- 1人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/29(金) 21:35:27
霧に包まれた孤島に立つ豪奢な館。そこには吸血鬼達が暮らしていた
・館に暮らす吸血鬼以外の存在は基本的に「従者」と「眷属」の二種類です
・従者はただの一般人、眷属は特別な力を持つ代わりに主人である吸血鬼に攻撃できない使い魔です
・吸血鬼以外の人外を出したい時は眷属か敵キャラで出しましょう
・敵キャラを出す時は最終的に倒されるか眷属化するかしましょう
・行き過ぎたエログロは禁止
・版権ネタを直接出すのは禁止(オマージュなら可)
・確定ロールなどのマナーに反する行為は禁止
・ギスギスロールはやりすぎないよう気をつけて
・次スレは>>190を踏んだ方がお願いします
ルールを守って楽しく遊びましょう
前スレ
【閲覧注意・R15】ここだけ吸血鬼が暮らす館26練|あにまん掲示板霧に包まれた孤島に立つ豪奢な館。そこには吸血鬼達が暮らしていた・館に暮らす吸血鬼以外の存在は基本的に「従者」と「眷属」の二種類です・従者はただの一般人、眷属は特別な力を持つ代わりに主人である吸血鬼に攻…bbs.animanch.com裏スレ
ここだけ吸血鬼が暮らす館 第19図書室|あにまん掲示板ここだけ吸血鬼が暮らす館の裏スレです設定語りや本スレでの諸々の相談などにご使用ください次スレは>>190の方がお願いしますbbs.animanch.comwiki
t0sy0situ @ ウィキ【8/2更新】世界観 スレの世界観や世界的にそうである、という感じの設定を載せるところ 用語一覧 スレで使われる特殊な用語の説明をのせるところ キャラ一覧 スレのキャラ達の設定がまとめてあるところ キャラテンプレ ...w.atwiki.jp避難所
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- 2少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 21:37:38
(※たておつです)
- 3人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/29(金) 21:38:55
保守
- 4二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 21:47:59
立て乙
- 5ルタバガランタン姉妹◆8Wn59wFc0I25/08/29(金) 21:49:34
たておつです♪♫
- 6和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/29(金) 21:50:44
立て乙〜。
- 7レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 21:51:44
たておつ!
- 8血綴の吸血鬼◆M/HRjc9OZE25/08/29(金) 21:55:29
(※立て乙保守です)
【黒いワンピースを着た少女が中庭に居る。
眩む様な白髪を揺らす彼女は夜闇に溶け出す仄昏さを纏っており、その異質が周囲に静かな怖気を振り撒いていた】
【──酷く幽かで、しかし確かな実体を持つ、不自然な魔性。それは花壇に咲く花をひとつ摘んで千切り取ると、瞬きの間すら無く忽然と消える】
【首を亡くした一輪と、濃いラベンダーの香りだけがその場に残された】 - 9少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:06:07
前200
モノウね。で、一緒に居たのがサラサとカグラ…だっけ
ま、覚えられないかも知れないけど…
忘れちゃったらまた聞くからよろしく頼むよ
ルーナっていうのは、誰の眷属?
【話しながら、前にもこんなやりとりをしたような気がするな、とうっすら思った。はっきり思い出せはしなかったが】 - 10人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/29(金) 22:08:13
前スレ199
「喜んでくれるなら、こちらとしても嬉しいことです。負の感情は嫌いではありませんが、子どもとは笑っているべきでしょうから。……面倒見がいい、というのとは、少し違うのでしょうね。言ってしまえば、ただ気まぐれに手を出しているだけですから」
【面倒見がいい。以前にも同じ評価をもらった気がする。その内面から、かつての娘たちと同じ枠に入れている自覚はあるが、本当にそうだろうか。結局のところ、吸血鬼はいつだってそうしたいからしているだけだ。なにかしてやりたい、という思いとは……やはり一致しない】
前スレ197
「まだ決まってはおりませんが……まあ、枕カバーでしょうか?デザインを変えてみれば、寝付きも変わるかもしれません。枕そのものと違って、柄を変えるだけなら影響も少ないでしょうから」 - 11蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:08:16
- 12魔影の眷属鴉25/08/29(金) 22:10:26
み、見たぞ…!吾輩の目は間違っていない!あれはまさしく幽霊(>>8)!!
やはりこの屋敷には幽霊がいるのだ!!お嬢様に祟りがあっては困る、ダキム殿に頼んでお祓いをしてもらわねば!!
