【🎲・⚓・オリキャラ】連邦生徒会の懐刀兼アロナ開発者だった生徒がシャーレに派遣された世界線

[1 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 16:39:31]

初スレ建てです。

オリキャラスレすらも初めてで至らない所もありますが、よろしくお願いします。

また、基本的にダイスや安価で連邦生徒会長が失踪する前後からストーリーを進めていく予定ですが、スレ主の意向でダイス安価無しで進める場合がございますのでご了承ください。

先ずは、プロフィールから決めていきます。

【プロフィール】

名前：苗字 >>10 名前 >>12

学校：元　dice1d10=9 (9)

1.アビドス　2.ゲヘナ　3.トリニティ　4.ミレニアム　5.百鬼夜行　6.山海経　7.レッドウィンター　8.ヴァルューレ　9.SRT　10.ハイランダー

学年：　dice1d3=1 (1)

所属：シャーレ捜査部 (連邦生徒会から転属)

使用武器：　dice1d11=7 (7)　(ミレニアム以外の場合dice1d10=7 (7)　)

1.AR　2.SR　3.HG　4.SMG　5.MG　6.SG　7.RL　8.GL　9.MT　10.FT　11.RG(ミレニアム出身時のみ)

髪色：白　(スレ主の癖)

瞳色：赤　(スレ主の癖)

肌色：　dice1d3=1 (1)　1.色白　2.肌色　3.褐色

長さ：　dice1d100=12 (12)　1で肩につかないくらい100で足元

身長：　dice1d50=19 (19)　+130

胸囲：　dice1d100=97 (97)　1で壁、100で爆乳

連邦生徒会に入った理由：生徒会長のヘッドハンティング

連邦生徒会長に対する思い：　dice1d100=44 (44)　(1で尊敬、50で友人、100で重い愛)

[2 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 16:44:25]

【ステータス】

戦闘：120 (懐刀の為)

医療：　dice1d100=33 (33)　+20

知性：　dice1d20=13 (13)　+100 (アロナ開発者の為)

技術：200 (アロナ開発者の為)

政治：　dice1d40=37 (37)　+80

倫理：　dice1d60=47 (47)　+60

慈悲：　dice1d60=18 (18)　+60

神秘：　dice1d100=99 (99)　+20

(120でキヴォトス最強格)

【好感度一覧】

(懐刀←→他キャラ　1に近い程初対面、100に近い程好き　0以下は嫌ってる)

連邦生徒会長：　dice1d100=71 (71)　(懐刀は100固定)

先生：　dice2d100=40 50 (90)

リン：　dice2d100=97 4 (101)

モモカ：　dice2d100=79 86 (165)

カヤ：　dice2d100=58 80 (138)

アオイ：　dice2d100=83 35 (118)

アユム：　dice2d100=43 84 (127)

ハイネ：　dice2d100=21 48 (69)

スモモ：　dice2d100=63 34 (97)

人材資源室長：　dice2d100=4 96 (100)

文化室長：　dice2d100=54 10 (64)

保険室長：　dice2d100=4 16 (20)

連邦生徒会モブ：　dice2d100=7 90 (97)

[3 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 16:51:07]

キャラクター設定回りやスレ一覧は下記にまとめていますので、忘れた時などに参照してください。

【🎲・⚓・オリキャラ】連邦生徒会の懐刀兼アロナ開発者だった生徒がシャーレに派遣された世界線 | Writening

[4 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 17:13:19]

シナリオの始まりは？

生徒会長のdice1d2=2 (2)　(1.失踪前　2.失踪後)

[5 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 17:27:11]

プロローグを読む感じ、生徒会長が失踪してから数週間とユウカが言ってくれていたので、先生が来るまでの期間を決めます。

先生が来るまで　dice1d4=4 (4)　週間。

[6 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 18:11:06]

連邦生徒会長が失踪した。

この一報は、私に大きな衝撃を与えた。

「会長とは、そこそこ仲良くなってたと思ってたんだけどなぁ。失踪するなら一言言ってほしかったよ……」

このことに、私はdice1d100=15 (15)　程ショックを受けていた。

「はぁ、頼まれてたシステムは最終調整が終わったし、サンクトゥムタワーの様子を見るかな」

なんてことをとある建物の地下で呟きながら、建物の戸締りをしてから連邦生徒会の様子を見に行くことにした。

目的地まで30kmあるから、連邦生徒会所有の車両で移動をする。

dice1d4=3 (3)

1.何事もなく到着する。

2.連邦生徒会の大混乱に遭遇する。

3.不良集団に襲われる。

4.爆発！？

[7 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 18:46:10]

あまりショックを受けていないですね？

dice1d4=4 (4)

1.一緒にいた期間がそもそも短かったから

2.生徒会長がやりそうなことだったから

3.生徒会長がいつか帰ってくると信じているから

4.生徒会長からは事前に知らされていたから

「えぇ…？　生徒会長が失踪してから治安が悪くなるの早くない？」

不良モブ「へへへ、それ連邦生徒会の車だろ。ここは通行止めだが、払う物払ったら通してやってもいいぜ？」

どうしよう、予想以上に治安が悪くなってて、困ってしまった。

よーし、ここは不良全員のして、ヴァルキューレに預けちゃおう！

伊達に生徒会長の懐刀してないからね！

dice1d4=1 (1)

1.身体も車も無傷で不良モブ全員を倒す。

2.流石に無傷とはいかなかったかな。(掠り傷)

3.あっ！　車が爆発しちゃった！(ロケラン誤射)

4.ん、あの狐耳は……？

[8 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 20:26:57]

一言言ってたみたいですね！
生徒会長「あっ、明日私失踪するからあとはよろしくね！」
懐刀「えっ？」

―――。
――。
―。

懐刀「あぁ！　そう言えば、会長そんなこと言ってた！　というか、軽過ぎないですか会長！」
あれだけ言われても、冗談だと思うじゃん！
そんな軽く言われても困るよ！
なんて、ロケランの爆発で地に伏せた不良モブ達を背景に叫ぶ。
懐刀「はぁ……はぁ……、連邦生徒会の人に聞けば何かわかるかな？」
そう考えて、ヴァルキューレに連絡を飛ばしてから、サンクトゥムタワーに再び向かうことにした。

[9 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 20:31:49]

サンクトゥムタワーについて現状を聞くために、人を訪ねるのだが

dice1d4=4 (4)

1.リン

2.モモカ

3.カヤ

4.アオイ

名前の安価がスレッドが落ちる時間帯まで埋まらなかった場合は、スレ主で名前を決めます。

[10 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/16(土) 22:27:57]

安価まで到達しなかったため、この子の苗字dice1d4=4 (4)　名前dice1d4=4 (4)　に決定します。

1.八文字

2.笠羽

3.加賀野

4.上平

1.ミコ

2.マナカ

3.チカコ

4.ユウミ

[11 二次元好きの匿名さん 25/08/16(土) 22:29:42]

>>1でダイスをたくさん振るスレは伸びない

[12 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 03:00:17]

伝え忘れていましたが、何か気になることや要望があれば無理のない範囲で拾っていく予定です。
また、基本的にはダイスや安価(基本はダイスになるかと)で展開を決めてからSSで投稿する形式になります。

[13 1 ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 12:33:05]

保守代わりの設定埋め

ロケットランチャーを使っている理由？

dice1d4=4 (4)

1.普通の長銃だと胸につっかえて扱いずらい！

2.手に馴染むから！

3.SRTでの訓練の時に最初に扱ったのがこれだった！

4.遮蔽や乗り物ごと吹き飛ばせるから！　火力が正義！

[14 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 19:47:48]

(もしキャラのエミュや原作の設定におかしなところがあれば、指摘してくれると助かります！)

ユウミ「SRTの閉鎖ですか！？」

アオイ「あぁ、貴女も元SRTの生徒だったわね」

サンクトゥムタワーに到着して最初に捕まえたのはアオイ先輩だった。

財務室長だし、何か知ってることがないか聞いた最初に告げられたのが、STRの閉鎖であった。

先輩の言葉を聞いた私は堪らずアオイ先輩に寄って肩を強く掴んでしまう。

確かにSRTは私の故郷……と言っても、あそこにいたのは数週間だったけど。それでも、あそこに残っている友達が路頭に迷ってしまうのではないかと、心配になる程の衝撃だった。

ユウミ「どうしてSTRが閉鎖になるんですか！？　もしかして、生徒会長の失踪に何か関係してるんですか！？」

アオイ「落ち着いて、まだ決まったわけじゃないわ。まだ協議中だけで、すぐに閉鎖するわけではないわ。だけど、現状は殆どが閉鎖に賛成してるから、時間の問題ではあるけども」

アオイ先輩から、情報を引き出し対策を考える。

SRTの閉鎖を防ぐには、各室長への根回しが必要であり、それをするには時間が足りない。

それに、別にも問題がある。

アオイ「SRTの権限は連邦生徒会長直轄で管理されていて、会長が失踪した今SRTは宙ぶらりんな状態だし、それに維持費とかのコストが掛かるのよ。あと、ユウミも他人を気にしている場合ではないでしょう」

ユウミ「え、なんでですか？」

アオイ先輩が別にある問題を教えてくれる。

アオイ「貴女は会長直轄の権限で動く懐刀って言われてるでしょう？　SRTと同じく貴女を動かす権限が現在の連邦生徒会には無いのよ」

ユウミ「えぇぇぇぇぇぇぇぇ！？」

その言葉に私は絶叫した。

「dice1d4=2 (2) 」

1.引き継ぎくらいしてくださいよ、会長！？

2.私これからどう動けば！？

3.私そんなにお金がかかる女でしたか！？

4.私もSRTと一緒に捨てられるんですか！？

[15 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 20:08:14]

アオイ「あら、路頭に迷うくらいなら、財務室に来る？　会長が直接スカウトした子だし歓迎するわよ」

ユウミ「すみません。誘いは有難いのですが、少し考えさせてください！　それはそうと、SRTの閉鎖を阻止したいのですが！」

アオイ「治安が悪化している今、SRTに割く予算は……」

現在の好感度は83 dice1d100=53 (53)

83以下でSRT閉鎖の阻止に協力してくれる

84以上でSRT閉鎖の阻止に協力してくれない

それから、少し話をしてから私はアオイ先輩に礼をして、他の人から情報を集める為に行動する。

ユウミ「他に話を聞けるのは……」

dice1d4=1 (1)

1.リン

2.モモカ

3.カヤ

4.これ以上の成果は得られず……。

それと、好感度上昇(アオイ→ユウミ83 ユウミ→アオイ35)

dice2d100=7 11 (18)　好感度より大きければdice1d17=7 (7) dice1d65=18 (18)　好感度以下であればその半分

[16 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 21:00:05]

ユウミ「あっ、リンちゃん先輩！」

リン「リンちゃんじゃありません。それになんですか、暇なんですか？　暇ならこちらの仕事を手伝って欲しいのですが？」

忙しそうに歩くリンちゃん先輩に声をかけたら、疲れた顔で嫌見たらしいセリフを吐かれてしまった。

よく見れば、疲労なのか少し顔色が悪くて、会長が失踪してから大変なんだったんだろうなぁ、というのが窺えた。

リン「生徒会長がいなくなってからというもの、行政機関の権限が凍結状態。あぁもう、生徒会長は一体どこに行ったんですか！」

ユウミ「ちょ、おちちち落ち着いてください！」

リンちゃん先輩とは、連邦生徒会に来て一度挨拶したきりだったから、こんな怖いなんて思わなかった！

会長が『リンちゃん』とか呼んでたから優しい人なのかな？　と思ってたよ！

ユウミ「それよりも、SRTが閉鎖されるって聞いたのですが、どうにかならないんですか！？」

リン「それより……はぁ……。SRTの件ですが、流石に財政状況や権限周りを考えて現状は閉鎖の方向で考えていますがーーーー」

ユウミ「それではダメなんです！　今閉鎖してしまったら、治安維持の皺寄せがヴァルキューレに来ちゃうんですよ」

会長と一緒に外回りに出たことがあるからわかるけど、重犯罪や凶悪犯罪にはSRTが不可欠なのは、元SRT生徒としても感じていることだった。だからこそ、リンちゃん先輩にも重要性を説いてSRT閉鎖の阻止をお願いしなきゃ！

現在の好感度は97 dice1d100=10 (10)

97以下でSRT閉鎖の阻止に協力してくれる

98以上でSRT閉鎖の阻止に協力してくれない

そういえば、なんでリンからユウミに対する好感度が高いんですか？

dice1d4=2 (2)

1.SRT生徒時代の成績が優秀だったから

2.生徒会長を信頼して

3.一目で優秀な人材であるとわかったから

4.一目で可愛いと思ったから

[17 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 21:46:13]

ユウミ「リンちゃん先輩、有難うございます！」

リン「こちらでも、根回しできるか考えてみます」

交渉の末、SRT閉鎖の阻止に協力してくれると約束を取り付けることに成功した。

好感度上昇(リン→ユウミ97 ユウミ→リン4)

dice2d100=48 17 (65)　好感度より大きければdice1d3=2 (2) dice1d96=4 (4)　好感度以下であればその半分

(ウォーミングアップできたので)あれから私はSRTを守る為に、足で各室長やその周辺の人に頼りSRT閉鎖阻止の協力をお願いして回った。

特に防衛室長のカヤ先輩との交渉には苦労もした。

カヤ「dice1d3=1 (1) 」※ユウミは政治117あるので協力確定

1.あの乳デカ女には癪ですが、協力しましょう。

2.あの乳デカ女は気に入りませんが、会長が連れてきた子だから信じましょう。

3.あの乳デカ女……！　あんなでかい物で私を油断させるとは！

なんか、カヤ先輩が私の胸に視線を送り続けていたけど、気のせいかな？

そして、SRT閉鎖の協議の結果は？

dice1d100=59 (59) +117+150(政治ボーナス+他根回ししたボーナス)

300を超えたら、SRT閉鎖は見送りに

[18 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 21:59:43]

やりました！

SRTの閉鎖の見送りですが、閉鎖を阻止することにはできました。元いた場所が無くなるのは悲しいことだから、この2週間走り回った甲斐があったよ！

肝心のSRTの処遇は？ dice1d4=1 (1)

1.暫くは治安維持に専念。

2.暫くは待機。

3.扱いに関して会議が紛糾することに？

4.えっ！？　私の直轄に権限を移すですって！？

先生が着任するまであと2週間。

ユウミの今後の予定は？

dice1d4=2 (2)

1.私の権限問題の対処

2.SRTの様子を見にいく

3.会長から頼まれていたシステムの確認

4.あれ、リンちゃん先輩からの呼び出し？

[19 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 22:04:06]

ユウミは最近のSRT内部の現状が気になって、SRT特殊学園へと向かう。

ところで、気になったのですが、ユウミはサブウェポンはあるかな？

dice1d4=3 (3)

1.HG

2.SMG

3. dice1d4=1 (1) +盾

4.格闘！？

[20 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 22:53:15]

久々のSRT特殊学園の本校にやってきたユウミ。

私は部隊分けの前に会長から、どこの部隊にも所属したことは無かったんだけど、友達がいたからどの部隊に所属したのか気になるな。

ユウミの友達は誰？dice1d4=4 (4)

1.COW小隊

2.BIRD小隊

3.RAT小隊

4.RABBIT小隊

[21 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 23:01:07]

RABBIT小隊とお友達だったようです。

では、ここで各隊員との好感度を決めていきましょう。

(最低保証40)

ミヤコ：dice2d100=73 94 (167)

サキ：dice2d100=91 29 (120)

モエ：dice2d100=52 19 (71)

ミユ：dice2d100=27 1 (28)

