- 1二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:26:57
- 2二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:29:07【SS】現代を生きる生徒達|あにまん掲示板「白子先輩、どうしたのいつもよりも物騒なこと言って」「瀬里香ちゃん。どうしましたか?」「白子先輩が銃に興味もったみたいなの。」「ええ!?白子ちゃん、不良になっちゃったんですか!!」「うへ〜、どうしたの…bbs.animanch.com【SS】現代を生きる生徒達 2|あにまん掲示板その1https://bbs.animanch.com/board/5241708/都希「アヴァンギャルドとは、自由なのでしょうか。」bbs.animanch.com【SS】現代を生きる生徒達 3|あにまん掲示板センセイ「悪魔と天使の世界は似てる。違いはそれぞれの趣味の方向性だけ」TRINITYの次はGehennaですbbs.animanch.com【SS】現代を生きる生徒達 4|あにまん掲示板もう少しだけ続きます。bbs.animanch.com
- 3二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:29:15
ふ……不穏!
- 4二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:43:03
期待が止まらない
- 5二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:45:57
ヒェッ…
- 6二次元好きの匿名さん25/08/27(水) 23:47:09
レポート
夢とそれが与える影響の考察
著者:不明 - 7二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 00:26:47
TRINITY編2の開幕だ
- 8二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 01:54:41
ついにデンョヤ現代編か
- 9二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 03:22:22
たておつ
- 10二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 03:31:00
スレ画がちょっと怖いぞ
- 11二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 08:16:48
それな
- 12二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 08:49:56
- 13二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 09:30:05
- 14二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 13:08:08
…一体、何が始まるんです…?(震え)
- 15二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 17:22:34
ヒフミさん…!?
- 16二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 21:29:01
- 17二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 21:40:19
いくつか調査で判明したことを追記する。
人間が初めて夢を見るのは何時なのか?
それを知るために改めて論文を漁った結果、正木博士の「脳髄論」に行き着いた。
「脳は考えていない」、「考えているのは全身の細胞」、「脳は各細胞の思考を全身に送る電話交換局」、「夢は眠る間に全身を巡る細胞の思考である」…等。
本来であれば詳しく記すべきだが、それならば読み返せばよいため記載しない。
それよりも必要なのはこの先、「胎児の夢」にある。
- 18二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:26:34
母親の胎内で1つの単細胞が増殖し、魚や爬虫類、猿の姿を経て人間の姿へ変化していく。(厳密には〜のようなと付けるべきだが)
人間の姿から細胞を増やすわけではなく、わざわざ人類の進化の軌跡のように身体を形成する姿を正木博士曰く、人間の臓器は魚や爬虫類、猿の時代の臓器の名残があり、それらを受け継ぐために胎児の頃の人間は、進化の軌跡を巡る旅を母親の胎内で行う。
そして受け継ぐのは肉体だけではなく、精神構造や歴史。
勿論、我々人類の歴史も該当する。
そこに綺麗も汚いもない。
前述にあった前世の記憶もここから受け継がれていく過程の名残ではないかと私は考えている。
だがくどいようだが前世の記憶はここから先に語る事では関係ない。 - 19二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:34:47
ここで1つだけ、これも妄想になるのだが
細胞の一つ一つに組み込まれた情報が全て同じ同一人物がいた場合、人は細胞経由で自分という名の他者の夢を覗くことはできるのだろうか?
また、同じ細胞同士で魂を組み替えた場合、如何なる影響を及ぼすのかも考えたい。
だが、サンプルが足りない。
- 20二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:37:27
怖い怖い怖い怖い…!
- 21二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:47:54
- 22二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:55:59
- 23二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 22:58:40
- 24二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 23:09:45
- 25二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 23:19:41
- 26二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 23:22:32
…それって、チナツの…?
- 27二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 23:29:51
2022年1月12日
神奈川県横浜市神奈川区
これまでの個体の中で一番天使に近い個体が現れた。
背中に白い翼を生やしており、勿論銃を握りしめていた。
そして、天使は車に惹かれ周囲は騒然としていた。
だが、エンジェル(神奈川区の個体の呼称)は「何するのよ」と文句をこぼしながら立ち上がり運転手に文句を言い始め、そして数分後に消えた。
事件現場には血痕の1つもついていない。
そして外であることや警察の登場により髪の毛の回収もできなかった。
次は接触を試みるべきかな? - 28二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 23:38:37
やはり…キヴォトス人が一時的に出現してる…?
- 29二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 23:38:45
- 30二次元好きの匿名さん25/08/28(木) 23:46:25
裏で凄いこと起きてるなぁ…
- 31二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 07:30:46
果たして…どうなる…?
- 32二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 08:22:12
- 33二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 10:25:25
それはそう
- 34二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 12:58:14
- 35二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 15:27:32
あってたまるか
- 36二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 20:48:58
大事になってきてる…?
- 37二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:18:22
Trinity編2
アラームの音で目が覚めて、階段を降りて洗面所へ行って髪を整えたら今度はキッチンへ行き席に着く。
日富美母「おはよう日富美」
日富美「おはようお母さん。…お父さんは今日はやいんだね」
日富美母「繁忙期だからね。もう少しの辛抱だよ」
日富美「大丈夫だよ。もう小さくないから」
日富美母「親からしたら子供は何時だって可愛いものだなんだよ」
日富美「もう高校生だよ!」
日富美母「最近は川の字で寝てるのに?」
日富美「それは理由があってだから〜。それよりもお母さん今日は帰りは遅いの?」
日富美母「少しだけね。でも夕飯には間に合わせるよ」
日富美「うん。お母さん、珈琲は飲む?」
日富美母「いただくよ。いつも通りブラックでね」
今日もいつも通りの大切な普通の日常が始まった。
家族がいて、他愛のない会話をして始まる朝。
私の大好きな時間の1つ。 - 38二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:19:21
…くるぞ…くるぞ……!
- 39二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:29:30
梓咲「日富美!」
日富美「梓咲ちゃんおはよう。」
梓咲「おはよう。」
家から歩いて10分先にあるバス停で友達の梓咲ちゃんと挨拶を交わしたあと学校につくまでの間、昨日の事やサンリオ、次のテストの事を話したりする家の外での私が大好きな時間。
どんなについてないって思う日も、悲しい日もこのルーチンは外せません。 - 40二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 22:00:37
教室
花子「おはようございます。」
日富美「おはようございます」
梓咲「おはよう。」
花子ちゃんが今日も早く来ていた。
いつも思うけど、花子ちゃんよりも早く登校できた事がない。早起きなのかな?
