【閲覧注意】星南「えっと…ロールプレイ…?」

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 23:39:51

    星南「そういうのはあまりわからないのだけれど…


     『私、十王星南には想い人がいる。それは私のプロデューサー。自らの夢を諦め表舞台から消えようとしていた私の背中を押して私を、私の夢を世界一まで連れて行ってくれた人。プロデューサーとしての私のことも見てくれて一流になるまで育ててくれた人。…私の…初恋の人…。
     始めこそは何もかも見透かしたような眼をして何度も私を振り回してくるのがいけ好かないと思っていたけれど、私の想いを真正面から受け止めてくれて、それでいて私が逃げていたことからは真正面から向き合えと発破をかけてくれて、そうして数え切れない困難を乗り越えていくうちに私は…私たちは互いに惹かれ合っていった…。

     『私たちふたりならどんな困難もこれまで通り乗り越えていける。』そう信じていたのだけれど、アイドルである前に名家の生まれである私と一般人である彼の間には大きな壁があって、先輩との交際はおろかアイドル卒業後の婚約者まで家に決められてしまって…。
     何度も話し合った末、私たちは卒業と同時に駆け落ちすることを計画し実際に実行。そして今に至る。

  • 2二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 23:41:53

     学P「星南さん。朝ごはんができましたよ。」
     星南「ありがとう先輩。今日のごはんもおいしそうね!」
     現在、私たちふたりは先輩の知り合いの協力も得ながら都会から離れた土地に姿を隠している。本当は私も手伝いたかったのだけれど、知り合いは皆アイドルや芸能人…十王家に繋がりかねない人たちばかりなので、できるだけ私の力は使わないように心掛けている。また、これまで貯めたお金の多くも足がつかないように使う場面をあらかじめ決め、最小限の金額の使用にとどめている。
     正直初めて質素な生活、というものに触れてたくさん苦労し、いかに自分が浮世離れしていたのかを何度も痛感させられたが、先輩に支えてもらい、時には私も先輩のお手伝いをして、そして…毎晩のように互いの肌を合わせる。そんな日々を私は幸せに過ごしていた…。

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 23:43:07

     ???「お久しぶりですね。…星南元プロデューサー。」
     その日も普段と同じように仕事に行く先輩を見送り家事を済ませ、変装をして買い物に行こうとした私は、その道中突然背後から声をかけられた。
    星南「あなたは…あなたたちは…!」
     振り返るとそこに立っていたのは、かつて私がプロデューサーとして、友人として、ライバルとして共に支え合ったアイドル達だった。別に追手が来ること自体はこれが初めてではない。見つかる度に命からがら逃げ、仕事や家、これまでの生活全てを捨てて、新たな土地を探してきたのだが、まさか今回の追手がアイドル達だとは夢にも思わなかった。
     千奈「こんなところにいたんですね!星南お姉さま!」
     美鈴「とても静かで心地いいところに住んでいるんですね。」
     莉波「Pく…お二人での逃避行もここまでですよ?」
     ことね「星南先輩、ひどいですよ。なんであたしたちから逃げるんですか?」
     星南「なんで皆が…待って、燕たちは!?もしかして…!」
     私がそう聞くとことねがじわじわと距離を詰めながらこう答えた。
     ことね「その通りですよ。雨夜先輩や佑芽ちゃんたちは星南先輩のプロデュー…いえ元プロデューサーさんのところへ向かっていますよ。きっともうすべて終わったんじゃないですかね?」
     星南「そんな…。」
    ことね「先輩。なんでこんな真似しちゃうんですか?逃げられたら私たち先輩のこと守ってあげられませんよ…もう捕まえるしかなくなっちゃいましたよ。」
     そう言いながら伸ばした手が私に届くかといったとき…。
     学P「星南さん!掴まってください!」

  • 4二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:00:46

     ことね「なっ…なんでですか!?佑芽ちゃんだっていたのに!?」
     学P「そんなのバラすわけないでしょう!」
     そう言いつつ先輩はバイクを走らせながら私に腕を伸ばした。動揺したことねたちの一瞬の隙を見逃さず私がまたがるとそのままバイクは走り出していく。
     千奈「星南お姉さま!危ないですわ!」
     美鈴「これは…かなり厄介ですね…。」
     莉波「そんな…Pくん!待ってー!」
     ことね「このまま逃げ切れると思わないでくださいね!」

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 00:01:48

     疾走するバイクの上で私は振り落とされないよう必死に先輩の身体に後ろから抱き着く。そしてそのまま先輩に震える声で話しかけた…。
     星南「怖かった…もう先輩と会えないのかと…。」
     学P「大丈夫ですよ星南さん。俺があなたの前からいなくなるなんてありえないんですから。」
     そう優しく語り掛ける先輩の声はバイクに乗りヘルメットをかぶっている私の耳にもはっきりと聞こえこころが温かくなる。
     学P「それでもここから離れなくなるのは少し寂しいですね…。」
     星南「それもそうね…今回は半年近くも滞在していたものね…。」
     私たちは普段から追手が来た時に備えて貴重品類は肌身離さずに持ち歩いている。今回もそうだ。私たちは二度と会えないであろうこの半年で関わってきた人たちのことを思い出しながら次の街を探しに向かっていくのだった。

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 03:32:57

    なんだこれは

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 03:44:01

    なんなんだこれは!?

