- 1二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:17:12
- 2二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:19:11
このレスは削除されています
- 3二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:19:55
- 4二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:20:56
これがスレチなら、女神から転生特典をもらういろいろなスレもスレチになっちゃうよね?
- 5二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:22:16
たておつです
- 6二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:26:22
(お題)「急募! 追放もののコツを教えてほしい!」
- 7二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:30:59
[お題] 転生ヒドインがあまりにもひどすぎる件
- 8二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:31:30
そもそもカテゴリ違いならスレチじゃなくてカテチだしな…
- 9二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 21:38:43
保守。がんばってくれや
- 10二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 22:08:25
「スランプだ! 書きかけのラノベがどうしてもかけない!」
頭を掻き毟りながらフケを飛ばす男が叫ぶ、音声に反応したのかチャットAIのコービットがポンと軽快な音をたてて慰めの文章を出力した。
”執筆活動お疲れ様ダヨ!どうしても書けないなら僕が続きを書くから冒頭を入力するといいんダヨー”
嗚呼、それでは意味がないのだ、イメージが湧かない時のサブ資料にするならいざ知らず、自分で書かねば己の欲する気弱貧乳鼠獣人(獣頭)は瞬く間に敬語爆乳キャラやらシューティングゲームのナ〇ーリンのケモレベル1になってしまう。
男はゆっくりと手垢をティッシュで拭うと、PCに向き直った。
取り敢えず1節、1節書いて後で使えそうならそれで妄想を爆発させてシコって寝る事にして
- 11二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 22:22:22
「あ゛〜゛分゛か゛ら゛ん゛!゛」
視線を天井へ逸らしつつ、手で顔を覆いそう嘆く。
そっちの方が捗る気がするからと昼なのにカーテンを閉め切った部屋。見飽きた照明はいつも通り光るだけだった。
「文章ってどうやって書くんだっけ………」
チラリと見たノートパソコンの画面は当然真っ白。また目を反らしたくてスマホを弄れば小説に評価が付けられた通知が出てきて心臓がキュッとなる。すみません続きまだ全然書けてないんです最新話に高評価つけるのやめてもらえますか嬉しいけど嬉しいけど嬉しいけど…
もう苦笑いすらできない。自分が精力的に投稿していた長編戦闘小説『ヴァニッシュ・ラビッツ』の毎週更新が止まった春からもう天気予報の日中気温が10度は上がってしまった。まあ自分の部屋の温度はエアコンのおかげで適温なのだけと。冷や汗は止まらないが。
「いやぁ…」
順調な執筆ライフだった筈だ。仲間や敵を魅せる1章を綴ってそのままアツいバトルの2章、1章から張っておいた伏線と同時に第一のタイトル回収をキメる3章まで一気に書き終えて残るは大団円で終わらせるだけの4章。プロットも計画も完璧だった。では何故4章のプロローグすら書ききれずに数ヶ月頭を悩ませる羽目になったのか?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで…………………───あっ
掻き毟った頭に電流が奔る。そういえば自分3章が書きたい一心で始めたんだった。1章も2章もそのモチベで書いてたんだわ。ただの燃え尽き症候群だコレ。
途轍もない時間をドブに捨てた気分を誤魔化すようにすぐさま再度スマホを取り出し「燃え尽き症候群 回復方法」で検索する。
「気分転換…ねえ」
そういえばここ最近全くと言うほど外に出ていない。よし!外に出よう!
解決の糸口が見えて我ながらハイになっていたのかもしれない。ちゃっちゃと外行きの服を引っ張り出し玄関に突貫。そのまま玄関の鍵を解錠しいざ外の世界へ───
「あっっっっつ!!!」
眩しい熱い痛い。一切日焼けしてない人間モドキに近年の陽光は蛞蝓に塩より惨い。駄目だコレ焼けて燃えて溶ける!
ほぼ反射でドアを閉め施錠!自分に外の世界は無理だ。死ぬ。ハッキリ理解できた。
…続き書こ。
- 12二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 22:24:43
- 13二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 22:28:41
1じゃないけど
スランプだ。
書きかけのラノベが、どうしても進まない。
気づけば、かれこれ半年ほど放置している。物語の大筋は頭の中にできているのに、セリフも描写も浮かんでこない。他のアイデアに手を出していても、あの未完のラノベが常に脳の隅でうずいていた。
いっそAIに頼ろうか、とまで思った。だが盗作やら何やらに巻き込まれるのはごめんだ。
それに、このまま放置しても状況がよくなるとは思えない。ならばいっそ、思い切って畳んで発表してしまおう。方向転換したくなったら、後から書き直せばいいのだ。
――過去編はカット。地元を離れた親友の話もカット。敵の長ったらしい自分語りもカット。
そうして完成させ、投稿ボタンを押す。
……という夢を見た。
- 14二次元好きの匿名さん25/08/18(月) 22:29:47
もしかすると、ラノベにこだわりすぎていたのかもしれない。無意識にストレスになっていたのだろう。とりあえず思うままに書き上げてみると、筆は驚くほど軽く進み、心の中の錘が外れていくようだった。
そして、完成原稿を投稿した瞬間――それも夢だった。
目を覚ますと、8月18日(月曜日)の11時30分。完全に寝坊だ。
俺はパソコンを開き、小説の作成画面を立ち上げる。
「どっちだとしても損はない」
そう思いながら、キーボードを叩き始めた。
- 15二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 00:04:54
3書かれ過ぎてワロタ、書きやすいのかな
「急募! 追放もののコツを教えてほしい!」
うぇ、そんなコツが有ったらワイが教えて欲しいやんけしばくぞゴラァ……フザケたスレタイが混じる掲示板を眺めつつ、同人サークルを追放されたばかりのワイはため息をついた。
理由もなにもサークル部員ABはワイがミキちゃんにセクハラしているとのたまい、会長は2週間会費の納入が遅れたから、と2年滞納している自身を棚に上げたとものだったので言いがかりもいいとこなのだ。
もしもここで仮に大逆転が起きるとしたらクセ強な振る舞いを思いついて実行する事―――、催眠アプリか時間停止アプリばりのとんでもが必要だな―――と、ワイはバイトで金を貯めて現地取材したり、地道な執筆活動をする積み重ねから目を逸らした。
「あっワイ君いたいた〜!」
「おっおおおおおっふ、ミキ氏ではありませぬか、サークルを辞めさせられた小生に何か用でございますかな!?」
「ん?うん、実はネタバレに来たんだけれども……今日4月馬鹿なの覚えてる?」
「あ、あーまさか先程のは……」
「そう、全部嘘、お詫びにささやかだけどワイ君の好きなチーズ牛丼買ってあるから一緒に食べよー?それともあたしセレクトオムハヤシ丼食べる?」
「いえ、チーズ牛丼で、大盛りですかな?」
「並盛」
「足りないでござる……」
少しだけ上向いた心が沈んでいく、
俯いたワイとは逆にミキはにこやかに微笑み、小さく「しょぼくれ健気男子サイコー」と呟いた。