なんかアホなノリのSS書きたい…

  • 1二次元好きの匿名さん22/04/22(金) 23:59:55

    から安価でなんか指定もらう

    カプでもなんでも>>15

    エミュが下手になったらすまん

  • 2二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:00:34

    黄金世代で雪合戦

  • 3二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:00:50

    ファインを銀魂の将軍みたいな扱いをするSS

  • 4二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:01:05

    カレンチャン(木製)

  • 5二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:05:42

    スレタイもあってか人来ないね!

    >>2

    >>3

    >>4

    でノリで書くわ!!

  • 6二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:06:45

    タキカフェorSP隊長でギャグ系

  • 7二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:07:34

    つまり黄金世代が雪合戦でワーワーしてたらシャカールを連れてやってきたファイン殿下とゴルシが作ったカレンチャン人形がお姉ちゃん連れてきてワチャワチャする展開か

  • 8二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:08:26

    ゴルシとゴルシで入れ替わりドッキリ

  • 9二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:08:52

    ファイン寝取り

  • 10二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:09:14

    ゴルシちゃん号殺人事件

  • 11二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:09:44

    殿下かよおぉぉってなるのか黄金世代

  • 12二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:09:49

    魁‼︎トレセン塾

  • 13二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:09:52

    風雲メジロ城を悪魔城ばりに攻略するスペちゃんとゴルシ

  • 14二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:09:59

    ネイチャの愛情ネイチャーハン

  • 15二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:10:05

    学園の花壇にドクダミ植えまくるエアグルーヴ

  • 16二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:10:09

    ライスがヤンデレに!?(ぽんこつやんでれ)

  • 17二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:10:58

    なんか色々来るううううう、けど明日休みだし
    SP隊長とかエミュマジで適当になって申し訳ないことになると思うけど…
    色々ごちゃまぜにして

  • 18二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:11:53

    ファイン「アイルランドは代々雪合戦の時もピッチリブルマ派だ」

  • 19二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:48:15

    いつも全部書き溜めてから投下するけどチビチビてきとうに投下してくわね
    ライブ感で!!

  • 20二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:48:31

    白銀の世界。
    どこまでも続きそうなターフの上は白い雪によって覆われている。
    空は澄み渡るような青空。
    綺麗だなぁ──

    メディ―ック!メディ―ック!誰か助けてほしいデース!!

    ちょっとセイちゃん…横になろうかな…もう…

    スカイさん!ここで寝てはダメよ!!スペシャルウィークさんも起きて!!


    「はっ!?キングちゃん!?戦況はどうなってるの!?」


    雪の上に横たわっていた私、スペシャルウィークは目を覚ました。
    たしか皆で雪合戦をしようって話になって、最初はほのぼのとやってたんだけど…
    エルちゃんが後ろからグラスちゃんに雪玉を投げちゃって、それで──


    「GO AHEAD!!! MAKE MY DAYYYYYYYYY!!!!!」


    なんかグラスちゃんが本気になっちゃったよおおおおお!!
    今もよくわかんない英語で叫んでるよおおおおおお!!!!
    助けてお母ちゃあああああああん!!!!
    味方は全滅!今はみんなで作った雪の塹壕に隠れてるけど時間の問題…

  • 21二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:49:05

    「誰か、誰か助けてくれそうな人はいないんですか!!?誰かあああああああ!!!!!」

    私は叫びました。
    すると──


    「失礼、スペシャルウィーク様…。」
    「うひゃあ!?なんですか貴女!?誰!!?」
    「私は…SP隊長!!!!」
    「やっぱ誰!!?」
    「私は殿下に仕える身ですぞ!!!」
    「殿下って誰ですか!!!?」
    「ほらあれだよ…ラーメンの、分かるでしょ?」
    「いや分かりませんよ!!!」
    「アレだよアレ…殿下。」

    SP隊長が指さす、その先には──


    「私も仲間に入れてくださぁ~──ぶふぇッ!!?」


    戦場に足を踏み入れたファインモーションが、討たれていた。


    「殿下ってあの人かよおおおおお!!!SPさん!?あれ大丈夫!?国際問題になりません!!?」
    「いやほら、私もファインモーションとは言ってないし、ちょっと似てるだけだよ、ほら。」
    「本人じゃないですかああああああ!!!!!あれ!!」
    「よく見てくださいよ、流星の角度とか15度くらい違ってません?」
    「あああああああ!!もういいです!!そういうことにします!!」

  • 22二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 00:49:52

    そんなやりとりをしているうちに、ファインモーションが立ち上った。

    「ふふふ…これが日本の文化なんだね…みんなと楽しめて嬉し──おぶぇッ!!?」

    「グラスちゃんんんん!!!!ダメだって!!!相手見て相手!!!」
    「おいたわしや…殿下!!」
    「そんなこといってる場合じゃないんですよ!!ファインさんを助けに行かなきゃ!!!」
    「いやだって怖いし…」
    「貴女SPでしょおおおおおおお!!!!!!!?こうなったら私が行きますよ!!!!!」

    ふんすふんすと意気込んで塹壕から出る私!
    出た途端に氷みたいに固めた雪玉を投げて来る鬼畜米英!!
    咄嗟に倒れてるファインちゃんを盾にするわt

    「ごぶふぁッッ!!!!」

    「あああああああああ!!!やっちゃったあああああああ!!!!」

    ダメ!ダメ!私!!
    アイルランドの王族を盾にしてお昼のラーメンを土に返させようとしたなんて極刑ものだべ!!?
    でもこうなったらもう仕方ないのおおおおおおお!!!