- 13和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/29(金) 22:11:22
- 14二次元好きの匿名さん25/08/29(金) 22:11:36
(ダキム様のやつはお祓いとは違うんじゃないかにゃ~)
【と通りすがりに思う黒猫であった】 - 15少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:13:53
- 16少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:16:12
- 17蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:18:34
【でろでろ】
【ぺちぺち】
【しょぼん】
【てとてと】
【廊下の壁を黒い影が動く、しかし誰も違和感を覚えない】
【だって、「彼女」に気に入られていないから】 - 18蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:20:05
- 19人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/29(金) 22:20:35
- 20レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 22:22:01
- 21少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:22:26
- 22蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:26:43
- 23少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:27:38
- 24少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:29:51
- 25和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/29(金) 22:30:45
- 26人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/29(金) 22:31:48
「『ああ、天文塔の。最近はよく下に降りてくるんだな』と仰っていますよ、お嬢様。あの子供はお元気でしょうか?」
「刺繍です、お嬢様。盲目の、白い髪のお嬢様が悪夢を見ていると仰るので、おまじない程度に」
「どうぞ。どんどん来ていただいて構いませんよ。 『……おい』ですか?ですがご主人様、そうでしょう?いつだって気にかけていたではありませんか。少女たちも、少年たちも」
【人形の言葉に、軽く抗議するように(吸血鬼なりに)口を挟む。一人芝居のように見えなくもないのだが】
【話しながらの作業には慣れているが、彼がそうしたなら、とこちらも作業を進めていた】
「そうでしょうかね?」
- 27少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:33:36
- 28蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:34:36
- 29レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 22:37:02
- 30魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/29(金) 22:37:12
スチューベンは「幽霊がいる」っていうけどさぁ…私見たことないものは信じない主義なのよね〜。こちとら吸血鬼よ?もしいたとして幽霊ごときに何ができるってのよ。まったく、慌てん坊なんだから…。
- 31蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:38:31
【とてとて】
【ぱあ】
【てってけてー】
【ずべしゃ】
【にこー】
【どうやら己の噂を聞きつけて談話室にやってくると、顔見知り(一方的)(モノウ)に会って駆け寄り、思いっきりこけたが嬉しいらしい】
【一連の流れも、誰も、見ていない】
【?】
【首を傾げている、己が呼ばれたのだ、知らん人に】
- 32蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:40:32
- 33少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:41:59
- 34蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:45:02
- 35和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/29(金) 22:46:00
- 36レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 22:46:29
- 37少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:48:11
- 38蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:48:11
- 39人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/29(金) 22:49:20
- 40蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:50:04
- 41レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 22:51:44
- 42和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/29(金) 22:51:57
- 43少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:52:46
- 44魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/29(金) 22:54:19
でもこのままだとスチューベンがうるさいし一応お祓いってやつやっとくかー…。えーと、聖水…は苦手な人いるだろうからボツで、確か東洋だと塩を撒く?んだっけ。
【厨房からくすねてきた食塩片手にばら撒きながら歩く。そもそも本人は夜行性なので暗闇は全然怖くないが仮に幽霊がいたならメイドが怖がるといけないな、くらいは思っている】
うーん、効果あるのかなぁこれ。 - 45蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:55:43
- 46少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 22:57:18
- 47蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 22:59:47
- 48和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/29(金) 23:00:09
- 49レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 23:02:15
- 50魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/29(金) 23:03:33
- 51少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 23:04:23
- 52蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 23:04:40
- 53蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 23:07:41
- 54レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 23:09:49
- 55和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/29(金) 23:11:27
- 56病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/08/29(金) 23:12:11
- 57少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/29(金) 23:15:58
- 58魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/29(金) 23:18:25
- 59レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/29(金) 23:25:07
- 60魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/29(金) 23:41:04
うーん、除霊できてるのかな?…確か東洋には「モリシオ」っていう風習があったな…。塩で山作るんだっけ?撒いてダメなら盛ってみろ…こりゃ相当な必要だな、早速用意しないと!
- 61和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/30(土) 07:53:09
- 62蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 07:59:52
- 63蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 08:05:50
- 64元町娘従者◆M/HRjc9OZE25/08/30(土) 08:19:40
【起床の直前、淡い花香を感じ取る。それは白い主人が来訪している事のサイン。……寝起きの顔を見られるのはもう慣れた。焦らずに意識を覚醒させ、ゆるりと起き上がる】
トア様、おはようござ……。……あれ、いらっしゃらない……?
