- 1二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:44:48
CP.閲覧注意)シュウジ「殺したくないんだ…」
もう嫌だ…殺したくない…殺したくない…僕は何か間違えたの??何でみんな邪魔するの??僕の邪魔しないでよっ!!!!!
何で何で何で何でっ!!!!!
嫌いだ…みんな嫌いだ…
マチュ、どうしてこんな世界で君と出会ったんだろう。向こう側で出会えてれば良かった。頭が壊れそうだ
ここだけシュウジの精神が本編より擦り切れてしまい覚悟が壊れ情緒不安定メンタルブレブレになっていた世界 もうモビルスーツに乗ると反射的に手が震えてしまう状態
同じものが見えるマチュにどんどん依存していって啜り泣いてる、そんな世界
こんな地獄な世界が続いていいのかPart3です
現在はマチュが記憶喪失√
初代及びpart2のスレ主ではありません
またまた落としました、すいません
積極的に保守します - 2二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:45:12
10まで保守
- 3二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:46:26
保守時間間違えた……
すまん - 4今スレ主25/09/04(木) 08:47:31
- 5二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:47:36
保守
- 6二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:47:55
保守
- 7二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:49:12
すまん……すまん……
- 8二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:49:29
保守
- 9二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:49:56
保守
- 10二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:50:13
保守
- 11二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:53:22(CP、閲覧注意)シュウジ「殺したくない…殺したくない…」「みんな嫌いだ!」|あにまん掲示板もう嫌だ…殺したくない…殺したくない…僕は何か間違えたの??何でみんな邪魔するの??僕の邪魔しないでよっ!!!!!何で何で何で何でっ!!!!!嫌いだ…みんな嫌いだ…マチュ、どうしてこんな世界で君と出会…bbs.animanch.com(CP.閲覧注意)シュウジ「殺したくないんだ…」 2|あにまん掲示板もう嫌だ…殺したくない…殺したくない…僕は何か間違えたの??何でみんな邪魔するの??僕の邪魔しないでよっ!!!!!何で何で何で何でっ!!!!!嫌いだ…みんな嫌いだ…マチュ、どうしてこんな世界で君と出会…bbs.animanch.com(CP.閲覧注意)シュウジ「殺したくないんだ…」 2.5|あにまん掲示板もう嫌だ…殺したくない…殺したくない…僕は何か間違えたの??何でみんな邪魔するの??僕の邪魔しないでよっ!!!!!何で何で何で何でっ!!!!!嫌いだ…みんな嫌いだ…マチュ、どうしてこんな世界で君と出会…bbs.animanch.com(CP.閲覧注意)シュウジ「殺したくないんだ…」 2.75|あにまん掲示板もう嫌だ…殺したくない…殺したくない…僕は何か間違えたの??何でみんな邪魔するの??僕の邪魔しないでよっ!!!!!何で何で何で何でっ!!!!!嫌いだ…みんな嫌いだ…マチュ、どうしてこんな世界で君と出会…bbs.animanch.com(CP.閲覧注意)シュウジ「殺したくないんだ…」 3|あにまん掲示板もう嫌だ…殺したくない…殺したくない…僕は何か間違えたの??何でみんな邪魔するの??僕の邪魔しないでよっ!!!!!何で何で何で何でっ!!!!!嫌いだ…みんな嫌いだ…マチュ、どうしてこんな世界で君と出会…bbs.animanch.com
- 12二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:53:59
前スレ達
- 13二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 08:54:51
ありがとう!
- 14二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 09:12:40
前回までのあらすじ
カバスの館で過ごす中、シュウジ達との記憶を取り戻したマチュ。しかし、自分の本名などの記憶を失ったままだった。記憶をどうするかシュウジ達が揺れるなか、マチュの決断は - 15二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 09:16:43
本当に予想がつかない……
ヒゲマンと合流するのかザベ君と合流するのか……
はたまた第三者か……
どうなるのか - 16二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 09:56:30
保守ミスすみませんでした……
前スレ171
「ララァはさ、どうするのが正解だと思う?」
「どうするかはあなたが決める事よ。私が道を示したら、あなたの道にならないもの」
むぅ、厳しいものだ。あの三人は私がシャリア・ブルと言う人物に会うことを強く拒んでいる。しかしながら私としては、このままではいけないと思っている。このまま、護られるだけじゃあいけないんだ。私はあの三人と、同じ場所に立ちたい。後ろじゃなくて、隣に立ちたいんだから。
「なら、もう答えは出ているのではないの?」
「そうなんだけどさー……皆と離れることになったりするかもって、不安なのも事実」
「そうね……でも、進むのなら、傷つくことを恐れてはいけないのよ?」
そうだろうね。傷つくことに躊躇していたら先に何て進めない。躓いて、転んで、失敗して。それでも歩みを止めないことが必要なんだろう……
「……ララァ、あの三人には内緒。情報、流しちゃって」
「良いの?内緒のままで」
「じゃないと止められるし」
ほんのちょっとの葛藤を何とか抑え込み、そう告げる。きっとこうすることで、私は強くなれる。そう信じる。
「ごめんね、シュウジ、ニャアン、ドゥーちゃん」 - 17二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 09:58:48
マチュが前に進んだか
- 18二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 13:35:01
シュウジ、ニャアン、ドゥーが追いかけるのかな
- 19今スレ主25/09/04(木) 13:38:07
- 20二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 18:47:54
保守
- 21二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 21:21:10
同じ場所に立つか
- 22二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 00:33:57
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 00:54:01
希望はある
- 24二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 07:52:25
そういや、エンディミオンユニットはどうしてるのかな?
