- 1練乳グラブジャムン25/08/23(土) 17:44:23
- 2練乳グラブジャムン25/08/23(土) 17:46:02
初期スレ
【cp閲覧注意】最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった#1|あにまん掲示板●注意点1・原作最終話、No.431の後日談です。このため本作は、原作に継続するナンバリングで記載します。(第一話がNo.432、第二話がNo.433、と進みます)・原作コミック最終巻までのネタバレが…bbs.animanch.com収録No
~導入編~
■No.432 相談事
■No.433 怖くなってしまうのは
■No.434 困ったときは
~拡大編~
■No.435 それは偽物だろ
■No.436 第一回 恋仲発展プロジェクト会議
■No.437 まだ足りない
■No.438 第二回 恋仲発展プロジェクト会議
~準備編~
■No.439 喜ぶ顔が好きだから
■No.440 silent communication
■No.441 麗日お茶子・ドレスアップ
- 3練乳グラブジャムン25/08/23(土) 17:47:30
過去スレ#2
【cp閲覧注意】#2_最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった|あにまん掲示板続き物です。初めての方は初期スレからご覧いただくことを推奨いたします。諸々の注意書きも初期スレにありますので、併せてご確認ください。初期スレhttps://bbs.animanch.com/board…bbs.animanch.com収録No
~準備編~
■No.441 麗日お茶子・ドレスアップ(続き)
■No.442 realized
■No.443 緑谷出久・ドレスアップ
■No.444 イメージトレーニング
■No.445 第三回 恋仲発展プロジェクト会議
■No.446 星空のひとつ
■No.447 全力の包囲網
■No.448 麗日お茶子・スタイルアップ
- 4練乳グラブジャムン25/08/23(土) 17:49:46
過去スレ#3
【cp閲覧注意】#3_最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった|あにまん掲示板続きモノになります。初めての方は初期スレからご覧いただくとより楽しめるかと存じます。諸々の注意書きも初期スレにありますので併せてご確認ください。このスレはコメントフリーです。是非とも盛り上げていただけ…bbs.animanch.com収録No
~準備編~
■No.449 麗日お茶子・メイクアップ
~舞台編~
■No.450 Pumpkin carriage
■No.451 絶妙なタイミング
■No.452 全国共通で笑顔を作る合言葉
■No.453 大義名分の嵐
■No.454 何もしなくて済むのが最善
■No.455 やりたかったこと
■No.456 傍目には
■No.457 何度も見たはずだろ
- 5練乳グラブジャムン25/08/23(土) 17:51:31
過去スレ#4
【cp閲覧注意】#4_最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった|あにまん掲示板続きモノになります。初めての方は初期スレからご覧いただくとより楽しめるかと存じます。諸々の注意書きも初期スレにありますので併せてご確認ください。このスレはコメントフリーです。是非とも盛り上げていただけ…bbs.animanch.com収録No
~舞台編~
■No.457 何度も見たはずだろ(続き)
■No.458 周りをみんな笑顔にしてしまう
■No.459 最高の調味料は
■No.460 あっ(察し)
■No.461 One slash Two
■No.462 Melty
■No.463 また絶対に
■No.464 思い出すために
■No.465 一番早いのは誰?
- 6練乳グラブジャムン25/08/23(土) 17:53:52
過去スレ#5
【cp閲覧注意】#5_最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった|あにまん掲示板続きモノになります。初めての方は初期スレからご覧いただくとより楽しめるかと存じます。諸々の注意書きも初期スレにありますので併せてご確認ください。このスレはコメントフリーです。是非とも盛り上げていただけ…bbs.animanch.com収録No
~舞台編~
■No.465 一番早いのは誰?(続き)
■No.466 ひとりぼっちの二人
■No.467 自覚してしまったら
■No.468 フルスロットルのフルコース
■No.469 ヒーローの本質
■No.470 時間を止めてほしいと願うほど
■No.471 Dream Out
■No.472 ガラスの靴
■No.473 true
- 7二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 17:56:01
- 8二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 17:57:37
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 17:58:37
- 10練乳グラブジャムン25/08/23(土) 18:02:14
■No.473 true(続き)
※SIDE 緑谷
「あ……ぁ…………あ……」
麗日さんの瞳から涙が零れ落ちた。
次から次へと溢れて、顔をくしゃくしゃにしていく。
「あ……ぅ……ああ……うああ……わあああああああああああっ!」
堪えるような嗚咽を漏らして、堰を切ったように泣き始めた。
「わああああ! ああっ、あああああああ! ああああぁ、ああああああ!」
背中に回された腕に力が入る。
胸に顔が押し付けられ、ぎゅうっ、と、強く抱きつかれる。
その涙すら愛しくて。
世界一大切な女の子を抱きしめた。 - 11二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 18:02:39
このレスは削除されています
- 12練乳グラブジャムン25/08/23(土) 18:06:58
「ぅぅぁああああああ! わあああああああ! ああ、ああ、わああああああ!」
僕の胸の中で、泣きじゃくる麗日さん。
そっとその身体を抱きしめて、落ち着けるように、優しく髪を撫でる。
「わあああっ! 私も、私も。私もずっと好きやったんよ!? ずっと、ずっとずっと、ずっと! デク君のこと。私、私が一番っ、デク君が、大好きで、でも怖くって!」
背中に腕が回された腕が、浴衣を掴んでいて。
その身体の柔らかさを全身で感じた。
「ああっ、デク君、好き! 好きやったの。ずっと、私、デク君、デク君が大好き。一番好き。ずっと大好き! 離れたくないぃ!」
「ありがとう。僕も。麗日さんのことが好きです。大好きです」
「あああああああっ! 大好き、大好きっ! 離れちゃやだ、戻りたくないの! お願い一緒にいて、一緒にいて! 私のこと、ぎゅってして! デク君、好き、好きぃ。一緒にいてよぉ!」
「うん、ありがとう。大丈夫。大丈夫だから。一緒にいる。どこにもいかない。君が好きだから」 - 13練乳グラブジャムン25/08/23(土) 18:27:18
「ああああっ! 怖かったぁ、怖かったよぉ! 怖くて、言えなくて、ずっと怖くて、ごめん、ごめんなさい……! だって私、怖くて! 勇気なくって、好きって言えなくって! いつも怖かったぁ!」
「うん、うん。大丈夫。僕も、麗日さんが、大好きです。世界一好きです。ごめん、本当にごめん、もっと早く伝えればよかった。怖かったよね、ごめんね」
「よかったぁ、よかったよぉ! もう、もう怖いのやだぁ! 好き、大好き! ぎゅってして! あたま撫でて! 寂しいのやだぁ、いっぱい好きって言ってぇ! ぅわああああああっ!」
請われるままに、更に強く抱きしめた。
柔らかな髪を撫でて、何度も、何度も、伝えられなかった想いを伝える。
涙と一緒に、たくさんの想いを伝えてくれる麗日さんが、本当に、たまらなく愛しくて。
僕も自然と涙が出てきて。
可愛いお願いをして、たくさん甘えてくる麗日さん。
初めて見る姿。
きっと、気が遠くなるほど長い間、ずっと耐えていたんだと思う。
だって麗日さんは、いつもそうじゃないか。
ずっと、いつも、自分の事より、他人を優先して。
いつも、ずっと。 - 14二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 18:38:01
エンダぁアアア!!!
- 15二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 18:40:53
イヤぁァアアアアアアア!!!!!
- 16練乳グラブジャムン25/08/23(土) 19:01:42
そんな強い麗日さんだから。
全部ワガママだって、抑えて、抱え込んで。
ずっと心の奥底に、しまっていたんじゃないのか。
本当はずっと、誰かに寄りかかって、甘えたかったんじゃないか?
