- 1125/09/02(火) 19:39:30
- 2二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 20:45:27
スレ立て乙です
- 3二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 20:56:43
たて乙です
- 4125/09/02(火) 22:15:13
ストマック家 現状まとめ①
父:ブーシュ・ストマック
本編と大きくは変わらないが、この世界では井上みちるを見初めるのが早く、
シータやジープが生まれるより前に、ランゴとショウマという双子をもうけている。
しかし、奇しくも本編と同様に――その命はランゴの手によって絶たれることとなった。
長女:グロッタ・ストマック
この世界では最年長の兄弟として生まれる。
本編とは異なり、みちるママとある程度の交流があり、ブーシュ亡き後には人間界に開放するなど、
わずかな情けを見せる一面もあった。
だが同時に、ストマック家の次期社長として家業である闇菓子の製造を責任をもって継続しようとしていた。
ストマック社を襲撃してきたランゴと絆斗を相手取るが、家族を次々と失った心の傷は深く、思うように戦えず、
やがてトーマ・ガスティールの催眠に屈してしまう。
長男:ニエルブ・ストマック
本編同様、体の弱さに強いコンプレックスを抱き、頭脳で自己証明を図っていた。
しかし、人間との間に生まれた双子のランゴとショウマが聡明であったため、
彼らに対し強い危機感と悪感情を募らせる。
だが同時に、父を殺し人間界へ脱走するほどの力と野心を示したランゴに興味を抱き、
その双子であるショウマを改造し、ビターガヴとしてランゴと戦わせる。
しかし、ショウマがブリザードソルベへと覚醒したことで返り討ちに遭い、計画は頓挫。
その後は酸賀と手を組み、ランゴとヴァレンを対立させ、実験の結果を楽しんでいた。
だが、駒として使っていたはずのラキアに裏切られ、三人のライダーの反撃を受ける。
最終的に「扉の間」へ逃走を試みるが、追ってきたヴァレンと揉み合いとなり、
毒で抵抗するも、ベイクドブラウニィフォームの灼熱に焼かれ、命を落とした。 - 5二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 22:29:11
たておつです!ニエルブ戦は激戦でしたね…
- 6125/09/02(火) 22:35:34
ストマック家 現状まとめ②
次男:ランゴ・ストマック(井上蘭悟)
ブーシュと井上みちるの間に生まれた双子の兄。
弟ショウマに比べてガヴの発達が遅く、食性や自己認識も人間寄りであった。
生来の気質から父ブーシュを憎み、反抗を続け、ついには暗殺に成功。
その後、人間界へと逃亡し、仮面ライダーガヴとして覚醒し、ストマック社と戦い続ける。
数々の戦いを経てショウマと和解し、デンテから受け継いだ臓器と、「初めてのおふくろの味」であるパフェをきっかけに、ショウマと融合する 『ノーバディーズパフェフォーム』 に到達した。
三男:ショウマ・ストマック(井上生真)
ランゴの双子の弟。兄に守られて育ったため、本編より覚悟に欠ける部分を持つ。
ストマック家に家族としての情を抱きつつも、闇菓子製造をやめさせたいと願い、
みちるが人間界へ解放された後も、内部から止めるためストマック社に残った。
ニエルブの誘いに応じて改造を受け、ビターガヴ・エレガンマカロンフォーム に変身してランゴと戦うが、
ブリザードソルベフォーム に覚醒したランゴに敗北。
その後、トーマ・ガスティールを唆し、催眠能力を利用してストマック社を掌握しようとするも、
催眠に抵抗した絆斗の攻撃で重傷を負う。
ランゴに救出され、酸賀のもとでデンテとランゴから臓器移植を受け、
やがてランゴと融合する 《ノーバディーズパフェフォーム》 に到達した。
四男&次女:ジープ・ストマック & シータ・ストマック
ランゴとショウマ誕生後、ブーシュが別のグラニュートの妻に産ませた双子。
ショウマが融和的にふるまっていたため、関係は比較的良好で末っ子グループとして仲は悪くなかった。
父の仇を討つためランゴに挑むも敗北し、ショウマの助手へ降格。
その後、三人で再びランゴに挑むも敗れ、シータは ブリザードソルベ によって命を落とす。
ジープは妹を失った悲しみに耐えられず、幻影の中に閉じこもってしまう。
その姿を痛ましく思ったショウマの頼みにより、トーマ・ガスティールの催眠でシータの記憶を消される。
現在はストマック社に取り残され、ボッカたちに身柄を抑えられている。 - 7二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:03:13
このレスは削除されています
- 8125/09/02(火) 23:04:13
人間サイド①
甘根 幸果(あまね さちか)
本編同様、太陽のように明るいギャル社長。
「自分は所詮化け物で、人間を幸せにはできない」というランゴの思いから、危険に巻き込まないよう距離を取られている。
ランゴが絆斗との共同生活ルートに入ったため出番は少なめだが、調子を崩したランゴにアイスを奢り、
ブリザードソルベ覚醒のきっかけ となるなど、彼の心の支えとなっている。
辛木田 絆斗(からきだ はんと)
師匠の仇を討つため酸賀の改造を受け、仮面ライダーヴァレン に変身し、グラニュートと戦う。
(この世界における「ヴァレン」の名は本人が自ら名付けたもの。)
ランゴと協力し共同生活を送りながら戦うが、ニエルブの策略でランゴがストマック一族であると知り、衝撃の中ランゴに攻撃される。
酸賀に救われて ベイクマグナム を託され、ベイクドブラウニィフォーム に変身可能となる。
その後、井上家を訪れランゴの苦境を察し、ともに戦うが、ラキアの裏切りを機にニエルブへ反撃。
扉の間で根性の戦いを挑み、灼熱で焼き殺す。
しかしその後、グラニュート界探索中に大統領官邸に迷い込み、リゼルに襲撃される。
ランゴに救われ脱出するも、ランゴの父が自身の母を殺していた事実を知り、その衝動のままランゴとストマック社を襲撃。
グロッタを相手に優勢を取るが、ショウマが連れてきたトーマ・ガスティールの催眠攻撃を受け、
抵抗した結果ショウマに致命傷を負わせてしまう。
以降、ボッカに身柄を拘束され、再洗脳されリゼルの「ペット」として人間界を攻撃させられていたが、
最終的に ノーバディーズパフェフォーム の治癒の力で催眠から解放された。
酸賀 研造(すが けんぞう)
本編同様、グラニュート研究家として絆斗に改造手術を施した。
ニエルブと内通し、ランゴと絆斗を戦わせることで「より強い技術で次の段階に進む」ことを狙っていた。
絆斗を助けたふりをして恩を売り、ベイクマグナム と チョコブラウニーのゴチゾウ を与えて実験を楽しむ。
しかし後に、ランゴから瀕死のショウマの治療を懇願され、緊急手術を行う。
移植用の臓器が足りない中、デンテが命を投げ出して双子を救う姿を目の当たりにし、心を動かされる。
この世界では「最強生物計画」も「K」も凍結し、以前の狂気的な目的を放棄している。 - 9125/09/02(火) 23:21:29
人間サイド②
井上 みちる(いのうえ みちる)
ブーシュ・ストマックに囚われ、長年グラニュート界に幽閉されていたが、ブーシュの死後、長女グロッタの情けによって人間界へ解放され、井上家に戻る。
しかし、二十余年の空白を兄の優に説明することはできず、日々涙を流しながら暮らしていた。長い幽閉の中で失われた時間や心の傷は深く、日常の中で笑顔を取り戻すことは難しかった。
その後、ニエルブの企みにより、兄・優と共にヒトプレスとされ人質にされてしまう。絶望的な状況に置かれるも、ラキアの裏切りによって解放され、辛くも命を拾った。
人間界に戻ってからは、心のよりどころとしてお菓子作りに励み、兄が続けていたお菓子カフェ「ひだまり」を手伝うようになった。
やがて、そこでランゴとショウマを迎え入れることとなり、二人にパフェを振る舞う。
それは偶然ではなく、彼女が人間として大切に守ってきた「家族の味」が、双子に新たな力を与えることになる。
このパフェは、双子が融合しノーバディーズパフェフォームへと至る重要なきっかけとなり、みちる自身が無意識のうちに、息子たちの運命に再び関わる瞬間となった。
母としての愛情と人間らしい温もりが、ランゴとショウマにとって最大の救いとなっている。
井上 優(いのうえ まさる)
井上みちるの兄。二十数年ぶりに帰ってきた妹を心から喜んで迎えるが、長い空白の間に何があったのか、みちるは何も語ろうとしない。優はその態度の裏に大きな秘密があることを察しつつも、強く問い詰めることはできなかった。
しかし、自らの推測として「誘拐されていたのではないか」と感じ取り、妹を苦しめた存在に対し強い怒りを抱いている。
その後、みちると共にニエルブの陰謀に巻き込まれ、ヒトプレスとして人質とされる。命の危機に晒される中、ラキアの裏切りによって解放され、自由を取り戻した。
お菓子カフェ「ひだまり」を経営しており、そこでランゴとショウマを迎えることになる。
