- 1〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:08:03
スレ立て時の本スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第1369層|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/550709/設定スレhttps://bbs.animanch.com/board/543738/姉妹スレhttps://bbs.a…bbs.animanch.com前スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板ダンジョン攻略スレ 特別編 6層|あにまん掲示板スレ立て時の本スレhttps://bbs.animanch.com/board/550709/前スレhttps://bbs.animanch.com/board/551112/書き込みの方針は以下でお…bbs.animanch.com書き込みの方針は以下でお願いします
何もなし or ※付き →メタ会話
「」→セリフ
()→心情
【】→状況描写
ここは「ここだけダンジョンのある世界の掲示板」の番外篇みたいなものです。
あらすじ
セントラリアの冒険者ギルドに一人の男が現れた。異世界からやってきた男の頼み事は、
『黙示録の大迷宮』と呼ばれるダンジョンの攻略、そして最深部に存在するいくつもの国々を滅ぼしたと伝わる龍の魔物、生邪骨肉(アグゼリュス・アヴェスター)の討伐であった。並大抵の存在では太刀打ちできぬ大仕事に、普段はギルドに顔を見せないランカー達、そして無限牢獄の奥底で蠢く深淵勢までもが動き始めた……
- 2〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:08:26
〈イベント進行について〉
通常のイベントと異なりシーンとシーンのインターバルをかなり長く取り、その間に各々の描写を書いていく、かなり長めのイベントを予定しています。
そのためリアルタイムなGMレスポンスを保証できません。リレーSSをイメージしていただければ近いかと思います。
参加者同士の掛け合いや途中参加などは自由に行ってください。
このイベントはドング魔法世界スレとのコラボとなっています。お互いの世界観に迷惑をかけないように注意しましょう。
万が一問題や要求などがありましたらGMまで遠慮なくお知らせください。
また、ダンジョンスレ側GMの意向として「話のネタとして設定はしたが、バランスブレイカーなためイベやスレに出しづらい強キャラのランカー、深淵勢を一度思いっきり暴れさせよう」というものになっています。
したがってかなり通常よりインフレすることが予想されますのでご了承ください。 - 3〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:08:52
〈イベント進行について2〉
とくに深淵勢及びランカーに置きましては、おそらくスレにほとんど出てこないキャラが多いため、自キャラの簡易な紹介を書いたり設定スレのリンクを貼ったりするといいかもしれません。
例としてダンジョンスレ側GMのキャラ紹介です。
〈ソングバード〉
深淵勢。鳥の仮面を被った、魔神の血を引く半人のバード。世界のあらゆるものを歌い、あらゆる場所に歌を届けたい歌キチ。
その歌は生物でないはずの『世界』そのものに響き、感動させ、描き換えてあり得ない現象を起こす。
〈メテオキャット〉
深淵勢。猫の仮面を被ったハイエルフの魔術師。ソングバードの幼馴染でありバッドコミュニケーションな彼女を魔法でぶっ飛ばし止めたり、周囲との橋渡しをしてくれる。ハイエルフの桁外れの魔力と長年の研鑽によりシンプルに強力な魔術師。十八番はメテオ。 - 4〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:09:13
〈イベント進行について3〉
ソングバードがライブの観客を求めたことと冒涜が持ち込んだプロジェクターにより、攻略の様子は掲示板スクロールやプロジェクターに中継されます。
「なにあれ非常識……」な観戦一般人ロールなども遠慮なくどうぞ!
ドング魔法世界からの参加、また即席キャラを生やす、一人で数キャラロールするなどの制限は一切行ないません。自由に行きましょう。 - 5〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:10:32
事前情報
ドング魔法世界wiki
ドング世界総合Wikiseesaawiki.jp『黙示録の大迷宮』
古代に創られたものとは違い、迷宮というよりは一本道の大洞窟に近い構造をしている
生邪骨肉がエネルギーを集め続けているために多くの魔物が集結しているとの情報もある、最深部までの戦闘は避けられないだろう
生邪骨肉(アグゼリュス・アヴェスター)
古代の王により討伐された伝説上の魔物
我が世界の魔物の規定としては国一つ滅ぼせるとされている「神種」に属していた魔物だ
「邪悪の原典」とも言われる魔物で体が爛れ腐り堕ちた龍のような、まさに恐怖そのものの姿だったと記録されている
特筆すべきはあらゆる生命エネルギーを吸収するという特性だ
古代では大陸で息絶えた全ての魔物の力を一時的に再現し辺り一面を焼き野原にしたことがあるという伝承が残っている
現在は復活したばかりで被害も少ないため弱体している様子だ
討伐軍はかなり大所帯のものになる
・大陸8大ギルドのマスター及び実力者
・魔法学術研究機関のトップ
・王家より選抜した特別部隊
これらが君たちに同行することになるだろう
※ダンジョン側GMはドングに詳しくないためこのへん(特に味方側)の描写をフォローしてくださる方がいらっしゃると非常に助かります
- 6〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:10:47
·深淵勢について
ダンジョンスレ世界にある、どこまでも底の見えないダンジョン『無限牢獄』。
そこの100階層より下、凶悪な魔物と理不尽な環境が待ち受ける「自殺者すら辿り着けない」と言われる地帯を深淵と呼ぶ。
この人外魔境にあろうことか住み着き、常駐するものたちを「死刑囚」「囚人」「深淵勢」などとと呼称する。彼らは【牢獄】の広大さに心奪われ、【迷宮】の無辺に果てを見出そうとしてしまった冒険者である。純粋な冒険者から地上に居られないような犯罪者や素材目的の研究者、鍛錬狂いに至るまで理由は様々。
ただ言えるのは、彼らが皆生存に特化した肉体と精神を備えた折り紙付きの実力者であることだ。
Q:長いから1行で説明しろ
A:ダンジョンスレのぶっ壊れ枠 - 7〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:12:55
※現在神種生邪骨肉(アグゼリュス・アヴェスター)戦。GMのキャパ張り付きの限界があるためボスの行動や能力をある程度自前で補足して盛ってもらえると助かりますが、弱体化しているとはいえドング世界の頂点存在なので張り切って苦戦しましょう
※終了は明日0時を予定
※木曜20〜23:30くらいまで確定でダンスレ側GMが不在になります。ゆるして - 8暇つぶし神22/04/21(木) 01:24:56
「フルバーストォ!!」
【どっからか重火器を取り出し打ちまくっているが全く通じず潰された】 - 9『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 01:25:12
立て乙です
月杯「くっ……!流石は神種だな……!」
【生邪骨肉の領域の強度は月杯の想像を超えていた。支配領域に対抗するために編み出した、領域の簒奪に特化した血杯界域ですら押し留めるのが精一杯である】 - 10古びた外套の男22/04/21(木) 01:26:42
※立て乙です、じゃあ正午に燃やし尽くしますね
一旦落ちます、お疲れ様でした~ - 11犬騎士◆1BQPVmMPfE22/04/21(木) 01:28:16
たて乙です
なんかすごい助けてもらってる!
ここで善戦しちゃうとこの犬が理解不能領域レベルに盛られてしまうから殺しまくってました… - 12〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:33:03
『ああ、久しぶり!仮面のない世界は!』
【遮るもののなくなった歌姫の声が、聞くものの脳を揺さぶる。
美しさゆえにではなく――ただならぬ狂気と声の奥に潜む異質な何かに】
『――でも、こんなに楽しいのに、仲間はずれがいるなんて』
【揺らめく瞳が赤い剣を捉える】
『つまらないでしょう?ねえ、起きて』
【歌が、あらゆる道理を捻じ曲げて、赤い剣を包み込んでいく。『赤い剣』ではなくかつての姿で舞台に上がれと。
世界が軋む。秩序が乱れ、現実が揺らぐ】
【――ソングバード、深淵の歌姫。
仮面で隠したその正体は、世界を騒乱に陥れんとして撃たれた魔神の落し子】
【血の中に受け継がれたその権能が世界を冒し、紅輝姫をこの場に連れてくる】 - 13『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 01:33:37
多分斬糸がここに来てたら、フラグが折れた厄ネタがバーストでもしない限り、まるで歯が立たずに死んでたんだろうなあ……
厄ネタがバーストしたら最悪ロストも見えてくるけど - 14観戦モブ冒険者22/04/21(木) 01:34:48
けなげな犬が歩む姿に涙する冒険者たちは数多くいると思いますね つらい
さっきの1レスで人間の情緒メチャクチャにする映画1本は作れますよ!助け合いシーンは涙なしに見れない感動場面間違いなし - 15〈星の涙〉◆JY14iCInm622/04/21(木) 01:36:33
苦戦描写のため動いてませんでした
元20位相当にしても今機械剣ないからどの程度にしていいか迷います - 16『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/04/21(木) 01:36:40
立て乙です
前スレ185
冒涜「大丈夫か?とりあえずこのペンダントを着けておけ、多少ましになる、それにな神を仕留めたことがある連中のが多いんだぜ!」
転変少女「大丈夫です!私達は強いので!」 - 17月茨22/04/21(木) 01:38:20
- 18〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:38:28
※こいつの正体は半分魔神、歌の効果がおかしくなっている理由の一部はそれ
※仮面は殲魔と秩序側の両方の厄ネタの証明である化け物の瞳を隠すためと、歌が『効き』すぎることを抑えるためのフィルター
※仮面吹っ飛んだので現在ノーブレーキ - 19『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/04/21(木) 01:39:13
そろそろ落ちます、明日もだいたい19か20時ごろに書き込める状況になります、お疲れ気味でした
- 20〈酒樽蛇〉ヒュドゥーラ22/04/21(木) 01:40:38
ヒドラの首はまたはえてくるのでせっかくだからゴキゴキ行こうの精神
装備に近いとはいえ深淵勢の首が折れたら盛れるかなって - 21犬騎士◆1BQPVmMPfE22/04/21(木) 01:42:47
- 22犬騎士◆1BQPVmMPfE22/04/21(木) 01:43:14
- 23斬災◆V0eCPpWRe622/04/21(木) 01:44:11
【表皮に入れた三千の遠距離斬撃、傷になったかも怪しい】
【中距離からの腹部への三千回、有効打には程遠い】
「直接、だね」
【常軌を逸した身体能力で空を蹴り、有り得ざる機動を実現する】
【竜の腹から首にかけ、螺旋状に斬り上げたが…それもすぐ癒える】
【一瞬の滞空、切り口を見て斬り方を練る】
「それに『斬らなきゃいけない』ものだから」
【意識的に脳を切り替え、暗示で体を作り替える。相手が悪いモノだから、もっと力が必要なのだ】
「行くよ」
【細身に不似合いな、腐敗した大地を割く剛断が繰り出された】 - 24『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 01:44:21
月杯「!! これは……」
【月杯が手にしていた『赤い剣』が、歪む空間に吸い込まれる】
【……そして】
【空間にステンドグラスを思わせる亀裂が走り、眩い紅の光と共に、中から精錬された赤いドレスを着た不死者が現れた】
「……深淵の歌姫よ。───今は唯、貴女に感謝を」
【全身から立ち昇る『力』。他を圧倒する見えざる、けれど確かに存在する『輝き』】
【嘗て、世界に覇を唱え、数多の種族を従えたヴァンパイアロード】
【───否、『魔王』が───】
【在りし日の、最盛の力を携えて黄泉帰った】
- 25『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 01:47:28
御先祖様が降臨したところでそろそろ落ちます。ロールの方針としては、レゴリスの面々よりは余裕を持たせつつ、能力を存分に発揮させながら苦戦させられたらいいなと思っています
お疲れ様でした - 26月茨22/04/21(木) 01:49:09
- 27暇つぶし神22/04/21(木) 01:50:19
「復活!!からの本日三回目のスターブレイクラッシュ!!」
【巨大な開店する星型のエネルギー体を飛ばした後アグゼリュスに直接切り掛る】
こっちもそろそろ落ちます - 28暇つぶし神22/04/21(木) 01:50:55
開店じゃなくて回転です…
- 29〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 01:51:37
明日の朝辺りに次の攻撃描写入れる予定でGMも落ちます
お疲れ様でした - 30斬災◆V0eCPpWRe622/04/21(木) 01:52:51
これで被弾イコール即死から瀕死くらいになったはずなので落ちます
落ちる方お疲れ様でした - 31『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 01:53:25
GM様、融通を効かせて下さってありがとうございました。お陰様で御先祖様の全力戦闘が描写出来そうです
では今度こそ落ちます。お疲れ様でした - 32〈水鏡水仙〉22/04/21(木) 01:59:00
水仙君はボス相手には必殺技が禁じ手なのでめちゃくちゃ苦戦しております
ところでスレが流れてる間に闇の王見逃してたりしないだろうか心配ががが - 33二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 02:05:24
「なんとか追いつけました……」
【いつもの外套とは違う黒い騎士らしさを感じさせる制服をボロボロにし、骸骨と共に馬から降りる】
「魂の奪い合いは元の世界で嫌ほど経験済みでして……何度奪われようと取り返させてもらいます。魔法《ブラッド》」
【血が迷宮に流れ出す。赤く染まった大地の全てが泡立ち血の人形が際限なく召喚され始めた】
「正しい血属性の魔法の使い方をやっと見せられます。魔法《セミラ・リンカー》」
【半透明の赤い影が魔術士に重なり合い溶けていく。ある時代を生き抜いた魔法使いの素質を受け継ぎ、白い魔力が体から溢れ出す】
「『この世全ての命に祝福を』『光よ巡り合う魂に愛しき未来を』共鳴魔法《シオン》」
【魔術士の詠唱に百を超える神官姿の血の人形の魔力が共鳴し高位の魔法を発動された。迷宮に大小様々な光のシャボン玉が大量に浮かび上がり、光が浸透した毒の濃度を下げていく】
「後ろは任せてください。これでもヒーラーです」
IP規制と所用が増えほぼ参加出来ず申し訳ありません……今日も怪しいので後ろで防衛してると思ってくださると……
落ちる方お疲れ様でした - 34血統魔術士◆tr.t4dJfuU22/04/21(木) 02:08:59
焦りのあまりコテェ!
