- 1二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 19:30:01
ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。
もちろん全部ネタバレ注意。
ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルート(全員と友達ルート)、
そして、既に通ったルートは除く。
過去スレまとめはこちら。
過去スレ一覧&現在までのエンディングリスト | Writeningアンダイン死亡の追放トリエルエンドから、スパゲッティアンドピースな世界になった1スレ目 https://bbs.animanch.com/board/2864876/ 全員生存のアンダイン裏切られエンドから、ある種の『真実』を知ってし…writening.net【前回までのあらすじ】
【ネタバレ】安価でUndertaleのNルート後の物語を考える15|あにまん掲示板ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。もちろん全部ネタバレ注意。ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルート(全員と友達ルー…bbs.animanch.comある日やってきたニンゲンは、トリエル、パピルス、アンダイン、アルフィー、メタトン、サンズを見逃した。
そして、フラウィ、ホットランドやコアのモンスターたちを殺し、地上に出た。
地底はトリエルが治める事になり、アンダイン達ロイヤル・ガードは解散した。
アンダインはホットドッグ屋で働きながら、鬱屈した、納得のいかない日々を過ごしている。
メタトンはアズゴアを偲ぶコンサートを行い、トリエルは女王としてふるまいながら、どこか疲れていた。
地底はひとまずは安定していたが、それでも
一方アルフィーは、自分でもわけのわからないまま、別次元、別の世界線に繋がる電話を完成されてしまう。
電話をかけた先の別世界線は、アルフィーがアマルガムの実験をしていない世界だった。
しかもその世界線のアズゴアに、彼自身が頼んでいない実験の件を謝られ、自白まで勧められてしまう。
アルフィーはパニック状態に陥り、しんじつのラボに引きこもる。
一方ラボの外ではモンスターたちがアルフィーを探し、サンズは一足先にしんじつのラボへと降りる。
サンズはアルフィーと共に別世界線からの電話を受け、別世界線のアズゴアが死んだ事を聞かされる。
間接的に二度も王の死を経験し、一体自分は何をしているのかと、アルフィーは後悔と悲嘆に暮れる。
一方アンダインはアルフィーを探す為しんじつのラボに降り、彼女と再会する。
アルフィーはアンダインを見て勇気を取り戻し、自ら全てを告白する。
そしてサンズは、一連の事件の裏側に、ガスターの存在を感じていた。
果たして物語は、どう収束していくのだろうか――
- 2二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 19:31:54
- 3二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:09:06
「まだやつの目的はハッキリしないからな……」
敢えてアルフィーたちに異世界に繋がる電話を封印することをすすめて向こうから仕掛けてくるのを待つ - 4二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:11:59
目的は判然としないが、ガスターがアルフィーに次は何をするのか分からないと思ってアンダインとアルフィーに真相を伝える覚悟を決める
- 5二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:13:56
おつテール
- 6二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:33:50
10までほしゅ
- 7二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:42:13
たいきレスのようだ
- 8二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:45:05
ホシュイ
- 9二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:45:58
レベル オブ ホシュ
- 10二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 20:46:38
あのほしゅにんににげられた しっぱいだ
- 11二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 21:31:55
- 12二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 21:32:29
dice1d5=2 (2)
- 13二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 22:08:55
サンズは指先で紙片を弄びながら呟いた。
「これを残したのは、アンダインに文字通り横槍を入れられたくないから……」
恐らく、そうだろう。
アルフィーがアンダインをどれだけ思っているかは、自明の理だ。本人は隠したいのかもしれないが。
アンダインが説得すれば、アルフィーはきっと応じる。応じざるを得なくなる。それは現状が証明している。
「……じゃあニンゲンが去って、アズゴアもいなくなった今……今更何を邪魔されたくないのか?」
そう、アンダインの横槍を邪魔するなら、アルフィーに対する説得を、こんな曖昧な内容で防ごうとするなら、それなりの理由があるはずだ。
サンズはぺたぺたとスリッパを鳴らしながら、あの部屋に入った。
そう、あの電話のある部屋だ。
電話に繋がるモデムのような機械の灯りを見ながら、サンズは呟いた。
「そいつは、この電話でアルフィーを傷付けて……」
そうだ。この電話がなければ、アルフィーはあんなに傷つく事はなかった。
いずれ真実は露呈していたかもしれないが、自分が罪を犯さなかった世界を見せつけられ、アルフィーは余計に傷つく事になった。
大体アルフィーだって、手が勝手に作ったと言っていた。
彼女は優秀な科学者だ、それは間違いない。しかし、時空間は専攻の範囲外だろう。
では、何故あいつは、アルフィーにこんなものを作らせた――?