ユウミ「こんにちは！　遊びに来たよ！」

サキ「なんだ、ユウミか。何しに来たんだ？」

ユウミ「dice1d4=2 (2) 」

1.ミヤコちゃんがしっかりリーダーやれてるか見に来たんだよ

2.SRTが閉鎖されるって聞いて落ち込んでいないか様子を見に来ただけだよ

3.モエちゃんがまた爆破してないか見に来たんだけど

4.今日もミユちゃんがしっかりできてるか確認しに来たんだ

[22 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 23:15:37]

サキ「べ、別に悲しんでたとかそういうのは……。閉鎖の話が一旦無くなったのは確かに安堵したが」

ユウミ「ふっふっふっ、みんなの為に走り回った甲斐があったと言う物だよ」

サキ「ユウミがか？　凄いな、ユウミは。あの連邦生徒会長にスカウトされて、今だと懐刀と謂われまでなって、もう遠い存在に感じるな」

ユウミ「その連邦生徒会長が失踪したから今は大変なんだけどねぇ。ところで、他のみんなは？」

サキ「今は訓練所じゃないか。私は装備の整備をしているところだ」

ユウミ「そうなんだ。まあ、邪魔するのもなんだし、他の子のところに遊びに行ってから帰るね」

サキ「あぁ、またな」

好感度上昇(サキ→ユウミ91 ユウミ→サキ40)

dice2d100=63 55 (118)　好感度より大きければdice1d9=8 (8) dice1d60=41 (41)　好感度以下であればその半分

SRTの様子はまだ混乱が残っている感じかな。このまま、存続してくれればいいんだけど……。

さて、来週の行動はどうしよう。

dice1d3=3 (3)

1.私の権限問題の対処

2.会長から頼まれていたシステムの確認

3.あれ、リンちゃん先輩からの呼び出し？

[23 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/17(日) 23:32:03]

(今日最後の更新、ここから本編プロローグ辺りに入ります)

リンちゃん先輩から急な呼び出しを受けたのだけど、どうしたんだろう？　などと考えながら、リンちゃん先輩が待つオフィスまでやってくる。

ユウミ「リンちゃん先輩！　呼び出しを受けて来ました！」

リン「私はリンちゃんではありません。んんっ、ところでユウミさんは会長から何か聞いてたりしませんか？」

ユウミ「会長から？　いえ、何も聞いてませんが。もし聞いていたら、今もこうやって走り回る羽目になりませんよ！」

そう、この4週間の間に、SRTの閉鎖問題や治安の悪化の抑制、生徒会長が失踪した空白を埋める為の事務作業を行っていたのだけど、会長が見つかることは無かったし、会長からのメッセージが残されていることもなかった。

リンちゃん先輩が私にそのことを尋ねるということは、会長が残した何かがあったと思っていいのかな。

リン「そうですか……。実はサンクトゥムタワーの行政制御権を取り戻す方法が先程判明しました」

ユウミ「本当ですか！？」

リン「はい。その件でこれから今日着任した先生にお願いするところです。ついて来てくれますよね？」

ユウミ「は、はい！　勿論です！」

今取り巻いているサンクトゥムタワー、いやキヴォトスの問題を解決する為の存在。それを聞いて私は興味を持った。現状のサンクトゥムタワーの行政制御権は最終管理者である連邦生徒会長が握っており、認証を迂回する方法が今までに見つかっていなかったのだ。だからこそ、それを解決する先生という人物に興味を持った。

リンちゃん先輩の後に続き、先生が待っているという待合室までやってくる。私が目にした先生は……。

dice1d4=3 (3)　(スレ主の癖で女性固定)

1.オタク系先生！

2.可愛い系先生！

3.クール系先生！

4.合法ロリ先生！？

[25 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/18(月) 08:44:41]

(保守代わりにSS投下)

参考代わりに好感度を

先生→ユウミ40 ユウミ→先生50

おまけに先生の身長は diae1d30= +150

私が見た先生は優しそうな寝顔で眠っている姿だった。

ユウミ「先生ねてますね。どれくらい待たせてたんですか？」

リン「 dice1d60=22 (22) 分程ですが、それだけお疲れ様だったのでしょう。先生、起きてください」

困り顔のリンちゃん先輩が先生の肩を揺らす。少しの時間、先生に声を掛けながら私も先生の頬を指で突く。

先生「ん、んん？」

リン「相当お疲れだったようですね」

ユウミ「こんにちは、先生！」

リンちゃん先輩が先生の眠気をどうにか飛ばす。よくよく見れば、先生の顔立ちはクール系でかっこいい場面やピンチな時に救われた場面で、惚れる女性が大量生産されそうな。そんな感想を覚える。

先生「すまない。少し眠ってしまったようだ」

リン「では、改めて自己紹介と状況の説明をします」

リンちゃん先輩の主導でエレベーターに向かって乗りながら、キヴォトスが抱えている問題と先生がここに来た理由を語る。しかし、先生がここに来た理由が曖昧なのが気になった。

ユウミ「ところで、先生は誰が呼んだんですか？　リンちゃん先輩じゃないのは確かなようですが」

リン「やはり、何も聞いていないんですね。先生を呼んだのは、連邦生徒会長ですよ」

ユウミ「えっ、会長が！？」

会長が呼んだ先生。私は驚愕と共に先生に対して更なる興味を抱いた。

リンちゃん先輩が私を呼んだのは会長絡みなのだろうけど、恐らく先生に関わる問題なのは予想できた。

[26 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/18(月) 08:45:43]

ダイスミス

dice1d30=29 (29) +150

[27 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/18(月) 09:56:37]

エレベーターが指定階に到着し、扉が開く。リンちゃん先輩の後ろについて出ると、連邦生徒会では見ない他校の生徒たちが待ち構えていた。

ユウカ「ちょっとまって、代行！　やっと見つけた、待ってたわよ！　連邦生徒会長を呼んできて！」

ミレニアムの先輩が最初に発した言葉から、連邦生徒会長の失踪や連邦生徒会の行政制御権問題、更には私と一緒にこの場に居合わせてしまった先生の説明など、話が進んでいくのだが……。

リン「この先生が、フィクサーになてくれるはずです。それと、こちらが本日から連邦生徒会長が残した指示で先生の補佐として転属する上平 ユウミさんです」

ユウカ/チナツ/他生徒「！？」

ハスミ「この方が？」

ユウミ「私！？」　先生「私が？」

リンちゃん先輩の発言で、後ろで静かに聞いていた私は驚きで飛び跳ねるところだった。会長が私を先生の補佐に指名？　私、何も聞いていないんですけど！？

ユウカ「ちょっと待って。そういえばこの先生はいったいどなた？　どうしてここにいるの？　それに dice1d4=1 (1) 」

1.その子も誰なのよ？

2.その子もフィクサーなの？

3.その子、確か数週間前にリオ会長からスカウトを受けてた子？

4.この子確か連邦生徒会長の懐刀、通称『( >>30 までダイス)』じゃない！

[28 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/18(月) 10:19:31]

それから話は進み、私も連邦捜査部シャーレに(連邦生徒会長の勝手で)入部することになった私ですが、問題はそれだけではありませんでした。

4週間前まで会長に頼まれてシステムを作っていた場所、あそこがシャーレの部室がその場所にあたり、そこに先生をつれていくことになったのだけど……。

モモカ「あぁ、外郭地区の？　あそこ今大騒ぎだよ。矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ」

リン「……うん？」

連邦生徒会に恨みを抱いた生徒達が巡行戦車まで持ち出し、シャーレの部室を占拠しようと暴れまわっている。その一報にリンちゃん先輩はプルプルと震え、私は会長に頼まれて苦労して築き上げたシステムが壊されるかもと憤慨する。

私はリンちゃん先輩の通信端末を引っ手繰って、デリバリーが来て通話を切ろうとするモモカちゃんを慌てて止める。

ユウミ「待ってモモカちゃん！　矯正局を脱出した生徒って一大事じゃん！　ご飯を食べてる場合ではないよ！」

モモカ「えぇ～、面倒くさいじゃん」

ユウミ「めんど……。いや、近くにパトロール中のSRT生はいないの！？　ほら、お菓子の差し入れしてあげるからさ！」

モモカ「お、わかってるじゃーん！　ちょっと待っててね。えぇっとね、 dice1d4=1 (1) 」

1.近くにはいないね

2.ヴァルキューレしか今はいないね

3.RABBIT小隊が近くにいるね

4.FOX小隊が近くにいるね

私がモモカちゃんと話している間、リンちゃん先輩は先生に宥められた後に集まってきた生徒達をジーと見つめる。

あぁ、私はリンちゃん先輩の考えていることが何となくわかるよ。ちょうどここに各学校を代表する生徒たちが集まっているんだから、彼女たちに手伝ってもらおうと……。まだ関わりは少ないけど、性格が相当アレだよね。とは思ってしまった。

それから、私達と先生はシャーレの部室を奪還するべく、サンクトゥムタワーを出るのだった。

今回のユウミの戦闘での貢献度 dice1d100=46 (46)

ワカモが出てきた場合のユウミがあいてするか　dice1d2=1 (1) 1.する　2.先生の護衛に集中

[29 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/18(月) 12:28:02]

ここからチュートリアル戦闘です。

今回の戦闘では、ダイス式バトルの判定を行ってからSSに反映させる形になります。

例：補正値込みで高い方が攻撃を当て、3回攻撃を当てられたら戦闘不能になる。

なお、キャラによっては戦闘不能までの回数が増減する

ユウミ：dice1d100=10 (10) +120

ワカモ：dice1d100=19 (19) +90

ところで、ユウミの武装の詳細と戦闘スタイルは？

ロケランとHGのモデル、戦闘スタイルの3つを24時まで >>30 ~ >>33 からダイス

盾：dice1d4=2 (2)

1.替えの利くライオットシールド

2.ホシノが持ってるような頑丈な立てられるシールド

3.ギャンが持ってそうなミサイルを発射できる自作シールド

4.身長より高い巨大で頑丈な盾(これが当たったらゴリラ族認定)

[30 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/18(月) 21:03:55]

保守代わりに安価が来なかった場合のモデルと戦闘スタイル

RL：パンツァーファウスト3

HG：コルト・シングル・アクション・アーミー・バントライン・スペシャル

戦闘スタイル：前線に突っ込んでのRL近距離発射。弾切れ時はHGをクイックドローしての射撃。稀に盾によるチャージ。

また、ユウミは獣耳やエルフ耳などはある？

dice1d4=4 (4)

1.なし

2.獣耳

3.エルフ耳

4.両方！？

[31 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/18(月) 23:53:34]

さて、少し設定を埋めたところで、明日辺りにSSを投下したいと思います。
明日の朝の隙間時間に1レス分投下できれば……。

[32 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 07:49:14]

忘れていた好感度の判定

キャラ→ユウミ　ユウミ→キャラ

ユウカ：dice2d100=92 13 (105)

ハスミ：dice2d100=63 82 (145)

チナツ：dice2d100=56 77 (133)

スズミ：dice2d100=37 100 (137)

[33 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 08:37:28]

ユウカ「なによこれ！？」

ユウカ先輩が最初に叫んだ通り、シャーレ部室がある周辺は不良達によって滅茶苦茶な状態になっていた。
話し合いの結果、先生がみんなの指揮をすることになり、私もロケットランチャーと盾を片手ずつに構えて戦闘に入った。

不良「へへへっ、カモが来たぜ」
ユウミ「よし、行くよ！」

盾を強く構えて、不良集団に向けてシールドチャージを行う。盾にJHP弾が当たる感触を感じながら、最前列の不良を吹き飛ばした瞬間に、盾の横からロケットランチャーを至近距離で当てる。不良集団の一部が大きな爆発で吹き飛び、至近距離にいた私は盾で爆風を逸らす。
初手の一撃で敵の大半が吹き飛んでいた。

ユウカ「ちょっと！　更に滅茶苦茶になってるじゃない！」
ユウミ「えっ、この方法お気に召しませんでしたか？」
スズミ「その方法がいいというより……」
ハスミ「道路がこれでは使えませんね」
チナツ(ゲヘナでは日常茶飯とは言えませんね)

先輩達のいう通り、私のロケットランチャーで道路の路面は捲れ上げ、近くにあった車などが横転したり、爆発したりと、さっきより滅茶苦茶な状態になっているのは確かだった。
当然、不良達も大半が爆風で軽い怪我と気絶をしており、こちらも見た目は死屍累々といった所だ。

ユウミ「でも、こっちの方が手っ取り早くないですか！？」

そう言った私の言葉にチナツさん以外はあまり賛同することが無く、先生までもが苦笑いをする始末だった。

[34 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 09:15:55]

不良集団の鎮圧が進み、シャーレの部室がある建物まで目の前ところで、リンちゃん先輩から通信が飛んでくる。

リン「今、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました。ワカモ、百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です」

聞いたことがあるよ。先日騒ぎになった矯正局を脱獄した七囚人の一人であり、様々な前科を持つ危険人物。それが、不良集団の後ろにいるのが見える。ただ、それだけではない。

チナツ「気をつけて下さい、巡航戦車です！」
ハスミ「クルセイダー1型……！　私の学園の正式戦車と同じ型です！」
ユウカ「つまりガラクタってことだから、壊しても構わないわ！　ユウミ、あなたの出番よ！」
ユウミ「いえ、私はワカモの方を相手します！」
ユウカ「なんでよ！？」

これには理由がある。私の戦闘スタイルは、超火力に任せた攻撃方法で他人と共に戦うことは難しい。ましてや、家内などでは使えない戦法だ。
強敵との戦いもそうで、他人を気にしながら火力を調節するのは難しい。だからこそ、私はワカモと一対一の勝負に挑もうと、皆んなにお願いする。

先生「わかった。ユウミにワカモを任せるよ」
ユウカ「先生！？」
先生「さっきまで君たちの戦いぶりを見せてもらったけど、これが最善手だと思うから、私はユウミを信じるよ」
ユウミ「先生……。はい、任せて下さい！」
ユウカ「あぁもう！　わかったわよ！」

他の人達の了承を耳にしてから、私は盾を構え直してから、脚に力を入れていく。ここからは本気で行かせてもらうよ！
脚の力を解放すれば、前面にいた不良を弾き飛ばしながら、ワカモに対してシールドチャージを実行する。しかし、ワカモは寸前で盾を避けるが、これはフェイント。ワカモが避けた瞬間を狙って軽いブローを叩き込む。それでも、ワカモは銃を盾にする事で防ぐが、私が脚に力を入れる事で、自分事ワカモを飛ばしてシャーレの部室がある建物から離れた橋まで押しやる。

[35 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 09:16:56]

ワカモ「あらあら、こんな強い子が居たなんて、連邦生徒会は隠していたのかしら」
ユウミ「どうなんだろうね。私ずっと会長に連れ回されたり、頼まれた事で引き篭もりがちだったから、わからないや」
ワカモ「ふふふ、これから知っていけばいいわ。ここで壊してしまうかもしれないけど」
ユウミ「やらるもんならやってみたら？」

少しの会話の後、互いに静かになり戦意を互いに高めていく。次に動くのは、クルセイダー1型戦車の主砲の音が響いた時だった。

次回からチュートリアル戦闘開始です。

[36 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 09:49:26]

前のレスでも説明しましたが、今回の戦闘ではダイス式バトルの判定を行ってからSSに反映させる形になります。

補正値込みで1D100を振り高い方が攻撃を当て、3回攻撃を当てられたら戦闘不能になります。

なお、キャラによっては戦闘不能までの回数が増減しますが、ユウミは戦闘能力が最高の120に到達しているので、戦闘不能までのラインが1加算され、さらに盾を所持している為更に1加算されます。

では、SSに反映するための獣耳の種類を決めてから戦闘開始します。

dice1d4=4 (4)

1.牛耳

2.兎耳

3.狐耳

4.猫耳

[37 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 09:54:16]