なら、僕がそうなりたい。
麗日さんが、何でも話せるように、ずっと手を繋いでいたい。
安心して甘えて、なんでも話してもらえるように、ずっと。
強く抱きしめあったまま、何度も、何度も、想いを伝えあう。
万感の勇気が必要な想いを。
だからこそ、貰えたら嬉しい想いを。
温かい、幸せな気持ちで満たされながら。
―――― to be continued - 17二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 19:07:32
あれっ!?この後のベッドシーンは(殴
- 18二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 19:18:38
個人的にこの手のSSでお茶子が泣きじゃくる展開は新鮮だ
- 19練乳グラブジャムン25/08/23(土) 19:22:30
■No.474 first
※SIDE 麗日
初めて抱きしめてもらった身体。鍛えた筋肉質な、男性特有の質感。
触れ合った至る所から、幸福感が押し寄せてくる。
離れたくない気持ちが強くなる。
好きです、って。
私のことが好きです、って。
デク君が言ってくれた。こんなに優しい声で。
夢じゃないよね。
一番ほしかった言葉を、一番好きな人からもらえるなんて。 - 20練乳グラブジャムン25/08/23(土) 19:28:25
ずっと好きだった。
ずっと怖かった。
切なくて、苦しくて、いつも怖くて。
どうしても伝えられなかった気持ち。
ずっと怯えていた、怖くて恐ろしいものが、恐怖の塊が、霧散して消えていった。
すごいヒーローが、一発で倒しちゃったみたいに。
嬉しくて、幸せで、怖いのが無くなって。
もうわけがわからない。 - 21練乳グラブジャムン25/08/23(土) 19:29:55
溜まりに溜まったダムが一瞬で崩壊したかのように、気持ちが激流になって、堰を切って溢れてくる。
とめどなく涙が零れて、喉の奥から悲鳴のように大きな歓喜の泣き声が漏れる。
もう自分が何を喋っているかも分からない。
ただただ、これまでしまっていた想いを、溢れるままに口にしていた。
ずっと伝えたくて、でも伝えられなかった気持ちが、全部出てくる。
伝えていいって分かったから。
受け止めてくれるって分かったから。 - 22練乳グラブジャムン25/08/23(土) 19:33:48
デク君が、私を好きだって。
ああ、嬉しい。
嬉しい、どうしよう。
嬉しくてたまらない。
デク君が、私を抱きしめてくれてる。
背中に回された腕が温かくて。
頭を撫でてくれる手が優しくて。
いっぱい、好き、って教えてくれて。 - 23練乳グラブジャムン25/08/23(土) 19:36:10
温ったかい。嬉しい。幸せすぎる。
こんな幸せなことって他に無い。
感情が身体に収まりきらなくて、涙になって、とめどなく溢れてくる。
嬉しすぎて、もう言葉じゃ言い表せなくて、頭がおかしくなりそう。
もっとぎゅってして。
もっと頭撫でて。
もっと好きって聞かせて。
もっと安心させて。
もっと甘えさせて。
いままでずっと我慢してた分を、取り戻すくらい。
ずっと夢見て、願ってた、想いが重なる瞬間は。
想像をずっとずっと超えて、嬉しかった。 - 24練乳グラブジャムン25/08/23(土) 20:05:50
……そのまま、しばらく泣き続けて。
ようやく涙が収まって来た頃、少しだけ冷静になれた。
叫ぶように泣き続けてた。
こんなに泣いちゃって、困らせてないかな。
抱きしめてもらったまま、瞳を上に向ける。
真っ赤に照れた、それでも嬉しそうにしてくれている、優しいデク君の顔があった。
視線が交わる。
彼の瞳の奥に、私の顔が映っている。
他に誰もいない、私だけ。
背中に回してくれた腕。
優しく髪を撫でてくれる手。
私を見つめてくれる瞳。
こんなに泣いちゃって、可愛くない顔してるのに。
それでも優しい笑顔で見つめてくれて。 - 25練乳グラブジャムン25/08/23(土) 20:25:34
もうこれ以上ないくらい好きなのに。
その口元に、どうしようもなく惹かれて。
もっと近づきたくて、もっと一緒になりたくて。
無意識に、背筋が伸びる。
まだ足りない。
もっと近づきたい、もっと一緒がいい。
足のつま先に力が入って、踵が上がる。
デク君の顔が近づいてくる。
吐息が当たるほど近く。
こんなに恥ずかしいほど近づいて、でもまだ足りない。
もっと近づきたい。
もっと一緒になりたい。
もっと、もっと、もっと――――
二人一緒に、自然と、瞳が閉じていく。 - 26練乳グラブジャムン25/08/23(土) 20:29:58
そっと、唇が触れあった。
ふに、と優しく触れるだけの。
私を大切にしてくれる、優しい心だけを包んでくれたような。
蕩けるほど甘くて、幸せな温かい感覚が、口元から、ふわぁ、って身体中に広がっていった。
―― 私の、ファーストキス。 - 27練乳グラブジャムン25/08/23(土) 20:31:58
嬉しくて、たまらなくて、溢れた涙が目尻から零れていった。
一生忘れない。
こんな幸せな気持ち、忘れられるはずがない。
もう夢でも何でもいい。
夢でもいいから、絶対に覚めないで。
大好きな人と抱きしめあって、唇を重ねて。
言葉に出来ないほどの安心感と、幸せな気持ちだけが、私を包んでくれていた。 - 28練乳グラブジャムン25/08/23(土) 20:56:54
※SIDE 緑谷
そっと唇を離し、薄っすらと瞳を開ける。
とろん、とした麗日さんの顔。
心を鷲摑みにされるほど可愛い。
「ぁぁ……嬉しぃ……」
すごく小さな声。自分にだけ教えてくれる想い。
「僕も……すごく、幸せ……」
「ね…………もっと……ちゅぅ、して……?」
小声で甘えてくる麗日さんが、どうしようもなく愛しい。
「うん……」
短くこたえて、ふたたび、そっと唇を重ねた。
たまらない柔らかさと、甘い香り。
とてつもない幸福感。 - 29練乳グラブジャムン25/08/23(土) 21:07:00
唇だけで、相手の唇をついばむような、そんなキスを繰り返す。
柔らかさと優しさだけを感じながら。
どうしようもなく、好きな気持ちが胸に満ちていく。
さっきまで、あんなに離れなきゃと思っていたのに。
気持ちが通じ合えた今は、もう何があっても離れたくない。
麗日さんは、どれだけ怖い思いをしていたんだろう。
どれだけ不安だったんだろう。
こんなに泣くほど想ってもらえて。
いままでずっと助けてもらって。
大切にしよう。
誰よりも愛しいこの子を。
その気持ちを込めて、優しく、包むように。
そっと、唇を重ねる。
何度も、何度も。
伝えたかった想いを、渡せるように。
伝えてくれる想いを、受け取れるように。
―――― to be continued - 30二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 21:18:11
キッッッッッッッッッッス!!!!!!!!!!!!!
よっしゃああああああああ!!!!!!!!!!!! - 31練乳グラブジャムン25/08/23(土) 21:22:48
というワケで、これにて舞台編が終了です。
全編通じて一番頑張った所でしたが、いかがでしたでしょうか。
少しでもご満足いただける内容であれば、本当に嬉しいです。 - 32二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 21:23:32
よし!風呂食ってくる!
- 33二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 21:25:51
聖地巡礼がしたくなった
二人の記憶に残っている風景を実際に見てみたい - 34二次元好きの匿名さん25/08/23(土) 22:35:45
これはどうなる?
- 35二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 00:57:00
お茶子ちゃん冷静になったら恥ずかしがりそう
基本的には気丈なほうだと思うし
デク君よくやった!
今の2人はただただ幸福なんだろうな…良かった…
スレ主、舞台関係者の皆さんありがとう - 36練乳グラブジャムン25/08/24(日) 04:48:53
- 37二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 04:51:29
このレスは削除されています
- 38練乳グラブジャムン25/08/24(日) 04:54:07
~舞台裏編~
■No.475 予想外
※SIDE 緑谷
お互いの抱擁で、もうこれ以上ないくらい密着してるのに。
もっと、もっと、近付きたいと思ってしまう。
もっと。
もっとほしい。
もっと麗日さんを感じたい。
心の底から湧きだしてくる、強烈な欲求。
唇を重ねたまま、少しだけ舌を出す。
その柔らかい唇の味を知りたくて。
同じ気持ちだったのか、お互いの舌先が、つん、と触れた。
ぬめり、とした感触に、舌先から痺れるような心地よい感覚が全身に走った。
驚いて、とっさに顔を離す。
麗日さんの半開きになった唇が、艶めかしくて、もっとほしいと囁いているようで。
すぐにもう一度唇を重ねた。 - 39練乳グラブジャムン25/08/24(日) 08:20:22
一緒に舌を出して、お互いに、ちろ、ちろ、と舐めあう。
濡れた舌先が触れあうたび、首の後ろまで痺れるような甘い刺激が広がる。
まるで口の中が性感帯になったみたいに。
麗日さんの唾液が甘くて、ずっと味わっていたくなる。
「ん……んむ……んん……」
麗日さんの口から、少しだけ甘い声が漏れる。
顔を斜めにずらして、更に深く唇を重ねる。
唇の柔らかさ、鼻先から出る甘い吐息、甘美な唾液の味、舌先で感じる心地よさ。
その全てが極上の幸福感を与えてくれる。
この全部が麗日さんだと思うと、たまらなくて。 - 40練乳グラブジャムン25/08/24(日) 10:00:29
とんでもなく甘美な味わい。
神さまが、あらゆる奇跡を束ねて作り上げたんじゃないかと錯覚する。
「んん……んちゅ……ぅん……」
下腹部に血流が集中する。
衣服に押さえつけられて、痛みすら感じる。
抑えきれないほどの劣情が全身を駆け巡る。
それでも絶対に乱暴はしない、したくない。
麗日さんを傷つけるなんて、絶対に許されないことだ。
お互いに呼吸が苦しくなって、一緒のタイミングで、顔を離す。
つーっ、と、唇の間を透明な糸が引いた。
僕と麗日さんの唾液が混ざった橋。
薄暗闇の室内でも、何故か光を反射して、煌めいて見えた。
「あ……はぁ……はぁ……」
麗日さんの、熱を帯びた吐息。
こんな素敵な子とキスできて、この上なく幸せなのに。
もっと麗日さんを感じたい。
もっと触れ合いたい。
どうすればいいかも分からないまま、身体の奥が熱くなってくる。 - 41練乳グラブジャムン25/08/24(日) 10:37:50
傷付けちゃいけない。
そう思いつつも、そうするのが自然なようで。
背中に回した手が動き、茶羽織の襟に、そっと指がかかった。
麗日さんが、羽化する蝶のように、両手を伸ばして背に反らす。
いとも簡単に、茶羽織がするりと床に落ちた。
手のひらに、茶羽織のゴワゴワした感触が消え、浴衣のサラサラとした手触りに変わる。
麗日さんの身体の柔らかさが、浴衣の薄布一枚向こうから伝わってくる。 - 42練乳グラブジャムン25/08/24(日) 11:27:18
「ぁ……はぁ……ぁぁ……」
麗日さんの呼吸が荒くなる。
僕の身体にくっつこうとするかのように、自分の身体をくねらせる動きが、どうしようもなく艶めかしい。
浴衣越しに身体をさすりながら、何度目か分からない口づけを交わす。
離れたくない。
もっと、もっと触れ合いたい。
この薄い浴衣すら、二人を隔てる壁のようで、邪魔に思えて仕方がない。 - 43練乳グラブジャムン25/08/24(日) 11:52:59
「う……麗日さん……」
「はぁ……デク君……」
もうお互い、子供がいたっておかしくない年齢だ。
分かってる。
これ以上触れ合っていたら、もう、そういう事をしてしまう。
いいんだろうか。傷つけたくない。
たまらなくなって、麗日さんを抱きしめる。
麗日さんの顔が、僕の顔のすぐ隣に来る。
「ごめん、これ以上もう……我慢、出来なくて……だから……」
嫌なら、離れてほしい。拒んでほしい。
「はぁ……はぁ、デク君……」
耳元で、囁くように、甘い声がする。
「……好き」
「――っっ!」
自分の下腹部が跳ねた。 - 44練乳グラブジャムン25/08/24(日) 12:26:22
抱きしめたまま、腕を下ろしていく。
腰に巻かれた、その帯に触れる。
帯にそって手が動き、結び目にたどり着く。
帯の蝶結びの、先端に指が振れた。
麗日さんの手は僕の背中に回されたまま、その顔も僕の隣にあるままだ。
耳元で、もう一度、麗日さんが囁いた。
「……大好き」
「――ぁっ!」
股間が更に跳ねる。抑えつけられすぎて痛い。
我慢しなきゃという理性がぶっ壊されて、蝶結びの先端を、ゆっくりと引っ張った。
結び目が解かれ、麗日さんの帯が、ただ腰に巻きついたままになる。
少しでも動いたら、そのまま落ちてしまいそうな状態。 - 45二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:02:22
- 46練乳グラブジャムン25/08/24(日) 13:13:46
「麗日さん……ごめ……もう……ほんとに……」
そっと動いた麗日さんが、僕の正面に顔を持ってきた。
とろん、とした顔のまま、そっと、瞳を閉じてくる。
「っっっ!」
耐えきれなくて、その唇を奪った。
麗日さんの腕が、僕の背中を撫でまわしてる。
何度も身体を密着させてくれて、その胸の柔らかさが、浴衣越しに実感する。
股間の膨らみが、密着した身体に潰されて、絶対にバレてることを痛感して。
唇を離し、愛しいその顔を視界におさめる。
「――っ……はぁ……ほ、ほんとに……これ以上は…………傷つけちゃう……からっ!」
目をきつく閉じ、奥歯を噛みしめる。
きっといま自分は、切なくて苦しくて堪らないって顔をしてるだろう。
実際そうだ。
もう我慢の限界なんだ。
本当に、もうこれ以上は無理だ、我慢できなくなる。
やめるならここが最後だ、まだ間に合う。
絶対に、絶対に、何があっても大事にしたい、大好きな女の子。
酷い事なんて絶対したくない。絶対に傷つけたくない。世界一大切にしたいんだ。 - 47二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:24:56
- 48二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:33:55
いいんだが、何度も股間をビンビンさせる出久にちょっと笑う
いや、実際そんなもんだが、言語化されると面白いな - 49練乳グラブジャムン25/08/24(日) 13:43:58
この衝動を口に出したらどうなるんだ?
