- 1ハッシュ25/09/09(火) 22:03:25
- 2ハッシュ25/09/09(火) 22:10:30
ちなみにリクがなければ勝手にssを投稿させていただきます
10スレは行きたいですので - 3二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 22:12:28
どういうのでもいいの?
- 4ハッシュ25/09/09(火) 22:13:47
- 5二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 22:15:07
ことね主人公で「果てしない物語」とか
- 6二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 22:15:52
3とは違う人だけど
P星南が遠方へ営業に行ってその過程で生徒会のメンバーもことねや3年組もいないのをいいことにいちゃつく展開をはみだし抜きでお願いします - 7ハッシュ25/09/09(火) 22:19:42
- 8ハッシュ25/09/09(火) 22:26:32
了解です!はみだし描写は苦手なのでスレ立てる前はマシマシとか言われたらどうしようかと思っていました
- 9525/09/09(火) 22:36:22
- 10ハッシュ25/09/09(火) 22:40:17
- 11二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 06:21:48
保守
- 12ハッシュ25/09/10(水) 07:12:14
<夢見心地>
夏の終わり、夕立が多くなって、ちょっと寂しさを感じてしまう時期。と言ってもまだまだ残暑は続いているのだけれど。そんな時期に、私とプロデューサーは営業のため、ある温泉街にきていた。どうやら、温泉街で行われる大規模な祭りのプロモーションを担当して欲しいらしい。企画書を一通り見た私とプロデューサーは二つ返事で仕事を受けた。初星学園の一番星がプロモーションを担当するとなれば、とても大きな経済効果を見込めると、あちらの方も大喜びだったわ。
と、そんな様子で営業も終わり、祭りの運営の方がご好意で用意してくださった宿に宿泊することとなった。プロデューサーはあまり乗り気ではなかったのだけど、まあ仕方ないわね。だって、
…アイドルと同じ部屋なんて、彼が了承するわけがないもの。
部屋を用意してくださったお方が言うには、何個か寝室があるから、想定している事態にはならないということだけど、彼にとっては、「プロデューサーとアイドルが同じ部屋に出入りしている」という事実だけでスキャンダルの元となるのでしょうね。
あいにくその日は取っていただいた部屋以外に空きがなく、必然的に同じ部屋に泊まらなければいけないという状況に私達二人は追い込まれたわ。プロデューサーが渋々了承すると、早速私達は部屋のある最上階に登ることとなった。
「はぁ…こんな事態になるぐらいだったら…宿には泊まらず直帰したほうが良かったのでは…」「それは失礼というものよ、先輩。それに、この温泉街の魅力をもっと感じて欲しいと、先方も感じているのではなくて?」
「ええ、そうです。そうなんですが…」
「それとも、私と同じ部屋は、嫌?」
前の壁に手を置き、顔を近づける。俗に言う壁ドンというもの。刹那、彼の心臓が大きく脈打つのが一目で分かった。でも、彼はプロデューサーだから。1歳程しか違わないのに、アイドルを導く大人として振る舞わないといけないから。 ポーカーフェイスを貫くって、分かってる。だから、これはほんの序章。
手を壁から離し、改めて先輩と向き直る。すると先輩は、「…ドアが開きましたよ」
ほんっと、ずるい人。
- 13ハッシュ25/09/10(水) 07:33:12
それからというもの、先輩は部屋に入るなりすぐに仕事に取り掛かってしまった。田舎特有の柔らかい夕陽に、カタカタとパソコンのキーボードを打つ音だけが響いている。その横顔は、私がこれまで会ってきた誰よりも真剣で、誰よりも魅力的だった。琥珀のような光を浴びながら極限の熱意と集中を持って作業をしている先輩が、私の方を向くことは、しばらくなかった。
彼が仕事に打ち込む様を見ていたら、そろそろ日が落ち始め、夕闇が現れ始める頃だった。
「綺麗ね、この夕陽」「そうですね、でもこの夕陽に照らされて微笑む星南さんのほうが、何倍も素敵です」
ゆっくりと画面に向かっていた顔を上げながら、彼はさらりと返す。…もう、なんでそんな恥ずかしいことを、当たり前のように言ってしまうのかしら。他の人にとっては月並みな返しでも、私には。言葉で心が満たされる感覚が、した。 - 14ハッシュ25/09/10(水) 08:39:06
もうすっかり日も暮れ果て、夕餉も終わり、あとはお風呂に入って寝るだけ。…でも私には、まだものたりなくて。だから、恥ずかしいけれど、先輩のお風呂にお邪魔することにした。
部屋に特設の露天風呂があったから、先輩がいつも耳にタコができるぐらい言うスキャンダル
も、心配ない。
