- 1〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 19:10:55
ここは「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」の番外編みたいなスレです。
書き込みの方針は以下を踏襲します。
何もなし→メタ会話
「」→セリフ
()→心情など
【】→状況描写
ミニイベント『ワールドワイド・レイドバトル』
報酬金:なし。素材ドロップのみ
期間:9/9 19:00〜9/11 21:00(予定)
いずれの世界にも属さぬ亜空間。物理的距離はおろか、世界の壁も、あるいは時の流れすらも超越し辿り着くただ一点。知る者に曰く、"世界の狭間"と呼ばれる不可思議な空間──暇を持て余した神の戯れのため、君たちはそこへ導かれた。
対するは"目覚めの巨人、アストル"。ある世界にて実在した埒外の巨人。『空を撫でるもの』を意味する名を持つそれは、その名の通りの巨躯を誇る。
およそ人が対するべきものではない存在。しかしそれを"打ち倒せ"と神は言う──数多の時空より集いし者たちと共に。
様々な世界、様々な時代から導かれた勇士たちと共に、規格外の怪物を削り倒せ!
大丈夫、1でもダメージが入るならいつかは倒せるはずさ!
たとえ相手のHPが100000000000000ぐらいあったとしても! - 2〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 19:12:03
⬛︎ルール
・半放置型イベントです。期間中自由に戦闘描写を行ってください。主催者の手が空いたタイミングでちょっとしたイベントなども起こすかもしれません
・設定上の参加資格はありませんが、「最後まで戦場で生存できるライン」は概ね「中級でも上澄みクラス」の戦闘能力とします。なお、このラインギリギリのキャラは適宜野良バッファーや他の方のキャラからバフをもらってください(それを考慮した上での足切りラインです)
・リタイアする場合は「亜空間内で死亡し、元の世界で蘇生される」形となります。設定上は完遂 or DIEなのでご注意ください。
・メタ的な参加条件はありません。この世界の現代からでも、まるっきり異なる世界からでも、パラレルワールドからでも、あるいは過去や未来からでもとにかく参戦可能です。(参戦用の描写はイベスレ内に投下します)
・とにかく膨大なHPを持つ壁をひたすら殴り続けるイメージです。たまに大雑把な範囲攻撃や免疫細胞(雑魚軍団)に反撃されます
・活躍度(≒各々のキャラの強さライン)に応じて獲得素材の質や量が増減します
・要するに「(ある程度以上強い)好きなキャラで好きに暴れようぜ!」というイベントです。細かいことはかなぐり捨てて一時の奇跡を楽しもうということでね。参加者ごとの参戦キャラ数制限などもありません - 3〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 19:13:06
まずは本スレ時空からの参戦組描写
【自称謎のエルフこと冒険者〈春風〉が開いた扉を抜けた君たちは、目を疑う】
【──周囲にはどこまでも続く空。そしてそれは”足元”さえも同じこと】
【君たちは、”空に立って”いる。大地は見えない……少なくとも、尋常の生命の知覚できる距離には】
【否──それらしいものがあるではないか。君たちのうち誰かがそう思うかもしれない。しかし奇妙だ】
【薄っすらと見える大地の如きそれは、しかし”正面”にある。まるでそそり立つ壁の如く、そしてどこまでも続いている。少なくとも、君たちの目にはそう見える……】
【やがて、君たちは思い至る。此度、自分たちが打ち倒すべき相手のことを】
【そして気づくだろう。『空を撫でるもの』の名を持つ埒外の巨人──”それが、あれなのではないか?”と……】
続いてそれ以外の時空からの参戦者向け
【とある世界、とある時代にて。君たちは何者かが開いた扉を抜けてここへ来た】
【導き手が誰であったのかも、あるいは如何様な動機でこの戦いに参じたのかもまるでバラバラだろう】
【だが、今や君たちは一丸となって彼の敵を打ち倒さなければならない。でなければ、ここで一度の”死”だけを得て帰還することとなる】
【見知らぬ者たち。故知らぬまれ人たち。遥か彼方の世界より集いし勇士たち──どうあれ、今この場では君たちは”同志”となるのだ】 - 4〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 19:14:13
- 5ムゥ◆Tp24yzWpm625/09/09(火) 19:22:58
ムゥ
『…コレはコレは……悲願の打ち倒すべき神よりも恐ろしく強い様に見えるね………!腕試しにはいい相手だ…!僥倖!!』
【武者震いをし、大直剣であるドラゴンバスターを外套から抜き取る】
ジェーン
『此処で引くのは戦士の名に恥じる……っていうやつだね…!』
【暁の直系を左手に、右手に戦鎚を構える】
ハカナ
『………』
【無言でレイピアを抜き取り、丸盾を構える】
ハカナ
『あの時の自分よりも強くなったかどうか…確かめるには十分過ぎる相手…!僥倖!!』
【仮面の戦士3人はクスクスと笑みをこぼす】
ムゥ
『それに、共に戦う人も強者ばかり…!』
ハカナ
『学びも多そうですね…永く生き残らないと…!』
ジェーン
『へへへ…!楽しくなってきた!!』
- 6〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 19:25:33
貼り忘れてた、初動の状況説明などなどの描写を
【……と、戦闘態勢に入らんとする君たちの前に一人の男が現れる】
「俺ぁお節介焼きの『ソニックワード』!あんたたち、見たとこ今来たばかりだな?ならまずはとにかく奴に近づくことだ。あの壁みてえにそびえるものこそ奴の『肌』ッ!あそこは『右大腿部』、そのほんの一部だッ!まさにゾッとする巨体よぉーッ!」
【男は眼前の”壁”を指差す】
「そして既にいくつもの世界から戦士が訪れ、各地に散っている。安心しな、この”空”にあっては距離はさほど問題にならねぇッ!既に気づいてると思うが、こうして浮いてるのは俺たちの力じゃあねえ。この亜空間に付与された言わば『法則』ッ!主催者の神サマってぇ奴の計らいか、場所を移すだけなら音よりもよほど速いってわけよ!」
【そうして男はふっと君たちの目の前から姿を消す。見れば、遥か遠くで手を振っているのが分かる──かと思えば、瞬く間にまた君たちの目の前へと帰ってきた】
「つーわけで、とにかく好きな位置で奴の肌に接近することだな。後はひたすらに殴って殴って殴りまくるッ!そうすりゃいずれ『存在強度』を削り尽くして奴をぶっ倒せるってぇ寸法よッ!」
【男は高らかに笑い前方を示す。壁……否、巨人の肌上で閃光や爆発が散見される。言葉通り、既に戦い始めている者たちがいるようだ】
「そんじゃ、こいつは俺からの餞別だッ!礼はいらねえぜ、今や俺たちは運命共同体ってやつだ!」
【男が指を振ると、君たちに魔法がかけられる】
【身体能力が全体的に上昇した!】
「俺たちの目的は共通ッ!こうして助け合うのが一番の早道だってことを忘れんなよッ!それじゃあーなッ!」
【男はクールに去っていった】 - 7二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 19:27:48
立て乙です
- 8魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 19:29:23
スレ立てありがとうございます。参加希望します!