【頭上にハテナを浮かべながら部屋を見渡すが、主人は何処にも見当たらない。……香りの出所は、化粧台の上に置かれた花。主人の香りを纏ったそれをメイドが見つけるのは、少し後の話】
(…多分、ダキム様がお呼びになった……あの方々の事だろうなぁ……)
【仕事をしつつ主人達の会話を耳に入れ、島を警備しているという恐ろしい悪霊達の事を思い出す。……怖くなって来たので首を振って記憶を散らす】
- 65赤毛の女性◆XcXMJi30Zg25/08/30(土) 11:16:57
【白いワンピースの女性が、ふわふわと廊下を移動している】
【今の姿は誰にも見えない。相手によっては彼女から姿を見せるが】
……大丈夫かしらね
【ぽつりと独り言。誰にも聞こえていないであろうそれは、ある少女のことだった】
【昨日、血のついた包帯を片付けた後眠ってしまった。それ以降起きていないのだ。気分も悪そうだったし】
【早く起きてくれるといいのだが。花瓶の花を眺めつつそう思った】 - 66レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 14:02:28
- 67赤紫の吸血鬼◆Ko97aFCgEg25/08/30(土) 14:09:57
最近静かですね…
- 68二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 14:23:15
お昼ですからねー。我々はバタバタのアワアワですがー。
【食材を厨房へ運ぶ】 - 69病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 14:24:08
- 70蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 14:28:13
- 71魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/30(土) 15:58:40
ガッ!ガッ!
【昼食時で食塩を手に入れるのは憚られたのでたまたま手に入れた岩塩を削ってピラミッド型のオブジェを作っている。側には眷属がおり、手伝いをしている】
「吾輩の知るモリシオとは少し違う気が…」
えー?塩を四角錐に飾ればいいんでしょ?こっちの方が安定感あるしいいんじゃない?できたら大広間に置いておこーっと。 - 72人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/30(土) 18:01:32
【日が沈んだ後の、しかしまだ明るい空。そこにぽっかりと浮かんだ、病んだような白い月を眺めている】
- 73レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 18:04:21
- 74蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 18:10:18
- 75和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/30(土) 18:58:28
- 76レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 19:46:46
- 77蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 19:51:08
- 78二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 20:09:04
【大広間に鎮座する岩塩のピラミッド。人の背丈くらいはあろうか。表面にはどこかしらの言語で『悪霊退散』と彫られている。本当に退魔効果があるのかは誰も知らない】
- 79人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/30(土) 20:10:57
- 80和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/30(土) 20:15:38
- 81人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/30(土) 20:19:14
- 82和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/30(土) 20:47:20
- 83レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 20:52:50
- 84蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 21:03:44
- 85レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 21:08:38
- 86蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 21:12:39
- 87レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 21:19:39
- 88人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/30(土) 21:20:33
- 89蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 21:23:16
- 90和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/30(土) 21:32:53
- 91レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 21:41:52
- 92蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 21:44:41
- 93レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 21:47:29
- 94蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 21:48:10
- 95花喰らいの吸血鬼25/08/30(土) 21:49:41
【七色の花畑。文字通り七つの色をもつ花の群生地というわけではなく、無数の単色、あるいは二色の花の数々が虹を描くように咲き誇る花畑のことを指す。幼子が今日描いた一枚の絵は、その光景を朧気な記憶の中から再現したものだった】
【幼子が絵を両手にふらふらと館内を歩き回る様は絵を見せる相手を探しでもしているのか、意味なく歩き回っているのか、はたまた迷っているのか……ともあれ、楽しそうだということだけは確実だろう】 - 96レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 21:50:59
- 97蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 21:52:31
- 98蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 21:56:56
- 99人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/30(土) 21:58:18
- 100花喰らいの吸血鬼25/08/30(土) 22:01:10
- 101元町娘従者◆M/HRjc9OZE25/08/30(土) 22:02:52
【客室の手入れに向かう途中で通りががった大広間。塩の山を発見したメイドが苦笑いを浮かべている】
こんな量のお塩、何処にあったんだろう
【書かれてる言語は読み解けないが、塩が清の効力を持つ事くらいは知っている。なのでまぁ、そういう用途なんだろうと。深く考えずにその場を後にした】
【──メイドが去った後。白髪の少女が大広間に現れる】
【彼女は自身の身の丈を超える岩塩に近づき、しげしげと眺め始めた。まるで珍しい生き物を見つけた子供みたいな、そんな様子だった】
『悪 霊 ■散(あく りょう■■さん) 』
【幼い声で異国の言語を読み上げ、細い指先で岩塩に触れる。──途端、岩塩の一部が黒く染まり、ぐしゃりと音を立てて崩れ落ちる】
『・・・』
【岩塩から指を離し、辺りをそろりと見渡す。……一連の流れは誰の目にも映っていないと、そう判断して】
【──少女は、霞の様に消えた。歪んでしまった岩塩と、辺りに散らばる黒塵のみを残して。】
- 102レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 22:04:14
- 103蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 22:08:25
- 104和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/30(土) 22:10:53
- 105蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 22:11:09
- 106花喰らいの吸血鬼25/08/30(土) 22:14:46
- 107レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 22:17:03
- 108蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 22:23:16
- 109人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/30(土) 22:26:20
「あっ」
【人形がしまった、というような声を出す。めちゃくちゃアルコール濃度が高いため、基本的に水で割って飲むものということを伝え損ねたためだ。吸血鬼にとってはするすると開けられるものなのだが、他者にとってもそうとは限らない】
「へえ、お米からですか。こちらは葡萄を発酵させてから蒸留させたものですが、同じ種類でお米から作るものもありましたね」
- 110蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/08/30(土) 22:26:38
- 111花喰らいの吸血鬼25/08/30(土) 22:31:09
- 112レラーナ◆G5SDVc1Us625/08/30(土) 22:35:04
- 113魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/30(土) 23:42:07
わぁ!?私のモリシオが!!
