- 1二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:24:35
- 2二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:29:33
- 3二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:31:39
- 4二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:32:56
- 5二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:48:18
- 6二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:49:44
- 7二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:51:17
- 8二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:52:31
- 9二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:53:44
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- 10二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 16:59:09
- 11二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 17:00:35
- 12二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 18:03:58
立て乙
- 13二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 18:58:07
スレ立て乙です。
お盆前よりは少しは涼しくなりましたが、まだ9月は残暑厳しいですな。 - 14二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:01:50
- 15二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 01:52:20
- 16二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 05:40:54
- 17二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 07:14:46
「アムロ奥に少し下にきてくれないか」
「わかった親父」
親父さんが珍しく天パを連れて地下に降りて行く
「どうしたんだろう2人共」
「さぁ?」
ドライの質問を軽く流しながら看板娘の作業に戻るまぁ簡単な修理ならシュウジができるし受付はボクとドライがやればいいとその時は気楽に考えていた
地下
「アムロ、コレを見てくれ」
地下で俺に親父が見せてくれたのはとあるMSのマニュアル
「凄いこれは」
「アムロそろそろいいか」
想像以上に夢中になって読んでいたのかその声にマニュアルを閉じて向き合うと仕事をしている時のような表情の親父
「実は少し前に昔の仕事仲間にあってあるプロジェクトに誘われた」
親父の昔の仕事仲間まさか俺は手に持っていたマニュアルに視線を移す
「そうだかつてガンダムを作っていたメンバーだ」
聞きたいことを先んじて伝えてくる
「何を……いや何が始まるんだ親父」
現状俺達の立場は非常に微妙な立場だどちらかと言えばジオン派になるだろうかだがジオンの思想と言うべきかその辺りは何も持っていない
「連邦軍の新型MSのコンペだ連邦はかつて廃案いや未完成だったMSを完成させる予定だそうだ」
「未完成?」
「あぁジオンの赤い彗星やNT部隊に対抗する為の連邦軍のNT専用のMS」
「まさかサイコガンダム⁉︎」
「いやサイコミュシステムは積んでいないき機体の出力や反応速度を高めた機体だ」
「なるほどそれで親父はその話受けるのか?」
「実は」 - 18二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 09:23:11
「連邦軍の基地に行く⁉︎」
天パと親父さんに話に僕は叫ぶ
「正確には基地じゃないサイド6にある連邦のMS開発所だ」
ほとんど同じじゃないか
「もう少ししたらロンデニオン商会に連邦軍いや私の昔の仕事仲間から依頼が入るはずだ」
昔の仕事仲間もしかして1番最初の僕の体を整備してたおじさん達だろうかそれならボクも会いたい
「ドライやシュウジはどうする」
「僕も行きたい」
「僕も着いて行くよ(ガンダムがそのMSに会えと言っている)」
結局ロンデニオン商会全員でその仕事に向かうことになったしばらくして正式な依頼が入り念の為天パがヒゲオヤジに連絡をしていたが普通に受けて構わないと返事がきたそれからは大忙しキノコ頭やセイラさんに説明したり依頼を片付けたりお得意様にしばらく店を閉めると話したりクランバトルへの参加休止手続きシュウジがニャアンとマチュのわがままに付き合ったりララァさんに金髪の事をお願いしたりヴァーニとカンチャナにしばらく会えないと伝えたりけど正直言ってボクはワクワクしてたロンデニオン商会のみんなでお泊まりなんて初めてだったし
そして出発当日いつもより眠そうなシュウジ
「すいません2人の事なんですけど」
「確か部屋の合鍵を渡していたな閉めてくれれば大丈夫だ」
「まぁなんだそのほどほどにな」
申し訳なさそうなシュウジとそれに優しく返す天パと親父さん何はともあれロンデニオン商会の全員でのプロジェクト参加が始まった
- 19二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 09:24:58
すいません力尽きましたが続きは予定してます
- 20二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 14:37:45
保守
- 21二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 21:51:11
保守だよ!