色んなキャラ出そうかと思いますが、あんまり外れ値側は出さないほうがいいでしょうか? - 9〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 19:31:01
- 10◆TVTQSYwymu.g25/09/09(火) 19:37:06
- 11重引力◆rhypYXLdwI25/09/09(火) 19:37:26
立て乙です!
昨夜キチンと睡眠取ったお陰で体調不良を起こさず、モチベも上がっているので参加志望です - 12魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 19:37:45
- 13〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 19:40:56
- 14〈酸っぱいブドウ〉◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 19:43:44
まず最初はこのキャラで。
なぜなら最初に出てあとはみんなの助けを借りて逃げ回るしかやることのないキャラであるため……!
「ひょえっ、高い……うわ高い高い高い! あわわわわ……!!」
【高さにテンパってころころと空中を転がっている。移動をコントロールできていないようだ】
「うっぷ」
【びたーんと味方の近くに転がり、倒れ伏してようやく一応の落ち着きを見せる】
「う、うう……! いきなりかっこ悪いところ見せちゃったけど………!」
「これからもかっこ悪く逃げ転がり回るところしか見せていかないからよろしくぅ! みんな助けてなのじゃ!!」
「――此方も、一応生存欲見せていかんといけないしな。」
【そう言って術の準備を始める】
- 15〈酸っぱいブドウ〉◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 19:57:28
【しゃん、と神楽鈴の音を鳴らす。】
「強者どもに春夜の夢を」
「風吹く峰に光が降り、一筋の晴れ間が輝く」
【春風のように穏やかで、秋風のように透明な、静かな風が吹きはじめる】
「驕れるものも久しからず。いずれ夜は開け、草木が目覚める」
「猛きものも終には滅びぬ。いずれ日も陰り、嵐が訪れる」
【蛍火のような霊力の光が少女から広がり、周囲に満ちていく】
「ここに盛者必衰の理を現す」
「光陰の矢に翼を射たれ、高きものこそ地に堕ちよ!」
【少女の足元に花弁模様が広がり、その術が結実される】
「――"五行封術・落花の盛り"!」
【その術は、“相手と自分の力量差が大きいほど強力に作用する蓄積デバフ”の効果を持つ術。】
【自分が弱ければ弱いほど、相手が強ければ強いほど効果が高まる。】
【致命的な欠点は、相手と自分を比較するために自分が倒されるとその場で効果が切れてしまうこと――】
・・・・・・・・・・・・・
【術者の弱さで機能するゆえに、術者が何よりの弱点となる術。】
「……じゃっ、これからこなた一生逃げ回るからッ!! あとはよろしくな!!余裕あったらまもってほしい!!」
【力車、騎乗できる狐の式神に乗って逃げ回る準備をする。】
【誰かに守ってもらわなきゃ即乙する自信がある。攻撃とかも一切考えずに逃げ回る構えだ】
- 16二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 20:05:25
立て乙です
どんなキャラでも参加可能とのことですがダンマスキャラもありでしょうか?
普段出来ないであろう大盤振舞いをしてみたいのです - 17〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 20:09:50
- 18二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 20:16:03
- 19祀り香◆UwIgwzgB6.25/09/09(火) 20:32:48
立て乙です!!!
……質問なのですが
思念のみの依代を放り込んで(あるいは、神に選ばれたのかひとりでに飛び込んで)、霊体的なものを実体化させ、さらに死亡時の蘇生によって肉体を得る
…ということは可能でしょうか……?
「おお〜、デッッッケェ空だな〜!!!おっ、どうやら皆集まってるらしいな?」
【白いさらさらかつボサボサな髪を整えつつ、黒曜石のような瞳を輝かせて現れた美少年】【足元まである空に対しても平然としている】
「了解だぜ!ありがとな、ソニックワードさん!!!」
【>>6に手を振り、爽やかな笑顔で見送ると】
"GEOMETRY...of EUPHORIA!!!!!!!"
【白地に六角形の『e』のロゴが印字されたパーカーを翻し、胸の紋章を押す】
「行くぜッッッ!!!」
"STUDY────START FOR LIBERTY & FREEDOM!!!!!!!"
【瞳が漆黒から金色に輝いて染まり……ピキパキと硝子にヒビが入るような音とともに、点、次にそれらをつなぐ線、そして三角形や五角形などの『完璧に二次元で厚みがない』図形が周囲に発現する】
「ポリゴン・ソード!!!」
【それらを一つは足元に残して剣のように成形し、反発する性質がある面を足場にして】
「まずは、小手調べ────ッッッ!!!」
【胸の紋章を2回押しつつ、ビシィッ!と言う音とともに勢いよく壁の如き巨人の肌へと跳び上がり、ポリゴンの剣を下から突き刺そうとする白髪金眼】
「これでも、喰らえ────ッッッ!」
"GEOMETRY, GRADUATED CEREMONY!!!!!!!"
【『刃身自体は厚みのない完全なる平面、切っ先は点、刃は線のため』物理現象はおろか魔法や異能までも刃は通され、『反発する面のため』斬り開かれる』────異世界で邪神をも倒した刃が、巨人の肌へと刺突されようとする!!!】
- 20〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 20:42:05
- 21二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 20:43:21
- 22ムゥ◆Tp24yzWpm625/09/09(火) 20:45:40
ムゥ
『…まずはどのくらい硬いか……』
【盾から海の怪物から作り出された短剣を握り直しハカナがふわりと跳ぶと、ジェーンが落下地点で戦鎚を片手で下段に構え、一気に戦鎚を斜め上に振り上げ、ハカナは戦鎚の一撃を脚に受けると同時に全力で蹴り飛ばしとてつもない勢いでハカナが巨人に打ち出される】
ムゥ
『確かめないとね』
ジェーン
『……よし、うまく飛んだ!』
【ムゥはハカナに重力魔法をかけ、いつでもムゥ側に引き寄せられる様にして置く】
【ハカナは水魔法と外套の内に溜めた水を使い、打ち出された勢いを魔法で更に加速するべく水を爆発的な勢いで放水し、並の弾丸を超える速さで巨人に突っ込んでいく!!】 - 23〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 20:45:42
基本的には本スレに向けて出した話題が発端ですので……あと割合的にはこやつクラスが「ほとんど」ではないです。絶対数としてはそれなりの数がいるけど相対的に多数派とは限らない、ということですね
- 24二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 20:47:30
- 25二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 20:49:56
- 26二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 20:50:55
行きましょうか〜〜〜!