――“あっち”に引き抜こうとしたんじゃないのか? - 14二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 22:53:30
サンズの脊髄に、氷のように冷たい物が走った。
スノーフルの吹雪とは比べ物にならないほどの冷気――戦慄だ。
“あっち”? “あっち”ってどこだ?――決まっている。
“ここ”ではないところ。あのコアの向こう側。
――今、ガスターがいるレイヤーだ。
「……」
サンズは思わず、紙片を握り締めていた。
そして気付いた時には、機械には大量の骨が突き刺さり、その活動を終えていた。
ランプはちらつき、ばちばちとスパーク音を立て、嫌な臭いが立ち込めている。
「……は、」
サンズは息を吐いた。左目がじくじくと熱を持って疼いている。
「……あー……その。アレだ。多分、もうすぐ終わるからさ……」
左目を押さえていた手を放す。息を吸って、吐く。
「黙って見て……見てるだけにしておけよな」
そうしてサンズは、ゆるゆるとその場から立ち去った。
アルフィーへの言い訳を考えながら。
そして……
- 15二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 23:02:24
ゴキブリを見つけたのでホネで退治したと話す
「逃がしちゃって骨折り損だったけだな」 - 16二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 01:06:22
電話の仕組みを調べてみようとしたら突然壊れた、と嘘をつく
- 17二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 09:32:17
自分もかけてみたら誤作動を起こしてしまったと言う
- 18二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 13:08:20
またあの電話が鳴り出す
- 19二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 14:25:05
- 20二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 18:31:17
- 21二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 21:07:07
「さ、サンズ! 今凄い音がしたけど……!?」
止む無くのそのそと一行の後を追うと、アルフィーが迎えに来た。
サンズは肩を竦めて、
「あー……電話の仕組みを調べようとしてたんだよ。そしたら、なんもしてないのに壊れた」
と、極めていつも通りの口調で言った。
「え……ええええッ!?」
思った通りというべきか、真っ先に声を上げたのはパピルスだった。
「ちょっと兄ちゃん!何やらかしたのッ!? 博士がせっかく作ったんでしょッ!?」
アンダインも呆気に取られた様子で口をぽかんと開けている。
何故か一緒についてきたわんさいぼうは、不思議そうに小首を傾げている。
そして、当のアルフィー本人は……
- 22二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 21:31:10
まあ仕方ないか……
- 23二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 21:33:36
サンズの言葉を真実ではないと感付きつつも彼を信じる事に決めた
(きっとサンズはなにか良くないものを嗅ぎ付けたんだわ……。だからこうするしかなかった。鼻の無いスケルトンだけど) - 24二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 22:08:59
“なんもしてない”というのは嘘だろうけど、あの電話をそのままにしておくのも怖いしむしろこれでよかった
- 25二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 00:15:31
何故かスッキリしたような安心したような気分になった
- 26二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 03:23:02
- 27二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 09:52:05
このレスは削除されています
- 28二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 15:03:54
このレスは削除されています
- 29二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 20:45:26
- 30二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 23:20:44
「わ、わたしは……わたしは……」
アルフィーは少し俯いていたが、ややあって、
「――いいよ」
と言った。
「なんか、ちょっとホッとしちゃった。肩の荷が下りたみたい。
きっとわたしが持つには、重すぎたんだと思う。だから……ありがとう、サンズ」
そう言って笑うアルフィーの顔は、さっきより幾分マシな顔色になっていた。
「いや、オイラは何もしてないぜ」
そう言ってサンズは肩を竦めた。
パピルスとアンダインはその様をしばし見ていたが、
「……なんか博士嬉しそうだし、不問としよう! ニャハハ!」
とパピルスが笑い声をあげ、
「……お前がラクになるなら、それでいいよ」
と、アンダインは微笑んだ。
そうして、皆はラボの1階へ上がり、アルフィーを探していたモンスターたちと再会した。
もちろんその中にはメタトンもいた。
そして、この件は女王にも報告しなければならないだろう。
まずは、何からどうしよう?