「これは異常事態なのだ!やはりこの館には幽霊が…」
ば、馬鹿じゃないの!?誰かの悪戯に決まってんでしょ!私のモリシオの出来栄えに嫉妬した誰かさんの犯行に違いないわ!
【黒く染まった塩の欠片を拾い上げ慎重に観察する。力を入れるとグズグズと崩れ、細かい粒子になる】
さ、流石に味を試してみる勇気はないけど…ダキムさんなら何か知ってるかな?いつも変なの召喚してるし。
- 114少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 00:00:07
【自室。棺の蓋を開けるところから、彼の一日は始まる】
【棺から這い出し、寝ぼけたまま身支度を整える。習慣は偉大だ。半分寝ていても何とかなる】
【いつものように髪に櫛を通し、結ぼうとしたところで――ふと、手を止めた】
【下ろした長い髪を、ひと房だけ三つ編みにしてみる。…苦笑いして、編んだ髪はすぐに解いた】
【いつもの通りに、首の後ろで結ぶ。編んだ癖すら残らない。誰にも知られない】
【これでいい。独りごちると、部屋を出た。どこに向かうでもなく、寝ぼけたままで歩き出す。いつもと同じように】 - 115人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/31(日) 00:42:18
【さて。小さな酒宴を終え、吸血鬼は人形を抱えて歩いていた】
【空になった酒の瓶。以前、精霊信仰やたその他の信仰がごちゃ混ぜになった国でも持っていったもの。あの時は拾った少女をすぐに別に場所に預けたのだが、その際に使ったのだ。主に気分の向上というかモチベーションの維持のために】
【とはいえ思い出深いかといえばそんなことはない。好みの酒だが、そんなことは関係ない。酒は酒で、そこに記憶も記録も関与することはないのだから】
【とにもかくにも、吸血鬼は歩いていた。酔いを醒ますためだろうか。目的地はなく、ただ月明かりを浴びている】 - 116少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 00:56:17
- 117人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/31(日) 01:15:15
- 118少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 01:18:55
- 119人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/31(日) 01:51:13
「『どういたしまして』と仰っていますよ、旦那様」
【話すなら近い方がいい。特に違和感を覚えることなく、会話を続ける】
【好きな歌。あっただろうか、と考える。故郷にそういった思い入れはないし、旅の最中も好きと言えるほどのものはなかった。ただ、気に入ったものという範疇ならば】
「『民謡や讃歌は嫌いじゃなかったな』と仰っていますよ、旦那様。好きと言えるほどのものではありませんが、宗教色が強くても弱くても、ヒトに根付いたものなどは悪くありませんでした」
【うん、そうだ。別に忘れられた曲も嫌いじゃないし、大抵のものは「悪くない」と思える。ただ、好きを問われているのなら限定するのがせめてもの筋だろう、と】
- 120少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 02:04:18
- 121人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/31(日) 02:15:40
- 122少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 02:27:03
【拍手に対して、大袈裟なくらい深々と一礼してみせた。湧き上がる喜びを、少し意識して抑える。顔に出ないように】
ふふ、どういたしまして
聴きたくなったらいつでも歌うよ、これぐらいお易い御用
【そもそも歌うための喉、歌うための声だ。経緯がどうあれ、歌唱を求められることは素直に喜ばしい】
場所と時間帯次第では、もっと大きな声でやってもいいけど…
僕はこういう、囁くみたいな歌い方も結構好きだな
内緒話してるみたいでさ
【くすくすと笑い混じりに言うと、軽くステップを踏むように体の方向を変えた】
ご清聴いただきありがとうございました、ってね
僕はそろそろ行こうかな
【またね、と手を振る。何事もなければ、そのまま森の奥へ向けて歩みを進めるだろう】
- 123人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/31(日) 02:39:15
「『次があるなら、対価を用意しておくさ。ありがとう』と仰っていますよ、旦那様。どんな状況でも、そのような歌であれば私は好みますから、次があるなら旦那様の好みのシチュエーションがよいでしょう」
【広い空間での大きな独唱も、囁くような密やかな独唱も、きっとどちらも好ましい。後になって残る感情ではないにせよ、この場で抱えた感想は真実だ】
【そして】
【ああ、また。そういった思いで吸血鬼も手を振り、こちらも歩きだした】
【静かに、夜は更けていく】
- 124和風吸血鬼の眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/31(日) 12:21:17
【人間姿をした桜切が図書室の本棚で本を選んでいる】
【いつも一緒にいる伊吹はおらず、今は一振だ】 - 125魔影の眷属猫25/08/31(日) 12:51:39
- 126和風吸血鬼の眷属◆bBpA7mPBvQ25/08/31(日) 13:16:11
儂か?儂は九十九神の桜切国嗣、伊吹の眷属や。いつもは刀の形やから分かりにくかったか?
