- 1マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:14:06
- 2マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:16:11
- 3マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:19:29
まだ書き始めはしませんが、少し情報整理のための欄を書いておきます。
- 4マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:25:11
能力値はダイス風にまとまってます。(30〜40が一般生徒、40〜50が趣味でやってる程度、50〜60が本業、80以上がヒナやツルギ、ネルなどの最強格級、知能ならハナコなど。神秘100はホシノ、理由は黒服にキヴォトス最高の神秘と言われているから) ちなみにmax100です。
麻樹(あさき)ミズキ
戦闘48
事務78
知性68
医療56
運動24
技術52
政治72
交渉75
創作10
家事32
神秘10
(この表の神秘の概念ですが、個人的に神秘は偶然を必然へ近づける力だと思ってます、) - 5マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:26:33
前スレで事務の欄を書き忘れていたので追加します。
- 6マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:31:37
ミズキのプロフィール
・特徴
マルチタスク、大体誰に対してもほぼ同じ態度、合理主義者
・趣味
製図、都市計画作成、ルービックキューブや知恵の輪、(やり尽くしてしまい、目新しいのが見つからない限りやってない)
・好きなもの
建築物、静かな音楽
・嫌いなもの
騒がしい場所や音楽、見てもよくわからない目的不明の人工物。
・他のオリキャラをどう思っているかについて
ウガチ 物静かで近くにいてもストレスが一切ないが話す内容も特にわからず距離の縮め方に悩んでいる。
ハヤテ 性格が対照的だが合わないわけではなく、困った時にはいつも自分では見えない視点から物事を言ってくれるのでとても頼りにしている。
ニエ 友好を深める前に事件が起きてしまったが、それでも優しい人だったというイメージを持っている。
ミコト 声が大きくうるさい、それでいてよく喋るので隣に長居はしたくない、しかし、良い人とも思っている。
ツチネ なんか路地の方で店をやってる成績優秀者。たまにユグドラシルの整備や点検で話をする人。
ヤチヨ 不気味で何考えてるかわからない人、そもそも素顔をみたことがない。
書いていて思ったんですけどこの子ミレニアム勢と仲良くなりそう、 - 7マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:36:06
鬼瓦ウガチ
戦闘72(投薬により+15)
事務21
知性57
医療42(応急処置だけなら76ある)
運動64(投薬により+15)
技術42
政治12
交渉24(高圧的かつ武力牽制ありなら78)
創作21
家事23
神秘74(戦闘特化の神秘) - 8マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:38:47
・特徴
単独行動型、友達が少ない、警戒心が強い、友達や仲間と認識した相手に対しては強く信頼する。敵と認識した相手には一切の容赦をしない。
・趣味
戦闘、戦闘の観察、武器の仕組みを知ること、さまざまな武術を知ること、悪人と認識した相手に対する私刑、
・好きなもの
ラベンダー、怪我人の出ない戦闘、魚料理、友人
・嫌いなもの
悪人、怪我人の出る戦闘、下品な話、
・ 他キャラをどう思っているかについて
ハヤテ 頼れる友人。
ミズキ 有能なやつ。
ミコト 特徴が多く、自分ができないようなことができるやつ。
ニエ お人好しすぎて騙されたりしないか心配。
ツチネ 金は取るが腕は確かでかなり実力のあるやつ。
ヤチヨ 変な奴。(ネタバレ防止のため簡略化)
