【ダイス】ここだけストマック家の生まれた順番入替part5

  • 1125/09/02(火) 19:39:30

    長女:グロッタ

    長男:ニエルブ

    次男&三男:ランゴ&ショウマ(双子)

    次女&四男:シータ&ジープ(双子)

    として生まれた世界線のストマック家の物語です。

    ランゴ兄さんが仮面ライダーガヴとなり物語進行中です。

    兄弟の力は、家族の愛に守られ、最強の力に昇華されました。

  • 2二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 20:45:27

    スレ立て乙です

  • 3二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 20:56:43

    たて乙です

  • 4125/09/02(火) 22:15:13

    ストマック家 現状まとめ①

    父:ブーシュ・ストマック
    本編と大きくは変わらないが、この世界では井上みちるを見初めるのが早く、
    シータやジープが生まれるより前に、ランゴとショウマという双子をもうけている。
    しかし、奇しくも本編と同様に――その命はランゴの手によって絶たれることとなった。

    長女:グロッタ・ストマック
    この世界では最年長の兄弟として生まれる。
    本編とは異なり、みちるママとある程度の交流があり、ブーシュ亡き後には人間界に開放するなど、
    わずかな情けを見せる一面もあった。
    だが同時に、ストマック家の次期社長として家業である闇菓子の製造を責任をもって継続しようとしていた。
    ストマック社を襲撃してきたランゴと絆斗を相手取るが、家族を次々と失った心の傷は深く、思うように戦えず、
    やがてトーマ・ガスティールの催眠に屈してしまう。

    長男:ニエルブ・ストマック
    本編同様、体の弱さに強いコンプレックスを抱き、頭脳で自己証明を図っていた。
    しかし、人間との間に生まれた双子のランゴとショウマが聡明であったため、
    彼らに対し強い危機感と悪感情を募らせる。
    だが同時に、父を殺し人間界へ脱走するほどの力と野心を示したランゴに興味を抱き、
    その双子であるショウマを改造し、ビターガヴとしてランゴと戦わせる。
    しかし、ショウマがブリザードソルベへと覚醒したことで返り討ちに遭い、計画は頓挫。
    その後は酸賀と手を組み、ランゴとヴァレンを対立させ、実験の結果を楽しんでいた。
    だが、駒として使っていたはずのラキアに裏切られ、三人のライダーの反撃を受ける。
    最終的に「扉の間」へ逃走を試みるが、追ってきたヴァレンと揉み合いとなり、
    毒で抵抗するも、ベイクドブラウニィフォームの灼熱に焼かれ、命を落とした。

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:29:11

    たておつです!ニエルブ戦は激戦でしたね…

  • 6125/09/02(火) 22:35:34

    ストマック家 現状まとめ②

    次男:ランゴ・ストマック(井上蘭悟)
    ブーシュと井上みちるの間に生まれた双子の兄。
    弟ショウマに比べてガヴの発達が遅く、食性や自己認識も人間寄りであった。
    生来の気質から父ブーシュを憎み、反抗を続け、ついには暗殺に成功。
    その後、人間界へと逃亡し、仮面ライダーガヴとして覚醒し、ストマック社と戦い続ける。
    数々の戦いを経てショウマと和解し、デンテから受け継いだ臓器と、「初めてのおふくろの味」であるパフェをきっかけに、ショウマと融合する 『ノーバディーズパフェフォーム』 に到達した。

    三男:ショウマ・ストマック(井上生真)
    ランゴの双子の弟。兄に守られて育ったため、本編より覚悟に欠ける部分を持つ。
    ストマック家に家族としての情を抱きつつも、闇菓子製造をやめさせたいと願い、
    みちるが人間界へ解放された後も、内部から止めるためストマック社に残った。
    ニエルブの誘いに応じて改造を受け、ビターガヴ・エレガンマカロンフォーム に変身してランゴと戦うが、
    ブリザードソルベフォーム に覚醒したランゴに敗北。
    その後、トーマ・ガスティールを唆し、催眠能力を利用してストマック社を掌握しようとするも、
    催眠に抵抗した絆斗の攻撃で重傷を負う。
    ランゴに救出され、酸賀のもとでデンテとランゴから臓器移植を受け、
    やがてランゴと融合する 《ノーバディーズパフェフォーム》 に到達した。