- 127二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 20:55:18
たまに鏡に映らないご主人様いるじゃない?
窓とか鏡拭いてる最中に後ろに立たれると結構びっくりするわね
【お掃除モブメイド】 - 128少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 21:53:16
【館に長く暮らしていると、様々な分野の手ほどきを受けることもある。文学、美術、占術に賭博…それこそ何でも】
【教える側も暇なのだろう。才能はどうあれ、時間だけは無限と言えるほどあるのだから】
【そんなわけで、たまには普段と違うことでもやってみるかと絵画に手を出してみたのだった】
【出来栄え:dice1d100=53 (53) 点】
- 129少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 21:57:22
うん……なんか、普通だな……。
【キャンバスを前に渋い顔をした。普通。一番反応に困る出来だ。良くも悪くもない】
【ひどいものが出来たと笑いを取れるほどでなし、上手く描けたからと見てもらうほどでもなし】
【霧の月夜にそびえ立つ館を描いた油彩画は、日頃使われないアトリエの一角にこっそりと埋もれることになった】
【同じような経緯で描かれた沢山の絵たちの一部として】
- 130泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/08/31(日) 22:29:24
【森の中にある池。キラキラと光を反射する水の上で、白髪の少女が踊っていた】
【水に立っても沈まないのは能力か。少女が歩くたびに水の波紋が広がり、水面に映る月が揺れる】
【ふわりと長い白髪が靡き、ひらりと白のワンピースが翻った。靴も靴下も履いてない細足は、焼印と傷で覆われている】
【焼印は足についているものだけでも4つ確認できた。それを足ごと覆い隠すように、無数の傷跡がある】
【吸血鬼は、早かれ遅かれ回復する者が殆どだ。つまりそれは古傷ではなく、明らかに真新しいもの】
【白が舞う。西洋の曲を口ずさみ、何かを懐かしむように。白い風貌に相まって、まるで精霊のようだ。足の傷があまりに異様だが】 - 131少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 22:52:29
- 132人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/08/31(日) 22:58:35
【夜。夜だ。普段の吸血鬼の活動時間であるのに、未だに起きてはいない】
【なにかをしている。眠りの中で、自分自身の内面を切り分けている。まるで腑分けのように】
【以前の炎の代償を返済しているのだろうか。エネルギーを外に回すことなく、内で燃やし続けている】
【オレンジは切り分けたところでオレンジだが、果たしてどこまで『オレンジ』であると言えるだろうか】
【白に囲まれて、吸血鬼は眠る。近頃の変容を消去して、最初に定義した己に戻っていく。吸血鬼である、と定めた自己が揺らぐことはない。損なわれた状態こそが健常だと、誰しもに錯覚させているのだから】
【──深い眠りは、揺らぐことがない。誰に話しかけられようと、たとえ害する誰かがいようと、眠りから覚めることはないだろう】 - 133魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/08/31(日) 23:04:26
(鏡拭いてる子にばぁっ!ってやるの楽しいよね〜。勘のいい子は足音消してても気づくけど)
- 134泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/08/31(日) 23:11:07
- 135少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 23:15:19
- 136泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/08/31(日) 23:32:05
- 137少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 23:39:10
- 138泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/08/31(日) 23:49:39
- 139少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/08/31(日) 23:56:43
- 140蝙蝠達◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:02:15
- 141『』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:08:50
【ぱきり】
【談話室の隅っこに、一部が破損した鏡があった】
あははははは
【彼、もしくは彼女は】
【近くにいたメイドの姿になっていた】
あーあ、疲れちゃったなー?