- 31二次元好きの匿名さん25/08/22(金) 23:25:23
ひとまずアマルガムについて打ち明け家族のもとに帰す
- 32二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 01:05:24
トリエルにすべてを打ち明け、アマルガムを家族のもとへ帰す
- 33二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 01:09:09
別世界に繋がる電話を部屋ごと封印
- 34二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 09:09:01
アマルガムたちを家族のもとへ帰す
- 35二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 12:39:43
- 36二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 17:11:34
大丈夫そうだなアルフィー
- 37二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 18:25:56
- 38二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 23:19:00
そうしてまずは、トリエルの元に向かう事にした。
わんさいぼうには、とりあえず留守番してもらうことにした。
この姿を見せれば話が早いのは確かだが、速すぎて振り落とされては意味がない。
なのでまずはいつものメンバーだけで、城に向かう事にした。
幸い、ラボと城のあるニューホームは、エレベーターで直通だった。
まずは女王に全てを話す。そして、アマルガムたちを家に、家族の元に帰す。
正直、今後のアルフィーの処遇がどうなるかも、アマルガムたちが受け入れられるかも、何もわからない。
それでもまず、今は前に進むしかなかった。
長い、長いエレベーターの駆動音を聞きながら、サンズはトリエルの事を考えていた。
――あの時。
きんいろのはなの花畑で“何か”を見て、取り乱した彼女。
サンズが付き添った後は、何事もなかったかのように、気丈に振舞う彼女。
真実は明らかにすべきだ。しかし今の彼女に耐えられるのだろうか?
……耐えられるのだろう。耐えられてしまうのだろう。彼女はそういう女王だ。そういう、女性なのだ。
そして、とサンズは思う。
――あの電話の事は、きっと、話さない方がいい。
そして彼らは女王の元に辿りついた。
真実を聞いた女王は……
- 39二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 01:41:24
アルフィーを不問にした
- 40二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 07:49:31
サンズがまだ何かを隠してる事に感付きつつも彼を信じて敢えて追及しないことにした
- 41二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 11:47:00
アルフィーの研究についてはアズゴアの命であったからと赦免
しかしあのきんいろの花が今になって何故か気になるというトリエル - 42二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 12:36:14
アマルガムをもとに戻す研究を可能な限りし続ける事をアルフィーに命じる
- 43二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:25:31
- 44二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:58:00
- 45二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 23:19:13
「――そうですか」
きんいろのはなの咲き誇る庭で、女王トリエルは、皆を迎えた。
ローブを身に纏い、王冠を頂いたその姿は優美で荘厳で、まさに国を支えるに相応しい者の姿だ。
「アズゴアは、あなたに随分と重荷を背負わせてしまっていたようですね。
あなたは、ただアズゴアに命じられて行っただけの事……そこに、あなた自身の悪意も何もない。
わたしからこの件について、何か処罰を与える事はありません。
その代わり……今後も、どうかこの国の為に、力を尽くしてくれませんか?」
アルフィーは思わず跪いて、そして、
「……ありがとうございます。女王様……」
と、震える声で囁くように言った。 - 46二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 23:39:18
「……しかし」
と、トリエルは考え込んで目を閉じた。
「何故、あのきいろいはなを、初めの器の候補に選んだのですか?
アズゴアへのサプライズにしても、もっと別の物もあったのでは……?」
「そ、それは……」
途端、アルフィーは目を伏せた。どうやら、そこに突っ込まれるとは思わなかったらしい。
いぶかしむような表情をするトリエルを、サンズは横目で見ていた。
どうやら女王様は、あの花が気になるらしい。きっと、あの花畑での出来事が引っかかっているのだろう。
「……ともかく。まずは、その人たちを、遺族の元へ帰してあげなさい。
きっと、皆さんも、一区切りにはなるでしょうから」
「……はい。わかりました」
トリエルの命令に、アルフィーは頷いた。
この物語も、そろそろ終わりが近い。
果たしてどんな風に終わるのだろうか?
