作品を完成できた!

  • 1二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 22:28:03
    主人公を吸血鬼にしようと思ってるけど|あにまん掲示板なんかこうさせたら吸血鬼っぽいとかあるかな?設定としては現代で造酒業やってる感じbbs.animanch.com

    このスレ主です


    みんなから知識をもらって書き上げた


    ファイルからどうやってこっちに持ってくるの……?

  • 2♦︎g22/04/20(水) 22:32:36

    そうだ直接上げればええやんけ……いか本文

    1998年2月29日アメリカ某所
    「これで……」黒スーツの男に150ドルを渡し、私はついにスーサイドヴァレットを手に入れた。「はい、これで貴方の悩みは振り切れ楽になりますよ」黒スーツの男が何か言っているがそんな事どうでもいい。早くこれで自分を撃ちたい。そんな事を考えながら私は家に銃を取りに帰った。
    ーーーー
    「ただいま………」玄関ドアを開けるが自分の言葉に返す人もいない。「銃は……どこだっけ……」護身用に銃を買っておいて正解だった。棚の奥から埃を被った拳銃を取り出し、埃を払ってスライドを引く。どうやら問題なく動作するようだ。さぁ、いよいよだ。マガジンを取り出し、ポケットからスーサイドヴァレットを取り出し装填する。そしてマガジンを拳銃に装填し、スライドを引く。あぁ、自分の今までの人生の思い出が一気に蘇ってくる。結婚したかったなぁ……子供も欲しかったな…そんな雑念を振り切り、眉間に銃口を押し付け、引き金を引いた…………

  • 3♦︎g22/04/20(水) 22:33:15

    「ム………」悪しき気配を察知してしまった。今は日の光の差さないとてもいい部屋の中でみんなで午後のティータイムをやっていたのに。「すまないが、ティータイムはお開きだ」席を立ち、大きな声で宣告する。当然、抗議が入る。「ちょっと待ってください、何かお気に召しませんでしたか?」執事のヴェルターがまず最初に口を開く。「待ってよ!ワタシ、今さっき、3杯目、おかわり、した、ばかり、なのにー!」機械室主任のメルラが不満を叫ぶ。「えぇ〜もう終っちゃうの?まだケーキ食べ終わってないのにぃ〜」醸造長のアイラが残念そうにしている。「すまない、だが急ぎなんだ。ヴェルター!"準備"を!」「わかりました。日傘とアレでいいですか?」「アレ以外何があろう。早く準備しろ。」「はい」深くお辞儀し、ヴェルターが部屋を出て行く。「お出かけー?」ちびちび紅茶を飲みながらメルラが聞く。
    「ああ、少し出かけて来る。すぐ戻るから心配はいらない。では行って来よう」それだけ言い残して私は日傘を差し、外へ出た。

  • 4♦︎g22/04/20(水) 22:33:49

    「ウゥ……」体が軽い。気持ちも軽い。さっきまでの陰鬱とした気持ちはどこかへ行き、人を傷つけてたくて貯まらない。私は外に飛び出し、手当たり次第目についた人間を殺し始めた。
    ーーーー
    「ひどいな……」現場に着いた時には血の海が出来ていた。この惨状を作ったであろう犯人はまだ近くにいるだろう。「……ッ!」後ろから殺気を感じ、咄嗟に横へ飛ぶ。私がさっきまで立っていた場所に鉄球が振り下ろされ、アスファルトにヒビが入る。「ほう、お前がこれを……」「アァ!」私のセリフの言い終わりを待たずに
    怪物……今は何のヴァレッタか分からないがヴァレッタが鉄球を振り下ろす。それをなんとか避けつつ考える。一体奴は何のヴァレッタだ?鉄球、そして鎖、そして黄と黒のストライプ、取り敢えず見た目を記憶して行く。そして私は思わず呟いた。「これは……厄介だな……」

  • 5♦︎g22/04/20(水) 22:34:23

    「ねぇ、いつ帰って来ると思う?」頬杖をつきながら
    この洋風の図書室の雰囲気に笑えてしまうほど似つかわしくない和装の少女が、向かいのまるで中世ヨーロッパの貴族のように巻き髪で威厳ある口髭をたくわえた男に話しかける。
    「ふむ、そうであーる、おそらく後一時間もしないうちに帰ってくると我が輩思ってるであーる」男は手に持っていた分厚い本を閉じ、少女の問いに答える。「ふぅん、そういえば今ルイさん何の本読んでた?」「全く、すぐに話題を変える……メナゴの悪い癖であーる」ルイと呼ばれた男は呆れたように言う。「でも、それくらいじゃないと話しててつまらないわ」メナゴは口を尖らせ反論する。「まぁ、確かにそれもそうであるが、もう少し会話というものを楽しむであーる」
    「あら、それはごめんなさいね」
    メナゴが謝罪の意を込めて頭を下げる。その動作に合わせて彼女のちょうど顎の所で切り揃えられた艶やかな黒髪が揺れる。「別に謝らなくても大丈夫であーる。わかってくれれば良いのであーるよ」「ありがと♪」
    勝ち誇ったような顔で笑うメナゴを尻目に、ルイは再び本を開いた。その時、図書室の扉がノックされた。
    「このリズムは……」「ああ、分かっているであーる」
    「入ってもいいか?」
    私は図書室のドアをノックしながら尋ねる。吸血鬼になって長いが、やはりこれだけは少し面倒くさい。「どうぞ」返事が聞こえたので入室できる。
    「やはり貴方であーるか……」「あっ、アルカ様!情報を教えて!」「まぁ待つであーるメナゴ、まだ椅子にも座ってないであーる」ルイに注意され、「失礼しました」と言い、その様子を見た後、椅子に腰掛ける。
    「で、どんな奴だった?」「あぁ、奴は……」私はさっき戦ったヴァレッタの見た目の特徴を二人に教えた。

