- 1◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 15:45:58
---はじめに---
魔法が万人の扱える異能として当然の様に存在する未来世界。
舞台はXX25年の巨大都市、『ミレニアムシティ・Ω(オメガ)セントラル』、最先端の科学が街を雑然と形作る中を、エルフや獣人と言った亜人種や魔法生物が当たり前に行き交う、マジカルサイバーパンクワールド。
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---設定集---
ここだけ魔法と科学のマジックパンク都市 創造する、魔法が科学と共存する、未来---はじめに---
魔法が万人の扱える異能として当然の様に存在する未来世界。
舞台はXX25年の巨大都市、『ミレニアムシティ・Ω(オメガ)セントラル』、最先端の科学が街を雑然と形作る中を、エルフや獣人と言った亜人種や魔法生物が当たり前に行き交う、マジカルサイバーパンクワールド。
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設定集
登録キャラクター一覧x.gd---------
- 2二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 15:47:01
このレスは削除されています
- 3◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 15:48:55
---禁止事項---
・版権設定の使用
・無敵、万能ロール
・極端な初見殺し(例:「予兆無く放たれる初見では絶対に見破れない透明な斬撃!」「会話中についうっかり特定のキーワードを言ったら洗脳完了!」等)
・極端に対処手段を制限するロール(例:「俺の魔法は全方位火炎放射!回避は出来ないから防御してね!(相手に回避以外の防御手段が無い可能性を考慮していない)」等)
・極端にコミュニケーションが困難なキャラクター(例:「俺のキャラは全編手話で会話します」「私のキャラは独自の暗号言語を使って~」等)
・即死攻撃(例:「俺の剣で斬られたら耐久不可能な死の概念を食らいます、剣技は素人レベルだから当たらなければ良いよね?」等、そういう問題ではありません)
・ロール相手のNG事項に抵触するロールの強要、特にR-18、R-18Gロールの強要
・NG事項があるにも係わらず「そういう展開になる」と匂わされているロールに自分から絡みに行き文句を言う行為
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---参加にあたって---
・当スレはのんびり進行スレです、流れが早くなり過ぎて、返信のペースが落ちている参加者様が極端にシチュエーションに取り残されている場合は一度返信の自重をお願いする場合があります
・1日に10レス分も進めば上々くらいの速度感で、ホスト規制などでの日付跨ぎを気にせず遊びましょう
・キャラクターシートの登録は必須ではありませんが、禁止事項には抵触しないようにお願いいたします
・キャラクターシートを登録する場合はトリップを使ってください
-------------
---リンク---
・テレグラフ(裏行為はこちらでクッションを)
l67Yvx.gd・URL短縮サイト
x.gd---------
- 4◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 15:50:15
【シチュエーション:イベント 参加人数:無制限】(※魔法災害に対処するなり、ただ近くを通りかかっただけの通行人なり、ご自由にご参加ください)
ミレニアムシティ・Ω(オメガ)セントラル、最先端の科学が形作るオフィス街に警報が鳴り響き始めたのは今から30分程前のこと。
飲食店やテラスの賑わう穏やかな午睡のひと時を斬り裂いたけたたましい電子音、『魔法災害』の発生を報せる騒音の原因は、中心に聳える一段と高いガラス張りのビル外壁に取り付いた一匹の火竜(ファイアドラゴン)だ。
都市の外から飛来した、古代から生きる怪物、ごぉ、ごぉと吐息の様に吐き出される焔は窓ガラスを紅く照らし出し。
その間、焔とガラスを隔たるのは、こうした都市部には備え付けられている安全装置、インフラとして整備された魔力を防御壁として展開する魔力防殻システムがチリチリと火花を散らせながら、ビルから逃げ遅れた人々を守っていた。
