【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は11

  • 1五寸釘25/09/03(水) 19:25:35

    個性名【呪い】
    木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。
    しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求める呪いの大きさに応じてある存在(これに関しては物語中で公開します)に相応の代償を払う必要があり、これは呪いを使った瞬間強制的に払わされる。
    一方でこの力は呪い(まじない・祝福)として他者の幸福のために使うこともでき、その場合はAFOの勝利を願うなど、善良な者に害を与えるまじない以外は相応の代償を払う必要なく使うことができるが、この個性を持っているオリキャラちゃん本人はまだこのことを知らない。

  • 2五寸釘25/09/03(水) 19:29:31

    オリキャラちゃん詳細


    名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)

    ヒーロー名→ブレッシング(blessing)

    個性→>>1参照。

    身長→178cm

    髪の色→黒。

    髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。

    髪質→ウェーブ。

    普段は髪を→おろしてる。

    顔立ち→美人系。

    目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。

    πは→Bカップ。

    制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。

    変更前ヒーローコスチューム→fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(黒インナーと10分丈スパッツ着用。髪はおろしてる)

    変更後ヒーローコスチューム→イレイザーヘッドのコスチュームの全身白バージョン。

    彼のものとは違い、ベルト周りにナイフや収納スペースの類いは付いておらず、代わりにベルトの左右両腰の部分に裏側上部から伸び、表側上部でスナップボタンを利用してまとめた鞭を固定する輪っか状の固定部のみが付いており、そこにミッドナイトの『アイノムチ』を左右一本ずつの計二本装備。首周りにはイレイザーヘッドの『捕縛布』を着用。(髪はおろしてる)

    普段着は→袖がゆるゆるなネックセーターとロングスカート

    両親は→神社の神主夫婦。

    料理スキル→カンスト。

    好きな花→白い勿忘草。

    苦手な味→ハッカ味。

    宝物→大きめのグレーのパーカー・黒のロングスカート・黒のキャップ・ミッドナイトから貰った練習用の一本鞭。

  • 3五寸釘25/09/03(水) 19:32:52

    >>1

    スレ画はスレ主の私が作った百合ちゃんのイメージ画像です!

    絵柄は変わってしまいましたが再現度があまりにも完璧だったため、このスレからはこの画像をスレ画にします!

    百合ちゃんの容姿はまんまこれだと思ってください!

  • 4五寸釘25/09/03(水) 19:39:45

    初回

    【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は|あにまん掲示板このたびオリキャラスレを作らせていただきましたスレ主です!以降はこの名前で投稿していくのでご支援よろしくお願いします!現在神社の神主夫婦の娘であり、非異形型の個性というとこまで設定しています。以下はこ…bbs.animanch.com

    と第二回

    【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は2|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第三回

    【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は3|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第四回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は4|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第五回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は5|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第六回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は6|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第七回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は7|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第八回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は8|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第九回

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は9|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    と第十回(前回)

    【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は10|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.com

    のスレはこちら!

  • 5五寸釘25/09/03(水) 19:45:50

    これから続きを投稿しますね!

  • 6五寸釘25/09/03(水) 20:36:23

    〜〜通過者待機室にて〜〜

    目良『えー、一次選考を通過した100人の皆さん、これを、ご覧ください』

    モニターに先程まで受験者達が走り回っていたフィールドの映像が映る。

    緑谷「フィールドだ」

    お茶子「なんだろうね…」

    すると、フィールドの建築物などが幾つも爆発し始め、フィールドはボロボロになった。

    耳八上切峰(何故!?)アングリ

    緑谷「これは…!」

    目良『次の試験でラストになりまーす。
    皆さんにはこれからこの被災現場で、バイスタンダーとして、救助演習を行ってもらいます』

    上峰「「バイスライダー?」」

    葉隠「バイスタンダー。現場に居合わせた人のことだよ、授業でやったでしょ〜?」

    八百万「一般市民を指す意味でも使われたりしますが…」

    目良『一次選考を通過したみなさんは、仮免許を取得していると仮定し、どれだけ、適切な救助を行えるか、試させていただきます』

  • 7五寸釘25/09/03(水) 20:39:27

    百合(さっきは役に立てなかったけど、これなら…!)

    障子「ん、人がいる」

    砂藤「?なぁ!?老人に子供!」

    峰田「危ねなにやってんだぁ!」

    目良『彼らは、あらゆる訓練において今引っ張りだこの要救助者のプロ!ヘルプ.アス.カンパニー、略して、Hucの皆さんです!』

    瀬呂「要救助者のプロ?」

    梅雨「色んなお仕事があるのねぇ」

    尾白「ヒーロー人気のこの現代に、則した仕事かもねぇ」

  • 8五寸釘25/09/03(水) 20:40:41

    目良『フックの皆さんは傷病者に扮して被災現場の全域にスタンバイ中。
    皆さんにはこれから彼らの救助を行ってもらいます。
    なお、今回は皆さんの救出活動を、ポイントで採点していき、演習終了時に基準値を超えていれば、合格としまーす。
    10分後には始めますので、トイレなど、済ましておいてくださいねー』

    飯田「緑谷君…」

    緑谷「うん。この被災現場…神野区を模しているのかな」

    飯田「たしかに状況は似ている。
    あの時俺達は、爆豪君を敵から遠ざけ、プロの邪魔をしないことに徹した…
    その中で、死傷者も多くいた…」

    緑谷「頑張ろう…!」

    二人はあの事件のことを思い出し、改めて気を引き締めるのであった。

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 21:21:23

    がんばれー

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 21:48:09

    事故防止埋め

  • 11五寸釘25/09/03(水) 22:51:56

    〜〜その後、待機室にて〜〜

    常闇「釘貫」

    百合「常闇さん」

    彼に呼ばれ、彼女は彼の方を向いた。
    そして、近付いて来た彼は立ち止まり、ゆっくりと話し始める。

    常闇「…さっきのことなんだが…」

    百合「!…はい…」

    百合は一次選考中、個性を使おうとして彼に止められた。
    そのため、彼が何の話をしようとしているかを察し、彼女は表情を暗くしながら返す。

    常闇「…釘貫、これからの試験も苦労するだろうが…『無茶』はしないでくれ」

  • 12五寸釘25/09/03(水) 23:02:23

    百合「…はい…」

    常闇「…ところで、先程からなにやら騒がしいな…」

    彼は話をそこまでで終わらせ、緑谷に絡んで騒いでいる上鳴と峰田の方を見た。
    そして、彼女も彼に釣られて二人を見る。

    百合「?そうですね。何を話してるんでしょう?」

    峰田「ファァァァァァァァ↑!イイナカニシンテンシタアトダンジョガコッソリカワスアイサツノヤツヲヤッテンジャネーカヨー!」

    上鳴「ミソコナッタゼナンパテンパヤロー!」💢

    常闇「…態々聞きに行く必要は無いだろうな。次の試験をゆっくり待つとしよう」💧

    百合「そうですね」💧

    こうして、二人は今後の動きを話すなどして二次選考の開始を待つのであった。

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 07:06:16

    ふふふ(*´v`)

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 12:56:34

    さてさて救助か……

  • 15五寸釘25/09/04(木) 19:26:17

    これから続きを投稿しますね!

  • 16五寸釘25/09/04(木) 19:51:03

    〜〜試験開始時、待機室にて〜〜

    部屋にジリリリというけたたましいベルの音が鳴り響き、放送が流れる。

    目良『敵により大規模テロが発生〜規模は〇〇市全域。建物倒壊により傷病者多数』

    梅雨「演習のシナリオね」

    耳郎「え、じゃあ…!」

    梅雨「始まりね…!」

    ガコォォン!(待機室が展開する音)

    目良『道路の損壊が激しく救急先着隊の到着に著しい遅れ』

    上鳴「また開くシステム!?」

    目良『到着するまでの救助活動は、その場にいるヒーロー達が指揮を執り行う。
    一人でも多くの命を救い出すこと。
    それでは…スタートォ!』

    受験者達はフィールドへ駆け出した。

  • 17五寸釘25/09/04(木) 21:25:49

    飯田(人命救助。それこそがヒーローの本懐!)

    緑谷(ちゃんとやるんだ、ちゃんと…!)

    真堂(採点とは言っていたが、基準は一切明かされず)

    轟(わからん以上は訓練通りやるだけだ)

    イナサ「やるぞやるぞやるぞォォォォォ!!」

    A組で固まって走る中、飯田が皆に声を掛ける。

    飯田「とりあえず、一番近くの都市部ゾーンへ行こう!なるべくチームで動くぞ!」

    一同「おう!!」

    芦戸「!爆豪また…!」

    彼がそう言った直後、彼女は爆豪がA組から離れ始めるところを目撃した。

    爆豪「チッ…なんでついてくんだこのクソモブ共ォ!!」

    上切「「なんとなく!!」」

    彼らは三人が離れたあとも走り続ける。

    梅雨「いくら演習とはいえ、ひどい状況ね!」

    尾白「みんな!落ちてくる瓦礫に気を付けて!」

  • 18五寸釘25/09/04(木) 21:26:50

    緑谷「!…」

    そうして走っていた時であった。
    急に出久が立ち止まり、倒壊した建物を見つめ始める。

    飯田「どうした、緑谷君!?」

    緑谷「子供の声が!」

    彼の言葉を聞き、一同は泣き叫ぶ声の方へと駆け出した。

    緑谷「いた!あそこだ!」

    Hucモブ「お爺ちゃんがぁ!…潰されてぇぇぇ!」

    緑谷「え!?大変だ!どっち!?」

    フックモブ「なんだよそれ!原点だァァァ!」(豹変)

    緑谷「ぅえっ!?」

    フックモブ「まずぅ!私が歩行可能かどうか確認しろよぉ!呼吸の数もおかしいだろぉ!?頭部の出血もかなりの量だぞぉ!
    仮免持ちなら被害者の状態を瞬時に判断して動くぞぉ!!」

    緑谷(この演習、フック自身が採点するのか!?)

  • 19五寸釘25/09/04(木) 21:27:56

    フックモブ「こればかりは訓練の数が物を言う!視野広く!周りを見ろぉ!
    救出救助だけじゃない。消防や警察が到着するまでの間、その代わりを務める権限を行使し、スムーズに橋渡しを行えるよう、最善を尽くす!
    ヒーローは人々を助けるため、あらゆることをこなさなきゃならん。
    なによりアンタ、私達は怖くて痛くて不安で堪らないんだぜぇ?掛ける第一声が、『えっ大変だ!』じゃあ駄目だろ!」

    出久(!)

    その言葉で、出久の脳裏にオールマイトが災害現場で救助していた時の様子が過ぎる。

    『もう大丈夫。何故ってぇ?…私が来た』

    出久「ッ…」

    出久「!」

    そして、彼は自身の両頬を叩き、思考を整理し始めた。

    出久(落ち着け…なにをやってんだ僕は…!
    スイッチを入れろ。仮免もこの試験もただの通過点じゃない!全部憧れへの、夢の形なんだ…!
    やるべきことを全力でやれ!)

    出久「大っ、丈夫!」

    フックモブ「…あぁぁぁぁ!!あっちでぇぇぇ!」

  • 20五寸釘25/09/04(木) 21:54:11

    出久「大丈夫さ!必ず助けるよ!
    僕はこの子を救護所まで運ぶから、みんな、先に行ってて!」

    百合「はい!」

    飯田「よし!」

    峰田「頑張っぞー!」

    一同「やろう!!」

    緑谷「大丈夫、大丈夫だ!」

    フックモブ「一辺倒か!ヘタクソか!」

    緑谷「助ける!必ず助けるから!」

    フックモブ「しつこい!」

    お茶子「…」

  • 21五寸釘25/09/04(木) 21:55:51

    怪我人を抱えて走る彼の背中を見ながら、彼女は一人考える。

    お茶子(私は、なにをしとるんだ…)

    『君、彼のこと、好きなの?』

    『恋だ!』

    お茶子(…この気持ちは、しまっておこう。
    デク君の、目標のために、いっぱいいっぱいで余裕の無い姿を、カッコいいと思ったから…)

    『好きな人がいますよねぇ?…そして、その人みたくなりたい、って思ってますよねぇ?』

    お茶子(この気持ちはしまっておこう…
    あんなふうに頑張らなきゃって思うから…
    しまっておこうッ…!)

