ここだけドング魔導世界スレその10

  • 1ぼっち25/08/16(土) 23:18:16

    ここは「安価で魔術概念を作ろう」というスレで設定を決めた魔術世界を舞台としたなりきりスレッドです

    ここではあなたはドング世界の住人です

    魔術に目覚めるも良し、一般人として過ごすも良し

    好きに生きてください


    前スレや関連スレ、テンプレは>>2以降にて

  • 2ぼっち25/08/16(土) 23:19:57
  • 3ぼっち25/08/16(土) 23:21:08

    この世界の魔法エネルギー:ドング

    世界を構成する七大要素であるドングの属性:闇、地、時、魂、熱、鉄、血

    使用法:人によって扱える属性は異なる、空気中のドングを集めて使う(ほとんどの人間が操れない)

    ドングを扱える許容量:才能のない人間100、 才能のある人間150
    1000以上のドングを扱える者たち:王家の血筋、魔族、才能があるやつで修行しまくった人

    〈魔法とそれに使用されるドング量の具体例〉
    100ドングで巨大なゴーレム生成
    100ドングで鉄の密度を変えられる
    1000ドングで地震を起こせる

  • 4ぼっち25/08/16(土) 23:22:18

    魔術派閥は大きく3つに分かれている


    ①アカデミア<学問派>

    ドングを学問として考える組織。巨大な教育機関でもある。ドングを集めやすくする魔道具を作っている


    目標は根源への接続


    大多数はただの学生や教師で、根源って何ぞや? と思っている

    属性によって学科が別で、たとえば血属性主義の一派は歪な生物を生成して迷惑をかけているらしい

    根源到達を考えているのはごく一部の人達だけ


    根源とは神の座であり、そこに至ることでこの世界のトングの属性を定めることができる。根源に至り、属性を新しく作った者は神王と呼ばれる


    ドングの多い王族との関係:王族たちは新たな王の誕生を阻止するためにアカデミアを滅ぼそうとしている。現在は時の要素を決めた神王が即位している


    魔術師の位階は六つに分かれており、位階を上げる条件はドングの許容量の増加である


    <魔術師の位階>

    ガラス

    ポーン

    ナイト

    ビショップ

    エルダー

    キャンセラー

  • 5ぼっち25/08/16(土) 23:23:25

    ②星喰学派<禁術派>

    目的は魔族になること

    共食いをすることでドングを増やす禁術【マッドネス】を使う


    魔族になる方法:ドング許容量が一定(666)を超えると、魔族に進化する道が開ける

    生まれつきのドング許容量がゼロでも、マッドネスを666回行えば...つまり666人の人間や魔術師を犠牲にすれば、魔族になることができる

    ドング量の莫大な王族直系なら1人、分系なら5人ほどの犠牲でいけたりするらしい


    ③王族

    現在の王は時属性の王

    そのドング許容量は20000

    妻がひとり、息子がふたり、娘がふたりいる

    最も魔法の才能があるのは二男で、これが跡継ぎと目されているけれど、次女はそれが気に入らないらしい


    王の目的:人類の発展及び宇宙への進出

    でも宇宙開発に関しては、アカデミアからも星喰学派からも一般国民の皆様からも大ブーイングらしい

  • 6ぼっち25/08/16(土) 23:24:27

    魔術師キャラを作るときのテンプレ

    dice1d7=■で属性

    それぞれの数字が闇、地、時、魂、熱、鉄、血にそれぞれ対応する

    dice1d100=■が20以下なら多属性持ち

    dice1d6=■を振って出た数だけ属性を追加しよう


    dice10d20=■で初期トング量

    100で一般的魔術師、150越えたらエリートさん

  • 7ぼっち25/08/16(土) 23:25:42

    種族ダイス:dice1d8=■

    純粋なその種族ということにするか、その種族の血が入っている人間ということにするかはお好みでどうぞ


    1.ノーマルの人間

    特にこれといって言うべきこともない普通の人

    2.エルフ族

    尖った耳が特徴、ドング量で肌の色が変わる

    (普通以上は白、少ないときは褐色になる)

    3.レプタリアン族

    恐竜の特徴を持った人型の種族

    魔物狩りをしながら生活している

    4.妖精種

    林檎ほどの大きさの青い炎のような見た目の種族

    炎の中に羽のある人のような本体がある

    5.獣人族

    身体能力に優れた半人半獣の種族

    人寄りか獣寄りかは個人差がある

    6.鉱石人族

    鉱石の原石に顔や手足がついている種族

    鉱石を継ぎ足すことで体の形状を変えられる

    7.魚人族

    人の骨格にエラや鱗、ヒレがついている種族

    陽気な性格で歌が上手い

    8.巨人族

    多腕有角の巨大な種族

    極めて寿命が長いがその性格は温厚

    9.有翼種

    背中に鳥やコウモリのような翼を持つ種族

    種族のほとんどが美形の珍しい種族

  • 8ぼっち25/08/16(土) 23:26:56

    寮ダイス:dice1d6=■

    アカデミアの学生はそれぞれの資質に応じた寮に入りそこで生活する。ハ○ポタのグリフィ○ドールとかス○ザリンみたいな感覚と思っていい


    1、月寮

    冒険心や未知の分野への知識欲を持つ者が入る寮

    卒業後は研究者になるものが多い

    2、日寮

    好戦的で実践を好む生徒達が入りやすい寮

    寮生は明るい性格が多いため常に賑やか

    3、深森寮

    植物が好きでのんびり屋な生徒が多い寮

    農業系の魔術が得意で寮内でも植物を育てている

    4、禿鷲寮

    人間心理を読み取る力に優れた者が多い寮

    周囲から冷淡だと誤解されやすい人間も多い

    5、紅玉寮

    リーダー気質な生徒の多い寮

    王に対して憧れや尊敬を抱くものが多い

    6、蒼玉寮

    人騒がせな変人が多い寮

    芸能系、アート系の活動が盛んな寮でもある

  • 9ぼっち25/08/16(土) 23:27:56

    テンプレは……だいたいこんな感じかな、たぶん……。
    他にも出自ダイスとか、魔法の杖ダイスとか、学力/体力ダイスとか、性別ダイスとか年齢ダイスとか、いろいろ好きなダイスを考えて、自分のキャラを掘り下げてみるのもいい……。
    ああ、もちろん、アカデミアに所属するか、星喰学派に所属するかをダイスに委ねてもいいし……。
    いっそのこと、魔法使いですらなくして、市井で魔法と縁を持たない暮らしをしてみるのもいいと思う……。
    外国に行ったり……別大陸に行ったり……いっそ、魔物として生まれたっていいかもしれない……。
    わりと、何もかも自由だ……好きに生きよう……。
    がんばれー……!

