【超絶閲覧注意】咲季「私の勝ちよ」

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:06:23
  • 2二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:12:10

    私は花海咲季。初星学園の1年生。
    私には、絶対に負けられない相手がいるわ。それは私の妹の花海佑芽。
    お姉ちゃんとしてあの子を嘘つきには出来ないから、私は絶対あの子には負けてはいけないの。
    でも、私は負けそうになるたび、競技を変えてあの子から逃げてきた。
    でも、アイドルという競技で、私はあの子に勝ち続けて、トップアイドルになってやるんだから。

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:21:19

    私は入学試験を主席合格して、プロデューサー科から注目されていたのもあって、すぐにプロデューサーがついたわ。
    でも、プロデューサーには驚いたわ。まさか私が負けるのが怖い事、だから競技を変え続けていたことに気づいているなんて。
    きっとプロデューサーは、一番私のことを理解してくれている、私のベストパートナーよ。
    あの人が一緒なら、私はあの人に彼方の景色を見せてあげられる気がする。
    それに、私は出会った時から、あの人にドキドキしている気がするわ。
    これはもしかしたら、「一目惚れ」なのかもしれないわね。
    私のアイドル生活は、順調に進んでいた。

    プロデューサーに妹を紹介した、あの日までは………

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:33:01

    「プロデューサー、佑芽に会いたいの?」
    「はい、咲季さんの最大のライバルを、自分の目で見ておきたいと思いまして」
    「じゃあ連れてきたわ!私の最高の妹、花海佑芽よ!」
    「はじめまして!お姉ちゃんのプロデューサーさん!」
    まあ、紹介するくらいならいいと思っていた。
    でも、佑芽は、予想外な言葉を口にしたわ。
    「お姉ちゃんのプロデューサーさん!あたしをプロデュースしてください」
    「………もちろん、いいですよ」
    「やったぁ!ありがとうございます!」
    「………佑芽、プロデューサーが付いて良かったわね、でも、負けないわよ」

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:46:20

    佑芽がプロデュースを志願するなんて思わなかったわ。一言もそんなこと言ってなかったし。
    しかも、プロデューサーがあっさり引き受けるなんて予想外だわ。
    あの子にプロデューサーが付いて、おそらくあの子は大きく成長するでしょうね。
    でも、関係ないわ。私が勝ち続ければいいのだから。
    それにプロデューサー、私に見せた事のないくらいの笑顔だったような…
    まるで私がプロデューサーに一目惚れした時みたいな………いや、まさかね。
    それに、あの子がプロデューサーに恋するかすら分からないのだから、私ったらほんと心配性で、独占欲が強いわね。

    私はなんで、あの時佑芽を、止めなかったのかしら………

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 17:02:55

    私の悪い予感は、当たってしまった。
    プロデューサーと佑芽が、デートをしていた。私とプロデューサーが初めてデートする、その1日前のことだった。
    佑芽、なんで、私より先に………
    私は、自分の感情が怒りなのか驚きなのか悲しみなのか分からなかった。でもいいわ、明日あの子以上に最高のデートをしてやるんだから。
    翌日、私は予定通り、プロデューサーとデートをした。
    でも、昨日見たプロデューサーの方が明らかに楽しそうだった。手を繋いだけれど、明らかにプロデューサーは躊躇っていた。
    「咲季さん、どうしたんですか?」
    「どうもしてないわよ!」
    あなたは知らないんでしょうね。私が昨日の出来事を見ていたことを。
    そんなに、佑芽がいいのかしら?私じゃ駄目なのかしら?