花子「日富美ちゃん、今日も梓咲ちゃんと仲良しですね」
日富美「そ、そうかな」
梓咲「うん。友達だからな」
直球で言われると照れるよ梓咲ちゃん。
嬉しいけどね。
梓咲「それよりも花子、何か周りが騒がしいけど何かあるのか?」
頭に?マークを浮かべて梓咲ちゃんは周囲の謎の熱気が気になり花子ちゃんに尋ねる。
花子「ご存知ないのですか?今日は先生が産休に入ったので代わりの先生が来るんですよ」
梓咲「…そうだったな」
日富美「そうでしたね」
花子「覚えて…いえ、日富美ちゃんはそれどころではありませんでしたものね」
日富美「あはは…でも大丈夫ですよ。もう今はちゃんと寝れてますから」
何気ない会話、いつもの学校。
私の世界はやっぱりここだけ。
この時間がやっぱり大好き。
「はい、しつれいしま〜す。」 - 41二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 22:29:32
飄々とした、もしくは居酒屋に入る人みたいなふわ~とした感じで大人の男性が入ってきた。
すると教卓に手帳を置いて周囲を見渡す。
徐々にクラスメイト達の視線は1人の男性のもとに集まった。
「はい、今日から桐谷先生の代理として2年2組のクラス担任を勤めることになりました夢野辺生人(ユメノベイクト)です。担当科目は化学。あ、あと大学で心理学とかオカルトとかも学んでました。そういうのに興味ある人いたら俺そのあたり強いからいつでも聞いてね。」
花子「男性の方でしたか」
日富美「なんかいい人そうですね」
梓咲「ユメノベイクト…ベイクド…なんか美味しそうな名前だな」
生徒「ところで先生って彼女いますか?」
先生「いないね〜。あっそう言うのでからかわないでよ。このご時世、俺みたいなおじさんは弱いからさ。」
生徒「はーい。」
先生「あっそうだ。あと言い忘れてたけどさ、こう見えてオカルトとかも結構詳しいからそういう相談もオールオッケー!ってことでよろしく〜。」
花子「相談しますか?」
日富美「いや…大丈夫です。もう治ってきてますから。」 - 42二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 22:42:17
ホントかなぁ…?
- 43二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 05:53:28
夢野辺「あっそうだ、そういえばオカルト絡みでひとつ。最近噂になってるドッペルゲンガーだけどさ、あれってみんな知ってる?」
生徒「あー先生も知ってんだ」
生徒「なにそれ?ドッペルゲンガー?」
生徒「会ったら死んじゃうやつだよ。目と目があったらとり殺されるんだ」
夢野辺「おー。やっぱり若い子達は情報たくさんもってるね~。それじゃあこういうのは知ってる?ドッペルゲンガーって実は別の世界の自分って説」 - 44二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 06:18:43
夢野辺「別世界に迷い込んで行く宛がなくて、もう一人の自分を取り込んで居場所を奪う!…なーんてな。さあそれじゃあ張り切って出席と参りましょ~。名前も覚えなきゃだからねそれじゃあまず出席番号1番は…井上君か。」
日富美「ドッペルゲンガー…自分の居場所を奪う」
梓咲「もしかして少し前にモモフレンズの話をしてたのって日富美のドッペルゲンガーだったりするのだろうか」
日富美「あははは、そうだったら私今頃もう取り込まれちゃってますよ」
梓咲「それもそっか」
- 45二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 08:57:30
私の日常はあの夢を見始める前に戻っていっている。
これでいい。
このまま、平凡な時間が続いてくれる。
これだけは変わってほしくない
場所:???
色が増えた。
既にある色が新しく塗りつぶされそうになってる。
同じだけど色だけど違う。
水彩で描いた世界をアクリルが塗りつぶされていく。
向こう側の色に染められる。 - 46二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 09:31:41
夜
阿慈谷家
日富美「じゃあおやすみ。」
日富美母「今日も1人?」
日富美「昨日大丈夫だったから今日も大丈夫だよ。おやすみなさい」
今日が終わる。
そしてまた明日。
明日も楽しい日だといいな。
出来れば、凄い幸運がこないかな?新しい推しのグッズとかテスト範囲が狭くなったりとかあとそれから…
考えているうちに意識は薄れて視界が暗くなる。 - 47二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 09:44:26
夢野辺先生「日富美くん!日富美くん!起きて!」
日富美「は、はい!!?…ペックル様!…あれ?」
夢野辺先生「いやペックルじゃないから。俺どう見てもあんな可愛いじゃないから。ほら眠くなる時間だけど集中集中!黒板しっかり見て~!テスト出すからね!」
日富美「…あれ?」
梓咲「どうしたんだ日富美。」
日富美「…私、どこから寝てました?」
梓咲「10分前くらいに」
日富美「え!?…」
梓咲「起こすべきだったな。すまない」
日富美「いえ、気にしないでください」
…あれ?夢?さっきのは…それにしてもリアルな夢だったなぁ。まるであの時みたいに
- 48二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 09:58:30
………おや…?
- 49二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 10:15:10
Beyond Biology
- 50二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 10:30:12
夜
阿慈谷家
日富美「それじゃあおやすみなさい」
日富美母「おやすみ…日富美」
日富美「何お母さん」
日富美母「……朝はごめんね。」
日富美「??…どうしたの?気にしてないから大丈夫だよ」
変なお母さん。
どうしたんだろう、一緒に寝たことでからかったのを気にしてたのかな?珍しい
居眠りしちゃったから、今日はそんなこと無いように沢山寝ないと。 - 51二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 10:32:18
朝
いつものアラーム音がなり、今日も階段を降りて洗面所へ行って髪を整えたあと、朝食に向かう。
日富美「おはようお母さん」
日富美母「…なんだおはよう。」
一瞬、お母さんが睨んだ気がした。
でも気のせいだったみたいですぐにいつもの顔に戻った - 52二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 10:33:23
…何かに気づいたか?
- 53二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 16:54:18
はてさて…どうなる?
- 54二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 17:32:30
日富美「…あっ、お母さん。お父さんは?」
日富美母「昨日言ったこと忘れたの?金曜日まで早出に変わったって」
日富美「?待って初めて聞いたんだけど」
日富美母「本当に覚えていないの?」
日富美「…いってきます。」
TV
キャスター「7月4日7時になりました。天気予報です。本日と明日は快晴ですが、明後日は1日中大雨が予想されます」
日富美「??…いってきます」
違和感がする。
今日は7月4日…あれ?昨日って普通に学校行って勉強して家に帰ってお風呂入って寝て…うん。普通に過ごしてる
指をほおに当てて思い切りつねってみる。
漫画でよくある夢か現実かを確認する行為を現実でやる日が来るとは思わなかった。やってみた感想は、無意識に力を弱めるから程よく痛かった。 - 55二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:05:18
日富美「昨日って何日だったっけ…確か2日だったような」
嫌な予感がした。
すぐ自分の部屋に戻り、鞄の中に入れたタブレットとノートを開く。
日富美「…?これ、私の字だ。でも書いた覚えがない。何これ…?こんな授業したっけ?ここも習ったことないのにもうやってる。ノートはちゃんと取れてるけど…私知らない。」
知らない自分の筆跡がノートにあった。
タブレットも開くと閲覧履歴にまだ習っていない頁を勉強した事になっている。
日富美「…なんで?」
- 56二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:29:59
まただ。
また、変な事が私の周りで起きている。
今度は記憶喪失?それともタイムスリップ?
