- 1二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:25:03
- 2二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:26:04
- 3二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:29:11
ここまでのチャンドラポメロと愉快なDKPI仲間たち
各キャラざっくり概要
チャンドラポメロ ↓
高身長、DKPI、完全両メカクレ、黒髪長髪、恥ずかしがり屋、赤面癖、お洒落リップ
ダブルマシュマロ ↓
低身長、DKPI、やや両メカクレ、栗毛ツーサイドアップ、お喋り、Hな話苦手、ボクっ娘
カベルネソラリス ↓
眼鏡、DKPI、やや両メカクレ、芦毛ポニーテール、表裏の無い生真面目、超甘党、オレっ娘、青色アンダーリム眼鏡、または青色サングラス風眼鏡
ミスディレクション ↓
高身長、DKPI、筋肉、片目ややメカクレ、鹿毛ショート、見た目優等生の中身今時ギャル、赤色アンダーリム眼鏡
レッドへリング ↓
高身長、DKPI、筋肉、そこそこ両メカクレ、鹿毛ライオンヘアー、誤解を生む表情(特に笑顔)持ちの大人しめの娘、黒色アンダーリム眼鏡
ネーロディセッピア ↓
高身長、DKPI、片目完全メカクレ、姫カット黒長髪、ハート目、恋愛オールラウンダー
プティートモナ ↓
低身長、DKPI、片目メカクレ、飛び級小等部、鹿毛太い流星癖っ毛ロング一つ結び、豹変癖あり
ハニーハニーハニー ↓
金髪、 DKPI、片目メカクレ、お嬢様(下着メーカー令嬢)、ストレートロング、ヘーゼル色の猫目
ウーバフローラ ↓
金髪、 DKPI、片目ややメカクレ、ギャル、セミロングハーフアップ編み込み、茶色の目 - 4二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:30:23
- 5二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:31:31
このレスは削除されています
- 6二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:32:34
- 7二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:33:39
- 8二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:34:41
- 9二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:36:13
各キャラの基本プロンプト
チャンドラポメロ プロンプト
solo,long hair,black hair,(black-horse tail),no ears,(blush:1.5),lips,(bangs over eyes:1.3),long bangs,black bangs,
BREAK,masterpiece, high quality, huge breasts,(horse ears),(kemono ears),
ダブルマシュマロ プロンプト(服によってDKPIサイズが変わりやすいので要調整)
(umamusume, horse girl, long horse ears, horse tail:1.2),
1girl, solo, break,
16 years old, (light brown hair, dark orange hair, multicolored hair, medium hair, twintails:1.5), (hair over eyes:1.6), red eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes, slit pupils, sharp teeth,
(oppai loli, short height:1.2), (huge breast:1.3), breasts apart, wide hips, curvy, - 10二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:37:13
ミスディレクション プロンプト
(umamusume, horse girl, horse ears, horse tail:1.2),
1girl, solo, break,
(dark brown hair, light brown hair, multicolored hair, short hair:1.5), straight hair, (hair over eyes:1.3), dark-green eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes, (tall female, big woman, enormous, towering), muscular female, large breasts, (leg muscles, wide hips:1.1),
(multicolored big hair bow, red semi-rimless eyewear:1.5),
レッドヘリング プロンプト
(umamusume, horse girl, long horse ears, horse tail:1.2),
1girl, solo, break,
(dark brown hair, black hair, multicolored hair:1.5), short hair, straight hair, (long big hair, hair over eyes:1.5), dark-green eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes, (tall female, big woman, enormous, towering), muscular female, huge breasts, (wide hips:1.1), long legs,
(hair bow, black-framed eyewear:1.5),
evil grin, parted lips, crooked teeth, - 11二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:38:53
ネーロディセッピア(トレセン制服姿) プロンプト
solo,girl,(long hair),(black hair),hime_cut,(black-horse tail),no ears,violet eyes,(hair over one eye:1.3),(heart shaped pupils),long bangs,black bangs,BREAK,masterpiece,high quality,(huge breasts:1.5),(horse ears),(kemono ears),glamorous,kind smile,,tracen school uniform,
プティートモナ プロンプト(基本部分のみ/状況によっては年齢指定は抜いた方がいいかも)
(umamusume, horse girl, horse ears, horse tail:1.2),
12 years old, child, (dark-brown hair, white streaked hair, inwardly curled hair, flipped hair, low-tied hair, very long hair, hair over one eye, shaded face:1.5), black eyes, round eyes, high detailed eyes, shining eyes, beautiful eyes,
break, shortstack, oppai loli, (short height, huge breast:1.2), pointy breasts, (no headwear, ear bow:1.5), - 12二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:43:05
ウーバフローラ プロンプト
1girl, solo, break, (umamusume, horse girl, long horse ears, horse tail:1.2),
blonde hair, medium hair, long hair, straight hair, long bangs, swept bangs, (hair over one eye:1.3), half up braid, ahoge, brown eyes, tareme, narrowed eyes, star-shaped pupils, eye reflection, high detailed eyes, shiny eyes, beautiful eyes, pink lips, puffy lips,
break, tan, tall female, tall height, (large breasts:1.1), (heavy breasts, sagging breasts), (wide hips:1.1), long legs, shiny skin, gleaming skin,
break, (no headwear, star hair ornament on own right head, neon eyeshadow, mascara, jewelry, gyaru accessories:1.5), - 13二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:57:48
- 14二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 17:29:50
スレ立ておつわよ
全てのメカクレデカパイモブウマ娘に祝音を
全てのメカクレデカパイモブウマ娘好きに祝福を - 15二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:58:02
前スレ189より
「選り取り見取りとは~この事でしょうねぇ」
「よりどり?」
「いえ~。こちらの話です」
ダブルマシュマロさんは前の開いた白ブラウスにオレンジのリボン付きフリル水着。ウーバフローラさんは水色ビキニに私と同じようなパレオを腰に巻いております。
全員が全員、差し合わせた訳ではないでしょうに、各々の水着に色の被りがありません。チャンドラポメロちゃんとプティートモナさんの学園指定の水着ぐらいでしょうか。それでも、お二人はお胸のサイズこそ似たものですが、身長や髪の色が違うので、やはり違った印象を与えます。
そんな皆さんが一堂に会するこの状況。そして、水着という解放感溢れる今の御姿。
是が非でも、その水着姿とトレウマかウマウマかウマ友な展開とを掛け合わせられないかをラヴ見しなければならないでしょう。
ダイワスカーレットさん、ミスディレクションさん、レッドヘリングさんらのラヴ度指数を計測済み。プティートモナさんに関しては、後数年……いえ、後一年待って頂ければ計測可能範囲になるとの事で中止。
ではでは、残るメカクレ同盟の方々の計測を開始致しましょう。
「ダブルマシュマロさんの~水着姿、とってもよくお似合いです~ねぇ。ラヴです」
「えっ、あ、へへっ。正面から褒められると照れちゃうスね」
最初に目に付いたのはメカクレ同盟トレウマ候補の一人、ダブルマシュマロさん。
一番トレウマに近いペアがミスディレクションさんとその担当トレーナーさんであれば、次点が彼女とその担当トレーナーで間違いないでしょう。
学生であるウマ娘側が押せ押せな感じのミスディレクションさんに対して、こちらは担当トレーナー側が押せ押せな感じです。ウマ娘側からラヴが発せられているのであれば、担当トレーナーの外堀内堀を埋め立てて舗装し、在学中または卒業と同時にウマ娘側が襲えば問題ありません。実際にはかーなーりーの問題はありますが、問題は、決して、ありません。
しかしながら、このペアは担当トレーナー側がラヴを発信している為、外堀内堀を埋め立てたところで世間と言う厳しい堀が残ってしまいます。これを埋めるのは容易ではなく、残された手段は夜のウマぴょい伝説からのこんなに大きくなりましたのコンボを決める事か、ラヴの逃避行をするかの二択ぐらいでしょう。 - 16二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:59:03
ですが、いずれの選択肢もその後の二人の未来を考えると、じれったくとも軽率にいやらしい雰囲気には出来ないジレンマを抱えてしまいます。
「担当の~トレーナーさんに見せたらきっと喜ぶと~思いますよ」
「へっ、ええっ!? いや、いやいやいや! 今のボクの姿をあの人に見せるなんてそんなそんあ!」
「あら~そうですか」
最後呂律が回らない程に狼狽してみせるダブルマシュマロさんを前に、私は思わず舌なめずりしそうになるのを右手で頬を添える仕草で耐えます。
脈あり脈なしなしなしでしたら、そこをトレウマで押し通らせるのはラヴ道に反します。しかしながら、彼女の狼狽えっぷりを見るに、これは間違いなく脈なし脈ありありありでしょう。
何かきっかけがあれば、ダブルマシュマロさんは担当トレーナーの事を異性として意識し始め、レース後の度に担当トレーナーからの過度とも言えるスキンシップにドギマギするに違いありません。
そうなれば、互いのラヴ矢印は向かい合い、向かうところ敵なしのダブルマシュマロ大勝利、トレウマの未来へレディー・ゴー待ったなしです。
今この場で、その本人や周囲のメカクレ同盟の人たちがいなければ、あまりにも美味しい展開過ぎて高笑いをするところでした。
うむり。ダブルマシュマロさんのトレウマ展開は、何かとんでもない事が起こらない限り秒読みと判断しても良いでしょう。トレウマ前の甘酸っぱいやり取りも含めて、ラヴ丸を超えた超ラヴ丸です。
故に今日はこれ以上踏み込まず、経過観察と致しましょう。
- 17二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:01:38
「カベルネソラリスさんの水着は~、格好良いですねぇ」
「ん? そうか? いやこれ、色合いは気に入っているが、成人男性のサイズだからなぁ」
「気に入った~配色のサイズがそれしかなかったとか~でしょうか?」
「……いや、単純に女性向けラッシュガードのサイズだと合わなかったんだよ」
そう思っていると、視界の端にカベルネソラリスさんが映ったので、ラヴ度指数計測を彼女へと移します。
カベルネソラリスさんは私と同じチーム所属であり、チームトレーナーの方も既婚者女性故にトレウマがまず成立しません。
未婚女性であればトレウマの可能性も追えたのですが、私の進むラヴ道に寝取り寝取られの習得は範囲外につき、本人たちが望まない限りはそこにラヴはないと見てスルーさせて頂いております。
そして、そんなチームトレーナーさんとカベルネソラリスさんや私の間に、残念ながらトレウマ要素は発生致しませんでした。
加えて学園内でカベルネソラリスさん自身にトレウマ、ウマウマ、ウマ友の気配を感じられず、それが水着にも反映されているご様子。
機能美を求めていたら、胸元の超巨大山脈故に好きなのを選べない。私たちのあるあるな悩みと言えるでしょう。
- 18二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:03:20
新スレになっても止まらない、水着×ラヴ度指数計測というネーロディセッピアの狂気
しかしながら、流石の彼女でもカベルネソラリスにはラヴを見いだせないのか!?
スレ立ておつですほなまた - 19二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 00:16:38
- 20二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 08:30:48
おはようの保守
- 21二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 17:46:53
- 22二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 19:27:09
- 23二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 23:27:06
うーん…いかん
カベルネソラリス君をトレウマにするかウマ友(地元の同級生)にするか悩める…
勝手にメカクレデカパイは軽率に増やすけれども、こればっかりは意見を伺いたい
他の子たちなら好きなだけ好きにする、出来るのだけれどもソラリス君、メカクレデカパイズの中で正統派美人系且つ貴重なオレっ娘なので…
とあるトレーナーから専属契約して、互いに利用しようとかいうビジネス関係だったのにシニア級から勝ち始めてトゥンクする展開も見たいのですよなぁ!?
