- 1二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 08:30:30
- 2二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 08:38:21
たておつ
- 3二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 09:01:37
おつ
- 4二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 09:17:52
10時あたりから続き書きます!
少しお待ちください! - 5二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 10:30:30
はい
- 6二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 10:46:13
ホシノ
「……これで大体は倒せたかな?」
作戦開始から約5分、カイザー側の軍勢の約9割がホシノ一人相手に再起不能にされる。
まさに壊滅というべき惨状だった。
ホシノ
「で…さっきからずっと狙ってきてるよね」
ホシノは近くの建物の外壁を駆け上る。
アンジュ
「気づかれてる…!」
アンジュは咄嗟に建物から飛び降りて、ホシノを狙おうとする。
ホシノ
「トリニティの子だよね。何をしてるのかな?」
アンジュ
「いつの間にここまで…?!」
ホシノ
「ダメだよ〜カイザーなんかに手を貸すなんて」
「今なら許してあげるから大人しく帰りなよ」
アンジュ
「……すみません、駄目なことであると十分承知しています。ですが私にはあなたと戦わなくてはいけない必要と理由があるのです…!」
「お相手していただけますか?」
ホシノ
「……そっか、そういうことなら…」
「こっちも手加減せずに行くよ」 - 7二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 11:35:31
撃たれた。避けたはずの銃撃が当たったことへの驚きを覚えると同時に肉が焼かれるような痛みに襲われる。撃たれた足と腕がすくんで動かない。
スナデ
「…ここまでボロボロならいけるか」
スナデは左腕を振り上げ、叩きつける。
高架道路にヒビが入ったかと思えば、大きな音をたてて崩れ落ちた。
シロコはなんとかして体勢を持ち直そうとするがスナデは大きめの道路の瓦礫を投げつける。
シロコ
「一か八か……!」
シロコは瓦礫を足場に跳ねる。
投げつけられる瓦礫を避けつつ、辛くも着地することに成功した。 - 8二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 12:24:16
スナデ
「…やはりまだ動いてくるか」
スナデは放置されていた自動車を左手で引っ張るとシロコに向かって放り投げた。
シロコは身を屈めながら車を避けつつ、逆に反撃の機会を伺っていた。しかし、その姿はきちんとスナデに捉えられていた。
スナデは先程、シロコを撃った箇所を正確に撃ち抜いた。痛みからかシロコは無防備になった。
スナデの左手にはリボルバーが握られている。
スナデ
「もう2発だ」
いつもと変わらないはずの銃声。
なのに、その時はやけに大きく響いた気がした。
スナデ
「…7分46秒、結局5分からオーバーしたか」
「……許して欲しいなんて言えない。でも、全部終わってまだそこに私がいるなら、私の今までのことを話させて欲しい」
シロコの銃をシロコのそばに立て掛け、スナデは急いでその場を後にした。 - 9二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 14:09:13
アンジュ
「くっ! 壊された…! 次の盾を…!」
ホシノ
「オートマタの盾で身を守りながらの射撃で時間を稼ぐ悪くないと思うけど」
「何度も同じことしてちゃ対策されるよ」
アンジュが盾を取る前にホシノが蹴り飛ばした。
咄嗟の対応ができず、無防備になったアンジュのみぞおちに銃撃を叩き込む。
アンジュ
「かはッ……!」
ホシノ
「ごめんね。こっちもやられっぱなしじゃいられないからさ」
「…アヤネちゃん、終わったよ。そっちは?」
「……アヤネちゃん?」
アヤネちゃんと連絡がつかない、そう思っているとカイザーの兵がゾロゾロと集まってくる。
ホシノ
「まだ残ってたんだ……」
即座に戦闘体勢に入る。だが、一台の戦車が横転しながらこっちに転がってくる。
スナデ
「これはどう対処する? 小鳥遊ホシノ」
「クルセイダーだ!」 - 10二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 14:55:21
うめ
- 11二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 18:38:37
ホシノ
「乱暴なことするねぇ!」
転がってきた戦車を盾で受け止める。
想像以上の重さに、後ずさりさせられてしまう。
スナデ
「ラスト2発だ」
スナデのリボルバーから2発。
ホシノは盾を構え、それを防ごうとした。
次の瞬間、予想外の被弾と痛みにホシノの身体がふらつく。スナデはその隙を逃さず盾ごとホシノを蹴飛ばしそのままホシノを地面に押し付ける。
スナデ
「ようやく止まったか…小鳥遊ホシノ」 - 12二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 18:58:43
暗雲が太陽を覆い隠し、光を遮る。
風に乗って砂が運ばれる音だけが聴こえる。
ホシノ
「……なんでこんなことしてるの?」
スナデ
「…これ以外思いつかなかった」
「おっと、あまり動かない方がいい。盾の上から左腕を押し潰す」
ホシノ
「やったらいいよ、できるならさ…!」
スナデ
「……これ以上の戦闘は望んでいないんだが」
アンジュ
「…スナデさん……連絡です」
スナデ
「分かった、ありがとう」
「では……本命を果たそうか」 - 13二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 19:53:03
ホシノ
「本命…?」
スナデ
「アンジュ、つないでくれ……ビデオ通話でな」
先程の電話が繋がれる。その画面には、銃を突きつけられるアヤネの姿が映っていた。
シュウ
『おっ、ようやく出たか…こっちは制圧完了済みだぜ。ヘリもターゲットもな』
ホシノ
「アヤネちゃん!」
アヤネ
『すみません……ホシノ先輩』
ホシノ
「…何するつもり?!」
スナデ
「要望をのんでもらう…そうすれば解放しよう」
「シャーレの先生を呼び出してほしい」 - 14二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:49:51
アヤネ
「先生を呼び出すってどうして……!」
シュウ
「いいから早く連絡しな」
「こちとらそこまで気が長くないんだわ」
ホシノ
『……アヤネちゃん、連絡しよう』
アヤネ
「ホシノ先輩⁈ それじゃあ……!」
ホシノ
『先生ならきっと大丈夫だよ…もしもの時は私がなんとかするから』
アヤネ
「そんな……」
シュウ
「できるだけ自然な感じのメッセージにしろよ?何事もなかった体を装うんだ」
アヤネ
「……分かりました」
シュウ
「……よし、送信を確認した。こっちからは以上で終わりだぜ」プツン
「それじゃあ……あんた、伏せてな」