みちるが二人にパフェを振る舞う場面に同席し、二人が母と向き合う姿を目撃するが、その真実――すなわち自分にとってランゴとショウマが「甥」にあたる存在であること――にはまだ気付いていない。 - 10125/09/02(火) 23:35:21
その他グラニュート
ラキア・アマルガ
下級市民として弟と平穏に暮らしていたが、弟コメルが闇菓子依存で失踪。必死に探しているところを大統領令嬢リゼルに見出され、お気に入りとして迎え入れられる。ジャルダック家のコネで、まだ軽症のうちに弟コメルを保護し、潜入捜査官としての立場も得た。ストマック社潜入は独自の判断によるもの。
ニエルブに仮面ライダーヴラムの力を与えられ、護衛および井上家誘拐の実行役として働くが、ニエルブのやり方に反発。ヒトプレスをランゴたちに返還し、反撃に転じる。その後、グラニュート界に迷い込んだ絆斗を探すランゴを導きつつ、ストマック社崩壊の足掛かりとしても行動。大統領への内通者として情報を売る提案も行ったが、ランゴの突発的行動により不審がられ、言い訳で切り抜ける。また、ミミックキーとヴラスタムギアを大統領に解析されてしまっている。
トーマ・ガスティール
グラニュート経済界の大物。強力な催眠能力を有するが、中立的・日和見的な立場を取る。既に闇菓子依存者であり、ショウマとジープを匿う。
ショウマの提案により、闇菓子製法を売ってもらう条件でストマック社襲撃に同行するが、催眠を跳ね返した絆斗の反撃に遭う。だが、絆斗が途中で力尽きたことで難を逃れ、その後ボッカの視察によりストマック社は接収される。現在はボッカに闇菓子を与えられ、その催眠能力を彼のために活用している。
ボッカ・ジャルダック
グラニュート界の大統領。圧倒的な権力と力を持つ。ラキアを娘のように派閥に抱えつつも、内心では「所詮いつか飽きられるペット」として見ている。
ラキアがストマック社で得た情報や、ランゴと絆斗の動向を契機に、人間を家畜として利用し生体兵器化できないか企てる。リゼルとペット化された絆斗を伴い、人間界への視察を行っている。
リゼル・ジャルダック
グラニュート界大統領の令嬢。わがままで独特な価値観を持つ。大統領官邸に侵入してきた絆斗を発見し、初めて見る人間に興味を示す。ペットとして扱おうと襲撃するが、ランゴの介入により取り逃がす。その後ボッカにより絆斗は催眠でペット化され、人間界を連れ回されることになる。 - 11125/09/02(火) 23:36:48
1スレ目
ここだけストマック家の生まれた順番入替|あにまん掲示板ここだけストマック兄弟の生まれた順番が入れ替わったら。本人たちの生来の性質などはそのままで。(成育環境が変わり変化する部分は考慮)ダイスの数字が同じ場合は双子。3つ子になってしまった場合その中で再ダイ…bbs.animanch.com2スレ目
【ダイス】ここだけストマック家の生まれた順番入替part2|あにまん掲示板前スレですhttps://bbs.animanch.com/board/5417795/長女:グロッタ長男:ニエルブ次男&三男:ランゴ&ショウマ(双子)次女&四男:シータ&ジープ(双子)として生まれた…bbs.animanch.com3スレ目
【ダイス】ここだけストマック家の生まれた順番入替part3|あにまん掲示板長女:グロッタ長男:ニエルブ次男&三男:ランゴ&ショウマ(双子)次女&四男:シータ&ジープ(双子)として生まれた世界線のストマック家の物語です。ランゴ兄さんが仮面ライダーガヴとなり物語進行中です。なお…bbs.animanch.com前スレ
【ダイス】ここだけストマック家の生まれた順番入替part4|あにまん掲示板長女:グロッタ長男:ニエルブ次男&三男:ランゴ&ショウマ(双子)次女&四男:シータ&ジープ(双子)として生まれた世界線のストマック家の物語です。ランゴ兄さんが仮面ライダーガヴとなり物語進行中です。グラ…bbs.animanch.com - 12125/09/02(火) 23:42:27
それでは再開します。
おそらくこのスレが最終になると思われます。
皆様、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。 - 13二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:44:30
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん25/09/02(火) 23:51:47
お願いします!ついに最終フォームが登場して楽しみ…!
- 15125/09/02(火) 23:53:30
『ひれ伏せ』
ランゴたちは上空から押し寄せる大気の圧力に翻弄され、地面に這いつくばらざるを得なかった。手足を動かそうにも、大気そのものが重く、指先ひとつ思うように動かせない。
そこに、ミミックキーをすでに外し、悠々と歩み寄るボッカ・ジャルダック大統領の姿が現れた。大気を自在に操るその能力――振動を精密に制御する力によって、ランゴたちは完全に捕らえられていた。
「君たちは―――ストマック社にあった資料を読ませてもらったよ」
ボッカの声は低く響き、威圧を帯びていた。「赤ガヴくんと黒ガヴくんだね。今は妙な力で一体化しているらしいが」
彼は足元を見下ろし、静かに続けた。
「悪いが、娘のペットを持っていかれるのは勘弁だ。私も、父親として格好がつかないのだよ」
その言葉のあと、ボッカは振り返り、視線を娘に向ける。
「リゼル、ペットに折檻を与えようと思うが、何がいいかね―――」
その場にいたラキアの肩に視線を向け、鋭く問いかけた。
「ラキアくん、君は何をしているのだね?」 - 16125/09/03(水) 00:10:36
ラキアは低くつぶやいた。
「この力もニエルブにもらっていたが、隠し通しておいて正解だった」
ゼリーカスタムの力で体を透明化させ、彼は静かに忍び寄る。リゼルの背後に回り込み、羽交い絞めにして首元にヴラムブレイカーを押し当てた。
リゼルは振り返ることもできず、微かに抗う声を漏らした。
「ねえ、ラキア、私にこんなことしていいと思っているの?」
ラキアの声は冷静そのものだった。
「お嬢様―――少しお静かにしていただければ助かります」
その瞬間、ボッカ・ジャルダックの低く威圧的な声が響いた。
「ラキアくん、君にそのベルトを返したのは、人間界で偵察をしてもらうためだ」
「もう一回聞く―――ラキアくん、何をしているのだね?」
ラキアは静かに視線を上げ、力強く言い放った。
「悪いが、ボッカ大統領、俺はあんたにこれ以上ついていけない。あんたは人間を利用して兵器を作り、圧政を敷き、自分の権力を永続させようとしている」
ボッカは眉をひそめたが、冷静に返す。
「ラキアくん、それは君のような下級市民が関与するところではない。我々のそばに置いたのは間違いだった。気が大きくなり、勘違いしているようだね」
ラキアは一歩も引かず、声を低く絞り出した。
「一歩でもそれ以上動くな、あんたの娘の首を切りさくぞ」
ボッカは一瞬、言葉を失った。 - 17125/09/03(水) 00:30:57
ラキアは冷たく告げた。
「ここから引け。そうすれば娘は開放する」
ボッカは娘リゼルを見つめ、低く静かに尋ねる。
「リゼル。私にどうしてほしい?」
リゼルは不満げに肩をすくめた。
「もうなんか、ラキアもハントも私の言うこと聞かなくなっちゃってつまんない。お家に帰って休みたいわ」
ボッカは薄く微笑み、穏やかに頷く。
「ではそうしようか―――」
『ひれ伏せ』―――
上空から押し寄せる大気がラキアを包み込む。全身を締めつける圧力に抗うことはできず、膝をつき、地面に押し倒される。身体はまるで大地に吸い込まれたかのように動かない。
ラキアの心の中で、重苦しい自覚が走った。
「甘かった―――」
最初から、ボッカ大統領の前では、人質を取るなど何の意味もなしていなかったのだ。
やがて力が解放され、ラキアは体を起こす。目の前には、すでにジャルダック親子の姿はなく、どこにも見当たらなかった。
止めを刺されなかったのは、理由があるのではなく、単純に彼らにとってどうでもよかっただけなのだろう。道端の虫をよけて歩くような存在感―――その程度にしか、自分たちは見られていなかった。
目の前には変身を解除したランゴとショウマ、そして倒れた絆斗の姿がある。
これから始まる後始末を考え、ラキアは虚空に向かって小さくつぶやいた。
「だる……」 - 18125/09/03(水) 00:38:26
ラキアは慎重に三人を抱え、ゴチゾウたちの導きに従いながら酸賀研究所へとたどり着いた。
扉を開けた瞬間、酸賀は少し驚いた様子を見せたが、すぐに状況を把握したらしく、無言で中へと案内した。
研究所の静かな室内で、酸賀は手際よく処置を進める。ランゴとショウマはすぐに安定したが、絆斗だけは起きた瞬間に興奮状態が残っており、時間をかけて、ようやく落ち着かせることができた。
やがて、治療を終えた五人は研究所の中央にあるテーブルを囲み、膝を突き合わせるように座った。
なんとか、情報交換を始めることができた。 - 19二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:01:55
なんか凄い同盟が出来上がってる…!
