通り過ぎた者は思わず振り返るでしょう。何でしたら私はワンチャンウマウマウマ出来ないか声を掛けるまであります。
見た目こそ優等生のそれであり、水泳部のエースか部長でもやってそうな硬派ではありますが、その性格や言動は今時のギャルというギャップもまた魅力的です。
- 189二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:56:38
その為か、担当トレーナーさんとの仲も良好で、我々メカクレ同盟の中では一番トレウマに近いペアであると私は睨んでおります。
問題は担当トレーナーさんが筋肉信奉者であり、またウマ娘に対してもやや狂気を感じられる尊敬と敬意のスタンスである為か、どうやら姉妹を一女性として見ていないご様子。ここを如何にしてトレウマに持っていくかが、ある意味私のラヴ道に課せられた使命の一つであると思っています。
「……」
「あ、あの。ネーロディセッピア、さん?」
「あ、はい~」
「お二人も来ましたし、私たちも皆さんと合流しませんか?」
「そうです~ね。そうしましょう」
とはいえ、ある意味では堅物と言えるお二人のトレーナーをどう意識改革したものかと考えていると、プティートモナさんが申し訳なさそうに声を掛けてきました。
私のラヴ道の使命も大事ですが、彼女の言う事も尤もです。皆さんの集まる場に各トレーナーさんたちを呼べなかったのは私の不徳と成すところですが、交友関係を深めるのもまた、同じぐらい大事です。
オペラグラスを手提げ鞄へと片付け、プティートモナさんの後に続く形で私もビーチで集まる皆さんのところへと向かいます。
♡♡♡
私たちが合流する頃には、皆さんそれぞれが水着姿を披露してくれていました。
それまでは遠目で、チャンドラポメロちゃんの学園水着、カベルネソラリスさんのラッシュガード水着や、ハニーハニーハニーさんのゴールドビキニ姿は確認出来ておりました。
しかしながら、アイボリー色のラップタオルに身を包んでいたダブルマシュマロさんや同じく着るタイプの青緑ラップタオルを羽織っていたウーバフローラさんの水着姿は分かりませんでした。
「おぉ……」
「皆さん、凄い……」
ですが今、私は物凄い光景を目の当たりにしている。
そう強く思える程に、皆さんの水着姿は素晴らしいものでした。
同時に、私が男性でない事をここまで悔やんだ瞬間もありません。きっと男性の方でしたら、この目の前の光景はもっと輝いて見えていた事でしょう。
そう思う程に、我々メカクレ同盟の水着姿は眼福にございます。メカクレ同盟万歳。そして、こうして思う気持ちもまた、ラヴです。深いです。
- 190二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:59:26
ダイワスカーレット
プティートモナ
レッドヘリング
ミスディレクション
の水着評価&ラヴ度チェックが終わり、残すところは…
チャンドラポメロ
ダブルマシュマロ
カベルネソラリス
ハニーハニーハニー
ウーバフローラ
となりました
足掻く者たちの陰鬱とした雰囲気を飛散したくて始めた水着回によって
第三章の文字数が下手すると10万文字見えてきそうです助けてほなまた - 191二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 00:06:25
- 192二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 07:29:22
- 193二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 16:03:14
- 194二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 22:18:12
(本スレの1ですが体調不良により、本日中のスレ更新はありません。明日やろうは馬鹿野郎と言われながら明日やります)
- 195二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 23:37:47
(お疲れ様です)
ほな私も今日はこことは全く別件の依頼文章校正を見て反省しますか…
「物語は面白い」 ありがとうございます!
「でも文章が長くて中だるみする」 はい…
「そして設定を一部無視している」 はい…
正にこのメカクレデカパイモブウマ娘SSにも言える事の指摘校正で泣けますぜ…
これ、私の悪癖ですなぁ! もっと頑張らねば…
- 196二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:42:23
DKPI保守
- 197二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:09:24
DKPIは保守しつつ盛るもの
- 198二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:44:21
- 199二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:53:07
おつ
- 200二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 17:28:25
だから君…メカクレデカパイモブウマ娘を…求め給えよ…