- 1病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 11:24:51
霧に包まれた孤島に立つ豪奢な館。そこには吸血鬼達が暮らしていた
・館に暮らす吸血鬼以外の存在は基本的に「従者」と「眷属」の二種類です
・従者はただの一般人、眷属は特別な力を持つ代わりに主人である吸血鬼に攻撃できない使い魔です
・吸血鬼以外の人外を出したい時は眷属か敵キャラで出しましょう
・敵キャラを出す時は最終的に倒されるか眷属化するかしましょう
・行き過ぎたエログロは禁止
・版権ネタを直接出すのは禁止(オマージュなら可)
・確定ロールなどのマナーに反する行為は禁止
・ギスギスロールはやりすぎないよう気をつけて
・次スレは>>190を踏んだ方がお願いします
ルールを守って楽しく遊びましょう
- 2病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 11:25:51
- 3病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 11:32:50
- 4病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 11:35:27
- 5二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 11:38:04
このレスは削除されています
- 6病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 11:39:45
- 7病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 11:42:06
保守っときます
保守①ー - 8人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 11:43:33
(※立て乙です)
- 9二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 11:45:40
保守保守
- 10二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 11:47:59
(保守完了)
- 11ルタバガランタン姉妹◆8Wn59wFc0I25/09/08(月) 11:58:27
(たておつ〜、でいいんですよね??)
- 12コロンビーナ◆G5SDVc1Us625/09/08(月) 12:12:21
....ウェヘヘ、何やら館が騒がしゅうございます
オキリ様も何やら私やメイド達のことをお忘れに
なっているようですし....怖いです、ね....
(護身用に大鉈を担ぎながら廊下を歩いていた) - 13病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 13:49:28
- 14人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 13:54:01
- 15人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 13:55:05
【談話室の聖杯を見て、得心がいったと頷いた。1日分の記憶の喪失は、きっとこれのせいだろう。そういえば最後の記憶はこれに触れたことだったような気がするし】
【今回は触ることはしなかった。談話室を出て、その足で館を歩いている】
【誰か、昨日の自分と同じように幼くなっている者に出会うだろうかと思いながら】 - 16病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 14:02:26
- 17泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 14:03:14
- 18人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:07:06
- 19病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 14:11:17
- 20泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 14:15:04
- 21病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 14:16:56
- 22人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:20:28
- 23泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 14:22:14
- 24人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:23:32
- 25病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 14:25:20
- 26人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 14:28:33
- 27病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 14:30:04
- 28人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:32:17
- 29泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 14:35:03
なに、って……わたし、どれいだから
【戸惑いながらも正直にそう言った。子供にそんな話をするのはどうかと思うが、事実なので仕方ない】
【何処か尖った声に困惑し、様子を伺うようにこてんと首を傾げる】
だって、なれちゃうものは、なれちゃうでしょ?
いっつもそうなんだもん。おこらせなければ、なにもしてこないから。まだ、ましだよ
【むすっとしつつも素直に応急処置を受ける】
【少女を傷つけることを娯楽にしていた奴らもいるのだ。今の主人は比較的優しい方だろう(当社比)】
ふれいさん…?
【驚いたように虹色の瞳を揺らし、ぽつりと名前を呼ぶ】
【気配は同じだし、ぼんやりと見える色彩も彼女にしか見えない。が、目の前にいるのは男性だ】
- 30人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:35:29
- 31コロンビーナ◆G5SDVc1Us625/09/08(月) 14:41:36
- 32人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:41:53
- 33人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 14:43:50
「ああ、失礼いたしました。ご主人様のことはフレイとお呼びください。ええと、まあ……皆様がたの、ちょっとした知り合い、のようなものだと思っていただければ。危害を加えるつもりはありませんとも。私のことは、お気になさらず」
【長い……子供の目線からすれば長い体を折り曲げて小さくする。そうだ、記憶がないのだった、と謝罪しながら改めて名乗った】
「こんにちは、お嬢様。またお会いしましたね」
【名前を呼ばれた。つまり、昨日会っている。どういう自分と会ったのだろうか。今の口調で話して怯えはしないだろうか。そんなことを考えた】
「空腹。なるほど、では食堂へ行きましょうか、それともこちらに軽くなにかお持ちしましょうか? ……人間の方でも、食べられるものはありますから」
【軽い提案。ねだられたものをあっさり渡すような】
「元々、知り合いだからですよ、旦那様。旦那様は覚えていらっしゃらないようですが」
【嘘ではないことを並べていく。『今の』彼が知るはずもないことで、信用に値するとははなから思ってはいないのに。消えた彼の主人のことを知っていれば、その主人の知り合いと名乗ったかもしれないが、残念ながらその知識はないので】
- 34泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 14:52:27
- 35人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:53:03
…何?君、今僕のことダメって言った?
