【🎲】ここだけ炭治郎の

[1 タラの芽 25/08/29(金) 23:19:42]

性格がdice1d4=4 (4)

1.原作通り 2.初期 3.ヘタレ 4.ツンデレ

だった世界線

[2 タラの芽 25/08/29(金) 23:20:49]

ツンデレかぁ……ちょっと考えてたのとは違うけど書いてみるか

[3 タラの芽 25/08/29(金) 23:55:43]

「炭治郎」
母の呼ぶ声。顔に着いた炭を拭き取りながら俺の身を案じる声と匂い。
「正月になったらみんなに腹いっぱい食べさせてやりたいし、少しでも炭を売ってくるよ」
「……ありがとう」
「別に！俺がやらなきゃってだけだし……」
全て分かっていると言いたげな顔で感謝を告げられて、少し気恥しい。
そして話を聞いて自分と行きたいと主張し始める弟妹達。今日は荷車を引いていかない為、山と町の行き来をするには体力の足りない次女の花子と三男の茂を連れていくことは出来ない。2人を母さんがなだめている間に次男の竹雄に木を切ることを頼んでおく。
本当は今日一緒に切るはずだったので少し拗ねた匂いがする。
そんな4人に見送られた後長女、妹の禰豆子が末っ子の六太をおぶさっているのを見つけた。

[4 タラの芽 25/08/30(土) 00:02:02]

「お兄ちゃん」
「禰豆子」
どうやら大騒ぎする六太を寝かしつけてくれていたようだ。父さんが亡くなってから寂しいのかこういうことが増えた。他のみんなも俺に引っ付いて回るようになった。俺自身もみんなの傍にいてやりたいけど、そういう訳にもいかないし。俺は長男だからしっかりしないと。
「いってらっしゃい」
禰豆子にも見送られ、炭を担いで町へ向かう。生活は楽じゃないけど幸せだな。晴れ続けることはないし、ずっと雪が降り続けることもない、そんな普通の幸せ。

そして幸せが壊れる時はいつも血の匂いがする

[5 タラの芽 25/08/30(土) 00:08:56]

町に着くと色んな人に名前を呼ばれる。少し照れくさくて会釈だけを返し、炭を求める声に寄っていく。
その途中皿を割った犯人を探すのに協力した。猫の匂いがしたので伝えると、また別の人から呼ばれる。町の人達はとても親切で、苦しい生活をしている俺たちにも色々手助けをしてくれた。だからこそ俺でできることなら力になってやりたくなる。でも炭を売って、町の人の頼み事も聞いているとあっという間に日が落ちる。
遅くなってしまったから早く帰らないと。
「こら炭治郎！お前山に帰るつもりか。危ねぇからやめろ」
「俺は鼻が利くから平気だよ」
「うちに泊めてやる、来い、戻れ」
「でも…「いいから来い！！」
「鬼が出るぞ」

[6 タラの芽 25/08/30(土) 00:16:17]

あまりにも必死な声と匂いで、思わず従ってしまった。
三郎爺さん曰く、昔から人喰い鬼は日が暮れるとうろつき出すので夜は歩き回るものじゃない。家にも入ってくるが、鬼狩り様が鬼を切ってくれるのだと。
家族を亡くして一人暮らしだから寂しいのだろう。この人も少し素直じゃないところがある。今度、素直な弟たちを連れてきたら少しは気が紛れるだろう。そもそも、鬼なんかいないのだからそんな怖がらなくても大丈夫だ。でもそういえば、うちの婆ちゃんも似たようなことを言ってたなぁ……

そうこう考えてるうちに眠ってしまって、気づいたら朝になっていた。三郎爺さんは態々朝餉まで用意してくれていて、有難く頂いてから家に帰ることにした。
迷惑をかけてしまったなぁ、今度とっておきの炭を持って来なければ、なんて事を考えてるうちに、薄く血の匂いがしてきた。家の方からだ。気づいたら走り出していて、とにかく走って、走って走って、

[7 二次元好きの匿名さん 25/08/30(土) 00:18:18]

本来の炭治郎より竹雄風味が強い感じかね

[8 タラの芽 25/08/30(土) 00:23:10]