本編で絆斗とラキアに板挟みされてたショウマより大変な状況になってないランゴ兄さん…絆斗(グラニュート嫌い)+ラキア(人間どうでもいい)+ショウマ(人間もストマック家も守りたい(かった?))でしょ?一周回って酸賀さんが癒しのレベル - 20125/09/03(水) 01:14:35
ラキアは低く息を吐きながら口を開いた。
「あの後、ボッカたちは俺の持っていたミミックキーとベルトを解析した。お抱えの技術者が優秀らしくてな、すぐに複製品を作ることができたらしい」
絆斗は顔をしかめ、目を細めた。
「俺は人間界を偵察する任務を与えられ、ミミックキーとベルトを返してもらえた。リゼル嬢の興味の対象が、この人間野郎に移ったから、そばにいなくてよくなったしな」
絆斗はカチンときたのか、ラキアを睨み返す。
「ボッカ大統領は───人間界に攻め込み、制圧し、兵器の素体にするための牧場にするつもりだ。そのために、ベルトを量産させ、自身の眷属や部下のグラニュートに使わせて強化するつもりらしい」
ラキアは視線を走らせ、声をさらに低めた。
「その量産ベルトを着けた部隊を率いるのが、グロッタとジープだ」
ショウマは思わず声を漏らした。
「なんで姉さんとジープが───」
ラキアは苦々しげに肩をすくめた。
「あの後、ガスティールのやつは在庫の闇菓子を差し出されて、ボッカにしっぽを振った。ガスティールの催眠を念入りに施され、二人は忠実なボッカの僕と化している」
「ストマック社本体を接収することに成功した今、グロッタとジープは体のいい使い捨ての戦闘要員としてちょうどいいからな」 - 21125/09/03(水) 01:17:27
ショウマは声を震わせた。
「俺のせいだ……俺がガスティールのやつを連れ込んだから……」
ランゴは静かに首を振った。
「それは違う、ショウマ。俺がボッカ大統領にストマック社の情報を流すことを選び、人間界について気付くきっかけを与えてしまったのが悪い」
ラキアはため息をつき、眉をひそめる。
「いや、それはもう少し慎重に交渉を進められていれば、もっとマシな形になっていたはずだ。あの人間野郎が官邸に忍び込んで騒ぎを起こして、話を滅茶苦茶にしたのが悪い」
絆斗は怒りを抑えきれず、拳を握りしめた。
「なんだと───やんのか、グラニュート野郎!元はといえば関係ないグラニュートの小競り合いに、人間が巻き込まれているんだぞ!」
絆斗がラキアに飛びかかろうとした瞬間、酸賀が割って入る。
「まあまあまあ、みんな落ち着こうよ。過ぎたことを責め合ってても仕方ない。ここは建設的な話をしようよ」
その声に、場にいた全員が一斉に酸賀を睨み返した。
「……お前がそれを言うか」 - 22125/09/03(水) 01:25:05
絆斗から見ての各々に対するヘイトです。
数字が高いほど怒っている。数字が低いほど今は手を組むべきだと感情を抑えられる。
ランゴ(結局、家族だっていうグラニュートに肩入れするのかよ!)
dice1d100=13 (13) 【仲間として戦っていた情補正-50】
ショウマ(こいつも、結局人間をさらう手伝いをしていたんだろ?)
dice1d100=95 (95) 【重傷を負わせた負い目補正-20】
ラキア(こいつもグラニュートだ、信用できねえ。こいつも後で戻したとはいえ、人間をヒトプレスにしてるだろ)
dice1d100=30 (30)
酸賀(ニエルブと手を組んで俺をはめて実験台にしようとしただと....ふざけるな!)
dice1d100=7 (7) 【戦う力をくれたのはでもこいつだ。感謝の気持ち補正-20】
- 23二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:31:05
このレスは削除されています
- 24125/09/03(水) 01:33:28
絆斗から見てのヘイト
ランゴに対して:-43(グラニュートの家族にちょくちょく肩入れするのはあれだけど、仲間だと思っている)
ショウマに対して:75 (重傷を負わせた負い目はあるが、こいつは人間を攫う手伝いをしやがった)
ラキアに対して:30 (グラニュートだし気に入らねえけど、ヒトプレスはあとで解放したっていうしな)
酸賀に対して:7 (でも結局俺に力をくれたのはこいつだからな 注:塩谷師匠のことはあえて隠している酸賀さん)
なるほど、ショウマに対して一番ヘイトが高いのが、内心何を思っていようがストマック社に利する行動をしていたからですかね....
あと、なんか催眠グラニュートを自分にけしかけてきたやつですし、納得いくダイスですね....
- 25125/09/03(水) 01:34:30
- 26二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 01:37:00
- 27125/09/03(水) 01:40:00
失礼しました!補正分計算入れてなかったです!
どちらにしろ、酸賀さんに対する好感度高いんですね...
まあ、もらったベイクマグナムとブラウニィゴチゾウすごく強くてあれでニエルブにも勝てましたし....
- 28125/09/03(水) 01:46:28
ラキアは暗い表情で告げた。
「ボッカ大統領の人間界侵略作戦は……2日後だ」
ランゴは眉をひそめ、疑いの色を込めて問い返した。
「それは確かか? お前が俺たちに情報を漏らすことを考えて、予定を変えるんじゃないのか?」
ラキアは首を横に振る。
「いや、ボッカは俺たちのことなんて虫けらほども意識しちゃいない。弱者の都合で自分を変えたりはしない。当初のスケジュール通り進める、几帳面なやつだよ」
酸賀がメモを取りながら整理する。
「じゃあ、まとめるとさ───大統領対策チームとベルト部隊対策チームに分けた方がよさそうだね」
「ランゴくんは、パフェの力を使う以上、ショウマくんとセットだよね」
「絆斗くんは、ラキアくんと一緒にチームを組んでもらおうかなあ」
絆斗は思わず声を荒げた。
「グラニュート野郎と一緒に戦えっていうのかよ!」
酸賀は少し肩をすくめ、苦笑いを浮かべる。
「でも、絆斗くんさあ……仕方ないの、薄々自分でもわかっているでしょ?」
その言葉に、絆斗は一瞬図星を突かれたかのように気まずそうに俯いた。
- 29125/09/03(水) 01:48:12
ランゴ&ショウマが dice1d2=1 (1) の方を担当。ラキア&絆斗は余った方。
①ベルト部隊
②大統領
- 30125/09/03(水) 02:00:07
酸賀は机に肘をつき、ゆっくりと手を組んだ。
「……というわけだ」
「ベルト部隊の相手は、回復能力に優れ、継戦能力が高いランゴくんとショウマくんにお願いしたい」
ショウマは静かに頷いた。
「俺もそうしたい。グロッタ姉さんと──ジープを助けるためにも」
絆斗は不満げに眉をひそめる。
「で、俺とグラニュート野郎が───」
ラキアが軽く手を挙げて訂正する。
「ラキアだ。ラキア・アマルガ。不本意だが、一緒に戦うことになったんだ。名前で呼べ、辛木田絆斗」
絆斗は息をつき、ややしぶしぶ言った。
「わかったよ、ラキア……」
そして真剣な表情のまま、酸賀に問いかける。
「で、酸賀のおっさん。本当に俺たちで大統領に勝てるのかよ」
酸賀は目を細め、落ち着いた声で答えた。
「ラキアくんの見てきた能力の話が本当なら、理論上、突破できる手段はあるよ───」
「絆斗くん、君のその力が、この作戦のカギになる」
絆斗は唾をひとつごくりと飲み込む。
酸賀はさらに付け加えた。
「とは言え、不安要素も多いからね。そのためにも───」 - 31125/09/03(水) 02:01:53
酸賀さんの奥の手
dice1d2=2 (2)
①あと2日で、絆斗くんとラキアくんをもっと強化できるものを作るよ。
②俺も参戦するよーーー変身して。
- 32125/09/03(水) 02:05:34
ここで小休止とさせていただきます。
ランゴ&ショウマで、グロッタ&ジープ率いる量産型ベルト部隊へ、
絆斗&ラキア&酸賀で、大統領へ立ち向かいます。
なんか戦隊ものの司令官兼科学者ポジションになっていて酸賀さんが非常に面白いです。
続き執筆時に宣言いたします。
感想などいつでも大歓迎です。よろしくお願いいたします。 - 33二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 02:20:25
今現在最高戦力が
ランゴ(単体):ブリザードソルベ
ショウマ(単体):エレガンマカロン(or 描写外フォーム)
ランゴ&ショウマ:ノーバディーズパフェ
絆斗:ベイクドブラウニィ
ラキア:プリン or ゼリーカスタム
酸賀:?(おそらくブレイクッキーのベイク。仲間だからヴェイクになったりする?)