    四男&次女:ジープ・ストマック & シータ・ストマック
    ランゴとショウマ誕生後、ブーシュが別のグラニュートの妻に産ませた双子。
    ショウマが融和的にふるまっていたため、関係は比較的良好で末っ子グループとして仲は悪くなかった。
    父の仇を討つためランゴに挑むも敗北し、ショウマの助手へ降格。
    その後、三人で再びランゴに挑むも敗れ、シータは ブリザードソルベ によって命を落とす。
    ジープは妹を失った悲しみに耐えられず、幻影の中に閉じこもってしまう。
    その姿を痛ましく思ったショウマの頼みにより、トーマ・ガスティールの催眠でシータの記憶を消される。
    現在はストマック社に取り残され、ボッカたちに身柄を抑えられている。

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:03:13

    このレスは削除されています

  • 8125/09/02(火) 23:04:13

    人間サイド①

    甘根 幸果(あまね さちか)
    本編同様、太陽のように明るいギャル社長。
    「自分は所詮化け物で、人間を幸せにはできない」というランゴの思いから、危険に巻き込まないよう距離を取られている。
    ランゴが絆斗との共同生活ルートに入ったため出番は少なめだが、調子を崩したランゴにアイスを奢り、
    ブリザードソルベ覚醒のきっかけ となるなど、彼の心の支えとなっている。

    辛木田 絆斗(からきだ はんと)
    師匠の仇を討つため酸賀の改造を受け、仮面ライダーヴァレン に変身し、グラニュートと戦う。
    (この世界における「ヴァレン」の名は本人が自ら名付けたもの。)
    ランゴと協力し共同生活を送りながら戦うが、ニエルブの策略でランゴがストマック一族であると知り、衝撃の中ランゴに攻撃される。
    酸賀に救われて ベイクマグナム を託され、ベイクドブラウニィフォーム に変身可能となる。
    その後、井上家を訪れランゴの苦境を察し、ともに戦うが、ラキアの裏切りを機にニエルブへ反撃。
    扉の間で根性の戦いを挑み、灼熱で焼き殺す。

    しかしその後、グラニュート界探索中に大統領官邸に迷い込み、リゼルに襲撃される。
    ランゴに救われ脱出するも、ランゴの父が自身の母を殺していた事実を知り、その衝動のままランゴとストマック社を襲撃。
    グロッタを相手に優勢を取るが、ショウマが連れてきたトーマ・ガスティールの催眠攻撃を受け、
    抵抗した結果ショウマに致命傷を負わせてしまう。
    以降、ボッカに身柄を拘束され、再洗脳されリゼルの「ペット」として人間界を攻撃させられていたが、
    最終的に ノーバディーズパフェフォーム の治癒の力で催眠から解放された。

    酸賀 研造(すが けんぞう)
    本編同様、グラニュート研究家として絆斗に改造手術を施した。
    ニエルブと内通し、ランゴと絆斗を戦わせることで「より強い技術で次の段階に進む」ことを狙っていた。
    絆斗を助けたふりをして恩を売り、ベイクマグナム と チョコブラウニーのゴチゾウ を与えて実験を楽しむ。
    しかし後に、ランゴから瀕死のショウマの治療を懇願され、緊急手術を行う。
    移植用の臓器が足りない中、デンテが命を投げ出して双子を救う姿を目の当たりにし、心を動かされる。
    この世界では「最強生物計画」も「K」も凍結し、以前の狂気的な目的を放棄している。

