- 1二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:17:20
- 2二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:20:36
日スズミ「それでは私はこれにて」
「“……私が知る限り君とは会った事が無いように感じたけど、それはどうなの?”」
「そうでしょうか?私は先生とは何処かでお会いしましたよ」
「守月スズミは私と瓜二つである事をお忘れなく」テクテク
「“そっちは手すりが……”」
「ええ分かっていますとも、この下に何があると思いますか?」
「……正解はこれです」ヒュッ
バババッ
ガシャン!
(“…………ガラスを割って下のフロアに降りた?”) - 3二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:20:38
ボマースズミ!?ボマースズミじゃないか!
- 4二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:24:50
赤ちゃんみたいな生徒やな
- 5二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:25:18
後日…
「“スズミ、曲を買いに来たの?”」
スズミ「あぁ先生、今は新しくイヤホンを買いに来ました、ほらこんなに小さくても音質も良いので」
「これなら自警団としての職務の最中でも嵩張らずに連絡ができます」
「“新しく曲を買ったりしないの?”」
「ええ、それは今は事足りてい……」
「お前ら銃を捨てて金を出せ!」
「“あ……”」
「丁度いいですね、私にとって音楽とはこれです」カチッ - 6二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:30:17
「“って事があったのだけどスズミは知らない?”」
スズミ「一体誰ですか?そんな事を……私は閃光弾以外は使いません」
「“だよね、その時会ったのも守日スズミなのだろうけど……”」
「そんな人私は聞いたことがありません」
「“1回見たら忘れないぐらいそっくりだったけど……”」
「……せ、先生あれ見てください」
「“なにスズミ……守日スズミ”」
「あれがその守日スズミですか?」
「“そうだね”」
「とにかく追いかけましょう」 - 7二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:33:44
ーーーーーーーー
「ハァ、ハァ……見失った、一体どこに」
「“人の流れに逆らうとなると厳しいね”」
「……はい」
レイサ「あっ、スズミさんここに居たんですね!」
スズミ「レイサさん、この直前までで私を観ませんでしたか?」
レイサ「さっき新しい曲を買ってくるって言ってませんでしたか?」
スズミ「……逃げられましたね」
「先生、その守日スズミの特徴について口頭で教えてください」 - 8二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:44:30
ゲヘナにて
日スズミ「ここはトリニティに比べそう堅苦しく無くて良いですね」
「っと……」
温泉開発部「悪いね、今ここは通行禁止だよ」
日スズミ「そうでしたか……今回は何の調査を?」
温泉開発部「何でも部長がここに温泉があるって言ったからその採掘だよ」
日スズミ「そうでしたか、では頭上にもお気をつけて下さい」
「この一帯はビルも多いようですし」
温泉開発部「お、おう」
テクテク
日スズミ「確かにゲヘナは堅苦しくありません、ただより混沌としていますが」カチッ - 9二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:52:34
『ゲヘナで温泉開発部が活動中にビルが倒壊、風紀委員会が関与を含め捜査中……』
月スズミ「…………」
テクテク
(しかし守日スズミの存在、放っておけば自警団としての活動にも関わります……)
イチカ「あっ守月さんちょっといいっすか?」
月スズミ「仲正さん、何でしょうか」
イチカ「聞いてはいるかも知れないっすけど守日スズミの件で……興味があるのでしたらお時間貰うっすよ」 - 10二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 18:53:07
確かにスレタイ守日スズミだ…
- 11二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:01:09
イチカ「最近トリニティで発生している爆破事件の主犯として浮上した守日スズミ、これがどういう訳か守月さんとそっくり……」
「にわかに信じられない事ですが既にお二方も見たわけなので……信じる他ないっすね」
「ただ、実のところ守日スズミという名前の生徒はトリニティには在学していないっす」
「過去の関連する書類も含めて調査をしてはいるっすけど……は?、え?」キョロキョロ
月スズミ「どうしました」
「ち、ちょっと待ってて欲しいっす」
(行ってしまった……まさか守日スズミが?) - 12二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:33:37
ーーーーーーーー
(待ってて欲しいとは言われたものの、無事に捕まえられたのでしょうか……)
月スズミ「仕方ありません」
テクテク
「あっ、仲正さん捕まえられました……か」
日スズミ「ふふ、こうしてこうして言葉を交わすのは初めでですね」
月スズミ「……何故あなたがここに?」
日スズミ「ただ顔を合わせただけでは縁もゆかりも無いただの一般人、ではこうして話すと何か?これであなたと縁ができました」
月スズミ「……一体何を言っているんですか?」
日スズミ「そのままの意味です、これであなたは私を無視する事が出来なくなりました」
月スズミ「……自警団活動の邪魔をしようと言うことですか?」
日スズミ「まさか……」
イチカ「守月さん!そこの守日スズミを抑えて下さい!!」
日スズミ「ではまた会いましょう、背後にはお気をつけて」ポイッ
プシュ!
