- 1ハッシュ25/08/27(水) 20:13:51
- 2二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 20:17:13
異常葛城愛者です、参考にしたいのでリーリヤと学Pの純愛ください
- 3ハッシュ25/08/27(水) 20:25:32
- 4ハッシュ25/08/27(水) 21:00:35
<Jag är glad att det är du!>
また、倒れちゃったみたい。ここは……保険室かな。
体が上手く動かない。わたしがアイドルになるには…もっと頑張らなきゃいけないのに…
「大丈夫ですか!?」
「センパイ、どうして」
ああ、やっぱり、一番に来てくれるのはこの人なんだ。心配、かけちゃったかな。
「紫雲さんから聞きましたよ、また自主練を遅くまでしていたと」
「ごめんなさい、でも、わたしにはもっと努力が必要、なんです」
「それで体を壊してしまっては…元も子もないでしょう」
「それでも、です」「わたしには、やっぱり才能がなくて、でも、他のアイドルはもっと先に走り続けてるから、わたしには努力するしか、方法が」
…すすり泣き?え?センパイ?なんでなみだをながしているんです?え?
「ぐすっ…葛城さんの……ばかぁ…」
こんなセンパイ、見たことがない。
「なんで…俺を頼ってくれないんです。なんで…すぐに先走ってしまうんです。なんでぇ…」
今まで、センパイは、すごく穏やかな人だと思っていた。でも今のセンパイは、いつか見たアニメのキャラみたいに目を腫らして、あれ?
目が、熱い。センパイが泣いているのを見ると、すごく申し訳なくなって、毛布に、しみが。
「ごめんなさい…ごめんなさぁい!」
センパイに、抱きつかずにはいられなくなった。でも、それも慰めにはならなくて。涙はどんどん増していくばかりで。なんで、なんで、なんで。
なんで…センパイにこんな心配させちゃったんだろう。
- 5ハッシュ25/08/27(水) 21:28:18
続き
気づいたら、わたしは泣き疲れて眠っちゃったみたいで、センパイが、隣で見守ってくれていた。
「目を覚ましたみたいですね」
「あっ、センパイ、わたし…」
「葛城さんのストイックさは俺もよくわかっているつもりでした、でも、これほどとは…」
「失望、しましたよね」
「するわけがない。担当アイドルを信じる気持ちがこんなことで揺らいでしまったらそれこそプロデューサー失格です」
「えっ…」センパイ、そんなにわたしを…
「俺が葛城さんに惹かれたのは最後まで事をやり遂げられる芯の強さです。芯が強い…としてもちょっとこれはやりすぎですが」
「うう…」
「とにかく、現状に焦るのは分かりますが着実にいきましょう。また今回みたいに倒れられても困ります」
「わかり、ました」
「ならいいです。寮まで送りますよ、立てますか?」
足と手に力を入れてみる。だけど、まるで自分のものじゃないみたいに力が入らなかった。なら、さっきのは、なんだったんだろう。
「すみませんセンパイ、まだ疲れがとれてないみたいで」
「なら、お姫様抱っこします?」
抱っこ…抱っこ…お姫様抱っこ!?
「せ、せせせセンパイ!?」
「起き上がれないんだったら仕方ないですよ」
そんなこと、付き合ってからじゃないと…
「持ち上げますよ、よっ」
ふわっと、体が持ち上がる感覚がした。それと同時に、センパイの顔が、こんなに近くになって。
「葛城さん、顔が耳まで真っ赤ですよ」
「センパイのせいですよぉ!///」
わたしたち2人は、こうして保険室を後にした。
- 6ハッシュ25/08/27(水) 21:47:56
その後は、センパイと2人で、清夏ちゃんのこと、1年1組のこと、わたしのこと、好きなアニメのこと、たくさん話をした。
話に夢中になっていたわたしは、自分がどれだけ進んだか、なんて全く眼中になくて。あっという間に寮まで着いてしまった。
「俺はここまでですね」
「ありがとうございました、センパイ」
「礼には及びませんよ、葛城さんのプロデューサーですから」
「それでも、です」
「あと、くれぐれもこれ以降オーバーワークなんてしないこと。葛城さんが俺の目の届かないところでまた倒れてしまったら、あなたのことを、守れませんから。では」
遠ざかっていくセンパイの背中を見ていると、わたしは考えるよりも先に口が動いてしまった。
「センパイ!」
くるりと、進行方向に向いていた身体はこちらを向いてくれて、
「Jag är glad att det är du!」
すると、センパイはいつも通りの柔らかい笑顔を作ると、踵を返して去ってしまった。瞳にキラリと光るものを残して。
このときからなのかもしれない、センパイに恋心を抱くようになったのは。 - 7ハッシュ25/08/27(水) 21:48:58
3レスにまたがっちゃいました
こんなのでどうでしょうか - 8ハッシュ25/08/27(水) 21:57:06
このままだと10レスいかなそうなので自作ssかきます
- 9二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:15:49
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:20:52
「初星にいたハズなのにナ。」
は流石におじさん構文じゃないですか? - 11ハッシュ25/08/27(水) 22:24:55
お見苦しいものをお見せしました!恐縮ながら変更したものを再掲させていただきます!