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 17:20:14

    佑芽にプロデューサーが付いてから、案の定佑芽は凄まじい速度で成長していったわ。
    選抜試験では何とか勝てたけど、本番は、ちゃんと勝てるかしら…
    それに、あのデートを見てしまってから、私のパフォーマンスも落ちている気がするわ…
    そんな事を考えるうちに、夏のHIF本戦がやってきたわ。
    佑芽との決戦を目前にして、私はある決心をしたわ。

    HIFで一番星になったら、プロデューサーに告白する。

    今のあの子は、アイドルとしてのライバルでもあり、恋のライバルでもある。
    そんなあの子に勝って、プロデューサーを私の物にしてみせるわ。

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 17:37:10

    私は、今の私が出来る最高のパフォーマンスをした。
    あとは、結果発表を待つだけ。

    『ソロ部門優勝者及び、一番星は、花海佑芽!』

    そう聞こえたあとしばらく、私は呆然と立ち尽くしていた。
    ずっと逃げ続けたけど、それもついに、限界だった。崩れ去るのは一瞬だった。
    私は、佑芽に負けた。
    もう、無敵のお姉ちゃんではいられなくなってしまった。涙が止まらなかった。
    そろそろ佑芽が私に会いにくる頃ね。あの子にこんな姿は見せられないから、笑顔でいないと。

    私は佑芽に失望されていないか心配だった。でも、私は佑芽に、それ以上に衝撃的なことを告げられた。

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 17:55:20

    「お姉ちゃん!あたし、あたし………やっと…お姉ちゃんに勝てた………」
    「佑芽、おめでとう。本当に凄かったわよ」
    「それと、お姉ちゃんに伝えたいことがあるんだ」
    「何かしら?」
    「あたし、彼氏が出来たんだ!」
    「え…?」
    その瞬間、全てを理解した。けどそれは、最も理解したくないことだった。
    神様はなんで、ここまで私を苦しめるのかしら。
    「………相手は誰、かしら?」
    「プロデューサーさんだよ!HIFでお姉ちゃんに勝ったら告白するって決めてたんだ〜」
    そこまで同じだったなんて、私たち、本当に似ているわね。
    あの子の前だから、涙は見せなかった。でも、私のメンタルは、もうボロボロだった。

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 18:19:01

    私はアイドルでも恋でも佑芽に負けた。
    アイドルとして負けても、プロデューサーだけは私だけの物でいてくれると思い込んでいた。
    私は、全てを失っていた。
    でも、私はずっと、無敵のお姉ちゃんでいなきゃいけない。
    だから、どんな手を使ってでも、佑芽に勝たないと。
    でも、アイドルとしての私はもう佑芽を追い越せない。
    なら、恋ね。
    あの子からプロデューサーを絶対に奪ってみせる。

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 18:44:27

    「プロデューサー、お茶でもいかがかしら?」
    「ありがとうございます」
    このお茶には、広に作ってもらった惚れ薬が入っている。一時的な性欲上昇効果もあるらしい。
    これで私はきっと、佑芽に勝てる。
    しばらくして、息を荒くしたプロデューサーに押し倒された。
    プロデューサーの初めてを奪った。
    それに、プロデューサーに口付けまでされた。
    私は、佑芽に勝った。

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 18:56:12

    「お姉ちゃん」
    「佑芽、どうかしたのかしら?」
    「お姉ちゃん、あたしに隠してることがあるでしょ」
    「…?別にしてないわよ」
    「そんな訳ないよ!プロデューサーさんからお姉ちゃんの匂いがするのも、お姉ちゃんからプロデューサーさんの匂いがするのも絶対おかしい!まさか、2人でえっちなことしたの!?」
    「し、してないに決まってるでしょ!」
    「どこ行くの!お姉ちゃん!」
    私はいつの間にか逃げ出していた。
    そうよね、あの子にバレないはずがないわよね。私ったら、馬鹿みたい。
    でも、私が先に一線を超えた。その事実は残っているから、私はあの子に負けてなんかいないわ。