【ぐっと膝を曲げ腰を曲げ、準備運動】
【彼は、『』だった】 - 142泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/09/01(月) 00:11:17
- 143レラーナ◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 00:17:34
- 144少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 00:18:52
- 145『』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:21:57
【笑う】
【理由は無い、どうでもいい、彼は理由無く笑うのだから】
【その笑いはあまりにも喧しく、館全体に響いた辺りで彼は煩く感じて止めた】
つまんないね?何で?うん、そりゃそうか?そりゃそうだよ、馬鹿だなあ
【くるくるくる】
【メイドの服がくるりと回る、いつもと違うところ?目の色くらいだろう】
【一般通過メイドの目は、ただの黒だ、でも彼彼女は緑だ】 - 146病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:23:08
- 147泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/09/01(月) 00:31:38
- 148レラーナ◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 00:31:57
- 149病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:34:10
- 150少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 00:40:14
そうなんだ?
勿体ないような気もするけど…僕ぐらいしか知らないっていうのも、それはそれでいいな
【小さく声を立てて、悪戯っぽく笑った。いつだって、小さな秘密の共有は仲を深める手段として有効だ】
【…だからこそ、頭の中で警鐘が鳴る。距離感。踏み込みすぎてはいないか、と】
とにかく……きっと、君と普段話す人たちはみんな喜ぶと思うよ
気が向いた時にでも、聴かせてやるといいかもね
【赤くなった頬を微笑ましく見守る。辛い思いなどせずに済めば良いのに、と素直に思う】
ルシアみたいに抱え込むタイプは尚更、悪役に向いてるって聞くよ
日頃の感情を発散できていいのかもね
興味があるなら、ここでちょっとやってみる?
【ちょっとした思いつきだった。台本はないが、必要なら、ある程度のシチュエーションは即興で出せるだろう】
- 151『』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:46:25
【通りすがりのメイドの姿でくるくる踊る】
【そのまま前に進んでいって、柱を通りすぎた辺りで、近くを通った猫に】
【その猫のまま歩いて、……歩いて?……その猫は壁を歩く】
あっははは!
【理由は無い、強いて言うならそちらの方が愉しいから】
【鳥になって逆さまに飛ぶ】
【庭師になって雑草を切る】
【執事になってお茶を滅茶苦茶に混ぜて】
【ふと窓から身を乗り出して、執事姿で水に落ちてみたり】 - 152レラーナ◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 00:49:18
- 153病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:52:33
- 154泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/09/01(月) 00:54:52
- 155『』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 00:58:29
【音が欠けている】
【じーっと、暫く沈んでみる】
【呼吸もせず、ただじーっと、一点だけを見つめて】
【首を傾げる、何か違うと】
【音が欠けている】
【水から上がって、ぽつり】
めんどくさいし、つまんない
何か、面白い事がいい - 156少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 01:04:05
- 157レラ■ナ◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 01:17:46
- 158二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 01:20:04
- 159泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/09/01(月) 01:21:41
- 160病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 01:22:25
- 161少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 01:27:42
ゆっくりでいいよ、僕らにはいくらでも時間があるんだし
【微笑んで少女の言葉を待った】
【そして、一連の演技を見て、聞いて】
【良いな、と思った。このまま王子様役をやろうか、と思うほどに】
…いいや、そんなことは決してない
彼女ほど清らかな人は他にいない…どうしてそんなことを言うんだ?
【誠実に、しかし戸惑った声色。優しいが愚かな王子には、彼女の心が理解できていないのだ】
【だからこそ、続く言葉に動揺する。悪意もなしに、彼女にとって何より残酷な言葉を投げかける】
君は…君は、私の理解者だ
誰よりも信頼できる…一番の友人だと…
【一心に想う相手の、半端な優しさほど心を抉るものもない。…軽い自嘲を込めて、そう思った】
- 162レ■■ナ◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 01:42:26
- 163病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 01:44:26
- 164泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/09/01(月) 01:46:14
- 165少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 01:54:11
…君は知らないのか
彼女が草花や小鳥に向ける視線の温かさを
病んだ人々に分け隔てなく手を差し伸べる姿を
これは洗脳なんかじゃない…私の心を動かしたのは、
【そう言いかけたところで、彼女の告白を聞く】
【聞き届けて、呆然とする。王子は愚かだが、悪人ではない。だからこそ】
……ああ、そうか。私は…
…君を、ずっと傷つけていたのか?
【困惑。後悔。取り返しのつかないことをしていたと、彼はようやく自覚する】
【――そこまで演じて、パンと大きな音を立てて手を叩いた。お芝居はここまて、と伝えるために】
さて、今回はここまでにしておこうか
ルシア、やってみてどうだった?