って感じで、最終フォームであるパフェが大統領に屈してた辺り絆斗ラキア酸賀で大統領相手するのめちゃくちゃ心配だな…酸賀さん自分の変身調整するついでにラキアの強化アイテムも作って♡ - 34125/09/03(水) 09:11:13
保守です。
- 35二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 19:08:20
続き気になりすぎる…
- 36125/09/03(水) 19:19:01
- 37二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 00:13:22
ゆっくりで大丈夫ですよ。無理せず自分に合うペースで進めてください。
- 38二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:04:48
プリンアラモードの盾が無いが痛いな。ボッカのビームを耐えられるのにあれ
- 39125/09/04(木) 14:28:13
保守です。
- 40125/09/04(木) 21:26:56
お待たせしました。それでは酸賀研究所での、決戦前の休息描写から開始します。
- 41二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:31:18
このレスは削除されています
- 42二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:35:23
このレスは削除されています
- 43125/09/04(木) 21:45:21
夜の研究所は、時計の規則的な音だけが静かに響いていた。
酸賀が廊下を曲がると、薄暗い中椅子ににひとり腰掛けている影を見つける。
「絆斗くん、ここにいたんだね。眠らないの?」
絆斗は顔を伏せ、短く吐き捨てるように答えた。
「……ほっとけよ」
酸賀はその隣に腰を下ろし、肩を竦める。
「決戦まで時間もないし、休息はきちんととった方がいいと思うんだけどなあ」
しばらく沈黙が流れたあと、酸賀は柔らかい声で問いかけた。
「やっぱり、グラニュートのラキアくんや、ストマック社の仕事を手伝っていたショウマくんと一緒に戦うのは気が進まない?」
絆斗は奥歯を噛みしめ、膝に置いた拳を握る。
「頭じゃわかってんだよ。今の一番の敵は大統領だって。あのおかしい娘も、人間のことを操って家畜にしようとしてやがる。……俺も、あのままだったと思うとぞっとする」
彼は唇を噛み、低く続けた。
「ただ、結局ラキアもショウマの野郎も、グラニュートの身内が大事で、人間のことは二の次に扱ってるようにしか思えねえ」
酸賀は首を横に振り、静かに言葉を返す。
「俺は少し違うと思うなあ」
「……どう違うっていうんだよ」
「たぶん、その二人は大切な家族のために、他の存在を犠牲にできる覚悟があったんだ」
酸賀の声は揺るがず、穏やかに響いた。
「そこに種族の差があるわけじゃない。自分の目的のために他のグラニュートを踏みつけられるグラニュートもいれば──同じ人間をいくらでも犠牲にできる人間もいる」 - 44125/09/04(木) 21:47:28
絆斗の表情が歪む。
「で、俺を実験台にしたってわけかよ。ニエルブの野郎との実験遊びは楽しかったか?」
吐き捨てる声に、酸賀は返さない。
絆斗はさらに言葉を重ねる。
「……でもよ、俺はもうあんたのこと、どう思えばいいかわかんねえよ」
「確かに、あんたがニエルブと組んで俺とランゴを弄びやがったのは事実だ」
「でも、あんたがくれた力で俺は強くなって、ニエルブを倒したのも事実だ」
「しかも、あんたがした手術のおかげでランゴと──俺が殺しかけたショウマってやつが助かったのも事実だ」
酸賀はゆっくりと深呼吸し、遠い目をした。
「さあね」
その声音には、開き直りでも言い逃れでもなく、ただ重い実感がにじんでいた。
「ただ、大統領のように、自分の目的のために容易く他者を利用し、踏みつけられるやつは、裁きを受けるべきなんだと思うよ。……それがグラニュートだろうと、人間であっても」
二人の間にまた沈黙が落ちた。
絆斗は拳を握ったまま目を閉じる。酸賀の横顔は、どこか哀しげに見えた。 - 45125/09/04(木) 22:17:48
絆斗は酸賀との会話を途中で切り上げ、どこか気まずそうに背を向けて寝床へと戻っていった。
残された居間に、酸賀はひとり腰を下ろす。机の上のランプがぼんやりと光を落とし、壁に長い影を伸ばしていた。
その背後で、気配がわずかに揺れる。
酸賀は振り返らずに言った。
「聞いてたのかい?」
壁際に凭れかかるようにして、ラキアが姿を現した。
「たまたま、通りかかっただけだ。お前ら人間の話なんかに興味ない」
酸賀は肩を竦め、薄く笑う。
「ふーん。その割に、倒れていた絆斗くんも研究所につれてきてくれたじゃん」
「だる……」と、ラキアは小さく吐き捨てる。
酸賀は机の上に肘をつき、顔を上げた。
「それなら、さっさと本題に入ろうよ。気になっているのは大統領との戦い、でしょ?」
ラキアは黙したまま。瞳の奥に、かすかな苛立ちと迷いが混じっていた。
酸賀は静かに告げる。
「正直、俺たちじゃ勝てないと思うよ」
その一言に、空気が重くなる。
「俺たちの最高戦力であるランゴくんとショウマくんは、ベルト部隊を食い止めるだけで手一杯だろう。放っておけば人間界の被害が雪崩みたいに広がる。止めてもらうしかない」
「俺と絆斗くんは人間だから、長くは戦えない。ラキアくんの切り札のゼリーだって、持続力は限られている。物量で押されれば、結局こちらの命が尽きる」
酸賀はそこで一息つき、笑みを消した。
「ランゴくんはそれを気にして、片付き次第大統領の元に駆けつけるって言ってくれた。でも、それまで俺らの命がもつかな?」 - 46125/09/04(木) 22:19:40
「だるい言い方せずに、早く要点を言え」
ラキアの声は低く、刺のある響きを帯びる。
酸賀は真っ直ぐにその目を見据えた。
「ラキアくん。正直に言うと、俺ら三人全員が生きて大統領に勝てるとは思わない方がいい」
ラキアの口角が僅かに歪む。
「怖気づいたなら、下がってろ。人間は弱いからな」
酸賀は小さく笑った。
「ラキアくん、君は何のために大統領と戦うの?もともと、君のボスじゃないの?」
ラキアは少し目を伏せ、吐き出すように答えた。
「あいつが支配するグラニュート界は、さらに弱い者の居場所がなくなる。俺の弟――コメルが幸せに生きられる場所じゃなくなる。それが確かだからだ」
酸賀は瞼を細め、頷いた。
「なるほど。やっぱり家族を思う気持ちは、人間もグラニュートも変わらないんだねえ。……彼の言っていた通りだ」
「?」とラキアが眉を寄せる。
酸賀は自嘲するように笑みを浮かべ、首を振った。
「ごめんね。こっちの話だったよ」
そして、静かに言葉を継ぐ。
「ラキアくん。確かに人間は弱い生き物だ――でも、弱いからこそ他人の痛みがわかるし、優しくなれる生き物なんじゃないかなあ」
「まあ、でも……俺はそれが分からなくなっちゃったけどね」
ラキアは無言で彼を見つめ、視線を逸らす。 - 47125/09/04(木) 22:26:08
酸賀はゆっくりと立ち上がり、ラキアの方へ歩み寄る。
「ラキアくん。絆斗くんは弱いけれど、強いよ。俺も同じだ。弱いけど決して逃げたりはしない」
「だから、今回だけ俺たち人間に背中を預けてよ。俺は善人じゃないけど、人間界に滅んでほしいわけじゃないからね」
ラキアは短く鼻を鳴らし、肩をすくめた。
「……だる。足だけは引っ張るなよ」
その言葉は突き放すようでいて、わずかに響く温度を帯びていた。 - 48125/09/04(木) 23:16:30
小休止にいたします。
明日夜にはもう少し進められると思いますので、よろしくお願い致します。
酸賀さんは内面をそんな明らかにせずに亡くなったキャラなので、描写が難しいですね....