見送ってくれた家族が血溜まりに倒れ伏していた。母ちゃん、花子、竹雄、茂、禰豆子、六太。昨日見た時と違い、冷たい肌に、虚ろな目、みんなの温かく優しい匂いは無く、ただただ鼻の奥を突き刺すような血の匂いしかそこにはなく。
ただ必死だった。目の前の現実が受け止めきれなくて、まだ温もりがある禰豆子だけをおぶって町に向かう。もしかしたら医者に見せたら間に合うかもしれない。一人だけでも家族が助かるかもしれない。実はもう間に合わなくて熱の感触だけが残っていたのかもしれない。家族が居なくなって一人になるかもしれない。息が苦しくて、寒くて凍てついた空気が肺を痛めつける。とにかくそんな事を考えながらひたすら前に進んでいたときだった。

[9 タラの芽 25/08/30(土) 00:24:27]

>>7

そうなるのかなぁ

ツンデレは鉄板かなって思って入れたけどだいぶ悩んでる。そも家族に囲まれて長男してるときの炭治郎のツンデレがあんまり想像できなくて……話進めながら考えるかな

結局大事なのはここからだし……

[10 二次元好きの匿名さん 25/08/30(土) 00:31:25]

文豪スレほしゅ

[11 タラの芽 25/08/30(土) 00:34:51]

「グオオォォォォｫｫｫ！！！！」
突然禰豆子が獣のような叫び声を上げながら暴れた。それに耐え切れず、滑って下に落ちてしまった。今まで焦っていたのが全て吹き飛ぶ恐怖感、でも雪のおかげで助かった。まぁ滑って落ちたのも雪だけど。
「？！禰豆子！！」そんなことよりと、
「禰豆子大丈夫か、俺が町まで運んでやるから、歩かなくていい！！禰豆子…」
離れたところに落ちたであろう妹に寄り話しかけると唸り声を上げながら襲いかかられた。鬼だ。三郎爺さんの言葉を今思い出した。禰豆子が鬼？俺の妹が。いや違う、禰豆子は人間だ、生まれた時から。牙なんか生えてなかったし、こんなに爪も細く長く無かった。禰豆子がやったんじゃない、六太を庇って倒れていたしそれに……
ズズズ……
！体が！体が大きくなった！！力も強くなっていく。俺が他所の家でぬくぬくと寝ていた間みんなはあんな惨いことに。痛かったろう、苦しかったろう、助けてやれなくてごめん。せめて禰豆子だけでも何とかしてやりたい。禰豆子だけでも……

[12 タラの芽 25/08/30(土) 00:39:30]

「禰豆子！！」
「頑張れ禰豆子、とにかく堪えてくれ！」
「鬼なんかなるな！しっかりしろ、頑張れ、頑張れ！！」
どんどん力も強くなってきていて、押し返すどころか耐えるだけで精一杯。必死に声をかけた。力は弱まらないが涙が降ってきた。あぁ、聞こえてるんだ、禰豆子も頑張ってくれている。なのに俺は何も出来ない。長男なのに、苦しんでいる妹が目の前にいるのに、なにも。
そんな中、何かが凄い勢いで近ずいて来て、妹に何かをしようとする。俺は咄嗟に禰豆子を庇って一緒に転がり距離をとった。
なんだ、誰だ。こちらを見下ろす見知らぬ男。手には先程妹に振り下ろそうとしたであろう刀？刀を持っている。

[13 タラの芽 25/08/30(土) 00:44:15]

や〜っとだよ！！！！始めるなら最初からだよな〜とか思ってたら炭治郎家族にツンデレするとこ想像つかんしでも急に最終選別ですどーんするのも嫌だしで苦しかったけど！ようやく性格改変出来そうな男が来た！！！ここの問答も炭治郎は余裕ないからツンデレる余裕ないからほんと助かる、原作通り以外を引いてくれ頼むぞ冨岡義勇

ここだけ冨岡義勇の性格がdice1d4=2 (2)

1.原作通り 2.最終決戦後 3.熱血 4.最終選別前

[14 タラの芽（鮭大根） 25/08/30(土) 00:45:21]

よっしゃぁ！！！！！ちょっと考えてくるし漫画も見てくる！！！

[15 タラの芽（鮭大根） 25/08/30(土) 02:16:58]