そのせいで今日書き進められませんでした皆さんの意見を下さいほなまた() - 24二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 23:50:54
補足情報として…
・カベルネソラリスは実力こそ付けてきたものの、専属ではなくチーム契約故に限界を感じつつあった
・OPウマ娘にこそなっていないものの、ちゃんと好敵手認定したチャンドラポメロの走りはチェックしており、専属契約の強みを見ている
・ビジネスライクなそのトレーナーはウマ娘の能力や才能を見てトレーニングやレース展開のアドバイスをするが、実際にレースを走るのはウマ娘自身だとレース自体は相手に丸投げの仕事人気質(要するにレースは積み重ねてきた努力や戦略の結果を見る場所であり、勝敗は事前の準備こそ大事と見るタイプ)
・上記のスタンス故か、トレーニングも限界ギリギリまでのものが多く、加えてレース丸投げという放任主義にも思えるやり方について行けず、途中で専属契約を相手から切られる
・急いで別の子と契約しないとトレーナーとしての立場(というか給与)が危ないと色々調べていたところに、光るものはあれど花が開かないカベルネソラリスに目を付ける
・トレーナー的に崖っぷちなのもあり、それまでは自身のスタンスを相手に伝えずにトレーニングや戦略を一方的に話していたが、それらを全て暴露した上でビジネスライクな関係での専属契約を申し込む
・要するに「お前は勝ちたい。そして俺はトレーナーとしての実績を積みたい。互いの利害は一致しているから互いに利用し合って行こうじゃないか」という感じ
- 25二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 00:32:39
書きやすい方で良いんじゃないかなー
情報を見た感じ、トレウマの方に惹かれているような気配を受けるし、何よりも楽しめると筆が進むので惹かれる方向に進むのが吉だと思う
それぞれが楽しんだ結果を楽しむのが良いのであって、アマチュアな我々は読者を楽しませるのを必ずしも大前提としなくてもよいと思っている
つまり、
「俺とアイツはあくまでビジネスライクな関係だ。なのに、この胸の奥のざわめきは何だってんだ……なんでアイツが他の女と話してるの見るとこんなに嫌な気持ちになるんだ……」
という気丈俺っ娘が初めての感情に戸惑うところはイイ!と思うのですよ - 26二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 08:59:55
だんだん絆されていくのいいぞ
- 27二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 17:50:06
- 28二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 20:32:14
- 29二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 23:17:25
「けれども~素敵な水着姿ですよ」
「まあ、ありがとよ」
やむにやまれぬ事情故に選んだ男性用のラッシュガード。而してそれを見事に着こなして魅せるのですから、カベルネソラリスさんは凄い人だと思います。
ウマ娘は全員が全員、顔立ちが整っている種族ですが、その中でも彼女は一段上にいる気がします。
というのも、単に私がカベルネソラリスさんのようなクールビューティーといえる顔立ちのウマ娘をあまりお目に掛かっていないのが大きいのですが。ですが、それを抜きにしても、どこか憂いのある神秘的な雰囲気すら感じさせるその横顔は、顔立ちが整っている同種族の目から見ても美しいの一言に尽きます。
ともすれば、そんな彼女に浮いた話の一つや二つありそうなものですが、入学してからこの方隙がありませんでした。しかし今、カベルネソラリスさんのラヴ情報を私は握りしめております。
彼女のラヴ度指数を測る為にも、その情報を使って上手く誘い出しましょう。
「きっと~、上京してきた同級生の方に見せたら、褒めてくれる~と、思いますわ」
「は? あの野郎が? いや、何でだよ?」
「あっ……はい~」
虎穴に入らずんば虎子を得ず、のつもりで挑んだのは巨大な藪であり、私は蛇を出してしまったようです。
先程のダブルマシュマロさんの「あの人」発言が甘いラヴスイーツのように感じられる程に、彼女の返す言葉は淡々としてラヴ味がありませんでした。というより、アウトオブ眼中、ですねこれは。
私が得たラヴ情報から、もしかするとカベルネソラリスを追っての東京の難関私立中学入学からの応援からのラヴルートでは、と睨んでおりましたが、当てが外れました。まだまだラヴ道の精進が足りないようです。
仮にラヴ情報が正しいのだとしたら、彼女の同級生の方には同情を禁じ得ません。
しかしながら、万が一の可能性があれば、それに賭けたいと思うのもまたラヴ道。ここは敢えて一歩踏み出す勇気も必要かも知れません。
- 30二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 23:18:59
「この間~、偶然学園の外で出会った~と伺いまして」
「あ? ああ。ったく、情報通と言うべきか、耳年増と言うべきか……まあ、そうだな。両親以外で、地元の顔馴染みと会うとは思わなかった」
「なるほど~。それはきっと運め……いえ、カベルネソラリスさんも彼も、嬉しかったのでは~」
「いや、全然?」
「……」
逸る気持ちを抑えつつ、それとなく会話の方向性を誘導しようとしましたが、一刀両断されてしまいました。このカベルネソラリスという名刀、切れ味が鋭すぎますわ。
これはもう、もしもその地元の同級生の方が彼女の後を追って上京したのだとしたら、同情するどころの騒ぎではありません。互いにお酒が飲める年齢でしたら、一晩一杯奢るレベルでしょう。
ですが、これでもし互いの連絡先を交換していたとかがあれば、億が一の可能性もございます。ここまで来たら、その一縷の望みに縋る気持ちで食い下がりましょう。
「でもでも、昔話に花が咲いて~連絡先を交換し合ったとか」
「それこそあり得ないだろ。安易に学園の部外者と連絡先交換とか、本人にその気がなくても悪用されるかも知れないし」
「……」
「第一、あの野郎は初等部の時に散々オレの胸をからかってきた奴だ。仮に向こうが連絡先の交換を提案してきても、お断りしたいね」
「……あー」
「ま、とはいえあの野郎も少しは成長……いや、反省か? 少なくともからかうような真似はして来なかったな。目線を下げて、オレと顔が合わせられないぐらいには悪いと思う気持ちがあったらしい。言葉もたどたどしかったしな」
「おぉ、もう」
- 31二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 23:26:17
彼からすれば、初等部の時よりも更に超巨大山脈と化した彼女の胸に釘付けだった可能性もありますが、そうと決めつけるのは流石に名誉を傷つける事になりかねません。
とはいえ、色んな意味で歯牙にもかけない態度といい、プロ意識が高いが故のセキュリティリスクの管理がしっかりしているところといい、カベルネソラリスさんは正に難攻不落。
地元の同級生の彼が、彼女に対してそういう気持ちを抱いているかは、もう少し情報を集めなければ判断が下せませんが、現状のラヴ度指数は皆無と言っていいでしょう。
高嶺の花、とまでは言いませんが、恋愛に関してお高くとまっている訳でもないのに、本人にその気がなさ過ぎるが故のラヴバツを差し上げねばなりません。今のカベルネソラリスさんの心を射止めるには、それこそ案外彼女に色目を使わずにビジネスライクな線から攻めた方が良いやも知れません。
とはいえ、現状私が持っている情報の中では、そのような情報は入って来ておりません。残念至極に存じます。
「そうですか~ではではお次は……」
「むふー」
「ウーバフローラさんの~水着で」
「え、マジ? あーしの水着、頭の毛先からつま先の爪まで見られちゃう?」
「ちょっと! この流れでしたら次は私の水着評でなくて!?」
気持ちを切り替えて残るメカクレ同盟の水着ラヴ評をしようかと思い、目についたハニーハニーハニーさんはスルー致します。
私の視界の外で彼女が抗議しているようですが、金色に輝くビキニとチーム契約から専属契約へと一歩踏み出せていないハニーハニーハニーさんはそれこそまだまだマンモーナと言えるでしょう。
血も涙もなく、情け容赦のない判断に私も心苦しいのですが、せめて専属契約を申し込んでくれたトレーナーさん相手に尻込みせずにいつものように高笑いしながら契約しやがってから土俵に上がって下さいまし。
- 32二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 23:28:12
カベルネソラリスにラヴ度指数計測初のラヴバツが出てしまい申した
トレ友する為に存在を匂わせていた彼女の地元の同級生には心の底から同情を…踏み台にしてマジゴメン
そして、それはそれとしてハニーハニーハニーには妙に手厳しいネーロディセッピアさんでしたほなまた - 33二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 09:03:28
初手対応を誤っちゃったからだろうなぁ…
- 34二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 16:21:10
まず恐らくは初動デカパイな同級生に惚れたはいいものの、素直になれずに弄ってしまったところから…やり直しですね…
昔は素直になれずに弄ってしまい、今は純粋に好きだから相手とお近づきになれると言うナイーブな考えは捨てろ(ラーメンハゲ感)
- 35二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 22:19:27
ダンスィあるあるではあるが、繊細な問題で弄っておいて今さら仲良くなれるなよと言う方が自然だろうなぁ
- 36二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 23:53:31
「おかしいですわ! おかしいですわー!」
「ねえ、あーしよりも先にハニっちでも」
「大方~、流行と信じて金色ビキニを選んだに違いありませんわ」
「あ、うん。それならまあ」
「良くないですわー!」
周囲の砂が波打つ威力で地団駄を踏むハニーハニーハニーさんに、ウーバフローラさんは少し顔を引き攣らせながらも笑みを崩しません。所謂陽のものでありながら、光属性も兼ね備えているとは、今時珍しいギャルと言えるでしょう。
しかしご安心を。こう見えても私とハニーハニーハニーさんは親繋がりで幼い頃から交流があり、駄々を捏ねる彼女の姿は幾度となく見てまいりました。
今こうして食い下がっているのも、せめて幼馴染である私からの評価を貰って自身のトンチキな勘違いを払拭したいが故の行動です。あれは後で折を見て褒めてあげれば、またいつものようにお嬢様ポーズで高笑いするハニーハニーハニーさんに戻るでしょう。
- 37二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 23:54:37
「ふーむふむ」
「うっ、ネロっち程の美人さんにマジマジと見つめられると緊張するし」
「いえ~。小麦色の肌が白い砂浜に合っていて、それでいて海や波を想起する水色のビキニが~お似合いですわ」
「ひー! そんな美人さんに手放しで褒められるともっと照れちゃうなー!」
私の率直な感想を前に、ウーバフローラさんは自身を抱きしめるように手を交差させ、その場で身悶えします。
ラヴ度指数計測の為にしっかりと見つめていた為か、目の前で揉みくちゃにされつつも揺れるその双丘もバッチリ観測出来ました。
うむり。ラヴの前にエロスが来ますね、これは。
青い空。白い砂浜。そこに降り立つはムチムチともスレンダーとも標準体型とも違う、程良くお肉のある健康的で恵まれた小麦色の身体。加えてハニーハニーハニーさんと同じく天然物の金色の髪が綺麗に輝き、水色のビキニに包まれた重量感のある双丘を揺らし、水色のパレオをはためかせる。
真夏のヴィーナスとは良くぞ言ったものです。事この浜辺においては、ここにいる誰よりもその名に相応しい姿と言えるでしょう。
これでご本人様は明るく朗らかで誰とでもお喋り出来るアクティブさを持っているものですから、恐ろしい話です。
しかしながら、そんな彼女はチーム所属のウマ娘であり、且つ意外にも硬派で純情な人な為、浮いた話が一切私の耳に入って来ません。
学園所属の全ウマ娘の情報を網羅しているアグネスデジタル先輩の手をお借りしつつも、学園のラヴ情報を集め、都度欠かさず更新している私ではございます。そんな私の耳にウーバフローラさんのラヴな情報が入って来ないという事は、そのラヴはまだ蕾の状態か、もしくは学園外で花開いているかのどちらかでしょう。
シュレディンガーの猫ならぬ、シュレディンガーのラヴというもので、観測しない限りはどちらとも言える為、今回はラヴ保留と致しましょう。今後のウーバフローラさんの動きに期待したいところです。
- 38二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 00:03:28
金髪! 小麦色の肌! 陽で光! ギャル!
でもモブウマ娘の物語の更にモブ!
