- 1二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:34:36
ドスケベ卑しか雌猫ニャアンがエグザベくんを毎夜毎夜妄想して自分を慰めるだけでは飽き足らず、本体にも手を出すSS続編です。
1スレ目https://bbs.animanch.com/board/5486679/?res=188
- 2二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:37:57
- 3二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:39:08
- 4二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:42:42
- 5二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:43:52
- 6二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:45:47
- 7二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:46:53
- 8二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:49:16
- 9二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:52:59
「オートロック、閉め出されちゃいました……」
その言葉にエグザベは肩透かしを食らう。
どうやら部屋を飛び出してきたせいで、ルームキーの存在を忘れてしまっていたそうだ。
「代わりにフロントに行くよ」
エグザベの言葉にニャアンは首を横に振る。
「この部屋で過ごします。なので少尉は私と一緒に寝てください」
ニャアンは座っていたベッドにそのまま横たわり、シーツに顔を埋める。
「それは……恥ずかしいな」
「嫌ですか?」
「嫌ではないけど、心の準備が……」
「何をおぼこいことを……」
ニャアンの呆れたような声に、エグザベは応える。
「ニャアンはそうじゃないの?」
「失礼なこと聞かないでください」
ニャアンはエグザベに背を向ける。 - 10二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 19:58:25
- 11二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 20:42:54
- 12二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 20:51:33
面白かわいいぞニャアン
- 13二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 00:23:30
保湿
- 14二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:04:13
ホテルを出て外出する二人。
「ずっと病院にいたので気が付かなかったですが……暖かいですね、この地域は」
「そうだね、せっかくだし涼しい服でも買おうか」
二人はショッピングモールのような場所に入る。
エグザベは手早く自分用の衣服を数点購入する。
「冒険しないんですか」
同じようなデザインの服が袋に詰められるのを見ながら、ニャアンは呟く。
「まあ……目立たなくて快適なものを選ぶと同じようなものばっかりになるよ」
軍の支給品だと目立ってしまうし。
エグザベは心の中で付け加える。
「僕の買い物は終わったし、ニャアンの服を選びに行こうよ」
「はい」
ニャアンはエグザベを引き連れ、ショッピングモール内の女性用の衣服の店を見て回る。
ニャアンはショップに入ると真っ先にセール品コーナーへ向かい、その中から好みの服を見つけると値札を確認する。
「(うーん……どのお店も価格帯が高いものばっかり)」
もはや服よりも値札を見ている状態のニャアンに、エグザベは何の気無しに声をかける。
「あの服なんて、ニャアンに似合いそうじゃない?」 - 15二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:07:20
- 16二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:11:00
なんだかんだで買い物を終え、二人は飲食店で購入した飲み物を片手にベンチに座る。
「ニャアン、少しお手洗いに行ってくるね」
エグザベはベンチを離れる。
ニャアンはエグザベを見送ると、携帯電話を確認した。
マチュからの『1週間もあるなら既成事実作れるね! 作るまで帰ってこなくていーよ!』というメッセージと、2匹のクラゲが絡み合った結果互いの毒でシビれているスタンプを見て、ニャアンは顔を赤くする。
『マチュの変態。毒クラゲ怪人マチュマンウーマンに変態しちゃえ』と返信し、電源を切る。
「(少尉……お手洗い長いな)」
そう考えるニャアンの背後から、ガサリと紙袋が擦れる音がした。 - 17二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:13:45
- 18二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:15:35
- 19二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:17:27
- 20二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:20:43
- 21二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:22:46
- 22二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:25:14
- 23二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:28:43
- 24二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:00:50
街を散歩し、たまたま立ち寄った店で夕食を済ませた二人はホテルに戻る。
ニャアンはさも当たり前のようにエグザベと同じ部屋に入る。
「(もはや何も言うまい)」
エグザベはもはやそれをそういうものと受け止めた。
ニャアンはホテルに戻る道中で買い込んだお菓子と飲み物をソファの前のテーブルに広げる。
時刻は午後8時を過ぎたばかりで、まだまだ夜は始まったばかりだった。
「少尉、ここのホテルはいろんな映画が観られるみたいですよ」
何を観ましょうか、などと呟きながらニャアンは壁に埋め込まれた大きな液晶モニターの電源を入れる。
「すごいな、宇宙世紀以前の映画もある」
ソファに座るニャアンの隣にエグザベは腰掛ける。
「すごく怖い映画を観ましょう」
「ニャアンはそういう映画が好きなのか。あんまりグロテスクなやつじゃなければ何でもいいよ」
「(私は映画にかこつけて合法的に少尉にくっつきたいのです)」
ニャアンはそんなことを企みながら、ランキング上位に表示されているホラー映画の中からスプラッタ映画以外のものを選ぶ。
「(映画には申し訳ないけれど、これは必要な犠牲……)」
ニャアンは再生ボタンを押した。 - 25二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:02:07
*
「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ」
ニャアンは顔面蒼白で、身体を震わせながら放心状態になっていた。
映画はまだ三分の一も進んでいないが、一時停止されている。
映画は想像の114514倍は怖かった。
ニャアンの当初の予定だった、ホラー映画が怖いからという大義名分でエグザベにくっついてイチャイチャする計画は大失敗した。
本気の恐怖でもはや取り繕うこともできず、ニャアンはソファの隅っこで身体を小さく丸めている。
「ニャアン、気分を変えよう! 何だかこの、頭部が調理済みのパンで、パンの中には豆を甘く煮たペーストが詰まっている男性の映画が子供向けで第一位みたいだよ!」
「豆を甘く煮たペースト……? 餡子のこと……? 何それ怖い……」 - 26二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:04:21
- 27二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:09:18
彼女に自分好みの服を着せちゃうエグザベくん…
フフフ…