- 27首領・キホーテ◆N4rysfkBiA25/09/09(火) 20:52:12
>>21では皆様が出しやすい様に自重なしキャラを出させて頂きます
「これはこれは、宇宙広しといえどこれ程の祭りに招かれるのは貴重な体験だな」
太ったペンギンの様な異形、物欲の悪魔こと首領・キホーテが巨人アストルを見上げていた。
「果ての無いと見紛う存在規模、故郷の生存欲の悪魔に比肩、いや超えるやもしれんな」
悪魔は事も無げに事実を口にする。自身の宿敵よりも目の前の巨人は強いと。
しかし彼は折れない。むしろよい予行演習だと口角をつり上げる。
「天井知らずの生命力がなんだ?星に比肩するような巨体がなんだ?そんなもの物資を注ぎ込めばいくらでも覆せるのだよ!」
首領・キホーテの周辺が光り輝く。光は粒子となり首領・キホーテを飲み込み、粒子は結ばれ一つの形をなしていく。
それは鉄。それは城。それは巨砲。
巨人の宇宙を貫く1隻の戦艦が顕現が出現した。
「これがその答え。天蓋の支配者だろうと流星の帝国だろうと粉砕してきた最強の戦艦よ。全砲門開け!」
艦橋の首領・キホーテの号令に戦艦が答える。エンジンの唸りを上げながら砲門が巨人を捕らえた。
「目標、“前方”!風穴開けてやれ!」
無数の砲門から光が迸る。実体弾、粒子砲、攻撃の区別なく全力の砲撃が巨人アストルに放たれた!
- 28首領・キホーテ◆N4rysfkBiA25/09/09(火) 20:53:45
(※ネタバレ。いい感じの所で大破轟沈する予定です)
- 29◆TVTQSYwymu.g25/09/09(火) 21:01:31
死亡済みキャラ出そうかなと思ってるので待ってて…
- 30魔刀剣士◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 21:02:10
「おお……すごい絶景だ! これだけでも、来てみた価値があるというものだよ」
【どこまでも広がる空を眺める。――そして、壁にしか見えない巨人の姿も】
『……この広い空を、ひと撫でする巨人……か。誇大広告ではなさそうだな』
「ありがとう、ソニックワードさん! 解説助かるよ!」
『ありがとう親切な人』
「さて……俺も一つ、仕事をしようか」
『ああ。……というか、今回は半ばそのために来たようなものだからな』
【美しい銀色の刀、神剣を抜く】
【剣士の異能の力、刀の概念が神剣の刀身に注がれる】
【深く、深く……臨界するほど強く、限界を超えて更に】
「――神剣・天閃命、“青天白翼”」『≪無窮の蒼天(ブルー・ブルー・スカイ)≫』
【銀の刀身が、根元から澄んだ青色に染まっていく】
【果てのない空を映したような、澄み渡る青。】
「見知った仲間も、一期一会の味方も。」
「誰も皆、ここでは戦友だ。共に戦おう……――青天の導きを!」
【清浄な力が天高く広がり、空から降り掛かるように味方に宿る】
【付与された力はそれぞれの能力を高め、味方全体の攻防を強化した】
※攻防に神剣の“成長”パワーを上乗せするバフです。パワーを制御する技術も一緒に乗るのであんしん
- 31〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 21:03:05
んでは追加描写はいったん22時ごろとしますね〜
- 32二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 21:03:41
うおおおお!私も合流仲間に入れておくれー!特別なイベントとは言え、どうやって再登場させるか思案しているのだ……
- 33冒険者たる魔法剣士25/09/09(火) 21:05:07
この空気感で一般古代魔法剣士出せるかなあ
せいぜい上級のそこそこ強い方くらいの想定なんスよねこいつの戦闘力って - 34二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 21:05:33
こちら小心者部隊、同じく便乗して合流求厶!
- 35ソルト・ドンタコス◆UwIgwzgB6.25/09/09(火) 21:05:56
- 36天雫弓25/09/09(火) 21:07:00
「此度の儀、ローカシューニャの弓取りとして恥じぬ戦をしたいものだ」
【はらりと、黒い髪が額に落ちる】
【鍛え抜かれた褐色の体、黒曜を思わす艶のある黒い長髪。そして髪と同色の黒い瞳
郷里において天すら恥じらうとも謳われた美貌を緊張できりりと引き絞りながら、青年は一張の弓を取り出した】
「偉大なるスーリヤとチャンドラに奉る───」
【す───息を吸う。総身に力が漲る】
【青年が一呼吸するごとに力は高まり、筋繊維の一筋一筋に覇気が満ちていく】
【力が臨界まで高まった時、青年はゆったりと弓の弦に手をかけて】
「オン シューニャ アンシュ アヴァローハナ!」
【───矢が、天へと昇っていく】
【凄まじい速度。流星をも思わすそれが、空の一点を穿ったかに見えた】
【と、同時に矢が“爆ぜた”】
【そう、見えた。しかしよく見れば違う。矢は分かたれたのだ】
【まずは一本の矢が七本に、七本に分かたれた矢はそれぞれ二十八本に、二十八本に分かたれた矢は───】
【そう、爆発的な勢いで膨れ上がっていく矢。そのどれもが最初に放たれた矢と同じ流星の力を秘めている】
【流星の矢は、いずれ天が落ちるような瀑布へと転じていき────】
【爆発的な破壊力を秘めた瀑布が、巨人へと降り注いでいった】 - 37〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 21:07:28
あっそれとも先に描写入れた方がいいですかね
流れとしては巨人側のアクションが発生するようになるって話と「みんなで協力しようぜ!」っておせっかい焼きのソニックワード君が言い始める感じなんですが - 38天雫弓25/09/09(火) 21:08:03
これでどうだ!
あれ……こうじゃなかったのか……?怖い - 39二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 21:08:06
- 40二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 21:09:10
- 41〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 21:09:14
- 42二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 21:10:55
こちらは何時でも問題ないですよ。あったら嬉しいですが〈春風〉様のやりやすいタイミングを優先してください
- 43天雫弓25/09/09(火) 21:13:58
良かった〜〜〜!