少しでも君にとって楽しかったならいいんだけど…
- 166■■■ナ◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 01:56:15
- 167泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/09/01(月) 02:07:41
- 168病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 02:10:09
- 169蠖シ螂ウ◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 02:15:23
- 170少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 02:18:42
ふふ、君が楽しめたなら良かったよ
一応、そういう教育を受けてたからね…実際に学んでた期間は短いんだけど
【音楽院に通っていたのはたった二年。今思えば、ほんの瞬きのような時間だ】
【…その後のことを思い出しかけて、そっと首を横に振った】
…演じることでさ、普段は言えないこと、出せない感情を出せるだろ?
そうやってスッキリするのもいいと思うんだ、時々はね
君がやりたいなら、また色々やってみようか
次は他の連中を巻き込んでみるのも楽しいかもね?
【そうやって、素直に楽しんでいられる時間が増えていけばいいと思う。ほんの少しずつであっても】
【森の奥での時間は過ぎていく。東の空が白むころには、話を切り上げて「またね」と去っていくだろう】
- 171『』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 02:21:55
【鏡を覗く、嗚呼、笑う】
『』だなぁ…居なくなるなんて、記憶から消えるなんて
【間もなく己の記憶からも消えるだろう、どうでもよかった】
【鏡の中から何回かしか見たことないのだから】
そんなの、意味ないじゃないか、全部時間の無駄だ
この前まで君が生きてきたことが、振り出しに戻るんだよ?
【笑う、意味の無い笑いだ、それは特に、意味の無い】
【意味が無かった彼女を嘲笑っているわけでもない、これがこの鏡の癖なだけで】 - 172泡沫の吸血鬼◆XcXMJi30Zg25/09/01(月) 02:26:48
凄いなぁ……私は学校なんて、行ったことなかったから
【感嘆したように呟いた後、小さく笑ってそう言う。嫉妬も羨みもない。ただの事実】
ほんと!?ふふ、嬉しいなぁ
他の人かぁ…やってくれる人居たらやってみたい、かな
【今は、この時間が何より楽しいと思えた。きっと明日は機嫌がいいだろう】
【別れた後、昔の話すれば良かったなぁ…と思いつつ、まあいいか、と気持ちを切り替える】
- 173二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 02:27:01
さようなら、ルーナ
さようなら、リリー。
私のかけがえのない友人たち、そして。
────たぶん、わたしのはじめてのひと。
(その笑顔は可憐だった。何の未練も無かった。
ただ、二人の幸せだけを真摯に願っているのだと
否が応でも分からせるような笑顔であった)
【最後に、協力を取り付けた協力者を一瞥し
"ごめんね"と、口だけをそっと動かして】
【■■■■・■■■■■■はどこにもいない】
........斯様な良い月には良い葡萄酒が付き物よ
・・・・・
初めましてだな、ここの吸血鬼の者
折角なら一杯どうだ?少し渋いかもしれぬがな
(さっきと同じ笑顔で、吸血鬼は酒瓶を揺らす
かつて差し出せなかったグラスを手に持ちながら)
- 174病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 02:49:05
- 175◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 02:55:43
- 176病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 03:00:04
- 177◆G5SDVc1Us625/09/01(月) 03:03:54
- 178病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 03:05:30
- 179魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/09/01(月) 04:14:39
もし…もしだよ?幽霊なんてのがいたらその血はどんな味がするんだろう。
「幽霊なんだから血は無いと思うけどねぇ」
「そもそも牙が通らないと思うのだ」
うるさい! - 180人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/01(月) 06:46:55
[ゆめのなか]
【深い、眠りの、底の底。それでもまた落ちきらない、果てのない闇の中】
【『それ』はずっと、そこにいる】
【世界を見て、ただそこにいる。いるだけ、いるだけだ。意味はない。影響はない。吸血鬼が封じた『それ』は世界と関わることはない】
【生まれてから死ぬまで続く映画鑑賞のようなもの。少なくとも『それ』にとっての世界は】
【誰も知らないから、本質的に自分以外の他者を知らない『それ』は彼女の奮闘にふうんとだけ思った】
【そうするんだ。へえ】
【事実を受け止める姿勢は変わらない。どうしてだろうねと思うこともない。忘れてしまうのだとしても、何の痛痒も覚えない】
【なにも変わらないまま、『それ』は世界を眺めている】 - 181『』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 08:19:57
【音が欠けている】
【彼彼女は今日は近くを通ったメイドになっている】
【彼女の目は青色だが、彼彼女の目は紫だ】
【彼彼女は鼻唄を歌っている】
【が、音が欠けている】
【くるんと回る、別に意味も理由もない】
【ただ、愉しいからだ】
【気づけば彼彼女はトンボの姿になっている】
【しかし可笑しいことに、そのトンボは回りながら飛んでいる】 - 182二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 10:50:45
8月も終わったってのに暑いわねえ
早く涼しくならないかしら
【庭の落ち葉を掃き集めるモブメイド】 - 183魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/09/01(月) 11:10:40
〜♪
【花壇に植えておいたマンドレイク達に水を与える。本人的には風邪薬などにするつもりだが欲しい人がいたらあげようとも思っている】
結構大きくなったなぁ。やっぱこの島土壌がいいね、薬草がすくすく育つ。 - 184『』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 17:36:05
【くるり】
あ、そうだ!