    彼女は走っていったA組の方へ向き、クラスメイト達の元へ駆け出すのであった。

  • 22五寸釘25/09/04(木) 22:34:03

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 06:08:10

    保守

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 14:08:46

    百合ちゃんは通れるかな……減点受けそうな事はあんまりしなさそうだけど

  • 25五寸釘25/09/05(金) 19:46:45

    これから続きを投稿しますね!

  • 26五寸釘25/09/05(金) 20:47:32

    〜〜その頃、採点席にて〜〜

    目良「開始から、10分…流石鍛えてきただけあって、皆さんよくやっています。
    ですがぁ、当然のことながらぁ、一筋縄じゃ済まないからね…」

  • 27五寸釘25/09/05(金) 20:48:52

    〜〜市街地ゾーンにて〜〜

    モブ「この奥、一人いるが、呼び掛けに反応無い。暗くて状態が見えねぇ」

    モブB「とりあえず、脈と呼吸を確かめてみる」

    モブC「応急処置のスペース、作っとく」

    瀬呂「慣れてんなぁ…」

    八百万「皆さん、こちらも早く動きましょう!意識はあります!お爺さんです!」

    お茶子「瓦礫が邪魔だ!浮かしてどかす!」

    フックモブ(おっと、その判断は減点だよ)

    お茶子「うぇぅ!?」(ヤオモモのSTOP棒に激突して止まる)

    八百万「お待ちください!!」

    お茶子「え?」

    八百万「周囲をもっとよく見てください。壁部に隣の建物が倒れ掛かり、偶然バランスが保たれている状態ですわ。迂闊に動かすと、崩壊する恐れがあります」

    お茶子「そうか!いかん…!」

    八百万「壁を支える支柱を作ってから救助を!
    組むのに、時間を要してしまいますが」

  • 28五寸釘25/09/05(金) 20:50:13

    瀬呂「そこは俺らに任せとけぇ!」

    砂藤「これでどうだ!」

    瀬呂「壁の補強もしといたぜ!」

    八百万「では、麗日さん!」

    お茶子「うん!バランスに作用しない瓦礫をどかして、道を作る!
    行きます!」

    フックモブ(…完璧ではないけども、なかなかやるじゃないの…
    このように大規模な被害では、要救助者に対し救助者は不足する。
    よってできる限り作業を効率化しなければならない。
    一人で全てこなそうとすれば、却って時間をロスする。
    大事なのは、己の個性ができる範囲をよく理解し、いかに周囲と役割分担できるか。
    試験という自己アピールの場で、役割に徹するのは、勇気のいること。よくわかっているからこそできること。
    しかし、まだまだ無駄がある。このままじゃ、君らに資格は与えられないよ)

    峰田「オイラ達、見てるだけになっちまってるよぉ…!」

    障子「…既に何人かはそうだな。
    一次選考とは違い、バラけた方がよさそうだ。少数編成で動こうッ」

    梅雨「なら、私は得意な川の方へ行くわ」

    轟「俺も行こう」

  • 29五寸釘25/09/05(金) 20:51:53

    葉隠「私も!」

    尾白「よし!俺達も!」

    百合「はい!」

    芦戸「おー!」

    常闇「ああ」

    口田「…」コクコク

    芦戸「口田。要救助者、動物を使って探せる?」

    口田「…」コクコク

    障子「俺も探そう。峰田、手伝ってくれッ」

    峰田「オッケー…!」

    飯田「よし…!
    状況によっては、他校ともコミュニケーションを取り、より多くの命を救わん!」

    一同「おう!」

    青山「暗くて奥が見えないってぇ?
    僕のキラメキで明るい未来!」(ビーム打ち上げ)

    モブ「おお!サンキュー!」👍️

  • 30五寸釘25/09/05(金) 20:53:04

    峰田「青山!お前が真っ先に行くとは!
    それ気に入ってんなぁ!」

    青山「ンフフ★」ウィンクパチーン

    飯田「八百万君、我々は四散し行動する!」

    八百万「了解です!」

    お茶子「お爺ちゃん右脚折れてる!瀬呂君、テープを!」

    瀬呂「任せろ!」

    八百万「耳郎さん、次の要救助者を探してくださいっ」

    耳郎「わかってる!…やってる!」

    こうして、集まっていたA組メンバーはほかのエリアへ移動するのであった。

  • 31五寸釘25/09/05(金) 22:46:12

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 32二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 06:52:23

    保守

  • 33二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 14:06:00

    ヨイショ(」・ω・)」ヨイショ(」・ω・)」ヨイショ(」・ω・)」

  • 34五寸釘25/09/06(土) 18:20:50

    これから続きを投稿しますね!

  • 35五寸釘25/09/06(土) 19:03:25

    〜〜移動開始直後にて〜〜

    尾白「山岳ゾーンに行こう!あそこなら動物がいるし!釘貫さんもスムーズに移動できるはず!」

    百合「はい!」

    芦戸「二人の力が発揮しやすいね!」

    その後、山岳ゾーンでは百合が捕縛布を岩に巻き付け、それを巻き取ることで移動したり、口田が個性で動物の力を借りるなどして要救助者を探し出し、救助はスムーズに進んでいった。
    そして暫く経った頃、フィールドに異変が現れる。

    百芦尾常口「!」

    五人は突如遠方から響いてきた爆発音を耳にし、状況確認を急いだ。
    するとその直後、フィールドにアナウンスが流れる。

    目良『敵が姿を現し追撃を開始。
    現場のヒーロー候補生は、敵を制圧しつつ、救助を続行してください!』

    そうして口田以外のメンバーが合流し、そこに尾白も要救助者を抱えながら合流した。

  • 36五寸釘25/09/06(土) 19:05:35

    尾白「敵だって!?」

    百合「!あれは…!」

    常闇「見ろ!救護所のすぐ前!」

    尾芦「「!」」

    百合と常闇はあるものを目撃し、常闇が二人に見るべき場所を伝える。
    それは救護所の近く。敵役のヒーローが爆発と共に出現した際の土煙が上がっている場所であった。

    尾白「不味い!」

    芦戸「あんな近くに敵を出すなんてぇ…意地悪ー!!」

    百合(相手の数はわからない。救護所にいる人達だけで避難と足止めが両立できない可能性を考えると、手伝いに行かないと…!)

    尾白「みんな!応援に行こう!」

    百合「はい!」

    芦戸「うん!」

    常闇「ああ!」

    こうして、山岳ゾーン組は救護所担当組を手伝いに行くのであった。

  • 37五寸釘25/09/06(土) 20:07:20

    〜〜アナウンス席にて〜〜

    目良(この二次選考では、それぞれに持ち点を設け、減点方式で採点している…
    フックが救助行動の成否を審査…そしてそれ以外。例えば、自分の個性を活かしたポジショニングをしているかどうかなど、俯瞰的な動きは、採点マニュアルと受験者のデータを網羅した、我々公安職員100名が、各自一名ずつ採点している。
    持ち点が50未満になった者はその時点で不合格…
    頑張って、正しい選択を行ってください)

  • 38五寸釘25/09/06(土) 20:08:23

    〜〜救護所にて〜〜

    出久は突如現れたギャングオルカとその部下達から救助した者達を守るために身構える。

    出久「クゥ…」

    真堂「みんなを避難させろ!!」

    出久「真堂さん!?」

    真堂「奥へ!!敵からできるだけ距離を置け!!」

    出久「はい!!」

    彼はギャングオルカ達の方へ駆け出し、出久は彼の指示に従って避難支援に動いた。

    真堂「インターバル一秒ほどの振動で畳み掛ける!!」

    彼は両手を地面に着き、個性を発動してギャングオルカの部下達を地割れで足止めする。
    しかし…

    真堂「近付かせない…!」

    真堂「!?」

    ギャングオルカ「ぬるい」

  • 39五寸釘25/09/06(土) 20:10:07

    彼は自身の眼前に接近したギャングオルカに超音波攻撃を浴びせられてしまう。

    ジョーク「ギャングオルカ…!
    ガチかよ…!」

    相澤「『ガチ』かな」

    緑谷「真堂さん!!」

    その攻撃によって彼は倒れ、行動不能になってしまった。

    ギャングオルカ「この実力差で殿一人。嘗められたものだ」

    緑谷「クッ…!」

    彼がゆっくりと出久達の方に歩き始め、もう駄目かと思われたその時である。

    ギャングオルカ「!」

    彼の側面から大量の氷が迫り、彼は超音波でそれを叩き割ることで防いだ。

  • 40五寸釘25/09/06(土) 20:11:30

    緑谷「!轟君!」

    尾白「緑谷!避難か!?手伝う!」

    芦戸「轟はやっ!」

    緑谷「みんな、どこいたの!?」

    百合「尾白さん!説明は任せます!」

    尾白「ああ!」

    百合はそう言って避難の手伝いに駆け出し、芦戸と常闇もそれについて行く。

    尾白「向こうの水辺付近さ。
    みんな、街の方に向かったから手薄なとこにいたんだが、敵がここに大挙するのを見て、応援に来た!
    八百万や蛙吹達は、向こうで救助続行してる!」

  • 41五寸釘25/09/06(土) 21:40:42

    ギャングオルカ「これしきの攻撃ィィィ!」

    轟「…流石はNo.10…!」

    轟「!風?」

    彼の大量の氷が全て超音波で防がれ、膠着状態になっていたその時、彼は風を感じた。
    そして空を見上げると、そこには士傑の夜嵐がおり、彼は暴風で轟の氷ごとギャングオルカの部下達を蹴散らす。

    イナサ「吹ゥゥきィィ飛ォォべェェェェェェ!!」

    イナサ「敵乱入とか!なかなかアツい展開にしてくれるじゃないすかァ!!」

    轟「!」

    イナサ「!」

    緑谷「あの人、雄英入学を蹴った…!」

    尾白「良いぞ…戦力が集まってる今のうちに、避難を進めよう!」

    芦戸「うん!」

    百合「はい!」

    イナサ「…アンタと同着とは…!」

    『俺はアンタらが嫌いだ』

  • 42五寸釘25/09/06(土) 21:43:37

    轟(…こっちの台詞だ…気が散ることばっか言いやがって…)

    轟「お前は救護所の避難を手伝ったらどうだ!?個性的にも適任だろ!こっちは俺がやる…!」

    イナサ「はぁぁ…!」

    彼は轟の言葉を無視して風の威力を溜め、それと同時に轟も炎を出そうと掌を構えた。

    ギャングオルカ(…来る…!)