「魔力防殻、持たねぇぞ!都市警は何やってる!」
「南の方で別の魔法災害が起こったってよ、なんて間が悪いんだか……」
火竜の尾がビル壁を叩き付ける、みしり、ぎしりと支柱が歪む音は、されどその防御機構までも限界に至ろうとしていることを示していて。 - 5◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 15:51:34
(>>3、テレグラフのリンク先だけどうにも仕様理解が出来ていなかったのか手違いが発生しております、ご容赦ください)
- 6のんきな男25/09/06(土) 15:58:02
ひえ~っ、ドラゴンなんて今時珍しいのがいるもんだなあ
(二つ隣にある高層ビル屋上から事態を眺めている) - 7二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:02:20
ぐぼぼぼぼ……ぐばぁーっ
【ゴミ捨て場にてスライムがゴミを食べていく】
【文明の発達によって都市部に生活するスライムは食べるものがゴミになったことで体液がゴミの毒素を濃縮し、体全体が毒になってしまったことで害ある生物としてより討伐されることになっていく】
【しかしゴミ処理の脳力を買われているため、生かされている場所もあるらしい】 - 8◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 16:16:56
ぎょろぎょろと蠢く火竜の瞳が、揺れ動くヴィジョンと共に明滅する魔力防殻から、まるで別の獲物を探す様に。
文字通りに蛇の様な鎌首をもたげて、口の端から盛る炎を迸らせた。
……この大きさの火竜ならば、距離があったとしてもそこまで熱の吐息を届かせることが可能だ。
- 9キーラ・ニコルソン◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 16:18:51
「……あー、あーちょっと、こっちだって仕事中なんだけど。
別の部隊が居るでしょうが、火竜の一匹くらいなら、対処してもらわないと困るんだよ?」
裏通りに立ち込める毒霧もまた魔法災害の一種だ、ガスマスクで顔を覆ったミレニアム都市警備隊の隊員である女は、耳にはめ込んだ通信機器から漏れ聞こえる災害発生の通達を聞きながらため息を吐く。
先に飛んで来た通報はこちらだ、間が悪かったというのは事実、だが毒ガスを撒き散らすスライムだって放っておけばこの一帯を汚染してしまう重大な魔物である。
先着順、不真面目に聞こえど眼の前の事態に対処するのも仕事の内、……それに聞けば聞く程、空を飛び回る火竜の対処というのは自分に向いた仕事ではない。
「適材適所でよろしく、都市警のお仕事ってのはそういうものなんだから、……もしもしスライムくん、ゴミ処理場ならここじゃないよ」
- 10二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:30:05
……うげっ、もしかしてこっち狙ってる?このビルにも防御システムってあったっけ……
(逃げる準備をしながら) - 11◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 16:36:17
Ωセントラルの中核を担うオフィス街ともなれば、必然、防御システムは十全に張り巡らされている。
そうでなければ、一匹や二匹程度の魔物の襲撃で崩壊してしまう治安、古くから魔物、魔法との共存を図って来た人類の叡智がここにはある。
吐き出された焔は異常な熱源としてシステムに知覚され、男が居たビルの壁面からは直ちに半透明の魔力防殻が展開される、それは炎がビル壁に着弾するより僅かに早く、その猛威から男を守っていた。
『ギャオオオオオオン!ォォオォオオオッッ!!』
その光景が不服なのだろう、全てを焼き尽くしてしまいたいという種としての本能すら妨げられて、火竜は怒りのままに吼えた。
- 12二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:43:16
- 13キーラ・ニコルソン◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 16:51:59
「さーて、マスクのお陰で毒は防げているけれど、だからってあんまり長居するのもね」