  • 10ぼっち25/08/16(土) 23:32:35

    【最後に……私自身のプロフも置いておくよ……】
    通称:ぼっち
    本名:エメラチェリー・ラダー(Emeraldcherry Ladder)
    属性:鉄
    ドング許容量:160
    魔法行使アイテム:トング
    移動用多脚ゴーレム「ロースティッド・アーモンド号」を所有
    高身長で細身。祖先に巨人族の人がいたかも
    アカデミア学生、蒼玉寮の三人部屋に暮らしてる
    実家はパン屋。ごく普通の中流家庭出身
    学力88、体力22(100段階評価)
    パーティーを組むとサポータータイプ。特に罠(トラップ)の扱いに優れる
    乗馬が得意。騎乗移動魔法《跳ね馬(スプリッツァー)》を開発
    吃り癖があり、人付き合いに苦手意識を持つ
    ただしお仕事(接客業)であれば、緊張なく取り組めるようだ
    絵がうまく、少女漫画風の絵を描く。ファッションへの興味が強い。賭け事には向いてない。大の甘党
    星喰学派で、プレッチリー・フリーラックスの指導を受ける
    暗殺者・諜報員としての適性が高いと見なされている
    いろんな土地を旅し、いろんなトラブルに巻き込まれた結果、殺人への抵抗がない
    マッドネスを経験済み。食人行為への抵抗がなくなった
    現在、エーブリエタースの教会に潜入中
    聖堂騎士のクラージュ様と交流を持つ
    地下の墓所で魂の王の残滓を発掘し、それに牛の体を与え、ワンダと名付けて交流を持つ
    ワンダの現世への再生を認知した時の王と交流を持つ
    麻薬を摂取した結果、肉体と精神の分離に成功し、魂魔法を防ぐ技術を身に付ける
    現在、漫画家たちの村で、幽霊たちのお祭りを目撃中……

  • 11ぼっち25/08/17(日) 22:33:09

    【前スレからの続き】

    ……不気味な姿で、歌い踊る亡霊たち……。

    彼らに遭遇しないようにするために……例の、「深夜0時を過ぎたら部屋を出てはいけない」というルールができたのだろうな……。

    実際、彼らに見つかってしまったらどうなるんだろうか……。

    ……というか……そもそもあれは……「何」だ……?

    幽霊……と呼ばれる……「創作上の存在」みたいに見えることは確かだ……。

    しかし、本当にそうなのかはわからない……。

    本当に死後の世界があって……肉体が滅びても、天国や地獄に行ったり……魂だけになって、あのように……この世に留まったりできるのか……?

    死を絶対的に拒絶して……永遠の命を得たい私にとっては……少しばかり興味のある問題ではある……。

    ……しかし、その答えを知るために……今ある命を危険にさらすほど……バカではないつもりだ……。

    今は、向こうに気取られないように……観察するにとどめよう……。

    可能なら、正体をつかむ……それができなくても、害のあるものかどうかを判断する材料が欲しい……。

    (私はしばらく、赤い丸太の門の影から祭りの様子を観察していた)

    (その結果、わかったのは……)

    dice1d4=2 (2)

    1、境内の真ん中に生け贄らしい生き物が入った檻があり、幽霊たちが触れると生け贄が死んでいく。ヤバい

    2、幽霊たちの歌を聞くと「生者の生き肝が食いたい」「温かい血をすすりたい」とか物騒なこと言ってる。ヤバい

    3、テヅカ先生が現れて何やら聞きなれない呪文を唱え始めた……幽霊たちはそれによって姿が薄くなっていく

    4、テヅカ先生が幽霊たちに囲まれており、親しげに談笑している……

  • 12ぼっち25/08/18(月) 23:09:42

    テンツクテンツクドンドコドコドコテンツクテンツクドンドコドコドコ

    👻『ああ、やれ寒い、この世は冷たい』

    👻『肉の体を失った身には血肉の温かさが恋しい恋しい』

    💀『生者の肌にかぶりつき、命の燃える血潮をすすりたい。真っ赤なそれを浴びて温もりを得たい』

    💀『甘く柔らかい生き肝を喰らって、生を穢す喜びに浸りたい』

    👻💀『『ああ、さみしやさみしや。我らの餌食になってくれる生者はどこぞにおらんかのう』』

    テンツクテンツクドンドコドコドコテンツクテンツクドンドコドコドコ

    ……………………。

    うん、よし。

    見つかったらよくないってはっきりわかった……!

    コイツらに気付かれないようにそーっと回れ右して、二度と関わらないようにしなければ……。

    そもそも私の目的って、テヅカ先生を殺してマッドネスすることなんだから、すでに死んでるやつらなんてアウトオブ眼中なんだッ……!

    (幽霊たちに見つからないように、そろそろと後退りしていく私)

    (でも、ここまで……肉眼で観測できて、相手の声まで聞けるような距離にまで近づいてしまっているのに、そんなにうまいこと離脱ができるのだろうか?)

    dice1d4=2 (2)

    1、奇跡的に逃げ延びたぞ!

    2、奇跡的に逃げ延びたぞ!(なんか肩がすごい重い)

    3、あっ(小枝を踏んでパキッと音を鳴らすありがちな展開)

    4、👻『あちらの方から心臓の鼓動の気配がするな』

  • 13ぼっち25/08/20(水) 00:39:04

    (テンテンツクツク……ドンドコドン……)

    よし……そーっと石段を下りて……あの恐ろしげな祭りから距離を取ることに成功したぞ……。

    あんな不気味なやつら、関わってたまるものか……あの古びた神殿の広場で、肉体が朽ちた自分たちを慰めあっていればいいんだ……。

    (私は一度だけ、チラッと石段の上の暗闇を見上げたが、すぐにそこを離れた)

    (さあ、あとはテヅカ先生の家を見つけ出して、強襲するとしよう)

    (余計なものを見ていたせいで時間を食ってしまった。急いでことにあたらなくてはなるまい)

    (……理屈の上では、そうなのだ。急がないといけない)

    (でも、なぜか、足が駆け出してくれない。走らないといけないのに、ノロノロと爪先を引きずるようにしか動く気になれない)

    (よほど疲れているのか……それとも、走ることができないほど、この身が重みを感じているのか……?)

    うっ、うっ……うぎぎ、ぎぎぎ……!?

    (土の街道に私が足を踏み入れたとき、急に踵がミシミシと地面にめり込んだ)

    (大地は渇いていて固く、私の体重で沈み込むほど柔らかくもない)

    👻『やれ血の香り……血の香り……』

    (耳の後ろで、ぞっとするようなつぶやきが聞こえた)

    (振り向くと、そこには……)

    dice1d4=4 (4)

    1、ぼやけた幽霊が、何十体と肩にしがみついている

    2、1体の巨大なお相撲さんの幽霊が、肩にしがみついている

    3、つる草やロープのような、拘束する概念の幽霊たちが私の自由を奪おうとしている

    4、実体があるッ、紫色の肌をしたゾンビがしがみついてきている!