    轟「!」

    イナサ「!」

    そして轟が炎を放った直後、イナサが風を放つ。
    その結果…

  • 43五寸釘25/09/06(土) 21:45:30

    オルカ部下「はぁ?どこ撃ってんだ…?」

    二人の攻撃は炎と風が互いを反らし合い、ギャングオルカどころか、その部下達の直撃コースからも外れてしまった。

    イナサ「なんで炎だ!?熱で風が浮くんだよ!!」

    轟「さっき氷結を防がれたからだ!!
    お前が合わせて来たんじゃねぇのか!?俺の炎だって風で飛ばされた!!」

    緑百「「!」」

    百合「緑谷さん、こっちは私がやるので」

    緑谷「うん!」

    轟とイナサの様子に異変を感じた二人は素早く意思疎通を終わらせ、それぞれの役割で動き始める。

  • 44五寸釘25/09/06(土) 22:39:05

    イナサ「アンタが手柄を渡さないよう合わせたんだ!!」

    轟「はぁ?誰がそんなことするかよ!!」

    イナサ「するね!!
    だってアンタはあの、エンデヴァーの息子だ!!」

    轟「…さっきからなんなんだよお前…!!
    親父は関係無ぇだ」

    轟「!?」

    言い争っていた轟の右肩に灰色の液体が着弾した。

    オルカ部下「セメントガン!すぐ固まって動き辛くなるぜ?」

    ギャングオルカ「論外だなぁ、喧嘩を始めるとは」

    そして、空に浮いていたイナサにも彼らからセメントガンの弾幕が放たれる。
    もちろん轟にも弾幕が放たれるものの、彼は氷壁で防ぎ、イナサは動き回って避けていくが…

    イナサ「関係無いだとぉ!?」

    轟「!」

    イナサ「あるんだなぁこれが…!
    ヒーローってのは俺にとってアツさだ…!
    アツい心が、人に希望とか感動を与える!伝えるッ!」 

  • 45五寸釘25/09/06(土) 22:40:30

    『邪魔だ。俺の邪魔をするな』

    イナサ「…だからショックだった…!
    その目からは、ただただ冷たい怒りしか伝わってこなかったんだから…!
    …そして入試の時、アンタを見て、アンタが誰かすぐにわかった!
    なにせアンタは…!」

    『邪魔だ』

    イナサ「全く同じ目をしてたァ!」

    轟「同じだと?…ふざけんなよ…
    俺は、アイツじゃねぇ…」

    轟(もういい付き合うな…!
    つまるところ、コイツはよくいるエンデヴァーのアンチだ。
    試験に集中しろ!…気を荒立てるな!…親父のことはもう乗り越えた…!
    …いいや…アイツへの嫌悪はまだ…!
    駄目だ…試験に集中しろッ!)

    ギャングオルカ「敵を前に何をしているのやら…」

    イナサ「俺はアンタら親子のヒーローだけは!!どうにも認められないんすよォ!!以上ォ!!」

    轟(試験に…)

    彼はこの状況になってもなお嫌悪を叫び、二人の放った炎と風が再び互いを反らし合う。

  • 46五寸釘25/09/06(土) 22:43:27

    イナサ「また!?やっぱりアンタは!!」

    イナサ「!?」

    轟「!?」

    轟(風で炎がッ…!)

    結果、行動不能から目覚めたばかりの真堂に炎が飛んでいき、直撃してしまうかと思われたその時であった。

    緑谷「!!」

    出久が間一髪のところで真堂のコスチュームを掴み、そのまま空中に飛び上がることで炎から守る。
    彼は試験。それも実際の事件を想定した状況でこんなことをしていることに対し、叫んだ。

    緑谷「なにを…してんだよォォッ!!!!」

  • 47五寸釘25/09/06(土) 23:02:34

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 48二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 07:46:10

    本当にここは正論

  • 49二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 16:44:47

    ほしゅ

  • 50五寸釘25/09/07(日) 18:43:39

    これから続きを投稿しますね!

  • 51五寸釘25/09/07(日) 19:35:11

    轟「!」

    イナサ「!」

    轟(…風を使う個性…)

    轟「!」

    轟(そうだ…引っ掛かってた。
    アイツだ、たしかに…なんですぐ思い出せなかった…こんなうるせぇ奴を…!
    見てなかったんだなぁ、本当に…
    奴を否定するために。それだけだったから…
    …有耶無耶にしたまま過ごしてきた…ここで来るかよ…
    …過去も、血も…忘れたままじゃ、いられねぇんだな…!)

    ギャングオルカ「とりあえず」

    轟「!」

    ギャングオルカ「邪魔な風だァ!」

    イナサ「うっ!?しまった!
    うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

    彼の放った超音波を避けようとしたイナサは回避ルートを潰す形で飛んできたセメントガンの弾に当たってしまい、超音波が直撃してしまう。

    イナサ「グッ!まずいっ…コントロールが…!」

  • 52五寸釘25/09/07(日) 19:36:17

    轟「おい!!」

    轟「!?」

    そのまま墜落するイナサに轟は叫ぶが、直後にギャングオルカの手に首を掴まれてしまった。

    ギャングオルカ「自業自得だァ…!」

    轟「!」

    ギャングオルカ(…距離があったせいで、効きが薄いな…)

    轟にゼロ距離で超音波を浴びせた彼は、墜落してなお風を纏うイナサを見て次の動きを考える。

    オルカ部下「社長がキンキンしてる間に、避難所の方をグッチャにすんべー!」

    轟(クッソォ…!)

    イナサ(チックッショォ…!)

    『なにを…してんだよォォッ!!!!』

    イナサ轟((本当だよ…))

    イナサ(嫌だったものに、自分がなっていたよ…)

    轟(俺のしてきたことが、この事態を招いた…
    俺が!)

  • 53五寸釘25/09/07(日) 19:38:07

    イナサ轟((取り返さねぇと…!))

    芦戸「ヤバい!突破されてる!こっち来る!!」

    百合(まずい!でも両手が…!
    間に合うか…!?)

    ギャングオルカの部下達が迫っているこの状況、百合は要救助者を抱えて皆と走っているため、個性を使うなら一度二つ目の避難場所に到着しなければならず、焦っていた。
    出久はそんな状況でギャングオルカの部下達と最も近い場所におり、真堂を地面に寝かせて立ち上がる。

    出久(距離的に僕が戦線を作らないとまずい!)

    真堂「どいてろ!!」

    その直後、動けないはずの真堂が起き上がり、片手を地面に着けた。
    そこから彼の個性によって地割れが起き、ギャングオルカの部下達は足止めを喰らう。

    出久「真堂さん、オルカの超音波で動けないんじゃ…!」

    真堂「まぁ、ちょっと大分、末端痺れてるねぇ…
    音波も振動。こちとら、個性の反動で、毎日のように脳みそ揺れてんだわ…多少の耐性はついてんのさぁ…
    つか…そんな感じで騙し討ち狙ってたんだよねぇ!!それをあの一年二人がよぉ!!💢」

    緑谷(キャラが…)💧

    真堂「足は止めたぞぉ!奴らを行動不能にしろ!手分けして残りの傷病者を避難させるんだ!!」

    緑谷「はい!」

    そして、出久は敵陣に突っ込むのであった。

  • 54五寸釘25/09/07(日) 20:22:25

    〜〜ギャングオルカの居場所にて〜〜

    ギャングオルカ「さて、風使いを仕留めて、あちらに加勢に行くか」

    轟を離し、倒れているイナサの方へ歩いていくギャングオルカ。
    轟は倒れながら考える。

    轟(無駄に張り合って…相性最悪、連携ゼロ。
    こんなんで、トップヒーローに敵うわけがねぇ。
    もしお前も、そう思ってんなら…!)

    『熱で風が浮くんだよ!!』

    轟(下から…掬い取れッ…!)

    イナサ(痺れて力が入らない…しかし…やるっきゃないッ…!)

    彼は倒れた状態で炎を放出し、それに応えたイナサが風を操った。
    二人の炎と風がぶつかる。

  • 55五寸釘25/09/07(日) 20:24:09

    ギャングオルカ「!?」

    そして…

    轟(炎とッ!)

    イナサ(風でッ!)

    イナサ轟((閉じ込めろォッ!!))

    ギャングオルカに迫った二人の力は巨大な炎柱となり、彼を中心に閉じ込めた。

    ギャングオルカ(身体は動かせずともォ…威力精度は減退しているが、麻痺の効きが十分ではなかった…辛うじて個性をコントロールできている…
    一方で、完全に動けない轟は、炎を焚べることで夜嵐の威力をカバー。
    先程までの愚行が消えるわけではない。だが…良いじゃないかァ…
    雨降って地固まる。過ちに気付き、取り返さんとする…そういう足掻きは、嫌いじゃない…!)

  • 56五寸釘25/09/07(日) 20:57:31

    >>52

    すいませんここは『社長』ではなく『シャチ男』でした。

    脳内変換してください!

  • 57五寸釘25/09/07(日) 21:17:00

    オルカ部下A「おい後ろ!」

    オルカ部下B「シャチ男が、炎の渦で閉じ込められたぁ!」

    オルカ部下C「まずくないか!?シャチっぽいシャチ男は乾燥に滅法弱い…!」

    オルカ部下D「風はいい!炎を止めろォ!!」

    彼らはギャングオルカを助けるため、セメントガンを轟に連射する。
    しかし、その弾は全て氷の壁で防がれてしまった。

    オルカ部下E「なにィ!?」

    オルカ部下D「轟…左右で二つ…!」

    『左右の同時発動…まだ練習足りねぇな。動きが鈍る』

    轟(動けねぇなら、関係ねぇや…!)

  • 58五寸釘25/09/07(日) 21:18:26

    オルカ部下E「ヘルプに戻るか!?」

    オルカ部下F「いやっ待て!!」

    出久「スマァァァァァッシュゥゥゥゥ!!」

    焦る彼らの元に出久が飛び込み、蹴りで吹き飛ばす。

    出久(敵を制圧!)

    オルカ部下G「撃て撃てー!!」

    オルカ部下G「!?」

    尾白「借りるッ!…ハァァァ!!」

    オルカ部下H「うぉァ!?」

    彼はセメントガンを連射していた一人の腕に尻尾を巻き付け、そのまま飛び込んだ際の勢いを利用して周りにいた者を吹き飛ばし、緑谷の隣に飛び退いた。

    緑谷「尾白君!」

    尾白「怪我人の避難済んだって!
    すぐに何人か、加勢来るぞ!」

    目良(…スタンバイしたフックの救出…それ自体はあと三名ほどで全て完了…その時点で、この試験は終わらせます。
    最後の一踏ん張り、頑張ってぇ…
    もうすぐ寝れるぅ…!)

  • 59五寸釘25/09/07(日) 21:47:00

    芦戸「尾白!緑谷!」

    常闇「加勢する!」

    オルカ部下「一斉総射だ!全員固めたれー!」

    梅雨「ケロッ!」

    オルカ部下達「!?」

    二人が戦線に飛び込み、皆を狙ってセメントガンを連射していた者達が何もない場所から伸びてきた長い舌によって脚を掬われる。
    そして、その舌の持ち主である梅雨の姿が地面からふわりと浮かび上がり、彼女は立ち上がった。

    緑谷「蛙吹…梅雨ちゃん!!いつの間にそこに!?」

    梅雨「カエルっぽさを磨いて、ようやく実戦レベルに達したの。
    『保護色』。私の新技よ」

  • 60五寸釘25/09/07(日) 21:50:52

    尾白「蛙吹!救助と捜索は!?もう済んだのか?」

    梅雨「大体ね」

    梅雨「ケロッ!?危ない!」

    尾白「!?」

    彼の背後からギャングオルカの部下達が飛び掛かる。
    しかし、彼らは側面から伸びてきた大量の毛によって絡め取られた。

    尾白「士傑高校…!」

    毛原「…イナサを向かわせた筈だが…まだこんなに残っているとは…士傑の名折れよォ!!」

    尾白「強い…!」

    梅雨「ええ」

    常闇「俺達も行くぞッ!」

    彼が伸ばす毛の勢いは更に増し、ギャングオルカの部下達をどんどん絡め取っていく。
    そして、三人も残りの部下を倒すため、敵陣へ飛び込んでいった。

  • 61五寸釘25/09/07(日) 22:44:40

    〜〜再びギャングオルカの居場所にて〜〜

    緑谷「…」

    彼はギャングオルカが閉じ込められている炎柱を静かに見つめていた。
    炎の中で彼は言う。

    ギャングオルカ「炎と風の熱風牢獄か…良いアイデアだ…並の敵であれば諦め、泣いて許しを請うだろう…
    ただ、そうでなかった場合は?撃った時には既に次の手を講じておくものだァ…!」

    轟「ッ…!」

    イナサ「ッ…!」

    次の瞬間、突如として炎の柱が消え失せた。
    それを消し飛ばしたのはギャングオルカの放った超音波であり、彼は二人に問う。

    ギャングオルカ「でェ…次はァ…?」

  • 62五寸釘25/09/07(日) 22:46:00

    轟(…無ェよッ…!)

    イナサ(無ェッ…!)

