- 1125/08/20(水) 21:39:36
- 2二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 21:40:29
ほむ…続けてください
- 3125/08/20(水) 21:41:36
なら残業してるホシヒナでも、書いてみます。
- 4125/08/20(水) 21:50:38
カタカタとキーボードを打ち込む音が悲しく部屋に響く、生徒たちは家に帰り小鳥は巣で寝て、太陽すら寝ている深夜
私は風紀委員長時代の思い出にふけながら書類を右から左へ流していく。
「ヒーナちゃん!」
「きゃぁ!?」
小鳥遊ホシノが、冷たい缶コーヒーを私の頬に当てる。
「もう少し、優しい渡し方をして欲しいわ。」
「きゃぁ、だって可愛いねぇ。」
「はぁ...悪戯が目的なら、早く業務に戻ってちょうだい。」
「そんなんじゃ無いよ〜。ほら肩の力抜いてリラックスリラックス」
シャーレの業務は多い。正直風紀委員長時代の方が量だけ言えば楽だった。
けど、どっちを取るかと言われたら、こっちを取る。
「ヒナちゃん少しはこっちに業務回してよ。おじさん暇で暇で」
小鳥遊ホシノはこんな感じでいつもニコニコしている、けれどシャーレの多大な事務作業をそつなくこなせる程度に能力がある。
「そうね、ならこの山の半分をお願い」
「わかった......そうだヒナちゃん。これが終わったらこの前できた話題のお店行ってみようよ。」
「飲みたいだけでしょ。まぁ、行くわ」
カタカタとキーボードを打ち込む音が部屋に響く。
先ほどのように寂しく無い。
先ほどのように風紀委員長時代に思い出にふけることもない。
今日の缶コーヒーは少し甘く感じた。 - 5二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 22:06:58
ksk
- 6125/08/20(水) 22:54:50
続き
「大将〜まだやってる〜?」
「へいらっしゃい。おっ、シャーレの御嬢さんじゃないか」
仕事終わり、小鳥遊ホシノとの約束通り新しくできた居酒屋(お店)に足を運ぶ。
随分季の入った雰囲気でいえば長寿の居酒屋って雰囲気のそこは、飲んだくれの会社員が集まっていた。
「二人入れる?」
「カウンターなら空いてるよ。好きに座って」
「行こっか、ヒナちゃん」
小鳥遊ホシノが好きそうな匂いだ。洒落た店じゃない。悪く言うならそう庶民的な店。
でも、そういうお店の方が幾分か気が楽なのだろう。
「だし巻き卵と生一つ」
「おじさんはハイボールと鳥のつくねで〜」
「あいよ〜」
【1時間後】
「うへぇへぇへぇ、ヒナちゃぁーん。もっと飲まないとぉ」
始まった...
「飲み過ぎよ。水飲みなさい」
「おじさんのお酒が飲めないっていうの!」
「飲めないわ」
お酒強いはずなのに、いや強いからこそ沢山飲んで直ぐに酔う。そしてこうやってウザ絡みが始まる。飲むのは嫌いじゃないし、こうやって話せるのも好きだけれど...これはどうにかして欲しいものね。
「そろそろお開きにするべきよ。」
「大将〜、鬼殺しと砂肝追加で〜」
「...はぁ、吐かないで頂戴よ?」
「だぁーいじょーぶだよ〜おじさんつおいから」
もうダメそうね。
その後寝てしまったホシノを背負って帰るのでした。
解釈違い諸々あったらごめんなさい - 7二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 22:57:41
ほしゅの
- 8二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 22:58:24
凄くいいですね…
- 9125/08/20(水) 22:59:59
ありがとうございます。
こういうの見たいとかあれば、頑張って書いてみます。他の人も書いてくださって構いません。
てか書いて欲しいです。 - 10二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 23:06:50
ほしゅの
- 11二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 23:07:28
2人でアビドス砂漠行って黄昏ながらあの時の戦い振り返りながら談笑とかしてそうな距離感
- 12125/08/20(水) 23:08:02
いいですね!書いてみます
- 13125/08/20(水) 23:17:42
「ヒーナちゃん!」
午後の空が赤く染まっている夕暮れ、小鳥遊ホシノがいつもの口調で話しかけてくる。
「おじさんアビドスに行く用事があるんだけど、どう?」
「そうね、私も行くわ」
「え?来るの?てっきり事務作業しとくっていうのかと」
「たまには羽を休めたいのよ。」
特に理由があるわけじゃない、ほんとに羽休めそれだけの理由。
【アビドス砂漠】
「いやぁ、懐かしいねぇ。ここでは色んなことがあったから...」
ぁあ、まただ。また近くて遠いどこかを見ている。
きっと、死人の霊(梔子ユメ)を見ている。
「"ホシノ"私はここにいるわ」
「...⁉︎ヒナちゃん何?新手のプロポーズ?」
「……本当に色んなことがあった。私たちが銃を交わしたのもアビドス砂漠だった。」
一年前、今のように幻影に囚われた小鳥遊ホシノと銃を交わしたあの戦い。....少し下手な話のずらし方だったわね。