- 35知の流動◆0KposPJqrg22/04/21(木) 07:18:12
【巨大な水の壁がぐらりと揺らぐ。細胞や組織を持たぬ液状種族にとって、水分はその大きさ、成分が活動性に直結する。生邪骨肉の吸収はその結び付きを強制的に解こうとした。裁きの洪水と覇種の水を吸収して途方もない大きさになった液状種族からそれが失われれば、制御を失った水が邪竜を前に味方を押し流していたかもしれない。】
【異変に気づいたハードワイヤードがアカイイトでその結び付きを補強し、間一髪で液状種族は体の制御を取り戻す。だが、ハードワイヤードもその中から出られないでいる。防御魔術と金烏玉兎集の陰陽の極意による結界、そしてアカイイトによる回復と周囲を絶望的な生命力の略奪から守るために多重起動をかけ続け、持続に必要な魔力を液状種族からマナポーション組成の形で受け取っている。
せめてものお返しとばかりにその体の中から、ハードワイヤードは神殺しの槍、対神兵装【鴉】を投擲する。】
代理エミュの苦戦描写むっずい! - 36生邪骨肉◆AP9IrErde222/04/21(木) 07:34:30
【大地を腐敗させてなお、冒険者たちは諦めない。
倒れた者を別の者が助け起こす。
腐敗した地面をあるものは塗り硬め、あるものは凍らせ、切り分け、あまつさえ奪い取ろうとする。
溶けながら這い寄ってくる吸血鬼と犬を叩き潰そうとしたところを輝き回転する星と螺旋の剣閃が斬り裂く。
その隙を突かれて蛇女に毒を撃ち込まれ、神殺しの槍に抉られ、生邪骨肉が怒りの咆哮を上げる。
攻撃は届いている。だが倒すにはまだ、あまりにも足りない。大陸全土から奪い続けた生命力が、生邪骨肉の傷をまたたく間に修復していく】
【邪竜は苛立っていた。腹立たしいことに反逆者は減るどころか増えている!
おびただしい数の血の人形と輝く赤いドレスの吸血鬼、人間ごときに魅了された餌の脱け殻。
なんと目障りで、許せないことか】
【生邪骨肉の周囲にある犠牲者の骸が、何体も急速に色を失い、灰色のガラス質に変貌したかと思うと砕け散る。
『存在すること』に必要な根源のエネルギーを根こそぎ奪われて、死体であることにすら耐えきれずに消滅していく】
【生邪骨肉の周囲に虚数のドングが結集し、星の形となって無数に顕現する。
地底に広がる虚ろな星空をその背に抱いて、邪竜が高々と宣言する】
『降り注げ〘絶望の星〙(スターオブデスペア)』
【星々から虚数のドングが矢になって撃ち出される。あらゆる実存在を食い散らす絶望の矢が、冒険者たちに雨のように降り注ぐ】
※端的に言うと魔法弾連射してくるビットの大量展開 - 37両性具有妖精22/04/21(木) 07:36:37
「あれが……神種っ!」
【声が震える。身体が竦む。小さな炎が掻き消えそうになる】
【逃げ出したくなる。平伏したくなる。目を逸らしたくなる】
【それでも、小さな妖精は目を逸らさない】
【一番最初に抱いた目標だった。この世界を殆ど知らなかった頃、騎士になれとお父様に言われていた頃】
【純粋な好奇心から、神種の観測を夢に抱いた】
【今、その神種が目の前にいる】
【だから、決して目を逸らさない】
【余波で消し飛ぶかもしれない、この戦場において他者を助ける余裕のある者などどれ程いるか】
【戦う力を持たない自分など足手まといだろう。役になど決して立てないだろう】
【だが、それでも】
【幼い純粋な夢は抑えられない!】
「頑張れ! 皆様ーっ!」
【冒涜から受け取った魔道具にドングを込め、震える声を出し切って、竦む体を抑えて】
【青い炎の妖精は、必死に応援を送った!】 - 38観戦モブ冒険者22/04/21(木) 07:48:40
「もう無理だ…あんなのどうしろってんだ……」
「訳分かんないくらい強い深淵勢が、上位冒険者が勢揃いしてんのに…山も地面も海も砕くような攻撃がちっとも通じてない…」
「あれが…異界の神種……伝説の魔物……はじめから勝てるわけなかったんだ」
「───諦めるなよ!」
「「「!」」」
「あそこで戦ってる奴らは誰ひとり諦めてない!見てるだけの俺たちが先に諦めてどうするんだ!せめて信じようぜ!」
「みんなが勝つことを!!」
「……頑張れ!」
「負けるな!」
「信じてるぜ───いつもみたいに道理を蹴飛ばして勝ってくれることを!!」 - 39二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 07:52:38
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- 40〈メテオキャット〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 08:05:50
「ソングバード!ソングバード!」
【絶望の矢をあらゆる魔法を駆使してかろうじて叩き返しながら、メテオキャットは友人をを呼びつつける】
【深淵の歌姫は陶然と歌い続けている。
遮るものの無くなった歌は桁違いの出力で、彼女の周囲に降り注ぐ魔法はほんの数メートル手前でひしゃげて四方八方に逸れていく。
そこだけを見ればソングバードは余裕にすら見える】
【だが瞳は焦点が合っていない。赤い模様が踊る虹彩は次第にどす黒い色に変わり、まとう狂気が色濃くなる。メロディは変わらず美しくとも歌詞が破綻し、示すものがはっきりしない】
【その歌声は世界を侵す――それは歌姫自身も例外なく。
魔神の血に宿る権能は歌声の『力』を大きく引き上げるが、呑まれれば狂った破壊の化身と化して戻れなくなる。
鳥の仮面は正体を隠すための手段で、世界を壊しすぎないためのフィルターで、自らを『ソングバード』だと定義し見失わないための命綱。
それが吹き飛んだ今、ソングバードは極めて不安定な状態にあった】 - 41『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 08:07:09
紅輝姫「ああ、まるで綺羅星のよう」
【『赤い剣』改め〈紅輝姫〉は、目を閉じ、届けられる声に耳を傾けていた。そして二つの世界からの声援を、想いをそう評する】
紅輝姫「これだけの想いを受けたのです。妾(わたし)は既に敗れ、この世を去った身なれど……応えぬ訳には行かない」
【ふわり、と踊るように剣を構える。そして、その姿が紅い光に変わり、縦横無尽に戦場を駆け抜ける】
【光を思わせる程の速度で大地を、空中を駆け、殺到する無数の星の矢を真紅の輝きを宿した剣で斬り落としていく】
【虚数ドングの矢が紅輝の斬撃に斬られ、爆ぜる。その様は宛ら、地上に再現された銀河のようでもあった】
- 42『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 08:19:38
鬼神娘「浄化の炎!」
【迫り来る毒沼を熱を持たない白き炎で焼き尽くしていく。白き炎は毒のみを焼き戦場に広がっていく】
鬼神娘「みなはん大丈夫かいな!?」
リッチ「無事です」
変身青年「なんとかな!」
錬金蝦蟇「治癒のお香が間に合ったであるな」
【生命吸収、毒沼、二つの脅威を乗り越え戦場に立つ『屍鬼の宴』の面々。彼らに次なる脅威、〘絶望の星〙の矢が降り注ぐ】
リッチ「陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる『陰陽変転結界』!」
【リッチが結界を展開する。触れた物の性質を逆転させる光の膜が消滅の魔弾を無力化していく】
リッチ「ぐぅ、やはり防御が精一杯ですか!神と呼ばれるだけはあります!」
錬金蝦蟇「このままではジリ貧であるな。どう反撃するのであるか?」
【リッチに魔力回復のお香を浴びせながら次なる手を模索する錬金蝦蟇にもう手は打ったとリッチは口角を上げる】
リッチ「先程の生命吸収時に『己を呪う呪い』を込めた呪霊をありったけ喰らわせました!吸収した物を糧とするなら効果はあるでしょう。後はその効果が出るまで耐えて耐えて生き残るのみです!」 - 43〈星の涙〉◆JY14iCInm622/04/21(木) 08:26:42
【灰色に砕け散る骸を前に、静かに目を伏せ涙を流す。彼らが何であったか、星の涙は知らない。ここは異世界で、それらと彼女の間には繋がりそのものはない】
【だが彼女にとって、存在の消滅は特別な戒めの記憶。
死が何一つ残さない特殊なドッペルゲンガーである恋人、そして、かつて彼に望んで食われて縋る痕跡すら残さなかった自分。】
「私は…〈星の涙〉。星の名を持つ者として、絶望の星に負けるわけには…いかないわ」
【涙に濡れた瞳が浮かぶ無数の星を睨む。全てに対抗するなどは烏滸がましくとも、ここで消えてなどなるものか。】
「『夜の帳』よ…ここに。見せてあげるわ、満天の星空を。」
「《落涙天嵐》」
【星の涙を中心に広がった夜空から、星そのものが落ちてくるかのように光が降り注ぐ。
竜血食らい、冒涜の布石、朽骨と月茨にハードワイヤード、そして辺りを取り囲む血の人形。
あらゆる魔力と活力の供給を受け、夜の帳がもたらす"事実上の無限"が限りなく真のそれに近づく。】
【今、この時だけは〈落涙小夜〉…第4幕の機械天使であったそれすら越えるだろう。夜の帳のその範囲、光の涙が襲い来る絶望の矢を悉く撃ち落とす。
光が地を穿って巻き起こった闇の渦が、絶望の星のいくつかを千々に引き裂き闇夜へと塗り替え消滅させた】
※この後深夜まで浮上未定 - 44嘆くモブ吟遊詩人(観戦中)22/04/21(木) 08:33:49
「ああ…!なんたること、狂気が増してゆく…呑み込まれる…決壊する!
わたしは哀しい…麗しき醜悪、輝かしき汚泥、踏み躙られた恩寵よ!
おお…!世界に満ちる奇跡たちよ、わたしたちが信奉する音楽よ どうか彼女を救いたまえ!」
『見届けよう 流れる星々を
喉を 七つの季節がなぞり
聴こえるよ 命の輝きが
La、La、La…♪』
- 45〈水鏡水仙〉22/04/21(木) 08:58:31
「だめだよ、そんなことは!
だってこの人たちは美しい僕に会いに来てくれたんだからね!