この子、精神まで単体最強みたいな子なんですよね、ちなみに書き忘れましたがこの子の戦闘スタイルは大体「撃たれる前に叩き潰す」という感じです。ただし立ち回りは戦車の砲撃を喰らう場面ができるくらい悪いですね。まあ、それで突っ込んでくるものだから恐怖を与えるという点ではある意味強いかもしれません - 9マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:42:34
浜野ニエ
戦闘63(研究所での手術や投薬によって常時+25、そこに暴走バフを入れると合計100になる)
事務24
知性73(暴走中はマイナス50以上)
医療64(手が獣の手に変化しているのでデバフがかかる)
運動62(研究所の件で常時+25、暴走バフ込みで100になる)
技術73(体の変化によるデバフ、)
政治32
交渉23
創作42
家事67(体の変化によるデバフ)
神秘85
()の外に書かれているのが事件前のニエの数値で、()内の計算をすると事件後のニエの能力値になります。 医療、技術、家事のデバフは、体の変化によって知識と感覚はあるが実行がしづらいということです。 - 10マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:45:13
ニエのプロフィール
・特徴
話せない、発作を起こして見境なく攻撃してしまうことがある、自由行動ができるのが森の中だけ、基本誰にでも優しい、
・趣味
昔
誰かとお話しすること、一緒に何かをすること、いろんなとこを見て回ること、美味しいものを食べること、ショッピング、
今
森の徘徊(警備も兼ねて)、モグラの如く穴を掘ること、小さい山の上の高い木に登ってフォレストの街を眺めること、
・好きなもの
良い人、ふわふわしたもの、動物、運動
・嫌いなもの
悪い人、怪我人が出るようなこと、
・他のオリキャラをどう思っているかについて。
ウガチ 素直じゃ無いけどとてもいい子、
ハヤテ 少し危ういが今は安定してる、根は優しいからきっと誰とでも仲良くできる。
ミズキ 自身を表現する方法を知らないけれど、みんなと仲良くしようとしている。淡々としているけれど、たまにジョークを入れているところは、少しずつ自身の表現について手探りだけど探しているように見える。
ミコト 優しいお姉ちゃん♪
ツチネ 全てを集めて複製して記録を取って、いつでも自分の元に欲しいものがあるようにしようとしてる。きっとそれは諸行無常って言葉に逆らうことになるだろうけど、それでもきっとあの子はこのことに対して努力をやめないと思う。
ヤチヨ (ネタバレとなりそうなのでまた次回) - 11マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:50:57
フォレスト学園について
森の中にある学校で、地下にアリの巣のような洞窟が張り巡らされている。また、学校の自治区には法律がなく、生徒たちは己の倫理観に従って生活しているが、校舎外では法律がないのをいいことに悪事が横行していたりする。 - 12マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 00:52:03
他に何か聞きたいことがあれば気軽に尋ねてください。
- 13二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 09:25:43
保守忘れて落としてしまった
ちなみに前スレでヒナと互角の戦いをしたウガチですが、仮に他の最強格(ホシノ、ネル、ツルギ、ミカ)と戦っても互角ないし食らいつけるほどの戦闘力って認識で良いですか? - 14マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 10:02:55
- 15マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 10:07:20
脳筋て言うか真正面から戦わなければかな?(表現ミスった)
- 16二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 19:28:04
- 17マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 19:29:59
お話は今日の夜投稿できそうです。
- 18マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:29:52
