- 1二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 22:37:58
「おっ、そりゃ嬉しいねぇ。常連のお嬢ちゃんにはチャーシューおまけしちゃおうかな!」
赤のれんに赤いテーブル、近代化されつつある東京の下町で時代に取り残されたような店構えのラーメン店には、油と熱気からは最も遠い存在にも思える高貴な雰囲気の少女がラーメンに舌鼓を打っていた。彼女の名前はファインモーション、何を隠そうアイルランドの王女様である。
この店はラーメン巡りをしていた時に出会った店で、その味に感動して以来足繁く通い、休日の今日、満を辞して自分のトレーナーを連れてきたのだ。
「親父!俺にもチャーシュー!」
「お前は自分で稼いでるんだから自分の金で頼め」
ファインがチャーシューをサービスされたのを見ると、トレーナーが丼を店主に差し出し自分にもサービスを要求する。店主は嫌そうな顔をするとしっしっと手で払い、トレーナーも丼を引き戻してむくれてラーメンをかき込むのだった。
「トレーナー、ここの店主さんと距離感近いね。よく来るの?」
そんな二人のやり取りを見て、初めて来店した店の店主とのソレではないなと感じたファインが尋ねると、トレーナーは頭をかき、言葉に詰まった。
「いやだって…ここ、親父(実の父)の店だし」 - 2二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 22:39:29
みたいなファイトレの実家が美味いラーメン屋で常連になったファインが何も知らずに自分のトレーナーを連れてくる話をですね、見たいんですよ
- 3二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 22:46:04
親父「店を継がずに出ていった息子なんて知らねぇなぁ」
※なお、お袋にファインのレースは絶対に中継見てることをバラされるものとする - 4二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 22:50:41
実は店こそ継がなかったが実家にいた頃はよく手伝いをさせられていたのでその気になりさえすればすぐに跡を継げる程度にはラーメン作りが上手いファイトレ
- 5二次元好きの匿名さん25/08/19(火) 22:53:04
これならファインがアイルランドに帰ってもラーメンが食べられるね!