先輩も先輩ね。もし不祥事を防ぎたいって思うのだったら、私が寝た後にお風呂にするべきじゃないかしら。ガラガラ、という戸の音をなるべく鳴らさないようにしながら私が風呂場に入ると、彼は歌を口ずさんでいるようだった。その曲の名は、『小さな野望』。…彼、私のこと大好きすぎじゃないかしら。彼の男らしい喉から溢れる、美しくもちょっと不慣れな歌声が、壁に反響して、ちょっとした立体音響になっている。
「歌、上手いのね」
私の声も共に風呂場へ響くと、彼は咄嗟に私に向き直った。彼も、一応タオルは巻いていたらしい。
「せ、星南さん!?」
彼の顔が耳まで真っ赤に染まって、今にも湯気が吹き出しそうな雰囲気だった。
「あら、そんなに恥ずかしい?」
「恥ずかしいに決まってます!タオルを巻いていなかったら俺の裸体が星南さんの眼に映っていたところでしたよ!?」
「それは私も同じよ。ところで先輩、私のリサイタル、聞いていかない?」
「はぁ…こんな場所でやって欲しくはなかったですが」「あら、この場所なら、私の歌声を間近で、しかも一人占めよ?」「いつもレッスンで聞いていますよ?」「まあいいじゃない、先輩。こんなムーディーなところで歌えるの、初めてだから」
「…歌うからには、最後までお供します」
「そうして頂戴。聞いてください、『小さな野望』」
私の歌声が風呂場に響く。その目が見つめる先には、満天の星空が広がっていた。 - 15ハッシュ25/09/10(水) 10:59:13
二人きりの夜も、もう終わりが近づいてきた。
もう夜も更け始め、明日に備え、睡眠を取らなくてはいけない。そんな時間に、私はバルコニーで夜風に当たっていた。
「夜風は身体に障りますよ?湯冷め、していません?」
「ええ、大丈夫よ」
「ならいいのですが」
「やっぱり、ここはいいところね。先輩も、そう思わない?」
「ええ、星南さんにもピッタリです」
「……さっきは、ごめんなさいね」
「まぁ、もういいです。最高のリサイタルを聞くことができましたし」
「あら、そう。ふふっ、さっきはレッスンで聞いているので〜、とか言っていたくせに」
「星南さんの歌声が素晴らしいことを再確認したまでです」
「……ねえ、なんで、私が風呂場に入ったとき、拒絶しなかったの?」「それは」
「あなたを、独り占めしたかったからです」
「…………….え?」
心臓が、早鐘を打っていく。まさか、あの、プロデューサーが?
「プロデューサーというのは、担当を好きになりすぎてはいけない…担当に重圧をかけすぎてはいけない…そうp科で習い…そうならないように努力をしてきました。スキャンダルのことは
もちろん文字通りの意味もありますが、そういう意図もあったんです」
「そう…だったのね」
あまりにも平凡な感想しかでない。
「でも…こんなにアプローチをかけられては…もう我慢はできそうにありません。星南さん」
「…はい」
「俺のものになってください」
不意に、壁ドンをされる。ホテルに来たときとは、全く逆の構図。
「喜んで。これであなたも、私の…ものね!」
「あなた以外のものになる気はありませんよ」
嬉しさに頬を伝う涙でもう目が見えない。恋は盲目って、こういうことも、言うのかしら。
「大好きです、星南さん」
「大好きよ、先輩」
満天の星空の下で、一組の男女が唇をやさしくつけ、混ざり合う。もう、星空は見えないわね。だって、どんな星よりも輝く人を、見つけたのだから。
終わり - 16ハッシュ25/09/10(水) 11:02:04
時間はかかりましたがp星南、終わりです。次は補修組ですね、張り切っていきましょう
- 17二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 12:52:44
- 18ハッシュ25/09/10(水) 14:50:50
<夏といえば>
夏。太陽が無差別に地面を照りつけ、数十年前は考えつかないほどの暑さが襲う。冷房がなければ死人も出始める。そんな暑さの下、わたしたちは、テレビのロケで、山奥のある集落へと赴くことになった。
「これがロケバスかぁ…」
「わたくし初めてですわぁ!」
「ふふ、わたしも」
今回ロケに行くのは、わたしと佑芽と千奈。それと、同行者として裏方でわたしのプロデューサー。テレビにでるのは、わたしたち3人だけらしい。
ロケバスに乗ると、もうカメラは回っていて、カンペで[何をやるかどうかをお三方で話してください]と出ている。
「今日は、なにをするのでしたっけ?」
「今日は、山登りとカヤックでの川下りをする」
「体力いりそうだねぇ〜。千奈ちゃん、広ちゃん大丈夫?」
「な、なんとか頑張りますわ〜!」
「これまでは無理だった。でも、トレーニングの末、中学生並みの体力を身につけたわたしなら大丈夫」
「ちょっと心配ですわ〜!」
「もし疲れても、あたしがおぶっていくよ〜!」
「こちらは絵面が心配ですわ〜!」
「すごい、千奈、テレビに良く出てるだけある」
「うん、やっぱり慣れてるの?」
「バラエティ番組やクイズ番組には多く出演させていただきましたが、こういうロケはあまり経験がありませんわ…」
「じゃあ、三人全員経験はあまりないわけだね」