なんで私ばかりオカルトみたいな事に巻き込まれるんだろう、少し考える度に不安が身体にまとわりつく。
多分また寝たら時間がとんでしまう
また寝ない日が続く?
そんなの嫌だ。
じゃあお母さんやお父さんとまた寝る?
それで治ればいいけど、それじゃあ多分根本的解決にならない。
そうなると、私の中でどうするかは決まっていました。 - 57二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:55:16
- 58二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:00:18
- 59二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 22:56:13
白子「今日はどうしたの?ファウスト」
日富美「あの…昨日って何日ですか?」
彩音「3日ですね。」
日富美「2日ではなくですか?」
白子「うん。それがどうしたの?」
日富美「…実はですね、dice1d3=1 (1) 」
1タイムスリップしたかもしれないんです
2昨日の事が全く記憶にないんです。記憶喪失かもしれません!
3……もしかして
- 60二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:18:23
- 61二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 07:39:00
- 62二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 07:45:11
惜しい…4なら何かしら核心に迫れたかもしれないのに…?
- 63二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 07:52:04
- 64二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 07:59:19
このレスは削除されています
- 65二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 08:09:14
白子ちゃん!?
- 66二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 08:38:35
- 67二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 08:42:33
日富美「いやに生々しい金額ですね!あと私の小説で保険のCMを作らないでください!!」
星乃「ごめんごめん」
センセイ「まあぐっちょりと濡れて緊急搬送された事はおいといて」
彩音「何もかも違いますよ!」 - 68二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 08:47:06
- 69二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 17:19:00
草
- 70二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 17:28:25
なかなかうまく行かんな
と言うよりは本当に一見するとただの板書なんだろうな - 71二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 18:53:28
- 72二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:05:54
彩音「…でも本当に覚えがないとしたら難しいですね」
センセイ「最近変なことは?」
日富美「ないです。変わったことは……あっ、あるとしたら夜家で寝た夢を見てたと思ったら、学校で居眠りしてて先生に起こされたとか」
野々美「…?それは普通に居眠りしていたのですか?」
日富美「いやでもそれにしてはリアルな夢だったような…あとはお母さんに今日睨まれたとか」
瀬里香「あの人が?」
白子「他にはないの?」
日富美「…担任の先生が変わったことでしょうか。これはあまり関係ないですね」 - 73二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:26:12
センセイ「新しい先生?」
日富美「はい。産休に入りましてそれで」
センセイ「…新しい大人か。」
瀬里香「へぇ〜。どんな人なの?」
日富美「眼鏡かけてて飄々としてる感じで、あとオカルトが大好きな男性の方でした。あと優しそうな感じがしました」
星乃「イケメン?」
日富美「おじさんって言ってましたよ自分のこと」
瀬里香「じゃあ、若いわね。そういう事言う人に限って若いわきっと」
センセイ「…その人に聞いてみるのもありかな?」
白子「聞いてくれるかな?」
センセイ「今の話だけだと何とも言えないから…。それに日富美の近くにいる人達の意見は大事だと思う」 - 74二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:34:57
星乃「イケメンイケメンって瀬里香ちゃん意外と面食い?」
瀬里香「…別にそんなんじゃないわよ!」
星乃「本当に〜?」
瀬里香「じゃあ星乃先輩は」
星乃「そりゃイケメンかな。あっ美人さんもオールオッケー」
野々美「おじさんっぷりに磨きがかかってきてますね〜。」
星乃「まあ何にせよ、私達もいいけど友達とか先生に頼るのが一番なのかもね。そりゃ嬉しいけど、私達日富美ちゃんの近くにずっといるわけじゃないからね〜」
日富美「…」
白子「友達は信じてくれたんだよね?あの事」
日富美「はい。夢のことは理解していただいたと思います。」
星乃「じゃあやることは1つじゃない?とにかく相談だよ」
- 75二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:40:17
センセイ「でも、何かあったら誰でもいいから連絡してね。」
日富美「はい。」
そして、特に解決はせず議論は終わりましたが、次の行動は決まりました。
夢野辺先生と梓咲ちゃん達を巻き込むことになる事が少し罪悪感を感じますが。
…迷惑じゃないかな - 76二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:48:24
- 77二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:52:28
日富美と梓咲、相思相愛かな…?
- 78二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:53:57
野々美のブレない感
- 79二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:17:24
大丈夫だよ。
- 80二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:18:05
このレスは削除されています
- 81二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:19:07
- 82二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:20:24
ベア…BBAで草
- 83二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:24:04
- 84二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:31:45
何してんねんあの野郎!
- 85二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 22:09:46
???
天使が落とした生徒手帳はトリニティ総合学園、ここを指し示していた。しかし、4年前同様に翼どころか光輪をつけた生徒はどこにもいない。
それが普通なのだけども釈然としない。
しかし、面白いことが分かった。2023年度卒業アルバムにて、生徒手帳の生徒の写真を発見した。
鏑木リンネ、現在は大学二年生くらいだろうか。
光輪以外は目も鼻も全て瓜二つ。
君はここじゃないどこかから来た。
そうだとしたら、君は何故ここへ?
ここには何がある?
生徒手帳に問いを投げ掛けても写真の女子生徒は教えてくれない。
やはり地道に探すしかないのかと、手帳を閉じ、引き出しにしまうと、4年前に摘出した弾丸が視界に入ってきた。
君もだけど、ここには天使や悪魔の求めるものがあるのか益々本人へ問いたくなる。
そんなにここは素敵? - 86二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 07:52:50
- 87二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 08:56:32
日富美「今日は梓咲ちゃん達に相談しなきゃ…あと信じてくれるなら先生も」
身体を起こすと、雨音が聞こえた。
本来なら明日降ると天気予報では言ってたはずだったのに、珍しく予報が外れたらしい。
日富美「あれ?天気予報外れたのかな…」
若干ナーバスな気持ちになるが仕方ないと気持ちを切り替えて洗面所へ向かう。
日富美父「おはよう日富美。」
日富美「お父さんおはよう。…あれ?今週は朝早くなったんだよね?」
日富美父「まだ寝ぼけてるのかな?今日は土曜日だよ」
日富美「またまた〜。お父さん、そんなウソもう騙されないよ」
日富美父「本当だよ。ほら」
新聞を見せると確かに7月6日(土)と記載された朝刊を見せられた。
日富美「……冗談だよね?これはいくらなんでも凝り過ぎだよ」
日富美父「マジだよ。昔ならやったけど今は時間をあまり作れないから出来ない出来ない。」
…嫌な感覚が過った。
テレビをつけると土曜日しか流れないニュース番組が流れている。
日富美「…え?」 - 88二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 10:48:34
…もしかして:『君の名は』
- 89二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 11:00:09
- 90二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 19:09:17
はてさて…?