【見たところ、自分と同じぐらいの子供だろうか。使用人らしき少女を見て、不満げに口を尖らせた】
食べるもの、少し分けて貰えたらなんでもいい…
…けど、人が沢山いる場所はやだ…
【警戒気味に呟くが、空腹には抗えない。そもそも、腹が減るのが嫌いだ】
【遠回しながら『できればここで食べたい』と意思表示。さんざん歩き回って、疲れてもいた】
…僕は、あんたのこと、知らない…覚えてないだけ?
【取り繕おうともしない、むき出しの不信感。それでも、食べるものをくれる相手には採点が甘くなる】
【主をじっと見て、人形をじっと見て、納得はしていない様子ながらも頷いた】
【野生動物が、隙あらば逃げ出そうとしながらも餌に寄ってくるように】
- 36人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 14:56:26
- 37人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 14:58:30
「大丈夫だったというか、大丈夫ではなかったけれど元に戻ったというか。……まあ、今のご主人様は大丈夫ですよ、お嬢様。他の方々も大きな心配は要りません。時間さえ経過すれば、皆自然と戻るでしょう」
「『おや、大きな誤解。この館では、そういう仕組みはとっていないよ。人身売買も、奴隷も。 偶発的にやってくるものはいるが、それ以外は望んでここにいる者だけだとも。……ここは楽園。休憩所。世の中に疲れたものが集まる、閉じた世界』と仰っていますよ、旦那様。……まあ、信用するもしないも自由ですが、こちらとしてはその疑惑は否定させていただきます」
【ぐるり。少女の言葉に考える。女の人だった。吸血鬼がその身体をとった時間は短くはないが、回数としては多くもない。そして、その身体をとっていたということは】
「『そうだね。……オレは……私は、どちらでもないものだから。今は男の人だと思ってくれたら、それでいいさ』と仰っていますよ、お嬢様。あまり気にしないでください。そういうものですから」
【口調はきっと違う。昨日はもっと丁寧だっただろう。けれど、性別が変わっていることに比べれば些細なことだろうと敢えて直そうとはしなかった】
「では、持ってこさせましょう」
【言って、近くで気配を消して待機していた侍従に指示をする。自分自身で動くと言う発想は残念ながらない】
「そうですね、残念ながら。なにか届くまで、これでも食べていますか?」
【ポケットから取り出したのは、瓶に入った砂糖細工だ。きらきらと光って目を楽しませる】
- 38泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 15:06:20
- 39コロンビーナ◆G5SDVc1Us625/09/08(月) 15:08:14
- 40人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 15:08:55
- 41魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/09/08(月) 15:10:07
お腹空いた〜。昨日はずっと海岸で漂流物探ししてたから何も食べて無いよ〜…。
- 42人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 15:14:31
「ええと、ありがとうございます、お嬢様。お礼にこちらを差し上げましょう」
【素直さに何度か瞬きをする。娘たちもこのくらい素直だったらいいのに、とは思わなかった。意図的にそうしたいとは思わない。心のままに育ってくれさえすればいい】
【手の中に金平糖を落とす。元のルシアに、機会があれば渡そうと思っていたものだ】
「不安なら、メイド長にでもお伝えすればいいかもしれませんね。まだ来たばかりですし、新人には荷が重いと休ませてくれるかもしれませんよ」
【少女を気遣った言葉。まだ館に慣れていないのに、普段と変わった面子との会話は心理的な疲労も大きいだろう、と】
「ええ、どうぞ。他にもありますから」
【少年の疑惑の籠った目には弁解することなく、瓶のふたを外して何個か取り出してみせる。蝶をモチーフにしたもの。鏡や船などの物モチーフにしたもの、兎や狼の姿をしているものもあった。それらがいくつも渡される】
「砂糖でできたものですから、変なものではありません。どうぞ?」
- 43人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 15:15:02
- 44魔影の吸血鬼◆dSSiSeCvag25/09/08(月) 15:23:13
ヤシの実とか流れてきてたけど…これどうやって飲むんだろ。…穴開ければいいのかな?えいっ!