【動物に成るのがつまらないのなら、吸血鬼の誰かに成ればいい】
【そう…例えば、一度鏡を介して視た少女とか】 - 185『病弱お嬢様』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 17:40:27
【『リリー』が歩いている】
【にっこりと笑っている、そりゃそうだ】
【目の色は紫のままだし、第一彼彼女はにっこり不気味なほどの笑顔がデフォなのだ】
あー…あー…?あー!
【発声練習、まず彼彼女の本来の声を出す、違う、彼女はこんな不気味な声ではない】
【次に女性の声、違う、彼女はこんな大人の声ではない】
【最後に少女の声、これだ!と元気よく発声】 - 186『病弱お嬢様』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 18:52:55
あっははは!愉しー!
【『リリー』は笑う、『彼女』がしたことないくらいの大きい声で】 - 187ルタバガランタン姉妹◆8Wn59wFc0I25/09/01(月) 20:54:28
【たまには屋敷内をお散歩】
アコースティック「いやあ最近は曲作りが捗っちゃってあまり館内を散歩しなかったねえ」
チャランゴ「本当、なんか殆ど他の人と会話してなかった気がする」 - 188人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/01(月) 21:05:44
【ふわり。ふらり。ゆらり。なんだか地に足がつかない様子で、白い花の海を泳いでいる】
【ふと、立ち止まった。夜露に濡れた百合を一輪、細い茎をしごき上げるようにして手折る】
【くふふ、と笑った。含むところのない、けれどどこか淫靡な笑み。純潔の象徴を手にしておきながら、それとはまるで反対のよう】
【それとも、魔性の存在としては正しいのだろうか。吸血鬼はただ笑い、夜露を口に含んだのだった】 - 189人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/01(月) 21:11:43
- 190少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 21:14:47
【この吸血鬼が目を覚ましたあと、最初にすることはだいたい二種類のうちどちらかだ】
【眠気覚ましに散歩をするか、その前に談話室なり適当な部屋で酒を飲むか】
【本日は前者だった。いずれにせよ、寝ぼけていることに変わりはないのだが】
……ん
【派手な髪色の吸血鬼姉妹を目にし、誰だっけなと思考する。面識はない。少し前に入ってきた奴だろう】
君たち、確か…アレだ、音楽家の姉妹だっけ?
【最近は新入りが多く、未だ全員との顔合わせは済んでいない】
【姉妹もその中の一組だが、珍しい音楽を奏でるということで記憶に残っていたのだった】
【彼女たちが今も持っている珍奇な楽器。どんな音がするのだろうと、興味津々で眺める】
(※ありがとうございます、たて乙です)
- 191『病弱お嬢様』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 21:17:15
- 192ルタバガランタン姉妹◆8Wn59wFc0I25/09/01(月) 21:22:37
- 193『病弱お嬢様』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 21:23:03
【音が欠けている】
【音もなく泳ぎ進む】 - 194少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 21:30:23
- 195人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/01(月) 21:33:38
- 196ルタバガランタン姉妹◆8Wn59wFc0I25/09/01(月) 21:35:26
- 197『病弱お嬢様』◆dgCiuqViaA25/09/01(月) 21:35:28
- 198少年吸血鬼◆dJUUJmoGZU25/09/01(月) 21:40:30
- 199ルタバガランタン姉妹◆8Wn59wFc0I25/09/01(月) 21:45:12
アコースティック「そうですねえ...確かお名前は..,失敬、まだお聞きしてませんでしたね」
チャランゴ「まあ何が言いたいかと言いますと、どんな曲が好きかお聞きしたかったのです、知ってれば私等演奏できますんでね」
【少年吸血鬼の名前もとい呼び方と、今歌いたい曲があるかを尋ねる】
- 200人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/01(月) 21:46:45
「いえ、どういたしまして」
【差し出された手を握り、力を籠めて一気に引っ張りあげる】
【知った体格から予想したものとは異なる体重に、そっと違和感をにじませた。あるいは確信を深めた】
「楽しいですか?」
【質問は、常の彼女……リコリスに対して、することのない質問だ。彼/彼女に対して、悪戯のように問いかける】
【意味は単純。その姿を模して、楽しいですか、と。表も裏もない、シンプルなもの】
【どんな答えも、きっと意には介さないのだろう】