  • 23二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:06:38

    ファインモーションシールドを使うことでどうにか塹壕に帰ったスペシャルウィーク。
    しかしあの日本被れのSAMURAIは容赦なく雪玉を投げて来る。
    そんなんだから薩摩武士とか言われるんですよ!!

    「嗚呼…殿下…こんな哀れなお姿になって…!!」
    「貴女が行けばこうはならなかったんですよ!!!?私のだけのせいにしないでください!!!!」
    「い、いいんだよ…隊長…。」
    「で、殿下…!?」
    「私嬉しいんだよ…こうして王族じゃなくて…一人のクラスメイトとして接してもらえるのが…とても…。」
    「罪悪感が凄いからやめてよファインさん!!!」

    何か、何かこの場を打開する切り札はないんですか!!?
    そんなときだった──


    『カレンチャン人形~カレンチャン人形はいらんかね~?』


    あ、あれは!?相変わらず謎の商売をしているゴールドシップさん!!?
    売っているのは謎の木製の人形!!?
    よし、これなら──

    「ご、ゴールドシップさん!!こっち来てください!!!」
    「お、なんだぁ~スぺ、面白そうなことやってんじゃ…ごべしゃあっ!!?」
    「やったべ!!!ゴールドシップさんちょっと眠っててくださいね!!」

    アメリカンスナイパーによって倒れるゴールドシップさん。
    私の目的はこの人形!!
    倒れ伏している仲間たちに謎の人形を渡した。

  • 24二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:19:14

    「皆さん、人形は持ちましたね!!」
    「ハイ!準備万端デース!!!」
    「ふふふ…一流の雪合戦を見せてあげるわ!!!」
    「セイちゃんもちょ~っと負けず嫌いだからねぇ~!!!」
    「よ~っし、ここから逆転するんだね。」


    「「「「多勢に無勢だ!行っけええええ!!!」」」」


    特攻でした。
    それはもう特攻としか言えませんでした。
    謎の人形を盾に突っ込む私たち。
    容赦なく雪玉を浴びせて来るグラスちゃん。
    みんな命も絶え絶えにグラスちゃんの近くまでたどり付いたけど──

    「卍固め!!!」
    「デエエエエエエエス!!!!」

    「飛竜原爆固め!!!」
    「一流の受け身を見せ──うぎゃっ!!」

    「蒼魔刀!!!!」
    「それ一生横になっちゃうk──ふらわぁっ!!?」

    「魔人風車固め!!!!」
    「グラスちゃんプロレス技なんてなんで知って…だべええええ!?」

    日本語だったらなんでもいいと思ってるでしょ貴女ああああああ!!!

  • 25二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:26:44

    そんな私のツッコミが届くことはありませんでした。
    そういえばうまよんで卍固めしてましたね。
    もうだめです、私の目に見えるのはターミーネーターみたいにファインさんに近づくグラスちゃん。



    「あきらめんじゃねえ!!スぺ!!!!!」



    「ゴ…ゴールドシップさん…!?」
    「へっ、そのカレンチャン人形にはある装置が搭載されてんだよ…!」
    「どういうことですか!?」
    「こんな人形買う奴、二人くらいしか心当たりなくてよ…とある言葉を言えば爆発するようになってるんだ…。」
    「なしてそんなシステムつけたんですか!!?」
    「おいファイン!!!」

    カレンチャン人形の後ろに怯えながら隠れているファインさんに、ゴールドシップさんが叫びました。

    「葦毛愛してるぅ~~!!ってキモイ感じで言えばその人形は爆発する!!!」
    「なして!!?なしてそんな機能を!!?」
    「ジャスタウェイシステムだ!!言え!!!ファイン!!!頼む!!!!」
    「で、でも…私…そんなこと…」
    「お前が言わなきゃもうあたしらは終わっちまうんだ!!!頼む!!!言ってくれ!!!」
    「わ…分かった…言うね…でも、その前に──」

  • 26二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:28:00

    プルルルルルルルル



    『チッ、どうしたんだ殿下サマ、急に電話かけてきやがって。』

    「ふふ…それでも私の電話にすぐ出てくれるんだね、シャカールは。」

    『な、なんだよ…それでどうしたんだファイン…?』

    「ちょっと一言伝えたくって…一線を超える前に、シャカールに…」

    『は…おい…なんなんだよ、おい、ファイン!?』

    「愛してるよシャカール…ふふっ言っちゃった…きゃあッ!!!?」

    『おい!ファイン!!?ファイン!!?』

    早く言ってくださいファインさん!!ダヴェェッ!! 
    ファ、ファイン!!早く!!ジャスゥッ!!?

