- 1二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:30:07
スティルトレ「もう夕方だね。今日はこのぐらいにしておこうか」
今日は学園のコースが点検中により使えなくなっていたため、公園でトレーニングをしていた。
スティル「はい、わかりました。…あ」
スティルがなにかを見つけたように空を見上げる。
スティルトレ「なにかあった?」
スティル「トレーナーさん、あちらを見てくださいますか?」
スティルの目線の先には、薄い雲を突き抜ける丸く淡い光があった。日が完全に沈んでいないからか、その光は弱々しい。
スティルトレ「満月だね。…あ、本能の方は大丈夫?」
スティル「いまのところは、大丈夫です。帰りましょうか。完全に暗くなってしまう前に」
スティルトレ「そうだね」
帰る支度をしている途中、ふと、スティルは小説のとある表現を思い出した。そして、唐突にそれを試してみたくなった。
スティル「あの、トレーナーさん」
スティルトレ「どうしたの?」
スティル「…月が綺麗、ですね」
スティルトレ「!」
トレーナーは目を見開いて驚き、しばらくの間沈黙が続いた。彼は意味を知らないかもしれない。たとえ知っていたとして、どう返事されてもかまわなかった。ただ、彼がこの言葉にどう返すのか、気になってしまった。
スティル(迷惑をかけてしまったかしら…?)
長く続きそうな静寂に耐えきれなかったスティルが口を開こうとした時、トレーナーは月を見上げて言った。
スティルトレ「…死んでもいい、かな」
スティル「…!」 - 2二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:32:23
>>1は小説と呼ぶにはかなり拙すぎると自分でもわかっているけど、スティルの「月が綺麗ですね」にトレーナーが「死んでもいいかな」と返すところを見たいので書いた。後悔は多分ない。
- 3二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 22:40:47
ちゃんと返しの言葉を知ってるスティトレ誉れ高い