  • 14ぼっち25/08/20(水) 22:49:27

    🧟‍♂️『……………………』

    ……………………。

    🧟‍♂️『オアー』

    ギャ────────ッ!?!?!?

    (幽霊とはまったく違う、実体感アリアリの怪異にしがみつかれていることを知った私は、さすがに絶叫を抑えられなかった)

    (ぼんやりしてない。揺らいでない。ピントをしっかり合わせて見ることができるそれは……ひと言で言って、死体であった)

    (しかも、肌が紫色に変色した腐乱死体である)

    (目は白く濁り、歯は抜け落ち、口からも鼻からも黄色い腐った血が流れ出ている)

    (そして、全身に付着している、白く蠢く小さなもの……大量のウジ虫)

    ぞ、ぞ、ぞ、ゾンビだ──ッ!?

    🧟‍♂️『オガー(いかにも)』

    (動く屍は、まるで母親に甘える子供のように、私にしがみつく腕に力を込める)

    (恐怖と嫌悪感が、私の脳を一瞬でパニックに陥らせる。静かに逃げるとか言ってられる状態じゃない)

    は、は、離せ、くたばれー!!!!

    (この怪物を振り払うために、私が取った行動は……)

    dice1d4=2 (2)

    1、殴る(こうかはいまひとつのようだ!)

    2、銃魔法で撃つ(効果:dice1d50=17 (17)  )

    3、ドリル魔法で潰す(効果:dice1d100=53 (53)  )

    4、力(ストレングス)で筋力を高めて、引きちぎる

  • 15ぼっち25/08/21(木) 22:51:27

    (パニックを起こしているときに、とっさに出る攻撃といえば普段使い慣れている手段だ)

    ──《拳銃(ショット)》ッ!

    (鉄の弾丸をブッ放す魔法で、ゾンビの心臓辺りを狙って攻撃する)

    (バン、バン、バンという破裂音とともに、ゾンビの胸に穴が空き、背中から腐った血肉とウジ虫が飛び散る)

    (しかし……)

    🧟‍♂️『オゴッ,オアアアアアア』

    う、うわあああっ全然フツーに動くうううっ!?

    も、もう死んでるからか……胴体を銃弾が貫通しても、大したダメージはないみたいだ……!

    だ、だとすると、いったいどうすればこれを倒せるんだ!?

    (銃撃の衝撃で、ゾンビは私の体から離れたが、すぐに起き上がってまたこちらにヨタヨタとにじり寄ってくる)

    (肉体を破壊しても無駄なら、倒しようがないのか? 私はこいつに殺されるまで、無限につきまとわれ続けるのだろうか?)

    (いや、そんなはずはない。何かしら攻略方法はあるはずだ)

    (今、私に必要なのは、冷静になって手段を検討することだ。恐怖による反射的な攻撃ではなく、理屈でもってこれを無力化しなければならない)

    (……じっくり考えて……思いついたのは……)

    dice1d4=3 (3)

    1、バラバラにすればさすがに動けなくなるんではないか?

    2、火で芯まで焼き尽くせばいいのではないか?

    3、這い上がれないぐらい深い穴に突き落とすとか?

    4、このゾンビは歩くのノロいし、死者がうろつく現象の原因自体を見つけて破壊すればいいのでは?

  • 16ぼっち25/08/22(金) 21:23:27

    (あの死体をどうやって倒すか?)

    (既に死んでいるものを殺すということについて、深く考えると……これはなかなかの無理難題に思えた)

    (焼くか? 潰すか? 少なくとも銃の効き目は薄かった。物理攻撃はあまり期待できないかもしれない)

    (こちらにとってありがたい点があるとすれば、それは相手がスットロいということだ)

    (歩く速度はノロノロしているし、顔にも知性が感じられない。ただ私という存在を、真正面から追いかけてくる以外にできることはないようだ)

    (たとえ遅くても、疲れることも眠ることもなくいつまでも追い続けてくるのなら恐ろしい脅威だが……)

    ……………………。

    ……ふと、思いついたけど……こいつの知能って、どの程度の行動までならできるんだろう?

    武器を使ったり、魔法を使ったりはできそうにない雰囲気だよね……。

    防御したり、回避したりは? 近道と遠回りを判断したりはできるのか? 私が木に登ったとして、同じように木登りはできるのか?

    ……深い穴に落ちたとしても死なないだろうけど……穴を登って脱出したりはできるのかな?

    (高低差。袋小路。そういったもので、追いかけてこれないようにすることは、試す価値がありそうに思えた)

    よし、落とし穴にズドン作戦を採用しよう……ほらほら、ゾンビさん……おいでおいで。私はこっちにいるよ……。

    🧟‍♂️『モガガー』

    (付かず離れずの距離を保って、私はゾンビを落とせる穴がないか探してみる)

    (しばらくして……)

    dice1d4=1 (1)

    1、枯れた古井戸を見つけた!

    2、深い崖を見つけた!

    3、外から鍵をかけられる小屋を見つけた!

    4、ビックリするぐらいの急流を見つけた!

  • 17ぼっち25/08/23(土) 22:15:25

    (道を外れて、地形が乱雑な林の中に入り込む)

    (多少のでこぼこや茂みに阻まれても、ゾンビは追ってくる。思考能力はなくても、追跡に必要な最低限の踏破能力はそなえているようだ)

    やはり、どこか突き落とせる穴を見つけないと駄目かな……。

    …………おっ、これは使えるんじゃないかな?

    (木々の間を縫うように走っていると、崩れかけた円形の構造物を見つけた)

    (それは、もう使われなくなった井戸のようだ。直径は2mほどで、深さは……ちょっと覗き込んだだけだけど、底が見えない程度には深い)

    よーし、これを使うぞ……こいこい、ゾンビ……!

    🧟‍♂️『オモアガー』

    (小走り程度の速度で近づいてくるゾンビ。私はやつを古井戸のそばに誘導し、その周囲を回り込むようにして……)

    えいっ。

    (背中に蹴りを入れて、井戸に叩き落とした)

    🧟‍♂️『オオォッ……アエエアアァァァァァ──…………』

    (ゾンビの濁った呻き声が、自由落下で遠ざかる)

    (やがて、かなり下の方で、「ドサッ」と音がして……それっきり、ゾンビは私を追跡することは不可能になった)

    ……よっしゃ、しばらく待ったけど這い上がってこない! やはり死なない敵への対処法としては、突き落としはいい感じだな!