    「あしげぇ~あいしてるぅううううう!!!!!!!!!」

    『ファイン!!?ファインンンンンンンン!!!!!』

    KAAA-BOOOOOOOOOM!!!!!!!!!


    こうして事件は終わりを告げた。
    一冬に起こった、小さな青春の物語。

  • 27二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:28:36

    終わり
    もうわけわかんないね…

  • 28二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:37:32

    2,3,4,6の要望を満たした小説を即興で書けるのはすごいと思う
    よかった

  • 29二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:37:55

  • 30二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:40:28

    >>9のファイン寝取りもこれでどうにか…どうにか安価に詰め込んだってことで…

  • 31二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 01:44:22

    よく纏めたな…

  • 32二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:18:20

    ふつーにすげーのよ

  • 33二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:39:14

    放課後にネタ帳片手に校内をほっつき歩いていた皇帝シンボリルドルフ。
    なにか遠くで爆発音が聞こえたが、いつものことなので気にしない。
    校庭で起こった事件の工程など皇帝は気にしない…ふふふっ、また面白いジョークができてしまった。
    何か意味おかしい気がするが抱腹絶倒のジョークの前では意味をなさないだろう。
    そんな彼女は花壇で衝撃の光景を見てしまった──

    「エ、エアグルーヴ、何をしているんだ…!?」

    「…何って、植えてるんですよ、ドクダミを。」

    「待て待て待て!!!それは植えてはダメやつだろうたしか!!!!?」

    「離してください会長!!!もう私は何もかもどうでもよくなったんです!!!」

    「奇想天外…咄咄怪事…君にいったい何があったというんだ!?」

    「無いんですか!?心当たり!!?」

    「無い!!!ない──ナイン…いや…」

    「そういうとこですよ!!」

    「何?」

    「今ダジャレを考えてたでしょう!!」

  • 34二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:45:47

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:46:31

    「それの何が悪い!!!!」

    「分からないんですか!?もう私は疲れたんです、ツッコミに!!」

    「ど、どういうことだ…?」

    「貴女のダジャレ!天然にキャラ付けされた私のたわけ!他にもカワカミ!ゴルシ!幻想のたわけた子供!もう疲れたんです!」

    そう言いながら私を振りほどくエアグルーヴ。
    振りほどきながら私の脇腹に肘鉄を一発。
    そして私の頭を両手で抱えながらその場で地面に尻もちを着くみたいに倒れ──

    「もう放っておいてください!!会長!!!」

    「エアグル…ちょ、まっ──スタナアアアアア!!!?」

    喉を抑えて悶絶する私を尻目に彼女は去った。
    その日からエアグルーヴはおかしくなった──
    孤島に建設途中だったメジロ家による愛の巣こと新築ボロアパートを乗っ取り、あらゆる侵入者を阻む風雲メジロ城へと改造。
    たわけ殿を拉致し独立宣言を行った。



    しかしそんなこと、トレセンで実質一番えらいこのルナちゃんが許す訳にはいかない!!
    たまたま近くにいたゴールドシップとスペシャルウィークを話し合い()により仲間にした私たちは風雲メジロ城へと乗り込むのだった。

  • 36二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:48:00

    ルーラーの幻覚が侵食してくるとか怖ない?

  • 37二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:48:52

    >>36

    だってたわけだぜ?

  • 38二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 02:53:47

    ドクダミを植えるエアグルーヴがアリならスズランを植えるニシノフラワーとかも見てみたくはある
    ミントと竹は……誰だろうな

  • 39二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 03:27:37

    「まさしく如渡得船──ありがとうゴールドシップ、まさか君が船をもっているなんて思わなかったよ。」

    「いいってことよ!まさかあそこでペリサイディリのハリマオからナーガに繋げて来るなんて思わなかったぜ…。」

    「しかし君がハンパプルを修めているとは思わなかったよ、ムエコチャサンを学んでいなかったら負けていたのは私だったな。」


    ゴルシ、スぺ、ルドルフの三人は改造漁船、ゴルシちゃん号に乗って風雲メジロ城を目指していた。
    通常の漁船のおよそ三倍のスピードで走るゴルシちゃん号は海上警察を軽く振り払い、メジロ城の領海を突破していた。
    最悪の乗り心地にゲロ吐きそうになりながら私、スペシャルウィークは耐えています。


    「何の話してるんですか二人とも…というかなして私まで巻き込まれてるんですか!?」

    「ノリ。」

    「ノリだな。」

    「なしてええええええ!!!」

    「バカ野郎スぺ!!バトルで負けたら仲間になる…ジャンプの王道じゃねえか!!」

    「私たちが関りあるのヤング・ジャンプじゃないですか!しかも私出てないし!!」

    「唐突な展開もヤング・ジャンプの十八番だからな…付き合ってもらおう。」

    「それ極一部の作品じゃあないですか!!ああ~ん!!もうツッコミが私しかいないじゃないですかぁぁ!!エアグルーヴさん戻ってきてええ!!」

  • 40二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 03:28:11

    「それ極一部の作品じゃあないですか!!ああ~ん!!もうツッコミが私しかいないじゃないですかぁぁ!!エアグルーヴさん戻ってきてええ!!」

    「言ってる間にもう着くぜ会長さん、上陸準備を──」


    ズキュウウウウウウウウン!!!