いいのか、そんなことして。
でも、もう、抑えておくのは限界で、どうしようもなくて……
「君と…………麗日さんと、したい……」
「うん……ありがと……私も、デク君と……したいよ……?」
恥ずかしそうに笑ってくれる。反則だって。
「その……帯……」
「うん……デク君が、取って……」
「……いいの?」
「自分じゃ、恥ずかしくて……取れへん」
麗日さんの顔が羞恥に染まっている。
可愛すぎる。
僕の背中に回された手に、少しだけ力が入っている。
緊張してるんだ。そう思った。 - 50二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 14:13:37
イけ!イけ!イけ!イけ!
- 51二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 14:24:22
- 52二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 14:37:21
一姫二太郎の準備は出来てるぜ!
- 53練乳グラブジャムン25/08/24(日) 14:48:10
少しだけ、身体を離す。
切なそうに、待っているかのように、うっとりとした麗日さんの顔。
そっと、腰の帯に触れる。
引っ張ると、もう何の抵抗もなく、するりと流れて、床に落ちた。
麗日さんの、首元にある浴衣の襟に手をかける。
さっきの茶羽織のときと同じように、背を逸らしてくれる麗日さん。
親指を、襟の下に潜り込ませる。
素肌の感触が親指に伝わる。
そのまま、左右に開くようにして。
全身を包んでいた浴衣が、はらりと床に落ちた。
肩に手を置き、少し離れて、その肢体を視界に収めて、
――時が止まったように思った。 - 54二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 15:56:14
- 55練乳グラブジャムン25/08/24(日) 16:00:03
「え……なに、これ……すっご……え? 可愛すぎ……」
自然と言葉が漏れた。
天使の羽衣か?
それが見たときの印象だった。
どこかの女神様でも顕現したんじゃないかと錯覚する。
セクハラだとか何だとか、考えることも出来なかった。
言葉にせずにはいられなかった。
何か考える暇すら許さない、それほどの美しさ。
胸元は、幾重もの白花に覆われて、二つの双丘が隠されている。
胸下からのびる半透明のレースが、健康的なお腹と、腰の下、お尻までを薄っすら覆っている。
下腹部は、胸元と同じように幾重もの白花に覆われ、腰横に伸びた紐が結ぶ形で留められていた。 - 56練乳グラブジャムン25/08/24(日) 16:01:42
女性の下着がどういうものかは知っている。
TVのCMでも流れてくることがあるし、デパートとか歩いていれば、そういう店先で、嫌でも目にすることがある。
でもいま、麗日さんが着けているような、こんな下着は見たことが無い。
浴衣の下から、なんで、こんなものが出てくるんだ?
……やっぱりこれって夢じゃないのか?
だとしたら最高に幸せな夢だ、何があっても絶対に覚めるな。
もしいま自分を叩き起こす奴がいたら生涯恨むと思う。 - 57二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:02:19
- 58練乳グラブジャムン25/08/24(日) 16:10:33
「……麗日さん……すごく、すごく綺麗だ…………え……やっば……」
あまりに凄いものを見ると、人間は語彙力を失うというが、まさにそれを実感している気分だ。
瞳を潤ませた麗日さんが、ぽふ、と僕の胸に頭を押し付けてきた。
「これね……買うの……着るのもやけど。すごく……すごく、恥ずかしかったんよ」
何の話だろう。
買うのも着るのも恥ずかしい?
じゃあ買わなければいいし、着なければいいだけじゃないのか?
「でもね……デク君に、ガッカリされたくなくて」
ガッカリってなんだ?
どんな格好してたって、麗日さんの身体だぞ?
ガッカリなんてするわけない。
「……キレイだねって、褒めてほしくて」
滅っ茶苦茶に綺麗だ。
どんなに言葉を尽くしたって褒めきれない。 - 59二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:12:17
- 60練乳グラブジャムン25/08/24(日) 16:13:00
「だからね……頑張ったんよ?」
顔をあげて、僕を見つめてくる。
ぽろりと、瞳から涙が零れていた。
「綺麗だよ……滅茶苦茶、可愛い。本当に、本当に綺麗だ。可愛すぎて、もう……たまんない」
「……よかったぁ」
胸が締め付けられる。
ああ、やばい。
なんて愛おしいんだろう。
そっと、身体を離す。
「は……恥ずかしい……っ」
麗日さんが、両手で自分の身体を覆ってしまう。
片手は胸元を。もう一方は下腹部を。
そんな仕草すら、可愛らしい。
「……これ、僕のために着てくれたんでしょ?」
「……うん」
「じゃあ……見せてほしい」
「……ぅん」
両手が、おずおずと、退けられる。
「……本当に綺麗だ……すごい。もう……表現できないくらい」
「……ありがと……」 - 61二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:18:12
- 62練乳グラブジャムン25/08/24(日) 17:03:18
そこで、ふと思いつく。
「ねえ、麗日さん、個性使って。ちょっとだけ、浮いてもらえる?」
「ん……?」
麗日さんが個性を使い、その身体が重力を無視して、ふわりと宙に浮く。
手を繋ぎ、ふわふわと漂う麗日さんを見つめる。
引き締まった綺麗な手足。
薄暗闇の中、純白のレースがふわりと舞い、その美しい肢体をより魅力的に魅せていた。
ああ、やっぱり。
思った通りだ。
「麗日さん……空から舞い降りた、天女みたいだ。世界一綺麗だ」
褒めてほしいと。
がんばったんだと。
だったら、思ったまま全部伝えよう。 - 63練乳グラブジャムン25/08/24(日) 17:04:45
「恥ずかしいの、頑張ってくれたんだよね。ありがとう」
ふわふわと浮かぶ彼女の手をとり、引き寄せる。
個性の解除された麗日さんの身体を、もう一度抱きしめる。
「僕のために着てくれたんだよね……ほんともう、死ぬほど嬉しい」
買うのも着るのも恥ずかしかった、って。
何故そんな思いをしたのか、僕は知らない。
それでも、僕のために頑張ってくれたっていう、そこだけは理解できて。
「麗日さんより素敵な女の子なんて、この世にいない。どんな人より綺麗だ。誰よりも可愛い。本当にありがとう」
「ぁ……ぁぁ、よかったぁ」
にっこりと、笑顔を浮かべてくれた麗日さん。
天使が微笑んでくれたようで、本当に愛しくて。
もう一度、優しくその唇を奪った。
―――― to be continued - 64二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 17:10:44
- 65練乳グラブジャムン25/08/24(日) 17:14:40
というワケで舞台裏編のスタートでした。
お気に召していただければ幸いです。
なんかリアクションしてくれるキャラが多いから、逆マジッ〇ミラー号みたいになってんな。 - 66二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 17:30:44
お相撲さん達どんだけラブコメ好きなんだよ…ww
面白かったです練乳さん! - 67練乳グラブジャムン25/08/24(日) 17:51:01
■No.476 経験値
※SIDE 麗日
こんなに褒めてくれるなんて思わなかった。
頑張った勝負下着。
すごく、喜んでもらえた。
(空から舞い降りた、天女みたいだ。世界一綺麗だ)
(死ぬほど嬉しい)
(麗日さんより素敵な女の子なんて、この世にいない)
(どんな人より綺麗だ)
(誰よりも可愛い)
好きな人に、こんなに喜んでもらえて。
世界一綺麗だなんて褒めてもらえた。
嘘でも嬉しい。 - 68二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 17:52:53
- 69二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 18:33:18
お茶子が抱きついてきたらデクくん浮いちゃうよなおせっ◯の時
- 70練乳グラブジャムン25/08/24(日) 18:44:10
いらないなんて、とんでもなかった。
一緒に選んでくれたみんなに、心から感謝したい。
みんな本当にありがとう。
今度よくお礼をしよう。
さっき、ちゃんと着ておいてよかった。
頑張って良かった。
万が一なんて無いって思ったけど。
こんなの夢みたいだけど。
デク君が、私の下着姿を見てる。
瞬きを忘れたみたいに凝視して、上から下まで、全部見られてる。
私の、えっちな下着をつけた姿を。
すごく、すごく、恥ずかしい。
でも、私に夢中になってくれてるみたいで、すごく嬉しくて。
抱きしめられて、キスしてくれて。
すごく幸せで。
身体が熱くなってくる。
そして、下腹部に布越しに当たってる、デク君のおちんちんが硬くなってるのが分かる。 - 71二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 18:54:06
- 72練乳グラブジャムン25/08/24(日) 19:27:30
- 73二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:32:36
- 74練乳グラブジャムン25/08/24(日) 19:34:59
身体の奥が更に熱くなる。
ブラの下で、乳首が固くなっていくのが分かる。
お股がムズムズして、太ももをこすり合わせるように、足が動いてしまう。
デク君の手が胸を撫でる度に、ブラの下で硬くなった乳首が潰されて、甘美な刺激が走る。
もどかしくて、はやく直接触ってほしくなる。
「あっ」
一際強い刺激がきたとき、身体の力が抜けて、膝が落ちた。
デク君が身体が落ちないように支えてくれた。
「麗日さん、ごめん、大丈夫?」
「大丈夫……ちょっと、力、抜けちゃっただけ……」
「えっと……じゃあ、とりあえず……お布団、行こうか?」 - 75練乳グラブジャムン25/08/24(日) 19:36:31
肩と、膝の下に手を回され、お姫様抱っこされる。
咄嗟に個性を使った。
「あれ? 麗日さん、個性つかってる?」
「だ、だって……重かったら、嫌やし……」
「……ほんと、可愛いなあ」
抱っこしたまま、ちゅっ、と唇を重ねてくれた。
たったそれだけで、優しさを感じて、嬉しくなる。
広縁から、奥の部屋に運ばれる。
優しくそっと、お布団の上に下ろされた。
四つん這いになって、私に覆いかぶさるようにしているデク君。
……これから本当に、えっちなことをしちゃうんだ。
デク君に、抱いてもらえるんだ……ものすごくドキドキする。 - 76練乳グラブジャムン25/08/24(日) 19:40:45
ちゅ、ちゅ、と、啄むようなキスをしながら、優しく私の胸を撫でてくれる。
ブラの下で胸が潰されて、すごく気持ちいい。
「で、デク君は、あの……こういう……えっちなこと、したこと……あるんかな……?」
