- 1125/08/17(日) 22:25:19
- 2125/08/17(日) 22:38:34
ストマック家 現状まとめ①
父:ブーシュ・ストマック
本編とおおむね同様だが、みちるママを見初めるタイミングがより速かったため、シータ&ジープが生まれるより先に人間ハーフのランゴとショウマの双子をもうけている。奇しくも本編同様、ランゴによって暗殺されている。
長女:グロッタ・ストマック
この世界では一番上の兄弟として生まれている。本編とは違いみちるママとある程度交流があり、
ブーシュ亡き後に人間界へ開放する程度の情けはある模様。しかし、ストマック家次期社長に就任し、家業である闇菓子製造は責任をもって継続していこうとしている。父を殺したランゴに対しては落とし前をつけさせると決心している。仕入れを担当していたショウマ・シータ・ジープがまとめて行方不明となり、ワンオペ管理職状態となり、現状を把握できていない。
長男:ニエルブ・ストマック
本編と同じく、体が弱いことによるコンプレックスを抱えて育ち、頭脳面で自己証明を目指していたが、人間との間に生まれた弟二人が聡明だったことから危機感を持ち、悪感情を持っていた。しかし、ランゴが父を殺し人間界に脱走するほどの野心と力を示したことで興味を持ち、その双子であるショウマをビターガヴに改造しランゴと戦わせた。しかし、覚醒したブリザードソルベに返り討ちにされたことで、今は酸賀さんと協力し、ランゴとヴァレンを対立させることで実験を楽しんでいる。
次男:ランゴ・ストマック(井上蘭悟)
ブーシュと井上みちるの間に、ショウマの双子の兄として生を受ける。ショウマよりガヴが未発達で、食性や自認も人間寄りである。生来の気質からも、ブーシュを憎み反抗し続け、ついに暗殺を遂げた。その後は、人間界に脱出し、仮面ライダーガヴとして覚醒してストマック社と戦い続けている。現在は、ニエルブとラーゲ9に母親であるみちると伯父である井上優をヒトプレスにされ人質にされることで、絆斗と無理やり戦わされている。 - 3ニ次元好きの匿名さん25/08/17(日) 22:41:25
たておつ
- 4125/08/17(日) 22:42:37
ストマック家 現状まとめ②
三男:ショウマ・ストマック(井上生真)
ブーシュと井上みちるの間に、ランゴの双子の弟として生を受ける。兄に守られ育ったことで本編より覚悟が足りていない。ストマック家に家族としての情を感じつつも、闇菓子製造をやめてほしいと思っている。闇菓子製造を内部から止めるために、みちるが人間界に解放された後も、ストマック社に残っていた。ニエルブの誘いに乗り、改造を受け、仮面ライダービターガヴ・エレガンマカロンフォームに変身しランゴと戦うも、ブリザードソルベフォームに返り討ちにされた。現在はジープとともに、グラニュート界でガスティール家に身を寄せている。
四男&次女:ジープ・ストマック&シータ・ストマック
ランゴとショウマが誕生した後に、ブーシュが他のグラニュートの妻に産ませた双子。反抗的なランゴをフォローするため、ショウマが本編より融和的にふるまっていたのもあり、末っ子グループとして仲は悪くないよう。
父の仇を討つため、ランゴに挑むも敗北したことで、ショウマの助手へと降格した。その後、三人でランゴに挑むも破れ、シータはブリザードソルベによりとどめを刺される。ジープはシータを失ったショックからまだ立ち直れず、ショウマに連れられてガスティール家に身を寄せている。 - 5125/08/17(日) 22:54:13
それ以外の登場人物まとめ
甘根 幸果
本編通りの太陽のようなギャル社長。「自分は所詮化け物で、人間を幸せにはできない」というランゴの思いもあり、危険に巻き込ないように距離を取られている。ランゴが絆斗との事務所生活ルートに行ったことにより、本編より出番は少なめ。しかし、調子を崩したランゴにアイスを奢り、ブリザードソルベの覚醒のきっかけになるなど、心の支えになっている面もあり。
辛木田 絆斗
本編通りに、師匠の敵を討つため、酸賀の改造を受け仮面ライダーヴァレンに変身し、グラニュートと戦っている。(なお、この世界においてヴァレンという名称は自分でつけた)ランゴと協力関係を結び共同生活を送りながら、戦っていた。しかし、ニエルブの企みにより、ランゴがストマック一族であることを聞かされ、本人の立場からだと、理由もわからずランゴに攻撃された状態。酸賀に