眠くなるまでトリニティ編書いてこうと思います。
- 19マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:31:48
〜ゲヘナへ行った次の日〜
ウガチinトリニティ
ウガチ「、、、ここはどこだ?」
ウガチは迷子になっていた。
正確には気の向くままに歩き回っていたら現在地を確認していなかったことに気がついた。
そこで、場所を確認するために近くの生徒らしき人物を観察するとトリニティの校章が見えるがウガチにはどこの校章かがさっぱりわからない。
ウガチ「ふむ、わからん。」
観察を諦めさらに歩いていると、前に白い鳥のような鞄を背負った見覚えのある少女が見えた。 - 20マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:33:47
ウガチ&ヒフミ「「…あ」」
ヒフミ「あはは、ええっと…こんにちはで良いんでしょうか?」
ウガチ「ちょうど昼時だ、間違ってはいない。」
ヒフミ&ウガチ「……」
ヒフミ「えっと、それじゃあわたしはこれで…」
ウガチ「待て、」
ヒフミ「はい!もしかしてあの時の口封じとかですか?…」
ウガチ「いや、ここがどこか知りたい、」
ヒフミ「え?こ…ここはトリニティですけど、みんなの制服とかでわかるんじゃ?」
ウガチ「遠くから来た者でな、見てもわからなかった。校舎はどっちにある?」
ヒフミ「あっち…ですかね、」
ウガチ「わかった恩に切る、縁があればまたどこかで会おう。」
ヒフミ「え?、あっ…また今度、」
ヒフミ「…どこかいってしまいました、なんなんでしょうかあの人は?、まさかトリニティを襲撃しに!?いえ流石に正義実現委員会の方々を一人で倒し切れは…しませんよね?」
ヒフミがあれこれ考えてる間にもウガチはトリニティ校舎へ進んで行った。
そうしてトリニティに向かう途中ウガチは路地裏を見つけ、近道のために入っていった。 - 21マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:34:59
不良生徒A「あ?なんだアイツ、見ない顔だけど。」
不良生徒B「なあ、あいつの腕章見ろよ、風紀員だってよ。」
不良生徒A「ハァ?、なんでゲヘナのやつがトリニティにいるんだ?」
不良生徒B「知るかよ、ただあいつ、ここにあんなもんつけてくるとはな、しかも一人、」
不良生徒A「はっ!上等だよ、ここがどんなところかわからせてやる。」
そう話した不良たちはウガチの方へ向き直ったが、いつのまにか歩いて来ていたウガチが目の前に現れ不良たちは一瞬怯んだ。
ウガチ「それは助かる、今思えば風習などは調べて来なかったからな。」
不良生徒A「あ、あぁあ?なんだ風紀委員会さんよぉ?良い度胸してんじゃねぇか、」
ウガチ「風紀委員会?、ああ、臨時で貰ったのを外し忘れていたな。それで、どんなとこか教えてくれるんじゃ無いのか?」
不良生徒B「ケッ!ああそうかい、じゃあお望み通り教えてやんよ!!!」
そう言って不良生徒たちは銃を向けようとしたが、ウガチはその銃を蹴り飛ばしひしゃげた銃が転がり落ちた。 - 22マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:36:47
不良生徒AB「「は?」」
ウガチ「ほう、なるほど、初対面に銃を向けるのが礼儀か。」
不良生徒A「銃が、直角に?」
不良生徒B「わ、悪かった、降参するからお願いだ、けっ蹴らないでくれ。」
ウガチ「…良いだろう、じゃあまずは貴様らが何をしていたのか聞かせてもらおうか。」
そうしてウガチは不良生徒が持っていた仕事の依頼票を奪い取った。
ウガチ「美園ミカ襲撃?」
不良生徒A「こんな大金ポンポン出してやることがいじめだとよ、私にはお嬢様ってやつの価値観がわからないね、まあ儲かるから私はいいけど。」
ウガチ「…」
不良生徒A「わっ、悪かったって、もうこんなことしないから。」
ウガチ「…信用できんな、まあそれよりもお前ら、依頼主を私に売れ。」
不良生徒B「なっ!?いきなり来て言うことが…」
ウガチ「…なんだ?」
不良生徒B「いえなんでもないです。」
不良生徒A「でも私たちも依頼主が誰かはわからないんだ、手紙が送られて来ただけだったから。」 - 23マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:37:49