- 44〈春風〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 21:15:50
んでは出しちゃいましょうか。ひとまず登場はこの前後どちらでもOKとして……
【各々が思い思いに攻撃を始めてからしばらく経ってのこと──】
「ん……!?こ、これはッ!マズいぞ、みんなァーッ!『防御態勢』をとれェーーーッ!!!」
【一人の男……ソニックワードが声を張り上げる。また時を同じくして、各所で"何か"を感じ取ったらしい者たちが声を上げ始めていた】
【程なくして──】
「来るぞッ!突風──いやッ!『暴風』に備えろォーーーッ!」
【君たちの立つ空間、その広範に突如として暴風が吹き荒れる。上下左右様々な方向に乱れ吹くそれは、並の人間や動物であればばらばらに引き裂かれてしまうほどの勢いだ】
【──巨人の"攻撃"か?そんな考えが過ぎる者もいるかもしれない】
「こ、これは……おそらく『攻撃』じゃあねえッ!奴は、奴はほんの僅かに『身じろぎ』したんだッ!それはさながら、俺たちがほんの少しだけブルッと振るわせるほどの些細な動き……だがッ!それが俺たちにとってはこれほどの『暴風』として襲うッ!何というパワー、何というスケール……!これが『空を撫でるもの』かッ!!!」
【ソニックワードが捲し立てるように語る。あるいは君たちは、その言葉が正しいものだと感じるだろう】
【何故なら──君たちは依然として、"敵意"を向けられていないのだから】
「ち、ちくしょう……へへっ、それに見ろ、なんて耐久力だ……!俺たちはまだ奴の薄皮一枚すら剥がせちゃいねぇ……!時折ほんの僅かに抉れたとして、それもすぐに埋まっちまう!」
【その言葉もまた真実だ。君たちはこれまでの攻撃が確かに"命中"していると感じている。それらは決して防がれることなく巨人へと到達し、その上で奴に傷一つ残せていないのだ】
「──『協力』ッ!俺たちに必要なのはやはりそれだッ!味方への支援でも、相性が良さそうな奴との連携でも、あるいは相乗効果狙いの集合でもいい!とにかく俺たち一個一個の力を掛け合わせ、ハネ上げるんだッ!!!」
※以降、定期的に巨人が身じろぎし暴風を巻き起こすようになります。あくまで「防御も必要になる」というだけなので必ずしも描写する必要はありません - 45二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 21:24:58
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- 46冒険者たる魔法剣士25/09/09(火) 21:29:57
【ドーム状に張られていた魔法障壁が、パリンと音を立てて割れ散る】
「ふーむ、『力を合わせる』……
俺たち魔法剣士は単独での『冒険』が主だ
そういった技法は今一つ、持ち合わせていない
困った」
【そう言って顎元を撫でる、一人の青年】
【羽飾りのついた帽子をかぶり、旅装のような特徴を持った鎧を着込み、その背には二本の剣を負っている】
「俺が吟遊詩人ーバードーであったなら、このリュートを奏でてみなの力を奮い立たせることも適ったのだが」
【青年は端麗な顔立ちに眉根を寄せ、ボロロン、と手にしたリュートを爪弾いた】
【今の一弾きだけで、多少なりとも音楽に親しむ者ならば分かるだろう】
【この男、信じられないほどリュートが下手なのだ】 - 47ムゥ◆Tp24yzWpm625/09/09(火) 21:30:04
ハカナ
『………っ!』
【巨人の《身動ぎ》で勢いを完全に殺されてしまい吹き飛ばされるが、風魔法でなんとか自身の1m内を無風状態にまで安定させる】
ハカナ
『出鼻はくじかれましたが…!』
【落下しながら巨人に接近し勢いで巨人の肌に短剣を突き刺す】
ハカナ
『……………なんて分厚さ…』
【刺さりはすれど血は出ない、つまり薄皮する切り裂けていない…!!】
【ムゥは重力魔法を使った移動で真横に落下しつつもハカナの様子を確認し、背に捕まっているジェーンに武器の攻撃はほぼ効果が無い事を共有する】
ジェーン
『…だったら魔法を頼るしかないね!』
【ジェーンの手の内に白い炎が燃え上がる、《復讐の魂》と呼ばれる生命を焼き払う炎をムゥの背の上から巨人に数発放つ!本来であれば致命打になりうるダメージになるが…巨人のサイズから考えると…】 - 48自在剣◆TVTQSYwymu.g25/09/09(火) 21:33:25
なおそれはそれとして生きてるやつも参戦させる
【彼もまた春風の話を聞きつけ招集に応じた】
「…凄まじい威容ですね、エノシガイオスにも匹敵しましょうか」
【その全容さえ掴めない雄大ささえ感じさせるそれを見て呟きながら、構える。巨大さだけでなく存在強度もまた桁違い。ならば】
「色んな意味で間違っても試みてはなりませんが…それ代わりの斬り試しには成るでしょうか。──全霊で、挑みます」
【その雄大なるを斬り裂きに挑む。世界を因果を断ち斬る一歩とすべく。その空前絶後の巨大に挑もうと】
【した瞬間であった】
「──」
【それが身震いしただけでそれである。しかも集まってきた者のここまでの攻撃で薄皮さえも傷ついていないと来た】
「…成る程、面白い…!ですが先ずは…『舞風壁』!」
【騒々神の神剣である『神羅』と魔道具職人の作である斧型の魔道具『舞流』の二刀流で巻き起こした風と斬撃の渦と壁で自身と他の面々を包みその暴風を遮りつつ速度と防御へのバフを与えて自身の戦闘の口火を切る】
「…皆さん大丈夫ですか!?…改めて参ります、我々を認識して貰いましょうか…!」
- 49蒼海の海拓者◆Og3hMzWLj.25/09/09(火) 21:34:29
「まさか、今度はおれが別の世界に来るなんてな」
「グラナードの港にいるみんなには黙って来てしまったけど、たまには1人の航海もいい……そうだろ?『冒険者』」
【衝撃、暴嵐の舞う極天の境地】
【ある者は篩い落とされ、ある者は風を逆手に乗り、ある者は風に真っ向から立ち向かう】
【だが、この男はその衝撃を跳ね返す、それが彼の……『回遊者』の能力だ】
「今日はいい潮風が吹く、一人旅を祝うには心地良いほどの風が背中を押してくれるな」
【海賊旗の先に刃を付けた手製の『海賊旗剣』、それに描かれた髑髏が、海を渡る「自由の象徴」がハッキリと見えるように翻り、身じろぎした巨人の衝撃をそっくりそのまま相手に返した】
【額にバンダナを巻き、腰に古びた石板と海水の入った瓶を携え、快活に笑う彼の姿は正に『海賊』】
【その二つ名、ある海では自由を求めた最後の海賊と、ある船ではこの海を統べた最高の海賊と、だが皆が揃って彼の名をこう呼ぶ】
【『海賊旗(ジョリー・ロジャー)』のティード】
「さあ、冒険の始まりだ!」
【巨人との戦いは『世界の海』と戦ったあの日を思い出す、久々の大物相手に心躍るティードは旗を掲げながら壁を叩き割るように、巨人が創り出した衝撃波を次々と反射していった】
- 50天雫弓25/09/09(火) 21:38:16
