- 1二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 19:36:35
スレを落としてしまいました……
それでも、めげない、しょげない、自分は頑固。
8時から続きを考えます。
↓前スレです
https://bbs.animanch.com/board/5518074/?res=57
- 2二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 19:37:44
たておつ
?res以降を消したらサムネイル表示されるで - 3二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 19:43:28
- 4二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 20:08:49
たておつ
- 5二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 20:12:05
サグメ
「おぉ、繁盛してはるなぁ」
スナデ
「こういうお祭りは初めてかも」
サグメに連れられ、祭りにやってきた。
鉄板で焼ける音、屋台からは美味しそうな匂いと人々の楽しそうな声が聞こえる。
サグメ
「なんか頼みます?」
スナデ
「それじゃあ、りんご飴でも…」 - 6二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 20:47:46
たておつ
- 7二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:04:45
おつおつ
- 8二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:05:04
???
「おっ!裏切り者はっけ〜ん!」
???
「抜け駆けとは…関心しませんね。サグメさん」
サグメ
「ん〜? ゲヘナの子にトリニティの子かぁ」
「観光にでも来たん? よしなになぁ」
???
「ふざけてんとちゃうぞ!!」
「その乳しばいてやろうか⁉︎ あ゛ぁん⁉︎」
サグメ
「おぉ…怖い怖い…でも、ツッコミは早うなったんとちゃう?」
???
「くそっ! お前の癖がうつっちまった……!」
???
「流石にはしたないですよ、シュウ」 - 9二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:20:34
スナデ
「三人とも何か買う?」
シュウ
「いいんすか? じゃあ…あたいかき氷!」
サグメ
「そやなぁ…焼き鳥ええですか?」
スナデ
「アンジュは?」
アンジュ
「……私は大丈夫です」 - 10二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:51:49
アンジュ
「依頼、ですよね?」
スナデ
「……もう伝わっていたのか」
アンジュ
「かなり大掛かりなものと聞いていますが…」
シュウ
「んなもんあたいらならちゃちゃっとやればすぐに終わるだろ」
スナデ
「それが…そうもいかないかもしれない」
シュウ
「えっ⁈ 姉貴が弱気だと……⁉︎」
アンジュ
「教えてくださいスナデさん」
「何を為さるおつもりなのですか?」
スナデ
「…もちろん話す」
「けど、もし話を聞くなら」
「最後まで付き合って欲しい」 - 11二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 23:04:01
アンジュ
「……成程」
サグメ
「いやぁ…ここまでのもんやとはなぁ…」
シュウ
「…姉貴、あたいはのるぜ」
「地獄の果てでもどこへでも着いていくって決めてっからな」
「お前らも、ひよってんじゃねーぞ?」
サグメ
「…阿保言うなや」
「私の考えは変わらんで」
アンジュ
「……作戦が成功するとは思えません」
「ですが、私も連れて行ってください」
「私に何ができるかは分かりませんが、あなたの望む光景を私も見てみたいと思うのです」 - 12二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 23:12:32
スナデ
「……ありがとう」
サグメ
「…さて、話もひと段落ついたことやし」
「お祭り、まわらへん?」
シュウ
「いいね! あたい水風船欲しい!」
アンジュ
「待ってください! もう少し作戦を……」
「いや、今はお祭り楽しみましょうか」
スナデ
「まだ食べたいものがあるんだ」
「わたがし……いや、焼きとうもろこしも…」
シュウ
「全部買っちまおうよ姉貴!」 - 13二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 00:19:39
自分が分からなくなってきそうなので
登場キャラの情報をまとめます - 14二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 00:36:02
五十嵐スナデ
所属:なし
身長:171cm
特筆事項
キヴォトス基準で見ても上位クラスの身体能力をもっている。特に腕力、握力、跳躍力は一級品。
特殊なリボルバーを所持しており、本人によるとこの6発は外さないし、外せないとのこと。
度々『ユキ』という人物の名前を口にしている。 - 15二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 00:50:42
梅咲サグメ
所属:百鬼夜行連合学園2年生
身長:166cm
特筆事項
自身にやりたいことがないことを嘆いている。
過去に様々な部活に属していたものの、陰陽部と修行部を除き、全て一ヶ月以内に辞めている。
今までに入ったことがないのはお祭り運営委員会と忍術研究部なのだとか。