<見慣れない組み合わせ>
あたしは藤田ことね。初星学園高等部1年の落ちこぼれアイドル。家が貧乏だから、レッスンなんかよりもバイトをこなして稼がないと学費も払えない、輝かしいアイドルには程遠い存在。
そんなあたしが、同じく1年の月村手毬に頼まれて、アイツの弁当を作っていたときのこと。
「ふんふふんふふ〜ん♪」
その日は、あたしにしては珍しく目覚めもよくて疲れも溜まってなかったから、朝からご機嫌だった。
「あら、藤田ことねさん」
そのときキッチンに来訪したのが、秦谷美鈴。もと中等部ナンバーワンアイドルユニットの一員で、もと手毬のルームメイト。
「アッ、秦谷、美鈴、チャン?」
「まあ、名前を覚えてくださっていたのですね」
「ま、まあナ〜」
そのとき、あたしは美鈴とほとんど面識が無かったから、とにかく気まずかったのを覚えてる。あたしも中等部から初星にいたハズなのに。
「そのお弁当、ご自分用ですか?」
「いやぁ、手毬に弁当作ってくれって頼まれちゃって」
「まあ、まりちゃんが…」
- 12二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:30:04
いえいえわざわざ修正までしていただいて……
これ続きはあるんですか? - 13ハッシュ25/08/27(水) 22:32:13
いま脳みそフル稼働で書いてるんで少々お待ちを…
- 14異常葛城愛者25/08/27(水) 22:38:40
無茶振りをきいていただきありがとうございます……!
これからも応援しています
参考になりました……! - 15ハッシュ25/08/27(水) 22:44:49
続き
美鈴の雰囲気が、とてつもなく重くなった。あたしは気づいた。気づいちゃった。何か地雷を踏んでしまったと。
「あなた、まりちゃんの何なんですか?」
「ヒィッ!?ただのクラスメイトというか〜、なんというか〜」
「ただのクラスメイトに、自分の弁当を作って、とは頼まないでしょう?」
このときの美鈴の雰囲気は本当に怖かった。多分うちよちびどもだったら泣き出してると思う。
「いやいや、本当にただのクラスメイトだから!心配いらないから!」
「そうですか。なら、少し弁当作りのお手伝いをさせていただいても?」
「あ〜、どうぞ〜」
何か言われるのが嫌すぎて流れで了承してしまった。まあこの決断を後悔はしていないけど。
「では、まりちゃんの好きなおかずを作るとしましょう」
このときは、手毬とも知り合ってから日も経ってなかったから手毬のことや美鈴のことに興味があった。
「美鈴チャン、手毬の好きなおかずって?」
「揚げ物全般です」
「うわぁ、アイドルにあるまじき食の好み」
「むぅ、そこがまりちゃんのかわいいところじゃないですか」
そこからあたしたちは、どんどん話題を広げていった。
- 16ハッシュ25/08/27(水) 22:46:26
- 17ハッシュ25/08/27(水) 22:56:47
またまた続き
「お弁当は…これで完成だナー」
「2人で作業するとなかなか早く終わるものなのですね」
実際、1時間かかると思ってた作業が30分経たずに終わった。美鈴、結構料理得意みたい。
「ナー、案外美鈴チャンもかわいいとこあんじゃん」
「なっ、かわいい…//」
「うんうん、仲直りのための手作りお料理、いいと思うよー」
「か、からかわないでください!」
それから、美鈴とは手毬関係の話題で話すことが増えた。手毬のクラスでの様子を聞いてきたりとか。手毬を通した歪な関係だったかもしれないけれど、ちょっとした友情が芽生えた瞬間だったのかもしれない。
終わり
- 18ハッシュ25/08/27(水) 22:59:17
寝ます
3時間で2本なんでペース的にはいい…んですかね?