「ふふ、初めての経験。ワクワクする」
- 19二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 14:51:29
ハッシュさん、またP佑芽頼みます
なんかこう……甘酸っぱい感じの - 20◆je8PYTqP5Ydc25/09/10(水) 16:20:25
ワオはグルメ系の描写が苦手だもんで……リー清が全国津々浦々のB級グルメを食べ歩く話が見たいんだよナー
- 21ハッシュ25/09/10(水) 17:53:34
学園からロケバスに揺られて数時間、目的の集落についた。ここから、この集落最高峰となる山を登る。
「ここからですのね…わたくしたちの道は」
「よ〜っし、がんばるぞ〜!」
「自然も豊かで、すごくいいところ」
「あっ、トンボがいますわ!」
「すっごく大き〜い!どんな種類なんだろう?」
「オニヤンマだね。スズメバチも食べるみたい」
「うぇぇぇ!?すっご〜い!」
「篠澤さん、やっぱり物知りですわね〜!」
「じゃあ、行こう。あの山の頂上へ」
「「お〜!!」」
「はぁ…はぁ…なかなかきついですわ…」
「そう?あたしは大丈夫だよ?なんなら機材全部背負ってもいけそう!」
「すごい。佑芽は人間じゃなかった?」
「人間だよぉ〜!!」
そんな会話をしながら頂上へのあと少しの道を踏み出したところだった。
「きゃっ!」
千奈が地面に生えていた蔦を踏んで膝を擦りむいた。幸い、血は出ていないけど結構痛そう。
「千奈ちゃん大丈夫!?」
「うう…こんなところ、お見せしたくありませんでしたわ…」
「今はそんなこと言ってる場合じゃないよ!ほら、おぶるから乗って!」
「は、はいぃ!」
「とりあえず、ベンチがあるところに移動するね」 - 22ハッシュ25/09/10(水) 18:02:30
「よし、これでオッケー」
「ありがとうございます、篠澤さん」
「いや〜、広ちゃんが絆創膏もっててよかったよ〜」
「もし絆創膏がなかったら、自分で薬草を調合して塗り薬を作る」
「篠澤さん薬学の知識もお持ちですの!?」
「広ちゃんはぜんちぜんのーだからね!」
「そんなことはない。少し休んだらまた歩こう」
「篠澤さんもきついのでは?」
「確かにきつい。でもそれが楽しいから。行こう」
<山頂>
「ふ〜、いい汗かいたね〜!」
「はぁ、はぁ、やっと…登り切った」
「篠澤さん、ほぼ休憩なしでしたもの」
「ちょっと、やばい…かも…きゅう」
「篠澤さ〜ん!お気を確かに〜!」
「広ちゃんしっかりして〜!」
「な、なんとか耐えた…成長だ、ね」
「すこし長めに休憩をとりましょう」
「あっ、ここの景色、凄く綺麗だよ〜!」
「ほんとだ。いい景色」
「登り切ったご褒美ですわね!」
この景色、多分一生忘れない。
- 23ハッシュ25/09/10(水) 18:06:32
- 24ハッシュ25/09/10(水) 18:09:35
- 25ハッシュ25/09/10(水) 22:48:18
「続いては、カヤックでの川下り、だね」
「これも初めてだな〜!」
「カヤックって、三人乗りですのね」
「大丈夫かな、この三人で」
「大丈夫、あたしがいます!!!」
「花海さんの身体能力を舐めてはいけません!」
「じゃあ、ちょっと練習してみよう」
カヤックの漕ぎ方、バランスの取り方をレクチャーしてもらって、実際に川下りをしてみることになった。
「やはり上流ですから、流れが速いですわ〜!」
「うおお!!バランスぅ〜!!!」
「み、水飛沫が顔にかかる…」
「!!千奈ちゃん、広ちゃん!岩、岩ぁ!!」
「うわわわぁ〜!!」
「おうふ、ぶつかった」
「ぐええ…案外難しい〜っ!」
「こんなに企画が辛いなんてぇ〜!」
「ふふ、ままならないね」
こんな感じで、撮影は多少のトラブルはありつつもなんとか進んで、あとは帰るだけ、となった。
「花海さん、篠澤さん、お疲れ様でした!」
「お疲れ様〜!まさかこ〜んなに楽しいロケだったなんて思ってなかったよ!」
「ふふ、トラブルはあったけどね」
「でも、乗り越えたわたくしたちはもっと強くなりましたわ!」
「これからもこの調子でいくぞー!」
「「「おー!」」」
多分これから先も、もしわたしが分の悪すぎる賭けに勝って、トップアイドルになったとしても、ままならない日々は続いていく。でも、こんな仲間がいれば、困難だって、きっと乗り越えていける。そう思った一瞬、だった。
終わり - 26ハッシュ25/09/10(水) 22:53:32
めっちゃ時間かかりましたが補修組完走です。
- 27二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 23:21:29
題材変更しても書いてくれてありがとう助かる
- 28二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 23:39:24
莉波に水着グラビアアイドルの仕事が来てその撮影をなんらかの理由でプロデューサーが担当することになって普段と違う姿とシチュエーションにお互いドギマギしちゃうみたいな感じのSSが見たいんですけどいけますかね…?