【力の入れ具合を間違えたのか粉々に砕け散るヤシの実。破砕音と共に実の破片や汁が辺り一帯に飛び散る】
…あちゃー。
- 45人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 15:30:06
- 46泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 15:31:31
- 47人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 15:38:23
- 48◆G5SDVc1Us625/09/08(月) 15:42:08
- 49泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 15:53:00
- 50病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 16:45:51
- 51泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 16:48:20
- 52二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 17:02:31
このレスは削除されています
- 53人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 17:07:30
「『綺麗だろ。せっかくなら味だけじゃなくて見た目や匂いでも楽しめた方がいいって考えた誰かがいるんだろうな』と仰っていますよ、旦那様。神は細部に宿ると言う言葉もございますし」
「『そうだな、オレの名前だ。長く呼ばれていたものの一つだよ』と仰っていますよ、旦那様。長く生きていると、一つの名前に固執することもあまりありませんから」
【綺麗、とか、食べるのがもったいない、とか。そういう感性を持っているのか、と思う。……環境が許せば、きっと普通の人間として生きて、死んだのだろうな、とも】
【名前については普通に頷いた。複数の名を持つことを隠す理由もない。いつまでも同じ名前では怪しまれるという理由もつけられないことはないのだし。実際のところ、人間だったころもほとんどの者は吸血鬼を本名で呼ばなかったから、どんな名前でも親しみが欠片も持てないだけなのだが】
「綺麗でしょう、お嬢様。食べられるものですから、ぱくっと口に入れてみてくださいね」
【金平糖。とげとげした砂糖のかたまり。星みたい、という素直な感想にくちびるを綻ばせた】
「そうですか?別に人間なんて、どんな状況で役に立っているかなんて自分で初めからわかることは少ないですが」
【本人の心と周囲の評価に差異が生まれるなんて当たり前のことだ。初めのうちはわからなくても、後から気づくことも多いのだし。だからそう恐れる必要もないと人形は思うが、まあ本人がそう言うなら無理強いすることもない。疑問を呈するだけで、さらりと流した】
【そのまま、玄関ホールの横のスペースに通して、簡単な料理を渡していく。焼いたパンに切れ目を入れて、肉や魚、野菜を挟んだものだ。食べてもいいし食べなくてもいい。吸血鬼は人形を抱えたまま、水を飲んでいた】
- 54町娘従者◆M/HRjc9OZE25/09/08(月) 19:22:17
【きょろきょろと辺りを見渡しながら中庭を練り歩く者が居る】
【メイド服を纏う彼女は、しかし礼儀作法を身に付けている他の従者達と違って落ち着きが無く、いわゆる田舎者感を醸し出していた】
すっごい……!なんか、なんか……全部きれい!!
【つぶらな碧眼をきらっきらに輝かせて豪奢な館の外観や整備された花園を見物する彼女こそ、ちっちゃくなったカティ・リーネットさんその人だ。……昨日の焦燥っぷりは何処に行ってしまったのだろう?】 - 55元神父◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 20:35:46
【彼は、歩いている。ただでさえまだこの館に漂着して数日なのに、なぜか子供になった顔だけ知っている顔を多数見たからだ。魔性のものならこのような異常も普通なのだろうか?と歯抜けの記憶を引っ張り出して考えるが、否定できる要素はない。逆に肯定できる要素もないが、それはさておき】
【ひとまず館とこの異常の全容を把握しよう、と歩いている】
【服装は与えられた執事服。神父としてのアレはここでは刺激が強かろうという判断だ。彼としても、無暗に刺激したり敵対心を煽ることは避けたいので。過去はともかく、今はそういうことは望んでいない】 - 56人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 20:59:54
【出された食事を一通り平らげて、ほっと一息。まともに美味しいものを食べたのは、随分と久しぶりな気がした】
【よく分からないが、悪いところではないらしい。それはそれとして、これからどうしようと少し考えた】
【ここはいいところだ。探検するのは楽しい。だが、帰らなくてはならないし、帰りたい】
?うん…そうだよ?