ウガチ「そうか、じゃあとりあえず私を校舎まで案内しろ。美園ミカとやらの近くで待っていればそのうちどこかから出てくるはずだろう。」
不良生徒A「いやっ、私たちが正面から校舎に近づいたら…」
ウガチ「…何か問題でも?」
不良生徒A「絶対変な目で見られるっ…て思う…んだけど。」
不良生徒B「やめとけ、逆らわないほうがいい。」
ウガチ「早くしろ」
不良生徒AB「「はい!!!」」
そうして不良たちを引き連れ(もとい連行しながら)トリニティの正門までやって来たが… - 24マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:45:12
トリモブ「帰りなさい!、ここはゲヘナの来るところではありません!」
ウガチ「緊急事態だ、美園ミカとやらが狙われてる。」
トリモブ「何を考えているのか知りませんがゲヘナの言葉を信じるとでも?」
ウガチ「…こいつ話が通じないな。」
「なら、せめて治安維持組織がどこにあるか教えろ、この不良どもを突き出さねばならんからな、」
トリモブ「あらそれはありがとうございます、ついでにあなたも自主して来ては?どうせ何か良くないことの一つや二つやってるでしょう?」
ウガチ「どこにある?」
トリモブ「あら?まともな返事すらしないなんて、やはりゲヘナなんて…」
【ガンッ】(素早く銃を引き抜き地面へ突き刺す)
トリモブ「ひっ!?」
ウガチ「…どこにあるかと聞いているんだ、」
トリモブ「す、すぐそこに…」
ウガチ「そうか、邪魔するぞ。」
そうするとウガチは正義実現委員会本部へ入って行った。 - 25マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:49:28
不良を引き渡した後
イチカ「はい、了解したっす。ミカさんが狙われていることに関してはこちらで対処するから安心してゲヘナへ戻って大丈夫っすよ。」
ウガチ「了解した、それと一応この腕章は臨時のものでな、本来私はゲヘナの生徒ではない。」
イチカ「そうなんっすね…その、もしなんかこだわりみたいなのがなければそれ、外したほうがいいかもしれないっすよ?」
ウガチ「何故だ?」
イチカ「ええっと、正直言うとゲヘナとトリニティってあまり仲がよくないんっす、だからゲヘナ生って間違われるようなものはしまっといたほうが風当たりが強くないっすよ?」
ウガチ「…ああ、なるほど、だから門の前のあいつはああだったのか。」
イチカ「やっぱりもうすでに…て言うか、どこの生徒なんっすか?よく見たらあんま見ない制服だし、トリニティとゲヘナのこの関係を知らないなんて、」
ウガチ「フォレストだ」 - 26マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:50:37
イチカ「……あ〜、ん?」
ウガチ「知らないのも無理はない、そんなに有名でもないからな、強いて言えば法律がないところということくらいか。」
イチカ「はい!?、それ自治区として大丈夫なんっすか?」
ウガチ「…まあな。」
イチカ「すごいとこから来たんっすね。」
ウガチ「そうでもないぞ、校舎内では基本、皆が己の良心に従って動いているから争い事は…まあ起こってはいるが大体の理由が取るに足らんようなものだ。」
イチカ「独特な治安っすね、治安組織の一員としては不安しかないっすけど。」
正実モブ「お話中すいません、イチカさん、ちょっとややこしいことになっちゃったので応援願えないでしょうか。」
イチカ「あ、仕事に呼ばれちゃったっすね、まだもうちょっと話したかったけどこれで失礼するっす。」
ウガチ「構わん、邪魔したな。」
イチカ「いえこちらこそ引き留めてしまって申し訳ないっす、では。」
そうしてイチカは仕事へ向かい、ウガチは正義実現委員会を後にした。 - 27マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:52:37
しばらく歩くと遠くに噴水と水着の少女が小さく見えた。
ウガチ「なんだあの奇妙な光景は?」
ウガチは不審に思いつつもその少女へと近づいた。
ハナコ「あら?こんにちは。」
ウガチ「おまえ、なんでそんな格好をしてるんだ?」
ハナコ「この格好だと涼しいからですよ♡」
ウガチ「そうか、噴水で泳ごうとしてるのかと思った。」
ハナコ「それも良さそうですね。一緒にいかがです?」