酸賀 研造
本編通りのグラニュート研究家として絆斗に改造手術を施した。ニエルブと内通し、ランゴと絆斗を戦わせ、「より強いほうの技術で次の段階に行く」ことを目指している。ニエルブとマッチポンプを行い、絆斗を助けたふりをして恩を売り、新しい力であるベイクマグナムとチョコブラウニーのゴチゾウを渡そうとしている。
井上 みちる
本編と違い、ブーシュの死後、グロッタの情けにより人間界に解放され、井上家に戻っていた。その後も兄の優にはグラニュート界であったことは説明できず、泣いて暮らしていた。しかし、ニエルブの企みにより兄の優と共にヒトプレスにされ、人質にされている。
井上 優
20余年ぶりに帰ってきた妹との再会に喜んでいたが、その間に何があったか話してもらえず。しかし、誘拐だっただろうとは推測しており、犯人に対して怒りを覚えている。今はみちるとともにヒトプレスとして人質にされている。
ラーゲ9(ラキア・アマルガ)
仮面ライダーヴラムの力を与えられ、ニエルブの護衛兼井上家誘拐実行犯として働いている。その正体は、なんと本編と違い、潜入捜査官である。
トーマ・ガスティール
グラニュート経済界の大物。大統領が警戒するほどの催眠能力持ちだが、中立中庸で悪く言えば日和見主義者。
既に闇菓子漬けのお得意様であり、今は接触してきたショウマとジープを匿っている。 - 6二次元好きの匿名さん25/08/17(日) 23:22:42
ラキアが潜入捜査官になったけど、コメルの事件はこの場合起きてないやつ?一人っ子ラキアになるのか
- 7125/08/17(日) 23:28:33
前スレ >>189の続きです。
「……」
わずかな息遣いと、遠くで実験器具が軋む音だけが、二人の間に流れる。
「分かってるかどうかは知らんが――ストマック家は闇菓子をばら撒いて、グラニュート社会を牛耳ろうとしているんだ」
ランゴは強調するように吐き出した。
ラーゲ9は反応を見せない。
だが、ほんの一瞬、瞳の奥にかすかな揺らぎが走った。
「信じられないかもしれないが……お前が持っている、そのヒトプレスは――俺の母親と伯父だ」
その言葉に、ラーゲ9の眉がぴくりと動く。
帽子の下に隠された感情までは読み取れないが、確かに何かが揺れた。
ランゴは続ける。
「俺のおふくろは闇菓子のスパイスにするためにストマック社に攫われた……。だが、そこで俺の親父に見初められ、妻にされた」
その異様な告白に、さすがのラーゲ9も目を見開いた。
異界の民を“スパイス”として利用しながら、その同じ存在を妻に迎える――矛盾と狂気の入り混じる所業。
- 8125/08/17(日) 23:31:32
「……そして生まれたのが、俺と弟だ」
「弟……?」
低く押し殺した声が、ラーゲ9の喉から漏れた。
わずかに見開かれた瞳に、これまでなかった光が宿る。
「俺は、幼いころからおやじが憎くて仕方なかった。おふくろを苦しめた化け物が、父親ヅラをして笑う。……俺の気持ちがわかるか?」
ランゴの声は震えていた。
だがそれは恐怖ではない。積もり積もった憎悪と悔恨が、言葉となってあふれ出していた。
「俺は機会を狙い続けた。そしてある日――ニエルブの研究室から毒を盗み出し、奴に盛った。結果、俺はおやじを殺した」
静寂が降りる。
実験器具の滴る音が、やけに大きく聞こえた。 - 9125/08/17(日) 23:33:04
「……そのあと人間界に逃げ延びたが、おふくろと弟を置いてきた」
「人間界でストマック社の手先と戦い続けながら、なんとか二人に会う方法を探した。おふくろは姉貴の気まぐれで戻ってきた……だが、弟は……ショウマは、闇菓子を止めさせるためにこの家に残ったんだ。優しい奴だった」
ラーゲ9の瞳が、さらに揺らぐ。
「……そのショウマと、結局は戦うことになった」
「そのとき、俺たちの妹を犠牲にしてしまった」
ランゴは声を詰まらせる。
「ショウマは姿を消したまま……俺は、どうなってもいい。だが、おふくろとショウマには幸せに生きてほしかった……」
言い終えると、長い沈黙が訪れた。
感情に任せて吐き出した言葉は、もう自分でも制御できるものではなかった。
ただ、心の底に沈殿していた泥を、必死にすくい上げて見せただけ――。
それが、今のランゴにできる唯一の抵抗だった。 - 10125/08/17(日) 23:34:19