  • 9125/09/02(火) 23:21:29

    人間サイド②

    井上 みちる(いのうえ みちる)
    ブーシュ・ストマックに囚われ、長年グラニュート界に幽閉されていたが、ブーシュの死後、長女グロッタの情けによって人間界へ解放され、井上家に戻る。
    しかし、二十余年の空白を兄の優に説明することはできず、日々涙を流しながら暮らしていた。長い幽閉の中で失われた時間や心の傷は深く、日常の中で笑顔を取り戻すことは難しかった。
    その後、ニエルブの企みにより、兄・優と共にヒトプレスとされ人質にされてしまう。絶望的な状況に置かれるも、ラキアの裏切りによって解放され、辛くも命を拾った。
    人間界に戻ってからは、心のよりどころとしてお菓子作りに励み、兄が続けていたお菓子カフェ「ひだまり」を手伝うようになった。
    やがて、そこでランゴとショウマを迎え入れることとなり、二人にパフェを振る舞う。
    それは偶然ではなく、彼女が人間として大切に守ってきた「家族の味」が、双子に新たな力を与えることになる。
    このパフェは、双子が融合しノーバディーズパフェフォームへと至る重要なきっかけとなり、みちる自身が無意識のうちに、息子たちの運命に再び関わる瞬間となった。
    母としての愛情と人間らしい温もりが、ランゴとショウマにとって最大の救いとなっている。

    井上 優(いのうえ まさる)
    井上みちるの兄。二十数年ぶりに帰ってきた妹を心から喜んで迎えるが、長い空白の間に何があったのか、みちるは何も語ろうとしない。優はその態度の裏に大きな秘密があることを察しつつも、強く問い詰めることはできなかった。
    しかし、自らの推測として「誘拐されていたのではないか」と感じ取り、妹を苦しめた存在に対し強い怒りを抱いている。
    その後、みちると共にニエルブの陰謀に巻き込まれ、ヒトプレスとして人質とされる。命の危機に晒される中、ラキアの裏切りによって解放され、自由を取り戻した。
    お菓子カフェ「ひだまり」を経営しており、そこでランゴとショウマを迎えることになる。
    みちるが二人にパフェを振る舞う場面に同席し、二人が母と向き合う姿を目撃するが、その真実――すなわち自分にとってランゴとショウマが「甥」にあたる存在であること――にはまだ気付いていない。

  • 10125/09/02(火) 23:35:21

    その他グラニュート

    ラキア・アマルガ
    下級市民として弟と平穏に暮らしていたが、弟コメルが闇菓子依存で失踪。必死に探しているところを大統領令嬢リゼルに見出され、お気に入りとして迎え入れられる。ジャルダック家のコネで、まだ軽症のうちに弟コメルを保護し、潜入捜査官としての立場も得た。ストマック社潜入は独自の判断によるもの。
    ニエルブに仮面ライダーヴラムの力を与えられ、護衛および井上家誘拐の実行役として働くが、ニエルブのやり方に反発。ヒトプレスをランゴたちに返還し、反撃に転じる。その後、グラニュート界に迷い込んだ絆斗を探すランゴを導きつつ、ストマック社崩壊の足掛かりとしても行動。大統領への内通者として情報を売る提案も行ったが、ランゴの突発的行動により不審がられ、言い訳で切り抜ける。また、ミミックキーとヴラスタムギアを大統領に解析されてしまっている。

    トーマ・ガスティール
    グラニュート経済界の大物。強力な催眠能力を有するが、中立的・日和見的な立場を取る。既に闇菓子依存者であり、ショウマとジープを匿う。
    ショウマの提案により、闇菓子製法を売ってもらう条件でストマック社襲撃に同行するが、催眠を跳ね返した絆斗の反撃に遭う。だが、絆斗が途中で力尽きたことで難を逃れ、その後ボッカの視察によりストマック社は接収される。現在はボッカに闇菓子を与えられ、その催眠能力を彼のために活用している。

    ボッカ・ジャルダック
    グラニュート界の大統領。圧倒的な権力と力を持つ。ラキアを娘のように派閥に抱えつつも、内心では「所詮いつか飽きられるペット」として見ている。
    ラキアがストマック社で得た情報や、ランゴと絆斗の動向を契機に、人間を家畜として利用し生体兵器化できないか企てる。リゼルとペット化された絆斗を伴い、人間界への視察を行っている。

    リゼル・ジャルダック
    グラニュート界大統領の令嬢。わがままで独特な価値観を持つ。大統領官邸に侵入してきた絆斗を発見し、初めて見る人間に興味を示す。ペットとして扱おうと襲撃するが、ランゴの介入により取り逃がす。その後ボッカにより絆斗は催眠でペット化され、人間界を連れ回されることになる。