「……っ、突風か……!」
【びゅおう。天地が逆巻いたと錯覚するほどの風が迸る】
【黒曜の髪をした青年も吹き飛ばされかけるが、その身に宿る髪の加護を励起することでたちまちのうちに周囲に空気の壁を生み、暴風の猛威を防ぐ】
「凄まじい、な。これほどの暴威を振りかざしながら、我々は未だ認識すらされていないとは」
【つい、と片眉を吊り下げ頭を振る】
【数多の怪異異形を討ち滅ぼしてきたが、これほどの相手に矢を向けるのは初めてだ。そう内心で嘆息しつつ巨人を見やる】
【自分の業を込めた一矢-一矢ではないが-ですら、薄皮すら突破できなかった】
「なに、何事も使いようだろう。壁は一枚よりも二枚の方が丈夫なものだ、ただ重ねるだけでも力は高まる」
【ふと聞こえてきた言葉になんの気なしに声を返す】
「……少なくとも、リュート以外にも出来ることはあろうさ」
【直後、聞こえてきたリュートの響きに若干苦笑しながら】
- 51〈酸っぱいブドウ〉◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 21:39:29
- 52マモーテ・シヌーン◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 21:41:42
- 53ホワイト・ボックス◆kTvl07K2zU25/09/09(火) 21:43:03
- 54〈酸っぱいブドウ〉◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 21:45:19
- 55ソルト・ドンタコス◆UwIgwzgB6.25/09/09(火) 21:46:07
- 56マモーテ・シヌーン◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 21:47:26
- 57ホワイト・ボックス◆kTvl07K2zU25/09/09(火) 21:49:24
- 58冒険者たる魔法剣士25/09/09(火) 21:49:28
「うむ、如何にも俺は『冒険者』だ」
【彼の生きた時代に、まだその言葉はなかった】
【それは、未来から来た友が教えた言葉──遥かな未来では、時に怪物を狩り、時に未開の地を突破し、時に行方の知れぬ猫を探す者達のことを、そう呼ぶのだと】
「しかし……こう巨躯では我々の攻撃などノミに刺された程度にも感じられないのではなかろうか」
【全長にして小さな大陸程もあるというこの巨人を力技で攻略するのは得策でない。魔法剣士はそう考えた】
「"調べて"みるか
魔法剣士の戦いは、敵を識るところから始まる」
【そう言って青年は一人、巨人の背中を探索し始めた】
なんかこう……『空を撫でるもの』さんの弱点らしきものを捏造しても大丈夫でしょうか
例えば過去に他の超越者との戦いでついた古傷とか
「む。何やら褒められた気がするな」
【そう言ってリュートをもう一度爪弾く。今度はメギャンッ、という音がした】
【絶対に演奏の腕前のことではないと思われるが……】
- 59〈酸っぱいブドウ〉◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 21:53:08
- 60天雫弓25/09/09(火) 21:54:33
- 61◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 21:54:55
- 62重引力◆rhypYXLdwI25/09/09(火) 21:57:56
「デッカ!!!前情報で大陸サイズの生物だと教えられていたものの」
「こうして実際に見ると爆笑してしまう程大きいね、どこまで離れたら全身を視界に収められるのだろう?」
「いやホント討伐対象が再生能力持ってなくて良かったよ・・・無理ゲー超えて撃破絶対不能になるからな」
「前置きはここまでに、果てしない攻略を始めよう」
「実は俺って長期戦得意だから持続的にチマチマ削っていくか!」
【指を鳴らすと、怪物的な形状の槍『古代王権ディノス・レガリア』を取り出し】
【武器能力である周囲の味方に対する攻撃、防御バフを撒いていく】
【そして攻撃を始めようとした瞬間】
【男の叫びが聞こえ『空を撫でるもの』の身じろぎによる暴風が迫って来た】
「っぐ・・・!?攻撃ですらない単なる動きでこれ程の火力を出すなんてめっさヤバいな!」
「こりゃ予報が来た時異能リソースの多くを防御に回すべきだね」
【叫びと共に高出力過重力バリアを青年の周囲に展開したお陰で多少吹き飛ばされたものの何とか凌ぎ切れたようだ】
「よっす、君も討伐戦に来てたんだな」
「個人的に最後まで認識されず敵対挙動をせずに撃破されてくれと思ってたけど」
「・・・うん、敵認定された上で倒した方がスッキリするな!」
「それじゃ皆で協力しながらレイド頑張ろうぜ」
【隣で無数の超巨大(人基準)引力光線を巨人に向けて発射しながら話し掛ける】
- 63対神拳闘士25/09/09(火) 21:59:41
- 64蒼海の海拓者◆Og3hMzWLj.25/09/09(火) 21:59:50
「よう『冒険者』、また……いや、今回の戦いもよろしく頼むぜ!」
「それで「魔法」か、“アイツ”は使ってなかったが……確かスゲー技って聞いてるよ、その辺りの調べは任せたぜ!」
「おれはとりあえず、こっちに降りて来る風を全部跳ね返してやるさ!」
- 65邪竜狩りの英雄譚◆TVTQSYwymu.g25/09/09(火) 22:02:00
【暴風が起きた直後】
【カッ!!!!】
【隕石が墜ちたかのような莫大な熱と閃光、爆風が炸裂し身震いによる暴風へと上空から叩きつけられた。本当に隕石でも墜ちたのか?落とした者がいるのか?否。それはある英雄の刃の一振りで、わざと空気と刃の摩擦により引き起こされ単なる膂力で拡散された事によって起こされたものだった。尋常の物質や大地であればあまりの高熱と威力で消し飛んだのち硝子化さえ起こしかねない一撃であったが】
「フン、挨拶代わりに雑に振るった一撃であるとはいえこれで止まりもしなければ傷も付かぬか。まったくかの海嶺竜にも似た威容よな」
【そんな誰かも言ったような事を言いつつ英雄は降り立った。抜けるような純白の髪に真紅の瞳の益荒男。肩に担ぐように構える先の閃光を起こしたと思しき武器の形状は…大剣の剣先に大鎌を付けたかのような異形の大鎌剣。──『雄剣ヴォーパルブレイド』。赤熱し血のように赤黒く染まったその刃が彼を示す】
「我が…邪竜狩りボルパが冥府より馳せ参じた。これより戦線に加わる」
【冥府よりかつての英雄の一人もまた呼ばれて来たようだ。冥府にも声がかかったのだろう】
「我の認めし赤射の男子、次代の絶世の英雄…自在剣よ。示して貰うぞ、我が死した後のお前の研鑽そしてこの戦の先に続くお前の剣のその先を」
- 66ホワイト・ボックス◆kTvl07K2zU25/09/09(火) 22:04:20