- 47二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 01:13:12
皆何事もなく日常に戻っているように見える…が、トリエルはときどき最初に落ちてきたニンゲンの姿を幻視するようになっていた
- 48二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 02:26:48
あの黄色い花にアズリエルを重ねたトリエル
それとちょうど同じ頃サンズに電話がかかってきた - 49二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 08:37:16
日常へと戻るモンスターたち
そんなときサンズに別世界のパピルスから電話がきた - 50二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 09:59:39
アマルガムたちを元に戻す研究を続けるアルフィー
- 51二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 17:12:56
- 52二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 20:48:38
- 53二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 23:06:49
そうして、モンスターたちは日常へと戻っていった。
正確には、新しい事のある日常だが。
アルフィーが告白したことは国中に知れ渡ったが、何より国を治める女王本人が不問としたため、皆そう咎める事はなかった。
アマルガムたちもみな、家族の元に帰る事が出来た。
家族たちも初めは恐れ半分といった様子だったが、その端々に面影を見たのか、だんだん馴染んでいったようだった。
猫頭の青年も、探していたクモの娘が既に亡くなっていたと知ると、彼女に花を手向けた。
アンダインはアルフィーが抱えていた重みを知り、そして、それを一緒に背負いたいと思った。
ホットドッグスタンドを辞めた彼女は、アルフィーの助手をしながら、一緒に暮らすようになった。
ニンゲンに対する鬱屈とした思いが消えたわけではないだろう。
しかし、それより、今苦しんでいる友達を助ける事に決めた。それだけだった。
物事は、恐らく、そう悪い方には進まないだろう。
サンズがそう独り言ちていると……不意に、彼のケータイが震えた。
発信元は……パピルスだ。
サンズは何のためらいもなく出た。
「もしもし?」
果たしてこの電話の相手は何を語るのだろうか?
- 54二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 02:26:55
さっきパピルスがニンゲンに殺された世界線のサンズにかけたパピルスのようだ
「そっちの世界ではどうだ、にいちゃん。みんな無事だよな……?」 - 55二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 10:24:36
アンダインとアルフィーが失踪してみんなで行方を追っている途中にこの別世界に繋がるという電話をみつけたようだ
- 56二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:09:21
アズゴアを生き返らせる方法を別世界に求めてこの電話をアルフィーが作ったらしい
- 57二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 19:35:57
パピルスが王になった世界からかけているそうだ
- 58二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 19:37:42
- 59二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 19:55:32
- 60二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 21:28:20
“――兄ちゃん! どこでサボってるのッ!?”
無い鼓膜がビリビリ震える大声。間違いなくパピルスのものだ。
「どこで、って……」
サンズはぐるっと辺りを見回す。自分の家だ。
なんならパピルスも自室にいる。何故わざわざ電話をかけてきたのだろう。
それにその声は、どこかノイズめいて歪んでいる。
サンズは、このノイズを、どこかで聞いたことがあった。
「……あー……何か、電波悪いみたいだ。どっからかけてるんだ?」
嫌な予感を感じながらも、サンズはそう問いかけていた。
パピルスは呆れたように叫ぶ。
“アルフィー博士のラボにある電話だよ!”
そして、その嫌な予感は当たった。 - 61二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:02:56
「……あー……もうちょい、詳しく訊いてもいいか?」
“あんなに話したのにもう忘れちゃったのっ!? 信じらんない!!”
パピルスの純粋に憤慨した声が聞こえてくる。相変わらず、聞いた覚えのあるノイズと共に。
“ニンゲンが帰った後に、アンダインとアルフィーが行方不明になっちゃって……
みんなでアルフィーのラボに探しに行ったんだよ。
そしたら、ラボに変な電話があって……試しに兄ちゃんにかけてみたんだ”
――ああ、そういう、ことか。
サンズは手袋に包まれた手で、がしがしと頭蓋を掻いた。
「パピルス。この電話の事は、忘れるんだ」
“えっ?”