君に奪わせる訳にはいかないよ!」
【虚数の矢が軌道を変える。彼の仲間に対する想い─あくまでも自己愛の結果ではあっても─に応え、世界の法則が歪んで逸らす。ごくわずかではあるが、生邪骨肉に向かっていきさえする。】
【水鏡水仙の周りは行使する魅了術とそれに対する干渉で、歪んだ輝きに包まれていた。暴君と魅了、生命と心、互いに奪うことの化身。ぎりぎりの位置で鬩ぎ合う】
「君らしくないよ、美しい歌姫!
歪んだ声では僕のために歌えないじゃないか!」
【魂を魅了し規定する金色の双眸が、ソングバードに注がれる。
どれ程届くかは不明だが、視線に願いを、力を込める。
君であれ、「ソングバード」であれと。】
- 46討伐軍の一般兵22/04/21(木) 09:02:04
【子どもの頃、誰しもが一度は読んだことがあるだろう『鉄の王の物語』】
【その物語で一番有名なのは邪龍討伐の話】
【『若き日の鉄の王は多くの種族と絆を結び、仲間と共に神を打倒した』とか『勇敢なる王はあらゆる命を喰らう魔龍を一刀両断した』と語り継がれている】
(だが、幾ら王の物語であろうと少し疑ってしまうよ)
(何せ俺は、その伝説の邪龍の目の前にいるのだから)
【グリンド大陸中の実力者、そして異界の冒険者がいるというのに圧倒的な恐怖が打ち勝ってしまう】
(動けない、ヤツを目にしてから俺は少しも動いていない)
(離れなければいけないのに、逃げなければならないのに、動けないだって、)
(動いたと同時に死ぬと分かっているから)
【彼は命が、魂が削られていくのを実感する、補助がなければとっくに自分の命が失われていることも知覚する】
(ああ、あの龍は、神、なんだ)
【その神は、常に絶望を与える】 - 47〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 09:05:42
たて乙です
【豪熱線は効かなかった。元気よく挨拶したつもりだったが。ドレインをもろに受ける、自前の竜エネルギーと冒涜転変の支援で耐えた】
「〈雷轟〉」
【絶望の矢が降り注ぐのを目にし、雷を呼び醒ます】
【竜人の装雷機関が起動、脈動する。周囲に蒼い装甲が出現。魔力を結晶化して造る鎧、それに轟く雷を、数多輝く鉱石を、竜の、自らの血髄を混ぜて砕いて宿らせて】
【何度も何度も、竜の力を叩き込み、堅牢に、そして強くあれるように。そうして生み出した”アーマー”が次々に装着されていく】
【強者たるアーマーを纏い、静かに輝く雷を迸らせ】
「ヴゥ■■ア”ア■■■■■■!!!!」
【蒼き雷轟が鳴り響く】
- 48二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 09:05:57
このレスは削除されています
- 49春竜◆4dGrDIR6.222/04/21(木) 09:07:45
【両世界に響く歌声に導かれるかの如く春竜が現れた】
【狂気と奇跡が混ざり混沌としたこの場所で、何ができるかは分からない】
【だが同じく音楽の呪文を唱える者として、音の力を信じずにはいられなかった。】
【咆哮とともに世界に満ちる音楽に呼応し、体は徐々に機械へと置き換えられてゆく】
【その変身が終わった時、突き動かされるように自身の信じる魔法、故郷の雄大な語りの音楽を唱えていた】
「つむじ風は雲を乱し、ストームグラスは未来を導く」
「48のドレミ、晴れゆく季節の空へ」
「その風は帳を突き破り、新たな夜明けとなる!」
【不思議なリズムと共に挑戦するような歌声を機械の体から響かせれば、曇り空からは一筋の陽光が差し込む。自身に襲い掛かる魔術の矢は太陽の前の雨の如く消え去り…体に一部、消し切れなかったものを受けながらも】
「”晴天の黎明”を、僕たちは唄う!」
【絶望に希望を叩きつけるべく、春竜は歌を続けた】 - 50知の流動◆0KposPJqrg22/04/21(木) 09:16:39
- 51暇つぶし神22/04/21(木) 09:17:50
「何の!」
【何故かマンホールで防ごうとしてそのままやられて行った】 - 52ハードワイヤード◆.UIszdl3fc22/04/21(木) 09:22:33
- 53液状種族◆0KposPJqrg22/04/21(木) 09:32:32
- 54〈メテオキャット〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 09:36:34
「ソングバード!ソングバード!………アリア!起きなさい!」
【相殺しきれず一本の矢が掠め、メテオキャットの左肩が大きく抉れて消失する。
迸る鮮血を無視して特大のメテオで絶望の星を数基跡形もなく吹き飛ばしながら、親友の本当の名を呼ぶ。
命綱と呼ぶにはあまりにも心もとないこの呼びかけが、ぎりぎりでソングバードの意識を引き留める】
『ありガと、キャットちゃん。まだ、だいじょうブ』
【瞳の色が幾分落ち着きを取り戻し、狂気の気配が薄れる。とりとめのない歌が確かな意思を取り戻し、無秩序に散っていた虚数の矢が一斉に向きを変え、星々と邪竜にお返しとばかりに叩き込まれた。いくつもの虚ろな輝きが砕けて落ちる】
【乖離する魂を、魔導科学の天才と美貌の天災が引き戻し縫い留める。破壊衝動が抑え込まれ、しっかりと『固定』される】
【この上なくはっきりした頭と耳に、春竜の歌う晴天の黎明が届く。歌、素晴らしい歌。そうだ、自分は魔神の子である前に歌い手だ。
感動に瞳を輝かせ、新たな歌を紡ぎ出す】
『希望、輝く星には絶望より希望が相応しいわ!』
【春竜の旋律に重ねて歌う。虚数のドングが歌によってその性質を変え、無数の明るい星々となる。プラスのエネルギーの星々からプラスのエネルギーの奔流が放たれ、〘絶望の星〙を塗り替え、打ち祓っていく】
【名付けるならば、《希望の星》(スターオブホープ)。
晴天と星空の二重奏が、お互いを増幅しながら地下空洞を駆け抜ける】
- 55古びた外套の男22/04/21(木) 09:42:46
※おはようございます
※正午ごろに生邪骨肉の超魔力攻撃描写を入れさせていただきます、ご了承ください - 56暇つぶし神22/04/21(木) 09:49:01
「何…だと?マンホールで防げない!?ならばぁ!!」
【激土二振り目を取り出し岩石で刀身を形成しメテオを切り払っていきつつ分身してロケラン】 - 57『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/04/21(木) 10:03:58
- 58ハードワイヤード◆.UIszdl3fc22/04/21(木) 10:08:34
(大規模イベントでの瓶詰めはお約束ですからね!…相手が概念系に両足突っ込んでるタイプなのかなり限定的になりますね)
(1.相手の大規模攻撃を阻止していいなら『泰山府君祭』、閻魔様にお願いして大陸の死の総量を一時的にゼロにします)
(2.女神フレイヤに変身、復讐の魔女の側面を引き出して大規模攻撃をそのままお返しします…お返しするために先に食らうのがミソ)
(3.ドレインフィールドを支配領域扱いして良いならCLOTHを呼び出してフィールドを解除して味方のアシストをします)
(3つ提案しましたが前提条件が厳しいので2.が最有力候補になりそうですね)
- 59生邪骨肉◆AP9IrErde222/04/21(木) 10:26:59
- 60詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/04/21(木) 10:43:53
新スレ立てお疲れ様でございました
昨日は夜寝落ちていて申し訳ございません……
【御子とリンクしている人工衛星、「生命の種子(マナフ・ピラ)】
【その秘奥には一つの機構がある】
【故郷の言葉で、「世界管」と呼ばれる巨大な真空管】
【その働きはシンプルだ。異世界に接続し、異世界からの情報量をエネルギーに変換する】
【即ち時間当たりの出力量こそ限界があれど、無限のエネルギーを供給できる】
【そして冀望。それこそが最も強い想い】
「ら いぇあ ら ちす ひゅむのす みあ」
「ら きら ら な れおん ぱと みあ えん ぜすと まなふ=ぴら あー」
「くぇり えく ぷっと ぱ まな ぱ えくぜくぱ ふー」
「くぇり えく ぷっと ぱ まな ぱ えくぜくぱ うー」
「くぇり えく ぷっと ぱ まな ぱ えくぜくぱ たう」
「くぇり えく ぷっと ぱ まな ぱ えくぜくぱ どぅ」
「くぇり えく ぷっと ぱ まな ぱ えくぜくぱ るー」
【無限の魔力が生命力に変換されて味方全てに供給される!】
- 61暇つぶし神22/04/21(木) 10:46:37
- 62〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 11:12:24
【生邪骨肉が何をしているのかはわからなくても、深淵という地獄で培った経験が警鐘を鳴らす。あれは即興で耐えられるようなものではない!】
「ソングバード、なにか来る!ありったけ防御!」
『堅固な城壁、雲つく塔、知恵と力に守られた、はるかなる城……』
【生命の種子から供給される無尽蔵の魔力を使って、高位の魔術師が重ねた何重もの結界に、歌が不落の城塞のイメージを与えて強化する】
- 63詩謳う御子◆bRrRGs00cA22/04/21(木) 11:15:15
「わーふぇん てす いぇらじぇく あるやん じんわーふぇん」
「空間 時間 可能性 融合 多元」
「あず わーふぇん どぅ しぇふいん やん こー わーふぇん どぅ」
「全ての世界は詩により繋がる」
「あーてすうぃー!(祝福せよ!) あーてすうぃー!(祝福せよ!) あふぇぜりあ!」
「晴れ渡る空 曙しろく」
「嵐すら 慶びの予知」
「また来る春に 生命の萌(きざ)す」
「あさづつはいざ けがれをきよめ」
「あずやるうぃー!(加護を与えん)」
- 64月茨22/04/21(木) 11:18:09
【絶対的な生命力の剥奪が場を包み込み】
【概念レベルの絶望の星が空の彼方から降り注ぐ中】
「自らを誇るような特別な死を持たない存在規模と権能のごり押しなんて、本当に趣味じゃないわ」
【月茨はただひたすら金の薔薇を咲き誇らせ傷着いた人々の回復に徹していた】
【生命の剥奪は、周囲の魔物の残骸をその肉体ごと吸い取り生命力を奪うことで耐え凌ぎ、元々持っていた無尽の生命と金の薔薇の回復で耐え抜く】
【絶望の星は、魂ごと総てを融かす特別製の銀の薔薇を纏わせた茨で防いで魅せる】
「美は、努力によって与えられるべきよ」
「だって、どんな花も最初は小さな種に過ぎないのだから」
【どこまでも輝く金と銀の薔薇は、もはや途方もないほどに膨れ上がっていた】
「チッ、仕方がないわね」
【膨れ上がった茨を、次に来るだろう攻撃を防ぐための盾として前方に展開する】
「私がここまで薔薇を使い潰すのは始めてよ、感謝なさい」
- 65生邪骨肉◆JvlaG1D7Os22/04/21(木) 11:55:10
『鬱陶しい、煩わしい、苛立たしい、腹立たしい』
『何故、矮小な虫共が神に擦り寄るのか』
【怒り、恨み、憎しみ、全ての負の感情が邪龍を渦巻く】
【ただ一つ思い起こされるのは遥か昔に己を断ち切ったあの人間、あの人間が全てを狂わせた】
『思い上がるなよ、下らぬ人間風情が!』
【怒りに満ちた怪物は再び咆哮をあげ、生を侵食し、死を冒涜し始める】
【呼応するかの如く大地が崩れ行く、しかし、そのか細い悲鳴は邪龍に届かず、己の骨肉が奪われるのを傍観するのみだった】
『終炎』
【黒き光が赤く輝く、聖典に記された「死」そのものが現れたかのように】
【「終炎」、古の時代に大地を滅ぼした黙示録の篝火、龍より放たれた一撃が全てを吹き飛ばすのは容易だった】
【その迷宮は地底の奥深くにあるはずだった、だが今はどうだ、焼き焦げた紅色の空が見える】
【何もかもが燃え盛る悪しき焔に飲み込まれる、圧倒的な力の前に倒れる者、辛うじて立つ者、そして焼き尽くされた者】
【だが、生き死になど既に意味の無いものだった】
【この世に再現された「地獄」、その中心に神は座す、全ての終わりを迎えるために】 - 66暇つぶし神22/04/21(木) 12:00:00
- 67古びた外套の男22/04/21(木) 12:03:17
※改めて見て思ったけど、邪龍は自分を殺した鉄の王しか人間と認めてないし、それ以外は眼中にないヤンデレみたいになってるわコレ
- 68〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 12:11:27
まあどう見ても人間じゃないのいっぱいいるし……
- 69月茨22/04/21(木) 12:16:33
コイツとか肉体がほぼ植物になってるから実際人間じゃないしな……
- 70暇つぶし神22/04/21(木) 12:19:12
とりあえず初手突撃して死んでるがそろそろ真面目に戦わせるか…?