  • 11125/09/02(火) 23:36:48

    1スレ目

    ここだけストマック家の生まれた順番入替|あにまん掲示板ここだけストマック兄弟の生まれた順番が入れ替わったら。本人たちの生来の性質などはそのままで。(成育環境が変わり変化する部分は考慮)ダイスの数字が同じ場合は双子。3つ子になってしまった場合その中で再ダイ…bbs.animanch.com

    2スレ目

    【ダイス】ここだけストマック家の生まれた順番入替part2|あにまん掲示板前スレですhttps://bbs.animanch.com/board/5417795/長女:グロッタ長男:ニエルブ次男&三男:ランゴ&ショウマ(双子)次女&四男:シータ&ジープ(双子)として生まれた…bbs.animanch.com

    3スレ目

    【ダイス】ここだけストマック家の生まれた順番入替part3|あにまん掲示板長女:グロッタ長男:ニエルブ次男&三男:ランゴ&ショウマ(双子)次女&四男:シータ&ジープ(双子)として生まれた世界線のストマック家の物語です。ランゴ兄さんが仮面ライダーガヴとなり物語進行中です。なお…bbs.animanch.com

    前スレ

    【ダイス】ここだけストマック家の生まれた順番入替part4|あにまん掲示板長女:グロッタ長男:ニエルブ次男&三男:ランゴ&ショウマ(双子)次女&四男:シータ&ジープ(双子)として生まれた世界線のストマック家の物語です。ランゴ兄さんが仮面ライダーガヴとなり物語進行中です。グラ…bbs.animanch.com
  • 12125/09/02(火) 23:42:27

    それでは再開します。

    おそらくこのスレが最終になると思われます。
    皆様、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:44:30

    このレスは削除されています

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:51:47

    お願いします!ついに最終フォームが登場して楽しみ…!

  • 15125/09/02(火) 23:53:30

    『ひれ伏せ』

    ランゴたちは上空から押し寄せる大気の圧力に翻弄され、地面に這いつくばらざるを得なかった。手足を動かそうにも、大気そのものが重く、指先ひとつ思うように動かせない。

    そこに、ミミックキーをすでに外し、悠々と歩み寄るボッカ・ジャルダック大統領の姿が現れた。大気を自在に操るその能力――振動を精密に制御する力によって、ランゴたちは完全に捕らえられていた。

    「君たちは―――ストマック社にあった資料を読ませてもらったよ」
    ボッカの声は低く響き、威圧を帯びていた。「赤ガヴくんと黒ガヴくんだね。今は妙な力で一体化しているらしいが」

    彼は足元を見下ろし、静かに続けた。
    「悪いが、娘のペットを持っていかれるのは勘弁だ。私も、父親として格好がつかないのだよ」

    その言葉のあと、ボッカは振り返り、視線を娘に向ける。
    「リゼル、ペットに折檻を与えようと思うが、何がいいかね―――」

    その場にいたラキアの肩に視線を向け、鋭く問いかけた。
    「ラキアくん、君は何をしているのだね?」

  • 16125/09/03(水) 00:10:36

    ラキアは低くつぶやいた。
    「この力もニエルブにもらっていたが、隠し通しておいて正解だった」

    ゼリーカスタムの力で体を透明化させ、彼は静かに忍び寄る。リゼルの背後に回り込み、羽交い絞めにして首元にヴラムブレイカーを押し当てた。

    リゼルは振り返ることもできず、微かに抗う声を漏らした。
    「ねえ、ラキア、私にこんなことしていいと思っているの?」

    ラキアの声は冷静そのものだった。
    「お嬢様―――少しお静かにしていただければ助かります」

    その瞬間、ボッカ・ジャルダックの低く威圧的な声が響いた。
    「ラキアくん、君にそのベルトを返したのは、人間界で偵察をしてもらうためだ」
    「もう一回聞く―――ラキアくん、何をしているのだね?」

    ラキアは静かに視線を上げ、力強く言い放った。
    「悪いが、ボッカ大統領、俺はあんたにこれ以上ついていけない。あんたは人間を利用して兵器を作り、圧政を敷き、自分の権力を永続させようとしている」

    ボッカは眉をひそめたが、冷静に返す。
    「ラキアくん、それは君のような下級市民が関与するところではない。我々のそばに置いたのは間違いだった。気が大きくなり、勘違いしているようだね」