    そして、彼が二人に近付いたその時であった。

    緑谷「二人から離れてください!!」

    ギャングオルカ「!」

    彼に飛び掛かった出久の蹴りが炸裂し、彼は右腕のプロテクターでそれを受け止める。

    ギャングオルカ「緑谷ァ…!」

    イナサ「!」

    轟(お前は…どこまでもッ…!)

    そこから蹴りをプロテクターで受け止められた出久がギャングオルカと競り合っていたその時、試験終了を告げるブザーが鳴り響いた。

    目良『えーただいまをもちまして、配置された全てのフックが、危険区域より救助されました。
    誠に勝手ではございますが、これにて、仮免試験全行程終了となります!
    集計の後、この場で合否の発表を行います。
    怪我をされた方は医務室へ。ほかの方は着替えて、暫し待機で、お願いします』

    こうして、仮免試験二次選考が終了したのであった。

  • 63五寸釘25/09/07(日) 23:07:24

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 64二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 06:57:40

    ჱ̒ ー̀֊ー́ )✧ナイスファイトデス!!

  • 65二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 15:05:32

    保守

  • 66五寸釘25/09/08(月) 19:19:03

    これから続きを投稿しますね!

  • 67五寸釘25/09/08(月) 20:15:25

    〜〜その後、合否発表会場にて〜〜

    目良「えー、皆さん、長いことお疲れ様でした。
    これより発表を行いますが、その前に一言。採点方式についてです。
    我々ヒーロー公安委員会と、フックの皆さんによる、二重の減点方式で、あなた方を見させてもらいました。
    つまり、危機的状況でどれだけ間違いの無い行動を取れたかを、審査しています。
    とりあえず、合格者の方は五十音順で、名前が載っています。
    今の言葉を踏まえた上でご確認ください」

    彼の後ろにある巨大な画面に一覧が表示される。
    そして…

    緑谷「み、み、み、み…!」(真っ青)

    峰田「みみみみみみみみみみみみみ…!」(血眼)

    百合「!」

    百合(あった…)

    百合は自身の名前が載っていることを確認してほっとする。
    A組の生徒達は自身の合格を喜び、切島も自身の名前を見つけるものの、彼の隣にはなんとも言えない表情をしている者がいた。

    切島「あったァ!…けど…」

    爆豪「ね"ぇ"…!」

  • 68五寸釘25/09/08(月) 20:16:59

    轟「…」

    彼は出久の隣で自身の名前が無いことを確認し、静かに画面を見つめる。

    イナサ「轟!」

    そんな彼に士傑のイナサが声を掛け、彼の前にやってきた。

    轟「…」

    イナサ「…ごめんッ!アンタが合格逃したのは、俺のせいだッ!俺の心狭さのッ!
    ごめんッ!」

    彼は地面に頭を打ち付ける形で頭を下げ、謝罪の言葉を伝える。

    轟「…」

    轟(これまでの道のり、奴の息子だってこと、ヒーロー目指してく上で背負ってくこと…)

    轟「元々俺が蒔いた種だし、よせよ」

    イナサ「けどッ…!」

    轟「お前が直球でぶつけてきて、気付けたこともあるから」

    芦戸「轟、落ちたの!?」

  • 69五寸釘25/09/08(月) 20:18:21

    瀬呂「うちのツートップが両方落ちてんのかよ…!」

    上鳴「暴言改めよー?言葉って大事よ?」

    爆豪「黙"っ"て"ろ"殺".す"ぞォ"…!💢」

    上鳴「」(真っ青)

    百合(まさかあの人達にもあんな態度を!?)

    峰田「両方ともトップクラスであるが故に、自分本位な部分が仇となったわけである…」

    峰田「ヒエラルキー崩れたり〜w」(轟の肩ぽんっ)

    パシッ(飯田が峰田の頬を後ろから手で挟んで回収する音)

    緑谷「轟君…」

    八百万「轟さん…」

  • 70五寸釘25/09/08(月) 20:19:26

    目良「えー、続きましてプリントをお配りします。
    採点内容は詳しく記載されてますので、しっかり、目を通しておいてください」

    配布係「切島君」

    切島「あざっすー!」

    爆豪「よーこーせーやー…」ギギギ

    切島「そういうんじゃねぇから、これ…」

    葉隠「上鳴ー!見してー!」ユサユサ

    上鳴「ちょ待って、まだ俺見てない…」

    目良「ボーダーラインは50点。減点方式で採点しております。
    どの行動が何点引かれているかなど、下記にずらーっと並んでます」

  • 71五寸釘25/09/08(月) 20:23:09

    百合ちゃんは何点だった?


    dice5d10=1 7 3 4 10 (25)


    結果に最低ライン+50点。

  • 72二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 20:24:25

    特別高くもないけどギリギリでもない……いや75は高いか

  • 73五寸釘25/09/08(月) 20:52:19

    尾白「61点。ギリギリ…」

    瀬呂「俺84!見て凄くねぇ!?地味に優秀なのよねー俺って〜!」

    耳郎「待って!ヤオモモ94点!?」

    緑谷「飯田君、どうだった?」

    飯田「80点だ。全体的に、応用が利かないという感じだったな。
    緑谷君は?」

    緑谷「僕71点。行動自体ってより、行動する前の挙動とか、足止まったりするところで減点されてる」

    飯田「こうして至らなかった点を補足してくれるのはありがたいな!」ウデブンブン

    緑谷「うん」

    緑谷(でも、なんだろう…減点方式で加点は無いわけで、50点未満不合格。
    挽回の望めないシステムなのに、何故50点を切った時点で、退場なりさせず、最後まで続行させたんだ…?)

  • 74五寸釘25/09/08(月) 20:53:36

    目良「えー、合格した皆さんは、これから緊急時に限り、ヒーローと同等の権利を行使できる立場となります。
    すなわち、敵との戦闘、事件事故から救助など、ヒーローの指示が無くとも、君達の判断で、動けるようになります。
    しかしそれは、君達の行動一つ一つに、より大きな社会的地位責任が生じるということでもあります。
    皆さんご存知の通り、オールマイトというグレイトフルヒーローが力尽きました。
    彼の存在は、犯罪の抑制になるほど、大きなものでした。
    心のブレーキが消え去り、増長する者はこれから必ず現れる。
    均衡が崩れ、世の中が大きく変化していく中、いずれ皆さん若者が、社会の中心になっていきます。
    次は皆さんがヒーローとして規範となり、抑制できるような存在とならねばなりません。
    今回はあくまで、仮のヒーロー活動認可資格免許。半人前程度に考え、各々の学舎で、更なる精進に励んでいただきたい!
    えー、そして、不合格となってしまった方々。
    点数が満たなかったからとしょげてる暇はありません。
    君達にもまだチャンスは残っています」

    爆豪「!」

  • 75五寸釘25/09/08(月) 20:55:10

    目良「3ヶ月の特別講習を受講の後、個別テストで結果を出せば、君達にも仮免許を発行する予定です。
    今私が述べたこれからに対応するには、より質の高いヒーローがなるべく多く欲しい!
    一次選考は所謂『落とす試験』でしたが、選んだ100名はなるべく育てていきたいんです。
    そういう訳で、全員を最後まで見ました。
    結果、決して見込みが無いわけではなく、寧ろ、至らぬ点を修正すれば、合格者以上の実力者になるものばかりです!
    学業との並行で、かなり忙しくなるとは思います。次回4月の試験で再挑戦しても構いませんが…」

    爆豪「当然ッ!!」

    イナサ「お願いしまーすッ!!」

    緑谷「やったね轟君!」

    峰田「やめとけよぉ…なぁ、とらんでいいよ、楽に行こー?ヒエラルk」

    パシッ(飯田が頬を手で挟んで黙らせる音)

    飯田「待ってるぞ!」

    緑谷「うん!」

    轟「…すぐ、追いつく」

  • 76五寸釘25/09/08(月) 21:57:43

    〜〜その後、会場前にて〜〜

    緑谷「ぁ〜…!」(仮免許を見ながら感涙)

    お茶子「デク君泣いとるん!?」

    緑谷「なっ!?いや!なんかね、こうね、色んな人に助けられてきて、色んな人に迷惑掛けて来たから…だから、なんていうんだろう…成長してるなって証みたいで、なんか嬉しいんだ…!
    オカアサントオールマイトニ、ハヤクミセタイ〜!」カリメンキョパシャパシャ

    お茶子「うんっ、そだねぇ」

    イナサ「おーい!おーい!」(手をブンブン振りながら走ってくる)

    梅雨「あら士傑まで」

    イナサ「轟、また講習で会おうな!けどなっ、正直まだ好かんッ!先に謝っとく!ごめんッ!
    そんだけーッ!」

    切島「どんな気遣いだよ…」💧

    轟「こっちも善処する」

  • 77五寸釘25/09/08(月) 22:00:30

    青山「メルスィー。
    彼は、大胆というか繊細というか、どっちも持ってる人なんだね」

    緑谷「…あっ!」

    緑谷「すみません!あ、あの!」

    毛原「?」

    緑谷「気配消す訓練って、どんなことされてるんですかぁ?」

    毛原「?そんな訓練していないが…」

    緑谷「えっ、あっ、でもっ、あの…唇プルッとした人が…
    それにあの人、もっと、話したそうにしてたので、お話しできればと思ったんですけど…」

    毛原「唇プルッと…ああ、ケミィか。彼女は調子が悪いと先にタクシーで駅に向かってしまったよ」

    緑谷「ぅえ、あ、そっか、悪いことしたなぁ…」

    毛原「そういえばあいつ、ここ3日ぐらい変だったなぁ…なんか、普段と違うというか…」

    彼の違和感は的中していた。
    何故なら…

    トガ「素敵な遊びをしていました」

    今回の仮免試験の場にいた現見ケミィは、彼女本人ではなく、個性で彼女に化けた渡我被身子だったからである。

  • 78五寸釘25/09/08(月) 23:45:43

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 79二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 08:11:48

    さてさて百合ちゃん的には次はインターン……どこか行くのかな、それとも雄英で特訓集中かな

  • 80二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 16:13:03

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 21:56:13

    ほしゅ

  • 82五寸釘25/09/09(火) 22:14:50

    すいません!今日は投稿できないので明日投稿させていただきます!

  • 83二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 06:05:27

    ラジャー( ˙꒳​˙ )ゝ

  • 84二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 13:34:41

    保守

  • 85五寸釘25/09/10(水) 19:05:03

    これから続きを投稿しますね!

  • 86五寸釘25/09/10(水) 20:43:33

    〜〜その日の夜、耳郎の部屋にて〜〜

    『…毎晩…一緒に、寝てくれませんか…?』

    そう言われた日から彼女と共に眠っていた耳郎は、この日も百合とベッドに入る。
    そして、彼女はいつものように百合を抱きしめると、静かな声色で訊ねた。

    耳郎「…ねぇ、釘貫」

    百合「はい」

    耳郎「…こうして一緒に寝てるのってさ……釘貫の、個性に関わってる…?」

    百合「!」

    その言葉を聞いた百合は彼女の腕の中でびくりと震え、ゆっくりと俯く。

  • 87五寸釘25/09/10(水) 20:46:59

    耳郎「…釘貫が『一緒に寝てほしい』って言う時点で、予想はできてたんだけどさ…一応、確認しときたくて。
    …いきなりあんなこと言われたから、あの時、聞くの忘れちゃっててさ……具体的に説明しなくてもいいから、それだけでも教えてほしいんだけど…駄目かな…?」

    百合「……いえ……関わってます…」

    耳郎からは顔が見えないものの、彼女は耳郎の問いにそう答えた。
    その言葉を聞き、耳郎はどこかほっとしたような声色で返す。

    耳郎「そっか……
    これからもさ…困ったら頼ってよ?…抱え込まないでさ…」

    百合「…はい…」

    こうして、二人は仮免試験当日の夜も共に眠り、通常授業が始まるのであった。

  • 88五寸釘25/09/10(水) 22:22:18

    すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 89二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 06:40:18

    あ〜……かわいい、いい子達
    そうだね、直接個性には関わってないね、百合ちゃんの不安だもんな

  • 90二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 15:06:10

    保守

  • 91五寸釘25/09/11(木) 20:04:18

    これから続きを投稿しますね!