- 25二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 12:09:42
保守
- 26二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 14:20:50
「なんで、なんでだよマチュ!?なんでそんなことしちゃったの!?」
怒鳴るようにそう告げてもマチュはごめんねと少し悲し気に笑うだけ。
『ごめんね、シュウジ。シャリア・ブルって人に、情報を流すようにララァにお願いした。多分すぐに此処に来ると思う』
信じられなかった。何故マチュがそんな事をする。僕と一緒に居てくれる筈の存在が、僕を満たしてくれる筈の存在が、いつの間にか『たった一つの願い』を越えていた存在が、僕の下を離れていく。そんな事あって良い筈が無いんだ。
「今のままだと、私はシュウジ達に護られるだけ。それじゃあ嫌なの」
そんなことない!今までマチュは僕を護ってくれた。僕の心を護ってくれた。そんなマチュを僕が護る事の何がおかしいんだ。何もおかしくない。だから早く、早く逃げよう!
「駄目。逃げない。進むって決めたから。やっぱりさ、後ろでも前でも無くて、隣に居たいよ」
そう言って、マチュは、僕のことを……ただただ泣いている僕のことを、ぎゅうと抱きしめて。もう一度だけ。
「ごめんね、シュウジ」
やっぱりちょっとだけ悲しそうに笑うのだった。
- 27二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 19:51:27
希望よ、あれ
- 28二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 20:34:36
ヒゲマン達が来て、シャロンの薔薇も回収かな?
- 29二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 23:05:06
本当に続きが気になる……
- 30二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 23:28:35
同志
- 31二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:18:51
朝の保守
- 32二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 09:08:56
あざっす
- 33二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 12:13:46
昼保守
- 34二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 13:06:53
「マチュ……私とシュウちゃんを捨てちゃうの……?」
もう間もなく、あの緑色の戦艦が此処に来ると言う。もうどうしたって間に合いはしないだろう。
家族は全て死んだ。私一人生き残った。イズマ・コロニーで、誰一人頼れるものなんて居なくて、そんな中でマチュとシュウちゃんに出会えた。最初は、シュウちゃんの依存っぷりがおかしいと思えて、でもすぐに分かった。マチュの傍は温かった。満たされた。シュウちゃんとマチュと私と、三人で居るだけで……家族が居たあの頃を思い出して、その日々がずっと続けばって願って止まなかった。
「捨てるんじゃないの。私は取り戻しに行くの。きっと元に戻ったら、三人の前に前みたいな私……いや、ドゥーちゃんはその頃の私を知らないかな?とにかく、前の私に戻って三人と会うの。約束」
「そんな約束、保証なんてどこにもないよ!ねぇ、行かないで!き、記憶、記憶なら、私とシュウちゃんがいっぱいいっぱい作るよ?楽しい物ばっかり作る!お、お金なら……そうだ!私がお仕事探す!二人の事……マチュが望むのなら、あのドゥーも!三人分稼ぐ!それで、それでさ、地球で皆で静かに楽しく暮らせば良い!そうだよ!そうしようよ!」
行かないで、置いて行かないで。捨てないで、私たちを捨てないで。あなたが居なくちゃ、私たちはもう呼吸さえうまく出来ないよ。
「うーん、魅力的。でもやっぱ駄目だ。私はちゃんと……痛みも苦しいことも全部思い出して、その上で皆と一緒に居たいからさ……ごめんね、ニャアン。泣かせたいわけじゃないのにさ」
家族を失った時のように……下手をすればそれ以上に泣く私を、マチュはぎゅうと抱きしめて。ぎゅうと抱きしめて。もう一度だけ。
「ごめんね、ニャアン」
やっぱりちょっとだけ悲しそうに笑うのだった。
- 35二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 20:00:50
ニャアンも、かなり依存してる……
それでも進むマチュ - 36二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 20:45:34
きっと戻る
- 37二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:01:56
夜保守
- 38二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 01:23:01
続き楽しみ
- 39二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 08:28:47
朝の保守
- 40二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 09:15:41
あざっす
- 41二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 16:35:54
本編に戻れるのか……?