第一ラウンド目

ユウミ(0/5)：dice1d100=38 (38) +120

ワカモ(0/3)：dice1d100=55 (55) +90

クルセイダー戦車撃破判定(0/3)：dice1d100=8 (8) <50

[38 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 09:56:16]

ユウミの先制攻撃がヒット。

同時に、別の戦線のクルセイダー戦車にもダメージ。

第二ラウンド目

ユウミ(0/5)：dice1d100=29 (29) +120

ワカモ(1/3)：dice1d100=79 (79) +90

クルセイダー戦車撃破判定(1/3)：dice1d100=32 (32) <50

[39 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 09:58:10]

ワカモの反撃でユウミにヒット。

クルセイダー戦車は大破状態。

第三ラウンド目

ユウミ(0/5)：dice1d100=92 (92) +120

ワカモ(1/3)：dice1d100=41 (41) +90

クルセイダー戦車撃破判定(2/3)：dice1d100=96 (96) <50

[40 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 10:00:32]

ユウミの攻撃がワカモにクリーンヒット。

次のラウンドでワカモがユウミの判定を上回ればワカモは逃走します。

また、クルセイダー戦車はまだ健在。

第四ラウンド目

ユウミ(1/5)：dice1d100=11 (11) +120

ワカモ(2/3)：dice1d100=89 (89) +90

クルセイダー戦車撃破判定(2/3)：dice1d100=59 (59) <50

[41 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 10:02:06]

ワカモが逃走に成功したため、戦闘は終了。
次回はSSが完成時に投稿。

[42 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 12:45:50]

先に動いたのは私だった。
盾でワカモの視界に制限をかけながら、蹴りからシールドバッシュを当てて態勢を崩させる。

ワカモ「足癖が悪いですね！」
ユウミ「それはどう、も！」

ワカモは重心がズレたまま後ろに下がり、その途中でスナイパーライフルを撃つことで牽制を入れてくる。
私はライフル弾を盾で弾きながらワカモを追って、着地を狙ってロケットランチャーの弾頭をワカモの足元で爆破させる。

ユウミ「早速かまさせてもらうよ！」
ワカモ「……ッ！？」

爆風でワカモの体が軽々と吹き飛ぶが、しなやかな動きでバランスを取って着地する。私はそこを狙って更に盾で追撃を入れるが、何度かの撃ち合いの末に一度距離を取られてしまう。

ワカモ「ふふふ、私に手痛い一撃をいれてくるなんて、思ったよりやりますね」
ユウミ「最近は会長の依頼で引きこもりがちだったけど、これでも会長にスカウトされる程強い自信はあるんだよ」
ワカモ「顔を見ればわかりますわ。けど、こちらはどうでしょうか」

ワカモが着物の袖から爆弾の起爆装置を取り出し、躊躇なく押下する。
瞬間、橋に仕掛けられていたであろう爆弾が一斉に起爆し、私とワカモは崩れる橋と共に落下する。ワカモはバランスよく瓦礫の上で被害を免れ、私は咄嗟の出来事に盾を構えるだけで爆発の影響を諸に受けてしまう。気が付けば、私は瓦礫の下に埋められてしまった状態になってしまった。

ワカモ「呆気ないものですね。さて、あちらは苦戦しているようですし、先に建物の中をーーーー」

私はワカモが油断している隙をついて、ロケットランチャーの装填を完了してから、支えにしていた盾で瓦礫を下から押し上げる。上からワカモが驚く声が聞こえてきたが、私は構わずに一瞬だけ盾を引いてからフルスイングして瓦礫を砕いて散弾の様に吹き飛ばした。

ワカモ「なんて馬鹿力ッ！？」
ユウミ「失礼な、これでも繊細な乙女なんだよ」
ワカモ「乙女は馬鹿力で瓦礫を砕かないと思いますよ」
ユウミ「それもそうか」

[43 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 12:46:56]

言い合いながらも、私とワカモは降ってくる瓦礫の欠片の中、近接戦を繰り広げる。
ワカモが振るう銃剣を盾で往なしながら、隙を見てはシールドバッシュを行い、ワカモが距離を取ろうとすれば私が合わせて距離を詰め、ロケットランチャーを撃つそぶりを見せる。お互いに一進一退な攻防を繰り広げ、状況に変化を齎せたのは私のロケットランチャーだった。
私が一気に距離を詰めて、全力の爆破をお見舞いする。ワカモはそれを読んで距離を取る。私も盾で爆風を受け止めるが、撃ち終えたロケットランチャーを背中に流し、腰のホルスターに収めているお気に入りの拳銃を引き抜く。

ユウミ「はぁッ！」
ワカモ「なっ！？」

まだ晴れぬ爆風を盾を前面にして突っ込み、潜り抜けた先にいたワカモに対して大口径拳銃の不意打ちを連続で撃つ。
2発は外したが、4発をワカモの胴に叩き込み、追撃としてシールドバッシュで吹き飛ばす。相手が態勢を崩している間に、盾を設置して拳銃のリロードを行う。

ユウミ「ねぇ、降参しない？」
ワカモ「それは無理な話ですね」
ユウミ「そう。じゃあ、無理やり捕まえさせてもらうね」

会話は一瞬。その後は再び撃ち合いになると思ったが、ワカモが投げたグレネードを取り出して投擲する。
私はそれに対して盾で防御姿勢を取るが、グレネードから出たのは煙幕。視界を遮られてしまった。

ワカモ「悔しいですが、ここは引かせてもらいます。今度会うときは、飛び切りの刺激を用意しておきます」
ユウミ「えっ、逃げるの！？　これからって時に！？」
ワカモ「申し訳ありませんが、私にもやりたいことがありますので、しかし近いうちにまた会うでしょう。貴女とは私に似た何かがある。そう直感を感じましたので」
ユウミ「ちょちょちょ、待ってよ！？　どういうこと！？」

煙幕で何も見えない中、周囲から響くワカモの声に気を取られ、気配を感じ取れなくなってしまった。完全に逃げられてしまったのだ。
盾をフルスイングし、煙幕を飛ばしてもワカモの姿は何処にもいなかった。

ユウミ「逃げられちゃったよ！」

[44 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 12:51:20]

ワカモとの好感度

ワカモ→ユウミ(中身の共感？最低保証40)　ユウミ→ワカモ(七囚人補正-30)

dice2d100=100 12 (112)

[45 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 12:57:05]

ワカモさん！？

好感度100ってどういうことですか！？

dice1d4=1 (1)

1.自分を捕まえたFOX小隊より強い存在に興味が沸いた

2.自分が目指すべき破壊のプロとして意識した

3.自分を下した屈服感にユウミを気に入った

4.一目ぼれ

ついでにユウミからスズミに対する好感度100もなんですか！？

dice1d3=2 (2)

1.元SRT生として治安を維持したいという観点から共感を覚えた

2.閃光弾のプロとして尊敬

4.一目ぼれ

[46 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 17:31:49]

ワカモに逃げられてしまった。かなりのダメージは与えたんだけど、流石矯正局を脱獄した凶悪犯と言ったところかな。

ともあれ、これでワカモの脅威はなくなった。あとは、クルセイダー戦車の方も――――と思ったけど、少し装備を整えて橋の上に戻る間に終わったみたい。リンちゃん先輩からも全員に対して通信が飛んでくる。

リン『「シャーレ」部室の奪還完了。私も、もうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう』

ユウミ「リンちゃん先輩。私も行きます！」

リン『あぁ、そういえば貴女がここのシステムを構築してたのですね、わかりました』

そう、シャーレの建物こそが私が会長に頼まれていたシステムがある場所であった。

まあ、システム構築と言っても dice1d100=18 (18) ％の防衛費をSRTの予算に移したから、今後のシャーレの防犯は私が頑張るか、代替案を用意しないといけないんだけどね。

さて、先生がここの責任者になるのであれば、あのシステムを渡さないといけないよね。なので、私も中に入っていった先生を追いかけて、シャーレの地下まで走った。途中、私と先生、リンちゃん先輩以外建物内にいないはずなのに、物音が聞こえた気がするけど、やっぱり防衛設備はしっかり作らないといけないよね。

地下に到着すると、リンちゃん先輩と先生が話しているところだった。

リン「……そうですか。ここに連邦生徒会長が残した物があります。あぁ、ちょうどよかった。ユウミさん、連邦生徒会長から頼まれていた物を渡してあげてください」

ユウミ「はい！　えぇと、これは違う。これだっけ？　あっ、こっち……。あれ～？　あっ！　これだ！」

リン「……」

荷物が積まれた処から、ガサゴソと漁って取り出したのは、一つのタブレット。

リン「はぁ……、幸い傷もなく無事でしたが。ユウミさん、整理整頓や貴重品の保護はしっかり行ってください」

ユウミ「ひぃん……」

先生「まあまあ、そのくらいにして」

ユウミ「はい……、先生。受け取ってください！」

先生「うん、ありがとう」

[47 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 17:34:19]

リンちゃん先輩に怒られたあと、先生に向けてタブレットを差し出す。

ユウミ「これが私が丹精込めて構築し、連邦生徒会長が残した、「シッテムの箱」です！　会長も開発には携わっていたので、もしかしたらタワーの制御権を回復できるかもしれません。生体認証は会長から受け取った物を使用しているので、私たちではおそらく起動できません。先生ならもしかしたら……起動できるかもしれないです」
先生「……」
リン「私たちの出番はここまでです。ここから先は、すべて先生にかかってます。邪魔にならないよう離れてみています」
ユウミ「私はエラーや不具合が出ていないか、近くでモニターしてますね！」

リンちゃん先輩が離れたのを確認した後、先生は無言で端末を見つめる。
私は、置いてあった作業用のノートPCで「シッテムの箱」を監視する為に画面を注力したのだが……。
先生が「シッテムの箱」を起動した瞬間に、監視ログが異常を検知し、同時に私の視界も白く染められていった。

[48 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 18:16:14]

最初に視界に映ったのは、半壊した教室、何処迄も続く青い空と地平線。一部並べられた机に突っ伏して寝ている少女は……？

ユウミ「 dice1d4=1 (1) 」

1.気のせいですね

2.他人の空似です

3.可愛いですね

4.連邦生徒会長……？

先生「眠ってて可愛いね。ツンツン……」

アロナ「うにゃ……、まだですよぉ……しっかり噛まないと……」

思考の海に沈んでいる私が背後にいることに気付かないのか、先生は少女に近付き、あろうことか少女の頬を突いて微笑ましい表情を見せていた。

クール系な顔をしている先生が優しい顔で見守る姿は、世の中の乙女のハートをダイナマイトで破壊しそうな程の威力だ。かくいう私も、その顔にはドキリとする。

しかし、私は先生の顔に見惚れている場合ではない。なにせ、ここのVR空間？な場所は私が作った覚えのないところだからだ。そもそも、精神をVR空間に移す技術なんて持っていないし、私が作ったのは精々サポート用に開発した超超高性能万能AI「アロナちゃん」と、それを覆う箱だったのだから。

となると、考えられるのは会長が私のシステムを基盤に新しいシステムを再構築した？　会長なら出来そうだから困るところなんだけど！

私が更なる思考をしようとしたところで、少女ーーアロナちゃんの声で思考を現実まで引き上げる。

アロナ「おうおうおう！　先生、生きとったんかワレェ！」

先生/ユウミ「！？」

[49 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 19:06:38]

私と先生は驚きでアロナちゃんを見る。
同時に、アロナちゃんも驚愕の表情で跳ね起きて、自身の喉を摩る。

アロナ「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ！？」
先生「お、落ち着いて、というか見た目に違わず勇ましい喋り方するんだね」
アロナ「ちゃうわボケェ！　目が覚めたと思ったら、こんな喋り方しか出来んくなったんや！」
先生「えっ、じゃあどうやったら治るんだろう？」

私は思い出す。
会長が失踪する前に、私はバリエーションが欲しいからと、様々な性格や口調を作って幾つか用意していた。
それを、あろう事か会長が入れたアロナちゃんの人格に適応されたのかもしれない。もしくは、設定するときに間違えた物を入れたのか……。
設定画面はプルダウン式だけど、開発中はノートPCだったから、マウススクロールで楽に変更できるようにしてたんだよね。
会長、もしかしてそんな単純ミスした……？　ありえそうなんだけど、今は解決してあげる方が優先だね。

ユウミ「アロナちゃん、多分性格の設定が間違ってるんだと思うよ！」
アロナ「あんたぁ、ユウミじゃないけぇ！　元気にしとったか！？　ちゃう、おいらはこんな喋り方ちゃう」
先生「ユウミちゃん？　どうしてここに？」
ユウミ「わかりませんが、私も巻き込まれたようで」
先生「そうなんだ。今は詳しい人がいた事に感謝しよう」

騒ぐアロナちゃんを他所に、先生に設定画面を開いて……。

ユウミ「先ずは、初期設定からですね……」
先生「項目が見当たらないね」
アロナ「それはおいらがやるんよ。ほら、指を出しな？」
ユウミ「指詰めじゃないよね？」
アロナ「ちゃうわボケェ！　指紋認証じゃい！」
先生「私はアロナを信じるよ」

先生とアロナちゃんの指同士が触れる。

[50 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 19:09:21]

先生「E◯みたいだね」
アロナ「なんじゃそりゃ。まあいい、これで先生の生態情報の指紋を確認するんや。ちょいまっちょれ、今ぁ画面に残った指紋を確認するけぇ」
ユウミ「こんなやり取りあったかなぁ？」

それから、アロナちゃんは暫く「ゴゴゴ」という擬音が聴こえそうな程指紋を睨みつけていたが……。

アロナ「うぅん……うぐぐ……ぬぅぅぅ、よく見えん……、まあこれでええやろ」
ユウミ「えぇ……」
アロナ「……」

ギロリとアロナちゃんに睨まれて、私は思わず後退りしてしまう。いや、性格も構築したと言っても、VR空間内だと少女でも迫力が凄い……！
その後は、生体認証が完了したのか、連鎖して初期設定が即座に完了する。
アロナちゃんは、先生が操作していたウィンドウを引ったくって、瞬く間に両手の指を駆使して超高速で設定をし直す。

アロナ「ふぅ、これでいつもの私になりました。しかし、身体のバージョンが低いからと油断して酷い目に遭いました……ぐすん……」
先生「災難だったね」
ユウミ「そうですね。まさか、初期設定でヤクザ風口調になってたなんて」

ひと段落して、アロナは自己紹介をする。

アロナ「私はアロナ！　この「シッテムの箱」に常駐している管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です！」
先生「よろしくね、アロナ」
アロナ「はい！　やっと会うことができました」
ユウミ「よろしくね、アロナちゃん」
アロナ「はい、よろしくお願いします」

それから、今問題になっているサンクトゥムタワーの権限についてや連邦生徒会長について聞いてみるが、後者に関しては収穫がなかった。前者に関してはアロナちゃんが回復できるということで、先生は全て任せることにした。
アロナちゃんとの会話を終えると、意識が引っ張られる感覚を感じて、気が付けばシャーレ部室の地下に戻ってきていた。
私が注視していたノートPCは、エラーや不具合が全て消え去っており、オールグリーンな状態を示している。
その後、シャーレにある発動機が稼働を開始する轟音を耳にした。

[51 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 21:33:53]

アロナ『うぅむ……。サンクトゥムタワーのadmin権限の取得完了……。先生、サンクトゥムタワーの制御権を無事に回収出来ました。今サンクトゥムタワーは、私アロナの統制下にあります。今のキヴォトスは、先生の支配下にあるも同然です！』

私がいつも調整していたタブレット端末からアロナちゃんの声が聴こえる。
それからアロナちゃんは連邦生徒会に制御権を渡すことに疑問を持っていたようだけど、先生は躊躇なく渡すことを選択した。
リンちゃん先輩の方もサンクトゥムタワーの方から連絡が来て、制御権が戻ったことに安堵の表情だった。