ウガチ「いや、遠慮しておく、それとその格好はやめた方がいい、それは水泳が行われるであろう場所で着るものだ。それをここで着るのはコミュニティからの不審を招く、普通ならそうはなりたくはないはずだ。」
ハナコ「…ええ、そうですね、そこまで言われてしまっては、しばらくやめざるおえませんね。」
ウガチ「しばらく、と言うことはまたやるのか?」
ハナコ「ええ、もちろん。♡」
ウガチ「なぜだ?注告はしたはずだ。」
ハナコ「…趣味だからですよ。」 - 28マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:54:01
ウガチ「…嘘だな、声から抑揚が消えた、返答も遅い、何より目が不審だ、次に嘘をつくときは気をつけると良い。」
ハナコ「…」
ウガチ「…はぁ、ほら。」(腕を広げる)
ハナコ「…はい?」
ウガチ「私は物言いがキツい自覚はある、相手の気持ちを考えるのも苦手だ。だが少なくともお前が何
か傷ついてることぐらいは見ればわかった。友人のマネしか慰める方法を知らないが、来たければ来るが良い。」
ハナコ「…ありがとうございます。」
ハナコは立っているウガチに座ったまま頭を預け、そうしてしばらく立った。
ハナコ「ありがとうございました。たまにはこういうのもありですね♡」
ウガチ「やめろ、猥談は苦手だ。」
ハナコ「あら、そうなんですか?ではあなたの前では慎みますね。」
ウガチ「ああ、頼む。」
ハナコ「…そういえば、お名前は?」
ウガチ「鬼瓦ウガチ、呼び方なら好きにすると良い。」
ハナコ「ではウガチさんと呼ばせてもらいますね。私は浦和ハナコ、ハナコと呼んでください。」
ウガチ「わかった…そうだハナコ、美園ミカとやらを知っているか?今どこにいるか知りたい。」 - 29マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 22:57:52
ウガチ「わかった…そうだハナコ、美園ミカとやらを知っているか?今どこにいるか知りたい。」
ハナコ「えっと、それはなぜですか?」
ウガチ「先程、襲撃者の一部を未然に捉えて正義実現委員会へ通報したのだが、やはり不安でな、確認しておきたい。」
ハナコ「なるほど、そういうことでしたらおそらく庭の草むしりをしている最中だと思います。」
ウガチ「わかった、感謝する、」
ハナコ「待ってください、私も心配なのでついていっても良いですか?」
ウガチ「わかった、私一人だと迷うかもしれないから助かる。」
そうしてウガチとハナコはミカがいるはずの庭へと足を運んだ。
ハナコ「…いない?」
ウガチ「むしられたあとが途中で止まってるな、すでに避難したか。」
ハナコ「ウガチさん、早めに戻りましょう。この状況、今思えば完全に犯人です。」
ウガチ「ああ、そう私も思ったが…もう遅いようだ。」
そう言ったウガチは振り向きながらライフルを取り出し、柱から飛び出して来た人影が持っていた銃を撃ち抜いた。 - 30マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:00:13
???「いったぁ、なんでバレたの?」
ウガチ「正義実現委員会の制服ではないと言うことは、お前が?」
ミカ「そう、あなたの標的の美園ミカだよ。」
ハナコ「待ってくださいミカさん!、私たちは。」
ミカ「わかってる、何か弱みでも握られてるんでしょ?じゃないとトリニティのこんな奥のとこへの襲撃なんて無謀なこと引き受けるはずないもん。」
「だから待ってて、いま助けるから。」
そう言うとミカはランチェスターを構え直し発砲し始めた。
ウガチ「ハナコ、逃げておけ、正直巻き込まない自信はない。」
ハナコ「ですが…」
ウガチ「問題ない、怪我はさせないよう極力気をつける。」
ハナコ「…わかりました、では気をつけて。」
そう言うとハナコはランチェスターのリロードを狙って飛び出していった。
ミカ「ふーん、ありがとうね、あの子を解放してくれて。お礼に今降参してくれれば正義実現委員会に突き出すだけで許してあげ…」
ウガチ「随分余裕だな」
【ガンッ】
ウガチはミカが話している隙をついて一瞬で間合いを詰め、ランチェスターを目掛けてライフルを振り抜き機関部を粉々に粉砕した。 - 31マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:02:01