最終巻読んできたけどよく分からんかったッピ……えぇ……？表情筋が仕事してるのしか分からんかった……最終決戦後義勇さん概念どこから生えてきたの……？（）が消えて全部喋るとか笑顔ニコニコまるな義勇さんとかどこですか……？ここはもう……私が考えた最強の最終決戦後の性格の冨岡義勇でやるしか

[16 タラの芽（鮭大根） 25/08/30(土) 02:30:53]

>>12

「なぜ庇う」

冷ややかな目で見下ろされながら問われる。

「妹だ！俺の妹なんだ！」

男が一瞬目を見開き、驚いた様子を見せたが、

カ゛ｧ゛ァッ！！ガア゛ァ゛ァｧｯグァウ！

妹が唸り声を上げ暴れ始めると眉根を寄せる。

「それが、そんな風になったものがお前の妹なのか？」

……何も言えなかった。匂いで禰豆子と俺は分かるが他の人には分からないし、そもそも俺自身も匂いが分からなかったら本当に妹なのか疑っていただろう。だって昨日まではこんな風ではなく、普通に笑って六太の面倒を見ていたんだ。冬眠前の熊よりも恐ろしい様を見せる禰豆子を前にして、俺は不甲斐ないことに何も言えなくなってしまった。そんな様子を見て男がこちらに向かってくるものだから、何も考えず咄嗟に妹に覆いかぶさって庇った。

その筈なのに俺のところではなく男の手元に妹は捕えられていた。

[17 タラの芽（鮭大根） 25/08/30(土) 02:41:12]

「禰豆子ッ！！」
すぐに駆け寄ろうとして、
「動くな」 止められた。
「俺の仕事は鬼を斬ることだ。勿論、お前の妹の頸も刎ねる」
「待ってくれ禰豆子は誰も殺していない！！」
申し訳なさそうにしながら、しかし妹も掴む手を緩めることなくそう話す男に俺は必死に訴えかけた。妹はまだ誰も殺していないこと、家にあったもう一つの嗅ぎなれない匂いのこと。訴える中男に伝えられたのは、鬼の血をが体内に入ったから人喰い鬼になったことと、鬼になったら人間に戻ることは無いこと。
「探す！！必ず探すから、方法を見つけ出すから殺さないでくれ！家族を殺したやつも見つけ出すから！俺が全部ちゃんとするから、だから、だから！」だから……
男が刀を禰豆子の、頸に、やめてくれ、もうこれ以上家族を奪わないでくれ、これ以上俺から奪うのはもう…………
「やめてください……どうかいもうとを殺さないでください……おねがいします、おねがいします……」何も出来ない俺にはこれしか

「生殺与奪の権を他人に握らせるな！！」

[18 （鮭大根） 25/08/30(土) 02:48:06]

「惨めったらしく蹲るのはやめろ！！そんなことが通用するならお前の家族は殺されてない。奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す？仇を見つける？」「笑止千万！！」
「弱者にはなんの権利も選択肢もない！悉く力で強者にねじ伏せられるのみ！！妹を治す方法を鬼なら知っているかもしれない、だが！鬼共がお前の意志や願いを尊重してくれると思うなよ」
「当然俺もお前を尊重しない！それが現実だ。なぜさっきお前は妹に覆いかぶさった、あんなことで守ったつもりか？！」
「なぜ斧を振らなかった、なぜ俺に背中を見せた！！そのしくじりで妹を取られている。お前ごと妹を串刺しにしても良かったんだぞ！！！」
泣くな、絶望するな、そんなのは今することじゃ無いだろう。打ちのめされてるのだろう。家族は殺され妹は鬼になり辛いだろう、叫び出したいだろう。わかるよ。俺があと半日早く来ていればお前の家族は死ななかったかもしれない。しかし時を巻いて戻す方法はない。

[19 （鮭大根） 25/08/30(土) 02:58:57]

怒れ。許せないという強く純粋な感情は手足を動かすための揺るぎない原動力になる。脆弱な覚悟では妹も守ることも治すことも出来ない。家族の仇を討つことも出来ない。妹はもう鬼になって助けられない、だから、お前だけでも生きるために……
覚悟を決め、左胸に刀を突き刺す。
「やめろ━━━っ！！！」
そう叫ぶと石を投げてきた、それを柄で防ぐと木に身を隠しながら距離を詰めまたも投擲。問題なく避けると感情任せの単純な攻撃。持っていた斧だろう。妹も守るために動けたのはいいが、その程度で守れると思うなど、愚か！！