リン「お疲れさまです。これからは連邦生徒会長が居た頃と同じように、行政管理が進められますね」
ユウミ「はい！　これで周囲の学園からの苦情が減りますね、リンちゃん先輩！」
先生「よかったね、リンちゃん」
リン「先生まで……私はリンちゃんではありません。でも、キヴォトスの混乱を防いでくれたことには、連邦生徒会を代表して深く感謝します」

残りの問題は、逃走した不良達だけど、閉鎖を間逃れたSRTがいるので問題がないということだった。
それから、私達は連邦捜査部「シャーレ」の建物を案内することになった。しかし凄いよね。シャーレの権限って本当に何でもできそうで、でも先生は強権を振らなさそうな感じはするから安心できそうだけども。
リンちゃん先輩の方も大変そうで、様々な問題の処理が山盛りで、私が先生のサポートに専念していていいのかなって思ってしまう程、リンちゃん先輩が私を見ながら問題になっている説明をツラツラと言ってたよ。そして、そんな私達に連邦生徒会が処理できない問題の書類が、メインロビーデスクの上に山盛り……。

ユウミ「リンちゃん先輩、初手からこれは流石に酷くない？」
リン「これでも手加減した方ですよ。もう少し多い方が良かったですか？」
ユウミ「い、いえ……」
先生「あはは……。一つ一つやって行こう、ユウミちゃん」
ユウミ「は、はい……」

リンちゃん先輩は、必要事項を全て言い終わると、挨拶をしてからサンクトゥムタワーへ帰っていく。
ここからが、私と先生とのキヴォトス中を飛び回るストーリーの開始だった。

[52 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 22:24:08]

ここからは、アビドス編までの幕間期間となります。

アビドスからの手紙が届くまで、シャーレの噂が広がる数日間となっているので、1回の行動を行えるとします。

さて、今日はどんな行動をしようかな～。

dice1d3=2 (2)

1.シャーレの防衛設備の強化

2.武装の開発

3.先生とメモロビ

[53 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 22:53:31]

どの武装を開発する？

dice1d2=2 (2)

1.もっと火力、ロケットランチャー！

2.もっと強い盾！

開発する場合の完成度：dice1D100= +100(技術の半分)

ロケランの場合

125～150：装弾数1+ dice1d4=3 (3)

151～199：上+ dice1d3=3 (3) 1.火力！　2.誘導性能！　3.飛翔速度！

200：上記全て

盾の場合

125～150：大きさ身長以上

151～199：新機能 dice1d3=1 (1) 1.マイクロミサイル発射機構　2.シールドチャージ推進機　3.武器マウント機構

200：上記全て

[54 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 22:54:39]

ダイスミス

dice1d100=12 (12) +100(技術の半分)

[55 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 23:28:23]

シャーレで働いて数日、少しずつシャーレの噂が広まっているのをひしひしと感じながら、今日の私はシャーレに用意してもらった工房で武装の開発を行う。
私のロケットランチャーや盾はモデルを改造した物で、私の戦闘スタイルに合うように魔改造されている。
そこで、更なる武装の強化の為と、本日は新しい盾を造ろうと様々な素材を取り寄せてきた！

ユウミ「さぁて、新しい武器を造るよ～！」
先生「おぉ～、ぱちぱち」
ユウミ「先生、ここで見学ですか？」
先生「うん、仕事の休憩に、ね」

シャーレでの仕事が始まったものの、圧倒的な書類の物量に最初の私と先生は悲鳴を上げていた。
なので、私と先生は先ず書類の量を減らそうと、死ぬ気で奮闘し今この隙間時間を手に入れていたのだ。

ユウミ「なら、見てってください！　私の最高の作品を作ってみますから！」
先生「うん、期待してるよ」

私は新兵器製作に集中する。
設計から始め、各種強度やパーツ事に当てはまる素材の選定を行い。ある程度まとまれば、実際に製作を開始する。作業用に用意した作業用アームが素材を加工し、加工したパーツとパーツを組み合わせていく。
最終的に完成したのは、平凡な盾。それでも完成度は高く、耐久性に優れた物だったが、私は満足できなかった。

ユウミ「う～ん、今日は調子が悪いなぁ」
先生「そうかな？　よくできているようだけど」

覗いてきた先生が感想を言ってくれる。
褒めてくれるのは嬉しい事ではあるのだけど、今まで作ってきた物と同等の物だから、私としては満足できなかった。
この日は切り上げて先生と仕事に戻ることにした。

[56 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/19(火) 23:43:59]

実質先生とのメモロビ

好感度上昇：先生→ユウミ40　ユウミ→先生50

dice2d100=4 5 (9)　好感度より大きければdice1d60=38 (38) dice1d50=35 (35)　好感度以下であればその半分

[57 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 08:49:20]

シャーレの噂が広まりきってきた。

噂に惹かれてやってきた生徒や、シャーレ奪還の際に協力してくれたユウカ先輩が様子を見にきたりと様々なイベントが起きた。

その中で一番驚いたのは先生の趣味だったよ。あんなかっこいい顔をしながらフィギュアやプラモデルを飾っている姿は思わずギャップで吹き出しそうになった。

まあ、その時にユウカ先輩が来て、芋蔓式で先生が経費でプラモデルを買っていたことが判明したんだけどね。あの時は私とユウカ先輩で先生をガンガンに説教したっけ。

それで現在なんだけど、私が「シッテムの箱」の会長が弄った部分を調査していて、人間の脳領域以上の処理速度と容量があることしかわからなかったところで、アロナちゃんから声をかけられた。

アロナちゃんだけど、どうやら私と先生以外には彼女の声が聴こえないし姿も見れないようで、私が認識できているのは、恐らく「シッテムの箱」の製作者だからなのかも？　詳しいことはわからないけど、多分そうなんだろうね。

アロナ『ユウミさん、ちょっと不穏な手紙があるのですが、先生に読んでもらった方がいいと思って、渡してくれますか？』

ユウミ「うん？　どれどれ、これかな」

アロナ『はい、よろしくお願いします』

アロナちゃんがホログラム(私が開発した！)で指差した手紙を取って、先ずは私が読む。

1枚目、2枚目と読み進んでいけば内容を把握する。

ユウミ「アビドス高校かぁ」

アロナ『ユウミさんは知ってるのですか？』

ユウミ「 dice1d4=1 (1) 」

1.昔はとても大きい自治区だったけど、今は砂漠化で見る影もないんでしょ。

2.1+それでなんとかしようと借金まで借りて、結局何も対策できないまま現在まで尾が引いてるんだっけ。

3.2+それで、二年前にアビドスの生徒会長が砂漠で行方不明になったって

4.3+アビドスの土地の殆どがカイザーに買収されたのは以前会長から聞いたくらいかな

[58 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 09:22:43]

アロナ『知っているなら話が早そうです』

ユウミ「うん、先生に渡してみるよ」

その後、先生の元に赴き、アビドスの手紙の件を伝える。

ユウミ「というわけなんですが」

先生「うん、今からアビドスに出張しよう」

アロナ『今からですか！？　さすが大人の行動力！』

ユウミ「dice1d4=2 (2) 」

1.はい、行きましょう！(遭難確率120%)

2.待って下さい！　砂漠に行くのであれば、準備は必要です！(遭難確率80%)

3.2+それに、砂漠では飲み物や地図、方位磁石とか必要ですから色々用意してきます！(遭難確率40%)

4.3+あと、連邦生徒会から砂漠使用の車を用意するように手配しておきます！(遭難確率0%)

4を引いた場合 dice1d4=1 (1)

1.普通の砂漠適応した車

2.1+ユウミカスタムの装甲盛り盛り

3.2+電子戦仕様

4.3+機銃と小型ミサイル搭載！？

また、遭難判定(選ばれた遭難確率以下で遭難)

dice1d100=8 (8)

[59 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 12:50:55]

と言ったものの……、私の予想以上にアビドスは広く、そして見栄えの変わらない廃墟と何処までも広がる砂漠に私と先生は何日も遭難してしまった！
私が準備にと、乾燥や暑さ対策をしたものの、全てが無駄だったかのように、食べ物や飲み物はすぐに底をつき、共に空腹と水分不足で地面に倒れてしまう。
あぁ、私はここで干からびるのかなぁ。とぼんやりと考えていると、私達に一人の影がさす。

シロコ「あの……大丈夫……？」
先生「……」頷く
ユウミ「だづげで……」
シロコ「あ、生きてた。道のど真ん中に倒れてるから、死んでるのかと」

まだ死んでないよ！　と言いたい衝動に駆られるが、喉がカラカラでさっきので力を使い切ってしまった。水ぅ〜！

先生「お、お腹が空いた……」
ユウミ「……」頷く
シロコ「……ホームレス？」
ユウミ「……」首を横に振る

狼耳の少女は困惑した表情で何かを考えた後、先生は遭難した理由を話してくれた。

シロコ「遭難者だったんだ。災難だったね、郊外なら市街地があるけど」
先生「あはは、土地勘がなくて」
シロコ「なるほど、この辺は初めてなんだね。ちょっと待って……」

彼女は荷物からガサゴソと何かを漁って取り出す。それは、プラスチック容器に入った飲料水だ。

シロコ「はい、これ。エナジードリンク」

彼女に渡された容器を先生が受け取ると、勢いよく飲む。

[60 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 12:54:03]

シロコ「コップ……。……！　あ……それ……///」
先生「うん？　どうしたのかな？」
シロコ「ううん、何でもない。……気にしないで」
先生「そう？　ありがとう」
シロコ「うん」

私も水分が欲しくて、先生の足を何度かタップして、やっと呑むことができた。かぁ、生き返る〜！　心の中で叫びながら、生温い感触でも生きたことに感謝しちゃう。

ユウミ「ぷはぁ……！　くぅ！　五臓六腑に染み渡る！」
シロコ「なにそれ？」
先生「あはは、気にしなくて大丈夫だよ」

水分補給が出来てある程度話せるようになった後、彼女にここに来た目的を話す。

シロコ「そっか。久々のお客さんだ。それじゃ、私が案内してあげる。すぐそこだから」
ユウミ「ごめんね。私、動けない……」
先生「右に同じくだね……」
シロコ「うーん……どうしよう」
ユウミ「その自転車に……」
シロコ「えっと、これ一人乗りだから……」
先生「それなら、背負ってほしいな」
シロコ「……。2人は……無理そう」
ユウミ「……。私を引き摺ってもいいよ。私の盾ならボードになるし」
シロコ「うん、その方がいい」

彼女の「それじゃ」という声と共に先生は背中に担がれる。私は、盾に寝そべり、盾の端にロープを括り付けて、狼耳の少女がロープを持って2人を運んでいく。
途中、狼耳の少女が汗の匂いで気になる様子だったけど。先生が彼女の首筋の匂いを嗅いで「いい匂い」と言っていたのは、流石に引いた。

[61 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 14:57:36]

シロコ「ただいま」
セリカ「おかえり、シロコ先輩……。うわっ！？　何っ！？　そのおんぶしてるの誰！？」
ノノミ「わあ、シロコちゃんが大人と生徒を拉致してきました！」
アヤネ「拉致！？　もしかして死体！？　シロコ先輩がついに犯罪に手を……！」
ユウミ「生きてるよ……」
シロコ「……」

アビドス高校に運ばれてきた私と先生は、出会った生徒にそんなことを言われる。ヘイローを見ればわかるんだけど、みんな驚きで気付かないから私から言うしかなかったよ。
シロコ先輩は、私と先生を地面に降ろすけど、もう少し優しく下せないかな！？

シロコ「普通に生きてる。うちの学校に用があるんだって」

お客さんだと驚いているアビドス高校のみんなを見て、私と先生は立ち上がって挨拶をする。

先生「こんにちは、私は先日シャーレに着任した先生で」
ユウミ「私はその先生をサポートする為に連邦生徒会から転属したシャーレ部員の上平 ユウミです」
ノノミ/アヤネ/セリカ「！？」
アヤネ「え、えぇっ！？　まさか！？」
セリカ「連邦捜査部「シャーレ」の先生！？」
ノノミ「わあ⭐︎　支援要請が受理されたのですね！　よかったですね、アヤネちゃん！」

アビドス生のみんなが喜んでいるところで、もう一人がいるからとセリカさんが部屋を出ていく。
その直後に銃声が鳴った。

[62 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 15:00:59]

ユウミ「ん！？　敵襲！？」

ノノミ/シロコ「！！」

アヤネ「わわっ！？　武装集団が学校に接近しています！　カタカタヘルメット団のようです！」

シロコ「あいつら……！　性懲りも無く！」

ユウミ「許せないね！　本調子じゃないけど、私も出ます！」

先生「うん、申し訳ないけどお願いね」

ユウミ「はい！」

襲撃に対する準備を始めたところでセリカさんと小さい子が戻ってくる。

セリカさんは「ホシノ先輩」って言ってたけど、あの背で私より年上なの！？　という驚きをしながらも、アビドスのみんなと一緒にヘルメット団の迎撃に赴くのだった。

この時のユウミを見たホシノの心理

dice1d4=4 (4)

1.先生と言っても大人、それと生徒にも要警戒だね

2.そんなに似てないよね〜

3.まだ夢を見てるのかな〜

4.ユメ……先輩……？

[63 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 15:14:28]

ホシノ！？　自分で入れた所為なのもありますが、何処がユメ先輩に似てたんすか！？

dice1d4=4 (4)

1.身長や体型(エルフや獣要素除く)

2.雰囲気

3.声や口調

4.上記全て

また、初見のキャラ達との好感度ダイスも振りましょう。

ホシノのみユメ先輩補正で+40されます。

他キャラ→ユウミ　ユウミ→他キャラ

ホシノ：dice2d100=54 61 (115)

シロコ：dice2d100=3 58 (61)

ノノミ：dice2d100=46 40 (86)

セリカ：dice2d100=82 93 (175)

アヤネ：dice2d100=88 9 (97)

また、次回はカタカタヘルメット団との戦闘です。

今回のユウミは遭難後の不調により、戦闘ステータスが半減しています。

それと、今回は集団戦のため、攻撃対象のルールを導入します。前回は攻撃判定のみを行なっていましたが、それと同時に誰を攻撃するかの対象判定を振ることにします。

[64 二次元好きの匿名さん 25/08/20(水) 15:41:52]

>>63

ホシノお前は夜の見回りで疲れてるんだ……悪いことは言わない病院に行けっ！！？

[65 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 18:15:22]

今回の戦場のセッティングを行います。
戦場はアビドス高校の校舎前ですが、バフデバフは共に無し。また、戦闘に参加する生徒は以下の通りで、敵のチームは5人が前線に出て削れるたびに5人になるまでモブが補充されます。リーダーは最後の補充で出ます。
後方では先生とアヤネが指揮とサポートを行います。先生の指揮は攻撃判定時に40の出目補償が全体に付与され、アヤネのサポートはターン終了時にHPの減ったランダムな味方一人に1点の回復を飛ばします。
少し耐久回りとか調整したいので、戦闘が終わった後にルールを最新に更新しますかね。では、1ターン目から戦闘を開始します。

アビドスチーム(名前(HP)：戦闘値)
ホシノ(5)：120
シロコ(3)：100
ノノミ(3)：90
セリカ(3)：90
ユウミ(3)：60(体調不良の為半減)

カタカタヘルメット団チーム
リーダー(3)：40
モブ(1)×10：20

[66 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 18:21:48]

1ターン目

先生のサポートにより40の出目保証

ホシノ(5/5)：dice1d100=54 (54) +120　攻撃対象：dice1d5=3 (3)

シロコ(3/3)：dice1d100=10 (10) +100 　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

ノノミ(3/3)：dice1d100=1 (1) +90 　攻撃対象：dice1d5=1 (1)