因みに一番居心地が良かったのは修行部だそうで理由さえ通れば、好きな時に寝れるから…らしい - 16二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 01:04:51
落合シュウ
所属:ゲヘナ学園2年生
身長:148cm
特筆事項
昔はスケバンの用心棒的な存在として一躍、名を馳せていたが、自分を雇っている人々から、信頼されていたのではなく自身の力だけを求められていたことに気づき、やけになり暴動を起こした。
その際、スケバンや風紀委員も合わせて100人を20分の内に撃破したとされている。その後、現場に駆けつけた銀鏡イオリに敗北した。
本人はいつかリベンジすることを望んでいる。
因みに用心棒だったときの名前は『オスカー』 - 17二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 01:35:18
豊瀬アンジュ
身長:158cm
元々、パテル分派に属する生徒で、良くも悪くも模範的なトリニティの生徒と言える人物だった。
エデン条約での出来事以降の、聖園ミカに対する過度な嫌がらせを巡り、立場を失った。
その後、トリニティ総合学園から無断で立ち去り姿をくらませている。
因みに伊落マリーから、シスターフッドのほうが向いているのではないかと誘われていたが、自分に迷える人々を導ける自信がないと断っている。 - 18二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 01:37:38
その他なにか気になったことがありましたら質問をしていただければ幸いです。
では今日は寝ます。おやすみなさい。
ペロロジラは忘れないようにしましょう。 - 19二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 08:34:59
小話
シュウ
「食わねぇの?」
アンジュ
「はい?」
シュウ
「焼きそば」
「さっきから食いたそうに見てるじゃん」
「本当は食いたいんじゃねぇか?」
アンジュ
「………」
「ダイエット!してるんです!」
「あなたと違って私は余り戦いませんので!」
「ですが! サグメさんのようになる訳にはいかないじゃないですか!」
サグメ
「!?……!!!?」
アンジュ
「ということで、誘惑なさるようなことはお辞め下さい」
スナデ
「大丈夫、アンジュは十分痩せてる」
「なんなら、もっと太いほうが安心できる」
アンジュ
「ッ!……そういうことではありません…!」
シュウ
「…四人で分けねぇか?」
アンジュ
「……まぁ、それでしたら…」
この後、祭りで食べる食事の美味しさに魅力されドカ食いした。スナデは終始ニコニコしていた。 - 20二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 17:29:13
今から月曜まで、用事がないことが確定しましたので書きまくらせていただきます。
6時から続き書きます。 - 21二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:10:09
ねぇ、スナデちゃん……
こっちにきちゃダメだよ?
まだ私達、満足してないでしょ
私に話した夢を、その夢の続きを見せて欲しいな
私のもってるもの、全部あげるから
……生きてね - 22二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:25:53
スナデ
「………!?」
「…夢……寝てたのか」
アンジュ
「大丈夫ですか?」
「汗をかいていらっしゃいますが…」
シュウ
「悪い、起こしちまった」
「運転荒かったか? 姉貴」
スナデ
「…いや、大丈夫」
サグメ
「もうちょいで着くんちゃう?」
そうだ。私達は『カイザーコーポレーション』の本社に向かっている。
ジェネラルからの呼び出しだ。
…決着をつけなければならない。
覚悟も、力もまだ足りていないが、時間は待ってくれやしない。
今、覚悟を決めろ。
力を補う方法なんていくらでもある。
万策尽きるまで戦え、五十嵐スナデ。 - 23二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:59:08
ジェネラル
「よく来たな」
スナデ
「…依頼を受ける」
ジェネラル
「その言葉を待っていたよ」
「ここにある施設は自由に使うといい」
スナデ
「……対策委員会の動向は?」
ジェネラル
「今の所は特にない」
「其方こそ嗅ぎつかれたりしていないだろうな」
スナデ
「おそらくは…な」 - 24二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:16:37
ジェネラル
「ならいい」
スナデ
「…ここに来るのも久しぶりだな」
シュウ
「これからどうすんだ?」
アンジュ
「作戦を立てます」
「少しでも勝利に向けて考えなければ…」
サグメ
「まぁ、何かしらの対策は必要不可欠やな」
「せやから……」 - 25二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:39:44
サグメ
「今からアビドス廃校対策委員会対策作戦の会議を始めんで」
シュウ
「名前長いわ!」
アンジュ
「まずは、アビドスの方々に関する情報を詳しく教えて貰えませんか?」
スナデ
「そうだな……」 - 26二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 20:01:53
スナデ
「まず、小鳥遊ホシノ」
「この人なしには語れない」
シュウ
「小鳥遊ホシノ、小鳥遊ホシノって言うけど」
「実際どれくらい強いんすか?」
スナデ
「……10分」
「私がおそらく本気であろう小鳥遊ホシノ相手にもった時間だ」
シュウ
「……マジ?」
サグメ
「ん〜? シュウ、びびっとるん?」
シュウ
「いや⁉︎ そんなことねぇけど⁉︎」
