鬼滅キャラに名作文学の一節を添えるスレ

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:03:56

    さよなら、さよなら!
      こんなに良いお天気の日に
      お別れしてゆくのかと思ふとほんとに辛い
      こんなに良いお天気の日に
    (「別離」中原中也)

    名作かどうか、合うかどうかの判断は個々人にお任せします

  • 2二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:07:50

    其(それ)にしても一体、ここに居るおれは、だれなのだ。だれの子なのだ。だれの夫なのだ。其をおれは、忘れてしまっているのだ。
    折口信夫 死者の書

  • 3二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:13:19

    おれは一人の修羅なのだ

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:23:25

    宮沢賢治だけで全キャラ網羅できそうだな

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:39:06

    みんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼やいてもかまわない。
    (「銀河鉄道の夜」宮沢賢治)

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:44:49

    恋をしたのだ。
    太宰治 ダス・ゲマイネ

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 18:59:21

    このレスは削除されています

  • 8二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 19:00:09

    をんなが附属品をだんだん棄てるとどうしてこんなにきれいになるのか。
    高村光太郎 あなたはだんだんきれいになる

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 19:00:58

    恥の多い生涯を送って来ました。
    自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。

    太宰治 人間失格

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 19:13:53

    どっどど どどうど どどうど どどう
    青いくるみも吹きとばせ
    すっぱいかりんも吹きとばせ
    どっどど どどうど どどうど どどう
    風の又三郎 宮沢賢治

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:49:58

     桜の樹の下には屍体が埋まっている!
    梶井基次郎 桜の樹の下には

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:57:22

    どうしようも ないわたしが 歩いている
    種田山頭火

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:16:49

    「そうか そうか つまり君はそんな奴なんだな」
    ヘルマン・ヘッセ作 少年の日の思い出

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:26:19

    ――婦人は、顔でこそ笑つてゐたが、実はさつきから、全身で泣いてゐたのである。
    「手巾」芥川龍之介

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:28:54

    諸君はこの颯爽たる
    諸君の未来圏から吹いて来る
    透明な清潔な風を感じないのか
    それは一つの送られた光線であり
    決せられた南の風である
    「宮沢賢治 生徒諸君に寄せる」

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:35:37

    もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに
    年もわが世も今日や尽きぬる
    紫式部 源氏物語

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:36:46

    よだかは、実にみにくい鳥です。
    顔は、ところどころ、味噌みそをつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。
    (中略)
    よだかは、あの美しいかわせみや、鳥の中の宝石のような蜂すずめの兄さんでした。

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:38:09

    胎児よ
    胎児よ
    何故躍る
    母親の心がわかって
    おそろしいのか

    ドグラ・マグラ/夢野久作

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:38:16

    >>17

    「よだかの星」宮沢賢治

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:55:22

    お前は侍である。侍なら悟れぬはずはなかろうと和尚が云った。そういつまでも悟れぬところをもって見ると、御前は侍ではあるまいと言った。人間の屑じゃと言った。ははあ怒ったなと云って笑った。
    (夢十夜 夏目漱石)

  • 21二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 00:59:24

    復讐と恋愛にかけては、女は男よりも野蛮だ。
    フリードリヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』

  • 22二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:17:36

    生きていたくもなければ、死にたくもない。
    この思いが毎日毎夜、わたくしの心の中に出没している雲の影である。わたくしの心は暗くもならず明くもならず、唯しんみりと黄昏れて行く雪の日の空に似ている。
    永井荷風 『雪の日』

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 02:54:01

    かいなでの絵師には総じて醜いものの美しさなどと申すことは、わかろうはずがございませぬ
    芥川龍之介-『地獄変』

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 03:08:35

    「きみたちは美しい。でも外見だけで、中身はからっぽだね」
    王子さまはさらに言った。
    「きみたちのためには死 ねない。もちろんぼくのバラだって、通りすがりの人が見れば、きみたちと同じだろう。でもあのバラだけ、彼女だけがきみたちぜんぶよりも大切だ。」
    サン・デグジュペリ 『星の王子さま』

  • 25二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 08:09:39

    >>3

    わたくしといふ現象は

    仮定された有機交流電燈の

    ひとつの青い照明です

    (あらゆる透明な幽霊の複合体)

    風景やみんなといつしよに

    せはしくせはしく明滅しながら

    いかにもたしかにともりつづける

    因果交流電燈の

    ひとつの青い照明です

    (ひかりはたもち その電燈は失はれ)


    春と修羅 宮沢賢治

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 08:30:19

    眩まばゆく日を反射した、幅の広い向うの軍刀が、頭の真上へ来て、くるりと大きな輪を描いた。

    首が落ちた話 芥川龍之介

  • 27二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 08:56:48

    好きなものは咒うか殺すか争うかしなければならないのよ。
    坂口安吾 夜長姫と耳男

  • 28二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 12:37:46

    幸福になる必要なんかありはしないと、自分を説き伏せることに成功したあの日から、幸福がぼくのなかに褄みはじめた。
    アンドレ・ジッド『新しき糧』

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