「いや……実は、全く経験無くって……何も分かんないんだけど……」
「じゃあ……何でこんなに、気持ちいいの……?」
いくら何でも上手すぎる気がする。
「あ、それならよかった。いや、とにかく大事に、痛くしないように、ってしてるだけなんだけど」
確かに、全然痛くない。
もどかしいくらい、ずっと優しく触ってくれてる。
そっか……私のこと大事にしてくれてるから。
だから、気持ちいいんだ。 - 77二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:44:31
あー、この2人は変に自己肯定感低いからお互いがお互いにとって高嶺の花だと思ってるけど実質似た物同士と言うか
- 78練乳グラブジャムン25/08/24(日) 19:46:07
「……デク君、初めてなんだよね」
「うん、恥ずかしながら……」
「はは……私も初めてだから……おんなじだ……よかったぁ」
デク君も初めてなんだ。
すごく、すごく嬉しい。
誰にも取られてないんだ。
初めて同士って、すごく素敵だと思う。
えっちの経験なんて無くていい。
だって、私のことだけ見てほしいから。
デク君の知ってる女の子は、私だけであってほしい。
痛かったり嫌だったりすることがあれば、それは教え合えばいいだけ。
ふと、頑張ろう、って思った。
デク君が、ずっと他の女の子を知らないように。
ずっと私だけに夢中になってくれるように。
こうやってデク君に優しく触ってもらえるのは、世界中でただ一人、私だけでいられるように。 - 79練乳グラブジャムン25/08/24(日) 19:51:23
「あの、僕……初めてで、どう進めればいいか、勝手が分からなくって」
「私も……初めてだから、分からへん……その、デク君が、好きなように、して……?」
「じゃあ……嫌な事あったら、すぐ言って?」
「うん、大丈夫」
「その……優しくするから……」
「ありがと……デク君が優しいの、知っとるよ」
唇を重ねる。
もう何度目か分からないけど、幸せな気持ちが溢れてくる。
舌先を舐めあいながら、デク君の手が、私の胸を触ってくれる。
ブラの上から、ゆっくり、優しく。
絶対に痛くならないように、すごく気をつけて。
デク君の触り方が、本当に上手なのかどうかなんて、分からない。
初めてだから。経験なんて無いから。 - 80練乳グラブジャムン25/08/24(日) 19:53:33
でも、私のことを、とっても大事にしてくれてるのは、分かる。
何より大切に、優しくしてくれてることが、伝わってくる。
それが、すごく、心地いい。
一番大好きな人が、一番大切にしてくれてる。
そう思うと、本当に嬉しくて。
何にも怖いものが無くって。
もっと触れ合いたくなる。いろんなところに触れて欲しくなる。
いっぱい触って。
もっと触って。
もっと、いっぱい。
その、優しい手のひらで。
―――― to be continued - 81二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:15:23
遂に言ったぁああああ!
アレ、けどコンドー…
……責任取ればいいか(現実逃避 - 82二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 21:26:01
- 83二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 21:35:09
どちらかと言うとこのデクの方もお茶子が初めてって聞いたら「えっ!?」てなりそうやな
- 84二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 21:58:22
- 85二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 22:03:55
デク君が隠すことなくお茶子ちゃんに可愛いって言えるようになってるの良い…
キスもしてグイグイいくじゃん…最高かよ!
いや、もう思ったことだだもれになってる、抑えられない状態か。しかたないね。褒めてほしいとも言われたしね
- 86練乳グラブジャムン25/08/24(日) 22:28:52
お楽しみいただけていれば幸いです。
8年熟成した特上の初物です。
進行はゆっくりと、余さず味わい尽くせるよう心血注いでおります。
どうぞごゆるりとお楽しみください。 - 87練乳グラブジャムン25/08/24(日) 23:01:22
■No.477 頑張ってくれた証
※SIDE 緑谷
唇を重ねたまま、そうっと、麗日さんの身体を撫でる。
絹のようにすべすべとした手触りに、すごく大切な宝物に触れているような気分になる。
ブラの上からでもわかる、麗日さんの胸の、とんでもなく柔らかな感触。
この可愛らしい下着を取り去って、直接触れたくなる。この下を見たくなる。
でも、それはまだ、もったいない。
こんなに綺麗な天女の羽衣を、取り去ってしまうのが、惜しい。
何より、優しくしたい。
誰より特別な人だから、誰よりも大切にしたい。 - 88練乳グラブジャムン25/08/24(日) 23:53:26
スカートのように広がるレースの下に、手を這わせる。
こんなに可愛い下着を着けてきてくれたんだから、めくる楽しさ、手を入れる喜び、というのを味わいたい。
「ん……んっ……」
引き締まった、すべすべのお腹。
あまりに細く感じる。
おへその凹みがアクセントになって心地よい。
そうっと、だんだん上に、ブラの下まで。
すべすべのお腹。
温かく火照っているのを感じる。 - 89二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:10:26
- 90二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:35:53
ヒィーハー!
- 91練乳グラブジャムン25/08/25(月) 06:37:35
そのとき、お腹を撫でていた指先が、少しだけ感触の違う縦筋に触れた。
視線を移し、レースをめくると、すぐに分かった。
あの戦いで負った傷。
綺麗なお腹に不似合いな、乱雑に刺された傷痕だった。
経緯は知っている。
でも傷痕を見たのは初めてだった。
「あ……デク君……?」
「ここ、痛い……?」
もう8年も前だ。流石に大丈夫だろうというのは分かる。
それでも、聞かずにはいられなかった。
「ん……大丈夫。そこ、痛くないよ。でも……あんまり、見んといて……?」
「どうして?」
「だって……綺麗じゃ、ないし……」
その言葉と、申し訳なさそうな表情に、胸が締め付けられた。
「そんなことない……頑張ってくれた証じゃないか。なんにも恥ずかしくないよ」
身体を動かし、そっと、お腹の傷痕に、優しく口づけをする。 - 92練乳グラブジャムン25/08/25(月) 07:55:30
生きててくれてよかった。
今更だけど、その想いが心の底から湧き上がる。
こんな痛そうな傷に耐えて命を繋いでくれたことに、感謝したくてたまらない。
「ん……はん……く、くすぐったい」
麗日さんが身をよじる。
腰に手を回して、逃げられないように包み込む。
頑張って生きててくれたことの証。
何度も、何度も、愛しさをもって、唇で触れる。
そんな、申し訳なさそうな顔をしないでほしくて。
麗日さんは何も悪くない。
綺麗じゃないなんて、そんな風に思わないでほしい。
これは麗日さんが頑張ったことを証明する、勲章みたいなものだ。
見なかった事にはしたくない。
この傷まで全部含めて、麗日さんを大切にしたい。 - 93練乳グラブジャムン25/08/25(月) 10:52:50
麗日さんの手が、僕の頭に添えられている。
髪を撫でられる心地よさを感じながら、お腹にキスしつつ、麗日さんの肌を撫でる。
お腹、背中、お尻、太もも。
どこを触ってもスベスベで、柔らかくて、最高な肌触り。
「ぁぁ……は、恥ずかしい……私ばっかり……ゃぁ……」
「へ?」
いま、嫌って言った?
麗日さんが嫌なことなら止まらないと。
顔を上げると、麗日さんが恥ずかしそうに、僕の浴衣を引っ張った。
「ん……ちゅう、して……」
請われるまま、身体を移動させて、唇を重ねる。 - 94二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 11:22:18
- 95練乳グラブジャムン25/08/25(月) 12:54:52
キスしたまま、僕の身体を撫でていた麗日さんの手が、僕の帯に触れた。
すぐに結び目を探し出し、解かれる。
巻きついただけになった帯を引っ張り、外してくる。
どうしたんだろう?
唇を離して、麗日さんの顔を確認する。
恥ずかしそうに、上目遣いで見てくる。
「麗日さん……?」
「わ、私ばっかり……恥ずかしい、から……」
確かに僕はまだ浴衣を着ていた。
もう帯は解かれ、その浴衣を脱がすように、麗日さんの手が動いてくる。
「うん、ちょっと待って」
浴衣を脱ぎ、パンツ一枚になった。
……下はまだいいだろ。 - 96練乳グラブジャムン25/08/25(月) 14:02:29
「ねえ、ギュッてして……」
「うん、いいよ」
横に寝転び、腕枕のような体勢になって、麗日さんを抱きしめる。
お互いに下着姿で、素肌が触れ合い、安心感と、心地よさに満たされる。
麗日さんの手が僕の背中に回されて、直接触られて、すごく、愛されてるって感じがする。
「あぁ、デク君……すっごい……幸せや……」
「うん、僕も……」
お互いに下着姿で、抱き合ったまま。
少しだけ、お互いの素肌の感触と、愛しい体温を感じていたかった。
―――― to be continued - 97練乳グラブジャムン25/08/25(月) 14:11:15
- 98二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 15:41:38
読んでいるとき鼻の下がびよーんって伸びっぱなしだったわ
- 99練乳グラブジャムン25/08/25(月) 16:31:21
■No.478 理性が壊されるほどの
※SIDE 緑谷
抱き合ったまま、麗日さんの背中に回した手に、ブラの結び目が触れた。
これを解けば、もっと密着できる。
でも、もったいない気もする。
本当にそこまでやっていいのか、という、今更すぎる葛藤もまだあって……
結び目に手を添えて、その紐の先端を、そっと摘まむ。
「あっ……」
「麗日さん……これ、解いても……いい?」
どうしていいか分からないから、聞いてみた。
「あの、えっと……は、恥ずかしいから……聞かないで……?」
「そっか、ごめん……」
「その……大丈夫だから……デク君の、好きなように、して……?」
恥ずかしそうに教えてくれる麗日さん。
愛しさに胸が締め付けられて、顔がほころぶ。 - 100二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 17:38:47
- 101練乳グラブジャムン25/08/25(月) 18:06:20
好きなように。
何をしてもいい、と聞こえてしまうけど、それは違う、と思った。
これは、僕を信頼してくれているからこその言葉だ。
僕が麗日さんを大事にできると、信じてくれているからこその言葉。
決して、乱暴にしていい、という意味じゃない。そんな身勝手な解釈はしない。
好きなようにしていい――だって、絶対に優しくしてくれるでしょ?