という事でシュレディンガーのラヴという判断に至りました
しかしながら、こういう子が硬派で純情とかいうのが凄く…好きです(急な告白)
そしていい加減に「このSSの」それぞれの役割や立ち位置をハッキリさせるという事で…
主人公ズ
チャンドラポメロ → 物語の中心的主人公
ダブルマシュマロ → 主人公の友人であり、主役
カベルネソラリス → 主人公の好敵手であり、主役
好敵手ズ
ミスディレクション → ダブルマシュマロの友人且つ好敵手
レッドヘリング → チャンドラポメロやカベルネソラリスの好敵手且つミスディレクションの妹
プティートモナ → チャンドラポメロやカベルネソラリス、レッドヘリングらの好敵手
サポーターズ
ハニーハニーハニー → デカパイズのお悩み解決&ツッコミ役
ウーバフローラ → サブキャラにしてデカパイズの明るさ担当
観測者
ネーロディセッピア → デカパイズの観測者且つ場合によってはサポーターに
そして、先日全くの別件依頼(有償)の校正からの修正依頼が正式に決まったので、もしかするとそっちの作業にかまけてこっちがノータッチの日が出てくるやも知れませんが…DKPIに免じて許して下さい - 39二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 01:45:30
おつおつ~
水着と各キャラの立ち位置や人となりの確認を兼ねた良い章でした - 40二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 09:18:00
結構固まってきたみたいですね
- 41二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 10:03:48
- 42二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 10:16:39
- 43二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 17:44:33
ちょっとこれは破壊力ヤバすぎっしょ(語彙力散逸)
- 44二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 19:47:03
- 45二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 23:09:04
- 46二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 00:13:14
「さて~」
「最後はもちろん、私ですわよね!?」
「最後はもちろん~ポメちゃんですね」
「ふぇ?」
「何でですのよー!?」
自信満々に再び私の視界内に滑り込んで来るハニーハニーハニーさんには申し訳ないのですが、最後はチャンドラポメロちゃんと決めておりました。
学園の水着だから自身は関係ないという反応をしていますが、彼女は静かではありますが、確かなラヴが進行しているのです。
水着の評価に関しては学園の水着という事で、特別言う事はありませんが……本人の体型や体格、更には胸のサイズや形に合わせてオーダーメイドされる水着だけあって、チャンドラポメロちゃんの魅力を十二分に引き出しています。
水着こそ地味で機能を優先したものではありますが、その地味さでは隠し切れないビッグボディ。加えて超ド級の双丘が地味さを天元突破し、寧ろ水着が地味だからこそのとんでもない仕上がりになっています。
何かもう、色々と煽情的であり、見る人が見たら欲情を抑えきれないのではないかとすら思えてきます。今、この場に彼女のトレーナーさんがいない事をこれ程までに惜しいと感じます。
というより、実際に呼ぼうとしました。チャンドラポメロちゃんのトレーナーさん以外のメカクレ同盟の専属契約トレーナーたちを全員。
ですが私の力及ばず、それは叶わぬ夢となりました。見たかったですねぇ。延々とダブルマシュマロさんを褒めちぎる彼女のトレーナーさんや、双子姉妹の筋肉を様々な角度から見ようと奇怪な動きをする二人のトレーナーさん。そして、ただただチャンドラポメロちゃんを見惚れるであろう彼女のトレーナーの姿を。
そう。チャンドラポメロちゃんとその担当トレーナーさんはゆっくりと、ですが確実に距離を縮めているように感じます。というか、その情報はアグネスデジタル先輩経由でも掴んでおります。
彼女とはこの学園に入学してからずっと同じ寮の同室仲間の関係です。
故に、チャンドラポメロちゃんの事はご両親を除けば私が一番良く知っていると自負しております。
「……」
「あ、あの……セッピア、ちゃん?」
選抜レースの後、そしてダイワスカーレットさんのウオッカさんへのリベンジレース見学の後。彼女が夢見心地でベッドに腰掛けてなかなか寝なかった日の事を。
「はい~」
「えっと、その、あまりじっと見つめられると、うん」
- 47二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 00:14:35
メイクデビューの後、病院へ搬送されて一日入院を言い渡されてベッドが空いていた日の事を。
「綺麗ですから~眼福ですわ」
「ふぁ!?」
桜花賞に出られなかった日の夜。惜しくもレッドヘリングさんに負けた日の夜。同室の私に迷惑が掛からないように声を押し殺しながらも泣いていた日の事を。
そして、その翌日にはそんな自分自身を乗り越えようと、静かに気合を入れる貴女の事を。
私は全部覚えております。
だからでしょうか。私はチャンドラポメロちゃんに報われて欲しいと心の底から思っております。
それは今ではないかも知れませんし、報われたところで次の問題が降りかかってくるかも知れません。
最後の最後で報われるかも知れませんし、そもそも報われないまま終わるかも知れません。
「ふふふ~トレーナーさんにも、是非~、と思いましたが、学園の水着姿は既にお披露目しています~かね」
「も、もぅ~。セッピアちゃん、からかわないで下さいぃ~」
それでも貴女は進み続ける。ひたむきに、努力を重ねて、自責と反省を積み上げて、他責をする事無く、己を貫く。
そういう目をしていますから。
そういう子だと、一緒にいて感じましたから。
「ポメロちゃん」
「うぅ、な、何でしょうか?」
「お疲れの~でませんように」
「え?」
「貴女が何時だって頑張っているのは~分かっておりますから」
- 48二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 00:15:55
その目の先に映るのは、恐らくきっとダイワスカーレットさん。
チャンドラポメロちゃんの憧れ。今は同級生で同期の私たちの誰よりも抜きんでて先を行くウマ娘。
その憧れは遠く、遥か彼方。
ですが、それでも彼女は足を止めないでしょう。憧れの先を行く、ダイワスカーレットさんのように。
「ですから~。今日ぐらいは、肩の力を抜いて下さい~ね」
「……はい」
私が口角を上げると、チャンドラポメロちゃんも釣られるような形で小さく微笑みます。
今はまだ、レースも恋も蕾かも知れません。
そういう意味では、外野の私が彼女のラヴのお手伝いをするのは野暮で、その蕾を枯らす事になる危険も孕んでいます。
それでも、私はチャンドラポメロちゃんを応援します。
彼女はそれだけ、魅力のある子なのですから。
そして、そんな彼女を見守るトレーナーさんも良い人ですから。
- 49二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 00:18:34
同級生で同期で同室
それでいて、レースの適性が真逆だからこそ、ネーロディセッピアはポメちゃんの色んなところを余裕を持って見る事が出来る
後方腕組み理解者面させようかとも思いましたが、ポメちゃんが良い子であるように、セッピアもまた良い子なので、何だかんだで良い話で〆と相成りました
後は水着姿でいっぱい遊んでもろて! ちょっとソラリスやトレーナーと会話してもろて!
十分息抜き出来たらさあレースだ!! ほなまたぁ!! - 50二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 00:22:11
意を汲んで聞いてないふりが出来るネーロディセッピアは良い子だ
- 51二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 09:30:23
こういうのは路線違うほうがバイアスかからないってのはあるだろなあ
- 52二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 10:06:04
- 53二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 10:57:23
ポメちゃんもマーシュも性格的にやらなさそうなギャル衣装が可愛い
- 54二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 17:39:55
なかなか見ない服装っていいよね
- 55二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 23:56:29
※※※
ネーロディセッピアがメカクレ同盟と言ういつもの面子が全員浜辺に水着姿で集まったところで、唐突に始まった彼女の水着品評会。
最後にハニーハニーハニーへと厳しくも似合うと言うところで評価が終わったと見て、発起人であるダブルマシュマロとウーバフローラによる自由時間遊戯が宣言された。
とは言っても、全員で協力して何かを作る訳でも、トレジャーハントをする訳でもない。集合と解散が同じ面子という安全感、顔見知りが近くで遊んでいるという安心感。いわば群れが作った縄張り内で自由に安心安全の遊戯を楽しむというものであった。
ダブルマシュマロがビーチバレーを提案し、ウーバフローラがそれに乗っかる。チャンドラポメロとプティートモナが巻き込まれる形で参戦となり、ネーロディセッピアとハニーハニーハニーは審判をしつつも近くで雑談という緩い遊び。
特にその気ではなかったのか、カベルネソラリスはその案には乗らず、同じくすぐには参加表明をしなかったミスディレクションとレッドヘリングを遊泳に誘った。それを聞いたレッドヘリングはともかく、ミスディレクションは面白がり、沖合にある小さな岩場までの競争も提案に付け加える。
それにより闘争心が刺激されたのか、カベルネソラリスは即答で了承。二人して不敵な笑みを浮かべながら、困惑するレッドヘリングを引きずる形でチャンドラポメロたちから離れて海へと向かった。
監視員や教員の大人たちがいない中での水泳は危険かも、と一度はビーチバレー参加一同が議論するも、あの三人なら問題ないだろうとの事でビーチバレーを開始。
そして、しばらくの間は全員がビーチバレーに慣れる時間として遊んだ後に、チーム戦をする運びとなった。
身長差を考慮したチーム分けとなり、プティートモナとネーロディセッピアのペア、ハニーハニーハニーとウーバフローラのペア、チャンドラポメロとダブルマシュマロのペアでの総当たり戦。
自由時間も限られているのと、あくまでも交流を第一とした目的の為、5本先取の簡単なルールで、まずはチャンドラポメロ&ダブルマシュマロ対プティートモナ&ネーロディセッピアが開始となった。
「そ~れ!」
「うおっ!? ポメちゃん! お願いするっス!」
- 56二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 23:57:34
身長的に不利と思われていたダブルマシュマロが意外と機敏な動きを見せた為、未だに慣れないのか動きが良くないプティートモナやネーロディセッピアを圧倒。あっという間に4本を先取。
しかしながら、動けないなりにも良い働きをするプティートモナと、身長の高さを活かしたネーロディセッピアのコンビネーションに3本取り返された中での9セット目。
ネーロディセッピアの身長を活かしたアタックに、ダブルマシュマロの跳躍ブロックが間に合わずにボールが自陣コートへと叩き込まれた。
だがそれは、運良くチャンドラポメロの守備範囲への軌道だった為、ダブルマシュマロの声掛けと同時に彼女はアップへと向かう。
「は、はい! んんっ!」
「ナイスアップ! 良い感じっスよー!」
ビーチバレーは手を使わずとも良いというルールに則り、スライディングするような姿勢でバレーボールの落下位置に滑り込んだチャンドラポメロは、そのまま自身の右脚を使って自陣の中央へとボールを蹴り上げる。
そしてそれを好機と見たダブルマシュマロが、先程ネット際でブロックの為に跳躍した後だというのに、走ってボールの落下まで向かい、再び見事な跳躍を見せる。
「わっ、わっ、凄いジャンプ力!?」
「そりゃーっスー!」
「わああっ!?」
そのまま、その跳躍に驚いたプティートモナの方へと目がけてアタックを仕掛け、自身へと向かって来るボールに思わず、といった感じで身を縮ませた彼女の後方コート内へと見事にゲームセットの一撃を成功させるのであった。
- 57二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 23:59:56
水着回は続くよキリの良いところまで
と言いつつ、第三章が最早7万文字見えているので、秋華賞、間に合いません…
夏合宿中に行われるレースでダブルマシュマロVSミスディレクションで〆だと思って下さい
このSS行き当たりばったりすぎー! ほなまたー! - 58◆8YBpUCUZW625/09/12(金) 01:06:03
ところでばあさんや、ポメとトレーナーさんのちょっとえっちな夏の夜の逢瀬はまだかのう
- 59二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 01:23:43
- 60二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 09:53:47
ライブ感からしか生み出せないものもあるはず
- 61二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 10:10:23
- 62二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 11:55:15
このビーチバレーは、きっとボール以外のものも跳ね回っているんだろうなって
- 63二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 12:40:59
見る人が見れば、ボールが複数個跳ね回るビーチバレーとな?
君ぃ…多分それは熱中症による幻覚だよ〜(棒読み) - 64二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 17:46:54
谷間の汗がものすごい事だけはわかる
- 65二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 23:56:55
寝落ちましたわー!
今起きましたわー!
今日は書くの諦めてこのまま寝ますわー!
な、ハニーハニーハニーテンションで誤魔化しつつ、今日はお休みします…
次回
誘われたからメカクレ同盟の集いにやってきたものの、どこか上の空なプティートモナ
大抵の事は出来る天才少女なだけに、ビーチバレーでの動きが鈍かった事に違和感を覚えたネーロディセッピアから声を掛けられた彼女は、最近の心境をぽつりぽつりと語る
ほなまた - 66二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 08:54:49
おはようの保守
寝乱れたマーシュをゆっくり観察したい - 67二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 11:26:21
ダブルマシュマロは寝相が悪いイメージ
- 68二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 13:17:36
- 69二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 22:25:11
意外にもカベルネソラリスとレッドヘリングは寝相良さそう
逆にミスディレクションとプティートモナが悪そう - 70二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 23:33:05
- 71二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 23:55:24
「これで5本目ですわ」
「という事は、ポメっちとダブっちの勝ちだねー」
「いぇい! やったっスよー!」
「マーシュちゃん、凄いね」
「へへー、ブイ! ブイ!」
簡易で引いたコート線内にボールが落ちたのを確認したハニーハニーハニーと、ウーバフローラの宣言によってチャンドラポメロとダブルマシュマロチームの勝利が確定。
短時間での二度の跳躍と素早い動きの後ながら、ダブルマシュマロはその場で歓喜の跳躍をした後、傍に来て声を掛けたチャンドラポメロへとダブルピースをしてみせる。
彼女の元々の能力の高さはチャンドラポメロ自身も理解していたはずだったが、最近のダブルマシュマロはそれに更なる磨きが掛かっているように思えた。
そして実際それはその通りであり、ダブルマシュマロはメイクデビューから今の今まで全戦全勝。レースを走った回数こそ多くはないものの、一気に重賞クラスまで上り詰めた事もあって、次の芝短距離GⅠ、スプリンターズステークスの有力候補の一人として挙げられる程であった。
レースで調子の良いウマ娘は日常生活もまた調子が良くなる、という吉兆があると言われているが、彼女は正に今、その絶頂の中にいた。
「大丈夫ですか、モナちゃん?」
「うぅ……すみません」
対して、ダブルマシュマロのアタックによって飛んできたボールに身を縮ませ、その後に尻餅をついてしまったプティートモナは対照的と言えた。
それまではレースの出走回数の多さから見ても、全て掲示板入りの優秀さを披露し、天才少女再びと飛び級である事も踏まえてメディアからは期待されていた。
だが、前走のスイートピーステークスと前々走のフローラルステークスで掲示板外しどころか、それぞれ10着、12着の大敗を喫した事から「天才少女、スランプか!?」とまで言われてしまう。
以降、彼女は調子を完全に落としてしまったのか、スイートピーステークス後に出走したユニコーンステークスでは六番人気の11着。それでも、と合宿直前に行われたラジオNIKKEI賞では同じく六番人気ながらも、16人立ての何と15着の大敗北で終わっている。
- 72二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 23:57:10
途中から合宿に参加したプティートモナの直近の戦績は、チャンドラポメロの耳にも届いていた。それによって落ち込んでいるのではないかと心配していた事もあり、彼女が座り込んでいるのを見てチャンドラポメロはダブルマシュマロとのチーム勝利の余韻もそこそこに、意識を彼女へと向ける。
見ると、チャンドラポメロと同じくプティートモナを心配したであろうネーロディセッピアが、彼女を優しく起こすところだった。
「ん? どしたのモナっち? 具合悪い?」
「あら。熱中症だとしたら大変ですわ」
「そう言えばモナちゃん、バレー時に動きが普段より悪かった気がしたスね」
「保険の先生、呼びましょうか?」
そんなプティートモナの様子に、他のメンバーも気付き、その場にいた全員が彼女の元へと集まる。
立ち上がったプティートモナは、自身を取り囲むメンバーに目を丸くし、慌てて両手と首を振る。
「だ、大丈夫、です。熱中症でも、ありませんし、その、怪我をしたとかも、ない、です」
しかし、言葉こそ無事であると伝えていたものの、明らかに普段よりも声に張りがなく、心なしか気分も落ち込んでいるようにチャンドラポメロは思えた。
そして同時に、それが明らかに何かを隠し、無理をしているのだとも気付く。
「そう、ですか? それならよろしいのですが、無理はしないで下さいね」
「は、はい……すみません」
「ダブっちの強烈なスパイクが、モナっちを怖がらせたとか?」
「え゛っ!? ボクが悪いんスか!?」
「ぁ、いえっ! そんな、事は……」
「でも、隣にいた私も驚き~ましたから、あれが正面から来たと思うと~です」
「えっ、あっ、えと……ゴメンナサイ」
「あちゃー今度はダブっちが曇っちゃった」
「誰の発言のせいスか、誰の。ってか、ダブっちって、ボクはマックの定番バーガーじゃないスよー!」
チャンドラポメロが無言でプティートモナの様子を見つめる中、他のメンバーは彼女を心配し、慰め、場を和ませようとする。
ダブルマシュマロの言葉によって、一同が笑い声を上げるものの、やはりプティートモナだけはすぐにその表情に影を落とした。
- 73二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 00:03:35
それまで掲示板入りが当たり前だった中、三度の大敗によって気落ちしてしまったのか?