- 91二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:17:58
日富美「………」
疲れた。 - 92二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:43:37
恐怖もある。
でも、それより先にでてきたのはため息と疲労感。
もうどうでもいい、面倒…。
こんな事を考えたのは多分初めて。
こんなに自分の事がどうでもいいと思える日が来るなんて思わなかった。
なんで私ばかりこんな目に合うんだろう、私は何も悪いことしてないのに。
理不尽に対する怒りも悔しさも苛立ちも湧かない。
こういう時ってどうするものなのかな。
日富美「…おやすみお父さん。」
日富美父「日富美?疲れてるのかい?」
日富美「うん…なんかもう色々」 - 93二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:54:06
部屋に入るなり私はうつ伏せになる形でベッドに身を投げて、そのまま目を瞑って寝ようとしました。
もう次起きたら明日か明後日になるはず。
そうすればみんなに相談できるし
日曜日は……諦めよう。
私はそういう星のもとに生まれたんだって考えることにします。
普通だと思ってたら、普通に寝ることも日常を送ることもまともにできないのが私なんです。
…普通じゃないんだったらいっその事、あの悪夢の世界で過ごせたほうがよっぽどいいのかもしれない。
今だけはあの夢を見たい。
…そうだ。いっその事あの銃を使ってみようかな。
どうせ夢なら、何したっていいよね? - 94二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:55:10
直球!
- 95二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 22:11:30
このレスは削除されています
- 96二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 00:18:40
このレスは削除されています
- 97二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 08:36:49
さぁて…どうなる…?
- 98二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 09:14:25
7月8日(月)
梓咲「おはよう日富美」
日富美「おはようアズサちゃん!」
目の前にいる友達や親が自分の知らない誰かではないのか?
そう考えるのは自分が冷たい人間だからだと思ってた。
実際に人付き合いはあまり得意じゃないし、周囲とズレてると思うところがある。
でも、これだけはわかる。
私の友達は、たまに姿だけ似た何かになる事を - 99二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 09:19:17
- 100二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:18:59
おーう…結構がっつり接触してるのね
- 101二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 19:20:50
……ヒフミも…、良い子…とは言い難いけど、悪い子でもないんです………
- 102二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:34:14
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- 103二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:37:21
様子が変わったのは、今思うと日富美が悪夢を見ると言ってくれた日よりも前なのかもしれない。
5月27日、いつものバス停に日富美がいなかった。
その時は体調を崩して休んでいたと思っていた。
だがその日の放課後、商店街で日富美の姿を見かけた。
あの日富美もサボるなんて事もあるのかと思った
でも様子がおかしかった。
見慣れた商店街を物珍しそうにキョロキョロ見て回ったり、自販機の中を見ては別の自販機へ移動してまた凝視。
飲みたい物がなくて探し回っていると言うよりは別のものを探してるようだった。
自販機には飲み物とかカロリーメイトくらいだろうに。
それと、私を見た途端に安堵したかと思えば、頭上や背中を覗き、見てはならないものを見たような顔をし、動揺し始めた。
私の身体に何かついていたのだろうか - 104二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:38:12
そんな前から!?
- 105二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:46:48
- 106二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:53:14
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- 107二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:54:08
- 108二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:55:12
そして次の日、日富美は昨日の事を全く覚えていないのかいつも通りに登校していた。
前日のことを聞くと、そこは普通に商店街での事は覚えているらしく、出会った後に食べ歩きしたことは覚えていた。
だが、私たちに言い放った言葉や自販機での挙動についてはまるで記憶から綺麗に抜け落ちたように覚えていなかった。
というよりは、最初からそんなことがなかったたような素振りを見せていた。
ここから日富美はいつもと違う姿を少しずつ見せていく。 - 109二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:10:12
- 110二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:12:47
流石に気付くよなぁ…
- 111二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:34:06
- 112二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:36:15
そういや梓咲ちゃんは、学外に友人とかは…?
- 113二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:40:53
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- 114二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:41:59
- 115二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:50:14
ヒフミ!?流石に君気づいてるよね!?配慮しよ!?
- 116二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 06:40:01
- 117二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 06:57:43
- 118二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 07:30:40
- 119二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 14:36:29
ヒフミさんです
- 120二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 22:26:02
ただ確実に言えることがあるとしたら、
今目の前にいる日富美は私の知る日富美じゃないということ。
でも、日富美ではないとすべて否定できない。
顔も表情も声も性格も何かがズレているが日富美そのものだった。
最初こそ問い詰めようと思ったが、そうしたら日富美に何が起きるか分からない。
だから、いつも通りに振る舞う事にしている。
でも、限界を感じてきている。
いつまで私は嘘をつき続ければいいのか?
日富美をこのままにしていいのか?
いっそこのままに…とも思った。 - 121二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 22:30:23
疲れる。
でも、諦める理由としては足りない。
日富美を本当の日富美に戻すのを諦めてはならない。
だとすれば、次の一手は何かと考えた。 - 122二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 22:34:12
夢野辺先生「それで梓咲くんは俺を頼ったわけだ。」
非常識な事態に対応するならその手の専門家に頼るしかないい。
梓咲「先生はオカルトに詳しいと聞いた。日富美の状態について何か心当たりはないかと思ったんだ」
夢野辺先生「成程ね…。」 - 123二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:04:39
- 124二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:17:01
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- 125二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:27:32
- 126二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:28:53
- 127二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:08:35
- 128二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:22:34
よし!とりあえずヒフミがこっち来てモモフレをちゃっかり布教しようというならば、こっちも対抗してサンリオ布教を始めるんだ日富美!
あ、でも今は向こう行けてる記憶ないのな……あっちのハナコとかにも相談出来ればいいんだが…… - 129二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:31:22
夢野辺「そういうの大事だよ〜大切にね」
なんか軽薄さを感じる
夢野辺「まあ生徒ではあるけど、他人ではあるからね」
梓咲「言っていいのかそれ?」
夢野辺「駄目だけど事実でしょ?俺と君は先生と生徒という一つのグループの関係。だけど、家族のような血縁やそれ以上のつながりはない。世間はうるさいけど、親や昔の学園ドラマみたいなことできないよ?てか、そんなベタついてるのよりも楽でしょ?」
梓咲「冷たくないか50歳」
夢野辺「ちょいちょい!まだアラフィフじゃないからあと2年はアラフォーだからそこ気をつけて。てか、年齢でよばないでよ」
梓咲「ベイク先生」
夢野辺「ふつーに苗字でお願い。あっ珈琲飲む?」
梓咲「私はどちらかといえば紅茶が」
夢野辺「あー飲めない感じ?Trinityって紅茶派多いよね。日富美くんだったら飲んでくれるかな。」
梓咲「…やっぱり飲む」
夢野辺「オッケー。砂糖とミルクは?」
梓咲「ミルクdice1d2=1 (1) 。砂糖はdice1d5=4 (4) 個で。」
1なしで 2ありで
- 130二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:34:43
- 131二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:42:54
- 132二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:31:13
- 133二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 12:03:48
- 134二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 19:20:14
ほっしゅ
- 135二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:37:02
- 136二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:43:50
夢野辺「うんうん。いいよそういうの」
梓咲「頭に輪っかをつけてて、裸で翼が生えてて、弓矢を持っている」
夢野辺「エンジェル。天使の中で最下級の子達だね」
梓咲「確かアークエンジェル、パワー、プリンシバティとかがいたはず」
夢野辺「ん~。やっぱりそういうのが気になるのは女の子も同じ感じ?」
梓咲「図書館にある聖書を読んだんだ。暇だったから」
夢野辺「そうなの?」
梓咲「Trinityは教会もあるからかそういうのを自然に読むんだ。」
夢野辺「なんだ~。ゲームとかそういうのかと思ったらやっぱり真面目だね、梓咲くん」
- 137二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:52:56
- 138二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 22:18:50
梓咲「因にだが、なんで撃たれたんだ?」
夢野辺「気になって近づいたら撃たれてね。」
梓咲「そんなに天使は危険なのか?」
夢野辺「そうだね。彼女たちは見た目こそ梓咲くん達みたいな女学生だけど色々違う。個体も様々だしね。すぐに手が出るというよりは銃が火を吹くし、車に轢かれてもケロッとしてる。ユメヒフミくんもその天使の部類だとしたらかなり慎重に接しないとならないね」 - 139二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 22:31:06
- 140二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 22:43:09
- 141二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:02:33
- 142二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:05:16
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- 143二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:11:30
- 144二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:36:52
- 145二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:49:42
うーんマッドの片鱗…
- 146二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 00:09:42
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- 147二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 00:11:47
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- 148二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 08:33:01
- 149二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 11:08:28
まぁ…ねぇ…?
