- 1二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:23:25
息が上手くできなくて、吐きそうな音が気道から漏れます。残った精液が喉を塞いで、完全に私の呼吸を阻害してます。既に吐き出せないところまで残ってしまって、飲み込むのも嫌なのに呼吸が出来なくて、少し舌を丸めて無理やり押し込みます。
喉をやけに粘つく液体が通って、気持ち悪さに背筋が一気に震えます。またゲホゲホと泣いてそうな咳が出ます。
「……お前ヤんなくていいのか?」
「あぁいいよ。あんま好みの奴じゃねぇしな」
なんとも情けない。イブキを助けようと頑張ったのに、結局1人で焦って向かって、負けて好き勝手されて全てを奪われて。今の私はみじめな格好をしてます。四つん這いで、制服だけは脱がされていないのに、下着は全て剥がれた状態。
あまりにも乱暴にされ過ぎて、まだ上手く立てません。動けもしなくて、男たちはそれをいい事に逃げようとしてます。
「ま、どうせ動けねぇんだし別に放置でいいだろ」
「そうだなぁ、メッッチャ気持ちよかったから拉致してもいいんだけどなぁ……」
今の私には何も抵抗手段はありません。最善は、ここで楽な体勢を取って、マコト先輩に連絡をすること。申し訳ないですが、それしか選択肢は無いはずです。
震えながら、スマホを手に取って───。 - 2二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:25:28
イブキがヤバそう
- 3二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:26:15
───それでも。
私は、隣に目がいってしまいました。取っ組み合いになった時に落ちた拳銃。私の銃。
「……」
ガクガクと震える手で、掴みます。どうせ私には勝てない。分かってます。そんな事分かってて、でも……でも。今の私には───冷静な選択肢は出来るはずなのに、それでも、その頭でこの選択を選びました。 - 4二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:29:52
パァン。
鋭く響いた銃声。それは、1人の身体に当たりました。どく、どく、血すら流れずに、此方を向きます。恐らく、男たちの逆鱗に触れたのでしょうか。楽しげそうな笑いすら消えて、完全に憎しみのような目を向けています。
「……せいよ、くもてあましてるとか、気持ちよかったとか……んなざれご、と……どうでもいいんですよ……」
本心から言えません。ただの強がりです。それでも、無理やり、根性で自分の足を奮い立たせて、自分の足で立ち上がります。逃げたら、イブキが危険な目に合う───。
「分かったらとっとと……イブキを……!」
ガチャリ。銃を構えて叫びました。
「解放、しろ!!!」 - 5花粉症25/09/01(月) 20:34:33
- 6二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:37:38
ここからの逆転劇が一番楽しい所なのに
それで終わらせてしまうのは――惜しいんじゃないかな? - 7花粉症25/09/01(月) 20:38:15
- 8二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:39:55
普通に男性たちがキヴォトス人並に硬くて絶望するところ
ひどい目にあってなお立ち上がろうとしてその勇気すら嘲笑されるのは美しい - 9花粉症25/09/01(月) 20:41:30
- 10二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:48:15
- 11二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:53:04
- 12二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 20:55:23
あの大人たちはベアトリーチェはもうだめだと悟ってどっか行っちゃったのかね
アリウス自治区が推定異世界キヴォトスにある以上今先生がいるキヴォトスとの常識はかなり違いそうだし
大人と子どものパワーバランスすら先生がいるキヴォトスと全然違ってそう
- 13二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:24:30
大人にボコボコにされるssをちゃんとミサキで書いてるの上手い
- 14二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:31:13
アリウスの大人たちは扱いきれず消滅するのに俺のカツ丼割引券を賭ける
- 15二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 21:41:52
結構期待してんじゃねえか
- 16二次元好きの匿名さん25/09/01(月) 22:08:16
割とイロハって結構こっ酷い目にあって心折れて泣きじゃくるのよく見るけど、絶望から立ち上がるイロハも好きや