【少女の様子に、どうして不思議そうにされているのだろう、と首を傾げる】
…最初は、ご主人が何かしたせいでこんなところにいるのかなって思ったけど
もし、そうじゃないなら早く帰らなきゃ
僕のご主人、一人にしちゃダメなんだ
すぐガラクタとか拾ってきて家ゴミだらけにしちゃうし…
ふうん…鏡ってそうなんだ
痛くないけど、くすぐったいのはあるの?
じゃ、もし沢山くすぐったら、それもそのうち慣れちゃう?
…受け入れたくないものとか、ないの?
【質問攻め。初めて目にする不思議な存在に、興味津々だ】
うん。きっと、そう思った奴っていい奴なんだろうな
【素直に頷く。誰かを楽しませたいと思う気持ちは、豊かで優しいものだと少年は思う】
【どれほど凝っても、食べればなくなってしまうのに。だからこそ、なのかも知れないが】
【その豊かさは、これまでの短い人生で散々聞いてきた投げやりな言葉とは、きっと真逆の位置にある】
【今の彼に、その気持ちを言語化できるだけの語彙はなかったが】
ふーん…じゃ僕と一緒だね
僕もさ、もう一つ名前あったんだ
【「もういらないから、使わないけど」と添える。なんとなく嬉しそうに】
- 57泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 21:32:37
- 58人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 21:37:39
「『そうだな。少なくとも、余裕があるやつだった。生きるのが楽だった、って意味じゃないがね。オレが知るやつは、雅とか詫び錆びとか風流とか言ってたが……。なんでも、形に残らずとも、記憶に残ればいいとかなんとか。生きるために生きているんじゃない、とか……と、そうか。お揃いだな』と仰っていますよ、旦那様」
【記憶をたどって、少年に言う。雅だのを吸血鬼に伝えたのは東の人間だが、料理人にはそういう思考を持つものが多かったように思う。もちろん、そういう人間ばかりではないし、どちらがより優れているかという話でもないけれど】
【もう一つ名前があった、と聞いて、くしゃりと笑った。かき混ぜるように、音で表すならばこちらも「くしゃり」と少年の髪をかき混ぜた。自然と、当たり前のように動いて。ひょっとすると、同じように接した誰かがいたのかもしれなかった】
「どうぞ、召し上がれ。お口に合ったようで、なによりです」
【穏やかに笑んでいる。保護者のように、兄姉のようにあるいは、娘たちを思って】
- 59和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/09/08(月) 21:43:29
- 60病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 21:44:17
- 61病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 21:45:18
- 62和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/09/08(月) 21:50:42
- 63人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 21:50:49
うん、僕のいちばん大切な人!
【少しはにかみながらも、真っ直ぐにそう言った】
…君にもそういう人、いつか見つかるといいね
いると…なんて言うんだろ?
…あったかいし、嬉しいし…
【使い慣れない『幸せ』という言葉はすぐに出てこなかったが、おそらく、表現したいのはそういう気持ちだ】
…よく分かんないけど、かっこいいな、そういうの
【『雅』『侘び寂び』『風流』などの言葉に、少し不可解そうな顔をした】
大人って色んな言い方する…
【それらの細やかなニュアンスを、今はまだ理解できない。どうしてわざわざ難しくするんだろう、と言わんばかりだ】
【頭を撫でられて、びっくりしたように目を丸くした】
【固くなったが、次第に緊張を解く。こういう触れ方には慣れないが、嫌ではないなと思った】
- 64病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 21:51:47
- 65和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/09/08(月) 21:55:53
- 66人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 21:57:20
- 67泡沫の吸血鬼◆DPvZRJ5eF225/09/08(月) 22:01:00
おいしかったぁ……ごちそうさま、でした…?