- 11125/08/17(日) 23:52:14
【場面展開で、人間界です】
チョールグラニュートは、もはや恐れるものなどないとでも言わんばかりに翼を広げていた。
用心棒が背後に控えているという事実が、彼から慎重さを奪っていたのだ。
その翼が生む暴風は、まるで嵐のように街を薙ぎ払い、人間たちをまとめて吹き飛ばす。
混乱の只中で、チョールは人間を浚おうと大きく羽ばたいた――その瞬間。
「ガンッ! ガンッ! ガンッ!」
鈍い銃声と共に、いくつもの弾丸がチョールの肉体にめりこみ、無様に地へと叩き落された。
「……もう遠慮なしってわけかよ」
低く吐き捨てる声。
現れたのは、異常を察知して駆けつけた絆斗だった。
左手にはこれまでの相棒――ヴァレンバスター。
そして右手には、酸賀から託された新たな武器、赤い輝きを放つベイクマグナム。
二丁拳銃を携えた姿は、これまでの彼とは一線を画していた。
(酸賀を……本当に信じていいのか、まだ分からねえ。だが――)
(ランゴがもう味方じゃねえのなら、俺はこの力で戦い抜くしかない!) - 12125/08/17(日) 23:54:08
決意と共に、絆斗はポケットから新しい力の源――チョコブラウニィゴチゾウを取り出す。
それをベイクマグナムに装填し、噛ませる。
「――変身!!!」
瞬間、チョコレートのような黒く粘り気を持つ液体が絆斗を包み込み、身体を拘束する。
しかし次の刹那、炎の柱がその全身を焼き尽くすかのように噴き上がり、装甲を赤黒く鍛え上げていった。
轟く音声が響き渡る。
「ビヨンド・バイオロジー――!」
仮面ライダーヴァレン――ベイクドブラウニィフォームの誕生である。 - 13125/08/18(月) 00:04:10
(姿が変わっただけのこけおどしにすぎん――)
そう吐き捨てるように心で嘲笑い、チョールは大きく翼を広げて空へ舞い上がった。
次の瞬間、猛禽のごとき勢いでヴァレンに体当たりを仕掛ける。
しかし、衝突の直前。
ヴァレンの左手が炎に包まれ、真紅の焔が拳を覆った。
「――ッ!」
ドガァン!
灼熱の拳がチョールを叩き落とし、体が地に叩きつけられる。
立ち上がろうとするその翼を、ヴァレンが容赦なく掴み取った。 - 14125/08/18(月) 00:08:15
「これでもう、ちょろちょろ飛び回れねえな」
鉄のような握力に捕らえられ、逃げ場を失ったチョールの身体に、ゼロ距離から銃口が突きつけられる。
続けざまに轟音が響き、弾丸が次々と叩き込まれた。
「ブラウニィ――フルブラスト!」
必殺技の音声が高らかに響く。
チョールには、もはやそれを回避する力も残されてはいなかった。
ベイクマグナムから解き放たれた熱線が直撃し、全身を焼き尽くす。
凄絶な爆炎が辺りを染め、チョール・グラニュートは絶叫のまま爆散した。
戦いを終えた絆斗は肩で大きく息をつき、全身の力を抜いて変身を解除する。
汗が滴り、呼吸は荒い。だが、その胸の内にはかつてない実感が宿っていた。
(……すげえ疲れる。けど、今まで感じたことのない力だ……)
(これなら――ランゴとも、戦えるかもしれねえ)
絆斗の瞳に、再び燃えるような光が宿っていた。 - 15125/08/18(月) 00:09:26
- 16125/08/18(月) 00:12:24
ラキアンはこのスレでは、潜入捜査官となりました。
その背景は展開やダイスでまた変わってくると思いますので、よろしくお願いいたします。
皆様のアイデアから募集したヴァレンの新強化形態・ベイクドブラウニィフォーム。
現状ランゴ兄さんの最高戦力がブリザードソルベなので、対をなす熱のフォームにしてみました。
ぜひ感想などあれば励みになりますのでよろしくお願いいたします。
また再開時は宣言いたします。 - 17二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 01:22:13
この世界線はビターガヴ(クローン)は作られない感じかな?すれ違い要素が一個減りそうでまだいいかもと思ったが意図的に嵌めようとしてる奴らがいるからむしろ最悪か?
- 18二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 07:58:08
来たかヴァレン強化
デメリットが怖いな