セリカ(3/3)：dice1d100=76 (76) +90 　攻撃対象：dice1d5=2 (2)

ユウミ(3/3)：dice1d100=12 (12) +60 　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

ヘルメット団モブ(1/1)：dice1d100=83 (83) +20 　攻撃対象：dice1d5=1 (1)

ヘルメット団モブ(1/1)：dice1d100=55 (55) +20 　攻撃対象：dice1d5=1 (1)

ヘルメット団モブ(1/1)：dice1d100=40 (40) +20 　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

ヘルメット団モブ(1/1)：dice1d100=6 (6) +20 　攻撃対象：dice1d5=3 (3)

ヘルメット団モブ(1/1)：dice1d100=77 (77) +20 　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

攻撃対象が被った場合は一個ズラすことにします。

[67 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 18:32:52]

同じ対象を狙っていて片方の攻撃でHPが0になっていれば攻撃対象を1つズラすの間違いでした。
さて、攻撃判定の結果は……ヘルメット団の攻撃はアビドスチームには一つも通せず、前線のモブが全滅。
物資が枯渇していた時はまだしも、支援物資でフル状態になったアビドスを前には当然の結果ですね。
アヤネのサポートもダメージを受けた人はいないので回復は無しです。
あと、モブをナンバリングするの忘れてた……。一応、上からA〜Eになってます。前線のモブが全滅したので、後続から5人補充されます。

攻撃リザルト
ホシノ→モブC：撃破
シロコ→モブD：撃破
ノノミ→モブA：撃破
セリカ→モブB：撃破
ユウミ→モブE：撃破

[68 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 18:36:14]

2ターン目

先生のサポートにより40の出目保証

ホシノ(5/5)：dice1d100=18 (18) +120　攻撃対象：dice1d5=1 (1)

シロコ(3/3)：dice1d100=75 (75) +100 　攻撃対象：dice1d5=3 (3)

ノノミ(3/3)：dice1d100=66 (66) +90 　攻撃対象：dice1d5=3 (3)

セリカ(3/3)：dice1d100=72 (72) +90 　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

ユウミ(3/3)：dice1d100=68 (68) +60 　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

ヘルメット団モブA(1/1)：dice1d100=73 (73) +20 　攻撃対象：dice1d5=5 (5)

ヘルメット団モブB(1/1)：dice1d100=49 (49) +20 　攻撃対象：dice1d5=3 (3)

ヘルメット団モブC(1/1)：dice1d100=33 (33) +20 　攻撃対象：dice1d5=3 (3)

ヘルメット団モブD(1/1)：dice1d100=44 (44) +20 　攻撃対象：dice1d5=2 (2)

ヘルメット団モブE(1/1)：dice1d100=66 (66) +20 　攻撃対象：dice1d5=5 (5)

[69 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/20(水) 18:39:34]

攻撃リザルト
ホシノ→モブA：撃破
シロコ→モブC：撃破
ノノミ→モブB：撃破
セリカ→モブD：撃破
ユウミ→モブE：撃破

一瞬でモブが倒され、残りはリーダーのみになりましたが、流石に相手にならないので、リーダーは逃走を決断。
アビドスチームの勝利です。
次回はSSからの続きになります。

[70 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 00:27:30]

ワイルドハントイベントでSSできてないので保守！

[71 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 08:47:02]

カタカタヘルメット団との戦闘は一方的な蹂躙と言ってもいい物だった。
この前まで物資が枯渇していたアビドスの人達となら互角に渡り合えただろうが、今のフル装備なアビドスの人達にはでも足も出ない。
不調ながらも参戦した私も、敵の攻撃を盾で受け止めながら、敵戦車に向けてロケットランチャーを叩き込み一撃で大破させる。
一つ気になったのは、偶にホシノ先輩が私をカバーしようと、こちらに近付いては先生の指揮で的確な位置に修正させられていた。

暁のホルス(今度こそ守らないと……。でも顔も髪も違うのに……、でも干からびて……、違う…私は……)
ユウミ「……？」

何か悩んでいる様子だったけど、今は気にしないように戦闘に集中する。まあ、その直後に最後のモブ兵を倒してリーダーだけとなったけど。

リーダー「ひ、ひぃ！　強すぎるだろ！」
暁のホルス「ねぇ、もう来ないでくれるかな？」

コンテナを蹴ってリーダーの前に着地したホシノ先輩が銃口をヘルメットに突きつけるけど、何故かリーダーが恐怖に悲鳴を上げて逃げていったよ。他の倒れていたモブ達もリーダーを追って逃げていく。
その後、私達の方に振り向いたホシノ先輩は最初に見た変わらずの笑顔だった。

アヤネ『カタカタヘルメット団残党、郊外エリアに撤退中』
ノノミ「やったぁ⭐︎　私達勝ちました！」
セリカ「あははっ！　どうよ！　思い知ったか、ヘルメット団め！」
アヤネ『皆さんお疲れ様でした。学校に帰還しましょう』
ホシノ「そうだね〜。おじさんもさっきの戦闘で疲れたから一眠りーー」
セリカ「また！？　寝たばかりでしょ！　というか、お客さんが来てるのに失礼でしょ！」
ホシノ「うへ〜」

と、騒がしいアビドスのみんなを笑顔で見守りながら、私達は校舎に戻った。

[72 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 10:52:59]

校舎に戻った後は軽い自己紹介をする。
そこで気になったのが、「対策委員会」という文言。私はその部活に聞き覚えがないのだけど、アヤネさんが答えてくれた。なるほど、学校を復活させる為に有志で集まった人達だと。まあこれで全校生徒らしいけど。
それから、カタカタヘルメット団の連日の襲撃の話題になる。
どうやら、あの集団はしつこくこの校舎に襲撃を仕掛けているようで、それが原因で彼女達の物資が枯渇したとか。許せない行為だけど、それと同時に裏も感じちゃうよね。あの強いホシノ先輩がいるから、カタカタヘルメット団の消耗も激しいはずだけど、あの武装ぶりは不良らしからぬ物を感じたよ。
と、ここでホシノ先輩が口を挟む。

ホシノ「ということで、ちょっと計画を練ってきたんだ〜」
アヤネ「え！？」
セリカ「うそ！？」
ホシノ「いやー、いくらなんでもその反応は、ちょーっと傷ついちゃうなー。おじさんだってちゃんとやるのさー」
アヤネ「いえ、そちらではなくて……」
セリカ「なんでユウミさんの膝に座ってるのよ！？」
ユウミ「あはは……」

セリカちゃんの言葉に私は苦笑いを浮かべる。
今私の膝の上にはホシノ先輩が座っている。そして、私はテーブルに広げたお菓子をホシノ先輩に食べさせているのだ。ついね、可愛いから甘やかしちゃった⭐︎

セリカ「で、どんな計画なのよ」

あ、セリカちゃん諦めてスルーすることにしたみたい。

ホシノ「ヘルメット団は、数日もすればまた攻撃してくるはず。ここんとこずっとそういうサイクルが続いているからねー」
ユウミ「ふむふむ、なるほど」頭なでなで
ホシノ「うへへ〜、だからこのタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおっかなって。今こそ奴らが一番消耗しているだろうからさー」
ユウミ「なるほど、一理ありますね！」
アヤネ「今からですか！？」
ホシノ「そう。今なら先生とユ…ユウミちゃんもいるし、補給とか面倒なことも解決できるし」

ホシノ先輩の計画に先生も含めた全員が賛成を示す。
私も異議はないので、出発の準備を……ホシノ先輩どいてくれないんだけど！？

[73 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 11:03:56]

それから暫くして、一時の休息と装備の整備を行ってから、カタカタヘルメット団のアジトがあるとされるエリアに赴く。

さて、ユウミの体調はどんな物ですか？

dice1d4=2 (2)

1.まだ調子悪い……(戦闘値半減)

2.少し良くなったけどまだ悪い(戦闘値90)

3.完全復活！(戦闘値120)

4.3+廃材から新兵器造ってる！？

4の場合の新兵器

dice1d4=4 (4)

1.廃材を利用した重量盾(ユウミよりでかい！)

2.持ち運び可能な大口径ロケット砲！？

3.戦車を修理して再使用できるように！

4.3+更にミサイル発射機構を搭載！？

アヤネ『半径15km圏内に、敵のシグナルを多数検知。恐らく敵もこちらが来たことに気付いているでしょう。ここからは実力行使です！』

アヤネの通信に全員の返事が返ってくる。

私も気合を入れ直して、元気よく返事をした。

さぁ、ここから反撃だよ！

[74 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 11:54:08]

まあ、残党なので戦闘は全てスキップされます。
少し調子が良くなった私は、ホシノ先輩と並んで前に飛び出し、後ろのセリカちゃん達を盾でカバーしながら敵の攻撃を遮って殲滅していく。
瞬く間にヘルメット団を撤退に追い込み、補給所、アジト、弾薬庫を私のロケットランチャーで大きな花火を上げた。

ユウミ「ひゅ〜、最高〜！」
ホシノ(あれは違う。最初はユメ先輩だと思ってたけど、ユメ先輩があんな事で喜ぶはずがない……)

何やらホシノ先輩から視線を感じたけど、彼女は笑顔を向けるだけだった。

ホシノ「よーし、作戦終了。みんな、先生、お疲れー。それじゃ、学校に戻ろっか」

再び学校に戻り、ヘルメット団の問題は片付いたと思ったんだけど。

先生「借金って？」

どうやら、アビドス高校は莫大な借金を負っているようで、みんなはその返済で頑張っているみたい。
え、9億円……？　何というか、桁が違うというか規模が違うというか、凄いね。私には想像ができない額で思わず口を開けてしまったよ。というか、そんな借金返せる物なの？　と、そんなことを考えていると……。

セリカ「そんなの認めない！」
アヤネ「セリカちゃん！？」

セリカちゃんはそう叫ぶと共に部屋を飛び出していってしまい、ノノミ先輩が一声かけてから追いかけて部屋を出る。
セリカちゃんは、借金を返すのに大人の力を借りるのに抵抗があったみたいで、他の人達との意見の差に我慢できなかったみたい。まあ、同じ状況になったら、似たこと言いそうな友達がいるから、少しだけ気持ちはわかるかも？
けど、借金を返せたとしても、アビドスで起きている砂漠化の原因を見つけない限りは、また借金をすることになりそう。現に、この砂漠化が原因でアビドスの住人が去っていくことがよくあるみたいだし……。そこでアビドスに漬け込んで悪徳金融というのが出たのは許せないよね。
ホシノ先輩達は、私と先生を巻き込みたくないのか、そこまでしてくれる必要は無いと言ってくれるのだけど。

先生「私も対策委員会の一員として、一緒に頑張りたいな」
ユウミ「はい、私も先生に同意見です！」

私も先生もこの人達を見捨てる選択肢は最初からなかった。

[75 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 12:31:59]

次の日になった。

私達がアビドス高校に協力する前に、セリカちゃんを納得させる必要が出てきたんだけど。先生は自身よく「私に任せて」と言ってセリカちゃんを探しにいった。

私は協力すると言っても、最初はアビドスで何ができるか探ることから始めることにする。

私がアビドスで行えそうなこととは？

dice1d4=2 (2)

1.バイト

2.修理屋

3.製造屋

4.砂漠で宝探し！？

ユウミ「まあ、こんな物だよね」

などと、計画を纏めていると、先生からモモトークのメッセージが届く。

どうやら、セリカちゃんのバイト先に行くみたいで、全員でラーメンを食べに行こう。と言う話になってるみたい。

ユウミ「ラーメンかぁ。あまり食べないから、楽しみだな〜」

などと考えながら、タブレット端末から視線を外し、外出の準備をする。

うーん、そろそろ外回りの足が欲しい気がするし、時間がある時に用意するのもいいかも。とぼんやり考えながら先生の元に向かった。

セリカ「いらっしゃいませ！　柴関ラーメンで……」

ノノミ「あの〜⭐︎　6人なんですけど〜！」

セリカ「み、みんな……どうしてここを……！？」

ユウミ「先生、どうしてなんですか？」

先生「みんながセリカちゃんのバイト先を気にしていたから、つけてみることになったんだ」

セリカ「せ、先生まで……やっぱストーカー！？」

先生は任せてって言ってたけど、まさか一日中つけまわしてたのかな？　それは少しどうかと思うけど、というか逆効果なんじゃ？　クール系イケメン女子じゃなかったら許されなかった行為だと思うよ。

ストーカーはさておき、セリカちゃんの案内で大人数の席に座る。私は手を引かれてホシノ先輩の隣に、先生は dice1d2=2 (2) (1.ノノミ先輩　2.シロコ先輩)の隣に座る。

[76 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 12:34:58]

つまり、席順は
ノノミ先輩、ホシノ先輩、私
　　　　　テーブル　　　　　セリカちゃん(注文取り)
先生、シロコ先輩、アヤネさん

となるわけだね。
ホシノ先輩、凄い笑顔だね！

[77 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 12:58:16]

シロコ先輩が先生にピッタリくっ付いて、セリカちゃんが怒ったり、ホシノ先輩達がセリカちゃんのバイトユニフォームが可愛いと沢山言ってセリカちゃんが赤面したり、セリカちゃんが1週間前からバイトを始めた話をしたりして、注文を済ませる。
私が注文したのは、味噌ラーメンのチャーシュー盛りとチャーハン。久々のラーメンで舌鼓を打ちながら、みんなとラーメンを楽しむ。
ふと思うことがある。連邦生徒会長が失踪していなければ、こうして会長とも一緒にご飯を食べられたのかな、と。

ユウミ「会長、今はどこで何をしてるんだろ……」
アロナ『…………』

食べ終わった後は、セリカちゃんに追い出される様に店を出て、アビドス高校の校舎に戻ることになった。
そういえば、私と先生はアビドス高校の校舎の一部を借りて寝泊まりしてるんだよね。私と先生は別々の部屋で、用がある時は先生がいる部屋に行ったりしてる。あと、偶にホシノ先輩がやって来て、私を見ると安心した様に去る時があるんだけど、凄い謎だよね。

あの後、アビドス校舎の修理を行なったり、機材の修理などをしてから、次の日に備えて眠ろうとしたんだけど。
先生からモモトークで「セリカちゃんが帰ってこない」という一報を受けて対策委員会部室に向かうことにする。途中、ホシノ先輩と先生に会って一緒に部室に入った。

ホシノ「みんな、お待たせー」
アヤネ「ホシノ先輩！　先生！　ユウミさん！」
先生「ただいま」
シロコ「どうだった、先輩？」
先生「それは私が説明するよ。私の権限を使って、連邦生徒会が管理するセントラルネットワークにアクセスしたんだけど」
アヤネ「セントラルネットワーク……そんな権限までお持ちなんですね」
ユウミ「勿論、こっそりですよね？」
アヤネ「ええっ！？　だ、大丈夫なんですか！？」
先生「問題ないよ。セリカの安全のためだから」
ユウミ「うん、私も連邦生徒会に顔が利くから、何かあればリンちゃん先輩に説得してくるよ」
アヤネ「先生、ユウミさん……」

当然だよね。同い年の友達の為だし、アビドスを荒らす不届きものは許せないもん！　それに、誘拐が何かの陰謀に繋がっているなら、閉鎖を間逃れたSRT部隊を動かす口実になるし、実績作りに敵を利用できるしね。

[78 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 13:16:57]