    (私はホッとした。しかし……)

    このヤナギダ村にいるゾンビが、こいつだけとは思えない……幽霊もわんさかいたんだ、ゾンビもたくさんいると見ていいだろう。

    かなり注意して行動しないと、人ならざる何者かにまた追いかけられるだろう……それはさすがにご遠慮したい。

    (当面の危機は去ったが……これから、どう行動する?)

    dice1d4=4 (4)

    1、死者たちに見つかることを覚悟で、一直線にテヅカ先生の家を目指す

    2、隠れながら慎重に移動し、時間をかけてテヅカ先生の家を目指す

    3、テヅカ先生を殺すより先にゾンビを狩れるだけ狩って、安全を確保しよう

    4、教会に伝わる「敬虔な信徒たちが、ゾンビが出たときに執り行うべき神聖な浄化術」を試す

  • 18ぼっち25/08/24(日) 23:40:26

    ……あっ……今、記憶がよみがえる……!

    神父(*´ω`*)『もし、旅先でゾンビとか、死者が甦ったとしか思えない怪奇現象に遭遇したら……そのときは、我が教会に伝わる儀式を試してみるといいよ』

    そうだ、こんなときのために、神父様から教わったんだった……!

    教会といえば、悪霊退治の総本山だものな……そういった技術も、当然備えているというわけだ!

    ええと、どうするんだっけ。思い出せ、思い出せ、私……つい数日前に聞いたばかりだぞ……!

    神父(*´ω`*)『よく覚えて、間違いのないようにするんだよ……やり方は、以下の通りだ』

    神父(*´∀`)『まず、dice1d4=2 (2)  をして……』

    (1、魔法陣を描く 2、お香を炊く 3、塩を盛る 4、服を脱ぐ)

    神父( -∀・)『次に、dice1d4=4 (4)  を手に持つ……』

    (1、棒状のもの 2、教会発行の聖符 3、わら人形と釘とトンカチ 4、とにかくその場で手を伸ばして触れたもの)

    神父( ・ω・)『それから、大声でdice1d4=2 (2)  ……』

    (1、聖歌を歌う 2、日頃のストレスをぶちまける 3、ねこのものまねをします 4、自己紹介をする)

    神父( ´∀` )b『最後に、dice1d4=2 (2)  すれば、生ける屍は清められるであろう!』

    (1、近くにあるものを殴りまくる 2、全力疾走する 3、ひざまずいて神に祈る 4、原型がなくなるまでゾンビを叩き潰す)


    ……なんか前にもこの流れやったな……。

  • 19ぼっち25/08/25(月) 22:04:53

    えーっと……まず、お香を炊く……。

    お香なんて持ち歩いてないからな……そこら辺に生えてるヒノキとか……ヤブニッケイの皮とか……燃やしてみよう……。

    (渇いた樹皮を剥ぎ取り、着火の魔法で火をつける。お香としては弱いが、独特な香りの煙が立ち昇る)

    次に……その場で手を伸ばして……触れたものをつかむ……。

    えいっ。

    (暗闇の林の中で、私がつかんだのは……dice1d4=4 (4)  )

    (1、折れた木の枝 2、でかいキノコ 3、血まみれの包丁 4、へび)

    そして……日頃のストレスを大声でぶちまけながら……全力疾走するんだったな……。

    ……すうぅぅううぅぅぅ──っ……。

    私の命を脅かすもの、みんなみんなくたばれー!!!

    幽霊やゾンビなんてのは滅多に会わないからまだいいよ! 魔物だとか犯罪者だとか事故や災害だとかは速やかにこの世から絶滅しろ!!!!

    死にたくないって言ってる私がなんでこんなにちょくちょく危ない目に遭ってるんだ!? おかしいだろう!?!?

    もっと、こう、命を大事にしている人間は、命知らずなやつらより圧倒的に保護されるべきなんだ!!!!!

    楽をさせろ! 健康に長生きさせろ! ヒヤヒヤさせるんじゃあないッ! ストレスで寿命が縮むとか洒落にならないんだぞ!!!!!

    この叫びにうなずかない者、すべてすべて残り寿命を私に捧げたのちに地獄に落ちろ!!!!!

    (日頃の鬱憤を夜空に向かってぶちまけながら、私は手足を振り回して林から駆け出した)

    (…………なんだこの不審者…………)

  • 20ぼっち25/08/26(火) 21:33:25

    (暗闇の中、私の手はなんか、「ムニュッ」とした感触のひんやりしたものをつかんだ)

    (月明かりに掲げて見てみると……それは1匹の立派なヤマカガシだった。突然首根っこを押さえられたソイツは、ビチビチと身を震わせて抵抗する)

    (だが、私はへびを離さない。魔除けの儀式のためにはこれを持ち続けないといけないから)

    ──うおおおーっ! 適当につかんでこんなものに当たる私の運の悪さもくたばれー!!!

    (私は叫びながら駆ける、駆ける、駆ける)

    (神殿につながる石畳の道を駆け下り、寝静まったヤナギダ村に戻ってくる)

    (すると……そこかしこに……所在なさげにうろうろ歩いている腐乱死体が散見された)

    (ソイツらは私に向かってノロノロと歩み寄ってこようとするが、私が恐れることなくへびを振り回しながら立ち向かうと)

    (ボシュッ、と音を立てて、糸の切れた操り人形のように地面に崩れ落ちていった)

    ……おおっ……本当に効いてる……この儀式ッ……!

    これなら、もうゾンビは怖くない……あとは、テヅカ先生を殺してマッドネスするだけだ……!

    (スカッとした喜びが体の内側に湧き上がり、テンションがマックスになる)

    (そのまま、ターゲットの家を見つけるべく走り続ける私の前に……)

    dice1d4=1 (1)

    1、さすがに騒ぎすぎたので、人々が目を覚ました

    2、なんか、神社から幽霊屍人の親玉みたいなのが出てくる

    3、幽霊屍人を産み出していた魔法使いが出てくる

    4、ノコノコひとりで家から出てくるテヅカ先生

  • 21ぼっち25/08/28(木) 01:33:40

    漫画家1( ´ー`)「むにゃむにゃ……何だぁ~? こんな夜中に、誰が騒いでるんだ?」

    漫画家2(´~`)「夜は眠る時間だぞ~……こんな時間に起きて大声出すなんて、村のルール以前にマナーが悪すぎるだろ~……」

    漫画家3( ´д`)「日の出までまだずいぶんあるじゃんか……寝かせてくれよ……」

    うわ、ヤッバ、さすがに声を張り上げすぎた……。

    家々に明かりがついて、住民たちが窓を開けて外を見渡しているぞ……。

    ゆっくり寝てるときにお騒がせして、マジで申し訳ありませんッ……でも、生きるか死ぬかの瀬戸際だったんです……許して……!

    あと、あなたたちが起きて外の様子を見回りに来ると、テヅカ先生を殺しに行くのがやりにくくなるから、できればやめてほしい……。

    もう一度布団に戻って、朝までぐっすり寝てください……私にとっても、あなたたちにとっても、それが一番いいと思うんだ……!

