【オリキャラ・SS注意】ただ砂に導かれて

  • 1二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 16:55:46

    初オリキャラSS投稿です
    思い立ったが吉日で書いてようと思います
    駄文失礼します暖かく見守って貰えれば幸いです
    では……

  • 2二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:03:47

    私が一番大切にしていたものは風に吹かれた砂のように消えてしまった。
    私は砂のない砂時計。生きる価値も意味もない。
    それでも日々を生きようと踠くのは、もう果たすことができない約束を、それでも果たそうとしているだけに過ぎない……

  • 3二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:11:15

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  • 4二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:17:06

    ジェネラル
    「急に空が赤くなったかと思えば…」
    「あれはサンクトゥムタワー?」
    カイザーPMC兵
    「敵が多すぎて抑えきれません!」
    「指示を!」
    ジェネラル
    「……撤退だ!」
    「これ以上の戦闘に意味はない!」

  • 5二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:29:10

    撤退を図るジェネラル。
    そんな彼の前に敵を薙ぎ倒しながら現れた一台の車が停車する。

    ???
    「こんな事態に一体誰かと思えば…」
    「ジェネラル。あなたとはね」
    ジェネラル
    「……君こそなんでこんなところに?」
    ???
    「野暮用」
    「…それで?逃げるんだろう? 今なら半額で助けて差し上げましょう」
    ジェネラル
    「……いくらだ」
    ???
    「冗談のつもりだったんだけど」
    「それじゃあ無料で」

  • 6二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:35:38

    ???
    「ざっと見た感じ50体程か……」
    「準備運動には丁度いい」
    「私一人で充分だ」

    少女は車から降り、戦闘体制に入る。

    カイザーPMC兵
    「…あの少女は一体?」
    ジェネラル
    「五十嵐スナデ…」
    「とりあえず彼女を見ているといい」
    「面白いものが見れる」
    スナデ
    「それじゃあまずは……」

  • 7二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:47:41

    スナデ
    「1」
    「2、3、4…」

    まずは1体。一瞬で敵の動きが停止する。
    そう思っているうちに次々と敵が動かなくなる。

    カイザーPMC兵
    「あんな一瞬で……⁉︎」
    ジェネラル
    「五十嵐スナデ。あの強さを元に便利屋…いやなんでも屋をしている」
    「腐れ縁でね。よく依頼をさせてもらっている」

    スナデ
    「35、36…」
    「まとめて38」

    カイザーPMC
    「こんなに強いなら今回の件もこの人に依頼をすればよかったのでは?」
    ジェネラル
    「彼女は文字通りのなんでも屋」
    「どんな汚れ仕事も受けてしまう」
    「ある意味信用がないのだよ」

  • 8二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 17:58:49

    スナデ
    「57、58、59」
    「これで全部……いや」

    頭上から攻めようとした敵をノールックで鷲掴みにする。気づいていたようだ。

    スナデ
    「すまないが、今機嫌が悪い」
    「八つ当たりさせてもらう」

    ひびが入る。いやな音をたててながらそのひびが広がり、気付けば反応を見せなくなっていた。

    スナデ
    「60」
    「終わったよ」
    カイザーPMC兵
    「………」
    ジェネラル
    「素晴らしい、流石の手腕だ」
    スナデ
    「それじゃあやることはやったので」
    ジェネラル
    「待ちたまえ」
    スナデ
    「報酬なら口座に振り込んでおいて下さい」
    ジェネラル
    「なぜ君がこんなところにいる」

  • 9二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 18:08:42

    スナデ
    「……アビドスにこれらと同様の敵が向かっているのが確認できた」
    「それを殲滅する」
    ジェネラル
    「やはり…未だアビドスに執着しているのか」 
    スナデ
    「…『カイザーコーポレーション』がそれを言うのか?」
    「お互い様だろうそれは」
    「何より」
    「私がこうなっているのはお前たちのせいでもあるんだからな」

  • 10二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 18:29:23

    ええやん

  • 11二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 19:36:39

    すみません急用入ってました
    今から続き書きます

  • 12二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 19:57:58

    赤く染まった空は青に澄みわたっている。
    全てが元通りになりいつもの日常が続く。
    これが望んでいたことのはず。そのはず……

    スナデ
    「よくないな」
    「こういうときは……」

    ━━━━━━━━━━━━
    ━━━━━━

    スナデ
    「ここに来るに限る」

    ミレニアムサイエンススクール。
    ここのゲームセンターは素晴らしい。
    最新の技術を導入しながらも、従来のシステムのいいとこ取りをした、正に私の理想を体験できる。