解釈違いの場合申し訳ないです。 - 49二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:48:08
酸賀さんの味がうますぎる…難しいのはわかってるけど、どうしてもこのスレのライダー陣営のみんなには生き残ってほしいなぁ
生き残って、たくさん美味しい思いしてほしい - 50二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 00:19:54
アメイジングミは熱で大統領の能力を看破したからベイクのオーブン要素でワンチャン対策できるかも。某光の巨人の一人息子のダイナマイトみたいな特攻技とかもできそうだけど、生き残ってほしい。
- 51二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 00:29:54
来るか…ランゴ兄さんのアメイジングミポジションのゴチゾウ
ワフテカとかかな wktk - 52二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 08:30:11
あさげ
- 53二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 11:09:05
実に酸賀さんらしく現実的な話をするもんだから生き残れ生き残れ…と祈るばかりだ
若い世代に託したデンテの遺志を感じ取って味方になったようなものだから同じ轍を踏まないか戦々恐々としている
🎲頼むぞ… - 54二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 12:19:27
酸賀さんはもうこれ自分が死んで絆斗とラキアが生き残ればかなり成功ぐらいの構えに見えるな…
- 55二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 14:25:44
言うて「今現在の」酸賀が綺麗なだけで
八人実験台にはしてるだろうし師匠アクスタにしてるしなコイツ - 56125/09/05(金) 16:58:53
お待たせいたしました。それでは再開していきます。
- 57125/09/05(金) 18:07:20
全員が酸賀研究所に集まってから、二日後の朝だった。
街に偵察へと放っていたゴチゾウたちが慌ただしく音を立て、侵攻の報せを運んできた。大統領らの軍勢が、いよいよ動き出したのだ。
五人は即座に武装を手に取り、それぞれの決意を胸に研究所を後にした。
当初の打ち合わせ通り、二手に分かれる地点に差しかかったとき、ランゴが皆に呼びかける。
「すぐに俺とショウマも駆けつける。大統領相手には、時間稼ぎだけでいい」
「ランゴくん、心配しすぎだよ」酸賀が肩をすくめた。
「別に、倒してしまっても構わないんでしょ?」
「こんな時に軽口を……」ランゴは眉を寄せる。
「こんな時だからこそ、だよ」酸賀はふっと笑みを浮かべ、隣に立つ二人へ視線を移した。
「ね、ラキアくん、絆斗くん」
ラキアは腕を組み、淡々と告げる。
「グラニュートの不始末はグラニュートがつける。俺の責任を果たさせてもらう」
絆斗は拳を握りしめ、言葉を選ぶように口を開いた。
「正直、まだ……割り切れてねえ部分もある」 - 58125/09/05(金) 18:13:40
その瞬間、彼とショウマの目がふと交わり、互いに気まずそうに逸らされた。
絆斗は唾をのみ、続けた。
「けどな、ここにいる奴らで力合わせて大統領を倒せねえと、世界が危ないんだろ。だったら俺は、お前たちと一緒に戦う」
一拍おいて、さらに声を張る。
「ここにいる奴らは、今まで互いに色々あった。これからも色々あるだろう。けど今回は……いったん全部わきに置く。お前たちを信じて、一緒に戦いたい」
ショウマも短く息を整え、頷いた。
「俺も……一緒に戦いたい。母さんがいるこの世界のために。そして、操られているもう一つの家族のために」
酸賀は静かに手を打ち鳴らした。
「よし、じゃあ決まりだね。なんだかまるで、映画の中で世界を救うヒーローみたいだ」
ラキアは鼻で笑う。
「そんな格好いいものじゃない。……第一、お前がそれを言うのか」
ランゴは改めて全員を見渡し、低く言い放った。
「死ぬなよ……みんな」
風が一陣、戦場へ向かう道を吹き抜けた。
五人はそれぞれの戦場へと足を踏み出していった。 - 59125/09/05(金) 23:18:30
ボッカ大統領と令嬢リゼルは、丘の上に立っていた。
街全体を一望できるその高みから、彼らは作戦の進行を優雅に見下ろしていた。
かつてストマック社が管理していたゲートが次々と開き、街中へと異形の軍勢が雪崩れ込んでいく。
量産型ヴラスタムギアとカップケーキゴチゾウを使って変身した大統領の眷属と無数のグラニュート兵が従っていた。
彼らグラニュート兵は既にガスティールによる強力な催眠を受け、その心の奥底まで大統領への忠誠を植え付けられていた。もはや彼らに反抗の意志はない。
ボッカは、楽しげに手を広げて言った。
「人間のいくつかは闇菓子に加工しておくのもいい。ガスティールのやつがあそこまで従順になるのなら、催眠に加えて食わせれば……正常な思考力など残らん」
リゼルは目を輝かせ、両手を打ち合わせた。
「すごいわ、パパ! 人間だけじゃなくて、他のグラニュートもみんな私たちのペットになるのね!」
「そうだとも、リゼル」ボッカは娘の頭をやさしく撫でる。
「今度は反抗心など持たぬ、もっと質の良いペットを用意してあげよう」
その眼差しには支配者としての驕りと、嗜虐的な愉悦が宿っていた。 - 60125/09/06(土) 01:26:43
「おや……どうやら有象無象どもが集まってきたようだね」
ボッカ大統領は丘の上から視線を落とし、余裕の笑みを浮かべた。
その前に駆け寄ってきたのは、絆斗と酸賀だった。
絆斗は地を蹴り、怒声を上げる。
「ふざけたこと抜かしてんじゃねえぞ! 人間はお前らの家畜じゃねえ!」
彼の手元で、ベイクマグナムが起動し、熱い炎を走らせた。
酸賀もまた、ためらいなく構えを取る。
「俺から何か言う筋合いはないけど――人間界を滅ぼされちゃ困るからね」
二人は同時に叫んだ。
「変身!」
炎とともに姿が変わる。
絆斗は仮面ライダーヴァレン・ベイクドブラウニィフォームへ。
酸賀は仮面ライダーベイク・ブレイクッキーフォームへ。
「下がっていなさい、リゼル」
ボッカは優雅にミミックキーを外しながら、娘へ視線を向ける。
「少し、ごみを片づけてくるよ」
「はあい、パパ」
リゼルは小首をかしげ、楽しげに笑った。
ボッカの足取りは悠然としていた。
まるで散歩にでも出かけるかのように、二人のライダーへ向かって歩み出す――。 - 61125/09/06(土) 01:31:15
ここでダイスを振ります。
大統領はdice1d500、各ライダーはdice1d100の合計で、
数字が大きいほうが優勢となります。
それほどの戦闘力の差はあると思われるからです。
ライダー側の負けている数値によって、展開が変わってきます。
ボッカ dice1d500=364 (364)
絆斗 dice1d100=67 (67)
ラキア dice1d100=43 (43)
酸賀 dice1d100=99 (99)
- 62125/09/06(土) 01:34:52
- 63125/09/06(土) 01:42:20
- 64125/09/06(土) 02:09:37
決戦を控えた前日の夜。酸賀の研究室は、薄暗い灯りの中で静まり返っていた。
「ラキアくん、ありがとうね。君の毒素を分けてくれて」
酸賀は深く頭を下げ、手元で薬瓶を転がす。
「戦いにどうしても必要だというから提供したまでだ―――悪用するなら話は違ってくるぞ」
ラキアの声は冷たく、しかしどこか緊張を孕んでいた。
「きちんと説明しろよ、酸賀のおっさん」
絆斗が眉をひそめ、前に出る。
酸賀は苦笑して両手を広げる。
「みんなせっかちだなあ。この毒素、すごいんだよ。人間を強制的に恍惚に導くんだ。しかも、後遺症はほぼない」
「もしこれが人間界の医療現場にあれば……そりゃあ、相当助かるだろうね」
ラキアと絆斗が険しい顔を向けると、酸賀は笑って手を振った。
「おっと、二人とも怖い顔しないでよ。この毒素を――薄めて、俺と絆斗くんに戦う直前に注入するんだ」
「なんのためにそんなことすんだよ」
絆斗の声には、怒りと困惑が混ざる。
酸賀は顔を真剣に変え、低く説明した。
「ボッカ大統領の能力は大気操作だ――それを攻略するために、俺と絆斗くんはベイクマグナムの熱能力を極限まで使い、周囲の空気を歪ませながら戦わなければいけない」
「これまで、ベイクマグナムは人間用にリミッターをかけていた。でも、今回はそのリミッターを外す」 - 65125/09/06(土) 02:11:48
「そうなると、どうなるんだ」
絆斗はわずかに身を引き、警戒する。
酸賀の声が低く響く。
「体が焼ける痛みで、俺たちが先に音を上げるだろうね。だから、ラキアくんの毒素で痛みを紛らわしながら、限界を超える」
「ただし、どんなにグラニュートの臓器で回復力が上がっていても……いずれは焼け死ぬかもしれない」
絆斗の目がぎらりと光った。
「上等だ。大統領のやつも、ニエルブの時みたいに―――」
「やめろ。お前ら人間がそんなことをしたら―――」
ラキアの声には、怒りと不安が混じっていた。
酸賀はそっと手を置き、静かに言った。
「ラキアくん、実はお互い様なんだよ。君にも、命を懸けてもらわなきゃいけなくなる」
三人は沈黙した。
その空気には、決戦前夜の重みと、互いの覚悟がしっかりと刻まれていた。 - 66125/09/06(土) 02:27:00
突撃してくるヴァレンとベイクを、ボッカ大統領は完全に侮っていた。
(無策で突っ込んでくるか……所詮、学習能力のない下等種族だったわけだ)
(わざわざ手を汚すのも面倒だ)
「ひれ伏せ」
大統領の声が響くと同時に、彼は大気を自在に操作し、二人を地に這いつくばらせようとした。だが――――
二人は止まらない。熱を帯びた拳から周囲の空気が歪み、大統領の能力は届かなかった。
ヴァレンとベイクが同時に拳を繰り出すと、大統領の外装が焼け焦げ、黒煙が立ち上った。
(なに―――――)
驚く暇もなく、二人は大統領にしがみつき、離れようとしない。
体から高熱を発し続け、大統領の皮膚や装甲を焼き焦がす。
戦闘前から決めていたことだった。大統領の圧倒的な格闘能力と大気操作能力は、ラキアの証言から明らかになっていた。
その能力を活かさせないためには、ひたすら纏わりつき、泥仕合に持ち込むしかない。
そして二人分の熱の力で、大統領の大気操作を跳ね返し、焼き焦がし続ける――――たとえ片方が先に焼け死んだとしても、決して大統領を離さない。
ヴァレンとベイク――その二人の決意が、炎の熱気とともに大統領を包み込み、戦場の空気を揺らしていた。 - 67125/09/06(土) 02:38:31
(なんだ―――こいつらは―――熱い、離せ―――)
ボッカ大統領が首を振り返ろうとしたその瞬間、背後にしがみついていた酸賀が、迷わずベイクマグナムを首元に接射で叩き込んだ。
「やっぱり予想通りだ。喉が焼きつぶされれば、能力は使えなくなるみたいだね」
弾丸を喉に受けたボッカは声を上げられず、空いた穴から空気が漏れ出すだけだった。
しかし、大統領は膨れ上がった両腕を振り回し、絆斗と酸賀を一気に地面に叩き落した。
――――――認識が甘かった。
いくら皮膚を焼き尽くし、喉を潰しても、相手はグラニュート。その中でも最上級の強さを持つ存在だった。生き物としてのフィジカルがあまりに異なり、単純な腕力だけで二人は簡単に地に払い落とされてしまったのだ。
怒りに任せ、ボッカは地に伏した絆斗に向かって拳を振り下ろす――――
―――もうだめだ、と絆斗が覚悟したその瞬間。
間一髪、割り込んできたのは酸賀だった。
直撃を受けた酸賀が弾き飛ばされ、余波で二人はまとめて宙を舞う。
空気が震え、地面に激突する音が響き渡った。 - 68125/09/06(土) 02:40:16
- 69二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 02:47:51
利き腕じゃないだけまだマシではあるけど研究者にとって片腕ぶっ飛ぶのは精神的にもかなりキツいなぁ…
これまでの報いとしては安すぎるのはそうだけど… - 70125/09/06(土) 02:50:12
余波で吹き飛ばされた二人は地面に叩きつけられ、変身は解除された。
絆斗(酸賀のおっさんが……俺を――――!?)