    ラキアは一歩も引かず、声を低く絞り出した。
    「一歩でもそれ以上動くな、あんたの娘の首を切りさくぞ」

    ボッカは一瞬、言葉を失った。

  • 17125/09/03(水) 00:30:57

    ラキアは冷たく告げた。
    「ここから引け。そうすれば娘は開放する」

    ボッカは娘リゼルを見つめ、低く静かに尋ねる。
    「リゼル。私にどうしてほしい?」

    リゼルは不満げに肩をすくめた。
    「もうなんか、ラキアもハントも私の言うこと聞かなくなっちゃってつまんない。お家に帰って休みたいわ」

    ボッカは薄く微笑み、穏やかに頷く。
    「ではそうしようか―――」

    『ひれ伏せ』―――

    上空から押し寄せる大気がラキアを包み込む。全身を締めつける圧力に抗うことはできず、膝をつき、地面に押し倒される。身体はまるで大地に吸い込まれたかのように動かない。

    ラキアの心の中で、重苦しい自覚が走った。
    「甘かった―――」
    最初から、ボッカ大統領の前では、人質を取るなど何の意味もなしていなかったのだ。

    やがて力が解放され、ラキアは体を起こす。目の前には、すでにジャルダック親子の姿はなく、どこにも見当たらなかった。
    止めを刺されなかったのは、理由があるのではなく、単純に彼らにとってどうでもよかっただけなのだろう。道端の虫をよけて歩くような存在感―――その程度にしか、自分たちは見られていなかった。

    目の前には変身を解除したランゴとショウマ、そして倒れた絆斗の姿がある。
    これから始まる後始末を考え、ラキアは虚空に向かって小さくつぶやいた。
    「だる……」

  • 18125/09/03(水) 00:38:26

    ラキアは慎重に三人を抱え、ゴチゾウたちの導きに従いながら酸賀研究所へとたどり着いた。
    扉を開けた瞬間、酸賀は少し驚いた様子を見せたが、すぐに状況を把握したらしく、無言で中へと案内した。

    研究所の静かな室内で、酸賀は手際よく処置を進める。ランゴとショウマはすぐに安定したが、絆斗だけは起きた瞬間に興奮状態が残っており、時間をかけて、ようやく落ち着かせることができた。

    やがて、治療を終えた五人は研究所の中央にあるテーブルを囲み、膝を突き合わせるように座った。
    なんとか、情報交換を始めることができた。

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:01:55

    なんか凄い同盟が出来上がってる…!
    本編で絆斗とラキアに板挟みされてたショウマより大変な状況になってないランゴ兄さん…絆斗(グラニュート嫌い)+ラキア(人間どうでもいい)+ショウマ(人間もストマック家も守りたい(かった?))でしょ?一周回って酸賀さんが癒しのレベル

  • 20125/09/03(水) 01:14:35

    ラキアは低く息を吐きながら口を開いた。

    「あの後、ボッカたちは俺の持っていたミミックキーとベルトを解析した。お抱えの技術者が優秀らしくてな、すぐに複製品を作ることができたらしい」

    絆斗は顔をしかめ、目を細めた。

    「俺は人間界を偵察する任務を与えられ、ミミックキーとベルトを返してもらえた。リゼル嬢の興味の対象が、この人間野郎に移ったから、そばにいなくてよくなったしな」

    絆斗はカチンときたのか、ラキアを睨み返す。

    「ボッカ大統領は───人間界に攻め込み、制圧し、兵器の素体にするための牧場にするつもりだ。そのために、ベルトを量産させ、自身の眷属や部下のグラニュートに使わせて強化するつもりらしい」

    ラキアは視線を走らせ、声をさらに低めた。

    「その量産ベルトを着けた部隊を率いるのが、グロッタとジープだ」

    ショウマは思わず声を漏らした。
    「なんで姉さんとジープが───」

    ラキアは苦々しげに肩をすくめた。
    「あの後、ガスティールのやつは在庫の闇菓子を差し出されて、ボッカにしっぽを振った。ガスティールの催眠を念入りに施され、二人は忠実なボッカの僕と化している」
    「ストマック社本体を接収することに成功した今、グロッタとジープは体のいい使い捨ての戦闘要員としてちょうどいいからな」