恥ずかしそうにしている麗日さんの顔が、そう訴えているように見えた。
その信頼に応えたい。
怖いことや痛いことは、絶対にしたくない。 - 102二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 18:12:12
- 103練乳グラブジャムン25/08/25(月) 19:22:38
少し強めに抱きしめる。
身体が密着し、麗日さんの胸がお互いの身体に押し潰されたのがわかった。
「……ぅん?」
分からない、という表情の麗日さん。
その状態で、するすると紐を引っ張る。
「あ……は、ぁぁ……」
結び目がほどける。でも密着しているから、まだブラは胸元に添えられたままだ。
ちょっとだけ不安そうな麗日さん。
麗日さんを下に、僕が上になるように、抱き合ったまま、ころん、と、転がる。
「まだ取らないから、安心して……?」
ブラの結び目は解いた。でもまだ取らない。
「ふぁ……はぁ……あぁん……」
ブラの上から、そっと胸に触れる。
ブラの布越しでも分かる、極上の柔らかさ。
さっきから当たり前のように触っているけど、こんな大切なところ、本当に触っていいのかと心配になる。
さっきより大きく、布が動く。
ブラの下で、おっぱいが僕の手の動きに合わせて形を変えているのが分かる。 - 104二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 19:44:24
- 105練乳グラブジャムン25/08/25(月) 20:02:55
「あの……デク君?」
「ん? どうしたの、痛い? 怖かったりする?」
「そ、そうじゃ、なくて…………あの……」
人差し指を噛むようにして口元に手を添えて、目線を横に動かして。
「さ……触って、くれんの?」
モジモジとした感じで、聞かれた。
「直接触っても……いいの?」
返事は無い。
その代わり、こくん、と首を縦に振ってくれた。
直接触ってほしいけど、恥ずかしくて言えない。
だから精一杯頑張って、頷いてくれた。
そんな麗日さんの気持ちが、仕草から伝わってきて、いじらしい。 - 106練乳グラブジャムン25/08/25(月) 21:09:24
レースの下に手を潜り込ませる。
お腹を撫でながら、だんだん上に、上に、と手を滑らせる。
「ああ……は、はぁ……」
指先が、ブラの下辺に触れた。
「あ……ぅぁ……」
ここから先に進めば、何も守られてない麗日さんのおっぱいに、直接触れることになる。
安心してほしくて、口づけを交わす。
「んっ……んん……」
少しだけ、指を進める。
もう背中の結び目は解かれている。
迎え入れるようにブラが抵抗無く浮かび上がり、指先に、信じられないほどの柔らかさを感じる。
布越しでは味わえない、麗日さんのおっぱい本来の感触。
初めて触れる感触に感動する。 - 107二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 21:20:25
- 108二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 21:55:39
なんか色んなキャラの画像が出てくるせいで出茶のセ部屋を覗いてるみたいに見えてしまう…(スミマセンスレ主さん含めて全部面白いです)
- 109練乳グラブジャムン25/08/26(火) 00:37:51
「んぁ……んんっ……ん……」
口づけを交わしたまま、国宝級の陶器に触れるように、そっと指を進める。
指先に感じる、ふにふにとした柔らかな感触が、どんどん増えていく。
その先端に触れたいという欲情と。
まだ触れてはならないという理性。
胸の形に沿って、側面を撫でるように。
あまりに柔らかすぎて、どこが境目か分からないほどだけど。
ゆっくり、ゆっくり、指を進めて。
どんどん柔らかさを感じられて。
やがて包むように、手のひら全体に、形容しがたい、とんでもない柔らかさが満ちた。
こんな柔らかいものがこの世にあったのかと驚愕する。 - 110二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 02:43:55
峰田がおっぱいを求めてる意味を理解したね、緑谷
- 111二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 06:22:32
出久だって男だから………
オープンスケベなデクくんと乙女なお茶子ちゃんは大歓迎や - 112練乳グラブジャムン25/08/26(火) 06:55:11
その感触を楽しみながら。
そっと指を動かして、先端の突起に、触れた。
「んっ、んぁぁっ!」
キスしていた口が離れ、甲高い声が上がった。
今日初めて聞く、麗日さんの、艶のある声。
「ごめん、痛かった?」
「ち、ちが……痛くない、から……っ、さ、触って……!」
僕の手首をつかんで、自分の胸に押し付けてくる麗日さん。
気持ちよく思ってくれたなら、いくらでもしてあげたい。
「あっ、は、あ、あぁ、はぁ、はぁん……!」
コリコリと先端を転がすたびに、麗日さんの口から、甘い声が上がる。
眉根を寄せて、切なげに身をよじり、頬が染まる。
か、可愛すぎるっ!
気持ちよさそうにしてくれる麗日さん。
あまりに魅力的で、見ているだけで、たまらない嬉しさに胸が締め付けられる。
下腹部に血流が集中しすぎて痛いくらいだ。 - 113練乳グラブジャムン25/08/26(火) 08:02:38
抑えきれなくなって、両手をブラの下に潜り込ませた。
左右のおっぱいを全部手のひらに包む。
人差し指と中指で、乳首を転がしたり、挟んだりしてみる。
指の間で主張する乳首が、さらに硬くなってくる。
「あっ、んっ、うん……ゃぁん……」
麗日さんの喉から、甘い声が漏れる。
その声が、吐息が、狂いそうなほど魅力的だった。
いますぐ滅茶苦茶にしたくなる。 - 114練乳グラブジャムン25/08/26(火) 09:26:50
「あっ、ああ、で、デク君……あぁ、はぁ、はぁん、き、気持ちぃ……ぁぁん……!」
一緒に過ごした時間はとても長いのに、いままで一度も聞いたことが無い声。
初めて耳にする、麗日さんの甘い声。
優しくしなきゃ、という理性がぶっ壊されて、早く繋がりたいという欲求が増していく。
親指と人差し指で、きゅっと摘まむ。
「ああっ、あんっ」
麗日さんが腰をくねらせて身もだえた。
その反応が愛しくて、更に優しく摘まんで転がしていく。
「あっ、ああん。はっ、ああっ、あん、はぁ、ぁあん、あっ、ああ」 - 115練乳グラブジャムン25/08/26(火) 10:05:23
手のひらは最高に柔らかさを感じていて。
指先に伝わる乳首は愛しくて。
太ももをこすり合わせて、くねくねと腰を動かす麗日さん。
もう、可愛くて可愛くて仕方がない。
僕の手で気持ち良くなってくれてると思うと、もっと好きになってしまいそうで。
「見て、いい……? これ……外すよ……?」
「いいよっ、外して……外して……っ!」
切なげな表情で、こくこくと頷く麗日さん。
乱暴になりそうな手を必死に抑えつけ、そっと、純白のブラを退かした。
天女の羽衣が、身体の横に落ちる。 - 116練乳グラブジャムン25/08/26(火) 10:41:08
日にさらされたことなど一度もない、一切日焼けしていない、白桃のような白い肌。
両手に溢れるほどの豊かな大きさ。
その先端に、小豆のように小さい、可愛らしい薄紅色の乳首があった。
おっぱい全体の大きさに対して、ひかえめな、小さい乳首。
麗日さんの可愛らしさがそのまま形になったような、たまらない色香を感じさせる。
ツンと立って、コリコリに硬くなっている。
「か……かっわいっ……」
とてつもない、あまりの美しさに、言葉を失った。
こんな綺麗な、この世の宝みたいなものを、見させて貰っていいんだろうかと心配になる。 - 117練乳グラブジャムン25/08/26(火) 11:43:37
布一枚なく露になった、麗日さんのおっぱい。
これを目にしているだけで、感動で心臓が止まりそうになる。
「な、舐めて……いい……?」
「うん、いいよ…………は、はぁっ!? ああんっ!」
先端を口に含むと、麗日さんの背中が弓なりに反り、可愛らしい甘い吐息が漏れた。
「ああっ、あぁ、あぁっ、ぁあんっ! あっ、あぁっ、はぁん!」
なんて甘美な声を聞かせてくれるんだろう。
耳に聞こえる、この声だけで股間が爆発しそうになる。 - 118練乳グラブジャムン25/08/26(火) 12:33:54
「あっ! ああんっ!」
舌先で、転がすように味わう。
「はあぁっ。 ああっ、ぁぁん。あん、デク君……はあん」
麗日さんが気持ちよさそうに声をあげる。
あまりに可愛すぎて、一生この声を聴いていたいと思ってしまう。
反対側の乳首も口に含む。
両方とも味わいたい。 - 119二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 12:41:32
攻めナード!?雄デク…
流石行動派オタクだぜ - 120練乳グラブジャムン25/08/26(火) 12:59:51
「ふあっ、ああっ、ああんっ、き、気持ちいい」
麗日さんが喜んでくれてる。
そう思うと、何でもしてあげたくなる。
この子を喜ばせる以上に大事な事なんて無い。
柔らかすぎるほど柔らかくて、先端だけ硬くなった感触。
ほんのりと香る、麗日さんの匂い。
美味しすぎる。
もっと味わいたい。
もっとこの声を聞かせてほしい。
痛くしないように注意しながら。
それでも我慢できなくて。
夢中で、麗日さんの胸を堪能できる幸福を味わっていた。 - 121練乳グラブジャムン25/08/26(火) 14:29:04
※SIDE 麗日
デク君が舐めてくれてる。
私のおっぱいを。
私を好きって言ってくれた、あのお口で。
そっと、ぺろって舐め上げて、舌先でころころ転がされて、ちゅっちゅと弱く吸われてる。
反対側は優しく揉みしだいて、指先で転がされて。
「ああ……はぁん……あっ、ああ……」
とろけるような気持ちよさ。
恥ずかしくてたまらないのに、はしたない声が漏れる。 - 122練乳グラブジャムン25/08/26(火) 15:13:57
私の胸に顔を埋めるデク君が、赤ちゃんみたいに可愛くて。
私のおっぱい、気に入ってくれたかな。
いっぱい舐めてほしい。
優しすぎるくらい優しくて、どこも、何にも痛くない。
じれったくなるほど甘くて弱い、気持ちよさだけ与えてくれる、優しい愛撫。
「ああ……ぁぁん……はぁん……あぁ……あ、ああん……」
先端を優しく舐められるのが気持ちいい。
こんなの知らない。
気持ちよくて、おかしくなりそう。
なんでこんなに気持ちいいの?