例えば、ガスマスクを壊され剥がされてしまったり、例えば、身体に傷をつけられ血液からスライムの毒の侵入を許してしまったり。
侵される理由は幾つか思い至る、たかがスライムと舐めてはいけない。
「こういうのはとっとと“核”を潰しちゃうのが良いんだけど。
……視界、悪いなぁ、どこにあるのかな、核」
ひゅるる、と、片手に掴んだ金属柱が翻る、キーラの武器であるカレイドスピアは物理的な攻撃手段であり、不定形の魔物の対処に適した武器ではなかったが。
スライムという魔物には大概身体の中心になる核も存在する筈だ、狙いは、そこ。
- 14二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:57:21
- 15キーラ・ニコルソン◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 17:04:22
「あっぶな……っ」
延長する切っ先が核を斬り抜いた瞬間、舞い散った毒液が爪先を翳めたのを咄嗟に飛び退き、躱す。
大慌てで遁走を開始する毒液スライム達の姿を、キーラは小さく嘆息しつつ、かつかつと靴音を鳴らし追った。
敵意が無くとも、やむを得ない事情であっても、彼らは人に害を及ぼしてしまう以上彼らは魔法“災害”であり、都市警備隊の責務として駆除しなければならない対象だ。
(……人間って傲慢だよねぇ)
キーラに恨みは無い、ただ彼らは“その様に進化してしまった”だけと理解している、だがそれは人間も同様、自分達の害となる存在を排除し生き残り続ける様に進化した、その果てがこの科学と魔法の都市だ。
都市機能は問題無く機能している、全てを呑み込んで。
ひゅるり、再びカレイドスピアの刃が舞った、逃げ惑うスライムの背を抉る様に。
(中の人「しばらく離席いたします、ゆっくりとご参加くださいませ」)
- 16選魔警備隊(E.M.S.)25/09/06(土) 17:09:00
「目標、魔法災害レベル3相当の火竜です!」
『三人は魔法薬粉塵による竜の沈静化を狙え、
私とお前たち二人で先にあの竜の意識を逸らす』
【隊長らしき女性が支持をし、三人の隊員が頷き
そして先に二人の隊員を連れて行く隊長が加速する】
【───選出魔術師警備隊、通常E.M.S.と呼ばれ
主に都市警備隊では対処しきれない魔法災害や
魔術系統の専門知識が求められる際に出撃する、
都市警備隊とは似て非なる組織である】
『─────氷結弾、撃てッ!』
【バイクのような機構の組み込まれた箒から、
体温の高い火竜なら不快だろう氷結弾が無数に
雨霰と降り注ぐ】 - 17二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 17:18:37
《???》
「火竜は警備隊が対応中で現状介入の余地はありません 防御システムが機能しているため街への被害も軽微です」
【破壊を防ぐ防壁越しに、ビルの上からボロいローブで全身を覆った人影?が事態を見守っている
何者かと通信を行っているようだ】
「・・・火竜の組織サンプルの採取ですか? 無理に割って入るのは・・・」
【通信相手の指示に怪訝そうな雰囲気を出したが】
「はあ・・・分かりました、マスター 隙を見て一撃入れて組織を採取します」
【傍観姿勢から戦闘態勢へ移行し、ビルの端から隙を伺う】 - 18二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 17:20:15
- 19◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 18:14:50
- 20キーラ・ニコルソン◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 18:22:23
しゅうしゅうとガスを立ち昇らせるスライムの残骸、その只中でキーラは仕事を終えた。
通信装置からは『E.M.S.』が火竜の災害現場に到着したことを報せる内容が響き、どうやら、自分がもう一つ仕事を増やされることはなさそうだと安堵する。
「スライムの討伐は終わったよ、毒ガスの浄化は処理班を呼んで、……うん、うん、それじゃあよろしく」
中和作業は自分の業務ではない、門外漢が下手に手を出せば、こうした状況はより悪化してしまう可能性だってあるとキーラは知っていて。
だから、“こういう状況”には適した専門の部隊がΩセントラルにはいる。
この場の魔力に釣られて、また別の魔物が現れてしまわぬ様、周囲一帯の警邏をこの後に予定に追加して。