- 29二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 04:08:46
- 30ハッシュ25/09/11(木) 07:46:59
リクエスト承りました!今Step3も発表されて旬ですからね〜
- 31ハッシュ25/09/11(木) 07:56:11
- 32二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 08:55:28
- 33二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 11:09:07
サビ抜きみたいにはみ出し抜きって言い回し草生える
- 34二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 19:09:14
保守
- 35ハッシュ25/09/11(木) 20:59:56
- 36二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 21:08:36
自分のペースでおkですよ
- 37◆je8PYTqP5Ydc25/09/11(木) 22:05:55
ゆっくりでええんやで……
- 38二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 07:39:40
ほしゅ
- 39ハッシュ25/09/12(金) 07:58:53
残暑も大分落ち着き、風が少しずつ強くなっていく、近年ではだいぶ短くなった秋の空の下で、初星学園のプロデューサーをやっている俺は自分の担当アイドルを待っていた。担当アイドルの名は花海佑芽。いつも元気ハツラツで、アイドルとして最高の肉体を持つ女の子。今日は彼女と、遊園地でデ…いやいや違う、ライブのご褒美の予定なのだ。
「あっ、プロデューサーさぁ〜ん!お待たせしました〜!っと、もしかしてあたしが想像した以上に待ってます?」
彼女は俺の予想に反して集合時間の10分前には集合場所に来た。入学式にも遅刻してきたのでてっきり遅れるものだと思っていたが…
「いえ、今来たところですので」
「お気遣いありがとうございますぅ〜…今失礼な想像しましたよね?」
「いやいや、そんなわけないじゃないですか」
彼女の勘は、俺たちを成功まで導いてくれる。…たまにこんなこともあるが。
「さっ!行きましょう、プロデューサーさん!今日は待ちに待った遊園地ですよ!」
「ライブのときよりも楽しそうですね…」
「だってデートですよデート!」「デートではありません」「うええ!?男女が二人で遊園地に行くなんてデートですよね!?」
「…違います。もしアイドル、特に今最もアツい花海佑芽とプロデューサーがデートなどしたら、バッシングの格好の的ですよ。ただでさえ『アイドルは擬似恋愛の相手』という風潮があるんですから、俺は目立たないようにします」
「そういうこともわかっててオッケーしてくれたんじゃないんですかぁ!?」
「…担当の願いは最大限叶えるのが、プロデューサーですので」 - 40二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 15:45:25
捕手
- 41ハッシュ25/09/12(金) 20:31:53
ホッシュ
- 42二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 01:10:20
朝落ちるの阻止用保守
- 43ハッシュ25/09/13(土) 08:34:56
さあ、行きましょうプロデューサーさん!最初はコーヒーカップですよ!」
「お願いですから回しすぎないでくださいね」
「いきますよ〜!」
(あっ、話聞いてない)
「ぐおおおお!?だから言ったんですよ!」
「ごめんなさぁい!でも止まらなくってぇ!」
「そりゃぁ止まらないでしょうよ!」
「目が回ってきたぁぁ!」
「そう言いながら回すの本当にやめてください!!」
<まもなく乗り物が停止します、安全のためバーから手を離してお待ちください>
「あっ手を離さないと!」
「ち、ちょっと佑芽さん!?」
刹那、俺の判断が早すぎたことに気づいてしまった。『自分は目立たないようにする』なんて言ったすぐ後に。咄嗟に佑芽さんを受け止める姿勢をとってしまった。案の定佑芽さんは勢いそのままに俺の胸の中に飛び込んできた。怪我が無さそうなのは良かったが、さすがにこの格好は…この…かっこうは…
「うわぁあ!?プロデューサーさんのえっちぃ!!」
「俺ですか!?」
その後当然、俺と佑芽さんが好奇の目に晒されてしまうことはいうまでもないだろう。
- 44ハッシュ25/09/13(土) 17:56:38
「いよいよですね、佑芽さん?」
「は、はい!プロデューサーさんは怖くないんですか!?」
「怖いわけないでしょう。オーディションで負ける方がよっぽど怖いです」
「そ、そうですか」
とは言ったものの、俺も絶叫系にはあまり経験がない。最後に行ったのは二、三年前だし、そのときに叫びすぎてみっともない思いをした…
なんとか佑芽さんの前では平静を保つようにしないと…
「高くなってきましたね…」