  • 21125/09/03(水) 01:17:27

    ショウマは声を震わせた。
    「俺のせいだ……俺がガスティールのやつを連れ込んだから……」

    ランゴは静かに首を振った。
    「それは違う、ショウマ。俺がボッカ大統領にストマック社の情報を流すことを選び、人間界について気付くきっかけを与えてしまったのが悪い」

    ラキアはため息をつき、眉をひそめる。
    「いや、それはもう少し慎重に交渉を進められていれば、もっとマシな形になっていたはずだ。あの人間野郎が官邸に忍び込んで騒ぎを起こして、話を滅茶苦茶にしたのが悪い」

    絆斗は怒りを抑えきれず、拳を握りしめた。
    「なんだと───やんのか、グラニュート野郎!元はといえば関係ないグラニュートの小競り合いに、人間が巻き込まれているんだぞ!」

    絆斗がラキアに飛びかかろうとした瞬間、酸賀が割って入る。
    「まあまあまあ、みんな落ち着こうよ。過ぎたことを責め合ってても仕方ない。ここは建設的な話をしようよ」

    その声に、場にいた全員が一斉に酸賀を睨み返した。
    「……お前がそれを言うか」

  • 22125/09/03(水) 01:25:05

    絆斗から見ての各々に対するヘイトです。

    数字が高いほど怒っている。数字が低いほど今は手を組むべきだと感情を抑えられる。


    ランゴ(結局、家族だっていうグラニュートに肩入れするのかよ!)

    dice1d100=13 (13) 【仲間として戦っていた情補正-50】


    ショウマ(こいつも、結局人間をさらう手伝いをしていたんだろ?)

    dice1d100=95 (95) 【重傷を負わせた負い目補正-20】


    ラキア(こいつもグラニュートだ、信用できねえ。こいつも後で戻したとはいえ、人間をヒトプレスにしてるだろ)

    dice1d100=30 (30)


    酸賀(ニエルブと手を組んで俺をはめて実験台にしようとしただと....ふざけるな!)

    dice1d100=7 (7) 【戦う力をくれたのはでもこいつだ。感謝の気持ち補正-20】

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:31:05

    このレスは削除されています

  • 24125/09/03(水) 01:33:28

    >>22



    絆斗から見てのヘイト



    ランゴに対して:-43(グラニュートの家族にちょくちょく肩入れするのはあれだけど、仲間だと思っている)



    ショウマに対して:75 (重傷を負わせた負い目はあるが、こいつは人間を攫う手伝いをしやがった)



    ラキアに対して:30 (グラニュートだし気に入らねえけど、ヒトプレスはあとで解放したっていうしな)



    酸賀に対して:7 (でも結局俺に力をくれたのはこいつだからな 注:塩谷師匠のことはあえて隠している酸賀さん)



    なるほど、ショウマに対して一番ヘイトが高いのが、内心何を思っていようがストマック社に利する行動をしていたからですかね....


    あと、なんか催眠グラニュートを自分にけしかけてきたやつですし、納得いくダイスですね....

  • 25125/09/03(水) 01:34:30

    ダイスでこちらも決定します。


    ボッカ大統領の人間界侵略作戦


    dice1d7=2 (2)  日後

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:37:00

    >>22

    補正抜きにしてもランゴと酸賀さんへの悪感情がほぼ0なの凄い

    ランゴはこれまでの積み重ねとして、酸賀さんは結構恩人として見られてるのかもしれない


    >>24

    補正でマイナスも入るなら酸賀さんは−13かと思われます…!師匠のこと知られたらどうなるかわからないけど、あれも酸賀さんに気に入られたいニエルブが勝手にやったことではある

    ただ黙認するのはなぁ…

  • 27125/09/03(水) 01:40:00

    >>26

    失礼しました!補正分計算入れてなかったです!


    どちらにしろ、酸賀さんに対する好感度高いんですね...

    まあ、もらったベイクマグナムとブラウニィゴチゾウすごく強くてあれでニエルブにも勝てましたし....