  • 6♦︎g22/04/20(水) 22:35:15

    「ふぃー、熱い、熱い」まぁ実際ワタシはゴーレムだから
    暑いも寒いも無いけどね。そんなセルフツッコミを入れてボイラー室を後にする。「あれ?」葡萄畑の方へ目をやるとアイラが地面に座り込んでいた。一体どうしたんだろう、疲れたのかな?そんな事を考えながらワタシは葡萄畑の方へ向かった。
    ーーーー
    「アイラ〜、大丈夫?」ワタシが声を掛けるとアイラは少し気怠そうに「大丈夫じゃな〜い……」と返す。少し日に当たり過ぎたようだ。よく見るといつもみずみずしい緑の肌も少し色が悪い。取り敢えずアイラを木陰に連れていく。
    「大丈夫?、水、かけて、あげよう、か?」「ううん……遠慮しとく……」
    いつもは元気いっぱいのアイラにしては珍しく、弱々しい声で言った。「そっか……」「ねぇ、ちょっと、お話しない?」
    「いいよ……」

  • 7♦︎g22/04/20(水) 22:35:57

    「正体が分かった!」
    「ほほう、それで一体何だったのであーる?」
    「あの特徴からして…多分鉄球クレーン車!」
    「なるほどであーる、鉄球クレーン車であーるか…」
    「何だそれは、私に説明してくれ」
    「鉄球クレーン車は鉄球を使って建築物を破壊する為の重機であーる」
    「ほう」
    「その鉄球を蹴り返したりいっその事鎖を引きちぎっちゃうのもいいかも!」「やっぱりメナゴはどこか過激であーる……」「わかった。そう言えばそろそろ夜だ、まだメルラとアイラが帰って来てないからあとで探しに行っておいてくれ」そう言い残すと図書室を出て行った。
    「ねぇ、大丈夫なの?さっきまで殺人鬼が暴れてたのに……」
    「大丈夫だよ、ヒビりだな」カップルだろうか、2人の男女がもう暗くなった道を寄り添い合いながら歩いていた。しかし、こう言う行動を取るカップル程早死にするというのはホラー映画などでは常識と言ってもいいだろう。やはりと言うべきか、何か重い物がドスンと落ちたような音がして、女の方が彼氏のいた方を見ると腕だけ残して男の姿が無くなっていた。当然女はその場にへたり込み、悲鳴をあげる。その悲鳴を聞き逃さなかった者は二人。片方はカップルの彼を叩き潰した鉄球ヴァレッタ、もう片方は鉄球ヴァレッタを追っていたアルカ。
    そして女も叩き潰そうと女の前に現れ、鉄球を振り下ろす。「危ないっ!!」鉄球が彼女に触れる寸前でコウモリ現れ、それを弾き飛ばす。「誰!?」「私か……まぁアルカードとでも名乗っておこうか」コウモリが黒いコートを着た長身の男の姿に変化する。「なんでアタッシュケースなんて持ってるの!?」「それはあれを滅ぼすために必要なのだ」アルカは鉄球ヴァレッタを指さしてそう言う。
    吸血鬼は人間と違って夜に行動する生き物である。その為、太陽の出ている昼間より夜の方が力が出るのだ。吸血鬼は人間の血を吸うことによってその力を増幅させる…と言われているが、吸血鬼によってそれはことなり、血を吸う者もいれば普通に食事を摂る者もいる。
    ちなみにアルカは血ではなくワインを飲んでいる。
    話を戻そう。
    「お前を今度こそ滅ぼしてやる」そう言ってアルカは鉄球ヴァレッタの腕の鉄球に蹴りを入れた。まず弱点を潰す作戦らしい。