    スナデ
    「ここのコインゲーム…どれ程やりこんだか」

    派手な演出に、最近の技術による没入感。
    大量のコインが落ちる音。
    余計なことなど全て忘れてプレイできる。

  • 13二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 20:18:30

    アリス
    「お久しぶりです!」
    スナデ
    「おっ、久しぶりだねアリスちゃん」

    天童アリス。
    ここのゲームセンターに何度も通っているうちに仲良くなったミレニアムの生徒だ。
    媒体に限らずゲームが好きらしい。

    アリス
    「一緒にゲームしませか?」
    スナデ
    「いいよ。是非」

  • 14二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 20:29:17

    アリス
    「最近見かけませんでしたが…」
    スナデ
    「依頼が立て込んでてね……」
    「気分転換にきたんだ」
    アリス
    「アリスはクエストのついでにきました!」
    「モモイがゲームのシナリオが思いつかないと言っていたので、アリスがなんとかしようと色々探したのですが、成果がなくて……」
    スナデ
    「頑張ってるなアリスちゃん」
    「一緒にゲームしたら何か思いつくかもね」
    アリス
    「はい! 一緒にゲームしましょう」

  • 15二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 22:19:17

    アリス
    「パンパカパーン! つきました!」
    スナデ
    「この格ゲー好きだね」

    とりあえず席に着く。
    見慣れたボタンにレバー。
    昔はよくハメられていた。

    GAME START!

    アリス
    「むむむ、やりますね!」
    スナデ
    「結構練習したんだけど……!」

    1P WIN!

    アリス
    「勝ちました!」
    スナデ
    「相変わらず強いなぁ」

  • 16二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 22:23:38

    楽しいとは今のこの時間を指すのだろう。
    楽しさを感じると同時に罪悪感が湧く。

    GAME START!!

    アリス
    「その前髪邪魔じゃないですか?」
    スナデ
    「ん? そうかな…」
    アリス
    「右目が見えてないように思えますが…」
    スナデ
    「私は左目がいいからね」
    「……もうその手はくらわないよ」
    アリス
    「あっ⁈」

    2P WIN!

    スナデ
    「目には目を、ハメ技にはハメ技を…ってね」
    アリス
    「まさかハメ技の練習もしていたなんて」

  • 17二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 22:50:19

    やはり、幸せな時間とは長く続かないようで…
    スマホに1通の連絡が入った。

    スナデ
    「…ごめんアリスちゃん! 依頼だ」
    アリス
    「……そうですか」
    スナデ
    「また今度会ったら遊んで欲しいな」
    アリス
    「そうですね、また遊びましょう!」

    アリスに別れを告げ、ゲームセンターを後にする。
    その時、アリス程の身長にオレンジの髪の少女が私と入れ替わりで入ってきた。
    軽く会釈をし、その姿が見えなくなってから息を整える。

    スナデ
    「美甘ネル…」

  • 18二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:10:53

    コールサイン00.美甘ネル
    ミレニアムではその名を知らない人の方が少ないだろう。
    C&Cという組織に属するキヴォトス最強の一角。
    人々はその強さを評し、こう呼ぶ
    『約束された勝利の象徴』と……

    スナデ
    「幸か不幸か、初めてお目にかかれたけど…」
    「自分の強さに自信があるタイプ…かな?」
    「まぁどうであれ、私のやることは変わらない」

  • 19二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:20:58

    アリス
    「あっ、ネル先輩丁度良かったです」
    ネル
    「なんだその言い方むかつくな…」
    「あたしが誰かの代わりみたいじゃねぇか」
    アリス
    「はい!」
    ネル
    「代わりだったのかよ!」
    アリス
    「さっき依頼があると言って行ってしまって」
    「折角なので、ネル先輩にも紹介しようと思っていたのですが…」
    ネル
    「さっきすれ違った奴か?」
    「なんて名前だ」
    アリス
    「……そういえば名前を聞いていなかったような気がします」
    ネル
    「名前も知らない奴とゲームしてたのかよ⁈」
    アリス
    「名前を知らなくてもゲームはできます!」
    ネル
    「そうだけど…そうじゃねぇよ」