愚直に向かってくる子供の背を柄で強く殴りつけた、が。斧を持っていない。どういうことだ、まさか勢いがつきすぎて途中ですっぽ抜けたのか？いや、音が

カンッ
木陰で隠れる前に石を投げ、隠れた直後上に斧を投げた。丸腰であるのを悟られないように振りかぶった体勢で手元を隠す。俺に勝てないとわかっていたから、切られた後に倒そうとこいつは……

[20 （鮭大根） 25/08/30(土) 03:03:57]

「グァウ！！」今まで大人しかった鬼に胴を思い切り蹴られ引き離される。まずい、喰われる！！俺が早く斬っていれば、

鬼は、少年の妹は兄を喰わず背に庇い、俺を威嚇している。（妹は、禰豆子は違うんだ。人を喰ったりしない）
昔、同じようなことを言って喰われたやつがいた。飢餓状態になっている鬼は親でも兄弟でも殺して食べる、栄養価が高いからだ。そういう場面を嫌となるほど見てきた。鬼の妹は怪我をして治すため力を消耗しているし、鬼になる時も消耗するから間違いなく重度の飢餓状態だと言うのに、一刻も早く人の血肉を喰いたいだろうに。
こいつらはなにか違うのかもしれない。

[21 タラの芽（鮭大根） 25/08/30(土) 03:05:37]

そういえばで振りたいダイスがあるから振るね。性格ダイス以外も振ったらやりやすい気がするんだ……

dice1d100=32 (32)

低いほど錆兎……となってる

高いほど俺は水柱！と頼もしい

[22 タラの芽（鮭大根） 25/08/30(土) 03:06:49]

ううーん最終決戦後で表情筋が生きてるのに錆兎ォ……ってなってる俺は水柱じゃない冨岡義勇かあ……あんまり変わらんな？？？次の性格ダイスは原作通り以外はガラッと変わるやつになるといいなあ

[23 タラの芽（鮭大根） 25/08/30(土) 10:34:58]

（置き去りにしてごめんね炭治郎。禰豆子を頼むわね）
ガッと、咄嗟に掴んだのは妹に着せられた羽織で、声が聞こえた母さんはどこにもいなかった。生きている。
「起きたか！」
男の声が聞こえ妹を咄嗟に妹を抱える。
「狭霧山の麓にいる鱗滝左近次という老人を訪ねてみろ。冨岡義勇に言われて来たと言えばいい。今は日傘していないから大丈夫だが、鬼は日光に弱い。妹を太陽の下に連れ出すなよ。」
そう、気を失う前の怒りに濡れた表情とは違い、少し穏やかな顔で微笑みながら言う。身を翻したあと、こちらに顔を見せずに続けてかけられた言葉。
「……思い切り殴って悪かった。頑張れ」
それだけ言うと男は来た時と同じようにもの凄い速さで居なくなってしまった。どういう風の吹き回しだろう。でも、生きている。なんならこれからの道も示された。今生きているならやることは一つだ、でもその前に。

[24 タラの芽 25/08/30(土) 10:39:34]

家の前に戻り家族を埋葬する。このまま放って置いていけるわけが無かった。血の匂いに引き寄せられて今度は本当の獣に食い荒らされてしまう。時間もあまり無いし一人だけだから深くは埋められなかったが、何もしないよりはマシだ。
妹は、禰豆子は暴れていたのが嘘のようにぼーっと大人しくしている。その横で手を合わせて別れを告げる。ついぞ、出迎えの言葉は掛けられなかったし帰省を告げる言葉も言えなかった。でも、絶対に禰豆子を人間に戻して再びこの場所に帰ってくる。だからその時まで待っていて欲しい。
妹と手を引いて名残惜しさに何度か振り返りながら山を降りる。いつか、二人で帰って来れますように。

[25 タラの芽 25/08/30(土) 12:05:57]