朝にまた即興で書いてくんでリクエストあれば書き込んでください - 19ハッシュ25/08/28(木) 07:44:32
おはようございます
今日はここからです
なんか自作ss発表スレみたいになってますね… - 20二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:49:10
- 21二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 07:54:54
- 22ハッシュ25/08/28(木) 08:27:57
- 23ハッシュ25/08/28(木) 08:33:53
- 24二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 08:46:45
- 25二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 08:52:51
ヴァンパイアPだぁ……
リー清の最新作面白かったです…… - 26ハッシュ25/08/28(木) 08:56:04
<珍しい探し物>
俺は学p。初星学園プロデューサー科の1年で、花海佑芽さんの担当をしている。今日は朝からミーティングをお願いしていたのだが…時間になっても一向にくる気配がない。一応、佑芽さんにメールを入れてみよう。
<佑芽さん、いまどこにいますか?もしミーティングが難しそうなら、早めに言ってください>
既読が、つかない。もしかして、佑芽さんのことだから、どこかで迷子になっているんじゃ?そう思ったときには、もう足は駆け出していた。
中庭、校庭、1年2組の教室、トレーニングルーム、レッスン室、外周のランニングロードまで。ここまで探しても、メッセージの既読はつかない。しかも、佑芽さんの姿はどこにも見つからない。俺の頭は最悪の状況を想像することでいっぱいになってしまっていた。
そのときだ。希望の声が聞こえたのは。
- 27ハッシュ25/08/28(木) 08:58:29
- 28ハッシュ25/08/28(木) 09:57:40
「プロデューサーさ〜ん!!」
遠くから、可憐な少女が手を振りながら。 とんでもない勢いで迫ってくる。漫画に表すならば、ドドドドドという擬音が適切だろう。
今まで俺が心配で心配でたまらなかった人、花海佑芽は俺の目の前でキッチリとブレーキをかけると、珍しそうに俺の顔を見つめた。
「プロデューサーさん、どうしたんですか?ランニングロードまで」
「あなたを探していたんですよ!今日は朝からミーティングの予定だったでしょう」
「あ」
もしかして、今の今までミーティングのことを忘れていた?
「あああああっ〜!!!ごめんなさぁ〜い!!」
「本当に忘れていたんですか!?」
「ランニングに集中していたらすっかり忘れちゃっててましたぁ〜!」
なんだ。ただ忘れていただけなのか。もしものことがなくて、本当によかった。
「万が一のことがなくて、本当によかったです。ただ、ランニングに行く際は自分の予定を確認してからにしてくださいね」
「はーい、気をつけますぅ…」
「じゃあ、ここでミーティングとしましょう」
ミーティングが終わった後、佑芽さんと2人で1年2組の教室まで行くことにした。
「それにしても、プロデューサーさんのあんな焦った顔、見たことありませんでしたよ」
「万が一、いや億が一佑芽さんが誘拐された、なんてなってたらどうするんです」
「えええ!?あたし誘拐なんてされませんよ!」
「だといいんですけどね」
「でも、あたしのこと、こんなに心配してくれて、嬉しかったです、プロデューサーさん」
「プロデューサーとして、人として当然です」
「これからも、ずっと隣にいてくださいねっ!プロデューサーさん!」
ああ、この笑顔を守るために、俺は生まれてきたのかもしれない。
終わり - 29◆je8PYTqP5Ydc25/08/28(木) 09:58:39
このスレに感化されて自分もSS書き始めたやで、ディケイドリーリヤを
- 30ヴァンパイア25/08/28(木) 10:21:28
P佑芽を書いてくださったんですね
ありがとうございました
地の文が多いことで情景が浮かびやすくなりますね - 31ハッシュ25/08/28(木) 10:42:47
- 32ハッシュ25/08/28(木) 10:56:23
<ある悩み>
私、花海咲季には一つの悩みがある。それは私の妹、佑芽がすぐに私を超えてくる、ということ。今までは競技を変えて完璧なお姉ちゃんを実現させてきたけれど、もう逃げない。私は、このアイドルという競技で佑芽も、他のトップアイドルも跳ね除けて、世界一のアイドルになってみせるんだから!
「おねえちゃぁ〜〜ん!!!!」
っと、そんなこと考えていたらウワサの佑芽が来たわね。今日はどんな勝負ができるのかしら。
「今日はランニングで勝負だぁ!」
「いいわよ、いつも走っている外周のランニングコースでいいわよね?」
「うん、いいよ!」
「ちょっと待ってなさい、着替えてくるわ」
ランニング。陸上で輝いてきたわたしたち姉妹にはちょっと物足りないかも。でも最愛の妹が持ち掛けてきた勝負だもの、受けずに逃げるわけにはいかないわ!