- 42二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 20:54:50
楽しみ
- 43二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:34:03
「おねーちゃん……なんで……僕の言ったこと……聞いてくれなかったの……?」
信じられなかった。あれほど言ったはずなのに。シャリア・ブルは、フラナガンは駄目だと。ちゃんと言ったはずなのに。なのに何で?
「ごめんねドゥーちゃん。でもさ、これが一番良いって、そう思った。進むのにはこれが一番だって」
「間違っているよ、おねーちゃん……NT研究において、一般人に人権なんてない。人権があるのは高級士官なんかだけだ。僕やゲーツみたいな何の後ろ盾もない人間は……弄られて、おかしくなるのが当然なんだよ……」
僕だって自分は万事正常だなんて思ったことは一度だってない。この身体だってきっと、長生きできるような調整は受けていないだろう。別に僕自身がそれを後悔しているだとか、恨んでいるだとかなわけじゃない。ただ、そうただ……
「おねーちゃんが、そんな風になるのは、嫌だ……いやだよ、おねーちゃん……」
僕と同じものを見てくれたこの人が、これ以上不幸になるのは嫌だ。僕を理解してくれたこの人がこれ以上不幸になるのは嫌だ。ただでさえ無茶な調整で記憶を失っている。これ以上の調整を受けて……どうなるかなんて想像に容易いんだよ……?
「うーん……でもさ、なんだかそうはならないって、そう思うんだ。うん、そう。多分だけど、上手くいくにはこうするのが良いって。そりゃあ傷付くだろうけどさ、前に進めるかなって。三人と隣を歩けるかなって、さ」
……そんな、不確定な未来……どう信じれば良いんだよ、おねーちゃん……
「大丈夫、大丈夫。きっと上手くいく。きっと、私は全部思い出す。そしたらさ……改めて、ドゥーちゃんの事を教えて欲しいな。好きな物、好きなこと、やりたいこと、私にして欲しいこと……いっぱい考えておいてね?」
そう言って、泣いている僕をぎゅうと抱きしめて。おねーちゃんは、もう一度だけ。
「ごめんね、ドゥーちゃん」
やっぱりちょっとだけ悲しそうに笑うのだった。
- 44二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:36:34
- 45二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:37:37
いいな
- 46二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 06:40:28
保守
- 47二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 07:34:13
頑張れ
期待してるよ - 48二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 09:31:24
- 49二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 15:04:13
ワクワク
- 50二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 21:21:22
「驚きましたね。まさかあなたの様な女の子がジークアクスを十全に乗りこなしていたとは」
緑髪のおじさんが私を見つめてそう言う。そう言われても私にはその頃の記憶が今一曖昧なのだが。覚えているのはシュウジを護ろうと戦っていたことくらいで、どのように乗りこなしていたかとかは良く分かんないよ?
「それでも構いませんよ。要はセンス……あの機体を乗りこなすのに必要なのは技術よりも直感とかの方らしいのでね」
でね、って。あんたらが開発した機体なんでしょ。あのジークアクスとか言うの。
「そうなんですが、こっちでも未解明の技術を盛り込んでいるんですよ。なので……あなたの様な、あれを乗りこなせる人物は非常に貴重です。我々に協力いただける。その代わりあなたの記憶を取り戻す手伝いをする。よろしいですか?」
ん。それと、私の連れの身柄の安全を保証。それが護れないなら、協力はしないし全力で抵抗する。
「よろしいでしょう。胆力がある若者は嫌いじゃありません。其方で暴れようとしている三人には関与しません……赤いガンダムの方は……」
それも手出ししないで。シュウジの物らしいから。元はあんたらの物なんだろうけれど、今はあいつの物だよ。
「……仕方ありませんね。今は『薔薇』の確保とジークアクスを乗りこなせるあなたの方が重要だ。それも呑みましょう」
よし。約束だよ……さてと。
「シュウジ、ニャアン、ドゥーちゃん。そういう訳。ごめんね。でも、約束したからね。ちゃんと戻って来るって。護るから、三人のことも、約束も」
だから、笑って見送って欲しいな。そんな、ボロ泣きで暴れてないでさ。
- 51二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 21:28:16
さて、ここからどうなるのか……
- 52二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 00:15:25
気になる
- 53二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 08:58:06
朝保守
- 54二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 09:59:40
続き無理せず頑張って
- 55二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 14:51:40
楽しみに待つ
- 56二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 18:34:53
イオマグヌッソ関連どうなるのか
- 57二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 19:55:35
「シュウジ。そんなに泣かないの。笑ってお見送りしてよ、ね?」
無理だ無理だ無理だ!そんなの無理だ!また居なくなる、僕の傍から、目の前から、マチュが居なくなる!それに耐えられるほど僕は強くない!そんなことを我慢できるほど僕は強くない!