それともまた何か別の理由があって暗くなってしまっているのか?
性格や(レース以外の)言動が似ており、親近感を抱いていたチャンドラポメロがそんなプティートモナ君の心境を尋ねる
果たして、プティートモナは一体どうしてしまったのか?
といったところでほなまた
バルンバルン、イヤーッ!
ブルンブルン、グワーッ!
バルンブルンボルン、アバッ……アババババーッ!
アイエエエエ……
……デ、デカパイ
- 74二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 09:15:21
こういうふうに急に調子崩すと早枯れ扱いされちゃうんだろうかと思うと悲しい
- 75二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 12:42:20
リアル競馬でもある事とはいえ哀しいお話じゃ…
- 76二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 18:20:28
成人でもキツイのに、年頃の女の子が「あいつはもう終わった」扱いされるのはしんどいわ
- 77二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 21:35:35
リアルのカワカミプリンセスが降着喰らった時に「いつもは1着で褒めてくれる人たちが褒めてくれなくなった」で機嫌損ねてそれ以降は走らなくなったとかいう逸話もあったねぇ
とはいえ、リアルのお馬さんの気持ちなんて分かる訳ないし、その後の重賞戦線で掲示板入りもしているから、元々の気性難な暴れ馬ってのもあるだろうけれども - 78二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 21:55:52
モナちゃんは最終的にハッピーエンド迎えるのは確定してるから安心して見ていられる
しかしそんなに走って回りに止めたりする人いないんだろうか - 79二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 22:15:40
- 80二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 22:19:34
- 81二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 23:14:48
貴方とはベクトルが合うので大丈夫だぜ
- 82二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 00:22:00
「……」
「え、あ、チャンドラポメロ、さん?」
それに気付いたチャンドラポメロは、一瞬の逡巡の後、意を決して彼女の前に立ち、目線を合わせるようにしゃがみ込む。
もしかしたら、話を聞く事で何か力になれるかも知れない。そう思っての行動であった。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案。
それは他でもないチャンドラポメロ自身が一番良く分かっていた。
以前の彼女であれば、プティートモナの曇っている表情に何か思うところはあっても、そこに踏み込もうとは思わなかった。
それは、幼い頃にチャンドラポメロ自身が身体的特徴でからかわれてきたからこそ、迂闊に人の心や思いに踏み込み辛くなったという苦い経験から来るものであった。
以降人を見る癖がついた彼女は、そういった他人の機微に聡くなり、同時に一歩身を引いて物事に関わるようにもなった。
「良かったら、私たちに、話してもらえませんか?」
「えっ」
「モナちゃん、合宿に合流してからずっと、落ち込んでいるように見えたので」
それでもこうして勇気を出して踏み込んだのは、レース以外でのプティートモナがチャンドラポメロに性格言動が似ていた為、親近感を抱いていたというのが理由の一つ。
もう一つは、覚悟を決めて後悔せずに突き進むと決めた以上、ここで彼女に声を掛けずに後で悔やむような事をしたくなかったという思いがあった。
余計なお世話で終わるかも知れない。杞憂や勘違いで終わるかも知れない。
声を掛けた事で余計に問題がこじれるかも知れない。声を掛けた事で、自分だけでなく、プティートモナを傷つけてしまうかも知れない。
ジュニア級のチャンドラポメロなら、トレセン学園に入学したてのチャンドラポメロなら、そう思って踏み止まっただろう。
しかし、チャンドラポメロは自分でも内心驚く程に真っ直ぐとプティートモナを見つめて話が出来た。
それは、彼女自身の覚悟や後悔したくないという心だけではなかったからだ。
「私たち……私は、レースだとモナちゃんのライバルかも、知れません。でも、学園では、同級生で、友達、ですから」
「チャンドラ、ポメロさん」
- 83二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 00:23:15
偶然か必然か。
運命か、それとも三女神の気まぐれか。
チャンドラポメロがトレセン学園に入学し、出会い、親睦を深めてきた同級生たち。
その中でも、ダブルマシュマロを始めとした、今はこの場にいない3人を含めた8人のウマ娘たちは、少なくともチャンドラポメロにとっては得難い友人たちだと思っている。
そんな友達が落ち込んでいるのであれば、話だけでも聞いてあげたい。
もしかすると、一方的な友情を抱いているのは自分だけかも知れない。それでも、友達だと思っているからこそ、チャンドラポメロは踏み込む勇気が出たのだった。
「……そう、ですわね。私も、プティートモナさんの一友人として! 何か悩みがあるのなら話して欲しいですわー!」
「いや、ここはモナちゃんが話すまで、ボクたちは黙っている流れだった気がするんスけど」
「けれども、その気持ちは私も同じ~ですわ。お力になれるかは~分かりませんが」
「うん! 人に話す事で何か気持ちが軽くなるってのはあるよねー!」
「……まあ、そうスね。ボクたちで良ければ、話はいくらでも聞くスよ」
「皆さん……」
「まー。取り合えず? まずは日陰に行こっかー! お話するにしても、しないにしても、休憩するには涼しいところが良いからね!」
チャンドラポメロの勇気に触発されたのか、その場にいる全員が彼女の言葉に賛同する。
そんな一同を見て、プティートモナは少し泣きそうな表情になる。そこへ間髪入れず、ウーバフローラが移動を促す事で、彼女はそのまま泣く事なく小さく頷いた。
休憩しつつも、他の人に話を聞かれないのなら良い場所がある、と提案したネーロディセッピアが先導する形で、一同は木造建築の監視台の小屋まで移動するのだった。
※※※
道中で、遊泳に行った3人へLANEを送り、各自飲み物を調達して、チャンドラポメロたちは監視台の小屋へと辿り着く。
監視台は他にもあり、どちらかといえば休憩所として使われているその小屋には、都合良く他に利用者がいなかった。
その為か、一同が到着し一息ついたところで、プティートモナが口を開く。
- 84二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 00:25:18
「私、分からなくなっちゃったんです」
「それは、その、レースが、って事スか?」
いつも以上に小さく感じるプティートモナが、机の上に置いた清涼飲料水缶を両手で大事そうに掴みながら俯く。
ダブルマシュマロが恐る恐るその言葉の意味を尋ねると、彼女はゆっくりと首を横に振った。
「いいえ。色々と、です」
「色々~ですか」
「はい。その、ハニーサンさん……去年のクリスマスの時の事を、覚えていますか?」
「さんは要らないですが、そうですわね。懐かしい話ですが、良く覚えていますわ」
いつもであれば愛称にさん付けする事に対してオーバーリアクションとも思える反応をするハニーハニーハニーが肩を竦めながらも微笑む事で、プティートモナもまた小さく笑みを浮かべる。
しかし、その顔はすぐに暗くなった。
「あの後、両親に思い切って……ハニーサンにお世話になった事と、その、む、胸が成長した事を、伝えたんです」
- 85二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 00:28:02
彼女の言葉に、その場にいる全員が思う所があるような複雑な表情をし、それを見聞きしたチャンドラポメロもまた、似たような表情を浮かべているのだろうと自覚する。
今は遊泳している3人を含めて、この場にいる全員が今も絶賛胸が成長している事はある種の共有事項であった。
最初は大きくなる事に特段意識せず、寧ろ喜ばしい事だと思っていた節のある、ミスディレクションやネーロディセッピア、ハニーハニーハニーやウーバフローラですら、次第にその手の話題を口にしなくなっていった。
それは、レースに限らず日常生活においても困る事が多々あるという、胸が大きな者たちだからこその悩みであり、その悩みを共有できる仲だからこそ、触れ得ぬものであった。
「もしかして、私、余計な真似をしてしまったかしら?」
「いいえ! 両親は寧ろ、ハニーサンに感謝していました。娘の成長を知る機会を与えてくれて、そういう友達が出来て嬉しいって」
「そう、なら良かったですけれども」
「それで、ハニーサンの会社に両親が掛け合って、その、頂いたブラジャー以外のブラジャーをフルオーダーセットで作って、複数枚プレゼントしてくれたんです」
「うわっ、メチャクチャ良いご両親~! 話には聞いていたけど、ハニっちの会社のフルオーダーって良いものである分、値段も相応にするやつじゃん?」
「……」
「あれっ? もしかしてあーし、何か不味い事言っちゃった?」
「いいえ。そうなんです……だからあの後、ハニーサンの会社のフルオーダーの値段を調べて、その、送られてきたセットの値段を合計したら、凄い値段になって……だから私、両親に恩返ししなきゃって」
ウーバフローラの言葉を聞き、険しい顔をしたプティートモナは、気まずそうに萎縮する彼女を肯定しつつも、両手に力を入れながら話を続ける。
「その、私の家……実家は、地元で小さな食堂屋をやっていて、貧乏、という程ではない、と思うんですが……トレセン学園には、えっと、奨学金を使わないと行けなくて」
そして、プティートモナは小さくもはっきりとした声で、自身の事を、両親の事を語る。
- 86二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 00:33:08
キリが悪いけれどもモナちゃんの家庭事情話、開幕
ここの皆で好きなだけ好きにした結果、地元で小さな食堂をやっているご両親
そんなご両親から色々としてもらって、更に恩返しをしようと彼女はレースに打ち込んだ
しかし、その結果、色々と分からなくなったという彼女に起こった事とは?
次回、「7万文字どころかこのままだと10万文字超えてもダブルマシュマロVSミスディレクションまで行く気がせーへんし、ポメちゃんの水着トレウマ展開はどこへ行ったん? というか、水着回は? 祝日出勤で今秋残業なのに最後まで出来るの?(進○ゼミ漫画ママ感)」
でもポメちゃんの水着トレウマは入れたい…トレウマ感出なくても書きたいほなまた - 87二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 07:38:51
(今更過ぎるけれども、この水着回…いっそ幕間扱いして、第三章はカベルネソラリスED、第四章からダブルマシュマロVSミスディレクションからスタートした方がいいな?)
- 88二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 07:40:06
水着はAIで出してる方も匙加減含めて楽しい
- 89二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 10:12:37
AIイラストあるあるだけれども、水着はものによってや胸サイズ変動(基本DKPIだから盛られる)や既存データ参照してかお胸ポロリ(乳首は見えない)があるから色々と面白い
スク水なのに乳デカい指定なせいか真ん中に穴が開いたり、上下左右に乳はみ出しや水着構造そのものが変わった時は笑ってしまった - 90二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 19:47:42
おっぱいパワーは水着すら歪める…!