「それで、佑芽。ルールは?」
「ランニングしながら、お互いに話して、話を続けられた方の勝ち!」
「確かに喋る力も、アイドルには重要だものね。」
「よしっ、行くよ、おねえちゃん!」
「「よーい、ドンっ!」」
- 33ハッシュ25/08/28(木) 10:57:23
さきうめの前半です…読み間違えって怖いね
- 34ハッシュ25/08/28(木) 10:59:29
- 35ハッシュ25/08/28(木) 11:27:10
「佑芽、クラスの雰囲気はどう?」
「うんっ、とっても良い雰囲気だよ!千奈ちゃんに、広ちゃんに、美鈴ちゃん!みんな仲良くしてくれるんだよ〜!」
「ぐぬぬ…でも私の1年1組だって良いクラスよ!手毬に、ことねに、リーリヤに、清夏!切磋琢磨しているわ!」
「ふっふっふ〜…おねえちゃん、まだまだあまいね」
「なぁんですって〜!?」
「あたしは生徒会の一員でもあるんだよ!」
「あら、そうだったわね。でも、生徒会のメンバーとは、あなたが知り合うまえから面識があったわ」
「ぐぬぬくっそ〜!!」
軽快な足音を響かせながら、私たち姉妹は道を進んでいく。気づいたら、もうランニングコースを一周してしまっていた。
「はぁ、はぁ…話しながらランニングって、かなりきついね」
「は〜っはっはっはぁ!今回も私の勝ちね!佑芽!」
「にゃぁぁぁぁ!!!ぐやじい〜〜!!!」
「でも、とてもいいトレーニングになったわ。今後もこんな勝負ができたら良いわね」
口ではこんなことを言っているけど、私だってかなりきつかった。妹が姉を追い越さんとしている、客観的に見れば微笑ましい、とかアツい、とか言われる光景なのだろうけど、私には、喜ばしいような、とても恐ろしいような、変な感じ。
「おねえちゃん、次は絶対に勝つよ!」
「次も勝たせてもらうわ!」
「じゃあね!おねえちゃん!」
勢いよく遠ざかっていく背中は、小さいときとは大違いで。このまま、私の手の届かない場所に行ってしまうのではないかと、寂しくなった。でも、私はもう、逃げないって決めたから。たとえ佑芽がどれだけ強くなろうとも、私は受け止めて、超えて、世界では一番のアイドルになってやるんだから!
終わり - 36ヴァンパイアP25/08/28(木) 11:36:45
凄くシンプルなのに読み応えもあって素晴らしいです、、ありがとうございました
- 37ハッシュ25/08/28(木) 11:45:02
- 38ハッシュ25/08/28(木) 11:53:33
- 39◆je8PYTqP5Ydc25/08/28(木) 11:58:02
- 40ハッシュ25/08/28(木) 12:10:00
- 41ハッシュ25/08/28(木) 18:06:11
気づいたらもう6時間も過ぎてしまっている!!
リクエストはないのかしら… - 42◆wrMSm.CxZiIw25/08/28(木) 19:22:46
- 43二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 19:29:51
- 44二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 19:43:42
- 45ハッシュ25/08/28(木) 20:13:55
- 46ハッシュ25/08/28(木) 20:16:18
まさかゾンビ映画スレのお方が来たなんて…実際に映画をみているみたいなクオリティだと思います!自分のペースでこれからも頑張っていただけると嬉しいです
- 47ハッシュ25/08/28(木) 20:17:43
- 48ハッシュ25/08/28(木) 20:19:44
- 49ハッシュ25/08/28(木) 20:22:30
順番に補修組のババ抜きからいきます
- 50二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 20:23:19
- 51二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 20:24:37
異常葛城愛者、ヴァンパイアP、ゾンビ先生、曇らせ日記……ここ結構すごいことになってきたな
- 52二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 20:26:24
- 53ハッシュ25/08/28(木) 21:46:25
<高校生らしいこと、しよう>
わたしは、篠澤広。初星学園高等部に通っている1年生。趣味でアイドルをしている。今日は、初めてできた友達の佑芽と千奈と、一緒にテレビのお仕事。プロデューサーによると、撮影は朝早いから前日から旅館に泊まって、明日に備えるらしい。
この3人は仲がいいから、相部屋をプロデューサーに用意してもらった。
と、いってもご飯も食べたし、お風呂も入ったし、やることがない。仕事だからろくなものはもってきてないし…あ。