先生「それで、これがセリカちゃんが居ると思われる場所だよ。ユウミちゃんの端末にも送るね」

ユウミ「はい、ありがとうございます」

先生から送られたマップデータを、私が修理して用意したホログラム投影機に映させる。

ノノミ「ここは……砂漠化が進んでいる市街地の端の方ですね？」

アヤネ「このエリア、以前危険要素の分析をした際にカタカタヘルメット団の主力が集まっていると確認できた場所です」

ユウミ「と言うことは、カタカタヘルメット団の仕業だってことだね！」

ホシノ「なるほどねー。帰宅途中のセリカちゃんを拉致して、自分たちのアジトに連れていったってことかー」

暁のホルス「舐められたものだね」

アヤネ「ホシノ先輩……？」

一瞬だけ、ホシノ先輩の目付きが鋭くなるけど、これに気付けたのは私だけだった。

そこからは、セリカちゃん救出作戦を迅速に立てて、出発することになった。

アビドスに来てから、何かしらのトラブルが続いてるけど、いつもこうなのかな？　と、軽いことを考えながら、アヤネさんが運転する車に乗車して向かう。

と、その前に、ここで取り出すのは……。

ユウミ「やっと本調子になったから、 dice1d4=2 (2) を用意したよ！」

1.対車両地雷〜！

2.1+砂漠を走るサンドバイク〜！

3.2+機銃付き装甲車〜！

4.3+更にミサイル発射できる〜！

[79 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 13:21:04]

サンドバイクの性能は？

最高速度dice1D100= +100km/h

操作性dice1d100=23 (23) +50%

耐久性dice1d100=25 (25) +80%

[80 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 13:23:13]

ダイスミス

最高速度dice1d100=91 (91) +100km/h

生産数dice1d4=2 (2)

[81 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 14:47:00]

ホシノ『おぉ〜。凄く速いね』
シロコ『ん、風が気持ちいい』

アヤネさんが運転する車を挟んでサンドバイクが2台並走する。リズムよく刻むエンジンの音は砂漠に響いて心地よく。砂埃を巻き上げながら巨大な砂漠を横断していく。

ユウミ「時間が無かったので2台しか作れませんでしたが、お気に召した様で何よりです」
アヤネ「これを短期間で作ったんですか！？」
ユウミ「え、うん。ヘルメット団が乗ってた乗り物とかを拝借してバイクに加工したよ」

時間があれば人数分組み立てたんだけど、セリカちゃんを助けるのにそこまで時間は掛けられなかったから、2台だけになってしまった。

先生「すっかり忘れてたけど、ユウミちゃんは連邦生徒会長の元でエンジニアをしてたんだっけ」
ユウミ「はい。ソフトからハードまでなんでもできる自信はあります」
ノノミ「噂に聞いたことがあります☆　連邦生徒会長にスカウトされてから、その後の行動が全て不明な謎の人物！」
アヤネ「連邦生徒会長の……そんな人と一緒だなんて……。す、凄いです！」
ユウミ「私はそこまで凄くないよ……」
アヤネ「いえ、凄いです！」
ノノミ「凄いです☆」

アヤネさんや悪ノリしたノノミ先輩と凄い凄くないの問答を繰り返しながら、やがてセリカちゃんが連れ去られた地点まで近づいてくる。そろそろ、アヤネさんとの問答をやめてシロコ先輩に声をかける。

ユウミ「シロコ先輩、相手の車両の進行方向を特定したので、サンドバイクを徐行に抑えながら指定したポイントに地雷を設置しに行きます」
シロコ『ん、わかった』
ユウミ「それと、私も向かうので進路そのままに固定しててください」
シロコ『え、寄せようか？』

私は「大丈夫です」と答えてから、装備一式を背中に背負って、車からシロコ先輩の後ろにひとっ飛びする。

[82 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 14:49:59]

先生『ユウミ、流石に危ないよ』
ユウミ「大丈夫です。SRTで急にやらされた三年生との訓練と比べれば……」
先生『SRTって？　まあいいか、頑張ってね』
ノノミ『気を付けて行って来てください』
ユウミ「はい！」シロコ「ん」

シロコ先輩と先行して、敵車列の前方に先回りしていく。
敵の陣容は、Flac41改良型戦車が4台。これは魔改造されている違法品の可能性が高そう。
それと、トラックが2台。これのどちらかにセリカちゃんが居て、片方は司令塔役かな。戦車に前後2台ずつ挟まれてて、その隙間を歩兵が埋める様に配置されているから隙が無さそう。
とはいえ、歩兵もいるから移動速度は遅くて罠に嵌めるのは容易そう。
私とシロコ先輩は、砂に紛れる様に地雷を設置して、コードを遠くまで隠しながら引っ張っていく。後は、砂柄の迷彩シートをシロコ先輩と被って待つ。
目標は、後続の戦車2台。前方の戦車とトラックには素通りしてもらって、後続の戦車のみを撃破するのが私達の作戦だよ。

シロコ「ん、トラックが過ぎた」
ユウミ「はい、そろそろ起爆します」

タイミングを合わせて、両手に握った爆弾の起爆トリガーを2回ずつ押す。瞬間、後続の戦車の真下が爆炎と破片で損傷を与え、履帯や砲塔などを破壊する。
これを合図に、私とシロコ先輩、敵の後方からホシノ先輩とノノミ先輩が飛び出して挟撃を、アヤネさんと先生は後方で指揮とサポートを行う。

[83 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 15:34:41]

最初に私のロケットランチャーとシロコ先輩の小型ミサイルで、敵前方に衝撃を与えてこちらに意識を向かせる。
初撃が前列の歩兵と後方の戦車にダメージを与え、私達が通り抜ける隙間を無理矢理空ける。その後、私が装填したロケットランチャーで敵中央の歩兵を吹き飛ばすことで、敵後方に抜ける道を確保してから私はサンドバイクから飛び降りた。

ヘルメット団モブA「彼奴落ちたぞ！」
ヘルメット団モブB「取り押さえろ！　身代金にできるかもしれない！」

周囲のヘルメット団員が声をあげて此方に攻撃を仕掛けてくるけど、今の私は絶好調状態！
迫り来る銃弾を盾で防いだり、避けたり、砂に囚われない巧みな足捌きと、盾によるシールドチャージでヘルメット団集団の中で暴れ回る。その間に、シロコ先輩が敵後方のトラックを襲撃する。

ヘルメット団モブC「こいつ、速い！」
ヘルメット団モブD「弾が当たらない！　こいつどんな運動神経してるの！？」

余裕があれば、ロケットランチャーを再装填し、効果的なポイントに打撃を与えれば、相手の勢いが落ちていく。

ヘルメット団モブE「戦車が！？」
アヤネ『セリカちゃん発見！　シロコ先輩が確保しました！』
シロコ『ん、セリカ見つけた』
ユウミ「了解〜」

暴れている途中で、アヤネさんからセリカちゃん確保の一報を受ける。あと、先生がセリカちゃんをお姫様扱いしてるのが通信越しに聞こえて来てるんだけど、セリカちゃん満更でもなさそうだし。
それから、対策委員会がヘルメット団の殲滅に加わり、瞬く間に残存兵力を全て無効化した。

ホシノ「みんな、お疲れー」
セリカ「ふん、どうよ！」
シロコ「ん、セリカ照れ隠し」
ノノミ「可愛いですね☆」
セリカ「うるさいわね！」
アヤネ「まあまあ、落ち着いてセリカちゃん。じゃないと……」
セリカ「……」バタン
ユウミ「大変！　大丈夫、セリカちゃん！？」

[84 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 15:52:38]

セリカちゃんが倒れてしまった。
どうやら、反撃の時に敵の対空砲を受けていたようで、その影響が今出てしまったみたい。
セリカちゃんはアヤネさんとノノミ先輩に任せて先に戻ってもらうことにする。後処理は、私、ホシノ先輩、シロコ先輩、先生でやるのだけど……。

ユウミ「やっぱり、この戦車の部品、キヴォトスでは使用が禁止されている違法機種やパーツばかり」
シロコ「ん、この武器も普段は入手できないものばかり」
ホシノ「うへ〜、つまりヘルメット団はこの武器を入手するルートがあるってことだよねー」
ユウミ「はい。これを調べれば、流通元を特定できるかもしれません」

とはいえ、流通ルートを探すのは困難を極めるだろうね。特にブラックマーケットであれば、連邦生徒会が手を出せない違法な場だから、証拠を掴まない限り介入は難しいからね。会長ですら手を出していないんだから、その難しさがわかるよ。
そのことをホシノ先輩達に伝える。

ホシノ「そっか。うん、わかった。じっくりしらべてみよっかー」
シロコ「ん、そうする」
先生「ブラックマーケットか。私も手伝うよ」

ヘルメット団の兵器や武装の流通ルートを探る予定を決めてから、私達はサンドバイクに乗って学校に戻ることにした。
あ、あとね。ヘルメット団の兵器のジャンクも幾つか持ち帰ったよ。やりたいこともあるしね。

学校に戻ってから、私はみんなと分かれて、一人でヘルメット団から回収したジャンク品達を弄り倒す。
それで出来たのが、戦車を魔改造した重装甲迫撃戦車。エンジンと装甲を強化し、対空砲を多連装ミサイルに換装した私の特別仕様！　
一人で動かせるように自動化を施し、接近されたときのためにオート化された機銃を4問備えている！
この初日から2日間で作り上げたにしては、上出来な作品だね！

ユウミ「ふふふっ、これでさっき発見したヘルメット団本拠地を強襲して、機能テストしよう！」

[85 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 16:09:51]

アロナ『……。先生に怒られますよ？』

ユウミ「ひぃん！？　アロナちゃん！？　もー、驚かさないでよ」

アロナ『驚かすつもりは無かったのですが。まあ、今先生は寝たところなので、私も暇なんですよ』

私がいつも持ち歩いているタブレット端末から、アロナちゃんがひょっこりと映る。私のタブレット端末と先生の「シッテムの箱」は状態を監視するために繋げているんだけど、何故かアロナちゃんは私のタブレット端末に来れるようになってたんだよね。もう慣れちゃったから気にしないんだけどさ。

それで、今は先生や他の生徒が寝静まっている深夜の時間で、私はさっき見つけたヘルメット団の本拠地を叩こうと今できた新兵器を試そうとした訳で。

ヘルメット団の本拠地を探れば武器の流通ルートが見つかるかもしれないし、何かお宝が見つかるかもしれないし、何より。

ユウミ「じゃあ、大火力をぶっ放しに行こうよ！」

アロナ『何がじゃあなんですか。それより、一人で行くのは危険ですよ』

ユウミ「大丈夫、これでも私強いんだよ」

アロナ『それは知っていますが……。はぁ、わかりました。サポートは任せてください。ユウミさんの端末からでも状況はわかりますから』

ユウミ「話が早くて助かるよ！」

アロナ『相変わらず……いえ何でもないです』

アロナちゃんとの会話を終えた後は、魔改造戦車……ここは「 dice1d4=1 (1) 」と命名しよう。で、ヘルメット団本拠地に向かうことにした。

1.ロケセン君

2.ガタガタ一号

3.バスターマシーン

4.大火力大暴走丸無限軌道式

ホシノ「……」

[86 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 16:27:11]

一方その頃、ガタガタヘルメット団の本拠地にやって来た4人のゲヘナ学園の生徒がいた。

アル「な、なにこれぇぇぇぇぇぇぇ！？」

ムツキ「あはは！　面白いことになってるじゃん」

カヨコ「何処も滅茶苦茶だね。これは、爆発の跡。ミサイルで爆撃されたのかな」

ハルカ「ア、アル様の仕事を奪うなんて、ゆ、許せません！」

便利屋68、お金さえ積めば何でも依頼を受けてくれると言われる何でも屋。そんな彼女達の目の前では、徹底的に破壊されたヘルメット団の本拠地が視界に映っていた。

拠点内を歩けば、意識の無い少女達が横たわり、誰もこの状況を説明してくれる人は見つけられていない。

アル「ど、どうしましょう。クライアントからヘルメット団の業務を引き継げって指示だったのに」

ムツキ「どうする？　バックれちゃう？」

カヨコ「流石に相手が悪すぎるよ。ここは、素直に連絡した方がいいと思う」

そう話しながら中心部まで歩いていけば、丁度荷物を抱えて戦車に乗り込もうとした生徒を一人見つけることができた。

アル「あ、ちょっと、そこの貴女！」

ユウミ「はい、何かな？」

ユウミは便利屋68を知ってる？

dice1d4=3 (3)

1.知らない

2.名前だけは知ってる

3.名前も顔も知ってるけど、 dice1d2=2 (2) 1.気付く　2.気付かない

4.前にゲヘナに行った時に交戦した経験あり

[87 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 17:52:01]

アル「敵襲でもあったのかしら、酷い状況になってるのだけど」

ユウミ「あぁ、それね」

カヨコ「待って、君ヘルメット団の人じゃないでしょ」

ユウミ「そうだけど、そっちもじゃないの？」

アル「えぇ、私達は便利屋68。お金さえ積まれば、猫探しからライバル企業の襲撃まで何でもやる何でも屋よ！」

アルがドヤ顔で前に立って決める。

そこにムツキが悪ノリし、後ろで額に手を当てて溜息を吐くカヨコ。そして、アルの言動に全肯定を返すハルカ。この光景がいつもの便利屋68であった。

ユウミも名前を聴いて気付き思い出す。

様々な噂があれど、それのどれもが恐ろしい評判が占めており、ユウミもそう信じているし、連邦生徒会長も dice1d2=1 (1) (1.愉快な人達　2.評判通りな人達)と語っていたのを覚えている。

この時、ユウミはどう考えているのか。

dice1d4=3 (3)

1.どうしてここにいるのかわからないけど、対処した方が念の為になるかな

2.話は通じそうだし、対話してどうするか決めようかな

3.流石に分が悪いから撤退かな

4.この人達雇えないかな？

カヨコ「あの制服……。なんで連邦生徒会がここにいるのか、答えてくれる？」

アル「連邦生徒会？」

ムツキ「あ、やっぱり？」

ハルカ「ど、どどどど、どうしましょう！？」

アル「そんなの決まってるわ！」

[88 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 18:12:42]

ユウミ「撤退！」

アル「戦うに……えっ？」

私は滑るように戦車の操縦席に座って、戦車のアクセルを全開に吹かす。

ドリフトをかましながら便利屋の人達に対して横面の体当たりをすると見せかけて、ヘルメット団本拠地の柵を突き破って脱出する。

ムツキ「逃がさないよ！　ハルカ！」

ハルカ「は、はい！」

ハルカが起爆装置を取り出して押下すると、本拠地周辺に仕込まれた爆弾が一斉に起爆して、私の戦車『ロケセン君』が爆炎に飲まれる。

しかし！　その程度の火力で私の大事な子は壊せないよ！

爆炎の中を突っ切って、爆発範囲外まで爆走で離脱する。彼女達かろも、排気管から火を吹く重装甲戦車の勇士が見れることだろう！

アル「な、なんですってぇぇぇぇぇぇ！」

ムツキ「くひひ、あの子も戦車も面白いね」

カヨコ「連邦生徒会にぶっ飛んだ人がいるなんて思わなかったよ。というか、この襲撃の犯人でしょ。戦車にマウントしてるミサイル発射口が空っぽだし」

ハルカ「すみません！　すみません！　すみません！」

その声を皮切りに、彼女達の姿が徐々に遠くなっていく。私は安堵のため息を吐いて、額の汗を拭った。

ユウミ「あ、危なかったよ〜。まさか、基地周辺に爆弾が仕掛けられていたなんて、用意周到過ぎない？」

アロナ『私もそう思います。それと、今の爆発で、全体のdice1d100=91 (91) %が破損し、全ての機銃が動作不良を起こしています』

ユウミ「ひぃん、折角の新車が傷つけられちゃったよ……」

アロナ『新車と言っても、ジャンク品で組み立てた魔改造品じゃないですか』

ユウミ「違法部品を使ってるよりかはいいでしょ？」

アロナ『なんで違法部品を使ってないのに、違法戦車よりやばいのができるんですか？』

ユウミ「さぁ？」

そんな会話をして、私達は学校に戻った。

なお、帰った際、ホシノ先輩が待機していて怒られたのは別の話。

[89 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 18:15:54]