「行かないでマチュ!いやだ、行っちゃいやだ!お願いだから!離れたら嫌だ!ずっと一緒に居てよ!」
軍人に押さえつけられて暴れる僕に、マチュは優しく話し続けた。
「うん、そうだね。そうするために、今はお別れしなくちゃいけないの。ずっとシュウジと一緒に居るために。ちゃんと全部思い出して、それでもシュウジの傍に居るために。だから、笑って。頑張れって応援して」
いやだぁ……いなくならないで……ぼくを、おいて、いかないで……
「寂しんぼで泣き虫で……でも、凄く優しくて。そんなシュウジの事を、きっと私は好きだったんだと思うよ。だから……バイバイじゃない。またね、シュウジ」
酷く優しく、僕に口付けて。マチュは、僕から離れて行った。
- 58二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 19:56:42
- 59二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 19:59:48
体調不良は仕方ない
無理は厳禁 - 60二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 20:08:31
- 61二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 22:50:02
楽しみに待つ
- 62二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 23:23:56
どうなるか
- 63二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 08:10:35
朝保守
- 64二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 12:00:08
昼保守
- 65二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 19:11:25
保守
- 66二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 22:56:31
寝る前の保守
- 67二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 00:15:16
どうなるのか気になる
- 68二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 07:17:43
「ニャアンもだよ。可愛い顔が台無し。もっと笑ってよ、ね?」
行っちゃう!マチュが、マチュが行っちゃう!家族を失って孤独だった私に出来た、温かな居場所が遠くへ行ってしまう!行かないでお願い!私をまた一人にしないで!
「うぇ、うぇぇぇん!まぢゅ!いがないで!おねがい!」
軍人に羽交い絞めにされ、縋る事さえ出来ない。ただ泣きながら必死に懇願するだけ。そんな私に、マチュは優しく言った。
「ニャアンにはさ、シュウジが居る。二人一緒なら大丈夫だよ……うーん……できれば、ドゥーちゃんのことも仲間に入れてあげて欲しいな。あの子、多分戻ってももう居場所が無いの。だから、一緒に居てあげて。お願い」
私の頬を撫でる手は暖かい。しかしそその手も離されて。
「全部取り戻したいの。わがままだからさ、私。頑張って来るよ。それで戻ってきたらさ、餃子パーティするんだ。美味しいの、ご馳走してね?だから……バイバイじゃない。またね、ニャアン」
最後に酷く優しく、私に口付けて。マチュは、私から離れて行った。
- 69二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 08:31:31
地味にキス魔チュになってる……!
- 70二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 08:51:28
大丈夫だよ、ニャアン
- 71二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 12:59:30
昼保守
- 72二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 21:02:16
がんばれ
- 73二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 23:13:47
あざっす
- 74二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 07:55:50
朝保守
- 75二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 14:35:15
ありがとう
- 76二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 18:29:41
楽しみ
- 77二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 20:50:08
どうなる
- 78二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 22:48:40
保守
- 79二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 00:00:00
続きが気になる
- 80二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 08:16:44
朝保守
- 81二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 15:07:40
楽しみ
- 82二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 17:43:49
「ドゥーちゃん。多分付き合いは一番短いんだろうけれど……なんて言うか、おねーちゃんって呼ばれるの、嬉しかったよ。ありがとう」
「待って!おねーちゃん待って!僕が行く!ぼ、僕だって研究サンプルにはなるはずだ!ね、おねーちゃんは行かないで!行かなくて良い!」
今もあのシャリア・ブルの頭の中は虚無なままだ。虚無なまま、おねーちゃんを求めているのが読み取れた。それは、目的と言う理由以外におねーちゃんへの純粋な興味も含まれていた。虚無と興味のを同時に持ち合わせる。気持ち悪いし不気味だし何をするつもりかまるで分らない。それでも分かるのは、それがろくでもないだろうと言う事だけだ。
「うーん、ダメ。ドゥーちゃんもさ、折角自由に動けるんだから……したいことを探してみると良いよ。サイコガンダムの心臓なんてものじゃなくてさ、自分自身でしたいことをさ」
そんなのもう決まっている!おねーちゃんとキラキラを見るんだ!綺麗なキラキラを、おねーちゃんと二人で!だから行かないで!