    漫画家1( ´Α`)「お隣さん、どうする?」

    漫画家2┐('~`;)┌「うーん、できれば叫び声あげてた不届き者を探しに行きたいけど、夜中に家から出ないのはルールだからなあ」

    漫画家3(ヾノ・ω・`)「本当なら起きてるのもよくないからね。できれば一秒でも早く布団に戻りたい」

    そうしろ~……そうしろ~……。

    暖かいお布団で気持ちよくグースカしてくれ~……!

    漫画家1( ;´・ω・`)「もちろん俺もそうしたいが、不審者を放置するのもよくないからなあ……よし」

    (村人たちはどうする……?)

    dice1d4=3 (3)

    1、ルールに目をつぶって、みんなで不審者狩りをしよう

    2、代表者ひとりだけが探索をして、残りのみんなは寝よう

    3、旅館に余所者が泊まってるらしいから、その人に探索を頼もう

    4、「神」にお願い申し上げよう

  • 22ぼっち25/08/28(木) 20:48:43

    漫画家1(・・;)「不審者を放置はできん。だが、夜中に起きて外を歩き回り続けるのはルールに反する……」

    漫画家1( ´∀`)「そうだ! 旅館に、旅の人が泊まっているとテヅカさんが言ってた! その人に調査をお願いしよう!」

    漫画家2( ・ω・)「おお、それはビッグ・アイディアだ! 村の外の人なら、ルールに縛られる義務は薄いからな!」

    漫画家3( ^ω^)「どんな人かはわからんけど、いくらかお金を出せば引き受けてくれるだろう……よし、旅館に行くぞ!」

    えっ、あれっ、そ、それって私のコトだよ、ね……?

    や、ヤバい、外に出てるって気付かれたら一気に怪しまれる! 先回りして旅館に戻って、寝てたふりしないと!

    (私は漫画家たちにバレないように物陰を縫うようにして旅館に戻り、静かに布団に滑り込んだ)

    (そして、狸寝入りをしていると……女将さんが部屋を訪ねてきた)

    女将( ;´・ω・`)「夜分申し訳ございません、お客様。村の人たちが、あなたにお願いがあると……」

    むにゃむにゃ……ふむ、何でしょう? 私でよければお聞きしますよ……?

    (そして私は、漫画家たちに引き会わされて、「夜中に大声をあげて走り回った不審者」の捜索を依頼された)

    漫画家1(;^ω^)「おやすみのところを叩き起こして、非常識なことを頼むと思われても仕方ありません。でも、俺たちは村のルールを破るわけにはいかないので」

    漫画家2( ;`Д´)「今こうして起きて、家を出ているのも非常にまずいのです。早く帰って眠らないと、信仰への冒涜になってしまう」

    漫画家3(;・ω・)「無論、ただでとは申しません。我々の貯金から、dice1d100=12 (12)  ほどの報酬をお渡しします」

    (100で家1件買えるレベルの財産。1で1週間バイト頑張ったぐらいのおこづかい)

    女将(´・ω・`; )「私からも、どうかよろしくお願いします」

    ふーむ……。

    (私は考えるふりをする)

    (まあぶっちゃけ、騒ぎの原因は私なので、労せずにお金だけもらえる大チャンスなわけだ)

  • 23ぼっち25/08/29(金) 23:40:34

    ……ふーむ……。

    (超一流の漫画家さんたちが寄り集まって頼んでくるにしては……その……提示されたのはちょっと、控えめな金額であった)

    (それでもまあ、1、2ヶ月分の生活費にはなるぐらいの報酬であるけど……うーむ)

    漫画家1(;・∀・)「お気持ちはわかります。夜中に押し掛けて面倒を頼んで、この報酬額というのは不満かもしれません」

    漫画家2(;´_ゝ`)「でも、その、ごめんなさい。この村、銀行がなくて……締め切りもあるから他の街にお金をおろしに行く時間もなくて……」

    漫画家3(;・ω・)「3ヶ月ほど待っていただけるなら、この5倍はお支払いできるんですが……」

    ……いえ、いいです……その金額でお引き受けしましょう……。

    (元凶は私だし。仕事をやらされるといっても、具体的にやることなんて何もないし)

    (結局はこの人たちからお金を巻き上げるだけの話なんだから、あまり高望みしてもよくないだろう)

    漫画家1(*´∀`)「おお、ありがたい! これで気を楽にしてまた眠りにつけるというものだ」

    漫画家2( =^ω^)「では、よろしくお願いしますよ」

    漫画家3( ノ^ω^)ノ「朝、日が昇ってから、調査結果を聞きに参ります」

    (そう言って、漫画家たちは自分の家に帰っていった……)

    …………よし。

    いろいろ遠回りしたが、これで安心してテヅカ先生を殺しに行けるぞ……。

    騒ぎは例のゾンビの仕業ということにして……ついでに、テヅカ先生もゾンビに殺されたことにしてしまおう。

    私は自由に夜のこの村を歩き回れるし、邪魔なくテヅカ先生を始末できるし、殺人の罪を着せる対象も用意できる……。

    最初はどうなることかと思ったが、結局は最良の立場を手に入れることができたな……いいぞ、いいぞ……!

    (私はほくそ笑みながら、夜闇の中を堂々と闊歩する)

    (これから向かう、テヅカ先生の家は……)

    dice1d4=1 (1)

    1、神社のそばの寂れた一軒家

    2、村の真ん中にある豪邸

    3、集合住宅トキワ・マンション

    4、村から出て川を渡り山を登り森を掻き分けた先にある小さな庵

  • 24ぼっち25/08/30(土) 22:10:38

    ……聞くところによると……テヅカ先生のおうちは、あの恐ろしい幽霊悪鬼どもの巣窟と化した神殿のそばらしい……。

    できることなら、近寄りたくはないけど……これも不老不死という崇高な目的のため……ちょっとの恐怖をぎゅっと抑えつけて、向かうことにするよ……。

    もちろん、首尾よくマッドネスを完了させたら、速攻で距離を取るけどね……。

    (それでもまあ怖いものは怖いので、いつでも例の魔除けの儀式をおこなえるように準備はしておいて)

    (その上で、テヅカ先生のお宅を訪ねることにした)

    (あの長い石段を、再び登る)

    (登りきったところをまっすぐ行けばあの神殿だが、そこを右へと曲がり、細い道を進んだ)

    (やがて、薄暗い茂みの中に、年季の入った背の低い一軒家を見つけることができた)

    (壁のひび割れや、柱に使われている木材の色合いからして、建てられてすでに100年以上は経過しているであろう)

    (年経た魅力と、独特の妖気を感じられる屋敷だ。私が住むには少し怖じ気づくが、漫画家という偉大な芸術家が住むなら、確かによく似合っているように思える)

    ……周囲に、化け物や魔物の気配、なし。

    ……周囲に、人の気配、なし。

    ……よし。今から突入すれば、誰にもバレずにテヅカ先生を殺して、マッドネスできるぞ……!

