- 1二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 23:25:00
- 2二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 23:30:43
その概念すごく好きだから書いて❤️
- 3二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 23:32:54
書く技術が無い…
- 4しょうがねぇなぁ(悟空)22/04/21(木) 00:01:11
「(えーっと、ここはさっき教えてもらった公式...無理数が...いや無理数ってなに?こっちが無理なんですけど?)」
「(しゃーない。またトレーナーに教えてもらお...)」
ふい、と顔を上げる。その先にはいつもは見ないような険しく、真剣な目つきで教科書を見るトレーナーがいて。
初めて見た。あんな目もするんだ。いつも話す時は優男って感じの顔するのに。なんか見ちゃいけないものを見た気分で、でもずっと見ていたくなる。
「(あー...やば。目、離せねー...)」
うん?と視線に気付いたトレーナーがこっちを向く。あの険しい目つきのまま。でもすぐにいつも向けてくれる優しい顔になる。
「あ、ごめんジョーダン。気付けなくて。どうしたんだ?何か分からないところあったか?」
そう言って、こちら側に少し肩を寄せてくる。なんだかいけないことをしたみたいで急いでノートに顔を戻す。
「あ、いや、なんつーか...アハハ、あれ?何聞こうとしたか忘れたわー!」
咄嗟についた嘘。でもトレーナーはそっか、何か分からなかったらいつでも言ってくれよ。なんて言って、教科書に視線を戻した。 - 5しょうがねぇなぁ(悟空)22/04/21(木) 00:01:31
「(ごめんトレーナー。あと少し、あと少しだけ...)」
その横顔を見せていて欲しい。でも、いつか、あたしにもその顔を向けてくれんのかな。あの真剣な顔で、あの険しい目で、こっちを見てくれる時が来るのかな。
前に、シチーとヘリオスで好みのタイプの話をしたことを思い出す。なんだか癪で、トレーナーの性格とは外した「オラついた感じ」ってのを言った。
──オラついた人が、自分にだけ弱みを見せたりとか、よくね?
その後に「ギャップ」っていうんだと教えてもらったんだった。優しい人が見せる厳しい面、オラついた人が見せる弱い面、そういうのにクラッとするんだって。
自覚すると、じわじわと恥ずかしくなってくる。顔が熱くなって、ノートから顔を上げられなくなってくる。教科書に書かれた文字も頭に入らなくて。トレーナーのあの目つきが、焼き付いて離れない。
「(...やば、あたし、マジ恋しちゃってんの...?)」
くらくらと熱が篭もる頭で、茹だったような考えが浮かぶ。ノートに書かれた数式だけが彼女の真っ赤に染まった頬を見つめていた。
- 6二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 00:02:16
ありがとう…ありがとう
- 7二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 00:10:55
それを機にしてトレーナー意識しまくってほしい
鎖骨とか喉仏とか見えがちなところから結構逞しいんだ みたいな考えばっかり浮かんできて こんなん変態じゃん… ってうわーってなるの - 8二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 00:23:41
その概念いいね...気が向いたら書くね
- 9122/04/21(木) 00:50:54
- 10二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 00:51:54
すげーかわいい
- 11122/04/21(木) 00:53:22
あかん、見たかった物が200点くらいの出来で出された
今夜は寝れません - 12122/04/21(木) 02:03:55
保守しとく
なんかあったら語ってて
語れ - 13二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 12:20:50
ちょっと書いてるので待っててほしい
- 14二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 15:13:07
- 15二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 15:19:12
悟空さ文才に溢れてて素敵だ…♡
- 16もってくれよスレ!SSだぁ!22/04/21(木) 17:27:18
昼頃のカフェテリア。雑誌を眺めるゴールドシチーに近づく人影。
「シチー...ちょっといい?」
「なに、どうしたのジョーダン。元気ないじゃん」
「あんね、あたし...ヘンタイになっちゃったかもしれん...」
「はぁ?」