「うん、分かっている。その為にも行ってくるよ。今度はさ、もっと楽しくキラキラを見よう?私が記憶を取り戻して、さ。だから……バイバイじゃない。またね、ドゥーちゃん」
最後に酷く優しく、僕に口付けて。おねーちゃんは、僕から離れて行った。
- 83二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 20:58:05
やっぱりキス魔じゃないか
- 84二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 22:18:27
続きが楽しみ
- 85二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 22:28:57
全員とキスしたマチュはどうなる!
- 86二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 01:31:02
どうなることやら
- 87二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 08:26:06
朝保守
- 88二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 14:16:05
昼保守
- 89二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 17:48:52
さて、ここからどうなるのか
- 90二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 00:02:33
楽しみ
- 91二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 07:48:27
そうですね
- 92二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 09:50:55
キシリアはどう動くのかな
- 93二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 10:33:23
気になる
- 94二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 18:30:45
保守
- 95二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 19:09:25
『薔薇の回収、完了しました』
「……これで良いんだよね、おじさん」
実に驚くべき成果だった。よもや、我々がこれほど探して見つからなかった薔薇を、同行してから一週間でいとも容易く発見した。この少女は……新世代のNT……本物なのかもしれない。
「……どしたの?ちゃんと案内したじゃん。まぁ案内と言うか、『こっちじゃないかな』って言う直感を伝えただけだけれど……役には立ったんでしょう」
「……えぇ、勿論です。ご協力に感謝しますよ、マチュ君」
マチュ君。『アマテ・ユズリハ』。勿論この少女の素性はある程度調べは付いた。サイド6政府高官を両親に持つお嬢様。それがこれほどの高位のNT能力を持ち、赤いガンダムのパイロットたちと共に行動していたとは……いやはや驚きである。
「……あのさ、難しいことばっか考えてて疲れない?」
「……は?」
急に何を言い出すのだこの子は?
「なんかさ、おじさんの中、すっごい空白って言うか、中身が抜けてて……其処に無理矢理やらなきゃいけない事を詰め込んでいるって、そんな感じする……良く分かんないけれど……ごめん、変なこと言った」
……空っぽの中に……無理矢理中身……
「……そうかもしれませんね。いやはや、あなたは随分と……人の心を掴むのが上手いのかもしれない」
「褒めてる?」
褒めてますよ、ええ。素直な所も、強気なところも、まっすぐな所も……そうして、人の中身を不快な感情無く読み取って包んでくれるところも……非常に、好意に思いますよ、ええ。
- 96二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:28:43
どうなることやら
- 97二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:31:02
ヒゲマン、マチュにも空っぽとバレる
- 98二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 23:48:32
寝る前に
- 99二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 07:16:11
朝保守
- 100二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 16:55:46
保守
- 101二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 16:57:59
危なかった、注意しないと
- 102二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 22:10:52
保守
- 103二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 07:11:34
朝保守
- 104二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 12:01:35
昼保守
- 105二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 16:29:23
この『ソドン』とか呼ばれる戦艦に来てから二週間ほど過ぎた。最初の一週間で『薔薇』とか言うシャリアさんたちが求めていた物は手に入った……中に、何かララァによく似た気配を感じたりしたのだが、詳しいことは教えてもらえず仕舞いだ。仕方ない事なのだろうが。で、今は私の記憶を取り戻すべくシャリアさん……ヒゲおじさんによる問診と言うか、NTの読心とやらで心を探るとか言う事を模索されているのだが……
「ウーム……」
どうも芳しくないらしい。そもそも記憶を失っているので読むも何も無いと言うのが正直なところなのだそうだ。前途多難である。
「今日はもう良いよ、ヒゲおじさん。根を詰めても仕方ないじゃん」
「そうは言いますがね、此方は貴方にちゃんと成果を提供されました。ならば此方もあなたに成果を提供しなければ正当な取引とは言えないでしょう?」
律儀なことである。最初の段階で正当な取引とは言い難かったはずなのだが……真摯な対応、と言うやつなのだろうか?