(スモーク?また逃げられる!)
月スズミ「逃がしはしません!」 - 13二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 19:50:53
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正実部員「捕まえました」
イチカ「ご苦労さまっす、と言っても……」
スズミ「離して、ください」
イチカ「どっちっすか?」
スズミ「私は守月スズミです」
イチカ「取り敢えず持ち物検査するっすよ」
「……閃光弾に閃光弾、これも閃光弾」サワサワ
「全部ハンドメイドっすか?」
スズミ「はい、光度を強めるならこれしか方法が無いもので」
イチカ「一応銃の方も…………本物っすかね?」 - 14二次元好きの匿名さん25/08/30(土) 22:41:06
スズミ「ふう、しかし困りました……」
「相手は逃げてばかりで振り回されるばかり」
イチカ「請け負ったものの先生に相談することも視野に入れときますか?」
スズミ「それは良いと思います」
「出来るのであれば確実に失敗しないよう捕まえる必要が……」
イチカ「一先ず私達は守日スズミを追いかけます、極力単独で行動しないように」
(……しかし何でしょう、守日スズミは私と瓜二つではあるものの外見が、何かが違う……) - 15二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:08:06
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日スズミ「しかし驚きましたね、かのトリニティの僻地にブラックマーケットがあるとは」
(材料が不足している現状ブラックマーケットは足が付かない以上残っているのはありがたい)
「それに新しくイヤホンを換えたため、協力者を何人か募りたいと思っていたところです」
「……それではリクルートを始めましょう」キュキュ
『求人 経歴の一切を問わず、報酬の支払いと食事を保障する』
「ブラックマーケットゆえ手荒な人が居ないと良いですが……」 - 16二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 00:13:44
細い生徒「あの……」
日スズミ「始めまして、これですか?」
細い生徒「はい」
日スズミ「その風体、アリウスですか」
細い生徒「……はい、あなたは……それって?」
日スズミ「私はただのリクルーターです、あっ……これはお気になさらず」カチャ
細い生徒「何だか安心しました……お願いしてもいいでしょうか?」
日スズミ「是非とも喜んで」 - 17二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 09:51:43
日スズミ「今日はこれで終了します、詳細はこちらの端末にて連絡します」
「それではまた後日」
「そうそう最後にもう一つ仕事の内容について守秘義務が課せられます、かまいませんか?」
細い生徒「大丈夫です」
日スズミ「ではその心意気でお願いします」
テクテク
(……リクルートしていて材料を買っていませんでした) - 18二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 19:06:18
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スズミ「さてそれでは本日の自警団の職務を始めましょう」
「ただこの雨では……いや丁度いい」
ヒュッ、テクテク
「始めまして」
???「っ!、あなた誰!?」
スズミ「急にすいません、このような天候の中でライフルを構えているのが見えまして……」
「確か……便利屋68の陸八魔アルさんでしたか?」
アル「そうだけどあなたは?」
日スズミ「申し遅れました、守日スズミと言います」 - 19二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 21:15:40
日スズミ「ご活躍の程は噂程度に聞いています……特にあなたの狙撃の腕には目を見張るものがあります」
「口外はしません、依頼のほどお聞きしても?」
アル「な、何で今会ったばかりのあなたに……それに巻き込むつもりは」
日スズミ「既に見てしまった以上関係無い話です」
プルルル
『社長?あと十分もすれば……?そこに誰かいるの?』
「っと、電話来てますよ」
アル「わ、分かってるわよ」
「……私よ、私…………えっと、側の子はスポッターよ、スポッター」
『スポッター?社長がスポッターなんて珍しい』
「ええ、今日限りアルバイトで雇ったのよ……」ピッ - 20二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 21:21:37
カチャカチャ……
日スズミ「さて、それではアルバイトのスポッターとして依頼の内容をお聞きしても?」
アル「……あと十分もすれば目の前の大通りを車に乗った依頼主が通るの、私達はこの区間の護衛をしなければいけないの」
日スズミ「了解しました……とのことです皆さん」ピッ
アル「他にも仲間がいるの?」
日スズミ「以前リクルートした皆さんです」
アル「そ、そう……」 - 21二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 23:13:31
日スズミ「あれ、ですか?」
アル「ええ、だから路地なんかに注意しないと……」
日スズミ「…………なるほど」カチャ、カチャン
パァン!