「あたし、今生きた心地がしません」
「お気を確かに!?」
「ってもう落ちますよぉ!?」
「急に元の調子に戻らないでくださいぃぃ!」
「ぎゃぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"!!!!」
「痛いです!本っ当に痛いです、佑芽さん!!怖いのは分かりますが俺の腕に全力でしがみつかないでください!!!」
「うわ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"!!!」
(佑芽さんの叫び声を聞いていたらこっちまで怖くなってきたぁぁ!?!?」
「う、佑芽さ、ひぃぃぃい!?」
「ぐわ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"!!」 - 45ハッシュ25/09/13(土) 17:58:26
「はぁ、はぁ、やっと、とまりましたぁ〜!」
「あ、案外怖かったですね…」
「あ、ごめんなさいプロデューサーさん!思いっきりしがみついてまし…」
「どうしました佑芽さ…」
「「!?!?」」
…俺も有言実行ができない人間だな。
なんと俺の腕も、佑芽さんをがっちり掴んでしまっている。
そのことに気づいた俺たち二人は、先刻よりも赤く、顔を染めてしまったのであった。
「ぷ、プロデューサーさん//」
「先程は申し訳ありませんでした。まさかあんなにはしたないことをしてしまっていたなんて…」
「まああたしもしがみついちゃってましたし、ここは、おあいこです!」
「すみません」
「で、その…//プロデューサー…さん、お願いがあるんですけど」
「?なんですか?」
「あ、あたしと、手を繋いでください!!!///」
「え、ええ!?//」
「今日の出来事を通してわかったんです。あたし、プロデューサーさんのことが好き、です」
「だから思ったんです、アイドルとしての花海佑芽ではできずとも、普通の女の子の花海佑芽ならこんなこともできるのかな、って//」
「だから今日は、ただの女の子の、花海佑芽として、接してください」
「………分かりました。帰るまでですよ」
「やったあ!!」
俺も、だいぶ彼女に絆されているな。さっき、『目立たないようにする』と言ってから時間はそれほど経ってはいないのに。
まぁ、いいか。今日は、アイドルとは決して味わえない、特別な時間に酔いしれるとしよう。
青く澄み渡った空の下で、俺は心の中で決心するのであった。 - 46ハッシュ25/09/13(土) 18:00:40
大変長らくお待たせしました、p佑芽完走です!!
- 47ハッシュ25/09/13(土) 18:01:59
さぁ、次はリー清のB級グルメですね!
今日は時間取れるので張り切っていきますよ〜! - 48二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 18:02:50
- 49ハッシュ25/09/13(土) 18:10:56
- 50ハッシュ25/09/13(土) 18:28:46
ちなみにリー清の最初は横須賀海軍カレーの予定です
- 51二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 00:03:13
ほしゅみたん
- 52二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 07:12:17
おはようの保守
- 53ハッシュ25/09/14(日) 11:29:14
お待たせしました、リクエストのリー清グルメでございます(コトッ)
- 54ハッシュ25/09/14(日) 11:31:09
<親友のB級グルメ記>
か、葛城リーリヤ、です!今日は清夏ちゃんが食べたいグルメがあるとのことなので付いていきます!日本のご当地グルメって、どんなものなんだろ?
「リーリヤ、行くよ!」
今日は、楽しい一日になりそう!
〜横須賀海軍カレー編〜
「今日は朝ごはん抜きでいくよ〜!」
「ええ!?食べないと具合悪くなっちゃうよ!?」
「それはそうだけど、今日はたくさん食べるから、お腹を減らしとかないと!…パンならあるけど、いる?」
「食べたい!」
朝食に軽くパンを食べて、さっそく出発。今日はどこに行くんだろう?
「清夏ちゃん、今日はどこに行くの?」
「今日はね〜、三浦半島に行きます!」
「ミウラ、はんと〜?」
「神奈川県って、動物みたいな形してるでしょ?その前足の部分、って言えばいいのかな」
「なるほど」
「じゃ、電車に乗るよ!今日は長旅だよ〜!」
「お、お〜?」
- 55ハッシュ25/09/14(日) 11:32:31
「すごい、お金を払わなくてもこんなに豪華な座席に座れるなんて」
「珍し〜!あっリーリヤ、一番前空いてるよ!」
「座ろう、清夏ちゃん!」
「オッケー!」
日本の電車って、いろいろな種類があるんだな。電車を動かすところを見たの、初めてかも。
「トンネルが多くなってきたね…耳がキーンってする」
「唾を飲むと良くなったりするよ」
「んくっ…本当だ、物知りだね清夏ちゃん!」
「そんなじゃないって〜!」
<次は、横須賀中央、横須賀中央>
「お、目的地だね、降りるよリーリヤ!」
「ヨコスカ…どんなところなんだろう」