- 67冒険者たる魔法剣士25/09/09(火) 22:06:43
- 68ムゥ◆Tp24yzWpm625/09/09(火) 22:10:32
【《復讐の魂》によるダメージは微々たる物…巨人からすれば古い皮膚がめくれた程度にしか感じないだろう…だが、どんなに地味であれ…生命を焼き払う炎…巨人の身に取り憑いた炎はゆっくりゆっくりと欠伸が出るほどにゆっくりと巨人を蝕んでいく】
ムゥ
『…まだまだ仕込んでいったほうがいいね…』
ジェーン
『だね』
【魔力のポーションをムゥの背中で飲み終えたジェーンが再度《復讐の魂》を巨人に放っていく……かなり地味ではあるが…確実なダメージである】 - 69◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 22:18:22
- 70冒険者たる魔法剣士25/09/09(火) 22:20:47
- 71自在剣◆TVTQSYwymu.g25/09/09(火) 22:22:55
- 72〈酸っぱいブドウ〉◆BuOGBplkzY25/09/09(火) 22:23:55
- 73〈人誅剣〉◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 22:24:07
【熱量を増してゆく戦場に、一人の男が降り立つ】
【極東風の着流しに、質素な羽織。長い黒髪を雑にひとつ結びにしたその風貌に、腰に差した一振りの刀。所謂"浪人"だろうか】
「──いやはや、数奇な縁もあるものよ。まさか地獄にあって"遊び"の勧誘とは!さらには若き時分の肉体にて"終の相棒"を振るうことすら許されるなど……まったく異邦、いやさ"異界"の神なるものには恐れ入るばかりよ」
【男は呵々と笑い、刀に手をかける。そして徐に抜き放つと──刃紋すら浮かばぬ黒銀の刀身が現れた】
「……我が名、『宮田ジュウゾウ』。人呼んで"人誅剣"──今一度共に参ろうぞ、我が愛刀!」
【ジュウゾウと名乗った男は、刀を握った手をそのままだらりと横に下げた】
「──銘を波刃斬、"改銘(あらため)"──『亞羅波刃斬』ッ!!!」
【ジュウゾウの声に呼応し、妖刀『波刃斬』──改め『亞羅波刃斬』が形を変える。黒銀の刀身が流れ出すように柄を、手を、腕を、肩を、そして──顔の口元までを覆い、さらにもう一方の腕へと流れてゆく。そして左手の先へと到達した黒銀の流れはもう一振りの刀身を形作った】
「答えは得た。最早この眼を塞ぐ理由も無し──確と見据え、刀を振るおう」
【半ば異形と化したジュウゾウが、二刀を構える】
「では──ひとまず、"届く限り"斬ってみるか!」
【瞬間──目にも止まらぬ速度で刀が振るわれ、ジュウゾウの前方の『肌』へと無数の斬撃が降り注いだ】 - 74天雫弓25/09/09(火) 22:29:20
- 75蒼海の海拓者◆Og3hMzWLj.25/09/09(火) 22:34:27
- 76◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 22:35:03
今後の予定ですが、今日の23〜24時ごろにいったん次の描写を投下します。その後は明日の夕方あたりまで自由描写とし、様子見つつ19〜20時ごろ目安に次の描写に行こうかなと
- 77蒼海の海拓者◆Og3hMzWLj.25/09/09(火) 22:36:28
了解でござるよ〜
ふふ……見知った懐かしい顔が多く見れて嬉しい - 78冒険者たる魔法剣士25/09/09(火) 22:37:03
「良し。然らば頼む
こういったことは畢竟、人海戦術が最も効果的なのだ」
【ソニックワードに託しつつ、自分は徐に剣にオイルを塗り出す】
「『巨人狩りの塗薬』……『巨人』に対してその痛覚を突き刺し肉を溶かし裂く、『毒』となる代物だ
トロールやギガースと戦り合うならこれが有効だが、果たしてこの規格外の巨躯に通じるかな」
- 79対神拳闘士25/09/09(火) 22:42:19
「!!!!」
【無きに等しい空の果てまで響く様を想起させる声に反応する。素晴らしき声色に挨拶を返さぬのは無礼だろう】
「異国の術理と剣技繰る者よ!!」
「陰陽に祝福されし弓導者よ!!」
「未知の領域を拓き進む者よ!!」
「己はジーグランドッッ!!!荒神狂う世を殴り壊し人代の夜明けの開闢を志す一求道者也や!宜しく頼もう!!」
【挨拶と共に巨神を“ 発”殴る。】
【光速とも零速とも異なる、世界の観測の目すら追い付かない“歪んだ”速度で放たれる拳制 -ジャブ- が着弾地点で特異極まる大爆縮を引き起こした】
「ハッハッハッハッハ!!!」
「いやはや……」
「いつ如何なる世も想像越えし者が生まれるものよなぁ…!」
【煮立ち沸き騰がる心に思い馳せながら未だ原型を留める理外の其れに改めて拳を向ける】
- 80邪竜狩りの英雄譚◆TVTQSYwymu.g25/09/09(火) 22:43:41
「いいだろう、お前たちの世界お前たちの時代にも我がな我が呼び名、しかと持ち帰るが良い!我はボルパ…邪竜狩りの英雄ボルパなり!」
【タンッ】
【兎のように軽やかなその一歩で。英雄の体躯は、剣は。総てを置き去りにする。風も音も光も。そして】
【ザガガガガガッ!】
【数という概念さえ。暴風を無視し一飛び一振りでその肌に無数の斬撃を喰い込ませんとする。名のついた技でさえない。基礎基本、踏み込み剣を振るう動作。ただそれだけで起こされる現象だ。理屈さえない極限まで磨き抜かれた心技体の為す理不尽。成る程生前最期に変えられたギルドの難易度換算ならS+に匹敵する兎の怪物に変えられた姿さえ知る者からすればまさしく可愛らしい兎のような有様で、完全に絶命する少しの間に見せた解呪され自在剣と共に今度こそ完膚なきまでに忌むべき宿痾を討った際の衰えた姿は往時の見る影も無いものだったのだろう。だが】
「くくっこれでさえこの程度、損傷とさえ言えない様か。まったく英雄の誉れの戦場よ!」
【相手となるこの巨人もまた途方も無い怪物である】
- 81ムゥ◆Tp24yzWpm625/09/09(火) 22:49:24
- 82ソルト・ドンタコス◆UwIgwzgB6.25/09/09(火) 22:56:30
了解しました!!!
「そうだな……仲間は大切だ。」
【うんうんと頷く白髮金眼に白パーカーの美少年】
「"アイツら"の分まで────守らなきゃな…!!!」
【鋭い八重歯を剥いて好戦的に微笑み、両の拳を打ち合わせつつ巨人の肌へと向き直る】
【甘味狩り(甘き異牙)と親しく、また鋭い人は分かるだろう……語尾が取れる前の彼女の口調と、ほぼ同じなのだ!!】
「うおおおっ─────カッッッケェェェェェ…!!!!!!」
【童心に帰ったかのようなキラキラとした瞳で、憧憬の眼差しを贈る美少年】
「よぉぉぉし、俺も!名乗るぜッッッ!!!
我が名はソルト・ドンタコス!!!
秘密結社EUPHORIAを結成し、仲間とともに異世界の邪神パラディスに抗い屠り────望む者を望む世界に、転生させし者ッッッ!!!