優しくしてくれるから? 本当にそれだけ?
「ああっ……ああ……き、気持ちぃ……あっ、あ……」
「よかった……どうすると気持ちいか、教えて?」
「そんなのっ、分かんなぃ……あぁ……ぁぁん……」
デク君が触るだけで気持ちいい。
好きな人に舐めてもらえるのって、こんなに気持ちいいの? - 123練乳グラブジャムン25/08/26(火) 16:22:47
もっと強くしてもいいのに。
ちょっとくらい、痛くてもいいのに。
なのに、ずっと優しくて、じれったくて、気持ちいいことしか与えてくれない。
ああもう、好き。
デク君、大好き。
私のこと、こんなに好きにさせて、どうするつもりなんだろう?
ずっと一緒にいたくなる。
毎日こうして舐めてほしくなる。
あなた無しじゃ生きられなくなっちゃう。 - 124練乳グラブジャムン25/08/26(火) 17:54:58
身体の奥が熱くなる。
お股がムズムズしてくる。
足先が勝手に動いちゃう。
恥ずかしいのに声が出ちゃう。
「気持ちぃ……デク君、気持ちぃよぉ……ああっ、あ、ああ……ああんっ……!」
生まれて初めて感じる、女の子としての快感。
大好きな人に、優しく触ってもらえる喜び。
心は少女のままなのに、身体だけ成長してしまったようで。
ずっと待ち望んでた刺激を、ようやく与えられて暴走してしまっているような。 - 125二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 18:06:28
構わんやってくれ
- 126練乳グラブジャムン25/08/26(火) 18:52:19
身体の奥が熱くなって、何もしてないのに下腹部が湿る。
まだ触ってもいないのに。
ダメだ。これじゃあ、えっちな子だと思われてしまう。
すごく恥ずかしいのに、もっとしてほしくなる。
その気持ちに応えてくれるみたいに、いっぱいしてくれる。
デク君の頭を抱えて、胸に押し付けるようにして。
ただ、その舌と指の動きにあわせるように、はしたない声が漏れ続けた。
―――― to be continued - 127練乳グラブジャムン25/08/26(火) 18:55:19
コメントしてくれてる皆様ありがとうございます。
僕自身も楽しませていただいております。
まだノルマ未達成なので、舞台裏編はこのまま続きます。
このスレはコメントフリーだから、自由にコメントしてくれてええんやで。
- 128二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 19:49:46
気になって夜しか寝れません
- 129二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 19:54:12
#1読んだ時はてっきり結婚式エンドだと思ってたけどガチで妊娠エンドの気がして来た
練乳さん頑張れ - 130練乳グラブジャムン25/08/26(火) 20:06:26
■No.479 気持ちが一緒だから
※SIDE 麗日
本当に飽きることなく、ずっと舐めて、揉んで、転がして。
ずっと気持ちよくしてくれる。
身体がぴくぴく反応しちゃって、えっちな声がずっと出てる。
先端をコリっと摘まれたときに、一際強い快感が走った。
「ああっ! も、もうっ、やぁっ」
反射的に身体を捻って横を向き、両手で胸を隠す。
「ああっ、はぁ、はぁ、はぁ……ぁ……はぁ……」
全身が気持ちよくて震えて、恥ずかしい。 - 131練乳グラブジャムン25/08/26(火) 20:57:02
「ごめんね……痛かった?」
申し訳なさそうなデク君の顔。
「ち、違うの……全然、痛くない……けど……」
恥ずかしくて、顔を背けた。
「その……気持ちよすぎて、おかしくなっちゃうから……」
「……そうなの?」
「そうだよぉ……ずっと、こんな……」
分かってほしい。
おっぱい舐めてもらえるの、すごい嬉しくて、気持ちいいけど……あんまりされたら、おかしくなっちゃいそう。 - 132練乳グラブジャムン25/08/26(火) 22:37:20
そのとき、デク君の身体が視界に入った。
鍛えて筋肉質な、とても素敵な男性の身体。
その全身に、数えきれないほど多くの傷がある。
傷跡だらけの身体が、カッコいい、と思った。
何の傷も無いよりも、ずっとずっとカッコよく見えて。
私がそう思うだけなのかな。
私のお腹の傷を、頑張った証だって褒めてくれた。
すごく優しく、いっぱいキスしてくれた。
嫌がられはしても、褒めてもらえるなんて思ってなかったのに。 - 133二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 22:42:28
やめろ、えっちだ
………ふぅ - 134二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 22:45:36
- 135練乳グラブジャムン25/08/26(火) 23:35:18
胸の奥が切なくなって、私だって何かしてあげたい、という気持ちが湧いてくる。
「じゃあ……その……今度は、デク君が寝て? 私、してあげる……」
「へ?」
デク君に寝てもらい、私が四つん這いの姿勢になる。
まだ身体が快感にちょっと震えて、あんまり力が入らないけど。
寝ころんだデク君の身体を眺める。
胸がドキドキする。
してもらうより、してあげる方が、恥ずかしい。
「デク君、私なんかより……いっぱい、いっぱい、頑張ってきた証、あるやん……」
「え? そう?」
そっと、その手を取って、指先の傷跡に、口づけをする。
ちゅ、ちゅ、と唇を這わせるように。
指先から手のひら、手首、肘、二の腕、肩まで。
たくさんの傷痕を唇に含んでいく。
「なんか、くすぐったいな……」
優しそうに微笑んでくれるデク君。
もっと喜んでほしい。 - 136練乳グラブジャムン25/08/27(水) 00:40:09
その胸板に指を這わせて、だんだん顔を移していく。
そして、デク君の乳首に口づけして、舌を這わせた。
「うっ……あ……あっ……」
ちろちろと舐めると、気持ちよさそうな声をしてくれた。
たまらない嬉しさが心に満ちる。
私は、人の喜ぶ顔が好き。
だから、好きな人が、気持ちよくなって、喜んでくれていると、本当に嬉しい気持ちになる。
「ね……気持ちいい?」
「うん、なんか……変な感じする……」
顔を赤くして、恥ずかしそうにしてるデク君。
すっごいかわいい。 - 137二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:28:38
お茶子、デクにずっと私だけに夢中になってくれるように頑張ろう>>78 って言ってたしな。お茶子ターンがきてよし!ってなった
デクよ、お茶子に覆いかぶさられてるのどんな気持ち?
そしてデクは優しく大切に触ってる結果、天然無自覚焦らしプレイになってるわけか。…ふーん
- 138練乳グラブジャムン25/08/27(水) 06:35:13
おっぱい、男の子だって多少は気持ちいいはずだ。
おっぱいをずっとされたら大変なんだよって、分からせてあげたくなる。
指先の肉球で、もう一方の乳首をぷにぷにしてみる。
個性の誤発動だけは避けて。
ぷにぷにと、指先の肉球で、デク君の乳首を摘む。
「ふっ、ぁ……ぅわ、すっご……気持ち……」
そうだ。
この指先の肉球は、他の子には無い。
私だけがしてあげられる事。いっぱい使おう。
デク君に、私にもっと夢中になってもらいたい。
もっと喜んでほしい。
「あっ……う、麗日さ……ぅぁ……」
デク君が可愛い顔して気持ちよくなってくれてる。
すごく嬉しい。 - 139練乳グラブジャムン25/08/27(水) 07:46:32
デク君に重なるようにしていると、下の方から、硬い感触が伝わってくる。
パンツの中で大きくなって、ぴくん、ぴくん、ってしてるのが分かる。
パンツの上から、そっと触る。
「んっ……」
デク君が可愛い声を漏らす。
そのまま、スリスリと撫でる。
「麗日さん、ちょっと……」
抱き寄せられて、キスされる。
もう一度、抱き合ったみたいな体勢になった。
キスしながら、パンツの上から、おちんちんを撫でる。
硬くなってる。それに、すごく熱い。
デク君の恥ずかしそうな顔が、可愛い。 - 140二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 08:08:15
肉球フェチになりそうな出久さん(いいぞもっとやれ)
- 141練乳グラブジャムン25/08/27(水) 08:25:48
唐突に、私の割れ目が、ショーツの上から触られた。
「んんあっ!?」
驚いて、キスしていた口を放してしまった。
「あ、あ、で、デク君っ」
「触るの、嫌?」
「い、嫌じゃない、けど……」
嫌とは言えない。私も触っているから。
でも、もう自分でも分かるくらい、ショーツの中が湿っている。
濡れてるってバレちゃう。 - 142練乳グラブジャムン25/08/27(水) 09:41:17
「あ、あ、あぁ、あっ、あ、あん」
デク君の指の動きに合わせて、えっちな声が漏れる。
デク君は優しい顔で私を見つめてくれてる。
「ああ、はぁん、あ、んぁ、あ、は、あぁん」
ずるい、私ばっかり。
恥ずかしい。
デク君にも気持ちよくなってほしい。
パンツを擦る手に、少しだけ力を入れる。
「いっつ……」
デク君が顔をしかめた。
「ご、ごめっ!」
慌てて手を放す。
「あ、うん。大丈夫だよ、麗日さん」 - 143練乳グラブジャムン25/08/27(水) 10:36:18
そうだ、気持ちよくなってほしいけど、強くすればいいわけじゃないんだ。
優しくしないと。デク君がしてくれてるみたいに。
でも、優しくしてても、デク君はあんまり声を出してくれない。
私ばっかり、えっちな声を出してしまって恥ずかしい。
ショーツの上から撫でられて、押さえられて、揺すられて、すごい気持ちいい。
「あ、ああ、ああ、あん、ん、んっ、んん、はぁ、デク君、ああっ」 - 144練乳グラブジャムン25/08/27(水) 12:18:22
デク君の表情を伺う。
声は出てないけど、呼吸が荒くなって、切なげな眼をしてる。
かわいい、どうしよう。
おちんちん、直接触っていいかな。
いいよね?
私は次は何をされるんだろう。
ショーツをずらして直接触られるの?
腰の横にある紐を引っ張られて、最後の一枚が取られちゃう?