「ふ〜、長かった、お疲れリーリヤ」
「ううん、楽しかったよ。電車旅っていいね」
「だよね〜!また機会あったらどっか行こ!」
「あっ、清夏ちゃん、ピアノがあるよ!」
「本当だ!?ちょっと引いてこ」
♪〜
「どう、リーリヤ?」
「とっても良かったよ!」
「そう?バレエで良く踊った曲、覚えてたから引いてみた」
「わたしも弾けたらなぁ…」
「リーリヤも指綺麗だし、案外上達早かったり?」
「やってみようかな…」
「そろそろ開店時間だ!いこ、リーリヤ!」
「ちょっと待ってよ清夏ちゃ〜ん!」
- 56ハッシュ25/09/14(日) 11:33:41
「そういえば、横須賀ってどんな街なの?」
「海軍基地があるらしくて、その基地から文化が入ってきてアメリカンな雰囲気らしいよ」
「そうなんだ」
「それと、横須賀はカレーの街!今日のお目当ては横須賀海軍カレーで〜す!」
「カレー、日本では国民的料理だよね」
「うん!日本のカレーのルーツは海軍っていう説があってね」
「へぇ〜!だから海軍の街の横須賀でカレーが盛んになったんだ」
「そ〜ゆ〜こと!着いたよ!」
「結構、大きいお店だね」
「さっ、早速入ろう!!」
〜店内〜
「わぁ〜!レトロな雰囲気…」
「戦艦の士官室をモデルにしてるらしいよ」
「ってことはあのアニメのあのキャラは…!」
(リーリヤ、目がめっちゃキラキラしてる)
「ご注文はお決まりですか?」
「わたしは海軍カレーのスペシャルビーフを」
「あたしは〜海軍カレーのスペシャルチキンで」
「スペシャルチキンとビーフが一つですね、少々お待ちください」
「もうカレーのいい匂いがするよ〜!」
「ちなみにこのカレーのレシピ、いまから100年以上前のものを復元したんだってさ」
「すごい!そんな前に!?」
「歴史があるってことだね〜!」 - 57ハッシュ25/09/14(日) 11:35:14
「お待たせ致しました、横須賀海軍カレーのスペシャルチキンとビーフになります」
「わぁ〜!美味しそう!」
「早速食べよ、リーリヤ!」
「「いただきます!!」」
「ん〜!おいし〜!」
「口当たりがとってもなめらかで、あったかい味がするね」
「うん、そんな感じ!」
「そういえば、飲み物は牛乳なんだね」
「確かに、これも海軍で出されてたのかな〜?」
「昔に思いを馳せられて、いいね」
「ね〜!」
「「ごちそうさまでした(〜)!!」
「美味しかったね清夏ちゃん!」
「あっ、お土産屋さんにレトルトカレーがあるらしいよ」
「みんなに買っていこうか」
「うん!」
こうしてわたしたちは横須賀を満喫して、大満足で学園へと帰ったのでした。
終わり - 58二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 11:37:27
このレスは削除されています
- 59二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 11:38:38
このレスは削除されています
- 60ハッシュ25/09/14(日) 11:47:20
次はp莉波かな?
うおお行くぞー - 61ハッシュ25/09/14(日) 19:43:19
もうちょいでpりな投稿できますんで少々お待ちを…
- 62ハッシュ25/09/14(日) 22:08:43
「あちゃー、品の取り違えかぁー」
監督さんの良く通る声がこだまする。夏、ジリジリという音が聞こえてきそうな暑さのなか、私、姫崎莉波はグラビア撮影の仕事を受ける…はずだった。
しかし、本来私が着る予定だった水着とスペアの入った箱は、取り違えにより男ものへとすり替わった…かどうかはわからないけど、とにかく今日私はグラビア撮影ができなくなってしまった。
「貴重な時間を奪ってしまって、ほんとにごめんなさいねぇ〜、姫崎さんとプロデューサーさん」
監督さんが謝りにきた。監督さんの方だって混乱の渦の真っ只中なのに。
「ミスは、誰にでもありますから」
「こちらも大丈夫です。撮影は延期ですか?」
「残念ながらそうなりますね〜、また時間をとってしまいますけど、この撮影を無しにもできないのでぇ」
「わかりました、次の日程は追って相談するということで」
こういうとき、プロデューサーくんはとっても頼りになる。
「すみません本当に…あっそうだ、弊社では男もののグラビアもやってて…プロデューサーさん引き締まってますし、一発撮ってみます?」
「「!?」」
一瞬、監督さんが何を言っているのかわからなかった。それはプロデューサーくんもだったらしい。プロデューサーくんの顎が外れそうになっていたのが、一目瞭然だった。 - 63ハッシュ25/09/14(日) 22:10:10
それからはトントン拍子でことが進んで、あれよあれよとプロデューサーくんが写真を撮ることになっちゃった。
プロデューサーくんの水着姿…もちろんのことだけど見たことはなくて。着替えたところを初めて見たときには凛々し過ぎて失神するかと思っちゃった。…誇張抜きで。鍛え上げられた身体のハリが生み出す光と陰が生み出すコントラストは、芸術品と言っても差し支えはなかったように思う。
……撮影が始まった。