アル「何!?」
日スズミ「向かいのビルのマークスマンを無力化しました……部屋は10階南側の5番目の部屋です」ピピッ
アル「あ、ありがとう」
日スズミ「車両の前方に不審な物陰が」
アル「……あれね」
ドンッ!
スズミ「車は無事に通りを通過しました」
アル「あ、危なかった……」 - 22二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 23:22:05
日スズミ「この依頼はこれで終了ですか?」
アル「ええ、これで報酬も貰える……ありがとう」
日スズミ「はい…………では解散としましょう」カチャカチャ
「……どうやら先ほどのマークスマンを回収したようですので私はこれにて失礼します」
アル「あら、よければ今回の恩返しをしたいのだけど」
日スズミ「いえ、確認したい事が出来ましたのでこれにて」ヒュッ
アル「嘘っ!?」 - 23二次元好きの匿名さん25/08/31(日) 23:26:25
月スズミが正義の味方なら
日スズミは悪の敵 って感じ? - 24二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 06:42:04
特に考えていませんがそんな感じですね
〜部屋〜
パチッ
日スズミ「単純にお聞きしますがバックに付いている存在を言ってください」
射手「嫌だ、誰かは分からないから言わない」
「では質問を変えましょう、あなたは二日前の深夜からあのビルに潜伏していま……」
射手「待て!何故それを……どこで!」
日スズミ「……潜伏していましたがそこで協力者からレトルトのパスタ数袋と飲料水3Lを提供され、それを2日に分けて食べ……」
「どうかされましたか、顔色が悪いですよ?」
- 25二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 06:47:45
〜少しして〜
射手「報酬が私たちに幾らか回ってくる算段で……」
日スズミ「なるほど、では質問は以上です」
ガチャ、バタン
日スズミ「幸い一番確認したかった情報が得られたのは大きいですね……あぁまだ居たのですね」
細い生徒「尋問で使う情報は纏めましたが黒幕を聞き出さなくてもいいんですか?」
日スズミ「私が聞きたかったのは彼女以外の展開していた場所です」
「それに後半の情報は信用に値しないでしょう」
ピコン
「そろそろ彼女らの仲間が来るようです、最後に準備をして解散しましょう」
「しかし一応の確認とはいえ労力に見合いませんね」ボソッ - 26二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 07:58:49
ピコン
日スズミ「『ゲヘナ風紀委員会に以下の書類を送ります』……」
「ついに風紀委員会と手を組みましたか」
「そうなると手の内を暴かれるのも時間の問題……」
「ならば調査の程見物いたしましょうか」
ピッ
「もしもし……」 - 27二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 08:38:03
苗字が変わるって事は双子とかではなくガチのそっくりさんか
- 28二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:04:17
風紀委員「あなたが先輩の言っていた新入りね、早速だけど来てもらうよ」
銀髪の風紀委員「はい、話には聞いていましたがこうも案件が多いと大変で仕方がありませんね」
風紀委員「そうなのトリニティからの情報をもとに不審な事例を洗い直さないといけないの」
銀髪の風紀委員「最近発生している不審な爆発ですか?」
風紀委員「そう、念の為に1年以内の記録を確認するよ」
「珍しい事に情報部の記録も含まれているみたいだし」
銀髪の風紀委員「へぇ~」 - 29二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 23:50:46
ーーーー
スズミ「…………」
レイサ「どうしました?スズミさん?」
スズミ「いえ、何でもありません」
レイサ「何だか前より出歩く人も少なく変ですね、何かあったのでしょうか」
「私は挑戦状を送る相手が居なくて少しつまらないです」
スズミ「自警団の活動のうえでは平穏である事が一番ですが……」
「確かに異常といえましょう、恐らくは……」 - 30二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 07:35:34
スズミ「……レイサさんは私に瓜二つの生徒が居たらどう思います?」
レイサ「……?」
スズミ「いえ、何でもありません」
レイサ「瓜二つと言えば世界にはそっくりな人が三人は居るそうですがそれですか?」
「会えるものなら会ってはみたいですね!」
スズミ「……そうですね」