- 150二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 18:30:53
残当
- 151二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 00:18:28
梓咲「…」
話してみたが、やっぱり胡散臭い。
というか駄目な大人の気配を感じる。
でも、知りたい情報は得ることが出来たし何よりも日富美の事を誰かに打ち明けることができたのは大きい。
花子達にも話して…と言いたいが案外花子は繊細だし、小春は嘘をつけない。
やはりもう少し時間が経ってからにするべきか。 - 152二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 07:51:55
梓咲「それにしても行動原理か…。」
その夜、日富美のこれまでを振り返ってみた。
先生に伝えた異なる部分以外で変わった点はないか、不可解な行動もないか考えたが見当たらない
だからこそ様子を見るにしても漠然としており何をするべきか決まらない状態だった。
試しにリラックスしてベッドに横たわる。
特にそれで思い付けば苦労はしない。
何もない。
梓咲「私も日富美の言っていた夢を見れたら何か分かるだろうか。」
と考えてに耽っているといつの間にか私の意識は無くなり、朝を迎えていた。
梓咲「…夢はこっちから求めてたら来ないのか」
また朝が始まる。
今日の日富美はどうなっているだろうか
- 153二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 10:58:40
???
2022年1月12日に目撃したエンジェルの落とした生徒手帳を見て俺はここに来た。
やっと入れて何か見つかるかと思ったけど何もない。
そもそも教師になればそれなりに拘束されるから前みたいにはいかない。
どうしたものか…ってところで日富美くんと梓咲くんが現れた。
これは見逃せないね。
さてと、教師としての仕事もこなさなきゃいけない。
えーと、秋からは各学園集まって合同運動会?
もうオリンピックじゃない?それに、あの犬猿の仲のGehennaもいるなら問題絶対起こるじゃん。どんな神経してんのよ主催者。
…待てよ。でもそれって、他校の中に天使とどれだけ関連ある生徒がいるか調べる機会でもあるか
よし訂正。
主催者さんナイスだよ。
…てことはだ、今後他校教師陣とやりとりで他校へ赴くこともあり得る。
色々試せるかもね。 - 154二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 11:54:16
天使の世界でもやるのかな運動会。
まあ学生の格好してたからやっているだろう。
そういえば姿は個体によって異なるけどこれまで発見された天使達は学生服を着ていた。
天使とは学生という区分にあたる存在しかいないのだろうか?
これまで女子しかいないが男子生徒は居ないのか?
興味は尽きない。
では、大人になるとどうなる?
天使ではなくなる?或いは天使に階級があるように上位存在となるのか?
では天使達は将来的に神に至る存在?
そもそも天使と仮称しているが本来の個体名は?
人間?
それとも酷似したUNKNOWN?
並行同位体もとい我々人類とは別の進化を遂げた生命体?
もしくは、人間の姿を模倣して遊んでる神に至る存在…これは漫画過ぎるか
- 155二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 11:56:44
- 156二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 18:37:50
有美土巣の不思議系センセイ(生徒)
Trinityの若干マッド思考な先生
赤冬幼稚園の先生
各学園に1人擬似先生ポジがいる感じなのか - 157二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 19:25:15
梓咲「おはよう日富美」
日富美「おはよう…梓咲ちゃん」
梓咲「…大丈夫か?」
日富美「……うん」
昨日と打って変わって、日富美の表情は暗い。
梓咲「…昨日」
日富美「ごめんなさい。昨日の話はしたくないんです…」 - 158二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:12:08
こんな事、初めてだった。
あの日富美から笑顔が消える日なんてあるはずが無い。
梓咲「分かった。」と今はこんな台詞しか言えない。
何事もなく、いつもの場所でバスを降りて教室に入り、午前の授業が終わった。
昼休み。
花子「…」
小春「…」
日富美「…」
梓咲「……」
小春「ねえ日富美、昨日言ってた」
日富美「すみません。昨日の事以外でお願いできますか?」
また沈黙が始まる。
小春「ご…ごめん。」
いつも4人の時は強気になれる小春が縮こまりだした。
花子「あらあら大丈夫ですか小春ちゃん。そういえばですが、日富美ちゃんは明日の事なのですが」
日富美「多分明日のことも覚えてないので…すみません。」
花子も撃沈した。
日富美も言い方が酷いが、毎回知らない内に入れ替わっていたらこうもなるのだろう。
- 159二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:15:37
ばに…ばに…
- 160二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:07:51
放課後
渚「日富美さん、少しよろしいでしょうか」
生徒1「な、渚様!」
生徒H「おい井上、グミしまえ!渚様だ!」
生徒S「え…誰?」
渚「お気になさらず。日富美さんはいらっしゃいまますか?」
桐藤渚。
Trinity総合学園の生徒会長の1人。
この学園は元々3つの学園が1つになった名残からか生徒会長も3人いる。
Paterの聖園美歌。
Sanctus組の百合園星愛。
そしてFilius組の桐藤渚、今私達の教室にいる方だ。
あと説明するまでもないかもしれないが周囲の雰囲気から分かるように、彼女は財閥のトップであるため様付けされている。
こういう言い方は好きじゃないが、クラスカーストで言えばトップに値する。故に周囲の雰囲気も変わる。
花子「渚様、いかがなさいましたか?」
渚「大したことではないのですが、お茶でもと思いまして。皆さんよければいかがですか?本日はスイーツアマルガのプリン・ア・ラ・モードをご用意したのです。」
小春「あの店のアラモードって並んでも買えないし、次の予約も来年になるっていうレベルのあの…ですか?」
梓咲「…え、ほ、本当に」
周囲の雰囲気は渚の登場で変わった。
この状況であれば、誰だって彼女の言葉に首を縦に振るはずである
- 161二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:12:04
- 162二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:20:32
ショックで顔のパーツが…!?