    やたら鳴り響く銃声。
    浮遊するかのように宙に浮くゴールドシップさん。
    ゴールドシップさんが…撃たれた!?


    「ゴールドシップさんが死んだ…?」

    「く、狙撃だと…まぁいい…このまま突っ切るぞ!!」

    「ま、待ってくださいよ会長さん!!ゴールドシップさんが!!?」

    「待てよ…スぺ…!」


    頭から血をダラダラ流しながら立ち上がるゴールドシップさん
    明らかに死んでるみたいな血の量なんですけどなして普通に立ってるんですか!?


    「知らなかったのか…ゴルシちゃんは死なないんだぜ?」


    ズキュウウウウウウウウン!!!

  • 41二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 03:28:33

    「む、危ない。」サッ

    「おづぅッ!!?」

    「ゴールドシップさんんんんん!!?会長さん!!?なに盾にしてるんですかあ!!?」

    「いや…死なないと言ったから…"盾"として役に"たて"ないとと思ったんだ…。」

    「くだらなさすぎますよ!!!」


    ズキュウウウウウウウウン!!!


    「あぶなっ!!?」

    「ぶえなぁっ!!?」

    「君だって盾に使っているじゃないかスペシャルウィーク!!ふふっ…さては私のジョークが──」

    「し、仕方ないじゃないですか!!あとダジャレはしりません!!!」



    こうして苦難を乗り越え、風雲メジロ城へとたどりついた一行。
    はたしてそこで待ち受けるものとは──

  • 42二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 04:12:14

    ごめんなさい…今日は寝ます…

  • 43二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 09:44:24

    頑張れ。完走させられるのは貴方しかいないんだ

  • 44二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:04:01

    『新婚ネイチャの愛情♡特盛クッキング!!』


    「は~い、どもども、ナイスネイチャで~す。今日も愛する人のためにお料理頑張っちゃいますよ~、今日のゲストはこちらで~す。」


    目に痛いピンクと白で彩られた謎のスタジオ。
    それ以上に痛々しいでっかいハートがついたエプロン姿のナイスネイチャがノリノリでマイクを手にしている。


    「ライバル役のトレセン学園生徒会長シンボリルドルフさんと、審査員役の日本総大将スペシャルウィークさんで~す。」

    「うむ、シンボリルドルフだ。今日は料理対決ということで存分に腕を振るわせてもらおう。」

    「うっひゃ~流石は会長さん、キラキラしてますねぇ~。スペもたくさん食べていってほしい、ぜ!」

    「ネイチャちゃんの料理美味しいから楽しみだな~~……って、そうじゃないですよ!なしてこんなことになってるんですか!!?」


    思わず空気に乗りそうだった私、スペシャルウィークは思い切り机を叩いてツッコミを入れました。


    「いや~、ノリって感じだ、ぜ!」

    「それ黒歴史みたいなもんじゃないですかネイチャちゃん!!喜んでネタにしてるのなして!?」

    「はは~スぺのあげません!みたいな持ちネタ羨ましかったし、率先して使って行こうかな~って。」

  • 45二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:04:25

    「いいではないか、"是"が非でもそのネタを使って欲しい。」

    「ぜ、だけに?あははははははは!!ほんと会長さんのギャグがツボなんだからやめてほしい、ぜ!」

    「面白くないですよ!!というかしつこいよネイチャちゃん!!」

    「まぁとりあえず、ネイチャさんに勝てないとエアグル先輩のとこにはいけないってことで、頑張ってもらいますよ。」

    「ふっ…受けて立つ!!」

    「もういいです…勝手にやってください…。」

    「んじゃまぁ、お題は炒飯で!愛情♡特盛クッキング、スタート!!」



    ~ウマ少女料理中~



    「という訳で、料理が終わったから、こっからは審査員のスぺに食べてもらう、ぜ!」

    「善戦健闘…手は尽くしたつもりだ。」

    「じゃあまず先にネイチャさんの炒飯からでーっす。」

    「はい…食べますよ、食べりゃいいんでしょ──こ、これって!?」

  • 46二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:04:50

    私の目の前に出されたのは、シンプルな炒飯だった。
    ちょっぴり焦げ付いた卵に具材は玉ねぎ、ウィンナー、かにかま、レタス。
    あまり統一性のない具材たち、でも何故だろう、私はそれがとっても懐かしく感じたんです。
    思わず一口、炒飯を食べる。
    味付けは塩コショウに、舌に馴染んだ中華スープの素の味。
    美味い。
    美味い。
    そう、この味は…お母ちゃんの味だ。
    お休みの朝、冷蔵庫の余りものを使って作ってくれたお母ちゃんの炒飯の味。
    なんでかなぁ、余りものを適当に炒めて作ったものなのに、なぜかとっても美味しいんだ。

    『ど、どうかな…ネイチャさんの炒飯…って言っても余りもの使っただけなんだけどさ。』

    あれ、なんかまともなネイチャちゃんが目の前にいる。
    いやこれ美味しいよネイチャちゃん。
    そう言ってもりもり炒飯を食べる私と、それを優しい目でみるネイチャちゃん。