「ふあぁぁっ!?」
「んっ」
私がデク君のパンツに手を入れるのと同時に、お腹の方から、ショーツの中にデク君の手が入ってきた。 - 145練乳グラブジャムン25/08/27(水) 12:47:09
手のひらに感じる、デク君のおちんちんの感触。
割れ目に触れて、なぞってくれる、デク君の指の感触。
私のぬるぬるした愛液が絡んで。
クリちゃんを触ってくれて。
「あっ、ああっ! ああっ、ああんっ!」
クリトリスを中心に、強い快感が走る。
自分の指じゃない、デク君の、大好きな人の指。
なんでこんなに気持ちいいの?
「ああっ、ぁぁん、あ、あっ、ああっ、んあっ、ああっ、あんっ」
デク君のおちんちんを握ったまま、デク君の指の動きに合わせて、はしたない声が漏れる。
私がおちんちんを撫でると、デク君がさっきより気持ちよさそうな顔をしてくれてる。
なにこれ……二人で、触りっこして。
すごく、気持ちよくて。
……すごく、えっち。
―――― to be continued - 146練乳グラブジャムン25/08/27(水) 14:12:58
応援してくれてる皆様ありがとうございます。
まだまだノルマ未達成なので、舞台裏編は続きます。 - 147二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 14:34:55
初回で初めて同士こんなに波長が合うなんて素晴らしい👍
- 148練乳グラブジャムン25/08/27(水) 15:16:57
■No.480 とても大切にしているからこそ
※SIDE 麗日
「んぁぁあああっ!」
お互いに触り合っていたけど、唐突な気持ちよさに身体がビクッと震えた。
デク君の手から逃げるように腰が引けて、ショーツからデク君の手が引き抜かれる。
「麗日さん、大丈夫?」
「う、うん……き、気持ちよかった……あぁ……ん……ぁ……」
デク君の顔を見上げる。
優しい顔で見つめてくれている。 - 149練乳グラブジャムン25/08/27(水) 16:47:50
でも、私はこんなになってるのに、なんか余裕そうで。
……なんか、悔しい。
デク君にも気持ちよくなってほしい。
私だって気持ちよくしてあげたい。
「デク君……もっかい、私にさせて……?」
寝転んでもらい、その身体に触れる。
割れた腹筋と、いくつもの傷。
その傷に口づけして、舌を這わせながら、下へ、下へと移動する。
パンツの上から、おちんちんをスリスリと撫でる。
顔を寄せ、頬擦りして、膨らみの硬さを確かめる。
薄い布越しに感じる、男の子の匂い。 - 150練乳グラブジャムン25/08/27(水) 17:39:09
デク君の瞳が細くなって、頬が染まって、すごい気持ちよさそうな顔して。
なにこれ。
デク君かわいい。
男の人の、デク君が感じてる顔、すっごいかわいい。
どうしよう。きゅんきゅんして、たまらない。
なんでこんな顔するの?
こんなえっちな顔されたら、もっと好きになっちゃう。
はしたないと思いつつも、デク君のパンツの両側に手をかけて、下に引っ張る。
そうしないと気持ちよくできないから。 - 151練乳グラブジャムン25/08/27(水) 19:09:15
おちんちんが眼前に曝された。
バチンッと音を立ててお腹に張り付き、おへその近くまでそそり立っている。
手で触った時から思っていたけど、実際に目にするとその大きさに驚く。
太くて、握った手の指が回らない。
「お……おっき、ぃ……」
「そ、そうかな……?」
そうかなって……もしかして、デク君、勘違いしてるかも?
他の男性とデク君の違いは知らないし、そもそも興味も無い。 - 152練乳グラブジャムン25/08/27(水) 19:56:36
比べていたのは、自分の身体だった。
彼より小柄な自分の身体。
デク君の身体でおちんちんの先端がこの位置にあるなら、私の膣内に迎え入れたら、おへその先まで届いてしまうんじゃ?
こんなところまで突き入れられたら、自分の身体が無事で済むのか心配になる。
でも、これが入らなかったら、彼の子供は望めない。
もしそうなったら、結婚を考えたとき、他の子を探されてしまうかも……
いやいや、きっと大丈夫。
女性のお腹は、赤ちゃんが出て来るくらいなんだから。
私の身体にも、ちゃんと入るはずだ。 - 153二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 20:01:18
もう子作りも想定してるお茶子ちゃん草
いいぞ、もっとやれ - 154練乳グラブジャムン25/08/27(水) 21:02:42
お風呂に入ってキレイにしてくれて、でもほんのりと香る、デク君の、男の子の匂い。
頭がぽ~っとするこの匂いは、どこからしてるんだろう。
ギチギチに硬くなってる。
経験は無いけど、知識はある。興奮するとこうなるって。
なら、私に興奮してくれてる……ってことだよね。
魅力的だ、って思ってくれてるんだよね。
好きな人に認めてもらえたようで、ドキドキする。
視て、触って、嗅いで。
どんな味がするかが気になってくる。
はむ、はむ、と唇でついばむ。
つー、と舌を這わせる。
側面は味がしない。先っぽは?
「うっ……あっ……麗日さん、そんな……」
唇で含み、ちろちろと舐める。
ちょっと、しょっぱい……?
でも全然イヤじゃない。
ただ、大きいから、口の中に入れるの、無理かも。 - 155練乳グラブジャムン25/08/27(水) 21:43:23
何度も舌を這わせて、ぺろぺろ舐めて、唇で啄む。
「あっ……う……あっ……ふあ……す、すっご……ぅぁ……」
デク君が気持ちよさそうな顔して、声を出してくれてる。
すっごい嬉しい。
私にもできた。
ちゃんとデク君に気持ちよくなってもらえた。
それが嬉しくて、もっとしてあげたくなる。
ちゅっ、ちゅっ、とキスして、舌にいっぱい唾液を絡めて、ちろちろと舐める。
「ちょっ……だ、大丈夫。もういいよ、麗日さん」
無心で舐めていると、デク君からストップがかかった。
ギチギチに硬くなったおちんちん。
切なそうな表情。 - 156練乳グラブジャムン25/08/27(水) 22:45:21
そっと抱き寄せられる。
再び、二人で寝転んだ体勢になった。
この後どうするんだろう。
あと残っている衣類は、私のショーツだけ。
これを取ったら、いよいよ……
「えっと……そろそろ、やめる?」
デク君の言葉は、予想と全く違った。
優しい顔で、信じられないことを言われた。
一瞬で、ものすごい不安が押し寄せてくる。
「な、なんで……? デク君、気持ちよくなかった? もしかして、私とするの……嫌だった?」
「あ、違う違う。ごめんね麗日さん、そんな顔しないで?」
ぽんぽんと頭を撫でられる。
「これ以上すると……本当に最後まで、したくなっちゃうから……」
「デク君……最後まで、してくれんの?」
「へ?」
「私……してほしい……」
「そりゃ、僕もしたいけど……」 - 157二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:57:14
お?まさかデク気づいたか?"アレ"持ってないのに
- 158二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:14:27
- 159練乳グラブジャムン25/08/27(水) 23:45:03
困ったような、照れたような顔。
デク君は何を気にしてるんだろう。
二人で裸でお布団にいて、いっぱいキスして。
ここまできたら、するのが普通じゃないの?
あなたと結ばれたい。
ひとつになりたい。
愛されてるって、想いが通じたんだって、全身で感じたい。
想いは一緒のはずなのに。
それより大切な事なんて、あるのかな……?
―――― to be continued - 160練乳グラブジャムン25/08/27(水) 23:46:52
のんびり進行ですが、見ていただいてる人がいて嬉しい限りです。
当然まだノルマ未達成なので、舞台裏編、続きます。 - 161頑張れ25/08/27(水) 23:55:45
- 162練乳グラブジャムン25/08/28(木) 01:44:16
■No.481 二人のペース
※SIDE 緑谷
麗日さんの気持ちは嬉しかった。
そりゃもう最高に、言葉にならないほど嬉しかった。
気持ちだけなら、したいに決まってる。
「でも今……ゴムとか、無いし……」
そう、これが最大の問題だった。
ここは旅館で、そういうホテルでもなくて。
当然、避妊具の備えなんて無い。
自分が持っていればよかったのかもしれないが、彼女もいないのに買ってどうするんだ、と思うと、今まで買う気にはならなかった。
……まあ、たとえ買っていたとしても、今日の旅行に持ってくることは無かったと思うけど。 - 163二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:58:18
- 164練乳グラブジャムン25/08/28(木) 05:00:01
「そう、だけど……」
もじもじと、腕の中の麗日さんが、言葉を紡ぐ。
「でも……デク君が、よかったら……」
真っ赤になった麗日さん。
「……今日、してほしい」
上目遣いで、たまらない提案をされる。
愛しさに胸が締め付けられ、はちきれそうなほど固くなった下腹部がビクンと跳ねる。
気持ちだけなら、返事は決まってる。
でも同時に、一貫している想いがある。
麗日さんを傷つけたくない。
だからこそ、悩んでしまう。
ここでしてしまうのと、何もしないのと、はたしてどっちが彼女を傷付けるのか。 - 165二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 06:15:53
さぁどうするお茶子ちゃん
- 166練乳グラブジャムン25/08/28(木) 07:08:14
「僕もしたいけど……でも……」
「私……今日が一番、幸せだったから……」
僕もそうだ。
こんな幸せな日は人生で初めてだった。
麗日さんが、さす、さす、と僕の下腹部をまさぐっている。
さっきから股間がはちきれそうだ。
「そ、外に出せば、大丈夫だと思うし……そのままで、いいから……」
本当なら、さっと服を着て、今すぐコンビニにでも走るべきだ。
でも、そうしたら、目の前にいる麗日さんが、消えていなくなってしまうんじゃないかという気がしてならない。
そのくらい、今日という一日が、夢のような時間に満ちていた。 - 167練乳グラブジャムン25/08/28(木) 09:40:52
離れたくない。
いま離れるのは、身を裂かれるほど辛い。
でも、一度離れないと、ゴムを買ってくることはできない。
「……でもやっぱり、無いのは……」
「待って!? やだ、行っちゃやだ!」
断腸の思いで、そっと身体を離そうとした瞬間、ぎゅっと抱き着かれた。
「いいから、そのままでいいから……!」
「でも……」
「お願い……ほんとにお願いだから、どこにも行かんといて……!」 - 168練乳グラブジャムン25/08/28(木) 10:54:23
今にも泣きそうな顔。
胸が痛いほど締め付けられる。
麗日さんに、そんな顔だけはしてほしくなくて。
「デク君、お願い、一緒にいて…………夢なら、覚めてほしくない……」
その一言で、躊躇っていた理性が壊された。
そう。
さっきから……何なら今日一日、ずっと感じていた。
これは夢じゃないのか? という感覚。