- 91二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:26:57「Shadow of the Scarlet」──第三章「憧れは遠く、遥か彼方・前編」 | Writening※※※ 母親をはじめとする家族の華やかな成功も気にせず、貴女は追いかけて来る相手とのライバル関係を続けていく。 誰かが作った、誰かが思い描くストーリーを歯牙にもかけない。 ただ全力でターフを駆…writening.net
(タイトルの「前編」を取って、終わりに「完」を足しただけだけれども)正式に第三章「憧れは遠く、遥か彼方」とします
そして、現在進行中の水着回は幕間Ⅱ「夏は短し、迷えよ乙女」として書き進めて行きたいと、思います
もう3万文字超えていますけど(超小声)
それはそれとして、今後のレース活動メモ(自分用)
チャンドラポメロ → 秋華賞トライアルの紫苑ステークスへ
ダブルマシュマロ → 合宿中に行われる東海ステークスへ
カベルネソラリス → オークス掲示板入り+軽度だが負傷もした為、秋華賞直行
ミスディレクション → 合宿中に行われる東海ステークスへ
レッドヘリング → 菊花賞出走目指して、丹頂ステークスへ
プティートモナ → 色々と悩んでいる為、8月9月と未定
ネーロディセッピア → 9月以降のダートマイル中距離2勝クラスへ
ハニーハニーハニー → 9月以降のダートマイル中距離OPレース格上挑戦へ
ウーバフローラ → メカクレ同盟の顔あり乳ありモブな為、不明
- 92二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:28:34
はえー…一度タイトル決めるとその後修正してもページサムネは修正前になるんじゃのー…
行き当たりばったりが仇となったねぇ! - 93二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 23:05:56
「私、小さい頃から走る事が好きで、それで両親は地元のチームに入れてくれて……そこでその、才能を認められたと言いますか、本格化を迎えていた事を知りました」
「初等部で本格化~と言うと?」
「ええ。私も聞いた事がありますわ。ニシノフラワー先輩がそうでしたわね」
ネーロディセッピアとハニーハニーハニーの言葉に、プティートモナは頷く。
「はい。ニシノフラワー先輩の前例があったからこそ、そこのチームのコーチがトレセン学園に掛け合って……たまたま理事長の目に留まって入学が認められたのです」
「うぅん、何度聞いても凄い話だねー!」
「そうスよねぇ。モナちゃんのクラスの子から話を聞く限り、勉強やダンスも頑張っているそうじゃないスか」
「それは、その、はい。私、とにかく大好きなお父さん、お母さん……両親の為に頑張ろうって、トレセン学園入学前から色々と取り組んでいたので」
続く言葉に、今度はウーバフローラとダブルマシュマロが反応し、それを聞いた彼女は少し気恥ずかしそうに笑みをこぼす。
けれどもやはり、それはすぐに暗い表情へと戻った。
「それで、ちょっと無理をして、奨学金を使ってでも、私をトレセン学園に入学させてくれただけでも凄く嬉しいのに、そこへフルオーダーのセットまで送ってくれて……早く恩返ししなきゃって思って」
「それで、あんなにもレースに?」
「走る事は、本当に好きなんです。体力も、他の人たちに比べると私、すぐに回復する体質だったらしくて……それで」
プティートモナの声色から焦燥を感じ取り、チャンドラポメロは話の途中ながらも彼女の心身を案じて口を挟む。
それが通じたのか、彼女は再び小さく微笑むと、レースの出走回数についての補足を入れる。
そしてそのまま話を続けようとしたが、一度言葉を呑み込むように喉を鳴らした。
言うべきか言わないべきか。
その逡巡からか、彼女は一度目を閉じ、ゆっくりと息を吸う。
チャンドラポメロを含め、その場の誰もが言葉を発さず、プティートモナの次の言葉を待つ。
- 94二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 23:09:32
ちょっと明日早いので、短いですが今日はこれで…
そして、本家ではどうか分かりませんが…タマモクロスの言葉が公式設定であるのならば、学園所属のウマ娘たちはレース出走やライブ出演、グッズが出る度にお金が入る
このSSではそれを採用したいと思います
つまり、モナちゃんが異常とも思える程にレースに出ているのは…単に走るのが好きと言う事以外に…?
という事で…ほなまた - 95二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 07:31:14
- 96二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 12:25:47
マーシュのと比べると、それぞれ個性が出てるな
- 97二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 20:40:40
保守
- 98二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 23:11:24
( ..)φ カキカキ…
( ..)φ ピタァ…
('ω')φ 確か、ウマ娘世界だとレース観戦チケット≒ライブチケットだったはず…
('ω')φ という事は、レース後に勝った子のチケットがレアもの扱いされて、GⅠレースともなれば保存版として絶対転売とか絶対されるよなぁ…
( ..)φ まあ、このSSではレース観戦チケット=ライブチケットって設定のみを採用しよう
( ..)φ …ダイワスカーレット桜花賞記念チケットとか、ダブルマシュマロ重賞初制覇記念チケットとかがあったらそら欲しいわ - 99二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 23:54:26
「……学園に入学した際の説明会で、レース出走やライブ出演、グッズ制作依頼やCM依頼が来ると、その、お金が貰えるって」
その場にいる、発現した彼女以外の全員が全員、何かを察した空気になった。
プティートモナの言っている事は正しい。そして同時に、いくら体力の回復が早い体質とはいえ、彼女が異常とも思えるレースのローテーションをしている理由も、チャンドラポメロは理解した。
余程の例外なない限り、開催されるレースに観客は付き物である。それは、レース後のライブにも同じ事が言える。
レースの観戦チケットは、そのままライブのチケットにもなる。
そして、そのレース観戦チケットを購入する際は、出走メンバーの中から一人を選び、それがチケットに印字される。
ある意味では人気投票のようなものであり、実際にそれはチケットの事前販売時やパドック時の人気ウマ娘として紹介される。
チャンドラポメロ自身は噂でしか聞いた事がないが、重賞クラスのレースともなれば、チケットに印字された子が勝った際のライブ席は優遇または優先されるという話もある。
「それは、まあ、そう、スね……入学時に個人口座を作るか、保護者の口座番号を記載するか、みたいな話はあった、スよね?」
「え、う、うん。私は、個人口座にして、お母さんに管理してもらっています」
「ボクも個人口座スね。まあ、親が商売人なせいか、そろそろそういうお金の管理も覚えろって言われたから自己管理スけど」
「私も個人口座~ですね。管理はお父様にお願いしておりますわ」
「えー、皆個人口座でいいなー! あーしは『お前はあればあるだけ使うから、私たちが管理する』ってパパとママに言われちゃってさー!」
「私もウーバフローラさんと似たような理由でお母様の口座にされましたわー! 好き勝手使うとか心外ですわー!」
プティートモナ自身の事ばかり話させても申し訳ないと思ったのか、ダブルマシュマロがお金の話から口座の話へと舵を取る。
その彼女から話を振られたチャンドラポメロを皮切りに、その場にいた一同が各々の口座設定やそれに至った経緯を口にした。
それによって、お金の話になって何とも言えない空気になりかけていたのが、それぞれの話によって雲散霧消する。
- 100二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 23:55:44
「私は、実家の食堂の、経営資金をやりくりする口座に、しました。そうすれば、お金が入る度に、お父さんとお母さんが喜ぶし、食堂にお客さんが入らない時期でも大丈夫だって、そう、思っていたんです」
しかし、穏やかな雰囲気になりかけていた空気は、次のプティートモナの言葉で再び何とも言えない空気へと戻される。
本人に悪気はなく、また、一同の口座話に乗っかっただけに、誰も口を挟む者はいなかった。
「だから私、可能な限り、レースに出走したんです。グッズ制作やCM出演の話は……オープンクラスになっても、それこそアイドルウマ娘ぐらいに認知されないと中々依頼が来ないって聞いたので。とにかく、走りました。さっきも言った通り、走る事自体は、大好きですから」
彼女は走る事が好き。それは嘘偽りのない本当の事なのだろう。
他でもない、プティートモナと一緒のレースで走った経験があるからこそ、そこは間違いないとチャンドラポメロも感じていた。
レース中に、それこそ人が変わったかのように楽しそうな笑い声を上げる彼女にとって、走るという行為はそれだけ思い入れの強いものなのだろう。
「それは、そのレースに負けたとしても、でしょうか?」
「……ポメちゃん?」
だからこそ、チャンドラポメロはプティートモナの言葉に違和感を覚えた。
彼女が口を挟んだ事に、隣にいたダブルマシュマロが驚いたような顔をしていたが、チャンドラポメロはそれに構わずプティートモナを見つめる。
同じように、プティートモナも少し驚いているような顔をしていたが、チャンドラポメロの言葉の意味を理解したのか、真剣な表情へと変えながら頷いた。
「はい。例え負けたとしても、そのレースやその後のライブに出れば、最低保証の手当は貰えますから」
「……そう、ですか」
そして、プティートモナの返答を聞き、チャンドラポメロは違和感の正体に気付く。
彼女は、走る事を楽しんでいる。それは今も変わらないだろう。
けれども、先程のチャンドラポメロの質問に対して、プティートモナは走る楽しさではなく、お金の話で答えた。
答えがチグハグになってしまう程、彼女は今、混乱している。
そのきっかけが、クリスマスの交流会とその後の両親によるプレゼントなのだろうとも察しがついた。
- 101二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 23:57:43
幕間や水着回の空気感か…? これが…?
な、展開になってまいりましたが…ポメちゃんメインのSSでいわばライバルポジでサブキャラ的なモナちゃんの問題解決にはここしかなかったんです!
そして、この後にポメソラやトレポメぶち込もうと思うともう5万文字超えそうなので私は諦めました
ほなまた - 102二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 09:21:53
重くなってまいりました
- 103二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 09:24:47
実馬だと、出走奨励金目当てで走らせてたんだろうなぁ
モナちゃんよ、きっと君のご両親はお金なんか気にするな、前だけを見て走っておいでと思っているぞ(親目線 - 104二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 10:07:20
- 105二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 12:47:45
DKPI達の長い谷間に囲まれたら、永谷園ならぬ長谷ま園だな
と、浮かんだが寝不足かな - 106二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 12:58:26
貴公…それはDKPIに埋もれてで窒息しているのでは?
- 107二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 17:17:30
リアル競馬の方で未勝利戦が終わったという事で、一回Xでチラ見しただけなので真偽不明になるけど…
未勝利戦敗北後に中1強行未勝利戦に挑み、そこで勝てて良かったねぇ…的なのを見て、改めてポメちゃんらは上澄み側なんだなぁ、と…
上澄みの更に上澄みがたくさんいるだけで… - 108二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 23:52:17
- 109二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 23:59:10
「でも……でも、お父さんも、お母さんも、喜んでくれませんでした」
後は、走る事の楽しさとお金を得る事を混同してしまっているところをどう指摘すればいいかとチャンドラポメロが考えていると、プティートモナは哀しそうな声で話を続ける。
「レースに出走し過ぎだとは、チームトレーナーさんからも再三注意はされていました。けれども、走れば走るだけ、お父さんとお母さんに楽をさせて上げられる。色々と恩返しが出来る。そう、思っていました」
「でも、そうではなかった、と?」
「……はい。恐らく、チームトレーナーさんから両親に話をしたんだと、思います。電話越しに、無理をするな、好きなように走って、って言われました」
「そりゃ、ご両親からしたら、自分の娘は心配するもんスからね」
「でも、私、無理をしているつもりはなかったですし、好きなように走っているつもりだったんです。だから、そう伝えました。けれども、それでも両親が納得しなかったので、だったらと思って私、次に出るレースの観戦チケットを二人に送る事にしたんです」
「まー、そーゆーのって、実際に見てもらった方が早いからねー。あーしはモナっちの気持ち、分かる気がするなー」
ウーバフローラのフォローに、プティートモナは儚げという言葉が似あうような笑みを小さく浮かべた後、すぐに眉間にしわを寄せたかと思うと、机の上にうつ伏すように頭を垂れた。
「それで、地元から近かった事もあって、合宿前のラジオNIKKEI賞を観に来てもらいました」
「ラジオNIKKEI賞……」
涙声になっていくプティートモナの言葉と、彼女が直近で走ったレース名を聞き、チャンドラポメロは自身の顔が渋面になっていくのを感じた。
ラジオNIKKEI賞。
福島レース場で行われる重賞GⅢレースで、芝1800Mのマイル戦。
七夕賞と合わせて福島レース場の目玉夏レースの一つと言われている。
出走可能ウマ娘もクラシック級のみとなっており、プティートモナの実力であれば十二分に戦えるレースと言えた。
しかし、その結果は、彼女にとって散々なもので終わっている。
そして、それをプティートモナの両親が観たというのであれば、どう思ったのかは想像に難くなかった。
- 110二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 00:01:44
うぉん
書く時間が取れない…ので、今回も短いですがこれにてほなまたします
愛娘がレースで無理無茶をしていると聞き、その娘に大丈夫だと言われ、ならばとレースの様子を見に行ったご両親の心境や如何に…
そうじゃそうじゃ
実家の食堂や両親の事は気にせず、モナちゃんは好きにレースを走り、楽しめば良いのじゃ
- 111二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 08:21:21
これがいい転機になってくれれば…
- 112二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 09:38:46
何気に、笑顔で描かれたことのないモナちゃん
- 113二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 17:52:16
ちょっとこのカンヴァス、真ん中がすごい深くて描きづらいんですけどー
- 114二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 23:55:21
「お父さんとお母さんが観に来ていると思うと、いつもより、緊張はしました。けれども、私、いつも通りに走りました。結果はその、振るいませんでしたけど」
「……」
「でも、保証手当は貰えましたし、いつも通り無事に走り切れたので、恩返しは出来たと思った……んです」
小さい嗚咽の後、鼻を啜る音がプティートモナから発せられる。
当時の事を思い出したのか、その声は完全に涙声であった。
「レースと、ライブが終わった後に、両親に会いに、行きました。心配は杞憂だったって、そう伝えようとして……でも、待ち合わせの場所に、行った私を見た両親は、泣きそうな顔を、していたんです」
途切れ途切れのその言葉は、当時の彼女の苦しさや辛さを嫌という程伝わってくる。
それでも、チャンドラポメロを含めたこの場にいる全員は、黙ってプティートモナの話に耳を傾け続けた。
「お父さんは、お前がそんな辛そうな顔で走るところを初めて見た、と強くショックを、受けているみたいでしたし……お母さんは、お願いだからこれ以上無茶をしないで、と泣いていました」
そう言って、プティートモナは顔を上げる。
涙で潤んだ目は、焦点が合わないかのように揺れており、その表情は怯え切った子犬を想起させる。
ウマ娘は目や表情でいくら誤魔化したとしても、その耳の動きまでは誤魔化せない。
それを証明するかのように、本人は無意識であろうその両耳は左右別々の方へ向けつつも、不安が強く表れているのかせわしなく動いていた。
「両親の為に、両親への恩返しのつもりで、走ってきたのに……私の走りが、両親を悲しませたんです……わた、私、一体、どうしたら」
「あれもラヴ。これもラヴ」
「っ!?」
- 115二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 23:58:43
助けを求めるかのような、切実な一人の少女の問いかけ。
真っ先にそれに応えたのは、チャンドラポメロではなかった。
プティートモナやチャンドラポメロを含めた全員の視線が、一人のウマ娘へと向けられる。
「皆、ラヴ。子を想うラヴ。親を想うラヴ。それによって~すれ違い、交差しない想い」
この場の重い空気を読めないのか、それとも読む気がないのか。
いつもと変わらない、どこか変なところで間延びさせる口調。おっとりとしながらも、ブレない芯を感じさせる声色。
まるで歌うように、周囲の視線も気にも留めず、そのウマ娘は一歩前に出て、プティートモナへと微笑みかける。
「うんうん。けれども、それもまた~、ラヴです」
そのウマ娘の名は、ネーロディセッピアと言った。
- 116二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:00:33
今回も短いですが…このクソ重空気の中、来た! ネーロディセッピア来た! これでこの空気と流れが終わる!