突然の兄の言葉に、弟は当然のように動揺した。
「これは……あー……悪い電話だ。だから、壊してもいい」
“え、でもそしたら兄ちゃん……”
「大丈夫だ。怖くない、怖くない」
それを壊す事は怖くない、と、呪文が口からまろび出た。
「3数えて電話を切るからな。そうしたら、その電話を壊すんだ。行くぞ。3、2、」
“兄ちゃん待っ”
1、と言う前に電話を切った。
ケータイをソファに投げ、そして、自分の体もソファに投げ出す。
じゃりじゃりと中で小銭が擦れる音がした。 - 62二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:07:30
「……」
深い息を吸って、吐いた。
今のはきっと、別の世界線からの電話だ。
アンダインとアルフィーが二人で幸せに暮らしている事は、誰でも知っている。行方不明になる道理がない。
そして、ラボにあった妙な電話。あれは、サンズが破壊した。残っているわけがない。
仮に残っていても、あれは……存在してはいけないものだ。だから壊して問題はない。
サンズは目を閉じて考える。
ガスターは何故アルフィーにあれを作らせたか?
サンズの分析は、「“あっち”に引き抜こうとした」だ。
自分のレイヤーに来させる為に、別の世界線を見せようとした。
恐らくあの世界線のアンダインは、ニンゲンに殺されたのだろう。
そしてアルフィーは、あの電話を作った。
そして、実験は成功した。サイアクの形で。 - 63二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:18:36
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:19:47
その時。
サンズの持っていたケータイが鳴った。
発信元は……不明。
サンズはケータイをひっつかみ、電話に出た。
誰がその先にいるかを、知っているかのように。
「……なあ」
サンズは言う。
「アンタ、誰だ?」
電話の向こうは、静かだった。
「確かに、アンタは何考えてるのかわからない奴だったよ。
なんでもかんでも一人で考えて、そんで、一人で落っこちた」
でもな、と、サンズは息を吸う。
「アンタらしくないんだよ。誰かをあの世に巻き込むなんて」
だから、とサンズは改めて問いかける。
「アンタ、誰だ?
それとも……死んじまって、タマシイまでなくなったのか?
なあ、答えろよ、ガス - 65二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:20:10
「💧︎✋︎❄︎❄︎☜︎✋︎☼︎🕆︎✡︎⚐︎」
- 66二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:21:02
▦▦▦▦▦▦▦
▦▦▦▦▦▦▦
▦▦▦▦▦▦▦
▦▦▦▦▦▦▦ - 67二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:24:55
むかしむかし ちきゅうには
ニンゲンと モンスターという
―――
――
―
Betrayed Undyne Ending→A Call from the Void Ending
そしてニンゲンは、次のNルートを周回する事にした。 - 68二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:27:35
🌼<……
🌼<11パターンも やっておいてさ……
🌼<あたらしい アイテムが でてくること あるんだね……
🌼<じつに じつに きょうみぶかい……なんちゃって。
🌼<ボクはとりあえず ねるよ。おやすみ。 - 69二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 00:39:10
お休み
- 70二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:04:16
おつかれー
異世界につながる電話→コンビニ店員サンズの流れは強烈だったな 異世界ってそっちかよ!ってなったわ - 71二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 04:13:42
このレスは削除されています
- 72二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 04:14:51
このレスは削除されています
- 73二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 09:40:43
ガスターの負けだな今回
- 74二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 11:30:58
ガスターがアルフィーに干渉したのはこの世界だけではなかったか
- 75二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:01:05
ガスターが直接姿を見せなかったのは慎重さゆえかこの企みに余程自信があったのか
- 76二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 21:28:27
- 77二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 21:43:50
仮にガスターの誘いに乗ってたらどうなったかなアルフィー
- 78二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 21:44:50
- 79二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 21:52:19
- 80二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:43:03
たておつ
- 81二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 09:01:23
あなたはおつをした