「ただ……」
スナデ
「小鳥遊ホシノと戦うことはないから、安心して欲しい」
「シュウとサグメには、やってもらいたいことがあるからね」
アンジュ
「…では、私は何をすれば?」
スナデ
「……小鳥遊ホシノ相手に時間を稼いでほしい」
シュウ
「…おいおい、それこそ マジ? っすよ姉貴」 - 27二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 20:17:48
スナデ
「もちろんそこに兵を配置してもらうけど、正直相手になると思わない」
「だからせめて5分、時間を稼いでほしい」
「タイマンに持ち込むから」
アンジュ
「…分かりました」
「それでお役に立てるなら」
サグメ
「決まりやな」
「けど、タイマンに持ち込めたとしてどうしはりますん? すんませんが、話を聞いてる限り勝てるとは思わへんのですけど…」 - 28二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:57:14
スナデ
「……どうしよう」
サグメ
「空から攻撃するんじゃあかんの?」
「飛べるわけじゃあらへんのですよね」
スナデ
「確かに空を飛べたりはしないだろうが……ヘリなど生半可なものだと撃墜されるだろうな」
シュウ
「なんか……予想外のところからの超火力!!!みたいな感じじゃいけないんすか?」
スナデ
「それは…発想としてはアリだが…」
「持つ殆どの力を戦闘力に割り振ったような人だからな。攻守共に死角なしだ」
アンジュ
「……聞いて思いますが、やはり強いですね」 - 29二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 01:31:59
スナデ
「もちろん小鳥遊ホシノ以外のメンバーの対策も考えないといけない」
「まずは黒見セリカ」
「シンプルに強い。一年生ながらアビドスの過酷な環境で戦っているだけある」
「シュウと同じくらいつよいかも」
シュウ
「へぇ…ぜひともやってみたいもんだけど」
「やらなきゃいけないことがあるから我慢我慢」
スナデ
「次に奥空アヤネ」
「優秀なオペレーターだね。頭もキレる、いわば対策委員会の脳だ」
「しかし、役割上、穴にもなりうる」
サグメ
「真面目そうな子やんか」
「落とせたら確実にアドとれるやろな」 - 30二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 01:54:40
スナデ
「次に…十六夜ノノミ」
「ネフティスの令嬢だからと侮るなよ、特に所持しているミニガンによる制圧力は脅威だ」
アンジュ
「私達というより、借り出し兵の方々が倒されてしまいますね…」
「分断するのがいいのでしょうか…」
スナデ
「そして、砂狼シロコ」
「小鳥遊ホシノの次に強いだろう」
「できればこちらもタイマンで戦いたい」 - 31二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 02:00:21
スナデ
「ちなみにあともう一人、神出鬼没、正体不明の6人目もいるらしいが…」
「もし、来たら諦める」
サグメ
「ん〜厳しいなぁ」
シュウ
「結局、小鳥遊ホシノだってどうすりゃいいのかわかんねぇしな」
アンジュ
「……それは一つ案があります」 - 32二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 09:17:34
- 33二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 10:09:00
- 34二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 14:36:41
続きを…書くのです…
- 35二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 14:48:42
アンジュ
「その前に、小鳥遊ホシノ以外の対策委員会の方々と一人で戦うおつもりですか?」
シュウ
「姉貴ならできねぇこともねぇだろ」
サグメ
「…うちも気になるわ」
「うちらで分断して相手せんでいいん?」
スナデ
「……分断はする。けど、戦闘をするのは私だ」
「今回の作戦の要は、シャーレの先生を引っ張り出すことだ。それに集中してほしい」
「そのためには……」 - 36二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:21:33
サグメ
「作戦もあらかた決まりましたし、会議はここらでお開きにしましょか」
シュウ
「あ〜、聞いてるだけで疲れたぜ」
アンジュ
「そろそろ寝る時間ですしね」
シュウ
「あたい、シャワー浴びてぇな」
スナデ
「確かここには大きめの風呂があった気がする」
サグメ
「何でもあるやんここ…うちも入ろかな」
「姐さんは?」
スナデ
「……私は個室のシャワーを使う」
アンジュ
「そうですか……残念です」
スナデ
「残念……?」 - 37二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 22:18:18
昔、使っていた仮眠室へ向かう。
変わらない…誰も使用した形跡がなく、気にせずに使えそうだ。
スナデ
「シャワー……」
服を脱ぎ、個室のシャワーのハンドルを捻る。
熱いのは苦手なので、冷たい水を浴びよう。
自分でも少し長いと思う前髪を掻き上げる。
その時、壁についた鏡が目に入る、少し曇った鏡に自分の顔が映っていた。
スナデ
「……この右目は見せられないな」
もう機能しない右目の辺りに軽く触れる。
昔、潰されてしまった右目……もう治らないと医者からも診断されているので潰されたこと自体はどうでもいいが、変に怖がられるのも困る。
普段は眼帯をつけているが、風呂では外さないといけないから……
スナデ
「……ユキちゃんは、この目を見ても怖がらないどころか助けてくれたなぁ」