    『あははは…もしかして胃袋掴んじゃった?な、なんつってさ…。』

    頬を赤らめながらそういうネイチャちゃん。
    あれ、なんかネイチャちゃんがすっごく可愛く見えて来た。

    『…あ、あの~ここは一緒に笑って流してくれないとネイチャさん恥ずかしいんですケド。』

    いやだって美味しいし…胃袋掴まれちゃったかも、なんて。
    私がそう言うとぶわっと顔を真っ赤にするネイチャちゃん。

    『あのですねぇ、そういうこと言うと女の子は勘違いしちゃうっていうか…あ~もう!今のなしなし!忘れて!』

    勘違いってなんなんでしょうか、私は不思議に思いながら炒飯を食べ終えて──

  • 47二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:05:10

    「……って!?なんかネイチャちゃんの変な幻覚が見えちゃったあああああ!!!」

    「お、ってことは評価は高い感じなんだ、ぜ?」

    「ぜ!で現実に引き戻さないでよ!!あのままのネイチャちゃんでいて欲しかったよ私は!!」

    「ふむ…冷蔵庫に余りがちな食材で懐かしの味を思い出させ、架空の思い出を作り出すとは…やるじゃないかナイスネイチャ。」

    「うううもう訳わかんないよ…でもその通りです、ネイチャちゃんの炒飯すっごく美味しかった…。」

    「これぞ愛情って感じじゃない?」

    「悔しいけど…悔しいけどそう思うよネイチャちゃん…!」


    ふふふ…

    「な、なんですかこの笑い声は!?」

    ふはははははははは!!!!!


    「しかしスペシャルウィーク…私の炒飯も忘れないでいただこうか。」

    「ああ、そういえば対決してるんでしたね…じゃあ出してくださいよ…。」

    「私の炒飯は…これだ!」

  • 48二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:05:41

    『愛情♡特盛クッキング!その勝者は!シンボリルドルフに決定しました!!!』

    ヒューヒューパチパチパチ


    「みんな、応援ありがとう!!」

    「うぇ!?マジ!?今回の炒飯はネイチャちゃん結構自身あったんですけど!?」

    「ふっ…君の敗因はたった一つだ…ナイスネイチャ、あれを見たまえ。」



    ハムッハフハフハフッ!ハフッハフッ!!
    ハフッ──ングッ…ハグッハフハフハフッ!!
    ゴクッゴクッ──カッカッカッ!!!カラン!!


    「おかわりください!!」


    「す、スぺがすごい勢いで会長さんの炒飯を…!?」

    「ふっナイスネイチャ…君は良い炒飯を出したが、恋人感覚を演出しすぎたのだよ…。」

  • 49二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:06:00

    「なっ、あの友達以上恋人未満でオカン気質の幼馴染が休日の朝に作ってくれた風炒飯に欠点が!?」

    「あの炒飯に何が含まれていると思う?」


    うんめぇ!うんめぇ!これ何皿でも食べられますよ!!
    ハムッハフハフハフッ!ハフッ!!
    やっぱ炒飯っていえばこういうもんですよね!!身体に悪い!?しりません!!!!


    「え、えーっと具材はなんか市販のやつっぽいチャーシューだけで、やたらギトギトして──ま、まさか!?」

    「その通りだ、あの炒飯には──」





    「ラード!ウェイパー!味の素!三種の神器をふんだんに使ったうえで具材は肉のみ!!」

    「身体を気遣った愛情などない!!ぼろっちいが美味い中華料理屋で大盛ででてくる体育会系の味方の味だ!!!」

    「ナイスネイチャ…結局人というものはな…こういうものがすきなのだよ!!」

  • 50二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 11:09:05

    「へへっ、会長さん、今日のところはネイチャさんの負けですね。」

    「ああ、しかしスペシャルウィークが審査員でなければ私は負けていた…あのザ・体育会系の食いっぷりを見てみろ。」

    「その通りです、でも次は負けませんよ会長さん、レースでもね。」

    「ふっ…その日が来ることを一日千秋…待ち遠しく思うよ。」





    はぁ!?もうおかわりがない!?
    どういうことですか!?こちとら食べないとやってられないんですよ!!
    なんでもいいから持ってきてください!!




    強敵、ナイスネイチャを倒し風雲メジロ城を進む二人。
    しかし相手はナイスネイチャだけではない、さらなる苦難が二人を待ち受けているとは、この時誰も知らなかった──




    「ネイチャ、やられちゃったんだ…」

    「ふっ、だが奴は四天王の中でも最弱…」

    「え、えぇ~っと…し、四天王の面汚しよ…?」

  • 51二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:49:30

    風雲メジロ城を進むスペシャルウィークとシンボリルドルフ。
    次に現れたるわ道に大きく横切るプールと、その上に足場のように浮かんだ謎の石。
    何時の時代のテレビなんですか!?ググったらリアルのオグリさんが中央走ってた頃の番組じゃないですか!
    私、スペシャルウィーク思わずそう叫びました。


    「ふむ…ここを横切らないと先には進めないようだな。」

    「私行きませんからね!きっと別の道がどっかにあるはずですからここから離れましょうよ~!」


    『残念だが、貴様らにその選択肢はない。』


    「こ、この声はまさか!?」

    「エアグルーヴ!!」


    天井から突如降りて来るスクリーン。
    そこに映し出されたエアグルーヴさんと──ゴールドシチーさん!?
    貴女まで何やってんですか!?