- 71『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/04/21(木) 12:20:23
冒涜「……おい■■(転変少女の本名)生きてるか…」【直撃を貰いほぼほぼ瀕死の状態で立ち上がる】
転変少女「大丈夫です……魔導アーマーの緊急防御障壁で致命傷はですが…」【魔導アーマーはほとんどスクラップ同然になり転変少女も大ダメージであるがまだ闘志は消えていない】
- 72〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 12:36:24
【業火が城壁と化した結界を次々に毟り取っていく。最後の結界と終炎が激突し、崩れ去ると同時に灼熱が消え去った。
無限の魔力と魔神の歌に強化された結界は、かろうじて二人を護りきった。余波で肌を焙られ、灼けた空気に咳き込ながらも、まだ確かに生きている。】
「……それで十分!」
『まだライブは終わりじゃないわ!』
【思い上がった邪竜に深淵竜の『返礼』をすべく立ち上がる】
- 73観戦中モブ冒険者22/04/21(木) 12:39:31
「いったi なniガ」zizi…「隠岐たンDa」zizi…
「中け胃Ga ツナ我らNAI」」
zizi…
【警告:登録名称『生邪骨肉』による侵食を感知しました】
【算出:致死率100000%、蘇生したとしても100回死に続ける数値です】
【警告:瘴気許容量を超え、危険水域レッドゾーンへ突入しました】
【緊急事態につき異界接続を強制終了します】
【中継スクロールの接続が切断された!】 - 74『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 12:42:34
- 75観戦中モブ冒険者22/04/21(木) 12:43:18
※接続切断されたのは、持ち主がこのままだと死ぬなってAI(?)が判断した一部のスクロールという想定です。
冒涜師弟さんが設置したプロジェクター越しとか、つよい一般冒険者ならきっと今も見てるはず…!
- 76春竜◆4dGrDIR6.222/04/21(木) 12:59:59
「…ッ!“疾風怒濤”、“レイン・チューン”!」
【生命が吸われる感覚と迫りくる終炎に焦り、旋律を変え風と水の呪文を唱えた】
【風で食い留め、その間に水で弱め…だが生邪骨肉の力の前ではほんの些細な抵抗でしかなかった】
【生命が破壊されていく音。】
【凄まじい熱風の前に為すすべもなく吹き飛び、焼け焦げて地面に叩きつけられる】
「……」
【既に機械竜化は解け竜人形態に戻っており、腹部には何かの魔物の角が刺さっていた】
【大気に満ちる瘴気が回復を妨げ、意識を保つのもやっとだ】
【しかしそれでも、自身の信念と意思を胸に、春竜は生邪骨肉を睨んだ】
「うるさいっ…矮小だの下らぬだのっ、壊したいだけなら神なんて辞めちまえ…!」 - 77〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 13:17:50
- 78人型の影◆yqI2qB.HcI22/04/21(木) 13:18:44
【広がる絶望の熱に広がる影が覆って重なる。それは真っ暗闇なのに触れたものに暖かい安堵をもたらす。まるで母の懐に抱かれたような。
焼かれる苦痛を暖かく包む影は、人型の影の足元から広がっていた。】
【ただ、その様子はいつもと違う。身を守る影を纏っておらず、闇色の肌は露になっている。普段見えない紫紺の目からは半ば正気が失われ、それは守る味方でも討つべき神種でもなく、胸元に抱かれたおぞましい何かに注がれている】
『ああー……ん……ま、ま………』
【どろどろに腐り落ちた子供のような、手だけはっきりとした白骨が見えるそれから母を呼ぶ泣き声が響く。闇色の手が愛おしそうに撫でる。
暗き水の底から回収された怨み子の手骨。直前に依頼で回収し、慌てて来ることでここに持ってきてしまったものだ。】
【本来であれば、例え影人の中でも優れた使い手である彼女を持ってしても神種の力のまえになす術などなかった。
影人にとって、影は全てを優しく包む母である。敢えて呪物を子として抱くことで、種族の価値観に根差した力を暴走させて、周りから供給される魔力を限界を超えて引き込み、かろうじてこの地獄を包んで和らげる影を作り出した。】
【響く泣き声に、目から次第に正気が失われていく。限界を越えた力の行使が魂そのものを消耗させ、受け入れて力を使っているために、1度討伐したはずのものに取り込まれつつあった。
ただ、無策でこんなことをしたわけでもない。】
「………シンシャ」
【何度か口を動かして、やっと紡いだ声が友の名を呼ぶ】
※ラスト後方支援、次描写で事実上撤退 - 79暇つぶし神22/04/21(木) 13:20:41
- 80〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 13:28:01
- 81暇つぶし神22/04/21(木) 14:10:13
「とりあえず少しでも削る!!」
【火薬を詰め込んだ車を生邪骨肉にぶつけて爆破する】 - 82見学ケット・シー22/04/21(木) 15:02:54
皆さん頑張れー
- 83〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 15:16:29
※折角の大技なのでダンジョン側GMがリアル抜けする手前の19時位に次のボスロール入れて、そこから24時までは反撃&トドメタイムにしようかと考えてます
- 84〈水鏡水仙〉22/04/21(木) 15:25:04
【水鏡水仙の姿が終の炎に飲まれて見えなくなる。燃え上がる炎が揺らぎ、世界を虜に改編する魅了の力とぶつかり合う。歌や結界、何重の壁を灰にして、世界法則すら曲げてなお、その炎を無にすることは叶わない】
「ああ…なんてこと、なんてことだ!
皆をひどい目に合わせて!そして…
この美しい僕の顔に傷をつけたね!?」
【今まで血を流そうとも顔だけは無傷だったその男の頬に無残な火傷が浮かび上がっていた。他と比べれば傷そのものは明らかに軽症でも、明らかな異常事態。いつも誰に何をされても自分に酔うばかりだった言葉に、怒りと嘆きが滲んでいる】
【それでも男の美貌は、凄絶さを増した影のある美しさを保っていた。だがプラスからマイナスに性質を変えたそれが、周囲を侵し始める。】
「いくら美しい僕でも…こうなってはどうなるか保証は出来ないよ!」 - 85古びた外套の男22/04/21(木) 15:29:28
※じゃあ報酬の鉄の王の宝剣でも投入しますか、あの武器、生邪骨肉を一刀両断しているので
※あと「勝利をもたらす」宝剣なのでHP全回復みたいな効果でもつけておきましょう - 86〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 15:36:17
- 87古びた外套の男22/04/21(木) 15:42:06
- 88〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 15:44:56
- 89ガンナーと美術商◆sWHwXFoOPg22/04/21(木) 15:51:31
「転:がほ…」
【離散する魂を無理に結界内に閉じ込め延命。肉体は焼けきろうとしたもののかろうじて蘇生が上回った。】
「和:やってくれたわね…」
【未来予知、結界、英傑の力、全て使って一人の傷が軽くなった程度。しかし使ってない力は一つある】
「和:まだやれるわよね?」
「転:もちろん」
【死を憂う言葉などこの場では無粋】
「転:行くよ、さっきのでホントにくたばってないか確かめようじゃないの」 - 90〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 15:52:23
【『終炎』が終る。そこに立ち尽くしていたのは、アーマーが剥がされ、その身を灼かれた竜人】
「……………」
【姿形が残っていたのは流石と言うべきだろうが。もう、立つ力も残っておらず、命の火種は風前の灯火で】
「…………ァ”」
【鼓動が】
【永久なる生命ある者の声が】
【大地を、力強く踏みしめる音が響いた】
- 91竜血喰らい◆uPjPcgD1TZK322/04/21(木) 15:56:04
【直撃。炎。】
【放たれる刹那、逃げ遅れた兵士を目にし、咄嗟に前へ躍り出た。彼らの内には作戦前に会話を交わした者が何人かいたのだ。家族を養わなければならない者、恋人を残して来た者、英雄に憧れる者、恐怖に震えながらも奮い立つ者、その全てに帰るべき場所があり、帰りを待つものがあった。だからこそ庇った。】
【流れ出る竜血を固め、龍脈の狂奔をぶつけ、炎と氷と闇の壁を貼り、持てる封鎖全てを解き放った。】
【だが、簡単に破られた。数秒を稼いだのみだ。立つ地面ごと捲り上げられ、吹き飛ばされ、散り散りに焼かれる。背後にいた兵士たちも同様だった。彼らは竜血喰らいほど頑丈でも、属性に対する備えもない。軽々と宙を舞った竜血喰らいの遥か上空目の前で血肉一片も残さず蒸発した。】
【地上にて降り注ぐ黒く汚れた灰。瓦礫。鋼。それらに埋もれたまま、竜血喰らいは伸ばす手に引っかかったハンカチの切れ端を、爪が掌に食い込むほどに握り締める。】
【赤竜と黒竜の血脈がかろうじて一命を取り留めさせたが、一撃で左眼球は焼け爛れた顔半分ごと蒸発、右腕は真反対の方向に折れ、叩きつけられた衝撃で背骨の様子がおかしい。】
【紅色の空の下、眼前に大口を開けた地の底まで続く穴、そしてその奥に君臨する厄災を持てる憎悪と憤怒全てを込めて睨みつける。】
「許さん……!!許さんぞ貴様…………!!!」 - 92両性具有妖精22/04/21(木) 16:04:09
- 93魔剣使い◆vcruzRdAsM22/04/21(木) 16:07:50
ラスボス倒した後に小天使に蘇生ポーション送らせましょうか?
- 94古びた外套の男22/04/21(木) 16:09:45
※宝剣に蘇生効果付けますか?全回復のついでに
- 95〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 16:13:03
たまたま誰かの防御に逃げ込んでたとかでも
- 96暇つぶし神22/04/21(木) 16:16:27
一応蘇生出来ますよ?ただうちの子の性格的にタダでは無理です…
- 97人型の影◆yqI2qB.HcI22/04/21(木) 16:21:40
影ちゃん自分を犠牲に援護支援してるのでよければどうぞ
- 98暇つぶし神22/04/21(木) 17:00:36
「とりあえずがしゃどくろ召喚の術…!!」
【杖を掲げると大量の骸骨が組み上げられ剣を持った骸骨の龍が現れた】 - 99霧氷黒泥◆c3jcJxiQHc22/04/21(木) 17:04:39
予定の関係で自分はもう参加出来ませんけどここにインチキ耐久のヘイトタンクが居るぞー!
取り敢えず適当に防御に専念して盾になりまくってたとかで行けますかね?コイツの攻撃多分通用しないし、大技撃ったら反動と相手の攻撃の組み合わせで普通に死にそうですし。
- 100星喰学派4422/04/21(木) 17:54:52
- 101人型の影◆yqI2qB.HcI22/04/21(木) 17:55:03
「全く無茶してくれるよね!
『光』『水』『風』の三合体、『ホーリーストーム・ストライク』!」
【響いた声は合体術師。邪悪なるものを浄化する聖なる雨を伴う嵐が剥き出しの影人の肌を打ち、抱かれた怨み子ごと浄化する。】
【同時に人型の影が倒れ伏す。影人そのものは邪悪ではないが、世界の人が闇を恐れて救いを光に求める限り、神聖と光は影人にとって致命的だ。闇色の肌はまだらに色が抜け、体の所々が消し飛んだ誰の目にも致命傷。しかしそれが確実に、肉体まで支配しつつあった怨み子の影響を無に帰した。
人型の影に、次の合体術が唱えられる】
「四合体、『闇』『水』『命』『愛』で『夜母の揺り篭』!」
【倒れた影人を闇の膜が覆い、外の脅威から守り、中に満たされた生命の水がその命を繋ぎ止める。命をなげうった友人のイメージを借りた、自分にとっても規格外の四要素合体。】
【母から胎児へ、その光景はそう見えた。影を纏わぬ苦悶の表情が和らぎ、安らかに意識を手放した】
「後は任せたよ!私は真っ黒ちゃんと後ろに下がる!