「……ふふふ」
「どうしました?急に笑い出して」
「ん?あ、ごめん。なんかさ、軍人さんだって言うから警戒していたけれど……意外と優しいし、真面目だし……良い人だね、ヒゲおじさん」
掛け値なしの本音である。この人は空っぽなのかもしれないが……別に根が悪い人でははいようだ。どっちかと言うとさっきも言った通り根を詰めているだけの人なのだと思う。
「……はは。私をそう評価するのは、あなたくらいのものですよマチュ君」
「そう?なら周りの人はヒゲおじさんを見る目が無いんだね、きっと」
これまた本心でそう言えば、ヒゲおじさんは更に瞳を見開いて……私をじっと見つめる。
「……本当に、あなたは興味深い人だ……こうも、私の心を簡単に引き寄せてしまうとはね」
?何言ってんのか分からないが……褒められているのかな?
「ええ、褒めていますよ。間違いなくね」
そう言うヒゲおじさんの目は……私だけを映しているように見えた。
- 106二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:25:57
むむむ
- 107二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:56:29
人誑しマチュ
- 108二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 21:22:45
シュウジもそうだったけど、本編のヒゲマンも木星での出来事とか”自分の事情"をマチュに話してるよね。
二人とも読心に長けたNTだけど「この娘(マチュ)は自分のことをわかってくれる」って感じたんだろうか。 - 109二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 23:04:05
よかったです。次も楽しみです。
- 110二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 07:10:15
朝保守
- 111二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 08:34:09
あざっす
- 112二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 14:14:30
昼保守
- 113二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 20:32:06
このレスは削除されています
- 114二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 20:52:17
いつも面白く読ませてもらっています
- 115二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 05:15:59
保守
- 116二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 07:27:12
続き気になる
- 117二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 13:13:15
昼保守
- 118二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:23:57
楽しみ
- 119二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:44:16
本当に面白い少女だ。心底そう思う。
言うまでもない事だが、私の心は確かに虚無に満ちている。あの下らない木星への旅。死を超越したような経験。その先の私は正しく虚無、空っぽと言ってよい人生を送って来た。
そして一年戦争で大佐と出会い、あの人の中にある人類への諦観を見て、それはさらに膨れ上がった。ただ生きているだけ、そして大佐の愚かな行いを止める為。そんな無駄とも言えることで人生を過ごしてきた。
だが……
『なんかさ、おじさんの中、すっごい空白って言うか、中身が抜けてて……其処に無理矢理やらなきゃいけない事を詰め込んでいるって、そんな感じする』
『なんかさ、軍人さんだって言うから警戒していたけれど……意外と優しいし、真面目だし……良い人だね、ヒゲおじさん』
いとも容易く私の中に入り込んだ。それも、一切の嫌悪感を感じさせぬままに。私と言う存在の空っぽさを理解してくれた。そして、私を優しいとまで評してくれた。
「……いけませんね……」
認識してしまえば、欲しくなる。何れ返すことが分かっている、彼女を待っている人の下に帰すことが分かっている。私を理解して、肯定してくれる。そんな彼女が……
「……欲しい……」
- 120二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 21:00:43
おっと……?
- 121二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:33:19
マジかよ
- 122二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 07:38:56
朝保守
- 123二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 10:34:35
これはドロドロとした展開になってきましたね
- 124二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 16:18:42
続きが本当に楽しみだ
- 125二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:03:55
どうなることやら
- 126二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 00:00:54
ワクワク
- 127二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 08:05:42
朝保守
- 128二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 09:11:54
本当にどうなるのか気になる
- 129二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 14:29:04
昼保守
- 130二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 20:53:05
「マチュ君。あなた、ジオン国籍を取るつもりはありませんか?」
「は?」
何を言い出すのだこのヒゲおじさんは?
「別に伊達や酔狂で言っているわけではありませんよ。あなたがこのソドンに乗って三週間が過ぎました。その間、あなたの記憶を取り戻すべく尽力したつもりではありますが……残念なことに成果は芳しくない。言ってしまえばあなたには成果を貰っておいて此方からは成果を提供できていない状態は変化なし、と言う事です」
まぁ、そうだね。記憶は未だ戻り切っていない。シュウジやニャアン、ドゥーちゃんのことはある程度戻ったが、其処から先は全然ってやつだ。どうも女子高生で会ったことや、非合法バトルとやらに参加していたようなのだが……個人的な情報がそれ以上ないんだよね……
「で、ですよ。あなたには是非ともジオン国籍を取得し、このまま我々と行動を共にすることを正当化させてしまいたいのです。そうすれば記憶が戻るまでの期間を気にすることが無くなりますし」
いや、いやいや、何言ってんの本当に?
「……もっと言ってしまえば、です。私はあなたに興味を持っている……あなたは私の虚無を覗いて尚、態度を特に変えなかった。優しいと評し、覗くことにも、覗かれることにも、大きく嫌悪を示さなかった……あなたと居ると……落ち着くんですよ、これが」
……んんん?な、なんか、流れおかしくない……?
