- 1125/08/21(木) 22:00:54
- 2二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 22:01:53
- 3二次元好きの匿名さん25/08/21(木) 22:03:09
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- 4125/08/21(木) 22:04:13
スレ貼りありがとう
――
「素晴らしい……。知性と品格、礼儀と信念、そして培ってきた経験と知恵……やはり、そなたならば……」
「私の『崇高』を、理解してくれるに違いない……!」
――
「こ、これは……」
「……まさか。あの『教義』が、完成した……?これは、レベルが違う……」
「せ、先生。これは……マズい、逃げないと……!……先生?」
"……どうやら、反則みたいだね。できれば出さないで終わりたかったけど……"
"……ヒナ、アズサたちを連れてここから逃げて、ここは私が食い止める"
「せ、先生、逃げてって……嫌!またお兄ちゃんが怪我を負ったら……わたし……わたし……!」
"……大丈夫、任せて、ヒナ。絶対に大丈夫だから。私は絶対無事に帰る。約束する"
「……約束だからね、お兄ちゃん。絶対無事に帰ってきてね……!」
"ああ、約束だ……そっちは任せたよ、ヒナ……!"
"さて……覚悟しろよ、ゲマトリア"
カードが手元で淡く光り、空間の空気が振動する。光は天井から床まで走り、私たちの影を激しく揺らす
先生の手元にあったカードは眩い光を放ちはじめ、人の形を象り始める。
やがて六人の姿が現れた――確かに、人間だ
だが、その立ち姿には揺るぎない気迫があり、ただそこにいるだけで場の空気を支配する
人間でありながら別格。先生の呼び出したその者たちは、私たちに安心感すら与える存在だった
―――――
「おお、おおおおっ……!そうか、あれが例の『カード』……!人生を、時間を代価として得られる力……その根源も限界も、私たちですら把握できない不可解なもの……!!ああ、ゴルコンダならあれをどう呼称しただろう……何か高次的な表現を教えてくれたのであろうか……見せてくれたまえ、先生。そなたが払ってきた代価を……」
「そうして手に入れたものの輝きを……!私の作品に、全力で応えてくれたまえ!」 - 5125/08/21(木) 23:16:01
――
「小鳥遊ホシノ、今回は水着なのね、寒くないかしら?」
「いえ~いヒナちゃん、……うん、寒いよ、この格好。先生も鬼だよね~。そういうヒナちゃん……と行政官ちゃんはドレスなんだね、綺麗だね~、おじさんには似合わないだろうな~」
「ありがとう、小鳥遊ホシノ。このドレスはお兄ちゃんが選んでくれた物で、とっても気に入ってる。小鳥遊ホシノもお願いしたら、お兄ちゃんに似合ってるものを用意してくれるんじゃないかしら」
「うへっ!?そ、それは、おじさんにはちょっとハードルが高すぎるよ~……でも、先生が選んでくれるなら、おじさんもお願いしようかな――」
「ちょっと!委員長!ホシノさん!目の前にこんな怪物がいるのに、のんきにしすぎですよ!もう少し緊張感を持ってください!」
「そうですよ、お二人とも。流石のミカさんでもここまで気を抜いてたりしませんよ」
「あはは、ごめんね~」
「ひ、ひえ~……なんですかあの怪物は……こ、怖い……」
「大丈夫かの、ココナ。私の後ろに隠れておくとよい、妾がそなたを守ってやろう」
「あ、ありがとうございます、キサキ会長」
「ふふ、任せておくがよい」
――その時、怪物が吠え、空気が震えた
「……じゃあ、そろそろ始めよっか、ヒナちゃん」
「ええ、お兄ちゃんに頼られたのだもの、頑張るわ。お兄ちゃん、指示をお願い」
"了解……みんな、行くよ!"
「「はい!」」 - 6125/08/21(木) 23:58:32
ほしゅ
- 7125/08/22(金) 00:20:45
戦闘描写が盛れなくて苦戦してる
ので息抜きの昔のセンヒナ
「兄さん、ただいま」
"おかえり、ヒナ……どうしたんだい、ソワソワして"
「あっ!……え、えっと……兄さんにお願いがあって」
"お願い?どんなことだい?"
「今日、友達を家に呼びたいの……いいかしら……?」
"!ヒナの友達が、家に来るのかい……!"
「え、えぇ……兄さんが許してくれるなら、返事をしようと思って」
"もちろん良いとも!……ふふっ、ヒナの友達が家に来るなら、僕は図書館や買い物に行ってこようかな"
「ほ、ほんとに!入れていいの!ありがとう兄さん!」
"ははっ、気にしなくていいさ、ヒナ。私は図書館に向かっているからさ、何かあったら教えて"
「了解したわ、兄さん。行ってらっしゃい!」 - 8125/08/22(金) 07:59:41
こっちを書くのも楽しいな
――
"(なるほど、ここはこうだからこうなるわけか)"
私は、図書館で勉学を学びながら時間を潰していた
勉強自体は当然家でもしているが、図書館や学校など静かな場所で取り組む方が私は好きだった
時間を忘れて取り組んでいると、1件のモモトークが来ていることに気がついた
ヒナからだ
(まずい、集中しすぎた……すぐに返信を……うん?)
心配のメールだと判断し、私は即座に返信しようとした。が、内容はかなり違っていた
『兄さん、友達に兄さんのご飯の話をしていたら「是非私たちたちも召し上がりたいです」って言われちゃって夕飯を一緒に食べる流れになっちゃったんだけど……大丈夫?』
私の先ほどまで浮かべていた不安な気持ちは、喜びへと変化していった
"『大丈夫だよ、ヒナ。了解した。もう少し、友達と一緒に待っててもらえるかな?』"
そう送信すると、すぐに返事が帰ってきた
『ありがとう、兄さん。友達にも伝えておくね』
そう返信をされたのを見て、私は足早にスーパーへ向かった