頑張れ英雄くんたち!」
【自分も魔力切れで蒼白になりながら合体術師は最後にそう叫び、後方へと駆け出した】
※四合体は劇場版限定フォームみたいなもの
普段は必殺扱いが三合体
- 102『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 18:00:52
【後に残るのは半端に焼け残った瓦礫のみ。底に生きる者の気配は亡く、静寂が場を支配する……かに見えた】
『だらぁぁあ!!』
【瓦礫を吹き飛ばし立ち上がる影が4つあった】
鬼神娘「邪竜のくせしてお優しい事やなぁ!態々原型を残してくれはるなんてなぁ!あの鳥に比べたら今のは屁でもないわ!」
リッチ「鬼神娘さんの言う通りです!僕の知る神に比肩する者はこの程度ではありませんでした。貴方程度が世界を好きに出来るなど思い上がりも甚だしい!」
変身青年「確かにお前は強いけどな、だからといって俺の命をくれてやる程俺の命は軽くないんだよ」
錬金蝦蟇「主がまだ立っているというのに私が倒れるわけにはいかんな。魔竜よ、我等はまだまだ戦えるぞ」
【全員が例外なく満身創痍。鬼神娘や錬金蝦蟇の治癒をもってしても立っているのがやっとの状態である】
【しかし、だがしかし、その目に宿る意思の輝きは消えてはいなかった】
リッチ「ご提案ありがとうございます。ですが、僕の眷属達の合体先は決まっていますので、今回は遠慮させていただきます」
リッチなら魂を安全に確保・保存が可能ですがどうします?肉体保護は出来ませんが。
- 103〈水鏡水仙〉22/04/21(木) 18:05:18
水仙君が僕のためにここにいておくれで存在を強制的に縛り付ける手もあるけど人様にごつめの魅了を入れるのはどうなんだ
- 104『至宝詩編』◆ycdZly0Q5w22/04/21(木) 18:12:28
※質問。この場、この迷宮に昔の武器とか転がってたりします?
- 105古びた外套の男22/04/21(木) 18:15:53
- 106二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 18:16:06
このレスは削除されています
- 107両性具有妖精22/04/21(木) 18:19:02
皆さまのご好意があったけぇ……
運命の女神さまに皆さまの案の中から一つ選んでもらおうと思います
dice1d9=2 (2)
1>93 2>94 3>95 4>96 5>97 6>99 7>100 8>102 9>103
※古びた外套さんの正体を聞いてもいいですか? 時の王辺りの人以外だったら危険人物として扱わざるを得ないので念のために……
- 108〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 18:19:20
- 109両性具有妖精22/04/21(木) 18:20:59
- 110『至宝詩編』◆ycdZly0Q5w22/04/21(木) 18:23:48
了解しました。種明かし3時間後に。
- 111古びた外套の男22/04/21(木) 18:27:21
- 112星喰学派4422/04/21(木) 18:30:15
- 113二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 18:30:27
立て乙です
質問ですが報酬の宝剣って、今でも一撃でボスを倒せる状態ですか?
強すぎる報酬は貰った後に動かしにくくなる気がするので、
・かつての激戦で壊れかけだった
⇩
・二回目(今)の使用で壊れて大幅弱体化した
とすれば、今まで使わなかった理由付けになるかも…と思いました。
こういう報酬って「ある」だけで思い出の証的な価値があるし壊れてても問題ないかなーと
もちろん個人の意見なので解釈違いがあれば流して頂いて…… - 114古びた外套の男22/04/21(木) 18:37:17
- 115二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 18:39:22
斬災さんに持たせようぜ!
- 116生態観測所 職員◆OU1pKi4EIE22/04/21(木) 18:40:45
- 117〈酒樽蛇〉ヒュドゥーラ22/04/21(木) 18:41:17
【終炎を前にとっさに蛇が女を包む。炎が去った後には動かない焼け焦げた塊が残るだけ】
【しかしその内側から細腕が伸び、黒焦げになった蛇を握り潰した。肉の断面があらわになるや、そこから蛇の体と頭が再生をはじめる】
「ヒュドラの首を焼くのは神話にある正しい作法だねえ、ここまで無茶苦茶じゃなかったけどね!」
「でもこっちだってそのままじゃない、焼けてない断面を作らせてもらうさ!」
【次から次へ、蛇の頭が再生し、黒から色を取り戻す。
最後に声の主が姿を表した。全身がひどい火傷、身につけたものは残らず焼けたのか、恐らく全裸の長身痩躯に無数の蛇を巻き付けた女。】
「さあ、覚悟しな。あたしは岩の下に埋められてなんてやらないよ!」
【何処からか取り出したボトルを呷り、女と蛇と、無数の顔が牙を剥いて獰猛に笑う。踏みしめた足元から、迷宮の床に亀裂が走る】
…書いて思ったけど外見が月茨さんと被っているような - 118生観職員【観戦中】◆OU1pKi4EIE22/04/21(木) 18:42:43
- 119『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 19:00:31
紅輝姫「……『鋤(プロウ)!』」
【自らの異名の由来ともなった固有スキル、『紅輝の力』を流し込んだ『赤い剣』を一刹那の間に千振りし、真紅の光の斬撃を壁として、『終炎』を防ごうとする。が──】
紅輝姫「ぐっ……」
【真紅の光の温度すら上回る破壊的な熱量に押され、後ろに退けられると共にその身を炙られる。炎が止んだ時には、〈紅輝姫〉は身に纏った装束ごと焼かれ、その肌は爛れていた】
紅輝姫「……我が生命力を以ってしても、再生が遅い……神たる龍よ、その力に敬意を払いましょう」
【だがその真紅の眼には恐れなど微塵も無かった。寧ろ、その中にあるものが滾り、瞳を焦がしている。紅輝姫は再び、凛然と剣を構えた】
- 120生邪骨肉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:00:33
時間になったのでトドメタイム移行へのシーンいきます
【終炎の熱が過ぎ去ったその中心で、神は勝利を革新し咆哮を上げようとした。かつて大陸を焼き払った炎、虫螻共は駆除されたはず――だった】
『何故生きている!何故滅びていない!』
【黒炎が過ぎ去り、焦土と化した中にまだ蠢く者を見つけて、生邪骨肉は愕然とする。
自らが絶対の信を置く黒炎を虫螻の分際で耐えてみせたことが、邪竜の怒りを頂点へと押し上げた】
『おのれ、おのれ、おのれ、おのれ!』
【そして同時に嫌でも思い知らされる。眼の前にいる者たちは餌ではなく、自らを滅ぼしうる『敵』であると
その印にはやこちらに反撃を加えるものさえ居るではないか!】
【であれば、まだ終炎のダメージから抜けきらぬ今のうちに倒してしまわねばならない。
生邪骨肉の口ががばりと開き、途方も無いエネルギーが喉奥から溢れ出す。
邪竜の吐息(ブレス)が万策尽くしてようやく耐えた冒険者たちに、とどめを刺すべく放たれようとしたとき――】 - 121暇つぶし神22/04/21(木) 19:03:49
- 122暇つぶし神22/04/21(木) 19:05:25
やっべトドメって書いてあったからやっちゃったが早かったなこれ…
- 123雷精竜◆xSpc7yy5XY22/04/21(木) 19:06:06
- 124古びた外套の男◆Uw1sWAbG6622/04/21(木) 19:06:07
「油断とは感心しないな、それともこれが全力か?古き神よ」
【外套の男は邪龍と対峙する】
『貴様…!』
「俺に構っている場合か?空を見ろ邪龍よ、お前の運命が来るぞ」
【天空より眩い光が降り立つ】
【絶望の中にある希望、それ即ち「鉄の王の宝剣」、勝利をもたらす伝説の剣が今ここに蘇る】
「さあ立ち上がれ冒険者たちよ、決着をつけよう」
【男は剣を手に取る、すると剣は光を帯びる、光は悪炎を払い、失われた命に再び生を灯す】
『そのような小さき命を蘇らせて何になる、貴様一人で我を討ち取るつもりか?』
「意味はあるさ、それに俺もお前に一撃を見舞ってやろう、かの王程ではないがな」
【男は剣の輝きを解き放ち、邪龍を切り裂く】
【邪龍は怨嗟の咆哮を上げる、己の体に刻まれた光の軌跡が死した時の記憶を呼び覚ます】
『二度も我の前でその剣を振るうか…!貴様らだけは生きて帰さん…!』
「加護が失われたか?宝剣の役目もここまでか、では後は頼むぞ冒険者たちよ」
「その手で未来を、希望を掴み取って見せろ!」 - 125二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 19:08:56
このレスは削除されています
- 126生邪骨肉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:09:14
『ガギャァァアアアアァ!!!』
【宝剣が、生邪骨肉を真っ二つに斬り裂いた。かつて一度味わった痛みにブレスのエネルギーは霧散し、絶叫が迸る】
『今なお吾を阻むか、鉄の王!』
【使い手を無くしてなお我が身を裁く剣に呪詛を吐き――自らの体を見下ろして恐ろしい事実を目の当たりにする】
【傷が、残っている。
再生はしているのに受ける傷に対して追い付かない】
【生邪骨肉は復活したとはいえ、いまだ万全ではなかった。そんな状態で『終炎』を放ったことで、奪い取ったエネルギーは大きく消耗していた。それにより毒と呪いによる侵食が一気に進み、神を致命的なまでに蝕んでいた。
圧倒的だったはずの生命力の天秤を逆転させる最後の一手を自ら打ってしまったことを悟り、初めて邪竜は絶叫を上げた。
怒りでもなく、戦意でもなく――絶望と恐怖の叫びを!】
- 127生邪骨肉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:09:58
※以後24時までトドメタイムです。好きなだけキメ技を叩き込みましょう。
※20時〜日付変わる付近までダンジョン側GM不在なので次スレが必要な場合はどなたかお願いします。なおナンバリングミスってるので次スレは8層です - 128生観職員【観戦中】◆OU1pKi4EIE22/04/21(木) 19:12:11
「これは……勝機!?」
【羽ペンを動かしていた手が止まり、思わず息を呑んで見入っている】 - 129両性具有妖精22/04/21(木) 19:17:00
外套さんマジもんの危険人物で草ァ!
ドング世界ヤバいことになるの確定で草生える - 130『レゴリス』◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 19:17:48
月杯「……………皆、生きているか?」
土の剣士「……どーにか、な……」
太陽神官「………凌ぎきった……ようですね」
【前線に身を投げ出し、支配領域と、聖剣の出せる力全てと、そして太陽神の奇跡で三重の障壁を張った3人は既に、各々の得物を地に突き、膝をついていた。その身を焼かれ、灰になっている部位もある】
地母神僧「『虹霓の彼方より』」
【輝く雨が三人に降り注ぎ、その傷を癒やすと共に、立ち上がる力を与える】
魔弾術士「ありがとう、三人共。………さあ、ここからは私達の番だよ。今まで好き勝手やってくれた分、お返ししてやるんだから」
【魔弾術士は不敵にそう言い、杖を頭上を指し示すようにして振り上げる。最大の技を放つ準備に入った】
妹(偽)「では私も、『あれ』を使う時だな。……後は頼んだぞ、皆」
【妹は何か、覚悟を決めたように言葉を漏らす】
【冒険者達の反撃の狼煙が、上がろうとしていた】 - 131暇つぶし神22/04/21(木) 19:18:01
巨大戦力ってありですか…?