オリチャに突入したところで、便利屋との邂逅は一旦終わり。
しかし、結構ボロボロ！

ホシノ「くどくど……」
ユウミ「ひぃん……」

[90 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 18:39:28]

ホシノ先輩に叱られた次の日。

その日は、借金を返済する為にやりたい事を決める会議があったんだけど、私はホシノ先輩と添い寝させられて欠席することになった。

議論は進まず会議は踊る？　って感じで何も決めることができず、アヤネさんが怒ることで一旦会議を締めることになった。

しかし、なんでマルチ商法に銀行強盗、それにアイドル？　もっとマシな案はなかったのかな？

ユウミ「案を出すなら、ホシノ先輩は何を提案します？」

ホシノ「うへ〜、バスジャックかなー」

ホシノ先輩も同じ穴の狢だった。

口には出さないけど、私は「犯罪組織を一個ずつ爆破して、そいつらの資金を根こそぎ奪う！」だよ。悪い奴も倒せて一石二鳥！　いや、三鳥だね！

ホシノ「……少しユウミちゃんのことわかってきたよー」

ユウミ「私ですか？」

ホシノ「アビドス向きな性格なんだろうね」

ユウミ「そうですか？」

柴関ラーメンで怒れるアヤネさんを宥めるシロコセリカちゃん達を横にホシノ先輩と話していると、玄関の引き戸が開く音を耳にする。

ハルカ「……あ、あのぅ……」

セリカ「いらっしゃいませ！　何名様ですか？」

そして聞こえるのは昨晩遭遇した便利屋68の声。

私はホシノ先輩にアイコンタクトを送ると、ホシノ先輩が頷く。多分、伝わってると思うけど、警戒対象が来たことには気付いてくれたと思う。

セリカちゃんが席に案内して注文を聞く。え、ラーメンを一杯を4人で食べるの？　貧乏という言葉が聞こえたんだけど……。

もしかして……。

ユウミの資金力：dice1d100=64 (64) +156(技術+知性の半分)200でユウカ並み

[91 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 19:11:26]

これでも、私は会長に見込まれて連邦生徒会に入った身だから、それなりの給料は貰えているんだよね。使う機会が中々来なかったから手を付けていない部分があるんだけど。

シャーレ含めたD.U.地区の一部はそれなりに手を広げてはいるし、その分の収入もあったりするんだよね。

それで、こんな話をして私が何をするか？

お金には火力があると思わない？　資金による攻撃、それによって陥落する企業！　金によるロマンは面白そうだと思うんだよ！

つまりは、買収！　便利屋68を依頼料で釣って、アビドスに蔓延る闇を探ってもらおうと思ったわけだよ。

昨晩の出来事だって、彼女達があそこに現れる理由なんて限られているし、もしかしたら何かの情報を持っているかもという期待もあるよね。

だから、私は便利屋がいるテーブルに向かって、彼女達の前で腕を組んで仁王立ちする！

アル「…………」白目

ムツキ「あっ、おっひさー！」

カヨコ「はぁ……」額に手を当てる

ハルカ「ど、どどどど、どっどっど……」

アルって人がラーメンを啜りなら固まった。この人こんな感じだったっけ？　と、思いながらも、早速要件を話すことにした。

ユウミ「先ずは自己紹介から、私は上平 ユウミだよ。便利屋に依頼を出したいんだけど、いいかな？」

私がそう言うと、アルが再起動し、麺を啜ってから姿勢を直す。

アル「悪いけど、私達は別の依頼でここに来てるの。だから、また今度の機会にしてくれるかしら」

ムツキ「ごめんね〜」

ユウミ「この報酬でも？　ちなみに、前金だよ」

私が懐から手切手を出して、金額を書いてからテーブルにバンッ！と提示する。その金額は、傭兵団を沢山雇ってもお釣りが来る程の金額。彼女達はその金額を見て、アルは白目を剥きムツキは楽しそうに、カヨコは冷静に、ハルカは挙動不審になる。

アル「はっ！？　dice1d4=3 (3) 」

1.それでもダメよ！

2.くっ、流石に引けないわ！　

3.か、考えておくわ！

4.いいわ、貴女の依頼乗ってあげる！

[92 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 23:53:01]

ユウミ「そう。まあ、それでいいよ。もしこっちに着く気になったら、このアドレスに返事してね」

「それじゃあね」と言って私はホシノ先輩達の所に戻り、ラーメンに舌鼓を打って帰ることにした。

アビドス高校一行が柴関ラーメンを去った一方その頃。

便利屋68はラーメンどころではなかった。

アル「あぁ、やっちゃったわ……！」

カヨコ「今の返事、少し不味かったね」

ムツキ「不味かったって？」

カヨコ「ユウミがいる席の生徒。あれ、アビドス高校の生徒だよ」

ムツキ「あぁ、なるほどー」

アル「ど、どういうことよ？」

カヨコ「つまり、アルの言う通り義理を通すなら、彼女に依頼を断る連絡をすればいいんだけど」

ムツキ「この後、ヘルメット団を率いてアビドス高校に襲撃を仕掛けるからね〜。くふふ、彼女怒るんじゃないかな」

カヨコ「依頼を持ちかけられた時点で、彼女の術中に嵌っているってことだね」

アル「なっ、何ですってぇぇぇぇぇ！？」

ハルカ「しゅ、襲撃をしますか！？」

ムツキ「でも、アルちゃんは迷ったんだよね？　私としてはどちらでもいいんだけどー」

カヨコ「私としては、連邦生徒会の味方をした方が得があるとは思う。それに、上平 ユウミ。私の記憶が正しければ、連邦生徒会長が直接スカウトしたと噂の人で間違いないと思う」

ムツキ「アルちゃん、時間がないから今決めちゃいなよ」

ハルカ「私は、アル様がどの選択をしようと、何処までも付いていきます！」

カヨコ「どうする、社長？」

アル「ぐぐぐっ、 dice1d2=2 (2) 」

1.悪いけど、彼女の依頼は断るわ

2.どんな依頼かまだ聞いていなかったけど、彼女の依頼を受けるわ！

[93 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 23:54:28]

おっと！？
便利屋68がヘルメット団事アビドス側についたぁ！？
便利屋68の襲撃はキャンセルされたぞ！
カイザーの運命は如何に！　また次回！

[94 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/21(木) 23:56:36]

ストーリー読み返してたら、ヘルメット団ではなく傭兵団だった。
まあ、それでも味方になるのはでかい。

[95 二次元好きの匿名さん 25/08/22(金) 08:31:18]

派手にやるなぁ

[96 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 09:47:56]

アヤネ「校舎より南15km地点付近で大規模な兵力を確認！」
シロコ「まさか、ヘルメット団が？」
アヤネ「ち、違います。ヘルメット団ではありません！」
ユウミ「どうやら決めたようだね」
セリカ「えっ？　ユウミ、何か知ってるの？」

セリカちゃんの疑問に私は答えてあげる。

セリカ「昨日のラーメン屋にいた人達がそうだったの！？　ラーメンも無料で特盛にしてあげたのに、あの恩知らず！」
ユウミ「襲撃の心配はないよ、セリカちゃん。さっきメールで、依頼を受ける旨を貰ったから、前金も受け取ってこっちに向かってるんだと思うんだけど……なんで傭兵団が付いてるのかな」
アヤネ「わかりませんが、確かに傭兵団の前方に便利屋らしき4人組を検知できてます」
ホシノ「うへ〜、じゃあ迎えに行ってあげないとだね〜」
シロコ「ん、歓迎しに行く」
ノノミ「わあ☆　お客さんが増えますね！」
先生「私の方で追加の物資を頼んでおくよ」

そんな感じで、私達は便利屋68と傭兵団を迎える為に後者を出た。

特定のポイントで相手を待って暫く、怖い顔をしたアルが最初に現れれば、残りの便利屋メンバーとその後ろに傭兵団が現れる。自然と私達は対峙する形となったんだけど、先に口を開いたのはアルの方だった。

アル「あら、お迎えがあるだなんて気が利くじゃない」
ユウミ「こんにちは、便利屋のみんな。私の依頼を受けてくれてありがとう」

私の言葉に、便利屋の後ろにいる傭兵団が騒つく。

アル「初めての人もあるだろうし、自己紹介から始めましょうか。私達4人は便利屋68、社長の陸八魔 アルと」
ムツキ「室長の浅黄 ムツキだよ」
カヨコ「課長の鬼方 カヨコ、よろしく」
ハルカ「ひ、平社員の、伊草 ハルカ、です……」
ユウミ「よろしくね。さてと、依頼の方なんだけど」

[97 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 11:31:21]

朝からアビドスのみんなと話していたことを依頼に含めて伝える。

アビドス校舎を連日襲撃してたヘルメット団が流通していない違法品を所持していたこと、ヘルメット団アジトから奪取した取引資料ではその流通ルートがブラックマーケットで止まっていること。私達はそのルートの先を探る為にこれからブラックマーケットに調査しに行くことを話した。

アル「なるほど。私達、何も貰ってないわよね」

カヨコ「あまり信頼されていないってことはわかったね」

ムツキ「ムカつくからさ、そいつら襲撃しちゃわない？」

ハルカ「ま、任せてください。アル様の敵は全て潰します！」

カヨコ「流石に知らない相手に襲撃は無理でしょ。徹底的に情報を隠してたし、正直こっちについて正解だと思うよ」

アル「ふふん、重要な選択を外さないのは流石私ね！」

ハルカ「はい！　流石アル様です！」

ユウミ「あのー。盛り上がってる所悪いんだけど。便利屋にもブラックマーケットの調査に同行してもらいたいんだ」

アル「任せてちょうだい！　その依頼、便利屋68がやり遂げてみせるわ！」

というわけで、便利屋68もブラックマーケット調査に参加することになったよ！

改めて、アビドスのみんなも自己紹介をして、便利屋を連れてブラックマーケットに向かうことにする。

傭兵団に関しては、今日の給料分は警備を任せて、働き次第では私が実費で警備を続行させるつもりだよ。先生もお金を出そうと提案してくれたけど、先日のプラモデルの件を忘れていないから止めておいた。

それと、好感度も振ろう

便利屋→ユウミ　ユウミ→便利屋

アル：dice2d100=49 95 (144)

ムツキ：dice2d100=71 96 (167)

カヨコ：dice2d100=76 13 (89)

ハルカ：dice2d100=46 14 (60)

[98 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 11:40:52]

ユウミとムツキが雑談して盛り上がったこと

dice1d4=4 (4)

1.爆弾！

2.爆発物！

3.発破剤！

4.趣味の会話！

[99 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 12:43:17]

そしてやって来たブラックマーケット！
連邦生徒会にいた頃は、危険地帯だと思って近付かなかったのと、会長が行こうともしなかったから、ここに来るのは初めてなんだよね。
ちなみに、アビドスと先生はアヤネさんが運転する車で、私と便利屋は昨晩ボコボコにされた戦車を砲だけ外して装甲車にした物に乗って来たよ。
まあ、私の戦車は自動化の影響で一人乗りだから、便利屋のみんなには、タンクデサント(戦車跨乗)してもらったよ。
ブラックマーケット、街一つはあるんじゃないかと思うほど広くとても賑やかなところで、ホシノ先輩曰く維持できなかった自治区がそのままブラックマーケットになったんじゃないか、という話だった。というか、アクアリウムの魚って食べられるの？

アル「こっちよ」

アルを先頭にプラックマーケットを調べていくんだけど、普段のアルのあの顔はとても怖いから、絡もうとして来た不良が自分から逃げていくから雇った甲斐がありそうだね。
と思っていたところでアヤネさんの悲鳴の直後に銃声が響く。

シロコ「銃声だ」
アル「何処のどいつよ！」
ハルカ「アル様を狙う不届者は潰します！」
ユウミ「あっちの方向だね」

私の無駄に着いた猫耳とエルフ耳を巧みに使い、銃声の方向を特定する。

[100 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 12:44:20]

チンピラA「待て！」
ヒフミ「う、うわああ！　どいてくださーい！」
チンピラB「そうはいくか！」

チンピラを避けて走って来た生徒がシロコ先輩と当たる。しかし、あの制服はトリニティの？　どうしてこんな所にいるんだろう。

ヒフミ「いたた……。ご、ごめんなさい！」
シロコ「大丈夫……？　わけもないか、追われているようだし」

シロコ先輩の言葉通り、トリニティの生徒を追って2人のチンピラがやってくるんだけど、便利屋とホシノ先輩が前に出てガードする。特に、アルのいつもの表情でチンピラが震え上がっているのが見えるよ。

チンピラA「な、なんだよ！　どけ！　アタシたちはトリニティの生徒に用があるんだ！」
ヒフミ「あうぅ……。私の方は特に用は無いのですが……」
アヤネ『思い出しました！　その制服、キヴォトスいちのマンモス校の一つ、トリニティ総合学園です！』
チンピラA「そう、そしてキヴォトスで一番金を持っている学校でもある！」
チンピラB「だから拉致って、身代金を貰おうってわけさ！　拉致って交渉、中々の財テクだろ？　くくくくっ」
ユウミ「そうかな？　普通に物作って売る方が稼げるけど」
チンピラA「それは才能がある奴らだ！」
チンピラB「才能も学もないアタシらはこうした方が効率が……ん？」

チンピラBが言い終わる前に、シロコ先輩とノノミ先輩がチンピラ2人を一撃で倒す。

ノノミ「悪人は懲らしめないとですね☆」
シロコ「うん」
ユウミ「同感です」
アル「悪を倒す悪も、アウトローよね」
ハルカ「流石アル様です！」
ムツキ「くふふ、強いね〜」
カヨコ「襲撃してたら負けてたかも」
ヒフミ「あっ、え？　え？」

[101 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 12:48:04]

ヒフミが合流！

次回は、覆面水着団と便利屋68の銀行強盗コラボ！？

ところで、便利屋の分の覆面は用意してる？

シロコ「dice1d4=4 (4) 」

1.ん、用意できなかった……

2.ん、ユウミが代用にと鉄仮面を用意してる

3.ん、ムツキが4人分のサングラスを持ってた

4.ん、きちんと用意してる

[102 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 18:48:05]

ヒフミ「ありがとうございます！　みなさんがいなかったら学園に迷惑をかけるところでした」

ホシノ「えっとー、ヒフミちゃんだっけ？　それにしても、トリニティのお嬢様が何でこんな危険なところにいるの？」

ヒフミちゃんがブラックマーケットにいた理由、戦車や武器、化学兵器ではなく、ペロロという限定グッズを探す為らしい。

ユウミはモモフレンズをどれくらい知ってる？

dice1d3=2 (2)

1.知らない

2.名前は聞いたことがある

3.知ってる dice1d200=71 (71) -100 プラスで好き、マイナスでキモいよね　0に近いほど無関心

そして、ヒフミちゃんには私達がここに来た理由をほぼ暈して説明する。ただ、もう売られていない物を探しに来た、と。

この後、ヒフミちゃんにブラックマーケットの案内を頼もうという話になったんだけど、その前に問題が発生する。

アヤネ『大変です！　周囲からチンピラの集団がこちらに接近してます！』

チンピラC「いたぞ！」

チンピラD「アイツらだな、羽振りがいいって噂の便利屋！」

チンピラE「へへっ、それに見ろ。トリニティと連邦生徒会の生徒までいるぞ！」

チンピラC「あれが連邦生徒会か。お前、頭いいな！」

チンピラが便利屋を見てそう叫ぶ。その声に呼応して、ゾロゾロと人が集まってくるのだが……。

今までのチンピラって、まさかアルの顔にビビったのではなくて……。

カヨコ「これは困ったね。傭兵団から情報が漏れてたみたいだよ」

ムツキ「くふふ、面白くなってきたね」

アル「な、なな、なんですってぇぇぇぇ！？」白目

ハルカ「アル様任せてください！　敵は全て爆破します！」

シロコ「ん、望むところ」

セリカ「まったく！　どうしてあんな奴らばかりに絡まれるのよ！」

アヤネ『愚痴は後にしてください。敵来ます！』

[103 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 20:51:53]