ここに────見、参ッッッ!!!」
【朗々と名乗りつつ顔の前で手を構え、キュピーンと澄んだ金の瞳を輝かせ決めポーズをした!】
「ありがとう─────恩に着るぜッッッ!!!」
【勢いよくぺこりとお辞儀をした】
- 83◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 23:10:56
「よしッ!このあたりも『傷痕』だ!早速みんなに知らせてくれ!」
「分かった!空間を伝われ……僕の声紋!」
【全域に幾つかの『傷痕』の位置が共有された。どうやらこの巨人は随分と戦い詰めだったらしく、その数はもはや無数と言ってよいほどだ】
「……ん?あれは……」
「どうした?デオチスターさん──」
【そんな調査を行っていた……ずっと、"素肌の表面"に居続けた彼らだからこそ、いち早く異変に気づいた】
【いや、"直面した"と言うべきか】
「──危ないっ!ソニックワード!」
【咄嗟にソニックワードを庇う男。その背中にいくつもの"槍"が突き刺さった】
「がはっ……!?こ、ここまで……かっ……!」
「──デオチスターさぁーーーーーんッ!!!」
【慟哭するソニックワードの目の前で、息絶えた男の身体が消滅する。元の世界に送還されたのだろう】
【しかしその悲しみの余韻に浸ることはできない。続けて飛んできた槍を辛くも躱し、ソニックワードは肌から距離を取った】
「こ……これは明らかな『攻撃』ッ!あの巨人ヤローがとうとう俺たちを認識しやがったか!?いや、違う……この気配はそんなもんじゃあねーっ!奴は依然として俺たちを認識しちゃいねえ!俺たちに対して何も感じちゃあいねーんだッ!ならこの攻撃はいったい──ハッ!」
【思考を巡らせるソニックワードの目に"敵"の姿が映る】
【それは、巨人の素肌から這い出してきているモノたち。凹凸のないのっぺりとした人型。各所の肌から次々に現れるそれらは、ある者は槍を手にし、ある者は翼を持ち、またある者は肌に張り付き守りを固めている】
「巨人の身体に寄生している……いや、違う!この気配はッ!巨人の身体から感じるものと『同じ』!奴らは巨人の一部だ……!だが奴本体は依然として俺たちを認識しちゃいない……つまりこれは……ッ!」
「──『免疫細胞』ッ!おそらくそれに似たものッ!本体が意識せずとも、身体は俺たちを『害ある異物』と認識し排除しようとし始めているんだァーーーッ!気をつけろみんなァーーーッ!!!」 - 84◆FZj6svE9vc25/09/09(火) 23:12:20
- 85ムゥ◆Tp24yzWpm625/09/09(火) 23:28:19
【巨人の身体に張り付いて皮を掘り続けていたハカナに免疫細胞が群がるが、悍ましい叫びと共に放たれた魔力の炎に免疫細胞の群れが焼き尽くされて落ちていく】
ハカナ
『…御生憎様、近接戦闘ではコチラのほうが上手だったようですね?』
【当然ながらまだ免疫細胞は要るものの短剣で肌の皮から落ちないように身を巨人に沿わせ、空いた手でレイピアを抜き取り、レイピアの先端から《復讐の魂》を放って翼のある免疫細胞を迎撃する】
ジェーン
『うわ…なんか気持ちが悪いなぁ……』
【ジェーンが飛ぶものを風魔法でかく乱し、次に狙いを定めたムゥが重力魔法で飛んでいた免疫細胞を自重でぺしゃんこになるほど重力をかけて圧殺する、だが…遠目にみて…免疫細胞の数は恐ろしく多い…】
ムゥ
『いったんハカナを回収しよう!』
【ムゥがハカナを回収すべく自分に引き寄せる、ハカナは重力の方向が急に変わった瞬間に巨人から離れ、そのまま空中で戦闘を繰り広げながらムゥ達の元に戻される】
ムゥ
『何もしない木偶の坊だったらだいぶ楽だったんだけど、流石にそんなわけないよね』
【巨人から降りてきた免疫細胞達を見据えてどこか面白そうにムゥは片手に持った大直剣をクルリと回す】
ジェーン
『まだまだ時間がかかりそうだねぇ』
【敵の群れに風魔法を浴びせて進軍を遅らせるジェーン】
ハカナ
『免疫細胞が働くということはちゃんと巨人の身体は私達を教育と認識してくれているようですね!!』
- 86蒼海の海拓者◆Og3hMzWLj.25/09/09(火) 23:31:45
「乱戦は海賊の得意とするところだぜ!危なくなったら下がってて大丈夫だぞ!」
「それじゃ行くぜ、巨人の一部ども!そっちが自分の土俵で立ち合いたいなら、こっからはこっちのやり方にも付き合ってもらうぜ!」
【腰の石板を取り出すと、それに海水をぶちまけて何かを念じる】
【するとティードの周辺は海のように大量の水が湧き上がり、たちまち極小規模の海面が出来上がった】
【『エニグマ・サイン』】
【ティードたちの世界の海賊がずっと求めていた伝説の宝物にして、大海を制するための『海の権利書』とも言うべき大秘宝】
【その力は海を使えばできること全てを再現できるもの、物量攻撃から概念系統の顕現まで、海水一つあれば何もかもを可能とするのである】
【ティードは海中から出て来た自船『ブラック・ノーチラス』の幻影へと乗り込み、海賊旗片手にエニグマ・サインの力を行使する】
【大海の覇者が脈動させる海禍、膨れ上がって天まで流動して降り注ぐ“大津波”は、アストルが仕向けた『免疫細胞』の雑兵たちだけを悉く呑み込む】
「この海は敵だけを攫うように靡く波だ!海賊は海がなきゃ生きていけないけど、コレは海と共にある伝説の秘宝!」
「おれたちが手に入れた『自由』の力!せっかくだからオマエにも体感させてやるぜ!」
【怒涛に次ぐ怒涛、暴嵐を呑み込む海嘯の蠢き、巨人を押し崩さんと巡る大質量の津波が、ティードを中心に暴れ回る】
【世界を巻き込む海戦を乗り切り、伝説の海賊王と化したティードにとって、『海の奇跡』を起こして自在に操ることなどは最早造作もないようだ】
「おれに続け!アイツの一部がこっちに落ちてくるんなら、こっちへの攻撃と同時に体力や身を削ってるのも同じだ!」
「倒して倒して、倒しまくるぞ!」
【迫る雑兵を跳ね返して船底に沈めながら、激浪を歩む海賊は次々に進軍していく】
- 87星織りの詩25/09/09(火) 23:33:15
「奇想外/確認作業/非魔法少女/超抜者」
「────翻訳:驚きです、魔法少女以外にも第四階梯を踏み越える程の強者がいるとは」
【悠然と、寒々と降り注ぐ星の光】
【異様に眩く輝く“月”を玉座としながら、蒼銀の髪の少女が言霊を紡ぐ】
「自己紹介/“五元の魔法少女”/आकाशीय प्राणी/捜索/要請/受諾」
「────翻訳:自己定義“五元の魔法少女”、星々の境間、輝き満ちる天上世界の旅空者。自己は連携可能性を存じ上げます」
【“星”が、滲む様にして空色を塗り替える昏き神代の星空が展開される】
【綺羅星の如き魔法陣紋の数々を何層にも展開してから組み合わせて、三次元的魔法陣門の構築要素として運用する】
「天体軌道/火素/散逸/星光/踊る星緋の燃素蒸発が開き拐われる鳥調べが反転逆さ鱗の海溝われ織りし実践」
【星の光を糸にして織り成された魔法陣門から、火の元素を与えられた“星の精”がふわりと浮かび無窮の巨人を背を翔び抜ける】
「────翻訳:傷痕探索する、しましょう。深傷が良質?」 - 88対神拳闘士25/09/09(火) 23:49:28
「王下に使える守護の刃らに邪なる蛇辰の首禍狩り!おまけに神殺し-同胞-と来たか!!」