「見ててね。決着をつけるから」
「そして……一緒に夢の続きを見よう」 - 38二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 01:03:20
アンジュ
「ふふふ…どれを選びますか?」
シュウ
「くっ…! 真ん中ぁ!」
「あ゛ぁ!?ジョーカーじゃねぇか!」
サグメ
「相変わらず運があらへん子やなぁ」
「まぁ、うちはあがってるから関係ないけど」
シュウ
「くそっ!次はアンジュの番だ!」
アンジュ
「左で……アガリですね」
シュウ
「はぁー!?」
スナデ
「……何してるの?」
アンジュ
「ババ抜きしてるんです」
シュウ
「……風呂入る前、あたいがトランプおいてあんのを見つけたんすよ」
サグメ
「で、折角やからお風呂上がりのアイスを買いに行く役をかけよう……ってわけやな」
スナデ
「私が買いに行こうか?」
「丁度、外に出ようと思ってたから」 - 39二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 01:06:28
シュウ
「えっ! いいんすか⁉︎」
サグメ
「…ほな、代金はシュウもち言うことで」
シュウ
「えっ⁉︎」
アンジュ
「ごちそうさまです」
シュウ
「待て待て、絶対高いやつ頼むじゃんお前ら!」
スナデ
「…シュウ」
シュウ
「姉貴…」
スナデ
「どんまい」
シュウ
「そんなぁ……」 - 40二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 10:08:59
奢りは上司の宿命や
- 41二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 11:29:53
スナデ
「アイスは奢りにしといてあげよう…」
夜風に吹かれながらバイクを走らせる。
本来の目的地とは違うところを目指していた。
どうしても行きたいところがあった。
スナデ
「……アビドス高等学園」
砂を被り、少し古惚けた校舎。
でも、あの時から私たちが夢にまで望んだものがまさに目の前あった。
シロコ
「…あなた、何してるの?」
スナデ
「……こんばんは」
砂狼シロコ……声をかけられてしまったが、確かにこんな時間に学校の前に立っていれば不審者のように思われても仕方ない。
シロコ
「もしかして……入学希望者?」
成程、そうきたか。成程……
スナデ
「ふふ…はっはっは!そう見えるかい?」
「悪かったよ……私はキヴォトスの各地を巡って旅をしているんだ、アビドスに来たからにはここを一目見ておこうと思ってね」
シロコ
「なんだ、そういうことだったんだ」 - 42二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 11:53:10
スナデ
「……もし、私が今からここに入学したい。って言ったらどうする?」
シロコ
「…ん、もちろん歓迎する」
スナデ
「……優しいな」
「でも、私には遅いと思うんだよね」
シロコ
「…その想いに、遅いなんてないと私は思う」
その言葉にハッとする。
この人たちの言葉には常々、自分の考えを改めさせられる……
スナデ
「……そっか…そうだね」
「……もしかしたら、またここに来るかもしれない。その時、また会おう」
私はついその場からバイクで逃げ出すように走り去ってしまった。 - 43二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 19:20:32
ホシノ
「今回のは悪人の犯罪資金だからいいとして、次はどうする? その次は?」
「こんな方法に慣れちゃうと…ゆくゆくはきっと平気で同じことをするようになるよ」
「そしたら、この先またピンチになった時……『仕方ないよね』とか言いながらやっちゃいけないことに手を出すと思う」
「うへ〜、このおじさんとしてはかわいい後輩がそうなっちゃうのはイヤだなー」
「そうやって学校を守ったって、一体何の意味があるのさ」
━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
この言葉を耳にしたとき、私がやっていたことがどれだけ自分よがりなことであったのか、気付かされてしまった。
何を目指すでもなく、ただがむしゃらに、意味もなく、何をしでかしてでも生きようとした。
ユキちゃんとの約束も忘れるところだった。
でも、気付くのが遅過ぎた……
スナデ
「もしやり直せたら、どれだけよかったかな」
「でも、そうするには私の手は汚れ過ぎてる」
「……決着をつけるよ、ユキちゃん」 - 44二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 23:43:50
ジェネラル
「作戦はできたようだな」
スナデ
「あぁ、まずは現在使われていない開発中だった都市に誘き寄せる」
ジェネラル
「ふむ……ビナーによる被害を受けた地区か」
スナデ
「その後、小鳥遊ホシノとそれ以外で対策委員会を分断する」
「そちらには小鳥遊ホシノ相手に十数分…せめて5分間の時間を稼いでほしい」
「他の面々は私が相手をしよう」
ジェネラル
「…勝てるのか?」
スナデ
「今更それを疑うのか?」
ジェネラル
「……愚問だな、悪かった」 - 45二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 23:48:10
スナデ
「こうして対策委員会と戦闘しているうちに本命の作戦を果たす……という流れだ」
「……分かっていると思うが、成功しようが失敗しようが後に引くことはできないぞ」
ジェネラル
「承知の上だ」
スナデ
「…なら、作戦を実行する」
「後悔するなよ」 - 46二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 23:51:18
一旦ここで区切ります!