  • 52二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:49:46

    『最近アイツがマネジとばっか話してっからさ、ぜんぶ面倒になってここに来たってわけ。』

    「えぇ…それでいいんですかシチーさん…。」

    『ふふふ、彼女も四天王として私に協力してくれている、会長、貴女もここまでだ。』

    「四天王…だと!?ワクワクする響きじゃないか、羨ましいぞエアグルーヴ!!私もそういうのやりたかったぞ!!」

    「そんなこと言ってる場合じゃないですよ会長さん!!?」

    『二人目の四天王が今から貴様らの相手をする、止めることができるならやってみるがいい…!』


    二人目の四天王!?
    エアグルーヴさんの姿がモニターから消える、そして現れたのは──


    『え、えぇ~っと、これで…映ってる…かなぁ?』

    「ラ、ライスシャワーさん!?」


    なして!?なしてこんなアホなことにライスシャワーさんが巻き込まれるんですか!?
    スマホ取ってるっぽい映像、そしてなんだろう…この背景…なんか薄暗い照明にベッドがあるんですけど。

  • 53二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:50:32

    『あのね、ライスがちょっと頑張れば…お姉さまとこのメジロ城でずっと過ごせるんだって。』

    『もうお姉さまはお仕事もしなくて大丈夫なんだって…だから、ずっとずっと一緒にいようねお姉さま。』

    ちょっと頑張れば?
    待ってください、私とーーっても嫌な予感がするんですけど。

    『ライス、予定の時刻です、始めましょう。』

    『そ、そうなんだ…じゃあお願いします、ブルボンさん。』

    『はい、ライスの身体、大切にマッサージさせてもらいます。』

    『えへへ…なんかドキドキしちゃうね、ブルボンさん。』

    『私もです、データ、意識高揚を感知──始めます。』

    『ふぁっ…ぁッ…んっくすぐった…いよぉブルボンさん。』

    『我慢してください、ライス。』

    『んんッ…あっふぁッ…んぁッ…ぁッ…!』

    『痛くありませんか?』

    『だ、大丈夫です、むしろ気持ちい──ぁッ、そこぉだめッ!ぁあ!』

    『今までにない感情がデータに…これは…一体…?』

    『お、お姉さまぁ…ライスお姉さまのために…んぅ、が、頑張るからぁ…ひゃあんッ!!』

  • 54二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:50:46

    「イメ損んんんんんんんんんんん!!!!!今すぐ止めてください!!!!エアグルーヴさん!!!!!」


    もう我慢なりません、私は叫びました。
    ただでさえ色々センシティブなんですよそういうのは!!
    もうギャグとかで済まない感じになっちゃってるんですよおおお!!!
    私の叫びに応えるようにエアグルーヴさんが再び画面に現れます。


    『ふっ、今の映像は全世界に配信されている、収益化でアホほど資金が入っているぞ。』

    「なにやってんですかエアグルーヴさんんんんん!!!?」

    「別にやっていることはただのマッサージだろう、多少色っぽいが…問題ないのではないか?」

    「ダメですよあんなの!ウマ娘にセンシティブはNGです!!」

    「ビキニ姿で走っていた君も大概センシティブだったと思うが…。」

    「……正論言うのやめてくださいよ、会長さん。」

    『ふっ、止めたければその障害を乗り越えて撮影現場に行くんだな…ふはははははは!!』


    チクショー!自分のブルマ姿がイメクラだのなんだの言われてるからって開き直るなんて最低です!!
    こうなったら1期アニメ主人公にしてメインキャラの私が止めてやります。
    意気揚々と走り出す私!
    華麗に浮かんでいる石に飛び乗る私!
    勢いよく足を踏み外してプールに落下するわt──

  • 55二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:51:24

    このレスは削除されています

  • 56二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:51:46

    「あっつ!!?熱い!!?あっつぁ!!?熱湯じゃないですかこれえええ!!!!?あづいいいい!!!」

    『撮れ高をありがとうスペシャルウィーク、貴様なら引退しても芸人としてやっていけるだろう。』

    「ふざけっ!あづ!!あっつ!!!ダメですってこれ!!!」

    「"スぺ"が足を"すべ"らせる…いかんなうまくジョークにならない。」

    「言ってる場合ですかああ!!!!!!助けてくださいよ会長さああああああん!!!!」

    「や!ルナちゃんジョーク考えるので忙しいの!む…なんだ、スマホに着信が──」


    ばちゃばちゃと必死に熱湯プールでもがく私を放っておいてスマホを弄りやがる会長さん。
    後で覚えていてくださいねマジで…許しません!!!