さっさとこのマスクを外し、愛飲の電子タバコにありつきたいとぼやきながら、ガスに曇った空を見上げた。
- 21のんきな男25/09/06(土) 19:04:25
やれやれ、びっくり人間ショーはコリゴリだ~い
(ビルから出て逃げ出す) - 22二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 19:16:09
《魔機兵42号機》
【ビルの方への攻撃が緩んだ瞬間、修復されていく防壁の隙間から一つの影が宙に飛び出す】
「無駄な戦闘は乗り気ではありませんが、命令なら仕方ありませんね」
【ローブを傍目かせながら警備隊よりさらに上の宙を飛び、火竜の直上で魔力で空を蹴り真下へ急降下する】
「少しお邪魔しますね」
【火竜を迎撃する警備隊の真横を横切りさらに速度を上げ、火竜の吐く炎へと突っ込む】
【ローブが消し炭になり、人影も焼き尽くされたように見え・・・】
「魔機兵42号機、戦闘に介入します」
【薄く鋭く張られた魔法障壁で炎を突き抜け、魔法機械で作られた人型兵器が姿を現す】
【高く掲げた右足から加速機構が展開され、落下と機構のエネルギーを合わせた踵落としが火竜の背に叩き込まれ、地へと叩き落そうとする】
- 23E.M.S.25/09/06(土) 19:42:57
- 24◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 21:01:28
燃え散る火の粉、炎熱の嵐、大風を巻き起こす翼と巨躯、畏怖の象徴たる魔物であっても視野は一対。
分散して飛翔する魔女達を追って、赤熱した蜥蜴はビル壁を蹴る、摩天楼はまた大きく撓んで軋む音を立てた。
興味を失ったビルの中から避難誘導の続く雑踏に逃れて往く男の姿などは、気付くはずもない。
『オオオオオオオオッッッ!!!』
魔女達が描いた当初の狙い通り、火竜の標的は彼女らに完全に移り変わった。
常識的な物理法則を無視する軌道でビルから飛び上がった“人型兵器”を一瞥すると、自由落下している様にも見えるその姿に吐息を浴びせ。
“燃やし尽くした”────────────そう確信を抱いた次の瞬間に、無数の氷結弾が動きを鈍らせた火竜の背中へと、尋常ならざる加速と重量が叩き付けられる。
『ギャァアッ、アァアアッ、ォォアオアオアァアアアアアア!!!!!』
みし、みし、みしり、先程までビル壁を砕き割ろうと響いていた異音が今度は自らの背の上で、されど未だ、地には落ちない。
それは自らこそが上位種であらんという竜種なりの意地であったか、樽の様な巨体を思いきり捩り、背に張り付いた人型兵器を地に叩き落とそうとした。
そしてそれは、魔女達の目論見通りに火竜の意識が逸れていることを意味している。
- 25◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 21:03:01
(一応それなりに進んでまいりましたので裏スレ用意してきます)
- 26◆7H59oAD.0A25/09/06(土) 21:08:03
- 27E.M.S.25/09/06(土) 21:17:46
『───次、射出!』
【うまくいった。火竜は今や自分たちを狙って、
更に何処からともなく現れた囮がいる事もあり
こちらの作戦を妨害する事なく進められるのは
この上ない好都合であり大きなチャンスでもある】
「了解!麻痺毒薬、噴霧します!』
【暴れる火竜の死角から、箒の尾の部分に付けた
ある薬を霧状にして3機の箒がその身体を取り巻く
その魔獣に強く効く麻酔・麻痺毒薬は身体を包み、
じわじわと力が入らないようにさせていく】
- 28二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 21:30:59
《魔機兵42号機》
「ちっ、流石に地に落とすには体格差がありすぎますか」
【足裏に手ごたえは感じつつも、未だに宙を飛翔する火竜の背中に着地する】
「ですが、当初の目標は完了です」
【踵落としの際に砕けた甲殻と飛び散った少量の血肉を異次元収納に回収する】
【自身を振り落とそうとする火竜の動き、そして警備隊の次の攻撃を察知し】
「長居は無用 退散させていただきます とう!」
【火竜が体をひねった際に、更に体勢を崩すように翼の付け根を蹴って離脱する】
【いっそうバランスを崩した火竜へ直撃する攻撃を背に、近くのビルの壁へとしがみつく】