ここまでの内容や設定で質問などがありましたら書き込んでいただけると幸いです! - 47二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 00:30:20
- 48二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 00:32:47
- 49二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 00:42:37
他にもじゃんじゃん質問くださいね〜!
(正直、初オリキャラSSに不安で仕方ない) - 50二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 09:08:22
すみません時間ないので続き書けません!
保守 - 51二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 14:59:43
小話
アンジュ
「はぁ……」
サグメ
「どうしたん?」
アンジュ
「いや、スナデさんの筋肉を見れなかったな…と」
サグメ
「まだそれ言っとんのかい……」
アンジュ
「環境が故に私、発達している筋肉を見たことがないんですよ」
「この際、シュウでも構いません」
シュウ
「イヤだよ…お前揉むじゃん」
アンジュ
「くっ!……見るだけ…見るだけですから!」
シュウ
「え〜……しょうがねぇなぁ」
「…っておい!行ったそばから揉むな!」
「ちょっ、やめろ!その揉み方ゾワゾワする!」
サグメ
「どれどれ…それならうちも……」
シュウ
「やめろ!いやマジで!」
「お前ら……いい加減殴り飛ばすぞ!!」 - 52二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 15:01:28
スナデ
「……何これ?」
シュウ
「やめろっつてもやめねぇから」
「頭からゴミ箱ん中突っ込ませてやった」
「そしたら抜けなくなったんだとよ」
スナデ
「……ごめん、笑っていいやつかな」
シュウ
「笑い飛ばしてやればいいと思うっす」 - 53二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:05:19
ブラックマーケット近辺……
〝中々情報が集まらない……〟
〝でもこれ以上近づくと危険だし…〟
???
「おや? もしかして……あなたはシャーレの先生ではありませんか?」
〝あなたは……?〟
闇医者
「失礼いたしました。私はブラックマーケットで医者をやらせてもらっているものです」
「シャーレの先生が何故このようなところに?」
〝今、人探しをしていまして〟
闇医者
「ブラックマーケットで人探しとは…もの珍しい話ですね」
「もしかしたら、自分が診察した人の中にその方がいらっしゃるかもしれません」
〝もしかして…教えてくれるんですか?〟
闇医者
「ええ、シャーレの先生になら教えても問題ないでしょう」
「特徴を教えていただけませんか?」 - 54二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:14:13
私は特徴を話した。
すると、ハッとした後、医者の顔はみるみるうちに青ざめていった。
闇医者
「……心当たりがあります」
「立ち話も何ですし…ついてきてもらえますか?」
私は医者についていくことにした。
少し歩くと三階建ての少し小さめのビルの中へと通された。どうやらここが目的地のようだ。
闇医者
「ここが私のクリニックなんです。どうぞ入ってください」
〝失礼します〟
闇医者
「……おそらく先生がお探しの方は五十嵐スナデという少女です」
「情報を聞いた限り、私の記憶では該当するのはその方のみです」
〝五十嵐スナデ……〟
闇医者
「一つお聞きしたいのですが…」
「彼女は…生きているのですか?」
〝え? おそらくは…〟
闇医者
「そうですか!……よかった…!」 - 55二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:35:55
このレスは削除されています
- 56二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:38:47
〝…スナデさんと何かあったんですか?〟
闇医者
「……この際、包み隠さず全てをお話しします」
「実は私、昔はカイザーコーポレーションの息のかかった医者だったんです」
〝カイザーの…〟
闇医者
「どう思っていただいても構いません、危ない事をしていたのも事実ですから…」
「…昔は法に触れなければ何をしてもいいと考え金を目当てに働いていました」
「ですが…あの日、私は今までの自分を後悔することになったんです」 - 57二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:24:11
あの日、私が目にした光景は未だ目に焼き付いて離れない……
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━
その日、私は朝早くにクリニックに来てカルテの整理を行なっていた。