    「ライス、もう私は我慢できません…!」

    「ブ、ブルボンさんどうしたの!?」

    「貴女をマッサージしている間に理解不能な感情が芽生えました、もうこの気持ちを処理するには──」

  • 57二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:53:18

    「ちょっと待ったああああああああ!!!!」


    間一髪!マジでイメ損騒ぎになる前に私、スペシャルウィークは撮影現場へとたどり着きました。
    いや本当に危ないところじゃないですか!!勘弁してくださいよもう!!!アニメ3期なくなっちゃいますよ!!

    「危機一髪…間に合ったようだな。」

    「はい会長さん…でもあの電話は一体誰だったんでしょうか…。」

    「分からない、しかし、この城内に味方がいるようだ。」

    そうです、さっき会長さんが私を放っておいてスマホを弄ってやがったのは急に電話が来たからです。
    謎の相手は会長さんにこう告げました。


    『気をつけろスネ…ルドルフ、そこには熱湯プールが仕掛けられている!』

    「ああ、今目の前で見た。」

    『え、マジで?ま、いっか、あとその先にいろいろやべー障害があるんだわ、そのまま進むとミンチよりひでえことになっちまうぜ。』

    「ふむ、それは面倒だ、今は身代わりが一人しかいないからな。」

    『安心しな!あたしが今から送る映像を真似すれば三十秒でたどり着けるぜ!!』

    「なに!?お前は一体!?」

    『ファンの一人だよ…あ~!これいっぺん言ってみたかったんだよなあたし!』

  • 58二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:53:35

    誰が身代わりですか誰が!!!
    でもその映像のおかげで短時間でここまでたどり着けました!!


    「ふっ、まさかドゥエドゥエドゥエ!ムッムッホァイ!などという手段があるとはな…。」

    「あのスライディングとジャンプを真似したらここまですんなり進めるなんて思いませんでしたよ!」

    「という訳でミホノブルボン、君のお楽しみの時間はここまでだ、これ以上はサイ・ゲームスが許さん。」

    「くっ──やむをえません、あなた方にはここで果てていただきます、理由はお分かりですね?」

    「ふっ…言葉は不要か。」

    「いや話し合いましょうよ!ブルボンさん、そういうのしちゃだめなんですって!!」

    「メインシステム、戦闘モード起動──GET READY!!」

    「問答無用か!キシン流奥義!!電磁発勁!!!!汝、皇帝の神威を見よ!!!」

    「なんか色々混ざってませんか二人とも!!?」


    固有発動の如く紫の雷を掌から出して思い切りブルボンさんと戦う会長さん、ジャンル変わってませんか!?
    なんかブルボンさんも緑色の粉みたいなの出しながら凄い動きしてるし!!
    それでなんか分かりませんけど会長さんが勝ったみたいです…。

  • 59二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 13:54:40

    「くっ…私の負けです…。」

    「君がサイボーグじゃなければ私が危なかったな…。」

    「会長さん…ブルボンさんは別に本当にサイボーグって訳じゃないんですけど…たぶん。」

    「ブ、ブルボンさん!大丈夫!?」

    「ライス…申し訳ありません…私は…。」

    「いいの…ごめんね、ライスこそ…お姉さまのためだからってブルボンさんを巻き込んで…。」

    「いいんです…最期に…貴女の…細くて綺麗な身体を存分に触れ──」

    「何言ってるんですか!?ええいカメラはどこなんですか!?早く止めないとまずいんですよぉ~!!」



    危うく天然な刺客ライスシャワーによるイメ損の危機を回避し、風雲メジロ城の攻略を進めるシンボリルドルフとスペシャルウィーク。
    残る四天王との戦いは!?謎の協力者の正体は!?謎が謎のまま、ついに二人はエアグルーヴの元へと辿り着く!!

  • 60二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:49:14

    「なに…貴様ら…もうここに辿り着いただと…?」

    「は、はい…なんかあっさりと…。」

    「道中特に何もなかったな、せっかくドゥエドゥエドゥエもマスターしたというのに拍子抜けだ。」

    「馬鹿な…四天王ゴールドシチーがあらゆる妨害を行っているはずだぞ…!?」

    「んん~~あたしがなんだってぇ、エアグルちゃんよ~?」

    「ゴールドシチー!?貴様!?なんのつもりだ!?」

    あれ、なんかゴールドシチーさん、口調がおかしくないですか?
    あんな感じの言葉遣いじゃなかったような、あれじゃ同じゴールドでも──

    「え…ま…まさかさっき会長さんに電話してきたのって!?」

    「どうしたんだ、スペシャルウィーク?」

    「わ、私、あのゴールドシチーさんの正体に心当たりがあるんです!!」

    「正体!?どういうこと──な、なんだぁ!?」


    KABOOOOOOOOOOM!!
    突如鳴り響く爆発音。
    しかも一度じゃありません、そこかしこで爆発が起こっている音がします。
    そう、あの日カレンチャン人形が爆発した時のように、たくさん爆発が起こったんです!
    あの爆発も元はと言えばあるウマ娘の、私たちを島まで案内したあのウマ娘の──