「千奈、佑芽、トランプやろう」
「まぁ、いいですわね!」
「でも千奈ちゃん、広ちゃん、あんまり遅く寝ると明日に響いちゃうんじゃない?」
「わたしたちはアイドルである以前に高校生。旅館でやるトランプ。学生の醍醐味」
「ええ、わたしもこんな雰囲気でトランプはしたことがないですわ!」
「もしかしたらこれがわたしたちがトランプをする最後のチャンスかもしれない。佑芽、高校生らしいこと、しよう」
「ええ〜〜大袈裟だよ〜、でもまあ、千奈ちゃんと広ちゃんがいいなら、やろうかな!」
「よしきた。なにをする?」
「そうですね…大富豪とか、ブラックジャック、ポーカーなんてのもいいですわね〜っ!」
「あぁ〜、ごめん千奈ちゃん、広ちゃん。あたしババ抜きしか知らないや」
「まぁ!」
「ならババ抜き、しよう」
- 54ハッシュ25/08/28(木) 21:48:15
というわけで、3人でババ抜きをすることになった。こういうことをするのは初めてだから、すごく、楽しみ。
「じゃ、カードを配る、ね」
ジョーカーを一枚抜いてから順番にカードを配っていって、あっという間になくなった。そしたら、同じカードを捨てていく。佑芽も千奈も、手際よくカードを捨てていって、やがて全員の準備が整う。
「準備はできたようですわね」
「ジャンケンだよ!」
「「「じゃーんけん、ぽん!」」」
「ふっふ〜ん、あたしの勝ち!」
「じゃあ佑芽から時計回り、だね」
わたしは千奈に引いてもらって、佑芽から引くことになった。
「始めるよ!」
「どんと来い、ですわ!」
「むむむぅ〜?」
「あわわ…」
ちょっと観察してみてわかった。佑芽も千奈も、ポーカーフェイス、すごく苦手。かくいうわたしも、得意
とはいえないかもだけど。
「ふふっ、一抜け」
「あ〜っ、くっそぉ〜!」
「こうなったら、一番ではなくとも、最下位は回避して見せますわ!」
「負けましたわぁ〜!!」
「なんとか勝てたぁ…」
「やっぱり、佑芽の勘はすごい」
「へへ〜っそうでしょぉ」 - 55ハッシュ25/08/28(木) 21:52:02
何回も回数を重ねていくうちに、佑芽も千奈も、ポーカーフェイス、どんどんうまくなってきて、わたしが負けることも増えてきた。ままならない…いいね。
「篠澤さん、篠澤さん。そろそろ…」
「もうこんな時間。佑芽、佑芽」
「なに?あ〜っ!もうこんな時間!」
「明日も早いですし、ここで切り上げて寝ましょう」
「ふぁ〜ぁ、案外熱中しちゃったねー」
「佑芽、最後すごく強くなってた。もしかしたらプロになれるかも」
「え〜そうかなぁ〜」
「ええ、とても実りのある時間でしたわ!」
ババ抜きをしていた時間は短かったかもしれない。でも、わたしたちは、今、青春を過ごしているんだ。って、思えた一瞬だった。 - 56◆je8PYTqP5Ydc25/08/28(木) 21:52:56
- 57ハッシュ25/08/28(木) 21:56:53
- 58ハッシュ25/08/28(木) 22:16:09
- 59二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:32:00
- 60ハッシュ25/08/28(木) 22:42:29
- 61二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:55:16
やっぱり来たか
- 62ハッシュ25/08/28(木) 23:09:14
<バレてはいけない>
俺は学p。初星学園プロデューサー科に所属している、れっきとしたプロデューサーだ。
俺の担当は藤田ことねさん。高等部に上がるまでは、アルバイトを何個も掛け持ちして学費を稼がなくてはいけない事情もあり、その類稀なる才能は発揮されることなく燻っていた。しかし俺が担当したと同時に才能を発揮する準備が整い、今では『黄金世代の一員』とまで呼ばれるようになった。一緒に成長できている感じがすごくして、プロデュースは充実している。
だが、俺はアイドル相手に決して抱いてはいけない思いを抱いてしまった。彼女が、異性として少し気になるようになってしまったのだ。
きっかけは正直わからない。気づいたらこんな感じだった。おそらくあの世界一かわいいアイドルは、知らず知らずのうちに俺を魅了していたんだと思う。
なんでこんなモノローグを一人でこなしているかというと…
今日が藤田さんとの遊園地デートの日だからだ!!!
この思いが溢れ出してしまったらどうしよう、彼女のプロデューサー失格なのではないか、と思いがグルグルめぐってしまって、こういう風になっている…
「プロデューサー、おっまたせしましたぁ!」
彼女が、来た。
- 63ハッシュ25/08/28(木) 23:11:42
睡魔に負けそうなので今日はここまでです、待ってくれている心優しいお方には申し訳ないです。朝には生存報告するので何卒よろしくお願いします!