  • 28125/09/03(水) 01:46:28

    >>25


    ラキアは暗い表情で告げた。


    「ボッカ大統領の人間界侵略作戦は……2日後だ」


    ランゴは眉をひそめ、疑いの色を込めて問い返した。

    「それは確かか? お前が俺たちに情報を漏らすことを考えて、予定を変えるんじゃないのか?」


    ラキアは首を横に振る。

    「いや、ボッカは俺たちのことなんて虫けらほども意識しちゃいない。弱者の都合で自分を変えたりはしない。当初のスケジュール通り進める、几帳面なやつだよ」


    酸賀がメモを取りながら整理する。

    「じゃあ、まとめるとさ───大統領対策チームとベルト部隊対策チームに分けた方がよさそうだね」


    「ランゴくんは、パフェの力を使う以上、ショウマくんとセットだよね」

    「絆斗くんは、ラキアくんと一緒にチームを組んでもらおうかなあ」


    絆斗は思わず声を荒げた。

    「グラニュート野郎と一緒に戦えっていうのかよ!」


    酸賀は少し肩をすくめ、苦笑いを浮かべる。

    「でも、絆斗くんさあ……仕方ないの、薄々自分でもわかっているでしょ?」


    その言葉に、絆斗は一瞬図星を突かれたかのように気まずそうに俯いた。

  • 29125/09/03(水) 01:48:12

    ランゴ&ショウマが  dice1d2=1 (1) の方を担当。ラキア&絆斗は余った方。


    ①ベルト部隊

    ②大統領

  • 30125/09/03(水) 02:00:07

    酸賀は机に肘をつき、ゆっくりと手を組んだ。

    「……というわけだ」

    「ベルト部隊の相手は、回復能力に優れ、継戦能力が高いランゴくんとショウマくんにお願いしたい」

    ショウマは静かに頷いた。
    「俺もそうしたい。グロッタ姉さんと──ジープを助けるためにも」

    絆斗は不満げに眉をひそめる。
    「で、俺とグラニュート野郎が───」

    ラキアが軽く手を挙げて訂正する。
    「ラキアだ。ラキア・アマルガ。不本意だが、一緒に戦うことになったんだ。名前で呼べ、辛木田絆斗」

    絆斗は息をつき、ややしぶしぶ言った。
    「わかったよ、ラキア……」

    そして真剣な表情のまま、酸賀に問いかける。
    「で、酸賀のおっさん。本当に俺たちで大統領に勝てるのかよ」

    酸賀は目を細め、落ち着いた声で答えた。
    「ラキアくんの見てきた能力の話が本当なら、理論上、突破できる手段はあるよ───」
    「絆斗くん、君のその力が、この作戦のカギになる」

    絆斗は唾をひとつごくりと飲み込む。

    酸賀はさらに付け加えた。
    「とは言え、不安要素も多いからね。そのためにも───」

  • 31125/09/03(水) 02:01:53

    酸賀さんの奥の手


    dice1d2=2 (2)


    ①あと2日で、絆斗くんとラキアくんをもっと強化できるものを作るよ。

    ②俺も参戦するよーーー変身して。

  • 32125/09/03(水) 02:05:34

    ここで小休止とさせていただきます。

    ランゴ&ショウマで、グロッタ&ジープ率いる量産型ベルト部隊へ、

    絆斗&ラキア&酸賀で、大統領へ立ち向かいます。

    なんか戦隊ものの司令官兼科学者ポジションになっていて酸賀さんが非常に面白いです。

    続き執筆時に宣言いたします。
    感想などいつでも大歓迎です。よろしくお願いいたします。

  • 33二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 02:20:25

    今現在最高戦力が
    ランゴ(単体):ブリザードソルベ
    ショウマ(単体):エレガンマカロン(or 描写外フォーム)
    ランゴ&ショウマ:ノーバディーズパフェ

    絆斗:ベイクドブラウニィ
    ラキア:プリン or ゼリーカスタム
    酸賀:?(おそらくブレイクッキーのベイク。仲間だからヴェイクになったりする?)

    って感じで、最終フォームであるパフェが大統領に屈してた辺り絆斗ラキア酸賀で大統領相手するのめちゃくちゃ心配だな…酸賀さん自分の変身調整するついでにラキアの強化アイテムも作って♡

  • 34125/09/03(水) 09:11:13

    保守です。

スレッドは9/3 19:11頃に落ちます

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