腹筋を強調したり、と思ったら腕を突き出したり、足の方から撮ったり…プロデューサーくんを見ることに集中し過ぎてそれ以上は覚えてない。私の眼は、撮影が終わるまで、プロデューサーくんから離れることはなかった。
撮影が終わって、着替えるためにプロデューサーくんがこっちに来た。いつも歩くときよりも心なしか移動スピードが速いかな?どうやらこの撮影はだいぶ恥ずかしかったみたい。
あれ…何か名残惜しいような…?なんて言うんだっけ、こういうとき。
「プロデューサーくん」
「姫崎さん!?な、なんでしょう」
ふふっ、プロデューサーくんの顔、すごく赤い。不意を突かれて、焦ってるね。
「撮影、お疲れ様。すごく良かったよ」
「あ、ありがとうございます、もうこんな撮影は懲り懲りですよ」
「ねぇ、すごく良かったから、また、その水着どこかで着てくれないかな?」
「今度は、二人で♡」
耳元で囁いちゃった。うん、今の私は、理性のタガが外れてしまってる。………でも、しょうがないよね。全部、きみのせいなんだから。
「えっ!?いやいや、俺の水着なんかに価値はありませんよ!しかも恥ずかしいですし//」
「価値はあるよ。私が保証する。二人だけ、いつもの教室で。どうかな」
プロデューサーくんは、赤いままの顔で大きく溜息をつくと、ゆっくりと口を開いた。
「もう、仕方がありませんね、莉波お姉ちゃん」
……ちょっと、その返しは……反則、じゃないかな。
終わり - 64ハッシュ25/09/14(日) 22:11:22
ちょっと短めになってしまいました
期待した量でなければ申し訳ないです
感想を貰えるとすごく嬉しいです! - 65ハッシュ25/09/14(日) 23:10:28
今日は寝ます
明日はまおつばからスタートです
今日も一日、お疲れ様でした
明日もまた一緒に頑張りましょう - 66二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 06:08:56
保守
- 67二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 07:35:49
- 68ハッシュ25/09/15(月) 07:45:00
- 69ハッシュ25/09/15(月) 16:38:44
>>29さんリクエストのまおつばが完成いたしました、どうぞ
- 70ハッシュ25/09/15(月) 16:42:24
<厳格な、一日?>
今日は、副会長、雨夜燕と一緒に買い物をすることになった。…え?あのストイックで厳格な副会長が買い物なんてするの…って?副会長でも買い物ぐらいはするよ。最近なんか3年1組の四人でカラオケに行ったりしたし、ね。
あっ、燕が来たみたいだ。
「今日は、わざわざ読んですまんな」
「別に問題ないよ。でも、ボクと二人って、どういうことなんだい?」
「ああ、それはだな…」
〜回想〜
「昨日はことねと一緒にショッピングモールに買い物に行ってきたわ!ことねったら全部似合うんだから、ついつい買ってしまったわ!」
「会長、大切な一日を買い物で潰してしまっていいのか?このままだと、私にH.I.Fで追い抜かれるやもしれんぞ?」
「あら、プライベートも演出してこその一番星よ。それとも、ファッションの方は自信がないのかしら?」
「なっ、そんなわけないだろう!…ならば、ファッションセンスの勝負といこう」
「受けて立つわ。期限は一週間後でどう?」
「テーマは?」
「それなら、私にいい案があるんだけど…」
「姫崎、なんだ?」
「『プロデューサーとのご褒美デートコーデ』なんてどうかな?」
「ひ、姫崎!?なんて破廉恥な妄想を…っ」
「あら、いいじゃない。…でも自分が見ただけでは印象が分からないわね」
「なら、双方アドバイザーを一人つけるっていうのはどうかな?」
「おい待て!私抜きで話を進めるな!」
「いい案ね莉波!それじゃあ、早速ことねにアドバイザーになってもらうわ〜!」
「お、おい!生徒会の仕事はどうするつもりだぁ!」
- 71ハッシュ25/09/15(月) 16:44:40
「と、いうことがあってだな…言い出した以上、引き下がるわけにもいかず…というわけだ」
「なるほど。そのアドバイザーに、ボクが選ばれた、ということかな?」
「ああ。話が早くて助かる」
ちなみだけど、星南と燕のプロデューサーは同じ人だ。燕も星南も、おそらくプロデューサーのことを考えてコーディネートするんじゃないかな。
「そういえば、審査員は誰が担当するんだい?」
「姫崎と…あとは花海、倉本、秦谷だな」
「なるほど。生徒会メンバー…なら」
「おい有村。何か嫌な予感がするんだが」
「ボクに任せてよ。必ず君に似合うコーデを選んでみせる」
「お、おう…少し不安だが…よろしく頼む。啖呵を切ってしまったが、自分で意識してのおしゃれ、というのは経験がなくてだな」
「まぁ、そうだろうね」
「そうだろうね、とは何だ!?」
「いや、だってそういう経験なさそうな雰囲気を醸し出してるからね」
「お、覚えてろよ…」
「さあ、善は急げだ。早速入ろう」
「ボクは君に似合いそうな服をとってくるから、そこで待ってて」
「何から何まですまんな…」
「いや、新鮮で楽しいよ。予算はどうするんだい?」
「気にしなくていい。十王星南との勝負に、妥協などできんからな」
「凄まじい覚悟だね…」