では、良い夢を… - 64ヴァンパイアP25/08/28(木) 23:16:55
かなり盛り上がってきましたね
- 65二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 07:16:06
保守&リクエスト
ちょっぴりハードなみすてま下さい - 66ハッシュ25/08/29(金) 07:45:45
おはようございます
今日はpことの後半からです
ここに来てリクエストが溜まってきた…嬉しい悲鳴ですね - 67ハッシュ25/08/29(金) 08:46:38
続き
「プロデューサぁ〜!待ちました?」
「いえ、いま来たばかりですよ」
「そんな疲れてる顔で気遣われてもこっちが申し訳ないですよ…だいぶ長く待ってたみたいですね」
おっと、長く物思いにふけっていたことがバレてしまったようだ。俺の思いがバレるよりかはいいが、それはそれとして藤田さんに心配をかけることは以ての外だ。しっかりしないと…
「じゃあ、入りましょ〜!」
「はい、そうしましょう」
遊園地。定番中の定番のデートスポット。休日ということも相まって、とても多くのカップルがここで時間を過ごそうとしている。1人なら、ちょっと嫉妬していたかもしれない。
「プロデューサー、まずはぁ〜、メリーゴーランドに乗りましょ!」
「メリーゴーランドですか。いつもよりかわいい藤田さんが見られそうですね」
「プロデューサー!?しょっぱなから飛ばしますねぇ〜、あはは〜//」
やがて、華やかな音楽とともにメリーゴーランドが回転を始める。
「プロデューサー、この手に捕まってぇ!」
「危ないですよ、ゆっくりとはいえ動いているんですから」
「むぅ〜プロデューサーのけちぃ」
こうゆうむすっとした顔も、最高にかわいい。もちろん、口にするつもりはないが。
「はぁ〜やっぱりムードあっていいですね〜、メリーゴーランドは」
「ええ、ノスタルジックな雰囲気に藤田さんがよく映えました」
「!?ちょっとプロデューサぁ〜!///」
「?」
「つ、次は、ジェットコースターなんて、どうです?」
「っ…いいですよ」
実を言うと、絶叫アトラクションはあまり経験がなく、したがって耐性もない。どうしたものか…
「わぁ…並んでますね〜」
「藤田さんと過ごしているので待っている時間も俺は楽しいですよ」
「じゃっ、気長に待つとしましょ〜!」
- 68ハッシュ25/08/29(金) 09:40:46
またまた続き
「いよいよですね〜、ちょっと怖くなってきたかも」
「…」
この顔を…藤田さんに隠せているだろうか。俺は今、今までで一番ひどい顔をしているだろう。ジェットコースターなんて、ただのアトラクションなのに。
カタカタ、カタカタと不気味な音を響かせながら俺達
を載せた箱は天空へと上がっていく。
刹那、空へと向かっていた視線は地へと落ちた。
その後のことは、あまり覚えていない。一瞬失神していたかもしれないし、何かに必死に捕まっていたかもしれない。一つはっきりしているのは、藤田さんの顔が、いつにも増してかわいかったこと、だけだ。
「プロデューサー…終わったんで、離れてもらっても?」
は?
目を横に移すと、俺の腕が、藤田、さんに?
「はっ!!!ももも、申し訳ありません!藤田さん!」
「いいですけどぉ〜、あたしのこと、ほんっとぉ〜に好きなんですね♡」
「!? か、からかわないでください!」
「ここまできたなら、あたしのこと、名前で呼んで欲しいナ〜、なんて」
「ふっ、ふじっ、ことね、さん」
「よくできまっしった、ハート♡」
もう、この思いは、藤田さんにはバレバレなのかもしれないな。
終わり
- 69ハッシュ25/08/29(金) 12:30:26
りなpいきます
- 70二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 17:29:26
素晴らしい
- 71ハッシュ25/08/29(金) 20:20:42
<きみの、お姉さんとして>
私は姫崎莉波。初星学園高等部の3年生で、学園の生徒会の書記も担当してます。3年に上がるまでは、無理なキャラ作りとか迷走しちゃったけど、プロデューサーくんがついてからは、お姉さんキャラをものにして、今までにない充実した日々を過ごしている。
今日は、ライブ成功のご褒美でどこか2人でお出かけをすることになったから、そのときのための服をショッピングモールに買いにきた。
プロデューサーくんはどんな服を着ていけば喜んでくれるかな。どんな雰囲気にすればリラックスしてくれるだろう。そんなことを考えていたら、もう買い物は終わってしまっていて、帰路につこうと思って寮までの道を踏み出したときだった。
目に見慣れた横顔が映った。
…プロデューサーくん?
- 72ハッシュ25/08/29(金) 20:22:09
書き始めたすぐあとに急ぎの用事入っちゃってめちゃ遅くなりました!
後半も今日中に書き上げるのでもう少々お待ちください! - 73ハッシュ25/08/29(金) 22:21:27
続き
その姿を見てしまったからには、もう止まることはできなくて、つい後をつけてしまった。
プロデューサーくんは、今話題のお菓子の店に入っていった。買わないのに入る、というのはさすがに忍びなくて入らなかったから、プロデューサーくんがなにを買ったのか、誰に向けてなのかはわからない。でも、心に感じたことを私は口にしてしまっていた。
「プロデューサーくん、かわいいとこ、あるんだね」
さぁ、プロデューサーくんも帰ろうとしているし、私も帰ろうかな?
「そこのお兄さ〜ん」
女の、人?