ミカ「きゃっ!」
ウガチ「終わりだ、少しは話を聞いてもらえそうか?」
ミカ「…えいっ♪」
ミカはそう言うと向けられていたウガチのライフルの銃口を握りつぶし発砲不可能にした。
ウガチ「なっ!?」
ミカ「これであなたも銃はないよ、あとは泥臭く殴り合う?まあもうやめておいた方がいいと思うけど。」
そう言う頃には遠くから多くの足音が聞こえて来た。
ウガチ「…正義実現委員会か。」
ミカ「当たり、もう逃げられはしないかもね。」
ウガチ「…逃げる必要なんて無い。」
ウガチは迅速にライフルのバレルを外し、予備の物に付け替えた。
ミカ「え?」
ウガチ「悪かったな、ちなみにあと2本ある。」
ミカ「あれ、これもしかして私ピンチ?」
ウガチ「正直話さえ聞いて…」
その瞬間、ウガチとミカの間に黒いものが天井を突き破って落ちて来た。 - 32マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:04:23
ウガチ「、、、次はなんだ?」
ツルギ「ギギ、ギャァァァァァ!!!!!」
正実モブ「ミカさん!こちらへ!」
ミカ「わ、わかった。」
ウガチ「…本隊よりも先に来たと言うことは、精鋭ってところか?」
ツルギ「ギェェェェェェ!!!!!」
【バァァァン】
ウガチ「返事の代わりが発砲か、」
そう言ったウガチはしまっていたマシンピストルも取り出してツルギへ発砲しながら突撃した、そしてツルギへライフルを振り上げたがツルギは大きくそり返りライフルをかわし、ほとんどウガチを見ずにショットガンをウガチの頭へ発砲した。
【バァァァン】
ウガチ「がっ、、、!?」
ウガチは衝撃で後ろへ弾き飛ばされたがツルギはその隙を逃さずさらに距離を詰め、再び頭へ発砲しようとした。しかし、
ウガチ「来たな!」
ウガチは吹き飛ばされ頭から地面へ落ちる寸前にマシンピストルを捨て、その手で地面を掴んで予想外のタイミングでの反撃を可能にした。 - 33マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:07:00
ツルギ「ア゛ァ?」
ウガチ「くらえ、」
そして次のライフルはツルギの顎を確実に捉えた。
ツルギ「ガアァ!?」
ライフルを顎に受け、ツルギは飛び下がったが、お返しと言わんばかりにウガチの頭へショットガンを叩き込む。
【バァァァン】
ウガチ「ぐっ!?」
ツルギ「ギャハハハハハハハハァァァ…ハアァァァ、いい一撃だった、意識を失いかけたのは久しぶりダァ、」
ウガチ「まともに…喋れたんだな、少なくとも私の友人と同じ境遇という心配はなさそうだな。」
ツルギ「ギギギ、お前の友人は知らないが戦闘中に相手の心配をするのかぁ?その割にはお前は随分と弱ってるように見えるがなぁ。」
ウガチ「お互い様だろう?現にお前の声から覇気が減って来ている。」
ツルギ「キヒヒヒッ、正解だ、よくわかったな、だがそれでお前は投降してくれるのか?」
ウガチ「ただで負けを認める気はないだけだ。」
ウガチ「…」
ツルギ「…」
両者の間に沈黙が流れ、お互いが次の攻防を始めようとした矢先、一つの声が間に割って入った。 - 34マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:09:24
イチカ「ツルギ先輩!他のメンバーから長引いているという報告を受けて救援に…って、何してんっすか!?」
ウガチ「…お前は、」
イチカ「ツルギ先輩、その人は敵じゃないっす!というか通報してくれた本人っす!」
ツルギ「…そうなのか?」
ウガチ「…ああ、」
両者の間に再び沈黙が訪れたが、その沈黙は先ほどとは違い張り詰めた雰囲気は薄れかけていた。
ツルギ「…その、なんかすまなかったな。」
ウガチ「いや、心配だったとはいえ紛らわしい行動をとった私も悪かった、申し訳ない。」
イチカ「二人とも仲直りは済みましたか?本命が来るっすよ。」 - 35マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:12:13
不良たち
「なんだかよくわからねぇけどあのツルギが弱ってる!」
「チャンスだ、叩き潰せぇ!」
「ピンク色の髪のやつを探せ、ターゲットはそいつだ!」
ウガチ「おいそこの黒いの、まだやれるか?」
ツルギ「ツルギだ、それとお前も十分黒いだろう。」