- 22二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:45:10
保守がてら
ドゥーとドライが二人で買い物というのも怖い気がするんだが…年齢的には中学生と小学校高学年…俺が心配しすぎなのだろうか?
今日は親父とふたりで店番と作業、その間の無駄話
「俺の周りって料理できる人が少ない…?」
「そうだな、私は男の独り料理の域を出んからな。お前に料理の才能があるとは思わなかったぞアムロ」
「才能あるのか…? ただレシピ通りにやってるだけなんだけど」
「ドライが言っていただろう、それすらできん者が多いのが料理の世界なのだよ」
「そういうものなのかな」
「例えば『塩少々』と言われて戸惑ってしまった事は無いか? 『焼目がついて火が通るまで』ってどの位だ? と思った事は無いか?」
「…なるほど」
「お前はその辺の見切りというかカンが異常に鋭いのだろうな。それでいてレシピを守るから良いものが出来るのだろう」
「何となく理解したよ」
手慰みでも無く必要に迫られて始めた料理だが食卓が豊かになったのは良い事だし褒めてもらう事も増えた
だがそのせいで新たな厄介事がかなり増えたのはどうした物だろうか?
「誰か料理してくれる人を雇うほど余裕は無いし」
「…何を言っている。お前なら料理をできる人などいくらでも選べるだろうに」
「何を言ってるんだ親父。ウチにはそんな余裕は無いだろう」
「そうではなくてだな…」 - 23二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:47:15
「私がいるじゃない!」
「もうどこから入ってきたのか聞きませんし驚きませんよシイコさん」
「そこまで認めてもらっているのだから問題無いのではなくて?」
「そう言って頂けるのは本当に有り難いし嬉しいんですがそもそもシイコさんに料理を作って頂く理由が無いじゃないですか。あとセイラさんみたいな話し方は止めて頂けると嬉しいです」
「なんで? セイラさんのプレッシャーって時々すごいわよね…」
「なんでって。来て貰うのも申し訳無いしお子さんもいらっしゃるんだし。あとそっちの話は止めておきましょう」
「その為に2階の部屋をお借りしようと思ったのよ。アムロ君すら慄くセイラさんって一体…」
「それお子さんに悪影響出ますよ? もうスルーしますからね?」
「大丈夫よ、エノキもあの子にはきちんとしてくれてるしマチュちゃん達もいるし。その表情ゾクゾクするわ」
「そうではなくてですね?」
「でも自分以外に誰かがいてくれるって本当に心強いのよ? 私が体調を崩した時は本当に大変だったもの」
「それは理解できますが…」 - 24二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:49:17
「真面目な話、2階を借りさせてもらって私も住まわせてもらえれば家事の手間は一気に減るわよ? 料理洗濯掃除、子持ちの母親のスキルを侮っちゃダメよ?」
「侮ったりなど決してしません。お一人で子育てをしてクランバトルで戦っていたシイコさんの技量と体力と精神力には敬意を表するばかりです」
「ならいいじゃない」
「ですからそういう問題では無くて」
「それなら…こんな話はどう?」
どこからかシイコさんが取り出した封筒。中を見ろと言うのだろうか
「見ても?」
「ええ」
「拝見します…は!?」
「どうしたアムロ?」
「こ…いや、確かに利点は大きいが…見てくれ親父」
「…ふむ、シイコさんをロンデニオン商会で管轄しろと中佐からか」
確かにシイコさんのマラサイを追加する位の場所は十分にある。コムサイを違法改造したウチのコムサイなら4機や5機のMSも運搬できる…最初期のムサイより搭載量が多いってどうなっているんだウチのコムサイは
「マラサイの整備も中佐の方で面倒を見ると。それならシイコさんの負担は一気に軽くなるしシイコさんとマラサイという現ジオンでも最高級の戦力を確保できる…そして今やアルテイシア様となったセイラさんは少しでも多くの戦力を確保したがっている」