【少し慣れない挨拶をし、ぱちんと手を合わせる。穏やかな表情を見て、安心からか表情が和らぐ】
ありがとう、ふれいさん!
そっかぁ……あは、ちょっとうらやましいかも
【ちょっと、どころではなくかなり羨ましい。それくらい楽に生きられたらいいのに】
ふふ、よかったねぇ
【少年が笑みを浮かべているのはこちらとしても嬉しい】
……うん、できるといいなぁ…
しあわせってやつ?わたしには、よくわかんないけど
【影のある、だが、何処か嬉しそうな表情で。少女は美しい微笑みを浮かべた】
わたし、そろそろいくね
ばいばい、みんな
【少女はそう言って手を振る。引き止めなければ去っていくだろう】
- 68人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 22:02:25
「『うはは、小難しいことで煙に巻くのも大人だがね。言葉で説明できないものを説明するとき、そういう難しい言葉を使うんだろうさ』と仰っていますよ、旦那様」
【空の色を伝えきれないとき、それでも伝えたいと思ったとき、難しい言葉が発されるのだろうなと、少年に伝えた。長ったらしい言葉を使うのは、本質を掴ませないため。難しい言葉を使うのは、思考を止めさせるため。吸血鬼にとっての言葉は基本的にそういうものだが】
【うん、かわいい。変化する少年の態度に対してそう思う。威嚇してばかりの野良猫が、少しずつ与えられた環境を安全だと判断したような。その「かわいい」が愛玩に近いことを吸血鬼は知っているけれど】
「『お粗末様でした、ルシア。……元気でね』と仰っていますよ、お嬢様。御達者で」
- 69和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/09/08(月) 22:02:32
- 70町娘従者◆M/HRjc9OZE25/09/08(月) 22:15:32
- 71人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 22:15:57
そう、それ
【『しあわせ』の言葉に頷いた】
…子供向けのおとぎ話の中でしか聞かないけどね、そんな言葉
でも、きっとこういう感じなんだろうなって…
うん、気を付けてね
【手を振る少女に振り返して見送った。遠ざかっていく後ろ姿まで神秘的に見える気がした】
【名前を聞きそびれたけど、るしあって言ってたっけと反芻する。…また会えたらいいな、と思った】
んー…分かんなくはない…かも
歌の技術、たくさんあるけど…どんなのか言葉にするより、歌った方が早くて…
【歌えない人間が歌について伝えたかったなら、言葉を尽くすより他にない。きっとそういうものだと想像する】
【まだ信用できない、と意識しようとはしてはいるが、実際には絆されつつある】
【…というより、食べるものをもらった時点で、ほぼ無警戒に近いのだった】
…フレイは、元の場所に帰る方法、知らない?
ご主人のせいなら、いいんだけど
違ったら、泣いてるかも知れないから…
ふーん、貧乏なんだ。僕と一緒
【舞台じゃないんだとは思ったが、じゃあ何だろう?で思考が止まった。それよりも、共通点の方が意識に入る】
…なんで遠くから見てたの?