  • 61二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:49:28

    「ふっふっふ…スぺにバレるたぁ、あたしも腕が落ちちまったなぁ」バキッバキッバキッ

    「なにっ!?ゴールドシチーの身体から不気味な音が、き、貴様は!!」


    「我が名はゴールドシップ」


    「うあああああ!!なんか変な音が鳴ってゴールドシチーさんがゴールドシップさんに変形したぁ!?」

    「つまり…ゴルシがゴルシと入れ替わって、私とスペシャルウィークを陰ながら手助けしてくれたのか。」

    「あたぼうよ!まぁお前らに盾にされた時はちょいヤバかったけどな…弾丸滑り使えなかったし…。」

    「ま、まぁなんにせよエアグルーヴさんもこれまでです!おとなしくお縄についてツッコミに戻ってください!!」

    「しゃあっ!エアグルーヴ!これでお前もお終いだぜ!」

    「ふふふふ…ふはははは…この期に及んでツッコミに戻れだと!?ふざけるなたわけ共が!!」ドンッ


    思い切りブチギレて壁を思いっきり叩くエアグルーヴさん。
    マジで怖いです、怖い学校の先生怒らせた時と同じ気分です。
    すると謎のスイッチが起動したのか、私たちの周囲の足場がどんどん崩れていきました…もうなんかこういうの慣れてきました。
    円形に床が残って、なんか下の方からはゴポゴポって嫌な音がするんですけどこれって…。

  • 62二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:50:00

    「エアグルーヴさん…もしかしてこれって、また下が熱湯プールになってるんですかぁ…?」

    「いや、下はマグマだ。」

    「なんだマグマですかぁ~ってヤバいですよそれ!!何平気な顔して言ってるんですか!?」

    「トレセン学園名物、殺法花詫美…付き合ってもらうぞ会長!!」

    「臨むところだ、エアグルーヴ…!」

    「むぅ…これがトレセン学園名物、殺法花詫美…!」

    「し、知っているんですかゴールドシップさん!?」


    おおよそ数週間前、日本のとあるゲームでサークルポイントを御配布する事件が起こったことがあった。
    社員の中で責任追及が起こるも責任のなすりつけあいで事件は進展せず、やむを得ずに行われた決闘法である。
    その決闘法は詳細に伝わっていないものの凄惨を極め、殺法が乱れ舞い血が花のように美しく舞い散ったという。
    故にトレセン学園ではこの事件に則り、いざという時には生死を賭けた決闘でことの成否を決めるらしい。
    民明書房刊"トレセン学園の秘密"より抜粋


    「それがトレセン学園名物、殺法花詫美"さぽかわび"だぜ!」

    「かなり最近の出来事じゃないですか!?というかサイ・ゲームスさんがそんなことしてる訳ないでしょう!!?」

    「まぁともかくだ、これでシンボリルドルフが勝てればエアグルーヴの野望は終わりだぜ!」

    「……む、何を言っているんだ、ゴールドシップ。」

  • 63二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:50:38

    「は?」

    「今ここに相手のエアグルーヴは一人、だが私たちは三人いるじゃないか。」

    「……え、会長さんよぉ…マジでいってんの?」

    「ゴールドシップさぁん…もう終わらせましょうよぉ~私ツッコミ疲れましたぁ~!」

    「あぁ~…ゴルシちゃんもやりたいことやって満足したとこはあるな。」

    「な…貴様ら…正気か……!!?」


    「「「…」」」



    「「「多勢に無勢だ!いっけえええええええ!!!!」」」



    「このたわけ共がああああああああああああああ!!!!!!ふざけるなああああああ!!!!!!!!」


    ドゥエドゥエドゥエムッムッホァイ!ムッムッホァイ!コセンノプロフェッサー!ナンジコウテイノカムヲミヨ!
    フチンカンバツビョーウ!!チョクセンイッキ!アゲマセン!アゲマセン!ミテテネオカアチャン!!

  • 64二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:50:53

    こうしてエアグルーヴさんの事件は終わりました。
    多勢に無勢で確保されたエアグルーヴさんは今日も生徒会でツッコミを続けています。
    今回の事件で散々ツッコミさせられた私からすると多少は同情できますが、ただでさえ黄金世代の数少ない良心である私が酷い目に遭ったんです。
    これからもツッコミとして頑張ってもらいましょう。



    その時、ふと閃いた!
    このアイディアはエアグルーヴとのトレーニングに活かせるかもしれない!!



    「こんなことで閃くなこのたわけがあああああ!!!!!!!」

  • 65二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:51:21

    終わり
    これで全部安価拾ったはずや…

  • 66二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 17:59:41


    なんとか頑張ろうとしたスレ主には好感が持てる

  • 67二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 18:01:56

    普段真面目なSS書いてるから気晴らしに始めたのにギャグ書く難しさを痛感したわ…

  • 68二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 18:18:28

    お疲れ様です
    すまねぇ風雲メジロ城を悪魔城みたいに攻略なんて言い出して
    見事に落とし込んだ作者の腕に感服ぼ念しか湧かねぇ

  • 69二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 18:33:47

    >>66

    >>68

    読んでくれてありがとう、いや本当に

    メジロ城と悪魔城で吹っ切れたところあるからむしろありがたい

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