「己はジーグランドだ!宜しく頼も────────────」
「────む!?」
【脊椎のジョイントを緩める。余りにも流動極まるスウェーによる槍撃の回避と共に、放たれた蹴り足が免疫を“刺し貫き”無力化する】
【群がる群がる。】
【湧いた免疫細胞の軍勢-レギオン-が全方位よりオリハルコンも驚く程の超高密度で群がり、逡巡の間に分厚い肉団子塊を形成する】
【問題は無い。】
【世界の目を欺く事で敷かれた理を逸脱した其れに、遅れて気付いたかの如く“反映”された衝撃と破壊の物理法則の嵐の中より浅く鋭く滑らかな足運びで進む】
「今の声は……どうやら他の者も来ているのか!これは心強い!」
【躍進する他の>>86>>87を眺めながら縮地…否。当人にとっては“只の徒歩”を以てハリケーンの如く、道中の免疫群を蹴散らしながら傷痕に向かう】
- 89星織りの詩25/09/10(水) 00:11:34
「精髄/一元/砲門」
【第一摂理__________装填】
【冷ややかに空から見下ろす“魔法少女”に、有翼の『免疫細胞』が肉薄する】
【柔らかな躯は近付いてしまえば簡単に引き裂ける脆弱性を内包しており、多重魔力障壁も数に任せた特攻で相殺される】
【瑣末事に過ぎない】
「十の秘儀、五つの摂理、果ての零無」
「天の望み、星の囁き、極天の流星群」
「“第一秘儀:燃焼摂理_____メテオシャワー”」
【千の有翼竜、万の騎兵、地平線までを埋め尽くす免疫細胞の雑兵に宝玉杖を向ける】
【積み上がるは同じく万の魔法陣紋、火の元素精髄を生成する秘儀の一端】
【"魔法"が全てを支配する文明世界の基盤とは、鉄と血では抗えない圧制の魔法/暴力である】
「────翻訳:散逸なさい」
【光・熱・電気の三位一体、雷轟隕石】
【万を超える砲門から暴嵐雨の如く絶え間なく降り注ぐ元素精髄が、触れた端から免疫細胞群を解体しては混淆する】
【立ち塞がる有象無象を塵芥の一つも残さずに滅却しながら、“五元の魔女”は杖を掲げた】
- 90冒険者たる魔法剣士25/09/10(水) 00:43:06
「傷痕の位置は把握した
感謝するぞ、石鹸玉のように華麗で儚き男よ」
【魔法剣士は剣を構え、数十になろうかという免疫細胞達に相対する】
【ある者は手にした大鉈を振り被り、ある者は地を這う四足獣のような奇妙な動きで迫り、ある者は槍を投げつけ、ある者は上空から滑空して飛び込んでくる】
【だが、魔法剣士は防御姿勢など取らず、むしろ軽やかな足取りでその只中に踏み出した】
【気流を掴み空を翔ける鷹のように鮮やかな足捌きで、免疫細胞達の間をすり抜けていく】
【そして、ヒトガタの群れを抜け出た魔法剣士は剣を振り抜いた体勢を取っており──免疫細胞達はバタバタと倒れ、その形が液状に崩れていった】
「《鷹の流派》は、一対多数での戦いを得手とする
戦場の混沌の中にあっても、鷹は風を切り、翔けてゆくのだ──」
【などとキメているところに、先程に更に倍する免疫細胞の群れが、魔法剣士を囲い込むように迫ってきた】
「『包囲殲滅陣』というやつか?
明確に統率された動きをするとは、怪物の群れとしてはなかなかに優秀だな
だが──」
【魔法剣士は動じない。剣を持たぬ左手で"印"を結び、その場で回転するように腕を振るえば】
【発生した紅蓮の火流が円状に広がり、免疫細胞達を焼き焦した。古の魔法剣士達が操る『印の魔法』が一つ、『焔の印』である】
「生憎、俺は『魔法剣士』でな」
【そうして群れの動きが淀んだ隙を、霊鷹の剣は見逃さない。来た順に、その緻にして迅なる魔技によって斬り倒されていく】
【かくして免疫細胞の群れは、銀色の閃きと紅蓮の焔によって散らされていった】
- 91ソルト・ドンタコス◆UwIgwzgB6.25/09/10(水) 06:47:03
「この超デケェヤツに傷を付けたのもかなりのヤツだな……」
【あれ?これってもしかしてスケールデカいヤツでは?と今更になって気づき始めた白パーカー】
【ポリゴン・ソードを古傷へとぶっ放し始めていたが】
「ッ!デオチスターさぁぁぁぁん!!?」
【手を伸ばすが、当然届かない】
「──俺は、また守れなかった……」
【伸ばした手を引き戻し、項垂れながら固く握りしめる】
「望む世界に、生まれ変わらんことを……
この恨みは、テメェらで晴らさせてもらうぜッッッ……免・疫・細・胞ォォォォォ─────!!!!!!」
"CONCEPT UP...HUMANIZE:GEOMETRY!!!!!!!"
【怒りに燃える金の瞳が睨みつける。ギリリと歯噛みして押した胸の紋章が金色に染まる。再び……否、先ほどよりも展開する図形を多く、そして全身の体表面に纏わせると瞬時に飛び上がり】
「ポリゴン──────ドデカ・スラァァァァァッッッシュ・フラクタル!!!!!!」
"GEOMETRY...CONCEPT FINISH!!!!!!!"
【迫りくる免疫細胞の群れに向けて、図形を無数に集積させ、持つ白パーカーが小さく見えるほどに巨大化した図形剣を大上段から振り下ろし叩きつけ、それを薙ぎ払い刺突も滅多打つ】
「ぉぉぉぉおオオオオオッッッッッッ!!!」
【突進してくる物量には、次々と枝分かれする図形の斬撃の嵐を。
槍を持ち投げる者には槍ごと、四足歩行で牙をむき出す者には腹部を、翼を持つものは根本から、そして騎兵や飛び道具には足や穂先をまず最初に斬り、返す刀で胸を貫き/粉微塵にして仕留める。】
【狙いのない乱打に見えて、その実的確に斬り伏せている…………かの世界で幾度となく繰り返させられてきた、邪神との戦いの賜物である】
「ジーグランドさん!こちらこそ、よろしく頼むぜ…!!!」
【目の前に迫る免疫細胞の頭部を螺旋を加えた刺突で消し飛ばしたあとに、快活な笑みを返した】
- 92重引力◆rhypYXLdwI25/09/10(水) 10:28:01
「あんなデカブツ相手ではどの攻撃でも与えるダメージは然程変わらない」
「法則変更など色々な抜け道も考えたけど巨大過ぎて指定空間に全然収まらないし無理そうだね」
「なら・・・攻撃持続時間の長く、そして自身が疲れにくい技で【天文学的数字】分の一ダメを地道に積み立てていくか」
【過重力バリアの応用として、重力の力場で形成された透明の障壁に異能力者は背もたれ】
【黄金の輝きを煌めかせながら螺旋状に突き進むヒカリ・・・引力光線多数を巨人に向けて発射していた】
【一本一本が大型魔物並みの規模であり、数時間経ってもその攻撃が途切れる事が無く続いている】
【この間脱力しながらも巨人側のアクションを見逃さんと警戒を怠らない】
【故に、此方にも殺到して来る大小様々な免疫細胞に対して焦らず対応していく事が出来た】
【右手に持つ怪物槍を薙ぎ払い突出して迫る速い敵を撃破すると、新たな武器として一見地味な槍『天地海鳴(セカイソウゾウ)』を左手で掴み空間収納ボックスから取り出す】
【そのまま真上に掲げると深海の渦潮、溶岩雨、天津風、3つの災害が同時に荒れ狂い免疫細胞の集まっている地点へと直撃した】
「デオチスター、君のことは忘れない」
「まぁ送還の過程で蘇生されてると思うけど戦友が減るのは悲しいね」
【心を切り替えると双方への攻撃を続けていく】
「さてと、折角の共闘だ」
「より効率的にダメージ与えられるかもしれないし、少し合体技等試してみたいけど」
「誰かやってくれる相手いないかな」