まさか酸賀に助けてもらうなんて、思いもよらなかった。だがその考えが頭をよぎる間もなく、絆斗の視界に衝撃の光景が飛び込んできた。
倒れ伏す酸賀の右腕が、まるで風で裂けたかのように千切れ飛んでいたのだ。
「おい、大丈夫かよ!おい!」
絆斗は慌てて駆け寄る。しかし返事はない。
すぐさま出血を止めるため、右腕の傷口を袖で縛り、予備で持たされていたラキアの毒素を、酸賀に教わった手順通り太ももの筋肉に注射する。
注射が痛みを和らげるはずだったが、酸賀の呼吸は依然として弱々しく、血の気が顔から失せていくのが見て取れた。
(このままじゃ……助からねえ……)
その時、不敵な低い声が響き渡った。
「かとう……せいぶつめ……けして……ゆるさん……」
ボッカ大統領だ。
情けをかける余地など微塵もなく、喉を再生させ、絞り出すように声を震わせながら、こちらへゆっくりと近づいてくる。 - 71125/09/06(土) 03:08:17
絆斗(もう一か八かだな……)
「おっさん、これ、借りるぞ」
絆斗は酸賀のそばに落ちていたベイクマグナムを拾い、自分のものと合わせて同時に起動させた。
(わかんねえけど、2丁使えば、2倍強くなるかもしれねえ)
(もしかしたら耐えられずに死ぬかもしれないが、その時はラキアのやつ、頼んだぞ―――)
「変身!!!!」
その瞬間、今までのような赤い灼熱の炎ではなく、青い炎がヴァレンを覆った。
ボッカ大統領が声を震わせて叫ぶ。
「消えたまえーーー君たちには家畜としての価値すらも与えない」
すでに再生を終えたボッカの手から、強烈な光線がヴァレンに向かって放たれる。
だが、その光線はヴァレンの実態を捉えられず、すり抜けていった。
「なんだと……」
ボッカは矢継ぎ早に光線を撃ち続けるが、いずれも実態を捉えられず、当たることはない。
まるで揺らめく陽炎のように、ヴァレン・フランベカスタムはじりじりとボッカに近づいていく――――。 - 72125/09/06(土) 03:14:11
ヴァレン・フランベカスタムの青い炎は、まるで生き物のようにうねり、ボッカ大統領の周囲の空気をねじ曲げる。灼熱の赤ではなく、冷たく鋭い青の光が敵の大気操作をかき消していた。
ボッカは必死に大気でヴァレンを押さえつけようとするが、ヴァレンの周囲の熱で空気が歪み、思うように動かせない。
絆斗はヴァレンの力を完全に解放し、青い炎を体全体に纏わせたまま拳を叩き込む。炎がボッカの腕に触れると、表面の皮膚が焼け焦げる音が鋭く響いた。
「ぐ……な、なんだ、さっきより熱い……!」
ボッカは慌てて反撃しようとするが、青い炎に包まれたヴァレンは素早く距離を詰め、二度、三度と拳を叩き込む。炎の熱と衝撃で、ボッカの体表が焦げ、衣服が焦げる匂いが立ち込めた。
絆斗は冷静に、しかし躊躇なく攻撃を繰り返す。
ボッカ(な、何という……下等種族が……!)
怒りと焦燥にまかせ、ボッカは周囲の空気を圧縮してヴァレンを押しつぶそうとする。しかし、青い炎の熱が周囲の空気を歪ませ、押し返す力はまるで意味をなさなかった。
絆斗は炎を纏ったまま、炎と拳の連打でボッカに食らいつき、膝を屈伸させるように柔軟に体勢を変えて攻撃を続ける。
怒りと恐怖に混じる表情のまま、ボッカは必死に光線や大気振動を繰り出す。しかし、ヴァレンの青い炎は光線を完全にそらし、振動をも無効化する。まるで炎自体が盾であり、同時に刃でもあるかのようだった。
「これが……俺の……!」
しかし、青い炎は絆斗の体を焼き焦がし、限界に近い状態となっていた。
絆斗は息を切らしながらも、炎を維持し続ける。熱で体中が焼けるように痛み、意識を失いそうになるが、目の前の相手を倒すために手を緩めることはない。青い炎の熱が、ボッカにダメージを与え続け、ついに彼の体が一瞬ひるんだ。 - 73125/09/06(土) 03:28:55
その瞬間――。
青い炎に焼かれながらもなお抗おうとするボッカの背後に、影のような気配が揺らめいた。次の刹那、ヴラム・ゼリーカスタムが姿を現し、手にしたヴラムブレイカーをその背へ深々と突き立てた。
当初からの作戦だった。
ヴァレンとベイクが正面から注意を引きつけ、その一瞬の隙を――透明化して潜伏していたゼリーカスタムが狙う。
ただし、透明化の維持はラキア自身の心臓に莫大な負荷を与える。長時間に及ぶその行為は、すでに彼の命を削るものとなっていた。
ボッカの目が怒りと苦悶に見開かれる。
「ラキア……貴様……貴様あああ……!」
しかしラキアは、それに構わず必死に叫ぶ。
「絆斗! 今だ――やれ!」
絆斗は一瞬、仲間のその姿を目に焼き付けた。
(……ありがとよ、ラキア)
――『フレーミング!』
ヴァレンの全身を覆う青い炎が一層激しく燃え上がる。絆斗は地を蹴り、宙へと舞い上がった。
両足を揃え、全身の熱を炎に変えて収束させる。
青い閃光のごとき蹴撃が、大統領ボッカの巨体を正面から貫いた。炎は皮膚を焼き、臓腑を焦がし、骨の髄にまで食い込む。
「おのれ……おのれえええええ……!」
絶叫は次第にかすれ、声を失った。
ボッカの体は内側から青い炎に焼かれ、巨体はゆっくりと崩れ落ちていく。
圧倒的な支配者、グラニュートの頂点に立った存在は――ついに絶命したのだった。 - 74125/09/06(土) 03:49:33
(勝った……のか?)
ラキアは変身が解け、力尽きるように地面へと倒れ伏した。
薄く開いた視界に飛び込んできたのは、絆斗の姿だった。
全身は焼けただれ、皮膚は剥がれ落ち、赤黒い筋肉がむき出しになっている。
その呼吸は浅く、皮膚呼吸すら叶わぬほどの損傷。ショック症状は明らかで、このまま治療を受けなければ、まもなく命が途絶える――素人目にも、それは痛いほどわかった。
さらに奥に目をやれば、酸賀の姿が見える。
右腕は千切れ飛び、袖で止血こそしているものの、血はじわりじわりと滲み出し続けていた。
このまま放置すれば、やはり失血死は避けられない。
(俺が……なんとか……二人を……連れて……)
ラキアは必死に身を起こそうとした。その瞬間――。 - 75125/09/06(土) 03:53:30
「よくも! よくもパパを!!!」
甲高い叫びとともに、錯乱したリゼルが姿を現した。
すでにグラニュート態へと戻り、血走った目で倒れ伏す絆斗へと迫る。
(しまった――間に合わ―――)
絶望に似た思考がラキアをよぎった、その刹那。
上空から黒い影が落ちてきた。
轟音とともにリゼルの体が弾き飛ばされ、地面を転がる。
「悪い――遅かった」
現れたのは、黒々とした羽を広げたランゴだった。
その姿は、まるで昔話に語られる黒竜のよう。
(まったく、その通りだ……)
ラキアはかすかに笑みを浮かべ、安堵とともに意識を手放した。 - 76125/09/06(土) 03:59:20
本日はここまでとなります。
投稿ごとの合間が空きすぎて申し訳ございません。
パパを失ったリゼルへランゴ兄さんが止めを刺すかダイス降ろうかと一瞬思いましたが、
もうこの時点でのランゴ兄さんはチョコラテのように甘いと思うのでおそらく見逃すんじゃないかと思うんですよね....
皆様の解釈はどうですか?
それでは、終わりまでもう少しですが、お付き合いいただければ幸いです。 - 77二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:50:16
すげぇ…このスレの絆斗くんはベストバウト製造機なの…???あの大統領を倒しちゃった…
変身はコンロの炎で全てが燃やし尽くされた後にフランベカスタムただ1人だけが立ってそう - 78二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:57:13
2人とも助からないだろうがそれにしても大金星過ぎる…
- 79二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 09:39:57
どうしても救う道が欲しい。パーフェクトゴチゾウの形状がわからないけどワンチャンヴァレンバスターやベイクマグナムに入れれたりしないかな?超再生の力を2人に、、
- 80125/09/06(土) 12:35:16
感想ありがとうございます!
"ベイクド"のさらに上を行くなら
洋酒をかけて派手に燃やし続ける"フランベ"しかないと前から考えていました。(フォンダン・ショコラなどに行うことがあると知っていたので....)