- 163二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 07:38:26
渚様…
- 164二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 13:20:50
梓咲「日富美!」
日富美「………」
小春「ちょっと何してんのよ!渚様にあの態度って何してるのよ!!」
日富美「………本当にそう思ったんだから仕方ないじゃないですか。私がいても楽しくありませんよ。起きたら明後日になってて、昨日の記憶はまるっきりないのにみんな昨日のことを普通に話してきて…全然訳わからないまま話が進んでたり、昨日のことを全て覚えてる前提で話したり…知らない人と知り合いになってたり…ノートには習った覚えのない授業の内容が書かれてて…自分の筆跡なのに…自分じゃないし……」
小春「…何言ってるの?日富美」
日富美「…私だってわかんないですよ!!!分からないんです!!!ほっとい…あ…えっと、ええ…そうじゃなくて……」
花子「日富美ちゃん!」
日富美「…ごめんなさい。さようなら!また明後日!!」
梓咲「日富美待って!」
追いかけようと手を伸ばし、掴むが振り払われる。
日富美「はなしてください!」 - 165二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 14:09:56
- 166二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 16:32:39
夢野辺「…で、逃げられちゃったと。はい珈琲」
梓咲「…」
夢野辺「砂糖は4つだよね〜。あっ、君達は?」
花子「ありがとうございます。ですがお構いなく」
小春「…大丈夫…です。」
夢野辺先生「はいはい。まあとりあえずマナーとして置いとくよ。それじゃあとりあえず逃げられちゃったわけだ。」
梓咲「ああ…もう限界そうだった。渚先輩に対してもあそこまで雑に扱えるのは普通じゃない。」
夢野辺「へぇ〜。渚くんそんなに凄いんだ。」
小春「すごいって…すごいに決まってるじゃない!!あの桐藤財閥の」
夢野辺「凄いのは桐藤家であって渚くん自身じゃないだろ?彼女はまだ一銭も稼いでるわけじゃないんだから、別に断っても不思議じゃないと思うけどね〜。」
小春「はあっ!?それでも大人なの?!」
夢野辺「そりゃもちろん。むしろ、外野が茶々入れすぎて勝手に神仏させてるだけでしょ?まあでも、優しい日富美君が断るにしても相手をぞんざいにするのはあり得ないか…うん。それよりもまあ、本題は日富美くんだね。」
- 167二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 16:34:33
夢野辺「ここから結構酷いこというけど、日富美君が入れ替わって登校してるならオッケー。」
小春「全然良くないじゃない!?」
夢野辺「小春くん、話聞いて。友達想いなのはいいけど、それがまだマシなんだよ」
花子「つまり先生は」
夢野辺「そう。…つまり」
梓咲「やめて!!!」
夢野辺「…まあそういう事。」 - 168二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 16:43:41
つ『スイーツアマルガ』
- 169二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 17:13:28
夢野辺「悪夢に蝕まれて…てのはよくあるけどそれ以上にあるのは、悪夢から逃げるために長い旅に出るってケース。」
梓咲「やっぱり止めに行く」
夢野辺「止めたあとのことは?」
梓咲「……またあの時みたいに一緒に寝る。もしくは元に戻るまで私がそばにいる」
- 170二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 17:24:47
夢野辺「と言うよりは昨日寝ながら考えたんだけど、手っ取りばやく日富美くんをとっ捕まえて事情聴取しない?」
小春「あんた本当に教師なのよね!?」
夢野辺「あら、人見知りはもういいの?」
小春「私、職員室行ってくる」
夢野辺「日富美くんよりも俺を追放するのが大事?」
小春「そんなわけないでしょ!」
夢野辺「じゃあよく聞いて。俺が事情聴衆する相手はあくまでもユメヒフミくんの方。最近で言えば、明るい日富美くん(ユメヒフミ)の方だよ」 - 171二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 17:34:25
小春「日富美は明る…いや、確かに最近1日おきに明るくなったり暗くなってるけど」
梓咲「…」
花子「梓咲ちゃん、何かご存知なのですか?」
梓咲「…もう隠さないほうがいいか。実は」
花子「…やはりですか」
梓咲「気づいていたのか?」
花子「はい。普段の日富美ちゃんと変わらなかったのですが、時々会話がかみ合わない場面があったのでもしかしてと」
梓咲「何で言わなかったんだ」
花子「それは梓咲ちゃんと同じです。もし、それを口に出したら何が起きるのか分かりませんから。それに…」
梓咲「それに?」
花子「…フフフッ、やはり謎は謎のままが良いですね。」
小春「えっ何?」
花子「フフフッ、小春ちゃんはそんなに私の秘密が気になるのですか〜。」
小春「ち、ちょっと巫山戯ないで!変なこと考えてるんじゃないでしょうね!そんなの死刑よ死刑!!」
夢野辺「(…)」 - 172二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 18:06:29
ほのぼの現代パロだと思ってたらいつの間にかドグラマグラ始まった……?