  • 92五寸釘25/09/11(木) 20:26:08

    〜〜翌朝、A組寮にて〜〜

    芦戸「喧嘩して!」

    葉隠「謹慎!?」

    爆緑「「…」」ソウジキカケカケ

    上鳴「バカじゃんw」

    百合(仕掛けたのはあっち(爆豪)なんだろうなぁ…)(負の信頼)

    青山「ナンセンス!」

    瀬呂「バカかよぉ…」

    常闇「骨頂」

    爆豪「…💢」(プルプル震えて不満そうに掃除機を掛け続ける)

  • 93五寸釘25/09/11(木) 20:28:10

    お茶子「それで、仲直りしたの?」

    緑谷「仲直り…っていうものでも…うーん…言語化が難しい…」

    飯田「よく謹慎で済んだものだ!
    では、これからの始業式は君ら欠席だな!」テーブンブン

    轟「爆豪、仮免の補習どうすんだ?」

    爆豪「💢うるせぇ!テメェには関係ねぇだろ!」

    上鳴「じゃあ掃除よろしくな〜w」

    爆豪「〜〜💢」

    こうして、二人を除いたA組一同は学校へ向かうのであった。

  • 94五寸釘25/09/11(木) 21:47:12

    〜〜その後、校内の廊下にて〜〜

    飯田「みんないいか!列は乱さずそれでいて迅速に!グラウンドへ向かうんだ!」テーフリフリ

    瀬呂「いやおめぇが乱れてるよw」

    飯田「!委員長のジレンマ…!」プルプル

    物間「聞っいったっよっAっ組〜w」

    上鳴「?」

    物間「二名!!wそちら仮免落ちが二名も出たんだって〜!?w」

    瀬呂「B組物間…!」💧

    上鳴「相変わらずいかれてやがる…」💧

    切島「さーてはまたおめぇだけ落ちたなー?期末試験時みたいに!」

    物間「フーフフフフ」

    物間「…」(背を向けて黙る)

    切島「いやどっちだよッ!?」

  • 95五寸釘25/09/11(木) 21:48:55

    物間「フッ、こちとら…全員合格w
    水があいたねA組w」

    拳籐「…」(『いつツッコミを入れようか…』という顔)

    轟「悪ぃ…みんな…」

    切島「向こうが一方的に競ってるだけだから、気に病むなよ?」💧

    角取「ブラードティーチャーによるゥとォ?後期ーはクラースとゲーで授業あるですみたい。楽しみしてマース」

    物間「…」(コソコソと角取に耳打ち)

    切島「へー!そりゃ腕が鳴るぜ!」

    上鳴「つーか留学生さんなのねぇ〜」

    角取「ん?『ボコーボコーに打ちのめしてやんよ』〜!」

    上切「「!?」」

    物間「wwwwwwwww」

    拳籐「変な言葉教えんなッ!」

    バシィッ!(拳籐の手刀が物間の首筋に入る音)

  • 96五寸釘25/09/11(木) 21:50:34

    〜〜その頃、列の最後尾にて〜〜

    百合「あ、心操さん」

    心操「ああ、釘貫。昨日は仮免試験だっけ。どうだった?」

    百合「なんとか受かりました…」💧

    心操「そりゃ良かった。こっちも負けてられないな…って、なんか詰まってんな…
    おい!後ろ詰まってんだけど」

    飯田「すみませんっ!💦
    さあさみんな!私語は慎むんだ!迷惑掛かっているぞ!」

    心操「…」(軽く手を挙げて『じゃあこれで』と伝える)

    百合「…」(こくりと頷いて返す)

    心操「カッコ悪ぃとこ見せてくれるなよ」

    常闇「心操…」

    耳郎「体育祭で緑谷と戦った人…」

    瀬呂「なんかあいつ…なんとなくゴツくなった気が…」

    こうして、雄英生一同は校庭に集まり、始業式が始まるのであった。

  • 97二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 23:02:43

    心操くんと百合ちゃん、なんか好き

  • 98五寸釘25/09/11(木) 23:32:49

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 99二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 07:35:08

    いつものんびり楽しんでます

  • 100二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 16:50:19

    ほしゅ

  • 101五寸釘25/09/12(金) 19:07:33

    >>99

    ありがとうございます!

  • 102五寸釘25/09/12(金) 19:08:48

    これから続きを投稿しますね!

  • 103五寸釘25/09/12(金) 19:44:59

    〜〜校庭にて〜〜

    根津「〜ライフスタイルが乱れたのは、みんなもご存知の通り、この夏休みで起きた事件に、起因しているのさ。
    …柱の喪失…あの事件の影響は、予想を超えた速度で現れ始めている。
    これから社会には、大きな困難が待ち受けているだろう。特に、ヒーロー科諸君にとっては、顕著に現れる。
    二、三年生の多くが取り組んでいる、校外活動。ヒーローインターンも、これまで以上に危機意識を持って、考える必要がある」

    芦戸「ヒーローインターン?」

    梅雨「職場体験の発展系みたいなものかしら?」

  • 104五寸釘25/09/12(金) 19:46:05

    根津「暗い話はどうしたって空気が重くなるねぇ。
    大人達は今その重い空気をどうにかしようと頑張っているんだ。君達はぜひとも、その頑張りを受け継ぎ、発展させられる、人材になってほしい。
    経営科も、普通科もサポート科もヒーロー科も、みんな社会の後継者であることを、忘れないでくれたまえ」

    ブラド「根津校長、ありがとうございました。
    それでは、最後に、いくつか注意事項を。生活指導、ハウンドドッグ先生から」

    ハウンドドッグ「グルルゥ…昨日、ガルゥ…ガゥルルル…
    夜の◯☓△□!△◯☓□!ゥオ~~ン↑!!」

    百合(???)(宇宙猫顔)

    ブラド「えーっと、『昨晩喧嘩した生徒がいました。慣れない寮生活ではありますが、節度を持って生活しましょう』、とのお話しでした」

    上切((ハウンドドッグ先生なんだったんだ…?))💧

    峰田「キレると人語忘れちまうのかよぉ…雄英ってまだ知らねぇこと沢山あるぜぇ…」

    八百万「緑谷さんと爆豪さん、立派な問題児扱いですわね…」

    ブラド「それでは、三年生から教室へ戻るように」

  • 105五寸釘25/09/12(金) 20:21:55

    〜〜その後、A組教室にて〜〜

    相澤「じゃまあ、今日からまた、通常通り授業を続けていく。
    かつてないほどに色々あったが、上手く切り替えて、学生の本分を全うするように。
    今日は座学のみだが、後期はより厳しい訓練になっていくからな」

    芦戸「話無いねぇ…」コソッ

    相澤「なんだ芦戸」ゴゴゴゴ

    芦戸「ヒッ!久々の感覚ぅ…!」

    梅雨「ごめんなさい、良いかしら先生。
    さっき始業式でお話しに出た、ヒーローインターンってどういうものか聞かせてもらえないかしら?」✋️

    瀬呂「そういや校長がなんか言ってたなぁ…」

    常闇「俺も気になっていた…」

    八百万「先輩方の多くが取り組んでらっしゃるとか」✋️

    相澤「それについては後日やるつもりだったが…そうだな、先に言っておくほうが合理的か。
    平たく言うと、校外でのヒーロー活動。以前行ったプロヒーローの下での職場体験。その本格版だ」

  • 106五寸釘25/09/12(金) 20:23:46

    お茶子(あー、そんな制度あるのか…ん?)

    お茶子(・・・)

    お茶子「体育祭の頑張りはなんだったんですかー!?」✋️

    飯田「おぉっ!?」

    飯田「たしかに…インターンがあるなら体育祭でスカウトを頂かなくとも道が拓けるか…」

    砂藤「まあぉ落ち着けよ、麗らかじゃねぇぞ」💧

    お茶子「しかし〜…!」

  • 107五寸釘25/09/12(金) 20:25:17

    相澤「ヒーローインターンは、体育祭で得たスカウトをコネクションとして使うんだ。
    これは授業の一環ではなく、生徒の任意で行う活動だ。
    むしろ体育祭で指名をいただけなかった者は、活動自体難しんだよ。元々は各事務所が募集する形だったが、雄英生徒引き入れのためにいざこざが多発し、このような形になったそうだ」

    お茶子「…」

    相澤「わかったら座れ」

    お茶子「早とちりしてすみませんでした…」

    相澤「仮免を取得したことで、より本格的、長期的に活動へ加担できる。
    ただ一年生での仮免取得はあまり例がないこと。敵の活性化も相まって、お前らの参加は、慎重に考えてるのが現状だ。
    まぁ体験談なども含め、後日ちゃんとした説明と、今後の方針を話す。こっちも都合があるんでな。
    じゃあ、待たせて悪かった、マイク」

    マイク「!」(いつもの笑顔で無言扉開け)

    マイク「一限は英語だー!🤟即ち俺の時間!久々登場俺の壇上待ったかブルァ〜!
    今日ォォは詰めていくぜー!!アガってけー!!ヒィァ〜!!」

    こうしてこの日の授業が始まるのであった。

  • 108二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 22:55:13

    うーん、AFO捕まった()とは言え、百合ちゃん的にはまだより多くの人と関わるインターンは辛いか?

  • 109二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 07:11:07

    保守

  • 110二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 14:02:28

    何より百合ちゃん職場体験行けてないからコネクションがな……もし行く・行けるっていうなら先生達の誰かからの紹介になるんだろうけど

  • 111五寸釘25/09/13(土) 19:08:41

    これから続きを投稿しますね!

  • 112五寸釘25/09/13(土) 19:40:25

    〜〜その日の放課後、A組寮にて〜〜

    峰田「んっん〜?wこの埃はなんです爆豪く〜ん?w」

    爆豪「そこデクだ!ざけんじゃねぇぞッ!💢」

    瀬峰「「wwwww」」

    爆豪「おいコラテメェ掃除もできねぇのかァー!」

    緑谷「ご、ごめん…!」

    砂藤「あ〜、疲れた〜…」

    緑谷「あ、みんな!部屋のゴミ、ドアの前に出しといて!まとめます!」

    砂藤「なぁ、今日のマイクの授業さぁ…」

    切島「まさかお前も…?」

    砂藤「当然のように習ってない文法出てたよなぁ…」

    芦戸「あーそれ!ねー、私もびっくりしたのー」 

  • 113五寸釘25/09/13(土) 19:41:43

    切島「予習忘れてたもんなぁ…!」

    砂藤「1回躓くとその後の内容が頭入らねんだよぉ…」

    耳郎「インターンの話さ、うちとか指名なかったけど、参加できないのかなぁ?」

    葉隠「前に職場体験させてもらったとこで、やらせてもらえるんじゃないかなぁ!」

    尾白「やりたいよねぇ!」

    緑谷「!」

    飯田「『たった一日で、すごい置いてかれてる感…!』という顔だね、謹慎君!」

    緑谷「謹慎君は酷いやー!
    …あの飯田君、インターンってなに?」

    飯田「俺は怒っているんだよ!
    授業内容等の伝達は、先生から禁じられた!
    悪いが二人とも、その間をとくと味わっていただくぞ!
    聞いてるか!爆豪君!」

    爆豪「ルっせんだよォ!わかってらクソ眼鏡ェ!」

  • 114五寸釘25/09/13(土) 20:52:56

    〜〜その後、耳郎の部屋にて〜〜

    耳郎「…釘貫とうちらが、一緒に寝てることなんだけどさ…」

    百合が相澤とミッドナイトから武器の訓練を受けているこの時間、彼女は葉隠を部屋に呼び、話を切り出す。
    それは昨夜、彼女が百合から聞いた『共に寝る理由』についての話であった。

    耳郎「昨日、釘貫に理由を聞いてみたんだけど…」

    葉隠「やっぱり、個性関連…?」

    耳郎「うん…」

    葉隠は現在、生徒で耳郎と百合が共に寝ていることを知っている唯一の人物であり、この秘密の共有者である。
    そんな彼女もまた、耳郎と同じく百合が自分達と共に寝ている理由についてある程度予想がついており、肯定を聞いて『やはり』といった表情を浮かべた。

  • 115五寸釘25/09/13(土) 20:55:26

    葉隠「…細かく聞けた…?」

    耳郎「いや、聞けたのはここまで…」

    葉隠「…とりあえず、理由が大まかにわかったのはいいけど…」

    耳郎「その理由がねぇ…」

    二人は『うーん』と唸りながら頭を悩ませる。

    葉隠「…私達三人の秘密だから、みんなに話すわけにはいかないし…」

    耳郎「かといって、一人で寝れない状態を放置するのも不味いし…」

    葉隠「……私達で細かく聞くしかないね…」

    耳郎「うん…釘貫がなるべく落ち着けるタイミングでやろう。なるべく早く」

    葉隠「うん!それじゃあその日までは様子見だね!」

    こうして、二人は何も起きないことを願いながら百合に詳細を聞けるタイミングを探し始めるのであった。

  • 116五寸釘25/09/13(土) 21:43:36

    すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 117二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 05:48:52

    当たり前だが相談のためでも言いふらしたりもしないのいい子達

  • 118二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 12:45:41

    女子が仲良くてよき

  • 119五寸釘25/09/14(日) 14:54:34

    これから続きを投稿しますね!