- 132生邪骨肉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:19:49
ありじゃないですかね?劇場版ですし。
- 133古びた外套の男22/04/21(木) 19:21:16
※大丈夫だと思いますよ、ただデカすぎんだろ…な兵器はさすがに世界に影響出そうなので
- 134生邪骨肉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:21:53
あ、一応他の人を巻き込むとかあとになんか残るとかはなしで願いします
- 135二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 19:22:25
正直暇つぶし神さんギャグテイストで苦戦してる描写があまり無いから戦力がよくわからん
- 136観戦モブ冒険者22/04/21(木) 19:23:15
「ZA…ZAZA!」
「……っと繋がった!戦況はどうなって…」
「ひ、光の剣が邪竜を斬った!?」
「苦しんでる…これは悲鳴だ!ダメージが入ってるんだ…!!いけるぞ、あの竜もきっと倒せるんだ…!!」
「見ろ、灰や黒ずみが人になっていくぞ!?新手の魔物か!?」
「違う…あの装束は…あの武装は!あれは異界の兵士たち!」
「まさか…灰にされた人々が蘇った…?こんな超規模の蘇生魔法なんて聞いたことないぞ!」
「ズタボロになっていた深淵勢が、上位冒険者たちが立ち上がっていく…みんな異界に行く前よりも活力に満ちてるように見えるぜ!?」
「希望だ…俺たちはいま希望を見てるんだ!」
「「「「「頑張れーー!やっちまえーー!!」」」」」 - 137両性具有妖精22/04/21(木) 19:23:22
空間の広さ的な話をすると少なくとも80メートルのカバが暴れ回っても特に何の問題もない巨大空洞なので全然大丈夫かと
- 138暇つぶし神22/04/21(木) 19:25:39
- 139〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:28:08
【メテオキャットは持てる魔力をありったけ使って最大出力のメテオを乱射する。生命の種子から注がれる無尽蔵の魔力を遠慮なく吸い上げ、詠唱に喉が枯れて血を吐いてもノンストップで放出し、飽和火力を生邪骨肉に叩きつける】
【ソングバードは歌う。自分の住処、無限牢獄の深淵を。
尽きぬ無限の未知の中、蠢く強力な魔物たち。
踏み入れるだけで体中の酸素を奪われる階層、神の裁きや死、太陽が降り注ぐ『天気』。
そしてそんな魔境をともに生きる素晴らしい『深淵勢(ゆうじん)』たち――ただし、彼女視点ではの話だが】
【再現された魔物の攻撃が、深淵の環境が、深淵勢の攻撃が。
異世界の理不尽の集大成が、生邪骨肉を蹂躙する。】
【限界を超えて引き出される、血に流れる魔神の権能。とっくに自分が変質していてもおかしくないほどの力の行使を、歌への狂気的な執着と魂に焼き付けられた美の化身の言葉、アカイイトが縫い付けた自己認識が可能にする。
自らの出会ったものを歌い上げる彼女の最大の演目――『深淵賛歌』が響き渡る】
- 140『至宝詩編』◆ycdZly0Q5w22/04/21(木) 19:28:30
時系列がちょっとあれですが。
塩漬け「っ! 熱剣士! 掃除屋、絶壁ぃ!」
【長年の経験から直感した『死』。彼はただ名前を叫ぶだけ、しかしそれで十分だった】
掃除屋(六枚羽)「はい!」
絶壁【我らはレイガド。我らは盾なり。光守る、光遮る者なり──】
【掃除屋は高速で塩漬け狩りの元に行き、彼女に抱えられた絶壁は支配領域の発動詠唱を唱える。そして終炎が迫る中】
絶壁【──セイグリッドシュライン!】
【間一髪で間に合う、レイガド家の奥義『セイグリッドシュライン』。外からの攻撃を隔絶し、中の戦闘行為を封じる支配領域。だが──間に合わなかった者もいた】
掃除屋「熱剣士さん……!」
【最前線にいた熱剣士は間に合わず、終炎に飲まれた。
そして脅威が過ぎ去った後、セイグリッドシュラインが解除されると同時に絶壁は崩れ落ち──死亡した。
セイグリッドシュラインの維持に文字通り、生命を使い果たしたからだ】
塩漬け「くそっ!」
【無傷の塩漬けは即座に絶壁に蘇生ポーションを飲ませる】
掃除屋「──アルッ!」
【掃除屋は熱剣士の名前を呼んだ。しかし、声は帰ってこない。
熱剣士は熱や冷気に対し極端に強い魔法、装備構成をしているその彼をして邪竜の炎は耐えられる物ではなかった。肉体のほとんどが炭化し、四肢の数本が崩れ落ちていた。
明らかに──死んでいる】
- 141暇つぶし神22/04/21(木) 19:34:37
- 142二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 19:36:52
このレスは削除されています
- 143〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:37:42
※切り札は深淵そのものの再現
ただしあくまでソングバードの捉えた認識での再現であり、とくに深淵勢の攻撃などは忠実に再現できているわけではない。御本人は超えられません
あと補助入ってるからいいけど無かったら負荷やばいから歌に呑まれてにんげんやめました=ロストするよ - 144ガンナーと美術商◆sWHwXFoOPg22/04/21(木) 19:38:52
「転:…」
【銃を構えた。大地に足を固定する。構えは美しく。銃身が一人の人間に支えられている事すらを忘れさせた】
【一拍の呼吸。瞬き。思考の収束】
【転移銃の足が、『絶対の地平』を捉える。この世の基礎空間のみの世界、それに限りなく近似な地平に彼女は立っていた】
「転:さようなら」
【引き金が、押し込まれた。銀弾。それ自身以外のいかなる魔術、領域、法則に左右されない弾道が、古き神を貫いた】
【世界の基礎、存在という働きそれ自体が銀弾を介し古き神を襲う。─存在以上の物を持て過ぎていたがために─それらの重みに支えられた身体が崩壊していく】
「転:感謝しなさい。やっと終われるのよ」
- 145『至宝詩編』◆ycdZly0Q5w22/04/21(木) 19:43:50
- 146夜桜春竜◆4dGrDIR6.222/04/21(木) 19:44:45
【自身の体に刺さったものを抜きながら、春竜は血に染まった唾を吐いた】
【…「偉そうにしているから足元を掬われるんだ」とでも言ってやりたかったが、痛む傷がそれを許さない】
【代わりに焼け爛れた喉に鞭を打ち呪文を唱え、そして再び機械竜の姿へと変貌する】
【竜人としての体では、もはや歌など歌えない】
【だが竜人態と同期している機械態の体の中の、音を奏でる機構はまだ生きている。そして周りの冒険者達も、まだ死んではいない】
【自分も仲間達も、まだ戦える。もう遠慮はするまい、抵抗しよう、と】
「…異界月ヲ発見セシ者ノ記憶」
【壊れかけた機械声が呪文を唱えた】
「“Apollo”、未ダ帰還セズ」
【夜空に浮かぶ三日月のような美しくも儚い音階。目を模した黒い紋章が迷宮の瓦礫に浮かび上がる】
【それは支配の呪文。春竜が手を伸ばすと、それらは意思を持つかのように春竜の折れた翼を補完していく。そうして空に飛び立つと、】
「…背徳ト絶望ヲ超エ、マダ見ヌ境地ヘ」
「“Rebellio”…!!」
【続けざまに獰猛なハードコアを唱えた。何重もの魔法陣を空中に展開、終炎による残留魔力を大地から吸い上げると、それは熱線と絶対零度の呪文として解き放たれた】
- 147英雄登竜門With従者22/04/21(木) 19:48:57
「ちょっとうずうずしてきたわね……」
【自身の力で従者ごと守りきったダンジョンマスターは、目の前で繰り広げられる激戦に体が疼き始めていた】
従者「なら、参戦しますか?」
「それは私の矜持に反するのよねぇ……」
今さらながら
- 148斬災◆V0eCPpWRe622/04/21(木) 19:50:29
- 149〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/04/21(木) 19:50:37
こちら宣言通り一旦落ちます!
次スレが必要な場合は誰か代行を! - 150竜血喰らい◆uPjPcgD1TZK322/04/21(木) 20:04:11
【迷宮の天井に穿たれた大穴、そこから差し込む凶々しい紅の空色が不意に遮られる。】
【不恰好に捻じ曲がった三首と二翼二脚、茨のようにしなる長い尾、全身を鱗代りに覆う光を呑む黒い血晶、そして心臓を貫く封龍槍。】
【竜血喰らいの不完全な『支配領域』だ。最早生身は役に立たないと判断したのだろう。自らの体を自らの槍で貫き、これまで己の内に封じ喰らってきた竜血を解き放つことで偽りの竜体と成す。】
【だが、それは死への飛翔であった。いや、飛翔ですらない。偽りの翼は風に乗ることはできても飛ぶことはできず、終焉の大火に炙られた身で更なる負傷を強いるなど無謀である。支配領域たる三頭竜の似姿は刻一刻と崩れてていく。
【……あるいは、だからこその飛翔なのかもしれない。憤怒に突き動かされ、故にこそ生命を賭す。それこそが『竜血喰らい』を戦士たらしめる縁なのだから。】
『■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!』
【生命尽きるまで、そう宣った。地の底へ向かう死せるなり損ないは咆哮を上げ、神たる者へ文字通り喰らいついた。】 - 151『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 20:04:35
リッチ「好機!『支配領域:常世曼荼羅限定展開!』」
リッチ『対象:僕・鬼神娘さん・錬金蝦蟇・変身青年』
リッチ『環境設定:僕・鬼神娘さん〈八熱地獄〉』
リッチ『錬金蝦蟇〈黄金郷〉』
リッチ『変身青年〈妖精郷〉』
【弱みを見せた邪竜に止めを刺すべくリッチは切り札である支配領域を展開し味方の支援をする】
リッチ「出でよ僕の眷属達よ!」
【領域を展開しきり、次に行ったのは眷属の召喚。巨大な異形の怪物達が四体リッチの回りに現れる】
リッチ「行きますよ皆。魂の共鳴連鎖!憑依合体!」
【リッチを含む5体のアンデッドの魂が同調し、一つの形を作り上げていく】
【ソウルゴーレム・ギガント。蒼白の結晶の巨人。彼の体躯を髑髏の大怪異、がしゃどくろが鎧のように被っていく】
【更に魂の集合体、レギオンが霊子の大翼となりギガントの背中に接続する】
【最後にリッチとこの地で新たに眷属にした死者の王冠が一つとなった髑髏の王冠が異形の巨人に被さった】
リッチ《カイザーモード・ニューエディション!!!》
【髑髏の冠を戴く不死の魔神が顕現した】
- 152魔弾術士◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 20:10:38
「『白羊』『金牛』『双児』『巨蟹』『獅子』『処女』『天秤』『天蝎』『人馬』『摩羯』『宝瓶』『双魚』」
【魔弾術士の詠唱と共に、杖からソラ色の魔弾が放たれる。その輝きは頭上遥か彼方に留まり、空に星が並べられていく】
「『天球満たすは神代の領域。黄道の標に従い、原初の十二を此処に』」
【空に浮かぶは十二の星座。旧き神話の時代より、世界に刻まれた伝説の、その名残り。故にそれは、ヒトの領分を超えた、神々の支配する領域と言える】
「───『黄道十二宮』」
【そして宇宙が、墜ちる。神たる龍を押し潰さんとして】
- 153観戦モブ冒険者22/04/21(木) 20:12:30
- 154『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 20:12:34
【リッチの支配領域の支援を受けた鬼神娘は鼻をくすぐる匂い懐かしさと心強さを感じていた】
鬼神娘「うちの回りだけ地獄に変えるなんて、旦那はんも器用なことしますなぁ」
【懐かしき故郷の空気と業火を十全に吸い込み、腹に力を込める】
「顕現」
【鬼神娘がそう言葉を紡ぐと足下から現れた龍の姿の炎に飲み込まれ、鬼神娘の姿が見えなくなる】
「万魔調伏一切火葬・無間(むげん)鬼神龍!」
【炎が晴れ、中から現れた鬼神娘は巨大な大鬼となり、身体の各所に鱗が生えた姿になっていた】
【これこそが彼女の本気の姿。鬼としての全力と炎の祖竜の力を高度に複合させた姿である】
- 155〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 20:23:22
「───来い、雷轟!」