青い炎に包まれ、陽炎のように揺らめき続ける。
そんな実態を捉えられない姿です。
ボッカ相手に勝つなんて強すぎじゃないかと、感じた方もいると思います。実はボッカが粘り続ければ、絆斗くんは自分の炎に焼き尽くされて先に倒れていました.....
ラキアが会心の一撃を入れてくれたからこその勝利ですね。
一応、リミッターを外したベイクマグナムを2丁同時起動して得られるバグ技みたいなものなので、変身者の安全も継戦性も全く考えられていない形態です....
なので、ゴチゾウによる強化でないため"フランベ"カスタムと、お菓子そのものではなく、料理技法自体の名前がついています。
- 81125/09/06(土) 12:44:10
- 82二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 15:15:30
死人0で大統領撃破はマジで頑張った…
- 83125/09/06(土) 20:56:36
申し訳ありません。
本日は投稿をお休みさせて頂きます。
ダイスで絆斗の火傷の跡がどれくらい残るかだけ
決めておきます。
dice1d100=54 (54) 【グラニュート器官の治癒能力により−20】
- 84二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 21:05:17
34か、日常生活は普通にできそうな数値だな
- 85125/09/07(日) 01:08:37
保守です。
- 86二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 10:28:18
最終回待ち保守
- 87125/09/07(日) 17:45:05
皆さまお待たせいたしました。少しずつ進めていきます。
最後までよろしくお願い申し上げます! - 88125/09/07(日) 17:55:24
かつてストマック社が管理していたゲートが次々と開かれ、街中へと異形の軍勢が雪崩れ込んでいった。
量産型ヴラスタムギアと、カップケーキゴチゾウで変身した大統領の眷属――そして無数のグラニュート兵たちが、その後に続く。
そのグラニュート兵たちは、すでにガスティールの強力な催眠を受けていた。心の奥底まで刻み込まれた大統領への忠誠心により、反抗の意志は完全に失われている。もはや彼らは、自らの意思ではなく、命令のままに戦う存在に過ぎなかった。
最前線を切り開くのは、グロッタ・ストマックとジープ・ストマック。
かつての人間的な光はその瞳から完全に失われ、ただ大統領の命令に従う狂戦士となっていた。
街を覆うように進む彼らの姿は、恐怖と絶望の象徴だった。 - 89125/09/07(日) 18:21:09
街中では、人々の叫びが響き渡る。
「逃げろ!」「あの怪物たちを止めろ!」
泣き叫び、手に持てるものを握りしめ、必死に身を隠す市民たち。
子どもを抱え、老いた母を支え、家族を守ろうとする姿もある。しかし、異形の軍勢の迫力は凄まじく、逃げ惑う人々はまるで風に舞う落ち葉のように押し流されていく。
街の建物が瓦礫となり、炎が立ち上がる。人々の恐怖と混乱が、絶望をさらに増幅させていた。
すでに街中には待ち構えていたランゴとショウマ。二人はノーバディーズパフェフォームへと変身していた。
宙に手をかざすと、次々と武器が生み出されていく――ワッフル、クッキー、綿菓子、チョコレート、クレープ、マカロン。
一つ一つの甘美な形には、人間界で過ごした日々の思い出や、母の愛が込められていた。
ランゴの手元に吸い寄せられるお菓子たちは、宙を舞い、変身したバトラーやグラニュート兵たちに向かって飛び、的確に攻撃を加えていく。まるで無尽蔵の山のように、武器は尽きることなく、ガヴの手元に戻り続けた。
その中には、催眠によって従っている無辜のグラニュートもいたかもしれない。だからこそ、二人は決して命を奪わず、武装を破壊したり、意識を失わせたりして、なんとか無力化するにとどめていた。
戦場を駆け抜ける二人の姿は、まさに回復能力に特化したノーバディーズパフェフォームならではのものだった。どれほど激しい攻撃を受けても、痛みや疲労に屈することなく、街を、そして大切な命を守るために戦い続ける。
もしもこの形態がなければ、二人がこの激戦を乗り切ることは到底できなかっただろう。 - 90125/09/07(日) 20:39:45
そこへ襲いかかってきたのは、すでにグラニュート態へと変貌したグロッタとジープだった。
獣のような咆哮とともに繰り出される猛攻。連撃の嵐がガヴを飲み込もうとする。
しかし――その刹那。
ガヴの背から漆黒の翼が突き出した。凄まじい風圧とともに広がったその翼は、襲い来る二人を一瞬で吹き飛ばした。
濁った催眠の眼をしていたはずのグロッタとジープは、思わず目を丸くし、空を仰ぎ見た。
その翼は、本来ランゴが生粋のグラニュートとして生まれていたなら、手にしていたはずの力。
デンテの臓器を通じ、さらにショウマとの融合によって、ついに引き出されたのだ。
「――行くぞ、ショウマ!」
「うん、兄さん!」
上空から漆黒の翼を広げたガヴが光線を放つ。
閃光が走り、グロッタとジープだけではなく、背後に控えていた軍勢までも一瞬で牽制した。
そして、かつて絆斗を催眠から救った技―――
『パーフェクトフィニッシュ』。
宙に現れた巨大なパフェグラスが、グロッタとジープを包み込む。
甘やかな波動が揺らめき、二人の身体を覆っていた狂気と催眠を少しずつ溶かし、澄み渡る意識を取り戻させていく。
グロッタの目から涙が零れ落ち、ジープの肩が大きく震えた。
ランゴは自らと融合しているショウマへ静かに告げる。
「……ショウマ。シータのことはすまなかった。だが今度は――お前の姉弟を守れた」
ショウマは微笑みながら答える。
「分かってるよ、兄さん。ありがとう」 - 91125/09/07(日) 20:55:28
その直後だった。
街に響いたのは、次々と消え失せていく音―――量産型ベルトで変身していた大統領の眷属たちが、一斉に霧散し始めたのだ。
ショウマは息を呑む。
(兄さん……まさか―――)
ランゴの胸にも直感が走った。
(……絆斗たちが、大統領に勝ったのか)
ならば今、この瞬間しかない。
(今の数であれば、この技で……すべて倒し切れるかもしれない)
漆黒の翼を広げたまま、ガヴは上空を旋回し、両翼から波動を放つ。
光の奔流が弧を描き、残存するグラニュート兵たちへと降り注いだ。
波動は的確にゴチゾウを狙い撃ち、その焦点を一点に結んで変身能力を根こそぎ奪っていく。
変身を解かれた兵たちは、なおもパーフェクトフィニッシュの余波にさらされ、心を覆っていた催眠が次第に薄れていった。
――戦意は消え失せた。
彼らはただ呆然と立ち尽くし、もはや敵としての影をとどめていなかった。 - 92125/09/07(日) 20:59:21
- 93125/09/07(日) 21:09:42
ランゴの応急手当の甲斐があり、さらにショウマが駆けつけたことで―――
かろうじて、絆斗と酸賀にノーバディーズパフェフォームの回復治療を施すことができた。
だが、それでもすべてが元に戻るわけではない。
絆斗の身体には、生々しく爛れた火傷の跡が残り、酸賀の右腕はついに取り戻せなかった。
治療を終えたあと、絆斗は息を荒くしながらも、静かに笑みを浮かべて言った。
「……後悔なんて、してねえよ」
その横で、片腕を失った酸賀はいつもの軽い口調を崩さず、
「まあ、命があっただけ儲けもんだね」
と笑ってみせる。
しかし、その言葉の軽やかさの裏に、彼らが払った犠牲の重さは隠しようもなかった。
そして、彼らの体に刻まれた傷跡と同じように―――
大統領の侵攻は、人間界そのものにも深い傷を残していた。 - 94125/09/07(日) 21:14:31
それでは、ダイスで順番に、人間界とグラニュート界、そして各登場人物たちの動向を決めていきます。
大統領の侵攻により、さすがに人間たちにグラニュートの存在は隠しきれないのでは?どうなった?
①人間界に広く、グラニュートの存在が知れ渡るようになった。
②一部の関係者は知ることとなった。公的に認められてはいないが、一般人の間でもちらほら噂が過熱している。
③大統領の侵攻は、あまりに現実的でないことから、集団ヒステリーや幻覚、ガス爆発などで処理された。
一般人の間ではグラニュートの存在はネットの噂程度。
dice1d3=1 (1)
- 95125/09/07(日) 21:28:39
グラニュートの存在が公に知られるようになりましたか....