  • 120五寸釘25/09/14(日) 15:43:44

    〜〜時は流れ、緑谷謹慎終了日のA組教室にて〜〜

    緑谷「ご迷惑!!お掛けしましたァァァ!!」ハナイキフシューフシュー

    お茶子「デク君!お勤め、ご苦労様!」

    百合(囚人かな?)

    耳郎「お勤めって…つかなに息巻いてんの…?」

    緑谷「飯田君!ごめんね!失望させてしまって!!」

    飯田「おぉ…反省してくれればいいが…しかしどうした?」💧

    緑谷「この三日間でついた差を取り戻すんだァァァ!」💦

    切島「あー良いなぁそういうの!好き俺!」

    出久の背後に立つ相澤「全員席に着け」

    緑谷「!?」

  • 121五寸釘25/09/14(日) 19:10:43

    相澤「…おはよう。じゃあ緑谷も戻ったところで、本格的にインターンの話をしていこう。
    入っておいでー」

    峰緑「「?」」

    相澤「職場体験と、どういう違いがあるのか、直に経験している人間から、話してもらおう。心して聞くように」

    緑谷「…!」

    相澤「現雄英生の中でも、トップに君臨する、三年生三名。通称、ビッグ3のみんなだ」

    緑谷「ビッグ、3…!」

    瀬呂「雄英生のトップ…!」

    切島「ビッグ3…」

    芦戸「ビッグ3ー!」

    飯田「映えある雄英生の中の頂点…!」

    八百万「学校の中で、一番プロヒーローに近い存在…」

    耳郎「あの人達が…『的な人』がいるとは聞いてたけど…」

    上鳴「めっっちゃ綺麗な人いるし、そんな感じには見えねぇなぁ」

  • 122五寸釘25/09/14(日) 19:11:48

    峰田(目標、捕捉!)

    峰田の視線「ねじれの顔!胸!腰!脚!」

    峰田(捕捉っ捕捉っ捕捉っ捕捉っ捕捉っ捕捉っ〜)デレ~

    緑谷「あの人…」

    緑谷(あの時の…!
    顔だけしか見えなかったからわかんなかったけど、思い出した!
    去年テレビで観た体育祭で、成績こそ振るってないものの、妙なインパクトを残してた人だ。
    隣の二人もたしか、上位にはいなかったと思うけど…雄英ビッグ3か…どんなヒーローなんだろう…!)

    相澤「じゃ、手短に自己紹介よろしいか。まず、天喰から」

    天喰「…」

    天喰「!」カッ(睨みつけるような顔になる)

    A組一同「!?」

    切島(なんて目付きだ…!)

    飯田(一瞥だけで、この迫力!
    おおおおおおおおおおー!!)

    天喰の視界「じゃがいもヘッドA組!」

  • 123五寸釘25/09/14(日) 19:12:56

    天喰「駄目だ…」

    ミね「「?」」

    天喰「ミリオ、波動さん…じゃがいもだと思って臨んでも、頭部以外が人間のまま…依然人間にしか見えない…どうしたらいい…言葉が、出てこない…!」

    梅飯茶「?」

    天喰「頭が真っ白だ…辛い…!」

    クルッ(壁の方を向く環)

    環「帰りたい…!」

    A組一同「えぇ…!?」

    尾白「あの、雄英、ヒーロー科のトップですよねぇ…?」💧

    ねじれ「あぁ!聞いて天喰君!そういうのノミの心臓って言うんだって!ねー人間なのにねー!ふっしぎー!
    彼はノミの天喰環。それで私が波動ねじれ。
    今日はインターンについて、みんなにお話ししてほしいと頼まれて来ました!けどしかし…
    ねぇねぇ、ところで君はなんでマスクを?風邪?おしゃれ?」

    障子「これは、昔…!」

    ねじれ「あーら!あと貴方轟君だよね!
    ねぇ!なんでそんなところを火傷したのー?」

  • 124五寸釘25/09/14(日) 19:16:14

    轟「ん、それは…」

    ねじれ「芦戸さんはその角!折れちゃったら生えてくる?動くのねぇ!
    ああ!峰田君のボールみたいなのは髪の毛ぇ〜!」

    峰田「!」

    峰田(ボール…!)

    ねじれ「散髪はどうやるのぉ?
    蛙吹さんは雨蛙!ヒキガエルじゃないよねぇ?
    んーどの子もみんな気になるところばっかり!ふっしぎー!」

    上鳴「天然っぽーい。かわいー…」ホンワカ

    芦戸「幼稚園児みたいだ…」💧

  • 125五寸釘25/09/14(日) 19:18:58

    峰田「オイラの『玉』が気になるってぇ?ちょっとちょっとー!セクハラですってセンパーイ!」ハッスル

    後ろの席の八百万と百合「…」(青い顔でドン引き)

    瀬呂「ちげぇよ」💧

    常闇「…」(冷ややかな視線)

    百合(ていうか自分から訊いといて聞かないのは駄目ですよ先輩…)💧

    ねじれ「ねぇねぇ、尾白君は尻尾で身体を支えられる?」

    尾白「えぇっ、あ、あの…」

    ねじれ「ねぇねぇ答えて!気になるの!」

    相澤「…合理性に欠くね…」ゴゴゴゴゴ

    ミリオ「!イレイザーヘッド!安心してください!大トリは、俺なんだよね!💦」ジブンニオヤユビブンブン

  • 126五寸釘25/09/14(日) 20:37:19

    ミリオ「前途ー?」👂️

    シーン…

    上鳴「前途…?」

    百合(多難…?)

    ミリオ「多難ー!つってねぇ!
    よーし!掴みは大失敗だー!」

    砂藤「三人とも変だよな…ビッグ3 と言う割には、なんかさ…💧」コソコソ

    常闇「風格が感じられん…」

  • 127五寸釘25/09/14(日) 20:39:28

    ミリオ「まあ、なにがなにやらって顔してるよね。必修ってわけでもないインターンの説明に、突如現れた三年生だ。そりゃ訳もないよねぇ。
    んー…一年から仮免取得、だよね…今年の一年ってすごく、元気があるよね…そうだねぇ…なにやら滑り倒してしまったようだし…」

    ねじれ「ぁ…」

    環「ミリオ…?」

    ミリオ「君達まとめて俺と戦ってみようよ!」✊️

    一同「へ?えぇぇぇぇぇぇ!?」

    ミリオ「俺達の経験を、その身で経験した方が合理的でしょう?どうでしょうね!イレイザーヘッド」

    相澤「好きにしな」

    こうして三年生三人、A組一同、A組担任の相澤は体育館へ移動するのであった。

  • 128二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 22:39:39

    百合ちゃん……覚悟()してな

  • 129五寸釘25/09/14(日) 22:57:55

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 130二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 07:07:25

    百合ちゃん中衛くらい?だから、直みにはならないかな……

  • 131二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 14:01:47

    保守

  • 132五寸釘25/09/15(月) 17:12:14

    これから続きを投稿しますね!

  • 133五寸釘25/09/15(月) 18:07:07

    〜〜体育館にて〜〜

    瀬呂「あのー…マジすか?」

    ミリオ「マジだよね!」

    天喰「ミリオ…止めたほうがいい…」(壁向きながら小声)

    峰田「遠っ」

    天喰「インターンについては形式的に、『こういう具合でとても有意義です』と、語るだけで十分だ。みんながみんな、上昇志向に満ち満ちているわけじゃない。立ち直れなくなる子が出てはいけない…」

    峰田「えぇ?」

    切島「立ち直れなくなるって…?」

    ねじれ「あー、聞いてー知ってる。昔挫折しちゃって、ヒーロー諦めちゃって、問題起こしちゃった子がいたんだよー。知ってたー?
    大変だよねー通形。ちゃんと考えないと、辛いよー。これは辛いよー」

    角をねじれにいじられてる芦戸「おやめください…」

    常闇「待ってください。我々はハンデ有りとはいえ、プロとも戦っている」

    切島「そして敵との戦いも経験しています!
    そんな心配されるほど、俺ら雑魚に見えますかッ?」

  • 134五寸釘25/09/15(月) 18:08:16

    ミリオ「うん!いつどっから来ても良いよね!一番手は誰だー?」

    切島「!俺がァ…」

    緑谷「僕、いきます!」

    切島「意外な緑谷ァー!」

    相澤「お前ら!良い機会だ!しっかり揉んでもらえ!」

    ミリオ「問題児ー!良いねぇ君!やっぱり元気があるなぁー!」

    砂藤「近接隊は一斉に囲んだろうぜ!」

    切島「よっしゃァ!
    そいじゃあ先輩!せっかくの好意ですんでご指導!よろしくお願いしまァァァすッ!」

    緑谷「!」

    そして、緑谷が突っ込んだ次の瞬間…

    ミリオの服「ほな…」(地面に落ちる)

    緑谷「!?」

    耳郎「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」カオマッカ

    瀬呂「今服が落ちたぞぉ!?」

  • 135五寸釘25/09/15(月) 18:09:23

    ミリオ「あぁ失礼、調整が難しくてね!💦」(ズボンを履きながら)

    緑谷(隙、だらけ!)

    彼は右足で彼の頭部を狙った蹴りを放つ。
    しかし、彼は一切の手応えを感じなかった。

    緑谷「!?」

    緑谷(やっぱり、すり抜ける個性!
    すごい個性だ…どうする!?)

    ミリオ「顔面かよ」

    彼が出久にそう言った直後、彼の背後からテープ、酸、ビームが飛び、彼の身体をすり抜ける。
    そして、それが背後のコンクリートを崩し、砂煙が晴れると…

    飯田「待て!いないぞ!」

    そこに彼の姿は無かった。

    ミリオ「まずは遠距離持ちからだよねぇ!」

    耳郎「ギャァァァァァァァ!!」

    次の瞬間、突然背後に現れた全裸のミリオに彼女が叫ぶ。

    障子「ワープした!?」

  • 136五寸釘25/09/15(月) 19:51:28

    砂藤「すり抜けるだけじゃねぇのか!」

    切島「どんな強個性だよぉ!」

    天喰(違う。ミリオの個性は、決して羨まれる物じゃない。僻むべきは…その技術だよ、一年坊。
    …スカウトを経て、あるヒーローの下でインターンに励み、ミリオは培った)

    ミリオ「POWERRRRR!!」

    後衛を担当していた者達がやられ、残った者達は衝撃を受けた。
    たった一人であの数を相手にし、それぞれを素早く一撃で沈めたからである。

    相澤「通形ミリオ……あの男は俺の知る限り、最もNo.1に近い男だ。プロも含めてな」

    轟「一瞬で半数以上が……あれが、No.1に最も近い男…!」

    相澤「…お前行かないのか?No.1に興味が無いわけじゃないだろう?」

    轟「俺は仮免取ってないんで」

    相澤(丸くなりやがって…)

    百合(参加しなくてよかった…)ホッ
    ※個性関連のことが少しでもバレないように参加を避けてました。

    ミリオ「遠距離はこれだけ!
    あとは近接主体ばっかりだよねぇ!」

  • 137五寸釘25/09/15(月) 19:53:45

    切島「何したのかさっぱりわかんねぇ!」

    お茶子「すり抜けるだけでも強いのに、ワープとか…!」

    尾白「それってもう、無敵じゃないですか!」

    ミリオ「よせやい!」

    百合(…先輩は色んな物をすり抜けてた。
    みんなからは互いの身体で見えなかったんだろうけど、地面に沈んだと思ったら、弾かれるみたいに出てきてたし、ワープでやってるなら落ちるみたいに地面に沈まないはず。
    それに、ワープで地面から出てきてるなら、弾かれるみたいに出てこないだろうし、それも考えると、たぶん【透過】かな…?)

