- 1学マス練習部25/08/27(水) 04:38:28
- 2学マス練習部25/08/27(水) 04:39:38
P「あのー咲季さん。」
咲季「何?プロデューサー。」
P「自分の栄養を自ら管理するのは大変素晴らしいことなのですが...」
P「俺の分まで態々作って貰わなくても大丈夫ですよ?」
咲季「そうはいかないわ!貴方は私のプロデューサーなの。プロデューサーに体を壊されたら、それは当然私にも負担がかかるわ。」
P「それは...そうですね。ではありがたく頂きます。」
咲季「ええ召し上がって頂戴!今日のお弁当は手作りハンバーグよ!」
P「とても美味しいです。この恩はプロデュースで返しますね。」
咲季「ええ!そうして頂戴!」
P(咲季さんは最近、俺の昼食を作ってくれる。初めは申し訳なく思っていたのだが、慣れとは恐ろしいものだ。いつの日か俺は、明日の献立を咲季さんに尋ねるまで咲季さんの弁当に夢中になっている。この恩は咲季さんをトップアイドルにすることで返そう。) - 3学マス練習部25/08/27(水) 04:41:02
後日
咲季「今日は鯖の塩焼きよ!」
P「ありがとうございます。頂きます。」ムシャムシャ
咲季「そんなに急がなくても大丈夫よ?」
P「いえ、なんだか咲季さんの料理の匂いを嗅ぐと食欲が溢れてきてしまうんです。」
咲季「あら、嬉しい言葉をありがとう。手間をかけたかいがあったわ。」
P「もしかして何か料理のコツがあったりするのでしょうか?」
咲季「そうね、料理に大きな違いは無いわ。多少塩分を少なめにしたりする程度よ。」
P「そうですか...」
咲季「な、なんで悲しそうな顔を浮かべるのよ!」
P「いえ、咲季さんの料理があまりにも美味しいのでレシピを教えて頂けたら夕飯の参考にしようかと。」
咲季「ああそういうことね。なら安心して大丈夫よ。プロデューサーは料理の勉強なんてしなくていいわ。」
P「?」
咲季「プロデューサーは料理の腕を上げる必要は無いの。」
P「いえ、今の時代男性も料理を...」
咲季「大丈夫よ!!」
P「...そうですね(圧が凄い)」 - 4学マス練習部25/08/27(水) 04:42:13
咲季「そういえば、全部の料理に1つだけ隠し味を入れてるわ。」
P「す、全ての料理に!?一体何を入れてるんですか?」
咲季「そ、れ、は、ねぇ」
P「全ての料理に使える万能調味料があったなんて!〇mazonで早速注文しますね!」
咲季「...。」
咲季「秘密よ秘密。素直に私の料理を食べて、そしていつの日か当ててみなさい。」
P「そんな殺生な...。」 - 5学マス練習部25/08/27(水) 04:43:53
更に後日
P「咲季さん。」
咲季「何、プロデューサー?」
P「なんで俺の部屋にいるんですか?」
咲季「それは勿論夕飯を作る為よ!」
P「どうやって入っーーー」
咲季「それよりプロデューサー、今日の夜は生姜焼きよ!」
P(くっ、この生姜とタレの絡んだ豚肉の香り。今の疲れた体では抗うことが出来ない!)
P「う、美味い!!この甘塩っぱい味が白米を進ませる!何杯でも食べれそうだ!」ガツガツ
咲季「ふふっ。思う存分食べて頂戴!おかわりは用意してあるわ!」ゴハンスッ - 6学マス練習部25/08/27(水) 04:45:08
P(最近、確実に咲季さんの料理の質が上がっている。それに加えて俺好みの味を確実に理解していってる様だ。もうこれなしには生きていけない体になりつつある。)
P「咲季さん。もし良ければこれからも俺の味噌汁を...」
P理性(待て!P科の教えを思い出すんだ!自分がプロデュースするアイドルを好きになりすぎてはいけない。止まれ、止まるんだ!!)
咲季「何プロデューサー?」
P「いえ、明日の弁当も楽しみにしています。」
咲季「...。」
P「咲季さん?」
咲季「勿論よ。明日はもっと美味しい弁当を作ってくるわ...。それこそ理性が壊れるぐらいの料理をね。」
P「それは何だか怖いので、程々でお願いします...。」 - 7学マス練習部25/08/27(水) 04:46:39
更に更に後日
咲季「これで片付いたわね。」
P「部屋の掃除を手伝って貰って申し訳ありません。」
咲季「いいのよ。私も来るなら綺麗な部屋の方がいいもの。」
P「...。」
P(咲季さんは毎日のように俺の部屋へ来る。流石にアイドルを自分の部屋に泊めることはしないが。最近は朝食ですら準備してもらっている。これではもう、同棲しているのと何ら変わらないんじゃ...。)
咲季「それじゃあ今日もそろそろ帰ろうかしら。」
P「少し待ってください。咲季さんを寮に送るついでに少し仕事を...」
咲季「あぁ出張の資料なら、落ちてたからファイルに戻しておいたわ!早く鞄を持って来なさい!」
P「...。」
P(ここまで来ると、最早怖い...。) - 8学マス練習部25/08/27(水) 04:50:47
ある日のこと
咲季「今日はなんだか食欲がないみたいだけど...。」
P「すみません。最近出張が多くて、日光にやられたみたいです...。」
咲季「良かった...口に合わなかった訳じゃないのね。...って、そうじゃないわ!!大変じゃない、早く保健室に行くわよ!!」
P「いえ、咲季さんはこのままレッスンに...」
咲季「駄目よ!貴方は私のプロデューサーなんだから!」 - 9学マス練習部25/08/27(水) 04:52:12
保健室にて
保健室の先生「軽い熱中症ね。今日1日は水飲んで寝てなさい。」タチサリ
P「すみません。あれだけ咲季さんに支えてもらっているのに...。」
咲季「プロデューサーは十分頑張ってくれてる。それは私自身が1番分かってるわ。」手ギュ
P「咲季さん....。」
咲季(プロデューサーの手、とっても冷たい。顔色も悪いわね。それに私に迷惑をかけたと思って精神状態まで良くないわ。体調は経過を見るとして、メンタルの方は...) - 10学マス練習部25/08/27(水) 04:53:55
咲季「プロデューサー。私、貴方のおかげで佑芽にも勝てたし、NIAで優勝することも出来たの。私1人じゃ絶対に、こんなこと出来なかった。貴方のおかげでここまで来れたの。だからね、この恩を返したいのよ。」
咲季「初めて貴方の弁当を作った時、とっても緊張したわ。口に合わなかったらどうしようって。」
咲季「でもね、美味しいって言ってくれたから。その一言がね、私とっても嬉しかったの。いつも私の為に尽くしてくれるプロデューサーに少しでも恩を返せたんだって。プロデューサー、私ね...貴方のこと...」
咲季「...。」
咲季(プロデューサー寝ちゃったわね。今も少し辛そうだけど、でもさっきよりは随分楽になったみたい。)
咲季「ふふっ。プロデューサー、いつか絶対に貴方のその硬い口から告白させてあげる。なんてったってこの花海咲季、恋愛勝負でも絶対に負けないんだから。」 - 11学マス練習部25/08/27(水) 04:56:10
とりあえず書いた文は以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。 - 12二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 06:13:59
最高だ
- 13二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 06:41:59
これは…伸びる(確信)
- 14二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 08:25:48
す゛き゛!!
- 15二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 14:13:02
おれ咲季すき、このssすき