ウガチ「軽口を叩ける余裕はあるな、手伝え、」
ツルギ「ギヒヒヒヒ、とぉぜんだぁ、そもそもこれは私たちの仕事だからなぁ!」
そうしてツルギとウガチは満身創痍ながらも敵を薙ぎ倒して行った、
イチカ「まかせといてくださいって言いましたよね!?それと他校の問題に首を突っ込みすぎっす、怒る気持ちもわからなくはないっすけどもう少し自制してくださいっす。」
ウガチ「…すまん。」
戦闘終了後、ウガチはイチカに説教されていた。
ツルギ「イチカ、その辺にしておいてやれ、最終的に味方をしてくれたんだ、おかげで逃走者も出ず、主犯も捕まえられた。尋問の仕方が少し強引だったが…」
ウガチ「安心しろ、本気で腕を切り落とす気はあまりなかったからな。」
イチカ「腕!?、やりすぎっすよ!」
ウガチ「いや、一応本当に切り落としては…」
その会話を遮るように遠くから声が投げかけられた - 36マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:15:18
ミカ「お〜い、そこの真っ黒な子〜!」
「って、ここ真っ黒な子ばっかじゃんね☆」
ウガチ「私か?」
ミカ「うん、さっきは間違えて攻撃しちゃってごめんね?あの子から聞いたんだ、心配してくれたてたんだってね、悪いことしちゃったよね?」
ウガチ「気にしてない、あの状況で間違えるなというほうが無理がある。それにあれは独断で動いた私の方が悪い。」
ミカ「そう…それでもなんかお詫びしたいな、そうだ!私と友達になる?なんちゃって。」
ウガチ「それはいいな、お前はわかりやすそうだしな。」
ミカ「…バカにしてる?」
ウガチ「?、何がだ?」
ミカ「…ふーん、でも本当にそれでいいの?もっと他にもなんかあるじゃん。」
ウガチ「私は特に何も願うつもりはない、お前が提案して来たからそれを採用しただけだ。」
ミカ「そう、じゃあ決まり!よろしくね、えっと、名前は?」
ウガチ「ウガチだ」
ミカ「よろしくね、ウガチちゃん♪」 - 37マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:16:27
ウガチ「ああ、よろしく、私はお前をなんと呼べばいい?」
ミカ「ミカでいいよ?」
ウガチ「わかった、ミカ、よろしく頼む」
ミカ「うん!よろしく!」
イチカ「楽しそうっすね、私たちも混ぜてくださいよ。ほらツルギ先輩も逃げようとしないで。」
ツルギ「い、いや私は…」
ミカ「いいじゃんこれを機に仲良くなっときなよ。」
ウガチ「ふむ、そうだな…ツルギっと言ったか?今度模擬戦でもどうだ?」
ツルギ「!、キヒヒヒ!それはいいな、次会った時は万全な状態で戦おう。」
イチカ「一瞬で意気投合したっすね。」
ミカ「本当にびっくりするくらい一瞬だったね…」
イチカ「じゃあ私も、私は正義実現委員会所属の仲正イチカっす、よろしくお願いするっすねウガチさん。」
ウガチ「よろしく頼む、呼び方はイチカでいいか?」
イチカ「はい、もちろんいいっすよ。」
そうして4人はその場でしばらく談笑したのち、それぞれが自身の持ち場へと戻って行った。 - 38マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:24:38
トリニティ編終了ですね。眠くなる前に書き終わりました、もうちょっと上手く書けたんじゃないかとか自分の中では少し思ってたりしますが許してください。
すいません、私の画面に反映されてなくって無視みたいになってしまっていたのが見えたのでここで謝っておきます。
- 39マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:39:08
そうですねウガチの銃たちの設定を明かすと
マシンピストル
・装弾数30発
・威力4(max10)
・発射速度−秒間12.5発
・リロード速度−めっちゃ早い
レバーアクションライフル
・装弾数5発(+薬室1発)
・威力10(max10)
・リロード速度−普通(マシンピストルを置いて行えばウガチなら少し早いくらいには早くできる)
って感じなので確かにライフルの装填を考えないとガッツリ隙ができますね。
- 40マダラ◆Fpypodw1ko25/09/07(日) 23:45:25
一応、前スレでウガチの銃を絵で描いてあります。気になる方は前スレの124と125にのっていますのでぜひ見に行ってみてください。