- 173二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 18:21:57
- 174二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 19:03:00
梓咲「私はっきり言うと先生の言葉に全て肯定する気はない。だが、間に合わなくなる前に日富美のところへ行こうと思う」
花子「分かりました。では、私も同行させていただいてよろしいですか?」
小春「え…待って!私も行く!この先生が何かやらかさないか見張っておかなきゃ」
夢野辺「えー、小春くんの考えてるようないかがわしいことなんてしないよ〜」
小春「私何も言ってないわよ!やっぱり何かする気なんでしょ!」
夢野辺「やらないって」
梓咲「じゃあ、そのスーツケースはなんだ?」
夢野辺「何って仕事道具を入れて毎日これで出勤してるんだけど何か?」
小春「……わ、私が……見張ってる内は何も出来ないと思ってなさい!!」
梓咲「小春、震えてる」
夢野辺「ねえ俺のことどんな風に見えてるの?」 - 175二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 19:25:59
- 176二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 19:48:12
- 177二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 19:59:34
日富美「…………酷いこと言っちゃったな。渚様にも…あああ〜…何でこんな事を…」
ずっと同じ事を繰り返している。
後悔するならしなきゃよかったのに私はなんてことを…。
特に今日は最悪だ…。
梓咲ちゃんどころか花子ちゃんや小春ちゃんにまであんな言葉を吐いてしまった。
今更…今更謝っても遅いよね……。
もっと、もっと耐えてれば今朝の言葉を飲み込んで耐えればと同じ言葉が頭の中で巡りまわっていく。
現実逃避するようにどこか水が見える場所までと川崎の多摩川を見に行ったけど、やっぱ変な遠慮せずに横須賀とか八景島みたいなちゃんと見える場所が良かったのではという余計なことまで考え出し始めた。
日富美「明後日はちゃんと謝らなきゃ。いや明日謝らないと駄目なのに…。あ、そうだまた眠らなかったら入れ替わらないはず。なんだ、そうすればいいんだ。…ん?」
一瞬、言葉の渦が脳内を取り囲んでいた感覚だったのがクリアになった気がした。
日富美「そっか… 」 - 178二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 20:13:33
夢野辺「生徒達の目撃証言とはいえだけど、ここまで分かっちゃうものなの?てかあってるのかな川崎駅の多摩川近くにいるって」
花子「女子の情報網は恐ろしいですからね〜。特に噂話に関しては良くも悪くもすぐに伝わりますし、クモの巣のように縦横無尽に張り巡らされてますから隠してもすぐにバレてしまいますよ」
夢野辺「…怖いな」
梓咲「怖いな、そうなのか小春?」
小春「…多分。うちの風紀委員経由だけど特に生徒会とか神学科とかすごいらしいわ」
花子「そんなに怖がらないでください。それに先生は大人ならそれくらい慣れているのでは?」
夢野辺「まあそうだけど楽しいもんじゃないでしょ」
花子「ですがUMAやオカルトは人の噂で生まれたものなのでは?」
夢野辺「そこはロマンの有無だと思うの。…まあでも、噂や曖昧な情報、それによって歪められた存在がオカルトっていうのを生み出すのは事実だね。今追ってる天使もその類かな」
- 179二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 20:43:25
花子「では悪夢もですか?」
夢野辺「ん〜…悪夢については科学的に実証されてるからね。悪夢、格好良くいうならナイトメア。中世ヨーロッパではそれこそ夢魔っていう悪夢を見せる悪魔の悪戯だと言われていた。でも実際のところは、ストレスホルモンであるコルチゾールの大量分泌により扁桃体っていう脳の感情を司る部位が必要以上に活性化することが原因なんだよね。」
小春「こ、コルチゾール?ストレスホルモンって…聞けば何かわかるけどどんなものなの?」
夢野辺「質問ありがとう。確かに名前だけでどんなものか分かるだろうけど、ちゃんと知ろうとするのはいいことだよ。着くまでの間授業しようか。ストレスホルモンってのは名前こそ聞くと悪いものって感じだけど実際はむしろストレスから体調を守るために分泌されるホルモン。種類としてはさっきのコルチゾールっていう血糖値上昇させて身体のエネルギー源を確保する役割のものと、みんな知ってるアドレナリンを出して心拍数を上昇させ闘争本能を奮起させる役割のものがある。」
小春「聞くといいイメージあるけどこれが悪夢を見せるの?」
花子「あくまでも過剰分泌が原因ですよね。出し過ぎて放出管理できなくなっちゃうとイケないんですよね」
小春「なんか言い方がやらしい!」
夢野辺「まあまあ。まあ花子くんの言う通りキャパシティ超えちゃうと悪夢を見ちゃうわけ。悪夢を見る代表的な原因はこんな感じ」
①精神的要因
②身体的要因
③環境要因
④睡眠障害
➄薬剤による副作用
梓咲「精神だと鬱とか不安とか勉強や人間関係とかか」
夢野辺「そうそう。んで身体だと、風邪ひいたときに変な夢みない?」
小春「あ、ある。なんか景色がコロコロ変わったり、急に小学生になってたり、受験してたりと思ったらプールにいたり」
夢野辺「体温上昇すると脳内の情報処理にバグが起きるからね。それで支離滅裂な夢を見る。それを悪夢と昔の人はいった」
梓咲「じゃあ日富美もその類か?」
夢野辺「いや、日富美くんはあげた悪夢とは少し違う。どちらかといえば脳髄論にある胎児の夢に近いと思っている」
- 180二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 20:50:39
夢野辺「まあこれもツギハギみたいな仮説だけどね。胎児の夢については梓咲くん覚えてる?」
梓咲「ああ。人間が胎児の頃に人の形になるのは過去の生物達の進化の軌跡を見たからだって。それと同時に人の光と闇の歴史を見るって」
夢野辺「正解」
梓咲「でもって今回は日富美が別の世界の日富美の遺伝子経由で繋がってしまったからって。」
夢野辺「大正解!よく覚えてるね〜」
花子「それ、正木博士の論文ですよね?ある作家さんが小説の参考にしたと聞いたことがあります。」
夢野辺「流石花子くん!話が早い!!…まあそういう事。あの日富美君は別の世界の日富美君のリプレイ…いやトレースされてる状態と俺はかんがえてる。でも、切り替わるタイミングがわからないんだよね〜。1日おきとは言え、寝てる時なのかそれとも時間でなのか、決定的な部分が判断できたらいいんだけどさ」
小春「ちょっと!川崎駅ついたわよ!」
花子「授業は一旦終了ですね」
- 181二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:30:52
小春「…ねえ先生」
夢野辺「何?BOOKOFFは駅を出てすぐだよ。」
小春「え?そうなの…って違うわよ!天使の事調べてどうするのよ。まさか日富美を実験台にとかしないわよね…」
夢野辺「俺を悪魔かなんかだと思ってる?」
梓咲「小春、それは悪魔に失礼だ」
夢野辺「ひどくない?とりあえずそんな事はしないよ。今の俺は先生だからね、生徒を守るのも仕事だから」
小春「じゃあ何?なんでここまでやるの?」
夢野辺「知らないことを知ろうとするのは当たり前のことだよ?それと後は…会いたい人がいるからって言ったら?」
小春「天使に知り合いがいるの!?」
夢野辺「いや」
小春「なんなのよ〜!!…あっ日富美がいた!…ねえあれ川を見てる?」
梓咲「いやあれは…身を乗り出して…まずい!」
夢野辺「えっ!嘘でしょ…ちょっと日富美くん!!」
日富美「……あっ、クラゲだ。海から多摩川まで流れてくるなんてあるんだ。ミズクラゲかな?…」
…身長もう少しあったらこんなに見るのに苦労しないのにな〜。
あっこうやって見ても可愛い。
夢野辺「日富美くん!」
梓咲「早まったら駄目だ日富美!!」
小春「死んじゃやだぁ!!」
花子「…(いやあれ多分何か見てるだけな気が…いや万が一はあるけど)」
夢野辺「待って待って待って!!!日富美くん!早まったら駄目だって!」
日富美「え?!先生!!?…ちょっと…急にどうしたんですか!?」
梓咲「日富美!私が悪かったんだ!!あんな事を…簡単に口にしたから」 - 182二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:33:58
- 183二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:35:01
dice1d8=7 (7)
- 184二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:52:05
- 185二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 22:00:52
日富美「あの…花子ちゃん。」
花子「大丈夫です。むしろ、あんな鋭い目の日富美さんはかえって新鮮な体験でした♡少しお母様に似ていましたよ」
日富美「そ、そう…でもごめんなさい。」
花子「大丈夫です。日富美ちゃんは日富美ちゃんで何か辛いことがあったのですよね?あと、私よりも」
梓咲「……」
日富美「……あ、梓咲ちゃん」
梓咲「…日富美、実は私…確証はなかったし、怖がらせたくなくて言えなかっまたんだが…日富美は、日富美はたまに日富美じゃない誰かに変わってる時があるんだ。」
日富美「…………」
梓咲「…変なこと言ってるとは思うかもしれないが」
日富美「…梓咲ちゃん」
梓咲「なんだ?」
日富美「…私と梓咲ちゃんは…ちゃんと、ちゃんと私達友達ですよね?」
梓咲「ああ!」
日富美「…本当は梓咲ちゃんが私と友達なんじゃなくて、本当は私じゃない誰かと友達で……私はその人から梓咲ちゃんを奪ってたりとかなんて」
梓咲「違う。私の友達は…私の友達は今ワタシの目の前にいる日富美だけだ!!」
- 186二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 23:06:48
夢野辺「まあよかったよかったと。にしても、今朝とは打って変わって急に元気になったね?どうしたの?」
日富美「先生。…梓咲ちゃんあの」
梓咲「それなら大丈夫だ。先生も日富美についてはある程度理解している。」
夢野辺「その顔だと、何か心当たりがあるって感じかな?」
日富美「はい!…とはいっても確証はないのですが…私が起きる瞬間を見ていただきたいんです」
夢野辺「つまり、君が君じゃない誰かになるのは目覚めた時だと?」
日富美「はい。それに思い出したんです!先生に起こされた時のこと。」
夢野辺「あ~居眠りしてた時。」
日富美「今更ですがあの時点で既に時間がたっていたんだなって今になって気づいたんです。私、前にすごくリアリティのある悪夢に苦しんでて現実と夢の区別がつかないくらいひどい状態だった時期があったんです。」
夢野辺「…まさかだけど」
日富美「はい。先生が起こしたあの日を先生が担任になった日だと勘違いしてたんです。あの居眠りのせいで時間間隔が余計おかしくなったんです!」
梓咲「つまり寝て起きたら違う自分になるってことだな。」
日富美「はい!それでお願いがあるんです。」
日富美「私を縛ってください!!」
花子「日富美ちゃん、分かりました。そういうことでしたら」
小春「そういう意味じゃないわよ!!多分!」
- 187二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 23:09:03
言い方ァ!