  • 8♦︎g22/04/20(水) 22:36:44

    「さて、そろそろあの二人を迎えに行くのであーる」
    「あっ、そういえばそんな事頼まれてたね」
    2人は本に栞を挟んだ後立ち上がる。
    「じゃあ行こうか」
    「うん!」
    「ん?見っけたであーる」ルイは図書室を出ると中庭に人影を見つけた。近づくとその人物の正体がわかる。「ふぅ……」
    そこに居たのはメルラとアイラだった。
    「こんなところで何をやっていたであーるか?」
    「えっとね、アイラちゃんが、少し、調子、悪そう、だった、から、ここで、休ませて、いたの、」ゆっくりゆっくりとメルラは言葉を紡ぐ。「なるほどであーる」
    ーーーー
    「フッ…!」繰り出される鉄球を体の一部をコウモリに変えて回避する。「中々しぶといな……だがこれで終わりだ!」アタッシュを開け、中に入っている物を取り出す。中に入っていたのは木で出来たボウガン。しかし、妙な威圧感があり、ただの矢ではなさそうだ。
    「喰らえ!」放たれた矢は一直線に鉄球ヴァレッタへ向かい、そのまま壁へ鉄球ヴァレッタごと壁に刺さった。
    「グゥッ……!」鉄球ヴァレッタはそのまま炎に包まれ、灰となった。
    「これで終わった……よし、帰ろう」ボウガンをまたアタッシュに仕舞うとアルカは屋敷への帰路についた。
    ーーーー
    「今日は色々とありがとう、おかげで助かったよ」「いえ、いえ、どういたしまして」アイラの部屋の前で別れの挨拶を交わす。
    「じゃあ、おやすみ、なさい……」「うん、また明日ね!」
    アイラはドアを開けるとベッドに飛び込むように寝転んだ。
    「元気に、なって、よかった」ワタシはとても良い心持ちで自分の部屋へと歩みを進めた。

  • 9♦︎g22/04/20(水) 22:37:14

    「帰ったぞ」「どうぞお入り下さい」よかった、ヴェルターがいて良かった。もしいなかったら朝まで外に放り出されたままだった。「お怪我はございませんか?」
    「大丈夫だ。治療を受ける間もない」「そうですか、それは何よりです」
    「あぁ、ところで、図書室の方から凄まじい音が聞こえたんだが、何かあったのか?」
    「ははっ、その事に関しては……」
    こうしてこの屋敷の夜は更けていった。

       

  • 10♦︎g22/04/20(水) 22:37:54

    以上となります

    感想とかもっとこうしたらいい点とかあったらお願いします

  • 11二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 22:57:42

    このレスは削除されています

  • 12二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 23:00:52

    疲れてる時に新しい小説読み始めるのがキツイのは当たり前だろ…

  • 13二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 23:23:20

    作品完成おめでとー


    とりあえず内容そのものとは違う点からいくと改行あったほうが個人的には好みかな

    PC環境かスマホ環境かで違うかもしれんけどPC環境だと読みづらいっす

    類似の問題で句読点少ないのも気になる


    内容的には(短く纏めようとした結果かもしれんけど)展開早め感ある

    レス毎に場面の区切りっぽいけど>>2>>3の間で時間飛んでるあたりとか

    初見で一瞬混乱したんでちょっと変えたほうが良い、かもしれない


    お茶会中断→不満・抗議→でも出かけるの空気はわりと好き

    普段仲良さそうねこの子たち


    >>4みると怪物=ヴァレッタ て名詞だと思うけど「何のヴァレッタか分からない」とか「一体奴は何のヴァレッタだ」と書かれても

    読者はヴァレッタに何か種類あるとかって情報を提示されてないから混乱しそう

    先に種類があることを言及しておくか、いっそ何も言及せずにどういう外見の怪物かってだけ描写するでもいいと思う


    >>5>>6も雰囲気好き

    だけど>>5で「私は図書室のドアをノックしながら」の前後で三人称と一人称がいきなり変わった気がして混乱

    「私」がいない状況から>>5描写が始まったのであれば>>5は三人称で通すほうが良さそう

    >>7は「彼氏」と「男」の表記の混在が気になる

    これは混乱するってほどじゃないけど表記揺れは避けたほうがいいはず

    あと下から二行目の「話を戻そう」は「閑話休題」とかがいい。たぶん


    >>8は「中に入っていたのは木で出来たボウガン。」→「木製のボウガン」とか

    「妙な威圧感があり、ただの矢ではなさそうだ。」→「妙な威圧感がある」みたいに

    文字数をいくらか削減したほうが良さそう

    ※文字数は読者的にコストなので減らす判断も時には必要


    ぎり入らんので続く

  • 14二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 23:23:46

    >>9で怪物退治したのが帰ってくるとこで一段落、話としてはしっかり着地できてて良い感じ

    「夜は更けていった」も〆の一文として良いと思う

    夜≒一日の終わり みたいなイメージで話の終わりと一日の終わりが結びつく



    2レス分使ったけど以上

    まあ※あくまでも個人の感想です 系のコメントなんでその程度に思って欲しい

  • 15♦︎g22/04/21(木) 06:28:41

    >>11

    >>12

    >>14


    感想ありがとう!

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