【手を伸ばす。蒼雷が飛来する】
【一歩踏み出す。腕に、脚に、胴体に蒼雷を纏う】
【『終炎』概念的破滅災害を受けながらも、竜は雷轟として、「強者」として大地に立つ。装殻とアーマの”二重の鎧”は再起動〈リブート〉してゆく】
「さあ、大盤振る舞いです
───雷轟竜解《レクスドラゴ・ドライブ》」
【アーマーが展開し、出力が限界を突破する】
【我が身を、極み轟く雷へ。雷轟竜解、それは十秒間の高出力限界解放状態……要するに今、竜人は『最強最速』と化している。さあ、邪龍よ、神たる龍よ】
「十秒間付き合え」
- 156剣士と吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 20:25:49
「『聖剣 限定解除 第七段階』」
【土の剣士の聖剣、『土鉱剣オレクト』から、ドス黒い瘴気が放たれ、月杯の足元から広がった白い光の輪が、辺りを呑み込む】
「『光と闇の狭間にて ヒトは皆 正体を見失う』
『夜の帳は下ろされて 月の明かりが照らせども』
『潜みし鬼の 姿は見えじ』
『支配領域血界 月下鬼境/月闇杯』」
【月杯の心象風景──光と闇の乱舞する森の中で、剣士と吸血鬼はそれぞれ、二振りの剣を構えていた。片や大地の具現たる剣と、激しき土の剣。片や羅刹王の剣と同じ名を冠する月の刃と、女神の祝福を受けた風の剣】
【死の瘴気は激しき土の剣に伝播し、その内側から星の血潮の如き熱を引き出す。月の刃と風の聖剣に、領域内からそれぞれ闇と光が集う。そして】
「『不死斬り・大断断』!!」
「『月闇双閃』─────!!」
【地の底から溢れ出た死の斬撃と、世界を混沌に引き込まんとするような白と黒の斬撃が重なり、遮る全てを無に帰しながら、神たる龍に向かって飛ぶ】 - 157暇つぶし神22/04/21(木) 20:26:39
- 158ガンナーと美術商◆sWHwXFoOPg22/04/21(木) 20:27:39
「転:腕をやっちゃった☆」
「和:やっちゃった☆じゃないでしょう…」 - 159剣士と吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 20:27:41
今更ながら月杯×2と地母神僧死なせるの忘れてた……
本当に申し訳ない…… - 160犬騎士◆1BQPVmMPfE22/04/21(木) 20:28:48
大丈夫犬が多分数百回死んでる
- 161暇つぶし神22/04/21(木) 20:29:38
「まぁいいや…がしゃどくろ無双切り!!」
【手に持った大剣を何度も生邪骨肉に振るい切りつける!!】 - 162斬災◆V0eCPpWRe622/04/21(木) 20:30:49
【少女の奥の手はさして派手なものではない。空間を割いて間合いを無意味にする斬撃にはならないし、同じ箇所に何度も重ね当てて砕く、斬撃を並べて壁とするといった数に頼って圧倒するものでもない】
【少々、時間という法則に逆らいつつ、二度斬るだけだ】
【左逆袈裟からの、渾身の袈裟斬り。切断箇所は完全に同一。厚さ数ミリをなぞるだけ、騒ぐことでもない】
【この技の異常なるは初撃を繰り出した時間に、後から繰り出した次撃が追いつくこと】
【結果、同時に存在する斬撃に世界は矛盾を生じ、事象は破綻し、その瞬間、その切断箇所にのみ剣士の理が押し付けられる】
【「斬ったのだからそこを除け」と。道理を壊す斬撃が奔り】
「『究竟』」
【ほんの一時、軌道に存在した万象は断ち斬られた】
【神種なるものもまた、例外にはならず】
「これで、おしまい」 - 163ギルドマスターたち22/04/21(木) 20:36:08
「ここが好機だ!」
【若き妖精、眼帯の壮年紳士、妙齢の女性、勇ましき女戦士、半透明の帽子の少女、カイゼル髭の老人、赤髪の青年、冒険好きの豪傑】
【彼ら8人の力が今一つとなる!】
「「「「「「「「八王天絶!」」」」」」」」
【ギルドマスター各々の全力の一撃が重なりあい、一筋の虹を描く】
【守るべき場所を守るために、そして明日を、希望を掴むために今ここで神種を打ち倒す!】 - 164スクロール先モブA22/04/21(木) 20:36:13
「一生分の概念攻撃を見た気がする…」
- 165『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 20:38:47
変身青年「受け取ったぜリッチさん。これで俺も普段以上の力を出せる」
【変身青年を包む環境は妖精郷。人の立ち入らない幻想の世界】
【変身青年は自分の魔力を環境と同調させていく。その世界から力を受けられるように、深く繋がっていく】
【深く深く繋がりその世界からの支援を受けられる『もっとも強き姿』に肉体を変化させていく】
変身青年「これが、今の俺が出来る最強の姿……『完全獣化:ジャバウォック』だ!」
【竜の如き、獣の如き、魚の如き、何とも言える巨躯の異形と化した!】
- 166魔術少年◆neGYPxkycYwh22/04/21(木) 20:38:57
「……先輩」
【絶望と希望が入り乱れ、やや希望に傾きつつあるなか、黒髪の少年魔術師が亜麻髪の青年魔術師に話掛けた。】
「どうかしたかな?」
「いえ、先輩がこういった所に行く時って……何か策というか、新しい『切り札』を試す時だろうな、と」
「ああ、分かるかい? いやあ、しかし……今更ながら通じるか不安になってきてね?」
【普段はまず見せない弱気な表情に少年は面食らう。だが、決意の笑みを見せた。】
「……前は守ります。全力出せばどれほどの効果が得られますか?」
「10%……いや、7……5%溶かすのが限界かな? それよりもやけに得意気じゃあないか。その様子だとまだ調伏出来ていないんだろう?」
「ええ……ですが、ぶつけるくらいなら」
「そうかい……任せるよ、後背君」
【そう言って少年の肩を軽く叩き、青年魔術師は後方へと向かう。少年は後方を闇の魔力の壁で覆った。迷宮の地面に《深淵の大杖》を突き立てると、紫がかった黒色の召喚陣が浮かび上がる。】
「これより此処は深淵──王の領域、されど亡き王の身は既になし
故に玉座に在りし魂の御出でとなる」
【召喚陣は一層強い光を放ち、その光も歪み『何か』を形作る。】
「王は依代にて姿を現す
其の威光は正しく闇の王──努、礼を持って迎えるよう」
【大きな湾曲した角に怪しく光る10を越える眼、巨大な黒い左腕、長い尾。
少年の持つ大杖はかつて《深淵の穴》と呼ばれるダンジョンの最奥に生える巨木であった。その木と共にあった迷宮の孤王……深淵の穴の主、闇の王、そう呼ばれる存在である。】 - 167暇つぶし神22/04/21(木) 20:39:31
「ついでにもういっぱーつ!!」
【がしゃどくろを龍形態に戻し闇のオーラを凝縮したレーザーを吐き出した】 - 168『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 20:41:08
錬金蝦蟇「よしよし、これならば私も前に出れるであるな」
【錬金蝦蟇を包む環境は〈黄金郷〉。年の始まりに皆を祝うために新造した姿を去らした最初の場所である】
錬金蝦蟇「しかしこう何度もこの姿になるとはあの時は思いもよらなかったであるな」
【錬金蝦蟇に金色の魔力が収束していく。それは段々と星のような輝きを放つ程に強まる】
錬金蝦蟇「さぁ刮目せよ古き神よ!これこそが私の本気の姿、ゴォォォルデン!マッソォォォ!である!!」
【星のような輝きが弾けるように消え去り、黄金の鉄の塊で出来た金肉モリモリマッチョマンの巨大な招き猫が出現した!】
漸く全員変身完了。攻撃は風呂上がってからします。
- 169〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 20:44:06
「すたーとあっぷ」
【邪龍が穿たれる。磁渦雷槍《ヴォレクスラング》電磁渦巻く魔槍の如き拳が47発叩き込まれる】
【邪龍が切り裂かれる。荒雷輝爪《ギレクスバサク》展開された竜爪、纏うは迅雷。剛轟たる閃撃が53発放たれる】
【邪龍の反撃が食い千切られる。竜雷牙喰《ファレクスラギト》万雷喰らうオオアギトが反撃してきた腕をその速度と力で喰い千切った】
「おいしくない」 - 170〈水鏡水仙〉22/04/21(木) 20:47:34
※魔術少年さんが闇の王(ダンスレ)に襲われるまで待機中
- 171竜血喰らい◆uPjPcgD1TZK322/04/21(木) 20:47:54
【崩れゆく三首竜が生邪骨肉に牙で噛みつき、爪で引っ掻き、尾で鞭打ち、全身でぶつかる。大軍すら薙ぎ払うであろう攻撃の連打は、しかし神の座に届いているとは言い難い。】
【それでも喰らいつく。理も無く、意味も無く、混沌のままに喰らいつく。牙に貫かれ、爪で裂かれ、尾であしらわれ、体躯の差で羽虫の如く叩き落とされようとも尚。何度地を這おうと天を睨みつける。かつて沼の底から壁の向こうを夢見た時から何も変わらず。】
『■だ■……!!■■終■てな■!!!!』
【遂に竜血喰らいの左翼がもがれる。だが構うものか、どうせ長くない。】
【三つの頭で生邪骨肉の首に噛みつき、脚爪で何度も蹴り下ろすように醜く歪む外皮を切り裂く。途中で脚も崩れ落ちる。構いはしない。何度でも。何度でも。】 - 172神官と神獣◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 20:49:45
「『我は日輪の使徒 燿焔の代行者』
『矮小なれど 主の御力を現世に顕す者』」
「『五つの日 五つの世界』
『然して此処に 有り得べからざる六の日を』」
【太陽神官の体から、黄金の神気が立ち昇る。そしてその背後に地母神僧が立ち、両手で背中を押すようにして灼熱色の神気を注いでいく】
「「『闇は拓かれ 光は昇る』
【溢れ、迸る神気によって、瘴気が焼かれていく】
「「『絶望は巡り 希望は訪れる』
【尽きることなき焔によって、闇が祓われていく】
「「『遍く総てを照らす 無窮の光を此処に』」」
【全『神』全霊、最も慣れ、親しんだ一撃。前方に踏み込み、杖による打突。唯それだけの事をした筈の太陽神官は、正邪骨肉に伸びる光の道となり、その忌まわしき躯体を穿ち抜き、貫き砕いて押し通った】 - 173魔術少年◆neGYPxkycYwh22/04/21(木) 20:51:44
- 174両性具有妖精22/04/21(木) 20:52:01
「──え?」
【圧倒的、という言葉すら生ぬるい程の絶望を前にして】
【味方から送られる生命力を頼りに耐え凌いでいたその妖精は、あまりにも容易く死した……筈だった】
【何故己は生きているのか、その答えを探そうとして──その答えは、直ぐに見つかった】
【古びた外套を纏う男が剣を手にしている】
【それは、後に鉄の王と呼ばれる大英雄が打ち、その親友に持つものを「勝利」に導く力が付与された宝剣】
【それが死した己を蘇らせたのだと、妖精は悟る】
(……でも、あの男は一体?)
【並の者ではあの宝剣を扱う事などできない筈だ。いくら宝剣に勝利へと導く力があると言っても、限度がある】
【まして、それで神種を断ち切る事ができる者など数えきれる程度の人数しかいないだろう】
【もしや現在この国を統べる時の王か、と考えて直ぐに否定する。そうであれば身分を隠す理由などないだろう。神種討伐という大事業に自らが参戦するのであれば、自身の身分を喧伝してアピールした方がその後の活動に良い筈だ】
【他の組織……アカデミアなどでもそうだ。王朝の暗部組織であっても、宝剣を扱えるであろうディルヴィンドは外套の男とは別人である事は今現在も確認している】
(──まさか)
【そう思考して、妖精は一つ思い至る】
【今ここにおらず、確かに宝剣を扱えるであろう組織……星喰学派の存在に】 - 175両性具有妖精22/04/21(木) 20:52:13
【星喰学派……共食いをする事によってドング許容量を高める禁術を使い魔族へと至る事を目的とする組織】
【その組織の実力者達の情報には偏りがある。学長である『星見の女』や、『虫食い』についてはかなりの情報を得ているが、それ以外の者については全くと言っていい程詳細を得られていない】
【その者達の何れかであれば、確かに宝剣を扱える程の実力を持ち、身分を隠す理由もあるだろう】
(……だけど、もし本当にそうなら)
【もしも、本当にそうだとしたら……出てくる問題が幾つもあって、妖精は思わず頭を抱える】
【下手をすれば時の王と星喰学派に繋がりがあるかもしれない。そうでないならないで、この後に王朝の暗部組織と星喰学派の争いがより大きくなる可能性もある】
「……まあ、いいや! それは後で!