    いざ行かん……ご覚悟召されよ、テヅカ先生……!

    (そう言って私は、テヅカ先生のお宅の戸に手を掛けて……)

    dice1d4=2 (2)

    1、特に何かに邪魔されることなく、テヅカ先生を殺してマッドネスすることができた

    2、起きていたテヅカ先生に気付かれ、戦闘になった!

    3、戸を開くと、中にわらわらと幽霊妖怪がいた

    4、何者かに縛られて、さらわれていくテヅカ先生を目撃した

  • 25ぼっち25/08/31(日) 23:03:06

    (スライド・ドアをススゥーッと開き、屋内に入り込む)

    (月光のある外よりも、中の方が真っ暗だった。しかし、こういう闇こそ案外私には落ち着くものだ)

    (浅くゆっくりとした呼吸を心がけ、長い廊下を進む)

    (家の構造は把握していないが、寝室はだいたい奥にあるものだ。眠っているテヅカ先生を見つけることができれば、あとは簡単な仕事になるだろう)

    (……………………)

    テヅカ(#`皿´)「ッキエエエエェエェェェ──イッッッ!!!」

    …………!?

    (暗闇を裂くように、気合いの雄叫びが肌を突き刺す)

    (白銀の煌めきが目の端に映ったと思うと、私の目の前を鋭い刃が駆け抜けていった。それはテヅカ先生が腰に差していた、あの剣だった)

    (……私の侵入に気付かれた!?)

    (必殺の一撃が空振りしても、テヅカ先生は慌てることなく、最低限の動きでこちらに向き直り、再び剣を大上段に構え直した)

    テヅカ( `_ゝ´)「おのれ、外したか。……賊め……こんな夜中に攻め込んでくるとは、実際・失礼な輩よ」

    テヅカ( `Д´)/「だが、不意を打とうと試みる者は、いざ真正面からぶつかることになると脆いものだ。返り討ちにしてくれる……覚悟せよ!」

    (まずいぞ、まずいぞ。確かに私が正面戦闘だとあまり自信がないのは、彼の言う通りだ)

    (狭い屋内に入り込んでいることも、罠を仕掛ける暇もなかったこともよくない。本当に正面戦闘するしかないような状況だ)

    (私は首から紐でぶら下げていたトングを手に取り、戦闘態勢をととのえる)

    (さーて、この接近戦慣れしてそうな剣士を相手に、どれだけ私はやれるかな……?)

    dice1d4=1 (1)

    1、テヅカ先生の鬼気迫る連擊。こちらは防御で手いっぱいだ

    2、こちらの銃撃とテヅカ先生の斬擊で一進一退

    3、逃げて追わせる作戦

    4、突然で悪いがゾンビの群れだ

  • 26ぼっち25/09/01(月) 22:35:56

    テヅカ(#゚Д゚)ノシ「面! 面ッ!! 面ンンン──ッッッ!!!」

    わっ、とっ、でっ、たああっ……!?

    (テヅカ先生の攻勢は、まるで嵐のようだった)

    (重く鋭い剣擊が、土砂降りのように絶え間なく降りかかってくる)

    (私には、避ける、トングで受ける、いなすなどの選択肢があったし、致命傷を受けない程度に見切ってしのぐことができていたが、逆に言うとそれだけだった)

    (攻撃するのはずっと彼の方で、私は防御一辺倒。ボードゲームでいうところの「私のターン」がまったく回ってこない)

    (こちらが攻撃に転じるだけの、時間の隙間がないのだ)

    (こ、こ、このままでは……今はよくても、いずれ必ずさばききれなくなって、押し潰される!)

    テヅカ(#`皿´)「ンンンンンンッ! 面ェ──ンンンッ!!!!」

    う、わっ……!

    (バキッ、と音を立てて、私のトングが折れた)

    (剣による打ち下ろしを何度か食らっても耐えていたのに、ここでついに限界を迎えた)

    (……しかし、もちろん、私は鉄属性の魔法使いだ)

    (瞬時に、トングの鉄分を操作して、破壊された部分をもとに戻した)

    テヅカ( ;`Д´)「むむッ、トングが……貴様、魔法使いであったか」

    テヅカ( `д´)「まったく魔法を使わぬから、只人かと思うたわ。……魔法使いだと知れたのなら、なおさら油断できぬ」

    テヅカ(*`ω´*)「呪文のひとつさえ唱える隙も与えず、叩き斬ってくれるわ」

    (うわ、やば、さっき以上の速さで連擊を打ち込まれたら、今度こそやられてしまうぞ……)

    (防御ばかりじゃダメだ。反撃の糸口を見つけなくては……なんとかして……!)

    dice1d4=1 (1)

    1、ドリルを作ってそれで受ける

    2、身代わり人形を作る

    3、剣の鉄を操作して柔らかくする

    4、砂鉄による目潰し

  • 27ぼっち25/09/02(火) 22:25:51

    (トングだけでいなし続けるのは限度がある。しかし、銃撃魔法で弾丸を撃ち込んだとしても、向こうの刃が同時にこちらの額を叩き割るだろう)

    (防御と反撃を同時にこなさなければならない……だとすると……こうだ!)

    《穿孔(ドリル)》!

    テヅカ( ;`Д´)「何ッ!?」

    (鉄分が私のトングを取り巻き、円錐形を作り上げる。それは高速で回転し始め、空気を摩擦で焼く臭いを漂わせ始めた)

    テヅカ(#゚Д゚)ノ「それはいったい……何だァ──ッ!」

    (もう何度めかもわからないテヅカ先生の打ち下ろし)

    (私はドリルでそれを受ける。鉄と鉄が擦れ合う耳障りな音がして、暗闇の中にオレンジ色の火花が散る)

    (これまでは斬擊のルートをわずかにずらす程度しかできなかったが、ドリルの高速回転は剣を激しく弾き飛ばしてくれた)

    (剣の切っ先が思いもよらない方向に流され、テヅカ先生は大きく体勢を崩すことになった)

    テヅカ( ; ゚Д゚)「い、いかん!」

    い、今だアアアァァァ──ッ!!!

    (攻守逆転。私はテヅカ先生の胸を狙って、ドリルの先端を突進させた……)

    dice1d4=3 (3)

    1、見事に隙をついた! テヅカ先生の胸にドリルが深々と突き刺さる

    2、テヅカ先生が体術でうまく避ける。私のドリルと先生の剣、激しい打ち合いが始まる

    3、テヅカ先生が魔法を使って防御する(属性:dice1d7=2 (2)  闇、魂、血、熱、鉄、地、時)

    4、テヅカ先生の胸にドリルが深々と突き刺さったのに、まったく死ぬ気配がござらん

  • 28ぼっち25/09/03(水) 22:03:53

    テヅカ( ゚ε゚;)「刀でさばく……いや、間に合わん! 避け……これもできる姿勢ではないッ……!」

    テヅカ( ; ゚Д゚)「こ、こうなれば……《魂の火(ブレイブソウル)》!」

    (テヅカ先生が破れかぶれな勢いでそう叫んだ瞬間、黒い紫色の炎が私と彼の間の空間を走り、ドリルの突進を遮った)

    (勢いの強い水の流れに手を突っ込んだような抵抗感とともに、ドリルは弾かれ、私はテヅカ先生から距離を取ることを強いられた)

    ……魔法……しかも、魂の炎の剣を作り出す《魂の火(ブレイブソウル)》か……。

    となるとあなたは、魂属性の使い手というわけですね……テヅカ先生!