「時間空いてるなら、あたしとバーでもどう?」
あ、あああ…これって、いわゆる逆ナンパっていうやつだよね…存在は知っていたけど、まさか遭遇することになるなんて…しかもプロデューサーくんが…
「お断りします。そもそも俺は酒を飲める年齢ではありません」
「そんなにかっちりスーツ着こなしてるのに〜?」
「それは…」
「どうせ飲めるんでしょう?強くなれるよ〜」
「やめてくださいっ」
女の人が、プロデューサーくんの袖を引っ張った。強引にでも連れて行くつもりだ。
そんなときだった、足が一歩出てしまったのは。
「や、やめてくださいっ!」
「誰?あなた」
「この人の姉ですっ!!」
「なんだ、女持ちなんて。期待して損した」
女の人は勘違いしてくれたのか、去っていった。
「姫崎さん、助かりました。女の人を怪我させるわけにはいかなかったので」
「たまたま通りかかったところだったんだ。無事で良かった」
「それにしても、勇ましかったです、さっきの姫崎さん」
「弟を守るお姉ちゃんは、世界で一番、強いんだ」
「っと。じゃあ、一緒に帰ろう、プロデューサーくん」
「はい、そうしましょう」
- 74ハッシュ25/08/29(金) 22:22:33
「そろそろ寮ですね」
「プロデューサーくん」
「なんでしょう」
「今日は怖かったでしょ。お姉ちゃんの膝、使う?」
「…お言葉に甘えてもいいですか、莉波お姉ちゃん」
「ふふっ…おいで?」
私がベンチに腰掛けると、プロデューサーくんは素直に頭を差し出してきた。音もなく、太ももに頭が乗せられる。ちょっとずっしりして、プロデューサーくんのぬくもりを感じる。気分がとてもいい。
「莉波お姉ちゃん…」
「なあに?」
「あの…なでなで、して欲しいです…」
「ふふ、相当だったみたいだね、よーし、よし。きみはよくがんばりました」
でも、ここまでしていても、やっぱりプロデューサーくんはプロデューサーくんで。私に気を許して眠ってはくれなかった。
「ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとう。私を頼ってくれて」
プロデューサーくんと別れて、各々の道を歩いていく。やっぱり、もっともっと、すごいアイドルになって、強くならなきゃね。きみの、お姉さんとして。
終わり - 75◆WsV5Czf1Hs25/08/29(金) 22:31:02
- 76ハッシュ25/08/29(金) 22:32:31
- 77ハッシュ25/08/29(金) 22:44:18
- 78◆je8PYTqP5Ydc25/08/29(金) 23:39:22
ハッシュさんまとめ職人だったのか……!
まとめ職人さんは何人か認知しておりますが、いつも楽しんでます……! - 79ハッシュ25/08/29(金) 23:44:44
<ずっと、一緒にいましょうね>
ふわぁ……秦谷美鈴です。初星学園高等部アイドル科の1年生で、マイペースにトップを目指すアイドルです。
わたしには、1人の幼馴染がいます。月村手毬。わたしは『まりちゃん』と呼んでいます。もちろんルームメイトです。まりちゃんは、いつもとってもかわいくて、ついつい甘やかしたくなってしまいます。でも中等部のときの喧嘩がきっかけで、一旦はルームメイトの関係を、やめてしまったときもありました。昔の関係に戻れるのか、と不安になるときもありました。でも、今はすっかり仲直りして、また相部屋に住んでいます。もうまりちゃんの心は、わたし1色でしょう。
「みすずぅ〜!!」
おや、またまりちゃんが困っているようですね。
- 80ハッシュ25/08/29(金) 23:50:29
いや、そういうわけではなくてですね…
いやぁ言葉足らずですみません…
私はあにまんはじめてまだ1ヶ月も経ってない新米ですので…
お詫びといってはなんですが↓
手毬の炎上やイヤイヤ期の影響を受けたヤングケアラー燐羽はどこか手毬のいない適当な国に旅行する準備をするのだった……【学園アイドルマスター/学マス/賀陽燐羽】
- 81◆je8PYTqP5Ydc25/08/29(金) 23:52:31
- 82二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 23:56:55
やっぱり揃ったか曇らせの最前線を走るもの達……
- 83ハッシュ25/08/29(金) 23:57:50
- 84二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 23:58:02
滅相もない、わたくし異常葛城愛者は曇らせなんて可哀想なものは書けませんでやんす
- 85ハッシュ25/08/30(土) 00:00:20
曇らせ…興味はあるしみなさんのssも読んでるんですけどいかんせんかいたらすごく凹みそうで…
- 86ハッシュ25/08/30(土) 00:09:25
みすてまの途中ですが睡魔に負けそうです
こんなに起きてたの久しぶりかも…
7時ぐらいにはまた書き込むんで何卒よろしくお願いします!