作業が終わろうとした時、ドアが開いた。
鍵をするのを忘れていたようだ。
医者
「おや……すみません、今は営業時間前でし…てって、どうしたんだその傷は!」
入って来たのは何度か診たことのある少女二人。
片方の少女は肩を組みながら力なくもたれかかっている。二人の姿はボロボロで、体のそこらかしこに負っている傷はどれほど放置しているのか……酷くて目も当てられない。
スナデ
「……この子を診てもらえませんか」
もたれかかっていた少女の様子を窺う。
まるで生気が感じられない。乾燥が酷い。
医者
「これは……診る診ないの話では…」
スナデ
「お金ならあります。あるだけ持ってきました」
話を遮った少女の姿を見て私は絶句した。
この子の目は、私を見ていなかった。
いや、何も見ようとしていなかったのである。 - 58二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:59:05
スナデ
「お金が足りないなら、今度持ってきます」
医者
「……大丈夫だ。その子を預かろう」
少女は、大事そうに肩からその子を私に預けるとすぐに外へ向かおうとした。
医者
「ま、待て!君にも手当が必要だ!」
スナデ
「先にその子を治して欲しいです」
医者
「ッ!……君の方が早く治せる、この子はその後時間をかけて治療する」
そう言うと彼女は近くの椅子にへたり込んだ。
私は仕方なく、座ったままの手当を敢行する。 - 59二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 08:46:34
手当てをしている間、お互いに会話はなかった。
しかし、堪え切れなくなったのか彼女の口からはここに来るまでがひとりでに語られていた。
カイザーコーポレーションに対する恨み節、もう片方の少女への謝罪と後悔、自身の力不足を嘆く悲痛な声。それである程度の状況を察せれた。
医者
「…これで処置は済んだ。安静にしていなさい」
「次は、こちらの……待て!どこへ行く!」
スナデ
「…ありがとうございます。おかげさまで随分と動けるようになりました」
医者
「……何をするつもりだ」
スナデ
「……やらないといけないことがあるから」 - 60二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 09:01:43
闇医者
「……止められませんでした」
「彼女自身の傷も酷かったのに……」
「それから彼女が帰って来ることはなかった」
〝…そんなことが〟
闇医者
「……お願いがあります」
「スナデさんが生きているならば、彼女を見つけ出し、止めてもらえませんか?」
「彼女は未だあの日に囚われている…何をするか見当もつきません」
「そして、できれば私も会わせて欲しいです…!」
〝……分かりました、出来る限りやってみます〟
闇医者
「本当ですか!ありがとうございます!」
「私では見つけられなくて…」 - 61二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 09:25:35
その時、モモトークの通知が鳴った。
〝すみません、出てもいいですか?〟
闇医者
「もちろんです」
私は席を離れるとモモトークを確認する。
〝えっと……アヤネから?〟
モモトーク内
アヤネ
『すみません! 先生助けてもらえないですか?』
『今、いざこざに巻き込まれてて……』
〝なるほど……〟
闇医者
「何かあったんですか?」
〝少し用事ができまして〟
闇医者
「…分かりました。頑張ってください」
〝……スナデさんは見つけ出してみせます。その時は連絡させてください〟
闇医者
「……ありがとうございます…!」
連絡先を交換し、その場を後にする。
でも、まさかこの後すぐに出会うことになるとは思ってもいなかった…… - 62二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 18:42:57
VSアビドスやるの面白いな
- 63二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 22:16:45
……先生、お願い…スナデちゃんを助けてあげて
私は先生ならなんとかできるって信じてるから
自分勝手な願いだけど…どうか、あの子を……
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━━━━━━
目を覚ます……
私は眠っていた?…いや、眠らさせられて……!
???
「…起きられましたか」
声をかけられた方を向く。
そこには申し訳なさそうな顔をした少女が椅子に座っていた。
……私はこの子の名前を知っている。
少女の顔は真剣なものになり、話を始めた。
スナデ
「初めてまして、シャーレの先生」
〝……五十嵐スナデ…で、合ってる?〟 - 64二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 00:45:35
ここからラストまで一気に突っ走りたいんですが時間も気力もナッシング……
まぁ…できるだけ書き込む頻度も上げていけたらと思ってます!