まず、ランゴ兄さんとショウマの処遇からですね
本編でもボッカの死後、3か月後、新しい大統領が決まっていたため、この世界でもそうなりました。
ちなみにラキアはボッカ打倒の立役者となったため、新政府で大きな影響力を手にすることになりました。
ランゴ兄さんは、父親殺しに罪の意識を抱いていたので、グラニュートの司法で裁いてほしいと希望し、
ショウマは、闇菓子を流していたストマック社に加担し、ガスティールの催眠能力を利用した件などを
訴えでて、裁いてほしいと希望しました。
①二人がグラニュート界で出生届が出されていないことを逆手に取り、グラニュートの存在を知った人間の権力者と交渉をした上で、あくまで人間としての戸籍のみ作り、グラニュートとしての罪は問わないこととなった。
(本人たちは反対したが、あくまでラキアが主体で交渉し、押し切った)
②グラニュート界と人間界の両方で戸籍を正式に作ることとなった。グラニュートとしての罪は、司法取引で決定されることとなる。(なお、この場合、ラキアがなるべく罪が軽くなるように奔走する)
dice1d2=1 (1)
- 96125/09/07(日) 21:35:13
- 97125/09/07(日) 21:43:35
二人ともラキアの現地協力者という形で落ち着いたようですね。
他のストマック家の皆様も見ていきます。
グロッタとジープはグラニュート界で以下の通りとなりました。
グロッタ
dice1d2=2 (2)
①ショウマの嘆願もむなしく、闇菓子を社会に流布したことの責任者として死刑となった。
(グロッタ姉さん自身が、自分ですべてやったことだと裁判で証言)
②ショウマがラキアを通じて嘆願書を出し、ガスティールに洗脳されていた事実も考慮され、
懲役 dice1d30=21 (21) 【+20】
ジープ
dice1d2=1 (1)
①あくまでグロッタ姉さんの命令を聞いていた点を考慮し、懲役 dice1d20=15 (15) 年
②ガスティールの催眠が消えた後も、シータの死による心神喪失状態が継続していたため、グラニュート精神病院へ入院。
- 98125/09/07(日) 21:45:39
グロッタ姉さん:懲役41年
ジープ:懲役15年
となりました。闇菓子の被害者にとっては短いかもしれませんが.....
裁きが与えられました。
ショウマ的には自分だけ、免責になっていて罪の意識やばそうですね、これ。
- 99125/09/07(日) 21:52:37
次は酸賀さんです。
彼は戦いが終わった後、絆斗くんがグラニュートの臓器を摘出し、元に戻れるように手術記録などのデータを
研究所に残しました。その後―――
①酸賀研究所で命を自ら断っているのが発見された。遺書には、今まで実験台にした人間たちの詳細が書かれており、残っていたサンプルという名の遺体が研究所内で発見されたという。
②ある日、ランゴや絆斗たちにも何も告げず、行方不明となった。
ラキアたちが捜索も行っているが、未だ見つからず。
dice1d2=1 (1)
- 100125/09/07(日) 21:58:17
絆斗くんの番です。
①ラキアの協力者としてグラニュートハンターとして戦い続ける道を選ぶ。
”火傷の男”として、違法グラニュートたちには恐れられる存在となる。
②グラニュート器官を摘出し、一般人として生きる道を選ぶ。
母の墓参りと共に、酸賀の墓参りをするようになった。
dice1d2=1 (1)
- 101125/09/07(日) 22:00:29
絆斗くん.....
次はリゼル嬢ですね。
①あのまま人間界で行方不明となり、見つかっていない。
②グラニュート界に連行され、元ボッカ反対派閥に消されそうになるが、ラキアが保護している。
しかし、失意のまま日々を過ごしている。
dice1d2=1 (1)
- 102125/09/07(日) 22:18:42
そして、最後には井上家の問題ですね。よろしくお願い申し上げます。
①井上兄弟は、伯父に真実を明かすことはなく、「ひだまり」の常連客として付き合いを続けていった。
②時間はかかったが、真実を話し、井上家は再度、家族として集まることができた。
dice1d2=1 (1)
- 103125/09/07(日) 22:31:57
少し、ビターさが残るエンドではありますね。
これで物語を終えさせていただきます。
今まで本当にお付き合いいただきありがとうございました!
特にイラストの数々は本当にうれしかったです!!!
実は初めにダイスを振った時は一発ネタで終わることも考えていましたが、続けているうちに
1スレ目の>>91のランゴ兄さんのダイスで
③俺はそれでも、人間の世界で人間を救い、俺も幸せになりたい。
dice1d100=100 (100)
という結果が出てから、なんとかこのランゴ兄さんを幸せにしてあげたい....と思い物語を続けてまいりました。
怒涛の展開が続き、3スレ目の>>200である「200ならランゴもはぴぱれに行く」
は描写を差し込めず、申し訳ありません。
ランゴたちは人間界に残ったので、今後もはぴぱれに行くこともちょくちょくあると思いますので(汗)
いったん本筋は幕を閉じますが、描写されていない個所や、もしダイスが違う方向に跳ねていたらどうしていたかなど、ご質問にお答えできますので、よろしくお願いします。
またぜひ感想など頂ければありがたいです。
重ね重ね、ありがとうございました。
- 104二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 22:46:21
お疲れさまでした
みちるさんのもとで育てられた自認人間のランゴ兄さんによる仮面ライダーガヴ、めちゃくちゃ面白かったです - 105二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 22:50:53
お疲れさまでした!とても楽しませていただきました!
デンテの固有能力を提案した者なのですが採用してくださりありがとうございました
消えないゴチゾウを使用した時にもポッピングミのようなアーマー回復ができたらなあというのが着想のきっかけでしたが戦闘以外にも能力を活かしていただき感無量です - 106125/09/07(日) 23:13:55
アイデア本当にありがとうございました。
あそこから、ノバパフェ(勝手な略称です)が回復能力を相手にも行使できる設定にすることで、うまく纏めることができました.....
デンテおじさんの能力が回り回ってグロッタ姉さんとジープを助けられたことにできてよかったなと思っています...
- 107125/09/07(日) 23:15:26
- 108二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 23:23:59
お疲れ様でした!
ずっと追いかけてきたスレだったので完結に立ち会えて本当に嬉しいです!怒涛の展開やバトルで、常に目が離させんでした。それぞれの家族の絆が感じられるお話でビターではあったけど救われた、守れたものもあって本編とは違った感じで面白かったです。
改めてこんな素敵な物語を読ませてくださりありがとうございました!お疲れ様でした!! - 109125/09/08(月) 01:17:28
初期は誤字脱字も多く申し訳ありませんでした。
そんな中追ってくださりありがとうございます!
最後まで書き続けられたのも読んでくださった皆様のおかげです!
思テーマが【家族】に収束していったのは最初から決めていたわけではなく、ダイスと皆様のアイデアの導きですね....
- 110二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 10:38:08
そういや師匠って本編通り死んだの?
- 111125/09/08(月) 11:07:39
- 112二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 16:56:01
酸賀さん…「誰もが何かを背負って生きていく」という訳には行かなかったですけど、でも今までの罪を出来る限りの終止符を打ったとするなら、黒焦げでボロボロの身体で人間の弱さを儚みながら死んでいった本編よりは幸せだったのかもしれません
本編では枯れ果ててクロショーに向けられなかった父性も、本編ではデンテさんの言葉を通してウマショーに与えられるというのがなんとも…
この世に死後の世界があるとして、少しは奥さんとお子さんのいる場所に近付けたのかな…同じお墓に埋めてもらったりしたんでしょうかね
でも…個人的な感想としては生きて償ってほしかった…クソ…悲しい… - 113125/09/08(月) 17:43:35
実は最終回執筆前に、酸賀さんのドラマCDを聞けたのですが.....
内容はネタバレ防止のため避けます。
でもやはり、本編の前から彼は壊れてしまっていたし、
生きて償うには業を重ねすぎたのかなと思いました。
デンテ叔父さんの献身に影響され、我に返り最強生物計画を中止した後に、我に返ったなら、こうなるのがある意味仕方ないのかなとも....
グラニュートの中で"最強生物"に近いであろう大統領が、弱い人間である絆斗に敗北したというのも、何か思うところがあったんだとは思います。
自分でも書いていて、内心がわからないという不思議なキャラでした酸賀さんは....
- 114二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 20:37:16
もし、絆斗がストマック家潜入編で催眠にかかってショウマを襲わなかったらショウマはどうするつもりだったんですか?
- 115125/09/08(月) 22:56:41
おそらく、グロッタ姉さんを無力化できてるなら、そのままストマック社の社長に成り代わろうとしていたと思います。
ランゴ兄さんと絆斗の処遇については悩んでいたと思いますが、その前に大統領の視察が来るので、力の差からショウマも大統領に屈してしまうことになります。
ショウマがボッカの手先として洗脳される展開もあったかと思います。
- 116二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 23:50:47
- 117125/09/09(火) 00:02:30
感想ありがとうございます!
本編ではショウマとの絆で強化された絆斗でしたが、
この世界では最後まで酸賀との関係性で強化フォームを手に入れてるんですよね。
師匠のことを考えれば複雑な思いでしょうけど、ボッカ戦で庇われたりしたことから、"憎みきれない敵"ではあると思います。
ちなみに、絆斗火傷の男になった後は、ゾンビ酸賀のようなフードを被り、ベイクマグナムを持っているイメージですね。
あと、悲しいのは、その絆斗は、もはや直接的にリゼルから父親を奪った敵になっているわけですから.....
この世界でVシネがあるとするなら、火傷の男になった絆斗と行方不明になったリゼルの話になるんだと思います。
想像の余地を残すため、酸賀さんの最後の言葉はあえて決めていませんが、
(子供を亡くした現実に耐えきれず、最強生物なんて夢物語に逃げた自分という)"人間は弱いねぇ...."だったかもしれないと感じました。
- 118二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 10:00:41
- 119二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 10:02:00
うぇーい!(私もそう思います!)
- 120二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 17:28:48
- 121125/09/09(火) 17:46:34
- 122125/09/09(火) 17:51:06
ちなみに皆様、
前スレのランゴ兄さんとショウマのファンアートをぜひ鑑賞して頂ければ.....
本当にショウマと双子なランゴ兄さんをイメージ通りに描いてくれて、大きなモチベーションになりました。
宝物にします.....