- 72和風吸血鬼と眷属◆bBpA7mPBvQ25/09/08(月) 22:22:31
- 73病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 22:23:38
- 74人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 22:25:10
- 75人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 22:25:48
「はじめまして、お嬢様」
【ゆうるりと吸血鬼は笑う。ただ、それだけだ。大人の姿をしているものとしては、本命は小さい姿のものたちだろうなと思ったから】
「帰る、方法……」
【人形は、吸血鬼は考える。自分の場合はどうだったか?一晩寝たら戻った。ただ、ほぼ同時期だろうルシアはまだ子供のままだ。予測にすぎないが、いつ戻るかはランダムだろう。……では、どう伝えるべきか】
「『何日かすれば、自然と戻ると思うが……おまえのご主人は、きっと泣いて悲しんではいないと思うよ。悪い夢みたいなものだから、目が覚めたら、自然と元に……何事もなかったかのようになっているさ。見た夢を覚えてないことってあるだろう?』と仰っていますよ、旦那様」
【この言葉で伝わるだろうか。わからない。そもそもこの言い方では、主人に愛されてないと思われるかもしれない。そういうリスクはあるが、他に言いようもなかった。吸血鬼はこの現象を夢のようなものだと思っている。少なくとも、退行した精神にとっては。だってここでの経験が過去に生きるわけじゃない。記憶が残ることはあるとしても、そんなもの今現在退行している精神には関係ないから】
- 76人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 22:28:54
- 77町娘従者◆M/HRjc9OZE25/09/08(月) 22:35:05
- 78人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 22:38:31
【考えている横顔を、じっと見上げる。綺麗な顔だ。ご主人も綺麗だし、吸血鬼ってやつはみんなそうなんだろうな、と思う】
【そして、出てきた言葉を聞いた。静かに、どこか神妙な面持ちで】
…自然に戻れる、なら…大丈夫かなあ…
……うん。分かってるんだ、ご主人だって大人だし…
僕がいなくたって、元々ひとりで暮らしてたんだから、平気だって…
【だから本当は、いないと嫌で困ってしまうのは自分のほうなのだ】
【うっすらと自覚はしている。このままもう会えなくなったらどうしよう、と不安で仕方ないことを】
夢…夢なら、楽しい夢がいいな…
【戻る手段は分からない。ならばと考えて、ぽつりとそう呟いた】
…カティは、迷子なんだ?
じゃあ、僕と一緒だね
僕も迷子だけど……カティみたいに、働いた方がいいかな?
【顔色と表情がコロコロ変わって可愛いな、と少女の様子を眺める】
【それはそれとして、タダ飯食らいがダメなら働かなくてはと思う。従者としては、躾られている最中だが】
- 79病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 22:41:35
- 80人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 22:45:31
- 81病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 22:50:13
- 82町娘従者◆M/HRjc9OZE25/09/08(月) 22:51:33
ま、迷子じゃなくて迷い人ですッ……確かによく迷いますけども……ゴニョゴニョ【指をいじいじしつつ目を逸らす】
ごほん。迷い人っていうのは、いきなりここにきた…どうやってきたのか、分かんない人で。わたしはそれだって言われました。でも、迷い人は時間が立てば家に帰れるんです!
【──無論、”迷い人”なる現象は存在しない。どっかのトア某がでっち上げた概念で、文字通り子供騙しの方便である】
わ!それ、すごく嬉しいです!同い年の子、全然見つからなくて
……ここだけの話、お給料はたくさん貰えるみたいです。ふふふ!
【──基本、館の従者に給金は発生しない。どっかのトア某が以下略】
わーっ!?よろしくお願いしますッ!?
【ひゃーっと肩が跳ねた】
お、お嬢さま?でしょうかっ
【自信なさげ】
- 83人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 22:54:02
- 84病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 22:55:03
- 85人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 22:57:02
- 86人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 23:00:20
- 87病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 23:01:24
- 88人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 23:05:02
- 89人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 23:12:22
- 90町娘従者◆M/HRjc9OZE25/09/08(月) 23:16:24
(※素直さと残念さが3割増しくらいになってます。成長後でも素はこれに近かったり……)
んんッ…がんばります
わたし、お昼に働くんです。お会いできたら、なんでも言って下さい
(か、かっこいい〜〜……吸血鬼は怖いって、みんな言ってたのに)
【魅力的なルックスとは強力な札であり、恐ろしさとほぼイコールだが、残念子供に分かるわけもなく】
それでは翡翠さんとお呼びしますね!
【人とかけ離れた外見にほんのり怯えていたもののしっかり会話が通じる事に安堵する】
翡翠さんも吸血鬼……なんですか?
