- 1二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:23:17
ーープロローグーー
ここは現代の日本のどこか
弟「ふぁ…」
姉「早く起きな!高校遅刻するよ!」
弟「え?今何時?」
姉「7時20分だけど」
弟「…やばい!遅刻だー!」
姉「はぁ…全く…」
弟「早く家出ないと!」
ダッダッダッ!
姉「ちょっと待って!私も今から出るから!」
弟「行くなら早くして!まじで遅刻する!」
スッ(姉が鞄を持つ)
姉「ほら!準備できたよ!」
弟「じゃあ行こ!」
バタン!(2人がドアを勢いよく開ける)
そこには喧嘩こそするが仲の良い姉弟がいた。
ダッダッダッ
弟「(確かここを通ると…!)」
姉「あ!馬鹿!」
弟「(近道のはず!)」
ガラガラ!(2人の上を落石が降ってくる)
2人「え?」
弟「(あ…これ…俺…死んだわ)」 - 2二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:24:38
パチッ!(弟が目を覚ます)
弟「ここは…?」
死神「ようやく目覚めたか」
弟「…誰?」
そこにはいかにも現代のサラリーマンという感じの見た目の男がいた。
死神「名乗るのを忘れたな。私に名前はないのだが…簡単に言うと死神のようなものだ」
弟「死神…?(死神って普通魂を奪っておわりとかじゃ…)」
死神「本来はそうだな。お前の思っていることは正しい」
弟「(こいつ…!心が読め…)」
死神「私だってこんな仕事を好きでやっているわけではない」
弟「…じゃあなんでやってるのさ!」
死神「…これが私のやるべきことだからさ」
弟「答えになってない!」
死神「…はぁ…なんでこう人間は素直に状況を飲み込めないのだ…」
弟「…悪かったね」
死神「良い。別にお前のせいではないしな」 - 3二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:25:42
弟「…で?」
死神「そうだな。そろそろ本題に入ろうか」
弟「本題?」
死神「お前は現在死んで魂だけの状態になっている」
弟「…なるほど」
死神「(え…今度は素直に受け入れてる…なんなのこいつ?)」
死神「で、お前には別の世界へ転生してもらう」
弟「別の世界?」
死神「ああ、そこでお前は第二の人生を送ってもらう」
弟「(第二の人生…まあもう母さんも父さんもいない、あの世界に未練は少ないし…いいか)」
死神「…どうやら異議はないようだな?」
弟「俺の心読めるんでしょ?だったら聞く必要なくない?」
死神「確かに…」
弟「もういいよ。ほら、さっさとやっちゃって」
死神「分かった」
スッ(死神が弟の魂に触れる)
死神「(こいつはあの世界でも多分やっていけるな)」
死神「せいぜい自分を恨むような真似はしないことだな」
弟「はいはい」
死神「では、あなたの新しい人生に幸あれ」
ピカッ!(あたりが光に包まれる) - 4二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:26:47
異世界、とある森への入り口前
弟「…ううん…?(あれ…?なんか俺の体小さくね?)」
キョロキョロ(弟が自分の体を見渡す)
弟「え…?は…?」
そう!弟は5歳の幼い男の子になっていた!
弟「え…はぁぁぁぁ!」
商人「どうした?ネクロマンサー?」
弟「ね、ネクロマンサー…?(俺のこと…?)」
商人「ああ、そう名乗ってたじゃないか」
ネクロマンサー「お、俺が…?」
商人「それで、なにかあったのか?」
ネクロマンサー「い、いや?」
商人「…そうか。ちなみに後少しで着くから俺とはここまでだな」
ネクロマンサー「あ、ありがとうございました!」
商人「いいさ、ただこの森で死ぬなよ?」
ネクロマンサー「は、はい!」
商人「それじゃ、これで」
スタスタ
ネクロマンサー「(いちゃった…)」
クルッ(ネクロマンサーが森の方を見る)
その森は深い霧で覆われ、歪な形をした木々が並んでいた。
ネクロマンサー「俺、ほんとにこの世界でうまくやってけるのかなぁ…」
ザッザッザッ!(ネクロマンサーが森の中に入る)
ネクロマンサー「悩んでても仕方ない!入るか!」 - 5二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:28:10
ザッザッザッ!
ネクロマンサー「森に入るのなんて小学生以来だよ…」
ガサガサ!(近くの茂みの中で何かが動いている)
スッ!(ネクロマンサーがしゃがむ)
ネクロマンサー「!!(なにか来る…!)」
ガサガサ!(何かが近づいてくる)
ネクロマンサー「…来る!」
ガサッ!(狼が飛び出してくる)
ネクロマンサー「う、うわぁぁぁぁ!」
ガブッ!(狼がネクロマンサーの腕に噛み付く)
ネクロマンサー「っ!(痛い!痛い!)」
狼「がるるるる!」
ネクロマンサー「っ!離せ!」
ゲシッ!(ネクロマンサーが狼の腹部を足で蹴る)
狼「キャゥン!」
バッ!(狼がネクロマンサーの手を離す) - 6二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:29:10
ネクロマンサー「はぁはぁ…(なんだ…?蹴っただけなのにやけに痛がってるな…)」
ドロッ…(狼の蹴られた部分が溶け始める)
ネクロマンサー「げっ!(こいつ溶けてる…!)」
狼「がるるるる…!」
ネクロマンサー「こいつ…(まだやる気だ…もう体が溶け始めるっていうのに…)」
狼「キャゥン!」
ガクッ!(狼が崩れ落ちる)
ネクロマンサー「やっぱり限界じゃないか…」
ドロドロ…(狼の足が溶け切る)
ネクロマンサー「臭っ!」
狼からはひどい腐敗臭がした
ジィー(ネクロマンサーが狼の体を見る)
ネクロマンサー「これはひどい…」
そこには肉がだんだんと溶け落ちているすでに息をしていない狼の姿があった。
ネクロマンサー「……ただ蹴っただけだよ?ここまで普通なる?」 - 7二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:30:26
???「…このに匂いは久しぶりだな」
フッ(ネクロマンサーの後に全身を黒い布で覆い、杖を持った男が現れる)
ネクロマンサー「なっ!(こいつ…いつからここに?)」
スタスタ(男が狼の死骸に近づく)
男「…体が溶けているな」
クルッ(男がネクロマンサーの方を見る)
ネクロマンサー「…?」
スッ(男が狼の死骸を指差す)
男「これをやったのはお前か?」
ネクロマンサー「…だとしたら?」
男「なるほど…」
スッ(男が考える素ぶりをする)
男「この溶け具合…見たことがないな…」
ネクロマンサー「あの…」
男「どうした?」
ネクロマンサー「あなたは…誰ですか…?」
男「それは今は関係ない」
ネクロマンサー「…は?」
男「そうだな…おいガキ」
ネクロマンサー「は、はい?」
男「私の弟子にならないか?」
ネクロマンサー「…は?」 - 8二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 17:33:23
2人がついた場所>>12