という感じでモナちゃん関係のまとめに掛かってくれネーロディセッピアほなまた…
(見切り発車でモナちゃん問題を取り上げたはいいものの、良い落としどころが見つからず、何なら今も右往左往するの舞) - 117二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:10:25
きた!メインラヴきた!これで勝つる!
モナちゃん、天才だけどやっぱ子供よね
恩返しなんぞ考えるな、夢めがけて走っていく背中を見せてくれることが一番の恩返しじゃい(親目線 - 118二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 07:08:45
- 119二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 10:01:56
与えるのもラヴ
受け入れるのもラヴ
どちらかが変えるのではなく、どちらも少しずつ変えてすれ違うラヴから交わされるラヴになっていければいいね - 120二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 18:43:41
いい雰囲気になってきた
- 121二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 21:56:22
ちょっと待っててくださいね…こういう時の(現実で有効かどうかは別として)説得力のある会話術みたいなのを勉強しますんで…
リーダー研修の冊子はまだあったかのう… - 122二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 22:51:33
- 123二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:00:22
- 124二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 00:39:44
「えっ、と……ネーロディセッピア、さん?」
「モナちゃん。いえ、プティートモナさん」
「あ、は、はい」
思いもよらなかったのか、涙を引っ込めて目を丸くするプティートモナの横に座り、ネーロディセッピアは微笑みを消して真剣な表情になる。
その普段とは違う雰囲気を前に、彼女は背筋を伸ばして、それまで不安から右往左往させていた耳をネーロディセッピアの方へと向けた。
チャンドラポメロを含めた周囲は、固唾を呑んで二人の様子を見守っている。
「ご両親の事はお嫌いですか?」
「へ? ええっ!?」
そして、彼女が再び軽く微笑んだかと思うと、今日の晩御飯の献立を聞くかのような声色で、物凄い事をプティートモナに尋ねた。
一瞬、それを聞いたプティートモナは思考が停止したかのように固まり、言葉の意味を理解すると同時に声を張り上げて驚く。
それは彼女だけでなく、チャンドラポメロも、恐らくは他の者たちも同じぐらい驚いただろう。
ネーロディセッピアの質問は、答えが分かり切っている。というより、答えが一つしかないからこそ、プティートモナは今こうして悩み続けている。
にも関わらず、彼女はまるで先程までのプティートモナの話を聞いていなかったと言わんばかりに、それ以降は口を閉じて答えを待つ姿勢を取っていた。
この質問には一体どんな意味があるのか、チャンドラポメロには分からなかった。恐らくは、他の者たちもそうだろうと、彼女は周囲を見て、安堵する。
質問者であるネーロディセッピア以外の全員が全員、驚きに驚きを重ねたような表情が見て取れたからだった。
「りょ、両親の事を嫌いだなんて、思った事もありません!」
「でも、ラジオNIKKEI賞では、貴女の走りをご両親は認めていないようでしたが?」
「それはっ! その、私の走りが不甲斐なくて、両親を安心させられなかったのが、悪かった、と、思います、し」
「では、ご両親の事は今でも大好きだと言えるのでしょうか?」
「もちろんです! 私は今までも今でもこれからも、両親の事は大好きです! 当たり前じゃないですか!」
チャンドラポメロが質問の意図を掴みかねている中、二人の問答が始まる。
いきなり、それもかなり不躾な質問に、プティートモナは心外だと言わんばかりに声を荒げ、対してネーロディセッピアはどこまでも冷静に質問を重ねていく。
- 125二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 00:42:37
色々と資料やら方法やらを引っ張り出し、それらを読み、分かったつもりになって
とにかく小説に必要なのは整合性ではなく納得感! 納得感は全てを解決する!
と思ってあれこれ考えた結果…
心の中のネーロディセッピア「随分手のこんだ真似をしますね」
心の中のネーロディセッピア「私はもっとストレートにいきますわ…!」
との事で、いきなりアクセル全開で踏み込んだところで今回も短いですがほなまたします… - 126二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 09:30:21
これにはライトオも太鼓判
- 127二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 10:22:33
ラヴ道を往く者としてあれこれ伝える方向で行こうとしましたが…まあ、その、説教臭くなる上にそもそもメカクレデカパイズはモナちゃん除いて中等部!
なので遠回りした結果、ストレートに本人の口から言わせる事で悩みを解決していくストロングスタイルになりましたわー!
- 128二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 18:21:23
言う方も言われる方も中等部だし、ストレートのぶつけ合いも若者らしくて良し
- 129二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:55:14
「うんうん。大変ビッグなラヴですね。素晴らしいです。ラヴ丸です」
怒りからか耳を絞り、睨むような視線をプティートモナから受けても、ネーロディセッピアは怯む事はなかった。
それどころか、満足そうに頷いて両手でハートの形を作る。煽りや悪意はその表情や声色からは伺えない。
しかしながら、感情的になったプティートモナにしてみれば、その行動はそういうものだと捉えられてもおかしくはない。
自分から切り出した話題な為、もしもの時は体を張ってでも止めなければならない。そうチャンドラポメロは責任を持ち、自身の気配を消しつつ二人の間に割って入れるような位置へと移動を開始する。
チャンドラポメロ自身は大柄ではあるものの、気配の消し方や目立たない移動方は心得ていた。それに幸いにも、問答をしている二人は周囲を気にせず、また周囲の他のメンバーも、そんな二人の様子を見守っている。
そして、その間にもネーロディセッピアとプティートモナの会話は続く。
「ふざけているんですか?」
「いいえ。ラヴにふざけるも何もありません。互いに真剣に、互いを想うからこそ、時に行き違い、衝突が発生するものです」
「言っている意味が、分かりません!」
「ご両親を愛し、ご両親の為に頑張る貴女を、私は尊敬し、愛しているという事です」
「ふぇっ!?」
落ち着いているネーロディセッピアの言葉にプティートモナは怒りを露わにし、椅子から勢いよく立ち上がる。
だが、ネーロディセッピアは自身を見上げて睨む彼女へと視線の高さが同じになるように屈み、正面から唐突な愛の言葉を送る。
視線の高さが合っても尚、ネーロディセッピアを睨んでいたプティートモナだったが、流石にいきなりの告白には数回の瞬きの後に驚きを露わにした。
「そして、私がプティートモナさんを愛するように、ご両親もまた、貴女を愛していると思いますが、どうでしょうか?」
「えっ、えっ」
「走る事が好きな愛娘の為に、奨学金制度を使ってでもトレセン学園に行かせて上げて、愛娘の成長を喜び、オーダーメイドのランジェリーを送った。そうでしたね?」
「あっ、えっと、はい」
「うんうん。それもまた、大変ビッグなラヴだと私は思います」
- 130二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:56:19
戸惑うプティートモナに対し、ネーロディセッピアは質問を重ねて確認を取る。
虚を突かれた為か、すっかりといつもの調子に戻っていた彼女は、ネーロディセッピアの質問の内容に違いがない事を認め、頷く。
それを聞いたネーロディセッピアは、先程と同じように両手でハートの形を作り、満足そうに微笑む。対してプティートモナは、一体彼女は何をしたいのかが分からないと言うような困惑の表情を見せていた。
「そしてだからこそ、プティートモナさんはご両親への恩返しをしようとして、大変頑張りました」
「……」
「けれども、その頑張りは両親には伝わらなかった」
「……はい」
続くネーロディセッピアの質問に対し、プティートモナは目線を下げ、肩を落としながらも認める。
怒りから困惑へ。困惑から意気消沈へ。しかし、それでは最初に戻っただけであり、結局ネーロディセッピアが何をしたいのか、何を言いたいのかが分からない。
そう思いながら、チャンドラポメロは二人の間に割って入る位置に到着する。
「先程、ポメロちゃんが尋ねていましたが……」
「っ!?」
「例えそのレースに負けたとしても、プティートモナさんは走るのが大好きでしたね?」
「ぁ、えっと、はい」
すると、それを待っていたかのようにネーロディセッピアがチャンドラポメロの方へと顔を向け、それに釣られる形でプティートモナも彼女が移動していた事に気付きつつも質問に頷く。
まさか気付かれているとは思っていなかったチャンドラポメロは、二人の視線と他のメンバーたちがいつの間に、という顔を自身に向けている事に気付き、頬が熱くなるのを感じた。
「ご両親が見に来たという先のレースは、走っていて楽しかったですか?」
「っ!?」
- 131二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:57:23
そんなチャンドラポメロに笑みを深く見せたネーロディセッピアは、改めてプティートモナへと視線を戻して質問を続ける。
先程のチャンドラポメロの質問の答えからすれば、負けたとはいえお金が貰えて走れたレース。走るのが好きなプティートモナであればその答えは変わらないはず。
しかし、彼女は先の質問の時のようには答えず、寧ろ答えを探すかのように視線をさ迷わせる事となった。
答えを言いよどむプティートモナに対し、ネーロディセッピアは答えを急かす事も質問を重ねる事もせず、ただ黙って微笑み、彼女を見守る。
「……分かり、ません」
そして、自身の答えが見つからなかったのか、彼女はネーロディセッピアの視線から逃げるように俯き、両手を強く握りしめた。
「分からない、とは?」
「私、走っている間は、その、少し興奮するみたいで」
「はい。プティートモナさんとご一緒に併走した時は、大変楽しそうにしておりました」
「っ、で、でも……楽しいはずなのに、走る事は大好きなのに」
「……」
「私、あの時のレースは、走っていて……苦しかったんです」
「そうでしたか」
「あの時だけじゃないんです! その前のレースも、その前の前のレースも。スイートピーステークスの後は、ずっと、走っていて、苦しかった」
それからネーロディセッピアの言葉に呼応するように、プティートモナは言葉を重ね、最後は絞り出すようにその心中を吐露した。
同時に、それまで前に垂れていた彼女の耳が立ち、プティートモナは勢いよく顔を上げた。
「そっか……私、苦しかったんだ。だから、お父さんもお母さんも……」
そして、彼女自身が探し、自身の口から出たその答えを噛み締めるように、何度も頷くのであった。
- 132二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 00:03:33
ネーロディセッピア「相談相手が悩んでいる事に対して、答えが既に出ていたとしても、それをそのまま伝えるのが得策とは言えません」
ネーロディセッピア「相手はそれについて悩んでいるので、言われた答えは『相手がそう言ったから』という所謂逃げ道を作るかも知れませんし、そもそもその答えに反発するかも知れません」
ネーロディセッピア「その為、相談相手自身に問題解決や答えを出せる能力が才能がある場合は、答えを言わず、質問を重ねる事で、相手自身に答えさせるまたは気付かせるのが一番です」
という、どこぞのリーダー研修的な方法でモナちゃんに両親が何故レース後に悲しんでいたのかを気付かせるラヴの求道者、ネーロディセッピアさんでした
強すぎんかこの子…?