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 03:45:01

    会長の特殊プレイはついにここまできたのか

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 06:56:17

    また莉波が脳破壊されてる…

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 07:09:47

    物語に呑まれかけたけどそう言えばこれロールプレイか……

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 14:13:25

    保守

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 19:08:58

    約半年の平穏な日々を過ごした土地からバイクを走らせ行くあてもなく進んでいたが、ひとまずは近くのホテルで夜を明かす事にした。
    学P「いやー流石にこれは身体にきますね。」
    部屋に入るなりベッドに飛び込み先輩は呟いた。
    買い物に向かったのがまだ日が上がりきっていない頃、時計を見ると短針が9を指していることから相当な時間走り続けたことになる。途中休息を挟んだとはいえ、ここまでずっと運転をしてくれた先輩には頭が上がらない。
    星南「お疲れ様、先輩。」
    そう言いながら私は冷蔵庫に入っていたペットボトルの天然水を渡すと先輩は勢いよく飲み干した。
    学P「まさか追手として彼女たちが来るとは思いませんでしたよ。」
    星南「ええ、そうね…。それよりも、どうやって先輩は燕達から逃げてきたの?他に佑芽や麻央だっていたのに…。」
    私がそう尋ねると先輩は苦笑しながらこう答えた。
    学P「先程は策があったかのように言いましたが、実はたまたま席を外していた際に燕さんが見えたってだけなんですよ。きっと向こうは俺に気付くこともなかったと思います。」

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 23:24:30

    続いてて嬉しい

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 23:29:38

    星南「そうだったのね、本当に先輩が無事で安心したわ。」
    私がそう安堵の言葉を零すと、先輩は落ち込んだように少し俯いた。
    学P「俺なんかどうでもいいんです。とにかく星南さんが無事でよかったです。…俺がいない間に危険な目に合わせてしまい本当に申し訳ありません。」
    星南「別に逃げられたのだからいいじゃない。それに、先輩は遊びに行っていた訳では無いのでしょう?むしろ、私の分も働いてくれて助かっているのよ。」
    学P「…怖かったんです…星南さんを失ってしまうと思って…」
    ベッドに座り俯いている先輩の顔は見えない。
    学P「今まで追手に見つかった時は、ふたりでいる時でした。…だから、今日居場所がバレた時、知らない内に全てが終わってしまったんじゃないかって不安になったんです…」
    ただ、先輩の震えた声、血が出るんじゃないかと思うほどに握り締められた拳から先輩の感情が伝わってくる。
    学P「星南さん…俺はあなたを愛しています。自分の全てを擲ってもいいと思えるほどに…」
    だからこそ、私は先輩の体を優しく抱き寄せた。
    学P「星南さん…」
    星南「ありがとう、先輩。わかってはいたのだけれど、それでも先輩が私をこんなにも想ってくれていること、聴けて嬉しいわ。でもね、先輩…もっと自分のことも考えて。私がこの生活を選んだのは先輩と一緒にいたいからなのよ。それなのに先輩が居なくなったら意味がないじゃない。」
    学P「…善処します…」
    星南「ふふふ…」
    返事を聞いた私は満足気に笑い、そのまま先輩を自分の体ごと押し倒した。
    星南「先輩…今夜は好きにしていいわよ?」
    私がそう言うと、先輩は体を入れ替え上から私の胸を大きな手で優しく揉み出した。
    学P「今夜はっていつも言ってるじゃないですか。」
    星南「んっ…♡あら、そうだったかしら…♡」
    その日の情事がいつも以上に激しかった事は言うまでもないことだった。

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 01:08:03

    こ、これをどこで誰に話してるんです...?

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 10:10:18

    保守

スレッドは8/26 20:10頃に落ちます

オススメ

レス投稿

1.アンカーはレス番号をクリックで自動入力できます。
2.誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象です。
 他サイト・特定個人への中傷・暴言は禁止です。
※規約違反は各レスの『報告』からお知らせください。削除依頼は『お問い合わせ』からお願いします。
3.二次創作画像は、作者本人でない場合は必ずURLで貼ってください。サムネとリンク先が表示されます。
4.巻き添え規制を受けている方や荒らしを反省した方はお問い合わせから連絡をください。