──────
「そんで?トレーナーのその目つきだけじゃなくて、他のところも気になるようになったと」
「うん、えっと、喉の辺りのこう、出っぱったとことか、手とか腕の浮き出てる血管とか...」
「喉仏のことかな。男の人にしかないらしいしね、あれ。珍しいのもあるのかも」
「そんで...その、勉強教えてもらってるときにさ、こっちのノート覗き込んでくんの。んで、その時に首と肩の間に骨あるじゃん。なんか、目が離せなくて、んで...」
「ちょっと落ち着きなジョーダン。大丈夫、至って普通だよそれ。鎖骨フェチっていうやつかな」
「ふぇ、ふぇち?」
「そ、フェチ。他人のこの部分が好き、みたいな感じかな。脚とか、首とか、手とか。身体の中でここが好きだ、っていうの」
「そ、そうなんだ...じゃああたし、その鎖骨フェチとか、喉仏フェチってこと?」
「んー...いやどっちかっていうとジョーダンはそのトレーナーの男らしいところが好きなんじゃないの?聞く限りさ」 - 17もってくれよスレ!SSだぁ!22/04/21(木) 17:28:02
「えっ」
「だってまず喉仏でしょ?んで次に鎖骨、血管...どれも男らしさが出るところじゃん。なんというか、ベタ惚れだね」
「えっ、あっ...うぇ...」
「ちょ、大丈夫?顔真っ赤じゃん。というか今更?割と恥ずかしいこと言ってたよ?」
「あ、あたしヘンタイじゃないの?」
「違う違う。さっきも言ったでしょ。至ってフツー。まぁ、アンタがアンタのトレーナーの事がすごく好きって事が分かったくらいかな」
「あたし、やっぱマジ恋しちゃってんの...?」
「まぁうん、そだね。あ、でもそれトレーナーに言うのはやめときな。多分あっちも困るだろうし」
「じゃあどうすんの?」
「そういう時はね、それとなくアピールすんの。アンタにはアタシしかいない、みたいなさ。トレーナーもジョーダンのこと大事に思ってくれてるんでしょ?」
「そりゃ、うん...」
- 18もってくれよスレ!SSだぁ!22/04/21(木) 17:28:27
トーセンジョーダンの脳裏に浮かぶのは様々な思い出。「最強のバカになろう」と言ってくれたこと。秋の天皇賞で全部ぶっちぎって、記録も出して、トレーナーと肩を組んで笑い合って写真を撮ったこと。
何よりも。他の賢いウマ娘じゃなくてバカな自分を選んでくれて。見捨てることなく自分を応援し続けてくれて。その気持ちがすごく嬉しかったこと。
「うん、よし、決めた。トレーナーをあたしにガチ恋させる」
「お、いつものに戻ったねジョーダン。その意気じゃん」
「ね、シチー。トレーナーをオトす方法とかある?」
「うーん、どうだろ...アタシのトレーナーには効くけどそっちのトレーナーに効くかどうかは分かんないしな...」
「とにかく教えて!メモすっから!」
「本気じゃん。オッケー教えたげる。でも結果聞かせてよ?」
「もち!」
覚悟しとけよトレーナー!あたしに釘付けにしてやっから!
- 19122/04/21(木) 18:21:32
ウワーッ新鮮なSSだ!
- 20二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 18:55:24
よわよわジョーダン書こうと思ったら最終的になんか吹っ切れたんだよね このギャル強くない?
- 21二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 21:22:41
シチーはトレーナーのことオトしてる前提なの草
- 22二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 23:05:25
シチトレはもうシチーから逃げられないだろうし逃げる気もないだろうし残当
- 23二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 01:17:19
ジョートレは絵に描いたような優男がいい
- 24二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 09:46:37
- 25二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 09:51:54
ええやん…
- 26二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 09:59:49
朝から健康にええもん読ませてもらいましたわ……
- 27二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 21:21:56
これは素晴らしいジョートレ
- 28二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:40:39
良い…
- 29二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:55:50
ジョーダンはきっとトレーナーへの思いに気づいたら速いよね