ほなまた~ですわ - 133二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 09:32:33
保守
家業的に色んなラヴの形と一緒に悲しいラヴも見てそうでねぇ
経験値の差はそこかしら - 134◆8YBpUCUZW625/09/21(日) 14:52:30
- 135二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 20:58:19
9月だというのに すっかり汗をかいた
- 136二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:38:26
朝晩と日中の気温差で油断して、NOエアコンしていたらグロッキーになってしもうた…
一応モナちゃんの問題もこれにて解決という事もあって、今日はSSなしでほなまたします
皆さんも季節の変わり目の体調不良にはお気を付けてデカパイを愛でて下さいませ… - 137二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:18:17
このレスは削除されています
- 138二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:45:56
- 139二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 06:42:47
こんな美人さんに診てもらったら脈拍が乱れる…!
- 140二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 12:35:51
この間まで暑かったのに、急に涼しくなるやん…
水着堪能している場合じゃねぇ!
秋戦線はすぐそこだぞ、ガーデルマn…チャンドラポメロ! - 141二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 21:05:18
体調崩してレース出られないとか泣くに泣けないからね
- 142二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:02:45
ウマ娘もトレーナーも健康第一
- 143二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:20:41
「貴女がご両親を大好きなように、ご両親もまた、貴女が大好きなのですね」
「私、私……」
「プティートモナさんが何を思ったのか、何をしたいのか。それは分かりません。ですが、今、貴女がしたい事をした方が良いと私は思います」
「でも、その、皆さんが」
「大丈夫です。私を含めてここにいる皆さんは分かってくれますよ」
「……」
「だって私たち、お友達じゃないですか。ね、モナちゃん?」
「っ!?」
迷うプティートモナの両手をそっと包み込むように持ち上げて、ネーロディセッピアは彼女をいつもの愛称で呼び、柔らかく微笑む。
それで決心がついたのか、プティートモナはネーロディセッピア、傍にいたチャンドラポメロ。それから今までのやり取りを遠巻きに見守っていた他のメンバーたちへと顔を向ける。
チャンドラポメロも釣られる形で彼女たちへと視線を向けると、皆が皆してネーロディセッピアに同調するような笑顔を各々見せている。
それを見て、チャンドラポメロもまた、自身の頬が緩むのを感じた。
プティートモナはそれまで落ち込んでいたのが嘘のように笑顔となり、全員に「ありがとうございます!」と力強くお礼を言う。
「私、両親に、お父さんとお母さんに電話をしてきます! いっぱい、いっぱい話をして、それからまた、頑張ります!」
「はい。私もそれが良いと思いますわ」
「うん。頑張って、モナちゃん」
「言いたい事は全部言ってくるっスよー」
「自由時間の残りにはお気をつけあそばせ」
「うーん。あーしも今日の夜にパパとママに電話でもしたくなってきちゃったなー」
「それじゃあ、その、失礼します!」
彼女の言葉に、それぞれ全員がエールを送る形となり、それを受けたプティートモナは深々とお礼をしてからその場を小走り気味に立ち去っていく。
プティートモナが小屋から出て、外から聞こえる駆け足の音が遠のいていくのを聞きながら、チャンドラポメロは一陣の風による清涼感を覚えた。
- 144二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:22:22
「ふーっ、到着~」
「モナの奴が飛び出して駆けて行ったが、何かあったのか?」
「ふひぃ。暑い、暑い……」
そして、彼女と入れ替わる形で、遊泳に行っていたカベルネソラリス、ミスディレクション、レッドヘリングが小屋へと入って来る。
各々がそれぞれ飲み物を手にし、ミスディレクションは日除けとして頭に乗せていたと思われるタオルを外して近くの椅子へと座り、レッドヘリングが彼女に追随してその隣の椅子へと座ると同時に暑さでとろけた犬のように机へとうつ伏せる。
唯一立ったままのカベルネソラリスは、自分たちが入って来た小屋の入口へと一瞥した後に、手にした飲み物を口にするのだった。
「色々あったんスよ」
「へー、そうかい。ま、すれ違った際の横顔を見るに、笑っていたから解決はしたんだろうが」
「ネーロディセッピアさんが見事にモナさんの問題を解決して見せたのですわ」
「いいえ。私は何もして~いませんわ。彼女が自身の力で立ち直っただけですわ」
「いや、どっちだよ」
ダブルマシュマロの言葉に肩を竦めたカベルネソラリスは、続くハニーハニーハニーとネーロディセッピアの言葉に小首を傾げる。
しかし、「問題解決、ねぇ」と独り言ちるように呟いた後、飲み物を全部飲み切る様に呷った。
「ネロっち、凄かったよー。こう、会話が上手いって言うか、本音を引き出すのが上手いって言うかさー」
「いえいえ。ラヴの成せる技~ですわ」
「ラヴって単語で誤魔化そうとしてないスか?」
「ほほほ~ですわ」
「誤魔化せないからって、私の笑い方の真似でこの場を凌ごうとしないで下さいまし!」
チャンドラポメロから見て、何かを思案するような表情を見せるカベルネソラリスをさておき、並んで休憩している姉妹を除いた一同はネーロディセッピアの周りへと集まる。
彼女を中心として笑いが巻き起こる中、その会話に混ざろうとするチャンドラポメロを他でもないカベルネソラリスが飲み物を持っていない方の手で制した。
- 145二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:24:48
体調を回復させ、モナちゃんの問題を解決し、次はやっとポメソラのターン!
トレポメになる頃には秋戦線終わりそうだけど大丈夫なのこれぇ!?
と思いつつも、だからといってここで気負えばまた何かしら問題が起こりそうですわ
と言う訳で、書いたり書けなかったりしながらも今のペースで今日はほなまたしますわ - 146二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 09:10:11
ひとまず落ち着いたみたいでホントに良かった
- 147二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 17:42:45
- 148二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:16:18
あの状態のプティートモナと戦って勝っても嬉しがるポメちゃんでもないからセーフ
- 149二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:03:01
「ん」
「……?」
そして、一体何用かと小首を傾げるチャンドラポメロに対し、彼女は小屋の入り口を指差し、顔の動きで一緒に外へ出ようと提案するような動きをする。
「……」
「ところで、マーシュちゃんとトレーナーさんの関係は、進展~しましたか?」
「は、はぁあっ!? どーしてそこであの人が出てくるんスか!」
「え? なになに? ダブっち、トレちっちと良い仲なの?」
「あら、普段から仲睦まじいご様子でしたが、よもやよもやですか?」
「いや、いやいや! 何で二人とも食いつくんスか!?」
「あっはっはー! 面白そうな話しているねぇ!」
「くふっ、人の恋バナは、是非とも聞きたい」
「ひぇえっ、何か増えてるんスけどぉ!?」
チャンドラポメロは一度、ネーロディセッピアたちの方を見やり、話が盛り上がっているのを確認した後、静かに黙ってカベルネソラリスについていくのだった。
※※※
小屋の外は気が付けば太陽は西に傾きつつあり、白く照り返していた砂浜も、そこまで焼ける様な暑さではなくなっていた。
道中黙って先を行くカベルネソラリスの後を、チャンドラポメロはこれまた黙って追う。
少しばかり歩き、小屋から聞こえていた他のメンバーたちの声も遠のき、聞こえなくなる距離。浜辺と森林の境目にある一本の木の下で、カベルネソラリスは足を止めた。
- 150二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:07:02
「悪いな。誘うような真似をして、こんなところに来てもらって」
「いえ」
その木は日陰になる程の葉を伸ばしている訳でもなかったが、その日光も今は雲の合間に隠れて直接肌を焼くような日差しではなくなっている。
振り返り、言う程申し訳なさそうに見えない表情のカベルネソラリスに、チャンドラポメロは短く返事をする。
「何か、用があったのでは?」
「……アンタ、変わったな」
「え?」
わざわざ他の子たちから離れたところで話を始める彼女にその用事を尋ねると、カベルネソラリスは破顔してみせる。
「それは、どういう」
「ああ、いや。気を悪くしたのなら謝る。最近、アンタとは会話らしい会話をしていなかったからな」
「……」
「以前の記憶だと、もう少し、こう、おっかなびっくりな感じだったから。さっきもこうして黙ってついて来たのを意外に思ったぐらいだ」
「そう、ですね。そうかも、知れません」
チャンドラポメロから視線を外し、どこか遠くを見つめながら以前の話をするカベルネソラリス。それを聞き、彼女はゆっくりと頷き、肯定する。
言われてみれば、以前の自分ならカベルネソラリスの剛毅な精神や不敵な喋り方に内心押されていたとチャンドラポメロは思い出す。
そんな彼女の返答に、カベルネソラリスは視線を戻し、それからやや不躾にチャンドラポメロの顔を見つめた後、歯を見せて笑う。
「ハハッ。良い顔だ。何て言うか、覚悟を決めた奴の顔だ」
「……」
「その顔が観られて嬉しいし……羨ましいな」
「え?」
そして、僅かに聞き取れる程度の言葉を漏らすと同時に、再び彼女はチャンドラポメロから視線を外し、海の方へと向けた。
- 151二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:09:09
オープンレースに僅差で敗北し、覚悟を練り上げたチャンドラポメロ
晴れ舞台であるGⅠレースを掲示板入りするものの、その後の出来事が心に陰を落としたカベルネソラリス
二人きりとなったこの場の会話は、一体二人に何をもたらすのか
ほなまたー - 152二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 09:17:03
- 153二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 18:15:01
代わりに勝てたらスキルヒント貰えるタイプの選択肢分岐だ
- 154二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:06:19
- 155二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:45:57
「なあ、ポメロ。アンタは……何の為に走っている?」
「何の、為?」
「ただ走る為だけに中央へ来る奴は、そうはいないだろ? 重賞レースに勝って箔を付けたい奴。強さを証明して自尊心を満たしたい奴。長いレースの歴史に己の蹄鉄を残したい奴。それから……そう、憧れに向かって、走る奴」
「……っ」
カベルネソラリスが一度言いよどみ、そして続けた言葉に、チャンドラポメロは思わず反応する。
憧れの為。正に今の自分自身がそれに向かって走っている。
そして、勝った負けたを繰り返し、憧れの存在であるダイワスカーレットがGⅠウマ娘となっても尚、チャンドラポメロはオープンクラスにも上がれていない。
ダイワスカーレットの後を追うどころか、その影すらも追えていない現状を打破する為、覚悟を決めた。
領域をスキルへと落とし込みつつ、自分の走りでの勝とうとするのではなく、仮に不利益が生じたとしても領域を用いてでも勝つ。
憧れを追う為に、最早なりふり構わない。憧れの影すら踏めぬ者に、その憧れを追う資格なし。
そんな気概で今後のレースに挑もうとした手前、それについて何か言われるのかと彼女は思った。
「……GⅠ、桜花賞」
口外こそしていないものの、その憧れを追って走る事に対して物申しがあるのかと身構えたチャンドラポメロに対し、カベルネソラリスは海へと視線を向けたまま言葉を紡ぐ。
「後ろからは何にも来ないと、アナウンサーは三度叫んだ。十バ身でも収まらない、歴史的大差のゴール」
「……?」
まるで謳うような、普段の彼女からは想像出来ない言葉に、チャンドラポメロは眉根が寄るのを感じた。
しかし、どこかで聞いた事のあるフレーズに、それがカベルネソラリス自身の言葉でない事に気付く。
「テスコガビー」
そして、それがCMにまでなった伝説の桜花賞の、カベルネソラリスの口から出たウマ娘を讃えるものであると、その名を聞いてようやく思い出した。
- 156二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:48:27
チャンドラポメロがダイワスカーレットという憧れに向かって走るように
カベルネソラリスもまた、憧れに向かって走るウマ娘だった!
チャンドラポメロと同じく、他者にその憧れを口外しそうにないカベルネソラリスだが、一体何の為に彼女にそれを伝えたのか?
と言う訳で、今回も書く時間が取れなかったので短いですがこれにてほなまたします - 157二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 07:48:21
それがソラリスの原点か
- 158二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 16:53:18
保守
- 159二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:53:06
「……スピードの、美学」
チャンドラポメロが初等部になった頃、春の季節にずっと流れていたCM。
あのカベルネソラリスが自身と同じく憧れを抱いて走るウマ娘と言うギャップに驚きつつも、彼女はそのCMの続きを口にする。
それを聞いたカベルネソラリスは一瞬だけ意外そうな顔をしてチャンドラポメロの方へと向くが、すぐに破顔して笑みを見せた。
「美しさは、いつも他を置き去りにする」
「桜の女王へ」
「桜花賞」
相手の考えている事は分からない。
けれども、チャンドラポメロは今、カベルネソラリスと同じ光景を思い描いていると感じた。
独特な曲調と、英語の歌詞が流れる中、画面いっぱいに舞う桜の花びら。
その花びらが流れ、現れるは一人のウマ娘。
赤色の勝負服ただ一つの美しさ。一人だけ、先頭を走り、他の追随をまるで許さない力強さ。青毛の尻尾をくるりを回して加速する魅力さ。
テレビ画面の端に他のウマ娘たちを置き去りにし、自身もまた反対の端から離れずに走り続けるその姿。
やがて画面は、再び桜の花びらで覆いつくされ、花びらで文字を描き、レースのタイトルと共に終わる。
そのタイトル名を言い終えた後、カベルネソラリスはどこか嬉しそうな顔で口を開く。
「幼い頃、5歳ぐらいだったかな。父さんに連れられて、その桜花賞のレースを観たんだ」
「CMの、ですか?」
「ああ。当時の事は、今でも思い出せる。人が多くて、泣きじゃくるオレを、父さんが周囲の人に断りを入れた後に肩車してくれてさ。それで、目の前で繰り広げられる圧倒的なパフォーマンスに目を、心を奪われた」
「……それで」
「ハハッ。そう、その通り。単純だろ? あの人に、あの人の走りに憧れて、オレは脚質を『逃げ』にして、走り始めたんだ」
勝ち気で不敵なカベルネソラリス。その見た目と言動の印象から、チャンドラポメロは彼女を相手と競り合って勝つ事に喜びを感じるタイプだと思っていた。
そして、実際それは当たらずとも遠からずであり、だからこそカベルネソラリスの脚質にやや疑問を抱いてもいた。競り勝つのなら先行や差しの方が向いているからだ。
しかし話は単純で、ただ憧れの人がその脚質だったから、それを選んだ。それだけだったのだ。
- 160二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:54:53
Q.何でテスコガビー?