「私としてもお給金を頂いて生活をフォローして貰って、それでアムロ君と同じ場所に立てて、セイラさんの手助けも出来る。メリットしかないもの。こちらからお願いしたい位よ」
今の中佐から見ればアルテイシア様となったセイラさんとの繋がりが出来るのはメリットが大きいだろう。戦力的にも俺達に続きラル大尉と繋がりが出来るのは大きいだろう
「アルテイシア様にとって中佐とアムロと共に繋がるソドンを丸ごと取り込めたら、と思っているだろう。懐刀のラル大佐に続き中佐の戦力を確保できれば心強い事は確かだな」
「そういう訳で。私と子供もここに住まわせて…アムロ君の家族にして頂けませんか?」
一切のおふざけも無く、とても真摯な表情で。頭を下げてくるシイコさんを断れる訳も無く
「分かりました、頭を上げてください。こちらこそよろしくお願いします」
「…ありがとうございます!!」
その時のシイコさんのとても嬉しそうな笑顔は生涯忘れる事が無かった - 25二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:58:47
その後のシイコさんがドゥーに話したのとその後のドゥーの荒れようも思い出したくない
「テメきのこの山どういう事だお前がこの家に住むとかどういう事なんだよ!?」
「アムロ君もテムのおじさまも認めて下さって更に中佐からの命令でもあるのよ。皆さんが私の事を認めて下さったのよ。何か文句があって?」
「お、この、てんめぇぇぇ…!!」
今まで煽りまくっていたシイコさんの表情も態度も雰囲気も一変する
「冗談はともかく。私に子供はいるのは知っているでしょう? 私が体調を崩してしまってあの子の面倒を見られなかった事があったのよ」
真面目な表情と声にドゥーが鼻白む
「その時はあの子にも助けてくれた人にも迷惑を掛けてしまったの。もうあの子にもそのお世話になった人にもあんな迷惑を掛けたくない。幸いというかあの子も貴女達もお互いに悪い感情を持っている訳では無いようだし」
「う、それは…」
「自分以外に頼らせてくれる誰かがいる。それはとても心強い事なの。あなたも体調を崩した時に誰かが傍に居てくれて安心した事は無い?」
はっきりとたじろぐドゥー
「私はともかくあの子にあんな不安を味わわせたくはないの。私の事はどう思ってもいい、どうか、あの子の為に」
姿勢を正し視線を合わせ。頭を下げるシイコさん
「どうか、私達の同居を許してくださいます様に。よろしくお願いします」
そこまでされてはドゥーも何も言えなかった
「………分かったよ、勝手にすればいい」
「ありがとう、ドゥー・ムラサメ。あの子の母親として、あの子の分までお礼申しあげます」
改めて頭を下げられて…「分かった、もういい!」と言い捨てて部屋を出てしまった - 26二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:20:53
「ドゥーがすみませんシイコさん。後で叱っておきますので」
「大丈夫よ、こちらが我を通したのだから怒鳴られるくらい覚悟してたから」
「ですか…すみません」
「こちらこそ。それにこれから正式にこちらのお世話になるんですから」
「これから宜しくお願いしますね、アムロ君。掃除や料理、洗濯とかどんどん私に割り振ってね?」
「そんな…じゃない、これからお世話になるんですから遠慮するのは逆に失礼ですよね。宜しくお願いします」
「はい! 任せてください!」
そのシイコさんの嬉しそうな笑顔と
「…一体どの面下げてアムロと話してんだシイコぉ…!!」
鬼気迫る表情でこちらを覗いているドゥーの対比があんまりなので…とりあえずドゥーにホットケーキでも焼こうと現実逃避していた
「ドゥー、ホットケーキと時間は掛かるけどきんつば、どっちがいい?」
「「!?」」
「って今回はお前の分は無いぞきのこの山全部ボクのだからな!?」
「クッ…こ、今回は我慢してあげるわよエノキ!」
本当に仲がいいのか悪いのか…