「禰豆子？あれ、禰豆子！いない！！」
と思ったら洞穴の中の自分で掘ったであろう穴からひょこっと顔を出した。顔を顰めていて、男、冨岡義勇さんの言うよ通りよっぽど日に当たりたくないのだろう。だがそうなると日中は動けないのでいつまで経っても狭霧山に行くことは出来ない。なので近くに居た人から穴の空いた籠と藁と竹を貰った。穴が空いてるからタダで良いと言われたが申し訳ないのでちゃんと小銭を払って手に入れたものだ。修復と補強を施し、背負籠を作る。
「これに入ってくれ。昼間も先に進みないといつ狭霧山につけるかわからない。」
……入ってくれたがはみ出している。3分の1も入らない。いつまでも小さい妹だと思っていたが、禰豆子も大きくなったんだなぁ……でもこれじゃ日を避けられない。いや待てよ。
「禰豆子。お前大人の女の人くらい大きくなってただろ。あれと逆に小さくなれないか？小さく、禰豆子、小さくなれ」
すると、籠を立てて頭から入った禰豆子は脚をばたつかせながらも少しずつ小さくなっていき、すっぽりと籠に収まってしまった。
「凄いぞ禰豆子！えらいえらい……じゃなくて、えーと、してくれないと進めなくて兄ちゃん困るからな！でもありがとう！」
素直に言うことを聞いてくれるとこう、手放しに褒めて撫でてやりたくなる……でもいつまでもこんな感じだと恥ずかしい。俺がめちゃくちゃ妹のことを好きみたいじゃないか！そうだけども！なんかこう、長男としてだな？！

[26 二次元好きの匿名さん 25/08/30(土) 13:14:03]

禰豆子が入った籠に布を被せ包んで日の光から守る。
「狭霧山に行くならあの山は超えなきゃならないけど…もう日が暮れるのにそんな大荷物背負っていくのかい？危ないよ」
「これくらい大丈夫です、心配しないでください。……でもありがとうございます。」
道中、人に道を聞きながら進む。大荷物か。そう見えるよな。まぁ妹を背負っています！なんて言えるわけないから勘違いされる方が都合がいいだろう。
親切な人曰く、人が行方知らずにもなってる山らしい。でもここを越えなければ狭霧山に行けない。禰豆子を人に戻すことも出来なくなる。
日が沈んだら禰豆子を籠から降ろし、手を引いて歩く。お堂が見えてきた、明かりも漏れてるし誰かがいるのだろう。近づいていくと、あの人同じように血の匂いがする。
「この山は道が険しいから誰か怪我をしたのかもしれない。大丈夫ですか…「なんだぁ？ここは俺の縄張りだぞ。俺の餌場を荒らしたら許さねぇ」
人喰い鬼。何人もの人間を貪り食う鬼がそこにいた。俺の家族のように血溜まりに沈む人の腕をとり食べていたのか、口元が汚れている。
「んん？妙な感じがするな。お前ら人間か？」

[27 タラの芽（忘れてた） 25/08/30(土) 13:23:55]

そう言うと鬼は俺にものすごい勢いでで飛びかかってきた。咄嗟に手に持った斧で反撃すると、喉を裂くことが出来た。これならなんとか
「はは、斧か。やるな。でもこんな傷すぐ治るからな。ほら、もう血は止まった」
なんてことだ、あっという間に傷が塞がってしまった。これが鬼、人間とは思えない生命力。と思うと、次の瞬間には地面に倒されて首を絞められる。まずい、このままだと絞め殺される！速いし力も強い、どうすれば
ボンッ と派手な音を立てて禰豆子が首を蹴り撥ね落としてしまった。ころし、いや相手は鬼だから！
「ね、禰豆子」バッと鬼の腕が迫ってくる。気づいた時には遅く、しかし俺に触れるよりも早く禰豆子が体も蹴り飛ばしてしまった。というか首がもげてるのに動くってなんだ？！信じられない、なんて生き物だ。
「やっぱり片方鬼なのかよぉ妙な気配させやがってぇ！！なんで鬼と人間がつるんでんだ！！」
しゃっべったぁぁぁ！！？！！首だけだぞ？！一体どうなってるんだこいつ！

[28 二次元好きの匿名さん 25/08/30(土) 20:03:58]

ほーしゅ

[29 二次元好きの匿名さん 25/08/30(土) 20:18:15]

ssスレ久々に見た、続きが楽しみ