  • 20二次元好きの匿名さん25/08/26(火) 23:52:45

    ネル
    「あいつ、多分強ぇな」
    アリス
    「はい。ネル先輩より明らかにゲームが上手いです」
    ネル
    「そっちじゃねぇよ!」
    「喧嘩の話だ」
    「あのガタイは中々みない。ミレニアムの生徒じゃなさそうだな」
    「何より隙がねぇ」
    アリス
    「確かに、後ろから驚かそうとしたらバレたことがあります」
    ネル
    「……おい、ゲームすんぞ」
    「あいつと会った時に勝てるようにな」
    アリス
    「一ヶ月くらい猛特訓すればいけると思います」
    ネル
    「……ああ!もうとりあえずやんぞ!」

  • 21二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:05:24

    その日の夜
    ミレニアム郊外付近━━

    ネル
    「おらおらおらぁっ!!」
    「そんなもんかよ!あぁ⁉︎」
    チンピラ
    「くそッ、強すぎる……!」
    アスナ
    「おおー、全部一人で倒しちゃった!」
    ネル
    「……チビにしてやられた上、アカネに捕まって説教コース…」
    「溜まってたもん全部ここで発散してやろうと思ったが…」
    「これじゃあ足りねぇなぁ」

    獣は今宵の獲物では満足せず、未だ退屈そうに腹を空かせている。

    アカネ
    「……カリンと連絡がつきませんね」
    ネル
    「あんだと?」

    ミッションコンプリート。そう思っていたところに発生するイレギュラー。
    カリンに対する気掛かりはもちろんある。
    しかし一抹の期待に心を踊らせていた。

  • 22二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:15:47

    チンピラ
    「おい! 話と違うぞ」

    チンピラの生き残りが声を荒げている。

    アスナ
    「あれ? 喧嘩かな?」
    アカネ
    「仲間割れ……でしょうか?」
    ネル
    「あいつは……!」

    それは側から見れば、チンピラが一人の少女に突っかかっているように見えたが…

    スナデ
    「それはこっちの台詞だ」
    「私は相手の中で一番面倒な奴を相手してやると言ったんだ」
    「だからスナイパーから処理した」
    チンピラ
    「くそッ、ふざけんなよお前……」
    スナデ
    「確かに美甘ネルは強い」
    「しかし、たった十数分で制圧されているようではそもそも話にならないと思うけどね」

  • 23二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:26:52

    ネル
    「おい、うちのに手を出したのはてめぇだな?」
    スナデ
    「……確かに角楯カリンを撃ったのは私だ」
    ネル
    「それなら、分かってんだろ?」
    スナデ
    「私はこれ以上戦うつもりはない」
    ネル
    「それで済むなら、あたし達はいらねぇんだわ」
    スナデ
    「勝機無し、撤退する」
    ネル
    「追うぞ!逃すな!」

  • 24二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:38:43

    スナデ
    「一筋縄じゃいかないか」

    今は使われていないであろうショッピングモールに逃げ込む。

    ネル
    「はっ、これで逃げ切れると思ってんのか?」
    アカネ
    「私はこちらから」
    アスナ
    「私はこっちから追うね〜!」

  • 25二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:49:30

    スナデ
    「追手は……一人か」
    アカネ
    「逃しませんよ?」
    スナデ
    「室笠アカネ……一言で言うなら爆弾魔」
    「爆薬なりなんなり使ってもらって構わないが」
    アカネ
    「私達のこと、全部知っていらっしゃるのでしょうか?」
    スナデ
    「戦闘データは把握できるだけ把握している」
    「細かいことは知らない」
    アカネ
    「なぜ今回のようなことを?」
    スナデ
    「お金さえ貰えればなんでもしている」
    「雇われてやったことだ」

  • 26二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 01:58:05

    スナデ
    「まぁ、雇い主があのザマだったから報酬も見込めない」
    「骨折り損のくたびれもうけだ」

    段々とスナデは走る速度を上げていく。

    アカネ
    「速いですね、どこに向かって……!」
    (この先は行き止まり⁈ 一体何を…⁉︎)
    スナデ
    「道とは、自ら切り拓くものらしい」

    次の瞬間、スナデは壁を殴り、破壊していた。

    アカネ
    「なんてパワー…!」
    スナデ
    「まずは1人」
    アカネ
    「なっ⁉︎」

    壊した壁をそのままアカネへと投げ飛ばす。
    アカネは封じ込められてしまった。

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