「前向きな検討を、お願いしたいですね。それから……もしよければ、シャリア、と。ヒゲおじさんも良いですが、ファーストネームで呼んでいただければ、嬉しいですね」
……はぇ?
- 131二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:34:27
凄い事になってきたな
- 132二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:02:28
おいおい
- 133二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 07:25:43
朝保守
- 134二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 12:11:01
昼保守
- 135二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 18:43:37
楽しみ
- 136二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:59:02
保守
- 137二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 02:57:24
NTを次々と虜にしていくマチュさんは罪な女や⋯
- 138二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 06:48:09
よくよく考えてみたら「人の心に土足で入り込んでも怒られない」って
NTからすれば付き合いやすいことこの上ないわな。
要は「自分の全てを受け入れてもらえてる」ようなもんだから。 - 139二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 09:09:13
- 140二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 12:58:44
楽しみだ、これから本当に
- 141二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 16:37:44
本当に展開が読めない……
- 142二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 16:40:34
「中佐……あの……ま、マチュから、その、相談を受けまして……えっと……ちゅ、中佐が、その……」
「ああ、私がマチュ君に告白した話ですか?」
あっさりと肯定して見せればコモリ少尉が大きく目を見開いた。そりゃまぁそういう反応になるのも当たり前だ。私は34になるジオン公国軍人、それも二つ名を拝命しているようなエース……自分で言うのは烏滸がましいが……である。そんな私が17の少女、それも記憶喪失と言う状況のマチュ君に告白したことを肯定したのだ。驚くなと言うのが無理な話であろう。
「ほ、本島だったんですか……?な、何でその……マチュに……?すっごいびっくりしていましたよ……?」
「びっくりはしていても、嫌悪や不快感は示していなかったでしょう?」
これまた私の問い掛けは正解だったらしい。頷いたコモリ少尉に満足げに言葉を続ける。
「そういう娘だったからですよ。私みたいな軍人、それもNTであって人の心を読み取ることが出来る。そんな私に告白されて尚、あの娘は悪感情を持たない。それどころか、覗かれたことにすらも特に忌避感を示さなかった。空っぽな私を野菜いと言ってくれた。私にはそれで充分惚れ込む理由になり得ます」
そうだ、欲しい。あの娘に、マチュ君に隣に居て欲しい。私の虚無を肯定して、大丈夫だよと笑って欲しい……あの少年少女たちではなくて……
「私の傍に居て欲しい。これがきっと恋というやつなんですねぇ、コモリ少尉。初めての感情ですがいやはや、何とも新鮮な気持ちです」
「……」
何処か、恐ろしいものを見る目で私を見るコモリ少尉に、私は笑いながらそう告げるのだった。
- 143二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 16:47:14
- 144二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:00:16
コモリ少尉は癒し枠か
- 145二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:03:48
記憶が無くなって、いろんな前情報というか…しがらみとかまで無くなった結果
本来ならシュウジやニャアンくらいにしか表面化しなかった"マチュの魅力"が剥き出しになっちゃったんだな。
テレビ本編以上に(NTに対して)オープン状態になってるっていうか - 146二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 07:45:43
保守
- 147二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 13:09:28
ふむふむ
- 148二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 18:47:03
常識人枠のコモリ少尉
- 149二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:12:18
「どうしようどうしようどうしよう」
流石に訳が分からない、分からなさすぎる。どうして?なんで?なんで告白された?いや正確には告白じゃあないが、それに近い物なので実質告白で良いだろう。いやそうじゃない。だからなんでだって言う話だ。
「心を覗かれても平気だったって……別に覗かれて困るような事もないし……」
記憶喪失なのだ。寧ろこっちから覗いてくれと頼んでいるのに嫌悪感だのなんだの感じるのも失礼だ。なので平然としていたのだが……いや実際別に嫌悪感は無かった。寧ろ温かかったし心地よかった……てだから違うし。
「……落ち着く、かぁ……」
それは実際私も感じる。あのヒゲおじさん……シャリアさんと一緒に居るのは結構落ち着く。シュウジ達とはまた違う意味で安らぎを感じたりもする。
「……私ってひょっとして……尻軽ってやつなのかな……?」
なんか、好意を寄せてくれる相手なら誰でも良いみたいな感覚?いや違うな、これは多分……
「母性本能って奴の方だ、これ」
頼られて、縋られて、傍に居て欲しいと言われる。多分これ、そんな相手に対する保護欲だ。
「うわー……ど、どうしようか……」
考えたとて答えは出ようはずもない。さっきも言ったがシュウジ達とは違う意味での好意は持ち合わせているわけだし……う、うーん……
「と、取り合えず、どういった類の好意なのか確認しよう……そうだ、私とキスしたいか聞いてみようかな。シュウジ達にはそうやって確認したし、うん」
- 150二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:34:25
キス魔め
- 151二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 07:25:22
キスマチュ!