    テヅカ( ;`Д´)「いかにも、その通り。鉄の剣のみならず、己の心根そのものを刃として振るうことのできる、侍にふさわしい属性よ」

    テヅカ(*`ω´*)「この濃い紫色の炎の剣に、拙者は『二人静』という銘を与えておる。賊よ、拙者がこれを出したからには、もはや生きては帰れぬと思え」

    (普通の剣と、炎の剣の二刀流。ひとつでもさばくのが難しかった剣擊が、これからふたつになって襲ってくるのだ)

    (それだけでも恐ろしいことだが……斬られること以外にも、警戒すべきことがある)

    (《魂の火(ブレイブソウル)》の剣には、使い手の魂を反映した特殊能力が宿るのだ。テヅカ先生の剣は、どのような能力を持っているのだろう?)

    テヅカ(`Д´)ノ「ゆくぞッ!!!」

    (床を蹴って、距離を詰めてくるテヅカ先生。彼が振るう『二人静』、その能力とは──)

    dice1d4=1 (1)

    1、『二人静』から目が離せない

    2、振るったあとの軌跡にも、当たり判定がある

    3、あの炎を見ていると、思ってることをつい言っちゃう

    4、魂属性とゾンビ……繋がったな

  • 29ぼっち25/09/05(金) 01:30:53

    (手首のスナップをきかせて、黒紫色の炎の剣が振られる)

    (その切っ先が闇の中で独特なラインを描いて接近する。気を付けなければ……その動きを注視して、確実に避けられるように……)

    テヅカ( `Д´)/「隙ありィ!」

    ぐっ……!?

    (炎の剣ではない。テヅカ先生のもう片方の手に持たれた、普通の鉄の剣が振り下ろされ、私の左肩から胸にかけて大きな切り傷を作った)

    (し、しまった。彼は二刀流なんだ。炎の剣だけに注意していてもいけなかったんだ)

    (2本の剣、その両方を警戒しなくては……両方とも……両方……)

    (い、いや、駄目だ……おかしい。まるで吸い寄せられるように、私の視線が炎の剣の方だけに向いてしまう)

    (鉄の剣はふと気付くと、私の意識から外れてしまっている。これは……まさか、『二人静』の能力とは……)

    テヅカ( ・`ω・´)「気付いたようだな。我が『二人静』は、他者の意識を自分に集中させる能力を持つ」

    テヅカ(*`ω´*)「漫画における『集中線』を引いてあるかのようにな……お前はもう『二人静』以外のものは目に入らぬ」

    (『二人静』を掲げ、もう片方の剣で私に何度も斬りかかってくるテヅカ先生)

    (左肩、左腕、脇腹、ふともも……致命傷こそ避けているが、それでも深い傷がどんどん増えていく)

    (や、ヤバい……強制的に隙を作り出す能力! これはタイマンという戦闘形態で見たとき、あまりに凶悪すぎる性能だ!)

    (何とかしなければ……このままだとなぶり殺しだ。しかし、人の意識に干渉してくるこんな魔法を、どう攻略すればいいんだ……!?)

    dice1d4=4 (4)

    1、目を閉じて、気配だけを頼りにする

    2、爆発物、爆発物を使う

    3、それしか見えないなら、『二人静』だけを攻撃しまくればいいのでは?

    4、私以外のものを呼び込んで攻撃させる

  • 30二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 09:00:27

    このレスは削除されています

  • 31ぼっち25/09/05(金) 21:51:41

    どっちにせよ……行動なくして今の状況を打破することなどできはしない……!
    くらえっ!
    (私は真正面から『二人静』を睨みつけ、ドリルを振るう)
    (しかしそれは、もちろんテヅカ先生には予想の範囲内の動きだった。彼は軽くドリルの一撃をかわし、空を切ったドリルの先端は土壁をぶち破った)
    テヅカ(`ω´)「拙者にはお主がどこを狙ってくるのか、手に取るようにわかる。お主は拙者の刃がどこを狙ってくるのか、見ることさえできぬ」
    テヅカ( `д´)「この有利不利を覆すことなど、できはしない! 拙者の寝込みを襲ったことを悔いながら、黄泉路に赴くがいい!」
    (テヅカ先生が、再び鉄の剣を振るう音がする。私の視線は『二人静』に釘付けになっていて、次の一撃がどこから飛んでくるのか、備えることもできない)
    (間に合わないか? 無理なのか? すぐに訪れるであろう苦痛を予感して、思わず目をつぶった……そのとき)
    🧟‍♂️『アガッ,オガガガーッ』
    テヅカ( ; ゚Д゚)「な、何ッ!?」
    (暗闇の中から、不気味なうめき声とともに腐った死体が飛び出してきて、『二人静』を持つテヅカ先生の腕にしがみついた)
    テヅカ( ゚ε゚;)「こいつは……深夜になるとこの村を徘徊している屍鬼ではないか!? 戸は閉めてあるはずなのに、なぜ室内に!?」
    (テヅカ先生は、驚きながら疑問を叫んだが……その直後に、自ら答えに思い至ったようで、はっと目を見開いていた)
    (彼が見たのは、土壁に空いた大きな穴であった。先ほど、私がドリルで破壊した場所……人が軽く潜れる程度の、大きな穴)
    (そこから、ゾンビが1体、2体、3体と、まるで闘争の匂いを嗅ぎつけたかのように、次々と入ってくる)
    テヅカ( ;゚皿゚)ノシ「き、貴様! 外にいる屍鬼どもを呼び込むために、わざと壁を破壊したのか!?」
    そういうことです……。私ひとりじゃ、あなたという豪傑を相手にするには役者が不足しすぎている……。
    なら、手近にいる戦力を持ってくるしかないでしょう……4対1ぐらいになれば、何とか勝ち目もあると思いませんか?
    (もちろん、ゾンビが私の方を襲ってきたら万事休すだったが、その可能性は限りなく低いと思っていた)
    (テヅカ先生の『二人静』は、他者の意識を強制的に集中させる力を持つ。ならば、やってきたゾンビたちも、『二人静』だけしか見ることができないはずだ)