    緑谷「なにかからくりがあると思うよ!
    すり抜けの応用でワープしてるのか、ワープの応用ですり抜けてるのか、どっちにしろ直接攻撃されるわけだから、カウンター狙いでいけば、こっちも触れられる時がある筈!
    なにしてるかわかんないなら、わかってる範囲で仮説を立てて、とにかく、勝ち筋を探っていこう!」

    切島「おお!サンキュー!謹慎明けの緑谷すげぇ良い!」

    ミリオ「だったら探ってみなよ…!」

    次の瞬間、出久達の方へ駆けていたミリオが地面へ落下した。

    砂藤「沈んだ!?」

  • 138五寸釘25/09/15(月) 19:56:11

    緑谷(現れるとすれば…ここ!)

    ミリオ(!反応じゃない!俺がここに現れるの)

    百合(予測した!凄い!)

    彼はミリオが背後の地中から出てくることを予測し、真っ直ぐな蹴りを放つ。

    ミリオ「だが…必殺!ブラインドタッチ目潰しー!」

    ミリオはその蹴りを透過しながら人差し指を出久の目に突き刺すように動かし、透過した指が腕ごと彼の顔を貫通した。
    その直後、彼は目潰しに怯んだ出久の胴に強烈な拳を打ち込み、一撃で沈める。

    ミリオ「殆どがそうやってカウンターを画策するよね!ならば当然!そいつを狩る訓練!するさァ!」

    飯田「緑谷君!…!?」

    飯田「!」

    切島「クッソォ!」

    切島「!?」

    茶葉砂尾口「!」

    残った者達も応戦しようとするものの、素早く移動する彼の動きについていけず、皆一撃で沈められてしまう。

    ミリオ「…POWERRRRR!!」

    こうして、参加したA組生徒全員が倒され、戦い(蹂躙)は終わるのであった。

  • 139五寸釘25/09/15(月) 21:07:36

    〜〜その後、体育館にて〜〜

    ミリオ「ギリギリ、tntn見えないよう努めたけど、すみませんね女性陣!
    とまあ、こんな感じなんだよね」

    緑谷「訳わからず、全員が腹パンされただけなんですが…」(参加者全員で腹をおさえてプルプルしてる)

    ミリオ「俺の個性、強かった?」

    瀬呂「強すぎっすゥ!」

    葉隠「ずるいや!私のことも考えて!」

    芦戸「すり抜けるしワープだし、轟みたいなハイブリッドですかー!?」

    ミリオ「いや、一つ!」

    緑谷「えっ、一つ…?」

    ねじれ「はーい!私知ってるよー個性!
    ねぇねぇ言って良い?言って良い?【透過】!」

    天喰「波動さん、今はミリオの時間だ…」

    ミリオ「そう!俺の個性は【透過】なんだよね!
    君達がワープと言うあの移動は、推察された通り、その応用さ」

    ねじれ「…」(頬を膨らましながら服をクイクイ引っ張ってる)

  • 140五寸釘25/09/15(月) 21:08:50

    ミリオ「あぁごめんて」

    緑谷「どういう原理でワープを…?」

    ミリオ「全身個性発動すると、俺の身体はあらゆる物をすり抜ける。あらゆる。すなわち地面もさ!」

    お茶子「!じゃああれ、地面に落っこちてたってことぉ!?」

    ミリオ「そう、地中に落ちる。そして、落下中に個性を解除すると、不思議なことが起きる。
    質量のある物が重なり合うことはできないらしく、弾かれてしまうんだよねぇ!
    つまり俺は、瞬時に地上へ弾き出されてるのさ。
    これがワープの原理。身体の向きやポーズで角度を調整して、弾かれた先を狙うことができる!」

    芦戸「ゲームのバグみたい」フクレアシドー

    ミリオ「言い得て妙wwww」

    梅雨「攻撃は全て透かせて、自由に瞬時に動けるのね。やっぱりとても強い個性…!」

    ミリオ「いいや、強い個性にしたんだよね」

    出茶「「?」」

  • 141五寸釘25/09/15(月) 21:12:45

    ミリオ「個性発動中は、肺が酸素を取り込めない。吸っても、透過しているからね。
    同様に鼓膜は振動を、網膜は光を透過する。
    あらゆる物がすり抜ける。それは、何も感じることができず、ただただ質量を持ったまま、落下の感覚だけがある、ということなんだ。わかるかな?
    そんな感じだから、壁一つ抜けるにしても、片脚以外発動。もう片方の脚を解除して接地!そして、残った脚を発動させすり抜け!
    簡単な動きにも、幾つか工程がいるんだよね」

    上鳴「急いでる時ほどミスるなぁ、俺だったらぁ…」

    峰田「おまけに何も感じなくなってるんじゃ動けねぇ…」

    ミリオ「そう、案の定俺は遅れた。ビリッケツまであっという間に落っこちた。服も落ちた。
    この個性で上に行くには、遅れだけは取っちゃ駄目だった。
    予測!!周囲よりも早く!時に欺く!何より予測が必要だった!
    そして、その予測を可能にするのは経験。経験則から予測を立てる!
    長くなったけど、これが手合わせの理由!言葉よりも経験で伝えたかった!
    インターンに於いて我々は、お客ではなく、一人のサイドキック、プロとして扱われるんだよね!
    それはとても恐ろしいよ。プロの現場では、時に人の死にも立ち会う。
    けれども、怖い思いも、辛い思いも、全てが学校じゃ手に入らない一線級の経験!
    俺はインターンで得た経験を力に変えて、トップを掴んだ!ので!怖くてもやるべきだと思うよ!一年生!」

    緑谷(経験を…力に…!)

  • 142五寸釘25/09/15(月) 22:04:40

    今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 143二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 06:29:52

    経験も必要、だよなあ……百合ちゃんどうするんだろう

  • 144二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 12:57:34

    保守

  • 145二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 21:45:55

    ほしゅ

  • 146五寸釘25/09/16(火) 21:54:08

    すいません!今日は投稿できないので明日投稿させていただきます!

  • 147二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 06:12:02

    おk保守

  • 148二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 12:51:40

    (っ ॑꒳ ॑c)ホシュー

  • 149五寸釘25/09/17(水) 19:07:53

    ここまで保守ありがとうございます!
    これから続きを投稿しますね!

  • 150五寸釘25/09/17(水) 19:20:25

    尾白「話し方もプロっぽい…!」

    八百万「一分で終わる話を、ここまで掛けてくださるなんて…!」

    上鳴「お客かぁ…たしかに、職場体験はそんな感じだったぁ」

    耳郎「危ないことは、させないようにしてたよね」

    瀬呂「インターンはそうじゃないってことかぁ…」

    飯田「仮免を取得した以上、現場に出ればプロと同格に扱われる…!」

    お茶子「うんっ」

    砂藤「覚悟しとかなきゃなぁ」

    切島「上等だっての!」

  • 151五寸釘25/09/17(水) 19:22:47

    葉隠「そうだよ!私達、プロになるために雄英入ったんだから!」

    障子「そうだな」

    青山「セラヴィー」

    常闇「上昇あるのみ」

    口田「プルスウルトラっ」

    轟(…早く仮免取らねぇと…置いてかれちまう…!)

    相澤「そろそろ戻るぞ。挨拶!」

    一同「ありがとうございましたー!」

  • 152五寸釘25/09/17(水) 19:53:57

    〜〜その日の放課後、百合が武器訓練をしてる時間、A組寮の共有スペースにて〜〜

    爆豪「オラァァァァァ!ゴミがあるなら!持って来いやァァァ!」

    切島「爆豪!頼む!」

    爆豪「オウ!」

    常闇「こっちも頼む」

    爆豪「寄越せやァ!」

    上鳴「俺もー!」

    瀬呂「俺も!」

    峰田「オイラも!」(クソデカい&黄色いゴミ袋ズルズル)

    砂藤「サンキュー!」

  • 153五寸釘25/09/17(水) 19:55:00

    青山「メルスィー!」

    尾白「ありがとう」

    爆豪「溜め込み過ぎなんだよこのクソどもォォ!💢」

    芦戸「くぅー!通形先輩のビリッケツから、トップってのはロマンあるよねー!」

    葉隠「うんうん!」

    梅雨「インターンに行くのが楽しみになってきたわ」

    お茶子「どうなんだろうね?一年はまだ様子見って言ってたけど」

    八百万「とりあえず、相澤先生のゴーサイン待ちですわね」

  • 154五寸釘25/09/17(水) 20:18:52

    うぉぉぉぉ!!四期入るぞ四期入るぞ!!

  • 155五寸釘25/09/17(水) 20:35:22

    〜〜翌日、A組教室にて〜〜

    相澤「プロヒーローの職場に出向き、その活動に協力する、職場体験の本格版、ヒーローインターンですが、昨日職員会議で協議した結果、校長を始め多くの先生が、『やめとけ』、という意見でした」

    一同「・・・えぇぇぇぇぇ!?」

    切島「あんな、説明会までして!?」

    上鳴「でも、全寮制になった経緯から考えたらそうなるか…」

    爆豪「ざまぁぁぁぁぁ!w」

    葉隠「参加できないからって…」💧

    百合(そういうところだよ…)

    相澤「が、『今の保護下方針では、強いヒーローは育たない』という意見もあり、方針として、『インターン受け入れの実績が多い事務所に限り、一年生の実施を許可する』、という結論に至りました」

    爆豪「…💢」

    一同「…」コソコソワイワイ

    爆豪「…クソがァァァァァ!💢」

    こうして、一年生のインターン実施が決まったのであった。

  • 156二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 22:56:06

    わいわいするよなあ、でもマジで百合ちゃんどうするんだ

  • 157五寸釘25/09/17(水) 23:09:44

    すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 158二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 07:23:29

    保守

  • 159二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 12:51:04

    どうするのかな

  • 160五寸釘25/09/18(木) 19:05:30

    これから続きを投稿しますね!

  • 161五寸釘25/09/18(木) 21:18:45

    〜〜その日の放課後、鞭訓練開始直前、演習場にて〜〜

    ミッドナイト「今日の練習を始める前に、インターンの話なんだけど、私がするっていうのは相澤君から聞いてるでしょ?」

    百合「はい、メールで」

    ミッドナイト「そうそう。で、その話だけど、先ず釘貫ちゃんはインターン無しね」

    百合「そうなりますよねぇ…」

    ミッドナイト「私は会議でインターン賛成派だったんだけど、貴女を今の状態で実戦に送り出すのはねぇ…
    …でも、貴女にはまだ使ってない秘密兵器がある」

  • 162五寸釘25/09/18(木) 21:21:38

    彼女はいつものようにヒーロースーツ一式専用の鞄を地面に置くと、百合から中身が見えないよう少しだけ開いて手を入れる。
    そして…

    ミッドナイト「『サイノムチ』!解ki」

    サイノムチ「『アイノムチ』とは違うのだよ、『アイノムチ』とは」ズシィ…

    ミッドナイト「相変わらず重いわね…」ピタッ

    ミッドナイト「解禁!」(『サイノムチ』をバッと取り出して掲げる)

    百合「…」💧

    ミッドナイト「というわけで、今日からこれでやるわよ。
    個性が使えなくても、これさえ使えるようになれば向かう所敵無し!って程ではないけど、今までよりも対処できる敵の範囲が広くなるわ。
    でもお披露目の時に聞いた通り、私の『アイノムチ』より危ない物だから、今まで以上に気を付けてね。
    インターン期間中もひたすらこれの練習よ!」

    百合「はい!」

    彼女は取り出した『サイノムチ』を百合に手渡し、説明しながら自身の分も取り出してそう告げる。

    ミッドナイト「じゃあ、まずはこの重さに慣れるところから始めましょっか」

    百合「はい!」

    こうして、百合の専用アイテム、『サイノムチ』を使った訓練が始まるのであった。

  • 163五寸釘25/09/18(木) 22:22:04

    すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
    良かったら明日も見に来てください!