折角なので最後まで付き合ってくださいな! - 65二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 10:41:41
先生が誘拐される数時間前……
シロコ
「……ん、外にカイザーの兵がいる。列をなして何処かに向かってるみたい」
アヤネ
「え?……本当ですね。一体どこに……?」
ノノミ
「あまり気にしなくていいんじゃないですか?」
セリカ
「うーん…って!今目があったんだけど!」
「確実にこっちの方見てるわよ!」
アヤネ
「…どうやら、ビナーに襲われて開発を断念した開発途中の地区に向かっているみたいです」
シロコ
「なんでそんなところに…? 何かあったかな…」
ホシノ
「そっかぁ……それじゃあ見に行ってみる?」
ノノミ
「え? いいんですか?」
ホシノ
「うん。前と違ってカイザーの敷地に入り込む訳じゃないし、攻撃される理由もないしね〜」
セリカ
「そうと決まれば、早速見に行くわよ!」
シロコ
「ん、準備してくる」
アヤネ
「あはは…私はここからサポートしますね」 - 66二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 20:11:50
どうなるかな
- 67二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:05:38
セリカ
「……一体どこまで行くつもり⁉︎」ヒソヒソ
シロコ
「ん、もうちょっと追ってみよう」
対策委員会一行はカイザーコーポレーションの兵の後を隠れながら追っていた。
開発途中で放置された都市は、砂に包まれていてその光景は荒廃した都市と言えるだろう。
ノノミ
「あれ? 動きが止まりましたよ?」ヒソヒソ
ホシノ
「……これはダメな流れかな?」
兵達は一斉に対策委員会の方に振り向くと、一斉に銃を構える。
アヤネ
『物陰や建物から沢山の兵が……!』
セリカ
「数が多すぎない!?」
ホシノ
「バレてたみたいだね〜……それとも、最初から私達が来るつもりでやってたのかな?」
シロコ
「…関係ない、私達なら勝てる」
ノノミ
「はい!やっちゃいましょう☆」
その場の全員が戦闘体制に入ったその時、近くの砂山から人影が飛び出した。
スナデ
「砂にまみれて戦ったことはあるか?」 - 68二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:35:46
ノノミ
「え!?」
ホシノ
「ノノミちゃん!…ッ!」
(囲まれた…! ノノミちゃんがミニガンごと引っ張っられるなんて……凄い力だね)
セリカ
「ノノミ先輩!あんた……逃さないわよ!」
シロコ
「ホシノ先輩、こっちは任せて!」
ホシノ
「わかった!」
「…アヤメちゃんもお願い」
アヤネ
『……分かりました!』
ホシノ
「……さて、一応準備しておいて正解だったね」
ホシノは髪をサッと括ると『臨戦体制』に入る。
ホシノ
「こっちに時間はかけてられないからさ」
「さっさと終わらせちゃうよ……!」 - 69二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:39:36
ビルの残骸を爆破してホシノ以外も巻き込むように倒したら流石に時間稼げる説
- 70二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 22:35:33
ノノミ
「うぅ……一体何が…」
スナデ
「すまない十六夜ノノミ。まずはあなたから潰す必要があると判断した」
ノノミ
「あなたは……ってこれは!?」
スナデ
「あぁ、手錠だ。あなたの武器はこっちに…」
セリカ
「追いついたわよ!ノノミ先輩に何する気!?」
シロコ
「あなたはあの時の……!」
ノノミ
「シロコちゃんにセリカちゃん!」
スナデ
「来たか……それでは」
「本格的に作戦を開始しよう」 - 71二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 22:52:32
シロコ達の周りの建物が爆発した。老朽化の進んでいた建物は崩れ、瓦礫の雪崩を作りだす。
ノノミは瓦礫に飲み込まれてしまった。
シロコ
「ノノミ!」
セリカ
「ノノミ先輩!」
スナデ
「敵を前によそ見はしない方がいい」
セリカ
「え?」
シロコ
「セリカ!」
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━━━━━━
セリカ
「いったぁ……待って!さっきのアイツは…!」
スナデ
「こっちだ」
セリカ
「なっ⁉︎ あんた…一体なんなのよ!」
スナデ
「知らなくていいよ、私のことなんて」
「……黒見セリカ。次はあなただ」 - 72二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:55:07
セリカ
「やられてたまるか!」
「こういうときこそ落ち着いて……!」
相手の様子を窺いながら辺りを見渡す。
硬い床、剥き出しになった支柱、どうやらここは廃ビルの中のようだ。
壁には大きな穴が空いていて外が見える。
もしかして…私はここから…?