ええと……とんとんって話が進んじゃって
わたしを見つけた方が色々やってくれたみたいです
【実のところ用意されたのはメイド服だけであり、正式な契約はしていない。数日間ならなんとか誤魔化せるだろうという雑過ぎる判断】
働くなら、やっぱり吸血鬼の方にお願いするんだと思いますが
どなたにお願いすれば良いかは……ご、ごめんなさい。ちょっと分かんないです……【申し訳なさそうに謝罪した】
- 91人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 23:21:40
- 92人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 23:27:12
「『ん。ありがとう。良い子だな』と仰っていますよ、旦那様。……もう夜ですから。寝る場所が欲しいなら、言えば用意はできますよ。それ以外の服も」
【裾を握る手に、幼さを見た。もちろん、今は人間である少年は彼自身にとってかなり前の時間軸のことだろうから、当然と言えば当然だけど。……その仕草に、昔の子供たちを重ねたことは、責められるようなことではないだろう】
【安心させるように頭を撫でて、大丈夫だと話しかける】
「はい。お昼に出会ったら、お願いいたしますね」
【なるべく怖がらせないように。それは優しさではあるけれど、怯えては話が滞るという打算もある。それでも出力は一貫して、微笑ましく見守っていた】
- 93病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 23:29:02
- 94人間の少年◆dJUUJmoGZU25/09/08(月) 23:39:00
【あくびを一つ。眠たげに目を擦った】
(※すみません、そろそろ落ちます。回収してくださるならついていきますし、適当に放流してくださっても大丈夫です)
(※長時間のお相手、本当にありがとうございました!)
ほんと?…じゃあ、お願い
たくさん歩いたから、疲れちゃって…
【…と、そこで裾を握っていたことに気がついた。弾かれたように、ぱっと手を離す】
【頭を撫でられて、そっぽを向いた。子供みたいだと、今さら恥ずかしくなったのだった。実際、子供なのだが】
【少し赤くなった耳で、それでも素直に撫でられている。言葉にも、うん、と無言で頷いた】
【呟く翡翠の様子を、ただ見ている。仲良しなのに、どうして少し悲しそうに見えるんだろう、と】
【実際には、翡翠が悲しそうにしているわけではない。ただそう見えただけの話だ】
【不思議そうに見られて、慌てて弁明】
あ、リリーと翡翠に「服ちょうだい」って言ったらくれるかなって思って
…けど、よく考えたらふたりとも無理だよね
僕と一緒で、ここのことよく分かってないんだから
- 95町娘従者◆M/HRjc9OZE25/09/08(月) 23:44:16
トアさんという方に壺から拾われましたっ
真っ白で、不思議で、綺麗な方で……あ!それと目の色が左と右で違くて、赤と青なんです。見れば分かると思います!
【嬉しそうに、自慢するように。少し早口で語る。出会いから服を用意してもらうまでどうやら世話になったらしい】
【……”らしくない”。件の吸血鬼(■■■)を知る者ならそう評する行動だ。そんな者は何処にも居ないが】
……今さらですけど、あなたのお名前を聞いても良いでしょうか?
【はにかみながら問うた。聞きそびれていたので】
※おやすみなさいませ〜。名前は教えて貰った事にしても大丈夫です!
まかしてください!
力仕事とか、得意です。他にも……できるだけ!
【なんにも気付かず、何かをお願いされた時の事をイメージして張り切っている。瞳に炎が燃えてそうだ!】
へぇー……鏡の吸血鬼。……たぶん?
【こてり、と首を傾げた】
- 96人形を抱えた吸血鬼◆6EaMluhC8A25/09/08(月) 23:46:42
- 97病弱お嬢様◆dgCiuqViaA25/09/08(月) 23:53:31
- 98町娘従者◆M/HRjc9OZE25/09/09(火) 00:20:03
……!?もうこんな時間!
お、お部屋に戻ります。お話ししてくれてありがとうございました…!
【一礼してからとたとたと駆け出した】
【向かう先は己の自室……では無く、今朝目覚めた”客室”だ。遅くにならない内に戻って欲しいと、白い主人から言われている】
……。……?
【血を吸わない吸血鬼という事も、鏡の中にいることも、生まれを知らない事も。全て少女が知る常識の外であった】
う、ううん。分かんないから、”多分”……ですか。ふむ。
【分かってないけど分かったように頷く】
(なら、翡翠さんは名前を自分で付けたのかな)
【子供ながら聞き難さを感じた質問なので、思うに留めた】