- 188二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 23:48:02
に じ り 寄 る メ ガ ネ
- 189二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 00:02:01
日富美「お願いします。こっちは散々自由を奪われ続けたんです。今度はこっちから仕掛けます!」
夢野辺「成程ね。確かに日富美君の方法はありか。ただ、ユメヒフミ君と君を分離する方法が見当たらないんだよね」
梓咲「いや、聞き出そう。ユメヒフミには申し訳ないが私の日富美は今目の前にいる日富美だ。」
夢野辺「…よしわかった!それじゃあ、天使とコンタクトをとるとしよう。」
花子「では、日富美ちゃん。縛り具合はどういったのが良いですか?」
日富美「とにかく固く動けないくらいかつ隠し事ができなくなるくらいの感じで!」
花子「大胆ですね♡分かりました。私もその時は一肌脱がせていただきます!!」
小春「あんたはいいの!」
夢野辺「(最近の子ってやばいな…)」 - 190二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 00:56:04
日富美「お願いします。」
日富美母「お願いしますじゃないね。」
日富美父「何を見せられてるんだい私達は」
夢野辺「…私に聞かれても困ります。ただ、これは彼女にとって重要な事なんです。」
日富美母「面白いことをいう先生だね。ところでマフィンはお好きで?」
夢野辺「私じゃなくて日富美君に直接聞いてください。俺は関係なくないけど冤罪なんです」
花子「では、行きますよ~!」
花子はdice1d5=1 (1)
1普通に縛った
2亀甲縛りを行った
3逆エビ縛りを行った
4ミノムシのごとく縛りまくった
5菱縛り
ロープの固さdice1d100=48 (48) %
縛り心地dice1d100=42 (42) %
気持ちよさdice1d100=47 (47) %
- 191二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 08:05:16
夢野辺「んで?あとは寝るだけだけど…寝れる?」
日富美「寝れます!!すっごい疲れてるんで!!」
夢野辺「疲れてる人間の勢いじゃないよ」
日富美「うう…なら気絶させてでも!」
夢野辺「君結構ガンガンいくタイプだよね。」
日富美父「真剣モードになるとこんな感じだよ日富美は。真っすぐすぎるくらいに。それこそ、周りが見えなくなるくらいかな〜」
梓咲「それくらい今回は真剣ということか」
日富美父「日富美は自分にブレーキかけ過ぎてるからブーストかけまくってるくらいが丁度いいと思うんだよね〜」
夢野辺「ハハハハッ、それで問題行動起こされるとこっちも困りますがね〜。」
日富美父「わんぱくくらいがいいんです。この歳は」 - 192二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 15:58:28
次回でグンと進むようだな…
- 193二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 22:11:41
夢野辺「22時52分。やっと寝た」
花子「変なテンションになってて結局この時間まで寝ませんでしたね」
夢野辺「あれ?君たちいいの?帰らなくて」
花子「お泊りすると伝えていますので。それよりも先生も大丈夫なのですか?教え子の家で一夜過ごすなんて」
日富美父「まあ家族総出で日富美を囲んでる時点で一夜過ごすどころじゃないけれどもね。端から見たら因習村の儀式が何かだ。」
日富美母「本人の強い願いとは言えいい気はしないわね。…取り敢えず夜明けまで待つ?或いは」
夢野辺「起こします。…梓咲くん、お願い」
梓咲「先生が起こさないのか?」
夢野辺「いやだって、先生がベタベタ女子生徒に触るのは駄目っしょ。」
花子「となると、髪を触ったり匂いを嗅いだりもですか?」
夢野辺「あったりまえでしょ。それ単なるセクハラだし、生徒と先生の距離感的にアウトだよアウト。」
花子「では、お風呂…混浴なんてのも」
夢野辺「そんなのイケメン無罪貫通もんだよ。それ大人としてどうなのよ。てかさっきからなんでやらしい選択ばっかりなの?駄目だよおじさんからかったら!残りの余生に関わるんだから!」 - 194二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 22:22:10
梓咲「…日富美、起きてくれ」
肩を揺さぶり、日富美の唸り声が聞こえる。
日富美?「…あれ?おはようアズサちゃん…お、お母さんにお父さん…ハナコちゃん…コハルちゃん…ん??夢?夢なのに私夢を見てるの?」
夢野辺「おはよう、いやまだこんばんはだね。ユメヒフミ君」
- 195二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 22:38:21
- 196二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 22:51:41
立て乙!
- 197二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 22:52:53
日富美?「…え?先生、何を言って」
夢野辺「その感じだと記憶は共有されていないのかな?…でもこれだけだと確証がないな。」
梓咲「…お前は日富美なのか?」
日富美?「何言ってるんですか梓咲さん!私、ヒフミです!」
梓咲「…私の好きなキャラは?」
日富美?「ばつ丸さん」
梓咲「日富美は?」
日富美?「も、勿論ペロ」
梓咲「ペロ?」 - 198二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 22:54:30
- 199二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 22:55:39
ヒフミェ…
- 200二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 23:06:52
次スレにgo!