  • 32ぼっち25/09/05(金) 22:01:53

    (やってきた5体ほどのゾンビたちは、私になど目もくれず、『二人静』を持つテヅカ先生だけに、ひたすらにまとわりついている)

    テヅカヽ( `皿´ )ノ「ええいっ! は、離れろ屍鬼ども! ま、まずい、このままでは……!」

    (もう遅い。形勢は完全に逆転した)

    (私はゾンビに囲まれているテヅカ先生からそっと距離を取り、ドリルの魔法を解除)

    (そして代わりに、《拳銃(ショット)》を詠唱し、指先を『二人静』に向けた)

    (テヅカ先生の肉体は、その黒紫色の刀身より数十センチ横にある。目線は『二人静』に、指はそこから少しずらして……)

    (ドウッ……ドウッ……ズギュウウゥゥーーーーンンン……)

    テヅカ( :゚皿゚)「ぐうっ!?」

    (悲鳴とともに、『二人静』は揺らいで消えた)

    (そして、テヅカ先生は体に空いた穴を手で押さえて、苦しげに倒れ込んだ)

    際どいところだったが……どうやら、私の勝ちですね……先生。

    dice1d4=2 (2)

    1、テヅカ先生は心臓をぶち抜かれて即死

    2、腹と胸を撃ち抜かれているが、まだ生きている

    3、肩を撃ち抜かれて重傷だがまだ生きている。走って外に逃げた!

    4、あっ、ゾンビども、即死した先生をムシャムシャするな! それは私が食うの!!!

  • 33ぼっち25/09/06(土) 23:10:51

    (私はゾンビどもを追い払いながら、テヅカ先生に近寄る)

    テヅカ(´д`|||)「う、うう……」

    (──うめき声。やはり、『二人静』に意識を向けながらの銃撃では、狙いが甘かったようだ)

    (私の放った弾丸は、テヅカ先生の右胸とへその横を撃ち抜いていた。肺と腸に穴を空けることはできたが、それは死に至らせるにはわずかに足りなかった)

    できれば、即死させたかった……いたずらに苦しみを与えることは、私の本意じゃないからね……。

    テヅカ先生、今、介錯いたします……どうぞ安らかに……。

    テヅカ(|| ゜Д゜)「お、おの、れ……許さぬ、許さぬぞ……」

    テヅカ(`□´)「拙者はもはや、助かりそうにないが……ただでは死なん……貴様を必ず、道連れにしてみせる……」

    テヅカ( ;`Д´)「呪われよ、暗き運命が貴様に降りかかれ……魂魔法使いの本領……必ず、必ず、発揮してみせ……」

    テヅカ(゚ω゚)「……………………」

    テヅカ( ω )「……………………」

    ……事切れた、か。

    生憎ですが、私は死にませんよ……あなたの血肉を得て、永遠の命を得る足掛かりにします。あなたの死は無駄にしません……。

    (私はそう言って、テヅカ先生の死体を担ぎ上げようとした)

    (しかし、そこで振り向いた。何か、嫌な予感がしたのだ)

    dice1d4=3 (3)

    1、《霊体化(ゴースト)》発動

    2、ゾンビたちのパワー、スピード、凶悪性がいきなりアップ。魔除けの儀式も通用しない

    3、神社からなんかすごい化物が降りてくる

    4、テヅカさんちが大爆発した

  • 34ぼっち25/09/07(日) 21:57:19

    (魂魔法は、物理的な力を持たない場合がほとんどである)

    (逆に言うと、非物理的な面では他の魔法より強い力を発揮する属性なのだ)

    (たとえば、意志疎通。たとえば、情報の取得や伝達、保存)

    (死に瀕したテヅカ先生が、最後の力を振り絞って、魂魔法で何をしたのか? 具体的なことは、私にはわからない)

    (しかし、ひとつだけ確実なことがある。彼は、最後の時間を呼び寄せることに使ったのだ)

    (煮えたぎるような怨嗟が、距離を貫きそれを呼んだ)

    (自分を殺した者を、同じ目に遭わせてくれと、それに請い願いながらテヅカ先生は死んでいったのだ)

    ……何か、音がする……。

    気配じゃない。物理的な音だ。何かが、この家に迫っている。

    テヅカ先生……いったい何を……。

    (私は慎重に、家の外に目をやる)

    (神殿の方角から、恐ろしいものがこちらへ向かってきていた。それは……)

    dice1d8=2 (2)

    1、キルザンダン 2、ボドボド 3、観念の亡霊 4、クレインズクライ

    5、レ・ヴェルス 6、死者の王冠 7、ミソラ 8、なんかおおきくてグロテスクなやつ

  • 35ぼっち25/09/08(月) 23:05:24

    (窓から、顔を出さなかったのは正解だった)

    (ちらり、と、少しだけ盗み見るように外に視線を向けると同時に……矢のような速さで、何かが室内に飛び込んできた)

    (それは、長大な鞭のように見えた。長く、しなやかな、不気味に青白いロープ状のもの……)

    (それが私の顔の横をかすめるようにして伸びてきて、うろついているゾンビの1体を絡め取った)

    🧟‍♂️『モギャアアアアィァアァ……!』

    (そこからは、まるで一本釣りの要領だった。ゾンビはそのロープによって、家の外に一気に引っ張り出された)

    (外の夜闇に、肉が潰れ骨が砕け血が滴る音が響き渡る。ゾンビが具体的にどんな目に遭ったのか、暗くて見えなかったのは私にとって幸運だったかもしれない)

    ……何が……何がいるんだ?

    (私はさらに警戒しながら、闇の中に目を凝らす)

    (外は暗いが、星明かりはある。外にいる存在の輪郭が、ぼんやりと浮かび上がってくる)

    (……それは、巨大なクリオネに似ていた)

    (ブヨブヨした半透明の体の中に、オレンジ色の内臓が浮かんでいる。目や鼻や口はないが、大きな頭と肥った体、そして短い2本の腕がちょっとかわいい)

    (しかし、それはゾンビぐらいなら容易く捕らえて丸齧りしてしまう程度には凶悪な、野生の魔物なのだ)

    (──魔種、ボドボド)

    (テヅカ先生は、最後の力を振り絞って、このモンスターを呼んだらしい)

    ……ヤバいな。夜の闇の中は、ボドボドにとってホームグラウンドだ……。

    しかも、私はテヅカ先生と戦った直後で、怪我もしているし疲労もしている……前提条件がちょっと……いや、かなり不利だな……。

    (正面からぶつかっても、勝ち目は少ないだろう。……どうする?)

    dice1d4=4 (4)

    1、マッドネスより命が大事。テヅカ先生の死体を置いて逃げることを前提に行動

    2、とにかくゾンビを囮にしまくって、テヅカ先生の死体を持って逃げる

    3、ボドボドは夜行性。朝まで籠城するべ

    4、あれを倒してしまってもかまわんのだろう?

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