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:20:50

    あの日からしばらくして、私は私の体に違和感を感じていた。
    もしかしたら、と思って私は、妊娠検査薬を使った。結果は、陽性だった。
    「佑芽、これを見て頂戴」
    私はそう言って、陽性の妊娠検査薬をあの子に見せた。
    「私の勝ちよ」
    「え?どういう事?じゃあお姉ちゃんとプロデューサーさんはやっぱり…なんでそんな事したの!?」
    「どんな手を使ってでも佑芽に勝つためよ。それと私、もう初星学園を辞めるわ」
    「お姉ちゃん!ふざけないでよ!こんなの、お姉ちゃんじゃない!お願いだから行かないでよ!昔のお姉ちゃんに戻ってよ!」
    「それは出来ないわ。だって、私からプロデューサーを奪ったあなたが悪いんだから。じゃあ、さよなら、佑芽」

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:38:27

    私は、初星学園を辞めた。実家の近くにある花海家の別荘的な場所で暮らしている。
    両親に事情は言えていないが、1人でいたいと言ったら貸してくれた。
    学園を辞めてから、毎日佑芽から電話がかかってくるが、初日以来一度も出ていない。
    でも、もう一度だけ、出てみることにした。
    「お姉ちゃん!やっと出てくれた!学園に戻って来てよ!」
    「それは無理よ。もう、一人で暮らすって決めたんだから」
    「あたし、もう一度お姉ちゃんに会いたいよ!もう一度お姉ちゃんと勝負したいよ!」
    「嫌だって言ってるでしょ!?何回言ったら分かるの!?あの時もうあなたと関わりたくないって言ったじゃない!」
    「お姉ちゃん………なんで」
    私は、涙を浮かべながら、電話を切った。ごめんなさい、佑芽。

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:59:08

    あたしはあの電話で、完全に心が折れた。
    プロデューサーさんも、自分の行動に責任を感じていて、かなり限界が近そうだった
    「プロデューサーさん、あたしと…」「佑芽さん、俺と…」
    「「心中しませんか?」」
    こんな所まで考えが一致するなんて思わなかったなあ。
    あたしは最期まで、プロデューサーさんと一緒だった。

    今日、私は病院にいる。子供の様子を見るために。
    でも、私はそこで、手術を告げられた。
    お腹の中の死体を取り出す手術だ。
    全てを失ってまで作った子供も産めないなんて、私って本当に馬鹿ね。
    手術が終わったあと、私は衝撃的なニュースを見た。

    『一番星・花海佑芽とそのプロデューサー、心中』

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:01:43

    このレスは削除されています

  • 17二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:09:13

    >>16

    まだこっからあるんでしょ多分

  • 18二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:11:29

    あははははははははは。
    私はしばらく、壊れたように笑っていた。と言うより、笑うことしか出来なかった。
    私のせいで、2人は………
    それ以降の私は、毎晩悪夢にうなされ続けた。食事も満足に出来なくなった。
    絶望しか感じられなくなっていた。私ももう、限界ね………
    「最後はやっぱり、あの場所にしようかしら」
    私は決心し、天川まで向かった

    佑芽、プロデューサー、やっと再開できるわね。
    私はそう言い残して、首を吊った。

    END

  • 19二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:15:44

    以上です。

    【閲覧注意】咲季「え? 佑芽を?」【見ないに越したことないよ】|あにまん掲示板※話の都合上、各コミュとの矛盾が生じる場合もありますが、雰囲気で感じ取ってください。 あとキャラの解像度低いなというところもあるかもしれませんが、こちらもニュアンスで捉えてください。 多分だけど本当に…bbs.animanch.com

    これとかなり近い展開になってますが、全く同じだと良くないのでさらに強化して誰も救いがないようにしました。最後だからと言ってやりすぎました。

    これで曇らせは全員分終わりです。


    やっっっっと解放された!もう二度と曇らせなんて書かねえ!

  • 20二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:17:57

    というわけで全員の曇らせを書いたので全員のイチャラブ書きます。

    1人目dice1d12=4 (4)

  • 21二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:22:38

    麻央はもう概念を思いついてます
    火曜か水曜にはやると思います

  • 22二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:26:14

    完走乙です。
    イチャラブ期待

スレッドは8/25 06:26頃に落ちます

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