よい夢を… - 87二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 01:33:37
このレスは削除されています
- 88◆wrMSm.CxZiIw25/08/30(土) 01:34:55
ありがとう
等身大の女の子って感じがして凄くいいです、自分はこういうささやかな日常の描写が結構難しいと感じてるので……。あとダイススレも。
せっかく色んな物書きの人が出入りしてるので、自分も皆さんから着想を得たようなSSとか書いてみたいですね。
- 89ハッシュ25/08/30(土) 07:49:47
- 90ハッシュ25/08/30(土) 10:51:01
>>79続き
「またふとっちゃったぁ〜!!」
「まあ。なら、いつものように、協力しますよ、まりちゃん」
「ありがと」
今日やることは、決まりですね。まりちゃんのダイエットに付き合って、ご飯は、カロリーの控えめなものを作ってあげましょう。
「ふっ…ふっ…」
「まりちゃん、その調子です」
「あと、ノルマまでっ…ちょっとぉ…」
「はっ、はっ…」
「ペースが落ちてきてますよ、まりちゃん」
「まだ、まだぁ…」
「疲れたぁ〜!!!」
「お疲れ様でした、まりちゃん。すぐにごはんを作りましょうね」
「やった!」
「でも、カロリーは控えめにします。満足はできないかもしれませんが、体重を戻すために我慢してくださいね」
「うん…仕方ない、よね…」
しゅん、としてしまった顔もとてもかわいいですね、まりちゃん。甘やかしてしまいそうな気持ちをなんとか抑えて、ごはんを作りましょう。
「いただきまぁ〜す!」
「あっ、まりちゃん、そんなに急ぐと…」
「あふい!?」
「舌を火傷してしまいますよ?と、言おうとしたのですが…ほら、ふーふーしてから食べさせてあげますから」
「あーん」
「はい、よくできました」
「おいひい!」
「なら、よかったです」
- 91ハッシュ25/08/30(土) 10:59:41
まりちゃんのお世話をできることは、とても幸せです。あっというまに時間が過ぎていきます。
「ごちそうさまでした」
「はい、お粗末さまでした」
「ごはん食べたら、眠くなってきちゃった…」
「まあ、歯を磨いて、お風呂に入ってからですよ、まりちゃん」
「うん、わかってる…」
「みすずぅ〜!シャンプーが目にはいったぁ!」
「まりちゃん、大丈夫ですか?洗いながしますから、目を少し開けてください」
「うっ…いたいぃ…」
「痛みは引きましたか?」
「なんとか…」
「それはよかった」
「背中…流してあげるよ」
「まあ。ありがとうございます、まりちゃん♪」
「さぁ、寝ましょう」
「うん…ふわぁぁ…」
「まりちゃん、とんとんしなくて大丈夫ですか?」
「そんなに…やってもらう必要ない」
「ふふっ。はい、分かりました」
「美鈴。美鈴は私のやりたいこととか、するべきこととか、いつも手伝ってくれるよね」
「それが、わたしの幸せなんです」
「一度は手を離しちゃったけど…もう差し出してくれた手を離すつもりはないから。これからも…一緒にいてくれる?」
「もちろん。もう、まりちゃんの手を離しません。離したくありません」
「ずっと、一緒にいましょうね」
終わり - 92ハッシュ25/08/30(土) 16:41:24
pハッシュ…どうなるかわかりませんけど、やるだけやってみます
- 9344です25/08/30(土) 16:45:27
- 94二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 17:37:34
感謝です。やっぱりてまみすは幸せになる
- 95ハッシュ25/08/30(土) 18:24:24
<ハッシュ?>
俺は端本 優星。初星学園高等部の1年生。あだ名はハッシュ。プロデューサーに憧れてこの初星学園にやってきた。
プロデューサー科は外部入学がほとんどであることはわかっている。でも本職のプロデューサーになる前に経験を積んでおきたかった。そのために、学園長に直談判してプロデューサーのアシスタントに就く許可をもらい、プロデューサー科への受験は外部生と同じ受験をすることで釣り合いをとってもらった。
今日がプロデューサーアシスタント初日。まずはお世話になるプロデューサーさんに挨拶をしておかなくては。
ノックをして、事務所となっている教室へと入っていく。
「こんにちは。俺が今日から君に手助けしてもらう学pです。これからよろしく」
「ど、どうも、端本優星です。俺の我儘を聞いていただき本当にありがとうございます!」
「いやいや、こちらこそ。実はもう担当には来てもらっています。紹介しましょう」
「アイドル科1年、花海咲季よ!」
「同じく1年、月村手毬」
「同じく1年、藤田ことねちゃんで〜っす!」
「おお、3人も…恐れ多いです」
「謙遜はしなくていい。あなたの実力は、過ごしているうちに分かる」
「そうよ、これから一緒に過ごしていくんだから、遠慮なんするべきじゃないわ!」
「これからよろしくね〜!えーっと…」
「ハッシュと呼んでください、名前や苗字呼びは…ちょっと慣れてないんです」
「まだまだ固いナ〜!もっと踏み込んでもいいんだぜ〜」
「藤田さん、やめてください、同い年でもプロデューサーなんです。関係は注意すべきです」
「ちぇ〜っ」
「まだまだ新米ですが、これからよろしくお願いします」
「よろしく(ナー)!」