本当は自分は死にかけていて、今際の際に最愛の人と結ばれる夢を見ているんじゃないか。
死ぬ間際に脳が見せてくれている天国のような幻覚なんじゃないかと。
そうでもなければ、あまりにも不思議なことが多すぎる。 - 169練乳グラブジャムン25/08/28(木) 12:09:13
みんなとの旅行のはずだったのに、何故か来たのは僕と麗日さんだけ。
その麗日さんは見違えるほど綺麗になっていて。
街は平和そのもので、犯罪なんて起こる気配すら無くて。
二人で一日中デートして、一緒に映った写真をいっぱい撮って。
二つ買おうとしたクレープは一個しか買えず、仲良く半分こして、撮った写真は最高で。
宿に泊まったら、部屋から、最高の花火が観れて。
部屋に戻りたくないと麗日さんが涙を流して。
告白して、気持ちが通じ合えて、人生初のキスを交わして。
服を落とした麗日さんは、見た事もない天女のような姿をしていて。
そしていま、裸で抱き合って、結ばれようとしている。 - 170練乳グラブジャムン25/08/28(木) 12:44:56
- 171練乳グラブジャムン25/08/28(木) 13:56:30
「お願い、お願いだから、離さないで……どこにも行かんといて……?」
「わかった、離さない。どこにも行かない」
「ちゃんと……私のこと、もらってくれる……?」
「うん。大丈夫。安心して。ちゃんとするから」
優しく髪を撫でる。
表情が綻んで、安心してくれているのが分かる。
「じゃあ、このまま、いい……?」
ダメだと分かっているのに、口が勝手に動く。
「うん……して……お願い、このまま……」
とろん、とした顔で、布団の上に横たわる麗日さん。
たまらなく可愛い。 - 172練乳グラブジャムン25/08/28(木) 14:50:05
紐パンの結び目に手を添える。
「……これ、取るね」
「うん……お願い」
そっと引っ張ると、するすると簡単に解けた。
麗日さんを守ってくれていた最後の一枚を、宝箱を開けるかのように、そっと退かす。
控えめな薄い毛の下に、ぬらぬらと濡れて光る縦筋。
さっきまで触っていたけど、あらためて見ると感動する。
「あの……あんまり見ないで……ほ、本当に恥ずかしい……」
泣きそうなほど恥ずかしそうにしている麗日さん。
本当に、あんまり見られるのは嫌なのかな、と思って、顔に視線を移して、キスをした。 - 173練乳グラブジャムン25/08/28(木) 16:19:12
ちゅ、ちゅ、と口づけを交わしながら、麗日さんが脚を開いてくれる。
その間に、自分の身体を進める。
キスを中断して、そっと、入り口に当てがった。
くちゅ、という水音がして、僕たちが触れ合っていることが、音になって部屋に響く。
いよいよ結ばれるんだ。
一番特別な、大好きな女の子と。
胸が押しつぶされそうなほどの感動が押し寄せてくる。
……だけど。
麗日さんが、とても不安そうな顔をしているのが、気になった。 - 174練乳グラブジャムン25/08/28(木) 17:22:17
※SIDE 麗日
入らなかったら、どうしよう。
その不安がずっと頭にあった。
大丈夫、大丈夫、大丈夫。
赤ちゃんが出てくるところだ。
いくらおちんちんが太くても、入るはずだ。
そっと、膣口におちんちんが当てがわれる。
まだ挿入ってない。触れただけ。
いまから挿入ってくる。
まだ何も入ったことのない場所に。 - 175練乳グラブジャムン25/08/28(木) 18:17:28
自分が今から違うものにされるような、抗いがたい恐怖が襲って来る。
ぐっ、と、おちんちんの圧力が増した。
「――――っっっ!」
大きく息をのむ。
瞳をきつく閉じる。
ぐぐっ、と、ほんの少しだけ進んでこようとしてくる。
たぶん数ミリ。
膣の入り口が、上下左右に満遍なく、徐々に押し広げられる感覚。
「ふぅっっっ! ――――っ、はっっっ!」
シーツを固く握る。
手がぶるぶる震えた。 - 176二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 19:14:21
- 177練乳グラブジャムン25/08/28(木) 20:08:02
ふっ、と膣口から、触れ合った感触が消えた。
瞳を開けると、身体を離して、心配そうに私を覗き込むデク君の顔があった。
ああ……止められちゃった。
恐怖感は無くなったが、その代わりに別の不安が胸に広がってくる。
「デク君、だめ……お願い、やめないで……」
「でも、麗日さんが」
「頑張るから。我慢するから。だからお願い、やめないで……」 - 178練乳グラブジャムン25/08/28(木) 20:14:14
ずっと、ずっと、好きだった。
その想いを伝え合えた。
本当に嬉しかった。
今日一日で、人生最高の幸せが、何回更新されたか分からない。
だから今日、ここで結ばれたい。
いま結ばれなかったら、次がいつになるか分からない。
次なんか無いかもしれない。
すぐに飛び出して行っちゃう人だから。
もしこれが夢だったら、ここでやめたら、結ばれないまま終わってしまうかもしれない。
いや違う、こんな日はもう人生で二度とこない。
このまま結ばれなかったら、この先どんな日が来ても、永遠に結ばれない気がする。 - 179二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 20:47:50
- 180練乳グラブジャムン25/08/28(木) 21:00:30
痛くてもいい。
乱暴でも構わない。
怖くても我慢する。
あなたと結ばれたい。
私をもらってほしい。
この気持ちは嘘じゃない。
「お願い、デク君……やめないで……最後まで、して……」
やめてほしくない。
こんな日はもう二度と来ないから。 - 181練乳グラブジャムン25/08/28(木) 21:20:38
怖いけど、したい。
痛いかもしれないけど、もらってほしい。
我慢すればいいだけだ。
目尻に涙が浮かんできた。
「……わかったよ、麗日さん」
言葉とは裏腹に、横に寝転んで、そっと、優しく抱きしめられた。
「大丈夫、ちゃんとするよ……僕も麗日さんと、最後までしたい……だから、落ち着いて」
髪を撫でて、背中をぽんぽん、と優しく叩いてくれる。 - 182二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:09:41
- 183二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:40:57
どこまで描写されるのかなあ
ドキドキそわそわしながらそこだけ気になっている - 184二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 02:36:47
- 185練乳グラブジャムン25/08/29(金) 04:36:31
「初めてだから、怖いんだよね……しょうがないよ。女の子は、痛いって聞くし……」
優しい手。優しい声。優しい表情。
誰よりも優しい人。
恐怖感から解放されて、安心して涙が出てくる。
強張っていた気持ちが緩んでいく。
溜め込んでいた息が吐き出され、腕から力が抜けていった。
「ちゃんと最後までする……けど、ゆっくりしよう? ちょっとずつ、時間かけて……ほら、僕も初めてだし。僕が下手なのかも」
「デク君……」
その心遣いが嬉しかった。 - 186練乳グラブジャムン25/08/29(金) 05:00:57
「ほら。手、繋ご? 手を握るだけで、心が和らぐんだよ」
そういって、指を絡めて、手を繋いでくれた。
貝殻繋ぎ。
安心する。
本当に落ち着いていくのが分かる。
抱き合った素肌から体温が伝わってきて、優しさが伝わってくる。
ふぅ、ふぅ、と呼吸を整える。
あぁ、優しい……本当に優しい。
この人を好きになってよかった。
心からそう思う。 - 187練乳グラブジャムン25/08/29(金) 05:42:41
「……ぐすっ……デク君、ごめんな……」
「麗日さんは何も悪くないよ。ゆっくりでいいから」
「ありがと……」
その優しさが愛しくて。
顔を近づけ、唇を触れ合わせる。
ちゅっ、ちゅっ、と、小さな、甘いキスを繰り返す。
裸で触れ合った肌が心地いい。
怖い気持ちが、少しずつ消えていく。
好き。
大好き。
本当に、本当に大好き。
この人がいい。
この人と結ばれたい。
ちゃんと受け入れて、心を重ねたい。
どうしようもなく、そう思う。
なのに、私の身体は、まだ準備ができてなくて…… - 188練乳グラブジャムン25/08/29(金) 05:54:39
抱きしめてもらったまま、視線を下腹部に向ける。
デクくんのおちんちんは、ガチガチになったままだった。
はやく入って、気持ちよくなりたいはずなのに。
私のために我慢してくれてるんだ、と思う。
そっと手を伸ばす。
「あっ……麗日さん……」
手を添えて、優しく、さすさすと撫でる。
ごめんね。
もうちょっとだけ、待っててね。
ちゃんと入れさせてあげるからね。
私の手の動きに合わせて、ぴくん、ぴくん、とおちんちんが小さく跳ねる。
「麗日さん……それ……」
「うん……我慢してくれとるから、ありがとう、って……」
「いやそれ、逆に我慢できなくなるから」
「え? そうなん?」 - 189練乳グラブジャムン25/08/29(金) 06:24:35
顔を見合わせる。
辛そうなデク君をみて、申し訳なさそうになる。
「ご、ごめんね」
「いや、触ってくれるのは嬉しいんだけど」
なんだか可笑しくて、お互いに笑いあった。
時間をかけて、ゆっくりと。
それは、経験のない私達に、ピッタリな気がして。
少しずつ、心を重ねていくみたいで。
もう何度目か分からないけど。
この人でよかった、と、心から思った。
―――― to be continued - 190練乳グラブジャムン25/08/29(金) 06:45:27
次スレ
【cp閲覧注意】#7_最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった|あにまん掲示板続きモノになります。初めての方は初期スレからご覧いただくとより楽しめるかと存じます。諸々の注意書きも初期スレにありますので併せてご確認いただければ幸いです。このスレはコメントフリーです。是非とも盛り上…bbs.animanch.com遂に7スレ目に突入となりました。
皆様のおかげで続けられております、ありがとうございます。
この6スレ目では、初めて>>1のハートが10個超えたので嬉しかったです。
長く続けてるおかげで読んでくれてる人が増えたのか、はたまた舞台裏編の需要が高いのか……
このスレはまたご感想等で埋めていただければ幸いです。
返せていませんが確認しては楽しませていただいております。
峰田「こんなもん食って……もし、上手く行っちまったら、どうなるんだよ」
ノルマを達成するまでです。
ノルマが何なのかは予想してみてね。
- 191二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 14:30:03
あー、ダメです
えっちです、えっち過ぎます - 192二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 23:09:14
えっちでかわやなので最後まで突っ走って欲しい出茶だった。
最後まで楽しみにしたます