スナデ
「こないなら私から行かせて貰おう」
セリカ
「させない!」
相手が動こうとしたその瞬間を撃つ。だが、羽のように軽い身のこなしで避けられてしまう。
スナデ
「案外冷静なんだな」
跳ねる。弾丸のように疾く…… - 73二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:58:14
気づけば私は支柱に叩きつけられていた。
背中に痛みが走る。
セリカ
「うう……」
(速くて…避けられなかった…)
「でも、まだ終わってない……!」
スナデ
「これ以上傷つけるつもりはない」
セリカ
「はぁ!?ちょっと何これ手錠!?」
手錠をかけられ、支柱に繋がれてしまった。
繋がれたそれを外すことができない。
スナデ
「今から全部終わらせる」
「…申し訳ないけど、それまで静かにしてて」
そういうと、私が何かを言う前にあっという間に去って行ってしまった……
セリカ
「……ほんと、一体なんなのよ!」 - 74二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 08:57:37
ノノミ
「……シロコちゃん?セリカちゃん?何があったんですか?」
シロコ
「ノノミ! セリカが連れていかれた!」
ノノミ
「えっ⁉︎……シロコちゃん、セリカちゃんを探してください!」
シロコ
「…まだ瓦礫が……!」
ノノミ
「私は大丈夫ですから!」
アヤネ
『シロコ先輩!今セリカちゃんから、そっちに行ったって連絡が……!』
嫌な予感がして振り返る。
壊れたビルの上に先程の少女が立っていた。
スナデ
「砂狼シロコ…私に残っている力、全てあなたにぶつけるつもりでいこう」 - 75二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 09:22:06
キヴォトスにおいて、ただの弾丸では致命傷にはなり得ない。しかし、弾丸とまでは言えなくとも手に負えない速さで、同じ肉体の強さを持つ者が突っ込んで来たとしたら……?
シロコ
「速い……!」
相手の弾丸が頬を掠める。
一瞬で距離を詰められた……速くて目で追えない!
スナデ
「すんでのところで避けるか…流石」
そう言いながら距離を詰めつつ、正確に射撃してくる。反撃の余地がない。
シロコ
「……ないならつくる!」 - 76二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 18:20:46
接戦だね
- 77二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 23:00:06
スナデ
「ドローン……追尾弾か!」
咄嗟に追尾弾を撃ち落とすが、シロコはその隙を逃さない。
シロコ
「撃ち込む!」
スナデ
「隙のない戦法…なら……」
銃声が鳴り響く。スナデの脇腹に銃弾が撃ち込まれる。しかし……
スナデ
「…甘んじて受け入れよう」
シロコ
「!」
スナデは銃を手放した右手でシロコの銃身を掴むと左手で殴り飛ばす。
シロコ
「ッ…!」
(大丈夫、ちょっと掠っただけ、問題なし)
「何より…攻撃は効いてる!」
スナデ
「よく右側から攻撃されるけど……」
「別に右も視えてるよ」 - 78二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:29:05
保守
- 79二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:36:05
このレスは削除されています
- 80二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:40:35
スナデ
「…こちらの流れに持っていこうか」
落とした銃を足で蹴り上げ、キャッチする。
体勢を整え、地面を強く蹴り付け、跳ねる。
シロコ
「ぐぅッ…?!」
相手の姿が消えた……そう思った矢先、背中から襟を引っ張られ、身体が宙に浮かんだ。次に目に入ったのは道路。そのまま叩きつけられそうになるのをなんとか手を振り解き、着地して回避。
シロコ
「…ここは…高架道路?」
(この高さまで私を持ってひとっ飛びで……凄い跳躍力…!)
スナデ
「私は戦う場所は狭い方がやりやすい」
「こんなふうにな」
スナデは駆け出した。強く道路を踏み込む独特の音がジグザグに聞こえてくる。
シロコ
(速くて目で追えなくても……)
「今!」
スナデ
「何…⁉︎」
接近したスナデとシロコの銃撃が交差する。 - 81二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 09:37:28
シロコ
「そっちのタイミングに合わせる。だからもっと撃ってきて」
スナデ
「…やはり私はカウンターに弱いみたいだな」
スナデは爆弾を取り出すと、シロコの方に投げて銃で撃ち抜いた。
大きな爆発音が響き、煙が立ち込める。
シロコ
「衝撃手榴弾…?!」
予想外の攻撃に困惑するシロコをよそに、スナデは煙を突っ切り、突進してくる。
シロコ
「ラリアット!?こっちが本命…!」
スナデ
「これも避けるか……」
体勢を立て直し、シロコの方に振り向いたスナデの左手にはリボルバーが……
スナデ
「まずは2発」 - 82二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 19:07:07