「あはは...おじさんその話は少し恥ずかしいかなぁ」
「私はいい思い出よ。二度とごめんだけど。」
「おじさんも、ヒナちゃんとはやりたくないかなぁ。もう歳だし」
まだまだ現役なのによく言うわね。
きっと今小鳥遊ホシノと戦って私は勝てるかどうかわからない...私は小鳥遊ホシノのようになれない。
幻影を追ってるのはどっちなのかしら。
「ヒナちゃん...私はここにいるよ?」
「ふふっ、そうね。そうだったわ。」
冬の砂漠は肌寒かったけど、暖かい羽休めだった。 - 14二次元好きの匿名さん25/08/20(水) 23:31:01
「ヒナちゃん先生ーーー!!」
遠くから私の名前を呼ぶ生徒の声が聞こえる。またかと思いながらその生徒の方を向く。可愛らしい生徒はタッタッタッと私に近づいてきてくれる。
ヒナ「貴女、何度言えば分かるの?ちゃん付けで私を呼ばないで。それに正確に言えば私は先生では....」
「ヒナちゃん先生あのねさっきホシノ先生が、うへうへ言いながら居眠りしてたよ!」
「ホシノったら仕事も終わっていないのに居眠りなんかして、先生も出て今はシャーレに居ないのに」
「ヒナちゃん先生てばブツブツしすぎだよ」
仕方ないのではないかしら。先生は急な呼び出しでシャーレに居ないのに仕事はまだまだ沢山ある。そんな中私の相棒は呑気に居眠りしているのだから愚痴の1つもこぼしてしまうのも。しかし生徒に聞かせる内容ではないと1人反省をする。
ヒナ「そういえば、前から気になっていたのだけれど。
私はヒナ<ちゃん>でホシノには付いていないのかしら」
「ちゃん付けはホシノ先生がしてたからなんだけど.....笑わないで欲しいんだけどホシノ先生ってなんだか怖くて......」
ホシノが怖い?。私よりホシノ方が?。ふふっ。なんだか面白いわね。この子には悪いけどなんだか笑いが。
「あー!!先生笑わないでって言ったのに!!」
ヒナ「ふふっ、ごめんなさい。なんだか面白くて。今度は、おじさん先生とでも呼んであげなさい。喜ぶと思うわよ。」
面白い話を聞けたわ。今すぐホシノを叩き起して仕事をしなくちゃ。今日の居酒屋でこの話でホシノにするのが楽しみね。
- 15125/08/21(木) 00:00:36
うぉっ、いいですね
- 16二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 00:57:16
保守
- 17二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 09:24:20
ヒナちゃん先生とホシノおじさん先生は普段は温厚だが怖い時はとことん怖いことはあまり生徒には知られていない
- 18二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 09:41:36
保守
- 19125/08/21(木) 09:57:19
- 20125/08/21(木) 10:23:12
「ヒナちゃん先生!」
ある日の昼下がり、小鳥遊ホシノ共に事務作業をしていると、はぁはぁと息を切らしながら私の名前を呼ぶ生徒がシャーレにやってきた。
「どうしたの!?」
「〇〇ちゃんが!〇〇ちゃんが!」
随分気が動転してる...もしかして
「〇〇に何かあったの?」
「...ブラックマーケットに!〇〇ちゃんがブラックマーケットに連れてかれちゃった!」
「..."ホシノ"」
短くて小鳥遊ホシノの名前を呼ぶ、今そこで彼女も聞いていたのだから、準備早かった。
「はい、デストロイヤー」
「〇〇〇はここで待ってて。助けてくる」
「はい...」
「おじさんたち強いから大丈夫だよ。ちゃんと〇〇ちゃんを助けてくるから」
「はい、〇〇ちゃんをお願い...します。」
シャーレを出て、ブラックマーケットに向かう。
昔のように小鳥遊ホシノと銃を交える事は無くなった。けれど肩を並べる事は増えた。今なら先生のことがよくわかる。生徒の大切さが...先生の偉大さがデストロイヤーを握る手にひしひしと感じた。
許さない。生徒に手を出すなら、私たちはどんな手でも使って守らなければ - 21125/08/21(木) 10:39:12
こんな感じですかね?
- 22二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 11:10:02
最高
- 23125/08/21(木) 11:11:13
ありがとうございます
- 24125/08/21(木) 12:31:53
チュンチュンと小鳥の囀る少し耳障りな音で目を覚ます。
「あっ、おはようヒナちゃん」
「...?」
まだ、脳が働いていないのか。
我が家であるはずのこの場所で小鳥遊ホシノが料理をしてるのを見た。
「...昨日のこと覚えてない?」
「昨日?」
目を瞑り考える。昨日は確か残業終わりに飲みに行って...
「!?も、もしかして」
「ヒナちゃん酔っ払って寝ちゃってさ〜大変だったんだよ〜」
自分の考えていた事は見当はずれだった。
勝手な妄想で、赤くなった顔を小鳥遊ホシノにバレないようにしつつベットから降りる。
「もうちょっとで、ご飯出来るから待っててね。」
目玉焼きの焼ける匂い。
トースターのジリジリと言う音。
小鳥遊ホシノの声。
いつもの憂鬱な朝とは違って、今日は少し楽しい朝だった。 - 25125/08/21(木) 12:32:53
幻覚を見たので