とは言え、相手はチンピラで敵ではないんだよね。けど、倒しても倒してもおかわりが出続けて面倒臭い！　稀にゴツい盾を持ったアンドロイドが出てくるんだけど、私は構わずにチンピラごとロケットランチャーで吹き飛ばす。
今の一撃で敵の波は治った。私達が次の敵襲に備えていると。

ヒフミ「ま、待ってください！　それ以上戦っちゃダメです！」
アル「ヒフミの言う通りよ。ここは引きましょう」
カヨコ「社長の言う通り、このままだとマーケットガードの主力が来てしまう」
ホシノ「わかった。ここのことに詳しいヒフミちゃんやアルちゃん達が詳しいだろうから、従おう」
セリカ「ちぇ、運のいい奴らめ」
ヒフミ「こっちです」
アル「あの子、なんでブラックマーケットの道に詳しいわね。えっ、トリニティの生徒よね？」
カヨコ「確かに、迷いが無さすぎるね」
ユウミ「ふむ、限定グッズを買いに来たにしては、慣れすぎてるのはそうだね」

ヒフミ、アビドス、便利屋と私の順でブラックマーケットを進んでいく。暫く歩けば、安全な場所にやっと到着できた。
それにしても驚いたよ。ブラックマーケットに銀行や警察があるなんて、それはもう一つの自治区と言っても過言ではないほどだよね。
そして、ここまでの説明で詳しすぎるヒフミちゃんは、ホシノ先輩の提案で私達の目標が見つかるまで一緒にいることになった。

[104 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 21:02:53]

所変わってカイザーPMCの本社の一室。
カイザーPMCの理事室にて、一人のアンドロイドが怒りに机を叩き割っていた。

カイザーPMC理事「くそっ、あいつら裏切ったな！　やはり、生徒を使うのはダメだ。すぐに金に惑わされてしまう」
黒服「……お困りのようですね」
カイザーPMC理事「困ってはない。ただ、ガキに金を持って行かれただけだ」
黒服「確かに、今回はイレギュラーが一人いましたが、もし彼女らが任務を正直にやろうとも勝利は難しかったでしょう」
カイザーPMC理事「どういうことだ？　私の計算にミスは無かったはずだ」
黒服「簡単なことです。アビドスの生徒、それに連邦生徒会長のお気に入りが更に強いと、私はそう解釈しています」
カイザーPMC理事「それは一体……」
黒服「アビドスにどのような変化があったのか、確認した方がいいかもしれません。では……」

黒服は一度頭を下げて理事室を去る。

カイザーPMC理事「連邦生徒会長め……」

彼は少しの間考えると、電話を取り出して何処かに連絡をとった。

[105 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 22:13:03]

ブラックマーケットで調査を開始してから暫く時間が経った。
ここまで歩き回っても成果は何も得られず、ただ体力が削れるだけで、ホシノ先輩だって歳で腰が痛いと言う始末だった。

ヒフミ「えっ、ホシノさんはおいくつなのですか……？」
セリカ「ほぼ同年代！」

と、ここでノノミ先輩がたい焼き屋を見つけて、一時休憩となった。なお、ここはノノミ先輩が奢ろうとしたのだけど。

ユウミ「ノノミ先輩、ここでカードを使うのは危険だと思いますよ」
セリカ「便利屋みたいに襲われるから？」
アル「うっ！」
ムツキ「大変だったよねー」
カヨコ「教訓になったよ」
ハルカ「すみません！　すみません！」
アル「なら！　ここは私が奢らせてもらうわ！」
ホシノ「おー、ご馳走になるよー」
ムツキ「私達は既に襲撃を受けたからねー」
カヨコ「ユウミから貰った前金があるから、全員分は払えるよ。先生の分もね」
先生「ありがとう、いただかせてもらうよ」

ブラックマーケットで大金を使うのは危険なのはわかった。なので、ここはアルに全員分を奢ってもらい、全員でたい焼きを楽しむ。
アヤネさんの分も買ったみたいだから、戻ったら渡す予定なんだけど。本人はアビドス校舎の教室でお菓子を広げているらしい。
しかし、ブラックマーケットを歩き続けて妙な感じがするよ。戦車の情報がブラックマーケットで途切れていると言うのに、更に繋がる点が探しても見つからない。ここまで、徹底的に隠されているのは……。

ヒフミ「ここに集まっている企業は、ある意味開き直って悪さをしていますから、逆に変に隠したりしないんです」
ユウミ「あそこの闇銀行みたいにかな？」
ヒフミ「はい。ブラックマーケットで最も大きな銀行のひとつです」

ヒフミちゃんの話だと、キヴォトスで行われる犯罪の15%の盗品があの闇銀行に流れるという。そして、それらが違法な武器や兵器に変えられて他の犯罪に使われると……。
なるほど、銀行も犯罪に加担しているんだね。

[106 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/22(金) 22:15:31]

セリカ「ひどい！　連邦生徒会は一体何やってんの！？」
ユウミ「ごめんね、セリカちゃん」
セリカ「あっごめん。ユウミを悪く言うつもりは無かったのよ」
ユウミ「そう言いたくなるのも無理はないよね」
ホシノ「そうだねー。色々事情があるんだよー」
シロコ「それに、私達はアビドスに気を取られすぎて、外のことをあまりにも知らなさすぎたかも……」

と話していると、アヤネさんから通信が飛んでくる。
こちらに武装した集団が接近中のことだけど、気付かれた様子はない。私達は身を潜めて観察する。

ヒフミ「あ、あらはマーケットガードです！」
ノノミ「ユウミちゃんが偶に吹き飛ばしてたあの？」
アル「ここの治安機関で最上位の組織ね」
カヨコ「パトロール？　いや、何かの護衛中だね」
シロコ「ん、あれは現金輸送車」
ノノミ「あれ……あっちは……」

マーケットガードに護衛されていた現金輸送車は、さっき私達が見た闇銀行の中に入っていく。しかし、あの現金輸送車って……。
車からアンドロイドが降りると、闇銀行の行員と何かのやり取りや書類の記入を行う。

セリカ「あいつら毎月うちに来て利息を受け取ってるあの銀行員……？」
ホシノ「あれ、本当だ」
ユウミ「やっぱり」
ヒフミ「え、えぇ！？」
アル「なんですって？」
カヨコ「なるほど、カラクリが見えたね」

そう、今日の朝にアビドスの借金を回収しに来たカイザーローンの車が目の前の闇銀行に入って行ったのだ。
これは、明らかな違法行為であり、連邦生徒会が介入する隙にもなるんだけど。介入するにはもっと確定的な証拠が欲しい所だね。
そして、カイザーの言葉にヒフミと便利屋のみんなが反応を示す。

[107 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/23(土) 00:47:34]

落ちる時間を伸ばすための保守

[108 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/23(土) 10:38:05]

保守ー

[110 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/23(土) 20:27:51]

ヒフミ「カイザーローンといえば……」
アル「カイザーコーポレーションが運営する高金利金融業者ね」
シロコ「まずいところなの？」
ユウミ「犯罪自体は起こしていないんだけど、結構ギリギリを狙って連邦生徒会に隙を見せないとは聞くよ」
ヒフミ「ユウミさんの言う通りです。合法と違法の間のグレーゾーンで上手くふるまっている多角化企業で……。私達トリニティの区域にもかなり進出しているのですが、生徒たちへの悪影響を考慮し、「ティーパーティー」でも目を光らせています」
ホシノ「連邦生徒会とティーパーティ、がね」
ヒフミ「ところで、みなさんの借金とはもしかして……アビドスはカイザーローンから融資を……？」
ホシノ「話すと長くなるんだけどね。アヤネちゃん、現金輸送車のルートは探れる？」

ホシノ先輩がアヤネさんに現金輸送車のルートを探ってもらうが、全てのデータをオフラインにしているらしくて、何もヒットしなかったみたい。そこまで徹底的に隠すってことは、アビドスの何かを狙っているのがよくわかるんだけど、何よりあそこの闇銀行で何をしているのか探ってみない事にはわからないね。
アビドスのみんなが憤っているところを横に、私は便利屋の皆に顔を向ける。

ヒフミ「あ！　さっきサインしてた集金確認の書類。それを見れば証拠になりませんか？」
シロコ「ん、銀行を襲う」
ヒフミ「はいっ！？」

ユウミ「という訳で、便利屋のみんなには闇銀行を襲撃するアビドスのみんなを囮に、奥深くまで侵入して重要書類を掻っ攫ってください」
アル「あの銀行を襲うですって！？　あそこはかなり警備が厳重なのよ！」
ムツキ「面白そうじゃん、アルちゃん」
カヨコ「逃走ルートがあるなら、構わないけど……」
ハルカ「アル様の為なら、私なんでもやります！」
ユウミ「そこは安心して、アビ…覆面水着団が撤退するまでがリミットだけど、侵入口とかは私が確保するから」

それから、私はシロコから渡された覆面を便利屋のみんなに渡す。
覆面にはそれぞれ8～11の番号が振られていた。

アル「これは……中々いいじゃない！　やるわよ、銀行強盗！　えぇ、今思えば悪の銀行から金を巻き上げてやるのも、アウトローよね！」
ムツキ「くふふ、アルちゃん乗り気～」

[111 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/23(土) 20:32:32]

そう言えば、アヤネの番号は0だった……。

なので、便利屋の番号は7～11にズレて、ユウミは5でファウストは6になります。

なお、銀行強盗の成果は

dice1d4=2 (2)

1.アル「なんの成果も得られませんでしたァ！」

2.ムツキ「くふふ、dice1d10=9 (9) 億円ゲット～」

3.2+ハルカ「あ、あの、金庫を爆破してしまいました！　すみません！　すみません！」

4.3+カヨコ「いや、でかしたよハルカ。これがあれば、カイザーを追い詰められる」

[112 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/23(土) 21:02:18]

闇銀行の建物内、そこに4人組の学生が入ってくる。
一人は、赤いコートに身を包んだ陸八魔アル。一人は、ゲヘナ学園の制服を纏った浅黄ムツキ。一人は、メタルバンドのTシャツとゲヘナ学園のスカートを纏った鬼方ムツキ。最後に、万魔殿に似た服を纏った伊草ハルカ。
ゲヘナや裏社会では便利屋と呼ばれる4人組が堂々とカウンターの方に歩んだ。当然、彼女達の目的は融資だと思われるが、銀行内の構造を己が目で把握する為だった。
最初は、何故か事前調査して情報を得ていたシロコから詳しい内部構造を教えてもらっていたが、流石に特殊部隊の経験が無い彼女達には難しいとして、私が最初に確認するように先に行かせたのだ。
アル以外の便利屋は、ソファーで待機しているように見せて、警備の配置や裏に向かうルートの確認を行ってもらい、アルはカウンターの方で偽の要件を伝えて時間を稼ぐ。その間に、便利屋からの内部の状況を私達に送ってもらい、突入タイミングを合わせるのが、今回の作戦の始まりだね。

カヨコ『裏へのルートは確認した。あとは、アビドスのみんなに騒ぎを起こしてもらえれば、私達がこっそりと忍び込む』
ユウミ「了解。ホシノ先輩……、いえこの場合のコードネームは何がいいですかね？」
ホシノ「うーん？　先ず、ヒフミちゃんはファウストでしょ」
ヒフミ「えっ、えぇっ！？」
ノノミ「私は覆面水着団のクリスティーナだお♧」
セリカ「何それ！？　いつから覆面水着団なんて名前になったの！？　それにダサすぎだし！」
アル(えぇ！？　カッコいいと思ってたのに……)
ムツキ(アルちゃんはカッコいいと思ってるだろうな～)
カヨコ(アルはカッコいいと思ってるね)
ユウミ「まあ、兎に角行きましょう。便利屋達の時間稼ぎもそこまで長くは持たなさそうですから」
アル(この感じ、なんだか舐められてこちらが時間稼ぎさせられてるとは言えないわ！)

[113 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/23(土) 21:04:47]

と、ここからアビドスと私で銀行へ突撃することになる。
最初にアヤネさんのハッキング with 私特性のハッキング補助ツールにより、銀行のシステム全面をシャットダウンさせ、制御をこちらに移す。これは長く持たないと思うけど、警備を無力化するには十分な時間だね。
私は、ロケットランチャーを背中に背負ったまま、拳銃と盾を構えてみんなと一緒に突撃する。暗い中、警備の位置を素早く確認して速やかに無力化する。暫く銃声と衝撃音、マーケットガードの悲鳴が鳴り響き、構内の照明が復活すれば警備は全てノックアウトされていた。便利屋のみんなも、この騒ぎに便乗して奥に侵入で来たみたい。
そして、この騒ぎを起こした私達に周囲の視線が集まる。
(ドドン！)

[114 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/23(土) 21:43:33]

シロコ「全員その場に伏せなさい！　持っている武器は捨てて！」
ノノミ「言うことを聞かないと、痛い目にあいますよ☆」
ヒフミ「あはは……みなさん、ケガしちゃいけないので……伏せてくださいね……」
銀行審査官「異常事態発生！　異常事態発生！」
ユウミ「無駄だよ。外に繋がる回線は全て遮断させてもらったから」

いくらアヤネさんのハッキングで銀行のシステムを掌握したとて、独立したスタンドアローンのシステムだってある筈、私はそれを先んじて手を打って、マーケットガードの増援が来るまでの時間を稼ぐためにシステムを壊させてもらった。
そして、次の段階に移る。

ユウミ「ファウストさん、次の指示をお願い」
ヒフミ「えぇ！？　私ですか！？　私がリーダーですか！？」
ノノミ「リーダーです！　ボスです！」
ホシノ「うへ、ファウストさんは怒ると怖いんだよー？　言うこと聞かないと怒られるぞー？」
ユウミ「こんな風になるよ」

私はバレルの長い愛銃で、地面に大きな穴を穿つ。かなり反動も大きくて、扱いの難しい銃だけど、この威力だけはやみつきなんだよね。現に、これを見た人達は喜びに震えてるよ☆
さて、シロコ先輩が目の前の銀行員に対して、現金輸送車の書類を要求したんだけど……。あれ？　なんかお金も詰められてない？　私の目の錯覚じゃなさそうなんだけど。
しかし、あまり時間がなさそうで、ツッコミは後回しにして、奥に潜入している便利屋に合図を送る。少し待てば、奥から覆面を被った便利屋のみんなが戻ってくるんだけど……。あれ？　なんでみんな大きいバッグを背負ってるの！？　というか、書類らしき物が見当たらないんだけど！？
物凄くツッコミを入れたかったんだけど、そろそろ増援が来そうだから逃げる態勢に入る。

ホシノ「全員集まったね。それじゃ逃げるよ！　撤収！」

そして、私達はピューンと風のように逃げていった。
銀行の外には、やってきたマーケットガードが陣形を組もうとしていたところだけど、それは読んでいる。
ムツキに合図を送ると、彼女が起爆装置を作動させる。瞬間、マーケットガードが吹き飛び。まだ残っている部分に向けて、全員が各々の火器を吹かせる。
最後に、トドメとばかりに私のロケットランチャーで、最後尾に着弾させれば巨大な穴が空いて私達はそこを縫って駆け抜けた。

[115 ユウミ ◆MTEvJywNhU 25/08/24(日) 01:22:50]

寝る前に

便利屋は重要書類を見つけられた？

dice1d100=39 (39) (100に近い程重要な物)