- 152二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 11:42:03
シュウジと二ャアンとドゥーの反応が気になりますね
- 153二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 17:35:53
続きが楽しみ
- 154二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:49:25
保守
- 155二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 06:20:13
本当に先が読めない……!
- 156二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 13:14:47
昼保守
- 157二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:08:37
待ってます
- 158二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:23:47
「ヒゲおじさん、私とキスしたいって思う?」
唐突ですね本当に。そういう率直な所もまた好感が持てます。NTとして知れ渡っている私には何と言うか、裏があるとか思惑があるとか疑われたりして遠回しな聞き方をされることが多いですからね。こういう風にまっすぐ聞かれるのは本当にありがたいです。
「どうしました急に。したいかしたくないかで言えばしたいですが、別に無理してするようなことも無いと言うのが正直なところですかね」
「そっかー。うーん……シュウジ達は寧ろ向こう側から迫ってきたりしたけれど、ヒゲおじさんはそう言うのじゃないんだね」
「まぁ、年齢が年齢ですし。がっつくのもあまりよろしくないと言う考えもあります」
勿論今言った通りしたくない訳では無い。寧ろしたい。本当なら、無理矢理にでも奪ってしまいたいと思う事さえある。しかしそれで嫌われるのも何と言うか嫌だ。恐らく、私にとって初恋に等しいこの感情。大事にしたいと言う気持ちがあるのだ。
「じゃあ、しても良いって言ったらしたいって事?」
「勿論」
ならどうぞ、とでも言うように。彼女は目を瞑り私に顔を寄せて来た。その無防備さは武器である。NTにとって毒にも等しい武器だ。想いを読み取れるNTにとってその無防備さは完全な信頼の証。それを拒めるほど私は枯れている訳では無かった。
「し、つれいします……ね」
驚くほど緊張した。びっくりするほど丁寧に引き寄せた。そうして重ねた唇は……体験したことを忘れられそうにないほど熱く甘かった。
ああ、返したくない、私の傍にずっといて欲しい、あなたに私を抱き締めて欲しい……必要として欲しいと、愛して欲しいと、そう願った私は、彼女に篭絡されてしまったのだろうと、そう思う。
- 159二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:36:38
- 160二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 22:38:36
ドロドロになってきたな
- 161二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:56:55
本当に読めない展開になってきた
- 162二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:46:15
- 163二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:28:52
ソドン希望
- 164二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:13:37
ソドン内が気になる
- 165二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:20:59
保守
- 166二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:57:36
「マチュ君とね、キスしたんですよ」
遂にやっちまったのか?それが最初に感じた率直な感想というやつだった。女子高生、それも記憶喪失、更には誘拐されて捜索願すら出されている(サイコガンダムのテロが起きていないのでそういう展開)彼女を、遂に手籠めにしちまったのか、この中年中佐は?
「ああ、勘違いしないでくださいね。マチュ君の方からしたいかどうか尋ねられて、したいと答えたらさせてくれたんですよ」
それでも未成年略取になるのではなかろうか?いや、そもそもジークアクスを使っていたのがマチュだからその保護と言う名目は立つのか?いやいや、だからってキスして良い理由になるか?
「あの、それで……中佐は、その……キスして、どうだったんですか……?」
「最高でした。柄にもなく緊張して、重ねた唇の感触に思わず舌を入れてしまいました」
聞きたくないところまで鮮明に話してくれましたねどうもありがとうございました。いや、全然嬉しくないですけどね。
「中佐、分かっていますか?あの子は普通ではないかもしれませんがそれでも未成年の女子高生です。そうでなくとも何れは親御さんないしあのシュウジ君?とか言う子たちの下へ帰すんですよ?そこらへん理解していますか?」
「ああ、そうなんですよねぇ。どうしましょうか。マチュ君はどうしたら私の方を選んでくれるでしょうか?その辺の知識には疎くて。コモリ少尉、何か良い考えありませんか?」
元々ハイライトの消えている中佐の瞳から更に色が消えたのを確かに感じる。間違いなく本気の発言だ。この人は……マチュに、堕ちている。
「ねぇ、どうすべきでしょうかね?贈り物とか?何が好きですかねぇ?あの三人以上に喜ばれるような何か……探さないといけませんねぇ」
よろしくない兆候だなぁ……マチュ、いざとなったら庇うけれど……ごめん、護り切れないかもなぁ……
- 167二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:50:08
どんどんマチュに堕ちていく……