A.好きなんです…
遅々とした進みで申し訳ないのですが、泣く子と残業には勝てないという事で何卒…ほなまた…
テスコガビーがウマ娘化したら絶対にDKPIだぞ(鋼の意志) - 161二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 08:01:24
原点の告白とか青春してる
- 162二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 09:48:32
劇中は夏だが、巷はいつの間にかハロウィン商戦真っ只中か
…ふむ(パーマーサキュバス衣装とポメちゃんを見ながら) - 163二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:29:59
- 164二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:12:23
- 165二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:13:00
ちょっとポメちゃんの原点(ダスカに憧れる前)や
ソラリスが原点を話したこの話の着地点を上手い事出来ないかを考え中…
ここまでなんやかんや駆けてきたのにここで筆が止まるとかおいは恥ずかしかっ
安易だけどポメちゃんの原点は他の子よりも成長が早く、からかわれてきたのもあって走りに逃げるように打ち込んだ(成長が早い=同級生よりも速い)とかですかのう - 166二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:48:43
小学校低学年でもうB80台ありそう
- 167二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:53:07
- 168二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:15:11
- 169二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:18:01
思っていた以上に可愛いハロウィン魔女コスだったので…プロンプトを置いておくぜ!☆彡
halloween, witch hat, witch costume, witch girl, (orange and black theme:1.4), lolita fashion, frilly dress, cleavage,mini skirt, (frilly shirt:1.2), (orange colored skirt:1.2),
high heels,
ハロウィン魔女のコスチュームのみ
ぎゃおーのポーズや好奇に輝く目は別 - 170二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 14:58:00
調子に乗った男子がポメちゃんPIタッチして、帰りの会(もしくは校舎裏)で女子総出で吊し上げられている光景が浮かぶ
- 171二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:23:11
「あの」
「ん?」
「どうして、それを、そんな大事な思い出と憧れを私に、話したのですか?」
だからこそ、チャンドラポメロは分からなかった。
カベルネソラリスの憧れも、レースに対する想いも、走る事への原点も分かった。
しかし、彼女はそれを公言するような性格ではない。それはこれまでのカベルネソラリスの言動を見てきたからこそ、チャンドラポメロは断言できるぐらいであった。
そんな彼女の疑問から生まれた質問に対して、カベルネソラリスは一瞬だけ真顔になり、少し目を伏せた後、寂しそうな笑みを作る。
「どうして、か。どうしてだろうな」
「?」
「ああ、いや。分かってはいるんだ。自分でもらしくない事をしているっていうのは……でも、うん。そうだな。何となく、今はアンタに聞いてもらいたい気分だった」
「……」
「憧れは、今も変わらない。あの人が走った桜花賞には出られず、あの人が勝ったオークスには敗れた。だからかな。少し色々あってか、揺らいでいるのかも知れない」
そして彼女は一度目を閉じ、開く。
その瞳の中には、チャンドラポメロが映っている。
「それに対して、さっきも言ったが、アンタは変わった。いや、今のオレから見たら変わったように見える。だから、聞きたかったんだ。己の、あまり人には言わない走る理由を晒してでも、アンタの走る理由を」
「私の、走る、理由」
真っ直ぐに、真剣な表情で自身を見つめてくるカベルネソラリスに対し、チャンドラポメロは視線を逸らす。
顔ごと彼女から背いた訳ではなく、視線を泳がせただけである為、その目が前髪で隠れている事もあってカベルネソラリスからは分からない。
その為、彼女から見たらチャンドラポメロは言葉を探しているか、回答するかどうか迷っているかのいずれかに見えただろう。
しかし実際は、その答えに迷っていた。
- 172二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:26:11
幕間なのに文字数が4万文字を超え
幕間の着地点が見当たらず
私の体調はちょっと軋んでいる
安西先生…はようトレポメと秋の地獄のレース戦線を描きたいです…
青春シーンは苦手なのがここ最近の投稿頻度と文字数でバレてしまいましたねこいつぁ…なところで今日はちょっとほなまたしたいと思いますわ
とはいえ、後はポメちゃんの原点ターン終了後、トレポメしてエンドが見えたから頑張るぞい - 173二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:19:48
おつおつ
体調にはお気をつけくだされ
走りたいから走る理屈なんぞいらん、とは振り切れないかw - 174二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 09:07:53
そこは正にプティートモナがそうかな、と
走りたいから走る
そして他の子たちよりも速いからコーチに押されて、両親も可愛い娘の為に中央へ
…で、今回問題になった「走りたいから走る」という目的が「両親への恩返しの為に走る」というものにすり替わったせいで苦しんだ
ポメちゃんの場合は…
元が恥ずかしがり屋の引っ込み思案である事を考えると、そこまで振り切れないかなぁ…と
なので、今走る目的は「憧れを追う為」と明確になっているものの、じゃあそれが彼女の走りの原点かと言われると…という感じでしょうか
とはいえ、これ以上この青春(ソラリス&モナ強化イベント)を引っ張ってもアレなので原点はさらっと流しつつ、ポメちゃんが覚悟を決めたという今の走る目的を語らせて双方の仲とライバル感高めてエンドかな、と
- 175二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 09:22:14
- 176二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:44:58
赤面かわいい
- 177二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:35:44
※チマチマとSS書いている者報
いつもSSを見て下さり、大変ありがとうございます
急な話ではございますが、9/29~10/5まではSSの投稿が出来ない可能性が高く、特に10/3~10/5は遠征の為に間違いなく投稿が出来ませんのでよろしくお願いします
とはいえ、スタンス的にはこれまでと変わらず、書ける時に書き、書けない時は諦める+スレが落ちたらその時はその時として大人しく去る事になります
大変手前勝手な事情ではございますが、何卒ご了承くださいませ - 178二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:39:46
このレスは削除されています
- 179二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:43:33
- 180二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:42:48
凄い勢いでメカクレズのハロウィン衣装が揃っていく…!
惜しむらくは神秘のデカパイ、ソラリスのプロンプトのみ非公開だから衣装が来るか分からぬところじゃ - 181二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:32:02
- 182二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:35:28
(……)
けれども、更にそれ以前、それこそトレセン学園に来る前ともなると、話が大きく変わって来る。
しかしながら、カベルネソラリスの話した内容の流れから察するに、求められているのは走りの原点である事は理解出来た。
ウマ娘という存在は、何も走る為だけに生まれてきたものではない。
人よりも力がある事を活かしたばんえいウマ娘。障害を乗り越え、困難に立ち向かう障害競走ウマ娘。その愛らしさからアイドルの道を行くアイドルウマ娘。
だが、そのウマ娘たちに宿ると言われるウマソウルの中には、その影響によって走りに特化したウマ娘がいる事もまた確か。
そしてそれがチャンドラポメロであり、カベルネソラリスであり、ダイワスカーレットたちなのだ。
「私は、私の走る理由は……」
そんな走りに特化したウマ娘たちは何の為に走るのか。
その命題は、追及すれば様々な憶測や歴史に行き当たり、漠然として明確には出来ない。
故に、結局は個々人の理由にそれは委ねられる。
誰よりも速い事を証明する為に走る者。走る事で周囲に愛される事を知っているから走る者。ただ単に走る事自体が好きな者。
探せばそれこそ千差万別。
そんな中で、チャンドラポメロが走るに至った理由は、考えて見れば一つしかなかった。
「逃避の為です」
「……へえ」
チャンドラポメロの答えに、カベルネソラリスは目を細める。
その理由に興味を持ちつつも、場合によっては深く追求しない。目こそ好奇に溢れていたが、その表情は真剣なものであった。
声色からして興味を刺激されて笑みの一つでも浮かべたかったのがそれとなく伺えるようだった。
「私、幼少期……いいえ、初等部になった頃から身長や、後はその、胸も急に大きくなって……」
「うん」
- 183二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:39:55
「本来なら初等部でも中学年から高学年に掛けて成長するのに、他の子たちよりも成長が早いせいで、色々とあったん、です」
「あー、それは、うん。悪い事を聞いたな」
色々と、という部分を聞き、カベルネソラリスはバツが悪そうな顔をする。
彼女自身も、以前のフルーツパーラーでの会話から察するに、チャンドラポメロと同じく色々あった身の上。
その為か、どこか申し訳なさそうに軽く頭を下げる。
話自体もこれ以上聞かないという姿勢を見せる彼女に対し、チャンドラポメロはそんなカベルネソラリスの身の上話を聞いたからこそ、言葉を続ける。
「だから、走る事で、その色々を忘れようとしました。そういう意味で、逃避と表現しました」
「……なるほどな」
「はい。そして、成長が早いおかげで、私は他の子たちよりも速く走る事が出来て、それを見た担任の先生が倶楽部を進めて、それから──」
「そこで認められてトレセン学園へ、ってところか。そこら辺は、オレと変わらないな」
「──はい。ですが、今は違います」
走る理由に納得し、今こうしてここにいる事も察したカベルネソラリスは満足そうに頷く。
だが、続くチャンドラポメロの言葉に意外そうな、それでいてやはり興味を惹かれたように目を細めた。
「……今は?」
「今、私が走る理由は……ソラリスさんと同じです」
「ほう」
「私も、私の憧れの為に。憧れに追いつく為に。憧れと走る為に。憧れを追い越す為に。今、こうしてここに、います」
普段の勝気で不敵な雰囲気を見せるカベルネソラリスに対し、チャンドラポメロは真正面から答える。
そして、その憧れと、覚悟を話す際に海の方から潮風が流れてきた。
風はチャンドラポメロとカベルネソラリスの前髪を揺らし、浮かす。
その為、二人は恐らくは初めて、ちゃんと互いの目を真正面から見据えた。
- 184二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:45:18
現在の戦績はチャンドラポメロが先着を許した2勝1敗でリード
しかしながら、ある意味ではカベルネソラリスのやや一方的だったライバル視が、ここに来て二人を互いが互いを強く意識するライバル関係へと昇華させる
それこそ、ダイワスカーレットとウオッカのように
二人の才能は、ダイワスカーレットとウオッカには届かない
それぞれ重賞……それこそ運も味方に付ければGⅠを狙える才能持ち
そして、ダイワスカーレットとウオッカのように、互いの力が拮抗しているからこそ、ライバル足り得る
ここに今、二人は改めて、そして初めて、ライバル関係となった
その関係は二人が引退するまで続き、また、今回の一件で一皮剥けたプティートモナもまた、その関係へと絡んでいく
ほなまた - 185二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:46:55
フゥーハハハ! スレが落ちたのを確認した瞬間に老兵は去ってやるのよ! 例えその後に復旧したとしてもな!
スレ落ちが自身の目で確認されないまま、再度スレが復活していたら…まあ、書くの続行しますけどなガハハ!
- 186二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 09:10:22
ひそかにこのライバル関係を見ているファンもいるんだろうなぁ
- 187二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 10:10:17
次は温泉か
DKPIズの中でも、マーシュが一番トレーナーと温泉を狙ってそうな印象があるな - 188二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 12:59:12
温泉でウマ娘育成…
メカクレデカパイズはどこが育成されるんスかね??? - 189二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 18:33:23
シングレrebellious styleで時々出していたが、今度はCute Jersey Collectionだと?
ミスディレクション&レッドヘリングの体格だとキツい感があってイイかも - 190二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 20:04:17
- 191二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:20:38
次スレは明日ですかの(スレ画作成中
- 192二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 06:45:51
次で一桁スレ最後になるか…DKPIもよー育ったものじゃ(シミジミー!!)
- 193二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 15:33:32
- 194二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 19:58:27
- 195二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 22:37:05
- 196二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 02:05:34
- 197二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 10:04:26
メカクレしゅき♡ DKPIっしゅ!
こんなに大きくなりました(意味深) - 198二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 13:17:30
- 199二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 19:47:10
埋め
ミスディレクションのヴァンパイアハロウィンコスが何度やっても目が崩れるのう…情報過多だったかな - 200二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 21:11:33
SSのトータル文字数が22万文字を超えました(超小声)
尚、事前の宣言通り、今日も書けるか怪しい模様…