頑張れ皆さま! どうやらラストスパートみたいですよーっ!」
【星喰は表向きはボランティア団体。出てきたらその時は一時共戦で、なんて言ったのは自分だ】
【取り敢えず今は、目の前の光景に集中しよう。この英雄譚を、しっかりと記録するために】
- 176〈水鏡水仙〉22/04/21(木) 20:56:39
- 177魔術少年◆neGYPxkycYwh22/04/21(木) 20:59:42
- 178ガンナーと美術商◆sWHwXFoOPg22/04/21(木) 20:59:43
【最後の手段を取ったことで転移銃の腕は硬直していた。今解すには都合の悪い】
「和:せめて私も同じくらい働かなくちゃね」
「和:我が一族の父■■■よ…力をお貸しいただければ!」
【槍身に手を添え嘆願する。美術商の細く小さな体躯は今、血統の重みを持つ】
「和:はっああああああ」
【続けたのは別段派手な技ではない。どこまでも基本で伝統。しかし一撃一撃が持つ意味が違った】
「転:すごいねお嬢。それにみんな」
【手持ち無沙汰な感じで眺めてる】 - 179〈水鏡水仙〉22/04/21(木) 21:08:49
- 180もう一人の〈月杯〉◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 21:08:55
「『嗚呼、溶けていく。私の存在が、世界に還っていく』」
【妹……いや、もう一人の〈月杯〉は、両手を広げ、何事かを嘆くように呟いていた。ある種の詠唱のようでもあるその言葉が進むごとに、その輪郭が崩れていく】
「『私は何者か?何処から来たのか?私は何故生まれ、何故死にゆくのか?』」
【極めて、喜劇的ですらある経緯でこの世に生み落とされたもう一人の〈月杯〉は、ある意味でとても危うい存在であった。全く同じ者がこの世に二人いる筈は無い。ならば、どちらかが生きていてはもう片方は生きられないのではないか?
……この業は、そんな問を昇華したもの】
「『嗚呼。誰か、誰か。答えてはくれまいか』」
【そこまで言って、ぐりん、と正邪骨肉に目線を向ける】
「『おお。貴方が答えてくれるのか?これは望外の喜びだ。』」
「……『成程。では私は、貴方であったのかも知れないな』」
【〈月杯〉の姿が完全に消滅し、その体が世界に還っていく。すると、正邪骨肉の眼前に赤い霧のようなものが集い、巨大な何かを形成していく】
【───それは、現在の正邪骨肉と全く同じ姿をした巨竜だった。負傷の箇所すら一致している】
【そして新たに現れた方の正邪骨肉が、元いた方の正邪骨肉に溶け込むようにして重なる。その瞬間、世界の修正力が神たる邪竜を襲った。全く同じ存在が、二人もいる筈は無い、と】 - 181もう一人の〈月杯〉◆iX0nFh5lDw22/04/21(木) 21:11:11
要は『いともたやすく行われるえげつない行為』ですね
『お金持ちにはなれない』、という - 182二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 21:11:53
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- 183アカデミアの学科長たち22/04/21(木) 21:13:52
【ギルドマスターの攻撃を見て彼らも覚悟を決める】
【闇、魂、血、熱、鉄、地、時】
【この世界を司る8大元素、それを極めし者たちが全身全霊の魔法を一つの力へと集約する】
「究極魔導・零式(エーテリアス・ゼロ)」
【学科長たちは多属性の干渉によって起きる膨大な魔力エネルギーを解放する】
【遥か昔に賢王と呼ばれた人物が使っていた大魔導に勝るとも劣らない現代魔法の終極が神を貫く】
「私たちもやりましたよ、アーシェリア学長」
【黒髪の魔女は、自分達で創り出した可能性の煌めきを眺めながらそう呟いた】 - 184観戦モブ冒険者22/04/21(木) 21:14:04
- 185〈轟竜雷轟〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 21:14:27
【十、九………三、二】
【時間切れが迫る。それを理解していたのか?邪龍の大反撃が竜人を襲い──銀翼の天彗に阻まれる】
「……!」
【銀翼、シルバーウィング・ドラグーン
竜人が持つ龍星武装。この世界にも翔けつけたのだ】
【そして、竜は思い出す
この世界に来て感じた王威を。銀翼の覇王の記憶を】
「──即興ひっさつ!
『王龍模倣』銀槍轟覇《シヴィラ・ブラスト》ッ!」
「たいむあうと」
- 186竜血喰らい◆uPjPcgD1TZK322/04/21(木) 21:20:54
【戦場を劈く先攻。先程は不発に終わったブレスだ。生邪骨肉の眼前を通った一瞬の隙に放たれ、もう身体の殆どが朽ちた三首竜は、塵芥の如く半身を丸ごと消し飛ばされた。】
【ぼとりと落下する肉塊。竜血喰らいだ。支配領域同様に半身が吹き飛んでいる。流れる血すら碌に残っていなかった。】
生邪骨肉『鬱陶しいわ!!なり損ないの虫螻が!!貴様に何ができる!?』
【何が出来る。何度も己に問い続けてきた。何度も。今更問いかけられなくてもいいことだ。そして、今何が出来るかはわかりきっている。】
竜血喰らい「…………これが出来る。」
【息も絶え絶えに、残された折れた右腕の指を僅かに跳ね上げる。】
【突如、生邪骨肉の身体全体の各所から、無数の鎖が伸びる!百、二百、あるいは千にも届く程の!】
【『封龍の血鎖』!】
【先程までの攻撃は全てこの一瞬のための布石、つけた傷に自身の竜血を忍ばせておいたのだ。巻きつく鎖が生邪骨肉の力を奪い、鎮める!】
※生邪骨肉への特攻デバフ。身体能力をはじめ、あらゆる力を減退させます。 - 187両性具有妖精22/04/21(木) 21:22:44
そろそろ完走しそうなので立ててきまーす。少々お待ちくださいな
- 188『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/04/21(木) 21:25:26
冒涜「この瞬間を待っていた!一暴れするぞ!合わせろ!複合冒涜支配領域展開!」
転変少女「いいや!あたしに合わせな!複合冒涜支配領域展開!」
冒涜、転変少女「「来たれ・来たれ・冒涜よ・来たれ!!」」
冒涜「我は『冒涜』の業をもって神さえも討ち果たす者!」
転変少女「我は『冒涜』の業をもって冒涜を祓う者!」
冒涜「来たれ・来たれ・来たれ」
転変少女「回れ・廻れ・回れ」
冒涜「降臨せよ・顕現せよ・生誕せよ」
転変少女「転ぜよ・変ぜよ」
冒涜「支配領域展開『永劫冒涜伏魔殿』」
転変少女「支配領域展開『転変変転円円裏』」
【二人の詠唱とともに複合支配領域が展開される、冒涜の支配領域は生み出す領域、億さえも越える異形が顕現し『生邪骨肉』を殺害すべく殺到する、転変少女の支配領域は喰らう領域、肉体・魂・存在さえも喰らい尽くしていく】
(すいません、遅れました、冒涜・転変少女の支配領域の設定はこれです)
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定スレ20|あにまん掲示板ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。スレ立て時点での現行スレhttps://bbs.animanch.com/board/417067/姉妹スレhttps://bbs…bbs.animanch.com - 189両精◆8iqOl1NXqg22/04/21(木) 21:31:19
- 190〈紅輝姫〉プレドスラヴァ22/04/21(木) 21:34:28
【古き不死者は、冒険者達の各々の道を究めた奥義の数々を見て、表情を綻ばせる】
「ふふ。妾(わたし)が何かしなくても、この世界もあちらの世界も、きっと大丈夫ね」
【かつて、世界に恒久の平和を齎さんと、森を飛び出し仲間を集め、世界征服を目指した不死者】
【この世界にはあまりにも、理不尽が多すぎる。それを誰かが正さなければならない。そんな風に考えて。生まれつき他者より強く、挫折を知らなかったが故の思い上がり】
【ああ、なんと『若かった』のだろう。今の自分は、あの頃に比べれば正しく『老婆』だ】
「……皆、とっても逞しいもの」
【少し寂しそうに、そう呟く。しかし直ぐに表情を切り替える。凛然とした、闘士の貌に】
「決着をつけると致しましょう。異界の神たる者よ」
【そう言い、優雅にくるりと回り、剣を構える。社交ダンスを元にした、我流の剣術。誰に習った訳でも無い。才能だけで作り上げた、流派:〈紅輝姫〉】
「『クイックステップ』」
【その第一の技にして、彼女が最も得意とする『絶招』を、正邪骨肉に向けて繰り出した】
【より速く、より華麗に。ただそれだけを追求した、『踊るように斬りつける』というただ一言で説明できる技】
【ただし、その光景を説明するなら、『〈紅輝姫〉が斬る前に正邪骨肉が斬られていた。そしてその直後に真紅の閃光が奔り抜けた』、となる】 - 191魔術少年◆neGYPxkycYwh22/04/21(木) 21:36:07
【死を覚悟した少年は目を閉じ、処刑を待つ。が、世迷言と共に来るはずの衝撃が止まった。
恐る恐る目を開けると、後ろ姿でさえも一瞬気を抜けば魅了されかねない絶世の背中が映った。】
「〈水鏡……水仙〉……さん?」
【攻撃を止めた《闇の王》の10を越える赤い瞳が〈水鏡水仙〉を眺める。
「処刑を止められたのは癪に触った。だが彼の頼みであれば聞いてやらねばならないな……仕方ない。この場で最も脅威となるものに挑むまでよ。
彼の頼み、なのだから」
《闇の王》の心は決まった。〈水鏡水仙〉の言葉に報いるがため、今一度『生邪骨肉』に挑みかかった。
数々の冒険者や異邦の歴々によって弱められた絶望の龍の躯体に、圧倒的な膂力による巨杖の叩きつけ、闇の秘術が刺さる。】
- 192魔術少年◆neGYPxkycYwh22/04/21(木) 21:38:19
- 193〈紅輝姫〉プレドスラヴァ22/04/21(木) 21:39:17
遅れましたが、立て乙です
- 194二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 21:39:41
立て乙です
- 195『屍鬼の宴』◆N4rysfkBiA22/04/21(木) 21:41:06
立て乙です。
- 196暇つぶし神22/04/21(木) 21:42:13
立て乙です
- 197『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/04/21(木) 21:43:51
立て乙です
- 198二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 21:44:59
【カサカサカサカサ、と、戦場を小さな塊が駆け抜ける】
【トゲトゲして丸っこい、タワシみたいな感じのもの】
【よく見ればそれは一匹のハリネズミである。頭に小さなシルクハットをかぶり、自分の紳士ぶりをアピールしている】
【ヤツの名はプレッチリー・フリーラックス!】
【星喰学派の最高幹部のひとりであり、人喰いの儀式によって魔族の肉体を手に入れた邪悪な老人である!】
【彼は今、その魔族としての瞬発力をさらに魔法で強化して、目にも止まらぬ速さで剣林弾雨の中を掻い潜り、正邪骨肉へと接近を果たしていた】
( ^ω^)「ふはははは、神種ともあろうものが大いに傷ついておるわ。痛快痛快」
「そしてこの飛び散った血や肉や骨! 普通じゃ絶対に手に入らん、超貴重な素材じゃ!」
「神種なんぞ、この機会を逃したら、次はいつ討伐されるかわからんからな……何百年、何千年待っても、誰も倒せん可能性の方が高いもんよ」
「なので今のうちに拾いまくっておく! 研究も進むしレベルアップにも繋がるしカネも儲かる! 乗るしかない、このビッグウェーブに!」
【鉄魔術の応用であろうか、地磁気を利用した超音速の加速と、自在な方向転換で、場に散らばる正邪骨肉の素材を拾い集めては背中に背負った風呂敷包みに投げ込んでいく】
【ある程度の回収ができると、正邪骨肉や異世界の冒険者たちの邪魔にならないよう(あるいは目をつけられないうちに)、ばびゅんとその場を立ち去りにかかる】
「ほんじゃ頑張れー、アカデミアの奴らと異世界の勇士どもよ。ワシみたいな悪者には神種を倒す名誉はもったいない、代わりに小遣い銭だけ掠め取らせて満足させてもらうわい!」
【立て乙でーす】
【ラスボス戦応援通過ー】
- 199鉱石食〈炭鉱竜〉◆MS0.l7uzcI22/04/21(木) 21:46:31
たて乙です
- 200二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 21:48:03
立て乙です!