【SS】咲季「ねぇ、プロデューサー」【SS】

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 17:48:32
  • 2二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 17:54:50

    はー……安心する

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 17:57:55

    やっぱ曇らせよりPドルよ

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 18:00:26

    曇らせは時々苦いぐらいじゃないとね…

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 18:03:35

    「ねぇ、プロデューサー? 」
    「はい、なんでしょうか」
    「あなたって、休日はいつもなにをしているの? 」
    「仕事です」
    「仕事がない日は? 」
    「そのままだらだらとしていますね。咲季さんと同じようなものです」

    彼とのプロデュース関係を結んでから一ヶ月程が経って、わたしは気になっていた。彼は休日に何をしているのだろう、と。

    いつもプロデューサーは、わたしの為にあちらこちらを飛び回ってくれているわ。けれど、彼を見ていると思うのよ。いつ休んでいるの、って。

    「……あなたは別に、アイドルでもないんだからもう少し休んでもいいと思うのだけれど」
    「あなたにあてられてしまったんですよ。ストイックな咲季さんを見ていると、こちらもやる気が湧いてくる」
    「そう? けど、無理はしないでちょうだいね。あなたがいないとわたしは上にはいけないもの」
    「はい、わかってますよ。ご心配なさらずに」

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 18:09:06

    「ね、そこであなたに提案なのだけれど。次の完全休養日、わたしと、その……デートしない? 」
    「デート、ですか」
    「と言ってもただ散歩したりするだけよ。そうするだけでも、だいぶ気は休まるもの」
    「では、咲季さんのご厚意に甘えまして。そのお誘い受けさせてもらいます」
    「ふふっ、決まりね」

    一ヶ月……そう、一ヶ月。その短い間で、わたしは沢山彼のことをしったわ。でも、知りすぎてしまったみたいね。このわたしが、まさか恋に落ちるなんて。もちろん、彼の前でこの気持ちを伝えるつもりはないし、アイドルを引退するまでは隠し通すつもりだわ。

    でも好きなものは好きなんだもの。一緒に過ごしていたいじゃない。散歩でも、お喋りでも、なんでも。彼となら、なんだって楽しいもの。

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 18:21:58

    「あれ、お姉ちゃんが起きてる。今9時だよ? 」
    「明日は完全休養日なんだし、別にいいじゃない。たまにはこうやって眠れない日があったって」
    「あ、もしかして~……プロデューサーさんとのデートが待ちきれないんでしょ」
    「そ、そんなわけないじゃない! 」

    久しぶりね。楽しみすぎて眠れない、だなんて。ほんと、いつぶりかしら。明日が完全休養日で良かったわ。しばらく、眠れそうにないもの。

    「お姉ちゃん、図星だね」
    「はぁ……仕方ないじゃない。恋、しちゃったんだもの」
    「わァァ……!! 」
    「アイドルになる、って決めてから恋愛とかそういうのは馬鹿馬鹿しいと思っていたのだけれどね。まさか、わたしがしてしまうなんて。いつかあなたも、そんな人が現れてくれるといいわね」
    「うん! 」

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