  • 164二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 06:35:57

    (๑ •̀ω•́)۶ファイト!!

  • 165二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 12:39:53

    よーし!訓練頑張ろう!!

  • 166五寸釘25/09/19(金) 19:03:16

    これから続きを投稿しますね!

  • 167五寸釘25/09/19(金) 19:20:44

    〜〜その後、休日の朝、A組寮の共有スペースにて〜〜

    上鳴「…休みだねぇ〜」ハミガキシャコシャコ

    峰田「特訓に仮免とバタバタしてたから、今日くらいゆっくり…」トナリデシャコシャコ

    全力で走り去る緑谷「おはよぉぉぉ!」

    峰田「…しろよ、ゆっくり…!」

    上鳴「あっちの二人も、週末は仮免の講習か…」(寮から出ていく爆豪と轟を見ながら)

    上峰「「…」」シャコシャコ

    上鳴「…今日俺らヤオモモの予習会やんだけど、お前ら来る?」シャコシャコ

    切島「あー、悪い、俺らも、今日用あるわ」

    峰田「今日のおかずどうしよ」シャコシャコ

    上鳴「…それぞれのライフスタイル…」シャコシャコ

  • 168五寸釘25/09/19(金) 21:25:06

    〜〜その頃、葉隠の部屋にて〜〜

    葉隠「んぅ…」

    百合「…」

    葉隠「…」(無言で百合の頭を撫でる)

    葉隠(…あ…釘貫ちゃん、まだ寝てる…)

    彼女は自身の腕に抱かれている百合を見ながら昨晩のことを思い浮かべる。

    〜〜時は遡り、昨晩、葉隠の部屋にて〜〜

    葉隠「…あ、釘貫ちゃん」

    百合「はい、どうしました?」

    ベッドに入った直後、彼女は思い出したかのように声を掛け、百合は返事をしながら顔を上げる。

  • 169五寸釘25/09/19(金) 21:30:17

    葉隠「前は休日も訓練してるって話だったから、目覚まし掛けといた方がいいかなって思ったんだけど、どう?やる予定ある?」

    百合「あー、ありがとうございます。実は、休日はやらないことになりまして…」

    葉隠「そうなの!?
    でもよかったよー、大変そうだし心配してたんだー」

    彼女は百合の頭を撫でながらそう言った。

    〜〜時間を戻し、現在の葉隠の部屋にて〜〜

    葉隠(…釘貫ちゃんは完全に休み…私と耳郎ちゃんも休み…なるべく早く色々訊ききたい……なら……チャンスは今日ッ!)

    彼女は百合の頭を撫でながらそう考える。
    そして、彼女はそのまま頭を撫で続けながら、百合が起きるのを待つのであった。

  • 170五寸釘25/09/19(金) 22:03:11

    すいません!今日もここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 171二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 07:32:30

    保守
    なんですが、最近ホストの巻き込み規制多くて落とすかもしれません……なんか結構広いみたいで……

  • 172二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 14:01:07

    保守

  • 173五寸釘25/09/20(土) 16:05:05

    これから続きを投稿しますね!

  • 174五寸釘25/09/20(土) 16:06:40

    >>171

    最近ちょいちょい規制までの時間が早くなったり戻ったりしてますよね。

    落ちちゃってもまた立てるので気にしなくても大丈夫ですよ!

  • 175五寸釘25/09/20(土) 17:04:18

    〜〜その日の夕方、A組寮の共有スペースにて〜〜

    お茶子「インターン先決まったんだぁ!よかったねぇデク君!」

    芦戸「凄いじゃん!」

    飯田「おめでとう緑谷君!」

    緑谷「ありがとう…!」

    飯田「俺も、うかうかしてられないな!」

    上鳴「けどほんとすげぇよ緑谷〜」

    瀬呂「ああ!なんたってあのサー・ナイトアイの事務所だもんなぁ〜」

    切島「通形先輩の推薦だってぇ!?」

    砂藤「よくやったなぁ!」

    緑谷「えっ…ぁ、へへへ…」

    轟「また差広げられちまったなぁ。早く追い付かねぇと」

    爆豪「ケッ!」

    お茶子「学校側から、ガンヘッドさんインターンの実績が少ないから駄目やって言われたぁ…」

    梅雨「私も。セルキーさんの所に行きたかったわ…」

  • 176五寸釘25/09/20(土) 17:06:07

    切島「フォースカインドさん、インターン募集してねんだもんな…」

    瀬呂「つーか元から敷居が高いんだよぉ…」

    上鳴「インターンの受け入れ実績があるプロにしか、頼めないからなー…」

    尾白「仕方ないよ。職場体験と違って、インターンは実戦。もし、なにかあった場合…」

    相澤「プロ側の責任問題に発展する」

    上鳴「相澤先生…!」

    相澤「リスクを承知の上でインターンを受け入れるプロこそ本物。
    常闇、その本物からインターンへの誘いが来てる。九州で活動するホークスだ」

    上鳴「ホークス!?」

    瀬呂「ヒーローランキング三位の!?すげぇ!」

    砂藤「流石だなぁ…!」

    相澤「どうする、常闇?」

    常闇「謹んで受諾を」

    相澤「わかった、あとでインターン手続き用の書類を渡す。九州に行く日が決まったら教えろ。公欠扱いにしておく」

    障子「よかったなぁ!常闇!」

  • 177五寸釘25/09/20(土) 17:10:07

    常闇「恐悦至極」

    轟「早く追い付かねぇと」

    爆豪「何度も言うなァ!!💢」

    相澤「それから切島、ビッグ3の天喰が、お前に会いたいそうだ」

    梅砂上瀬「?」

    切島「?俺すか!?」

    相澤「麗日と蛙吹にも、波動から話があるらしい。明日にでも会って話を聞いてこい。
    以上だ」

    切島「天喰先輩…何の用だろう…?」

    梅雨「やはり、インターン絡みの話じゃないかしら?」

    お茶子「うそ!もしそうなら期待してまう!」

  • 178五寸釘25/09/20(土) 17:12:13

    切島「明日まで待てねぇ…!
    俺!今から三年の寮、行ってくる!」

    梅雨「お茶子ちゃん、私達も行きましょ!」

    お茶子「うんっ!」

    轟「早く追いt」

    爆豪「黙ってろッ!!💢」

    上鳴「良いなー麗日達…!」

    瀬呂「俺らも頑張ろうぜー!」

    峰田「へっ、なにがインターンだ。一年の俺らが行っても、雑用押し付けられるのがオチだってのっ」(芦戸の胸を見ながら)

    上鳴「そりゃwお前の職場体験だろぉ?w」

    峰田「思い出させるなよ黒歴史ィィィ!!」(頭を抱えながら)

    一同「www」

  • 179五寸釘25/09/20(土) 21:32:21

    今日もここまで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!
    最近あまり更新できなくてすいません!

  • 180二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:50:38

    出来るペースが1番ですよ、義務になったら辛くなりますし

  • 181二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 07:51:29

    保守

  • 182二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 15:08:17

    ほしゅ

  • 183五寸釘25/09/21(日) 18:09:52

    これから続きを投稿しますね!

  • 184五寸釘25/09/21(日) 20:09:39

    〜〜夜、耳郎の部屋にて〜〜

    この日、葉隠は皆に悟られぬよう、耳郎に百合への聞き出しを行うことを伝えた。
    そして、二人が百合の様子を見守りながら休日を過ごしていると、いつものように就寝時間がやってくる。
    いつもは百合とどちらか片方の二人、たまに三人で眠るこの時間、三人は一部屋に集まっていた。
    入室直後、二人は話を始める。

    葉隠「釘貫ちゃん…寝る前に、訊いておきたいことがあるの…」

    百合「…はい…」

    百合から見た葉隠は、個性の関係で顔が見えない。
    しかし、百合は彼女の声色から、彼女がこれからなにを話そうとしているのかを大まかに察し、静かな声色で返す。
    二人はそんな百合をベッドへ連れて行き、彼女を挟む形で隅に腰掛けると、二人で片方ずつその手を握った。

    耳郎「…みんなには話してないんだけどさ…前にうちが、一緒に寝る理由を聞いたことがあったじゃん…?
    で、その時釘貫が、個性に関わってるってことを教えてくれたのをさ、葉隠と話したんだ…」

    百合「…」

    葉隠「それで、一人で寝れない状態を放置するのは心配だし、そうなった理由とかを聞こうってことになったんだけど…駄目かな…?」

  • 185五寸釘25/09/21(日) 20:12:35

    百合「……いえ…大丈夫です…」

    暫しの沈黙の後、百合はそう答え、ゆっくりと話し始める。

    百合「……私が、寝れなくなったのは……」

    しかし、彼女の言葉はそこで止まってしまい、心配した耳郎が止めに掛かった。

    耳郎「釘貫、無理に話さなくても…」

    百合「いえ…大丈夫です…」

    葉隠「無理だと思ったらやめていいからね…」

    百合「はい……」

    彼女は息を整え、再び話し始める。

    百合「…悪夢を、見るんです……」

  • 186五寸釘25/09/21(日) 20:17:57

    耳郎「悪夢…」

    百合「はい……皆さんが…先生が…私の個性で、頭とか、胸に穴を開けられて…目の前に…」

    葉隠「ッ!釘貫ちゃん…!」

    百合「!」

    次の瞬間、その後の内容を察した葉隠が百合を抱き締めた。

    葉隠「大丈夫…そこまででいいから…」

    百合「……はい…」

    耳郎(…そりゃあ、そんな夢見てたら、寝れなくなるよね…)

    耳郎は握っていた百合の手にもう片方の手を添え、両手でしっかりと握る。
    その行動は百合をより安心させるためのものであり、『絶対離さない』という強い意志の表れであった。

  • 187五寸釘25/09/21(日) 21:52:05

    すいません!今日もここまでで終わらせたいと思います!
    よかったら明日も見に来てください!

  • 188二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 06:02:13

    一緒にいれば見ない、ってのは本当に百合ちゃんの心の問題なんだろなあ

  • 189二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 13:41:09

    保守

  • 190五寸釘25/09/22(月) 19:42:29

    これから続きを投稿しますね!

  • 191五寸釘25/09/22(月) 21:56:49

    すいません!続き手古摺っちゃってるので明日投稿させていただきます!
    よかったら明日も見に来てください!
    次スレは明日作るのでリンクを貼る用に200の部分だけ残していただけると幸いです!

  • 192二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 07:12:35

    (。ゝω・。)ゞラジャ!

  • 193二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 14:13:51

    ほしゅ

  • 194五寸釘25/09/23(火) 16:35:07

    これから次スレを立てますね!
    リンクを貼ったら埋めます!

  • 195二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 16:46:48

    面白かった

  • 196二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 16:47:57

    ksk

  • 197五寸釘25/09/23(火) 17:37:28
  • 198五寸釘25/09/23(火) 17:39:02

    >>195

    ありがとうございます!

  • 199二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 17:39:08

    おつかれさん

    ありがとスレ主

  • 200五寸釘25/09/23(火) 17:40:18

    埋めまーす!

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