「しかも私から仕掛けた勝負だ。なおさら負けるわけにはいかん」
「じゃ、選んでくるよ」 - 72ハッシュ25/09/15(月) 16:45:56
「おい、有村」
「どうしたんだい?」
「この二択は何だ」
「グレーと黒のワンピースだけど…」
そう、ボクは今燕にワンピースを差し出している。フリフリとかは付いていないけれど、学園での燕を知っている人がみたら驚くんじゃないかな。
「色は問題ない。自分のイメージとも合っている。だが、ワンピースとはなんだ!」
「いや、君がいつも着ている制服もワンピースのようなものだろ」
「…もっと、私の雰囲気に合うものをだな」
「いつも君を見ている身から言わせてもらうと、おそらく今までの君と同じ、厳格な雰囲気のコーデだと負けかねないよ」
「なっ……!?」
「おそらくその様子をみると星南も相当気合を入れてくる。ことねのコーディネートもしたこともあることから攻めのコーデで来るだろう。君はそれを上回らなくてはいけない」
「確かに、今までの雰囲気にこだわっていたら衝撃、ギャップを生み出せないということか」
「そういうこと。それに加えてテーマはプロデューサーとのデートだ。少しいつもと違う方が変わり映えする。…そうだ、色は?」
「いや、グレーに決まっているだろう。黒だったら完全に喪服だぞたわけ!!」
「うん、まあ、そうすると思った」
「そうすると思ったなら一つに絞ってくれ!」
「いや、バリエーションがないとボクが押し付けているみたいじゃないか」
「実際に押し付けられかけているのだが…」
「さあさあ!確認したいから試着を!」
「お、押しが強いな…仕方ない、少し待っていろ」 - 73ハッシュ25/09/15(月) 16:47:24
「どうだ?」
…完璧だ。いつもの清楚な燕の雰囲気は残しつつ、少女のようなあどけなさも混ざっている。
これなら…ギャップも含めていい衝撃になるんじゃないか!?
「っ…今までとは違う、クールさの中に柔和な雰囲気が混じって…すごくいい感じだよ!」
「そ、そうか//では、これにしよう」
「あとは…バッグかな?」
「いや、バッグは私物を使う。審査員には倉本がいるんだ、高級品というだけで高く評価はされまい」
「そうかも…なら靴はどうだい?」
「黒のブーツか、ハイヒールかで迷っていてな…」
「その二つなら、ブーツがいいと思うよ。プロデューサーはいつも色々なところに連れ回してくれると、星南から聞いているからね。ハイヒールだと、気品は出るけど動き辛いと思う」
「それもそうだな。このブーツにしよう」
「案外あっさりだったな。果たしてこれで勝てるのか…」
「ボクのこと、信じてないな?」
「いや、そういうわけではないんだ…だが結構シンプルだろう?あの十王星南のファッション以上の衝撃を出せるか…」
「なら、プロデューサーとその服でデートしている自分を想像してみるといい」
「…………意外と、私って可愛くなれるのか?///」
「今更なことを言わないでおくれよ」
「フン、今日は有村の尽力のおかげでファッションとコーディネートについて知ることができた!次は有村をコーディネートしてやろうか?」
「えっ!経験ないって言ってなかったかい!?」
「ああ、だが極意は掴めた気がするのでな。プロデューサーとのデートを私がプロデュース…有村の気持ちが少しわかったぞ」
「ええ!?ぷ、プロデューサーとで、デート!?ボクが!?……ふぇっ///」
「これで、お互い様だな。さっき破廉恥な想像をさせたお返しだ」
思わぬところで意趣返しを受けてしまった。
でも、燕って、一緒に過ごしてて、やっぱり楽しい。…燕が星南との勝負に勝てるよう、祈っておこうかな。
終わり - 74二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 16:53:54
今Pドルシリーズと魔法少女ことねを書いてる人です
またPことが欲しいです - 75ハッシュ25/09/15(月) 16:56:56
- 76ハッシュ25/09/15(月) 17:02:27
リクエスト受けたばっかですけど>>32さんのリクエストが残ってますんでそっちの方を先に書きます
- 77二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 23:48:32
早め保守
- 78二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 07:28:33
保守
- 79ハッシュ25/09/16(火) 08:08:12
保守ありがとうございます
書こうと思ってたどちらも昨日中に投稿出来なかった…遅くても今日の午後4時ぐらいには最初のリクは投稿できると思います - 80二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 11:37:36
仲の良い咲希PことねP手毬Pがオシャレなカフェで談笑する話をお願いします!
最初はそれぞれの担当アイドルの不満のような愚痴のような事を言い合ってたけどふと「でもそんなところが可愛いんだよな」みたいなところから気づいたら自分の担当アイドルのベタ褒めレースを始めちゃう感じで!
視点を変えてもう一つ、ある会話を断片的に聞いた手毬が自分の担当PがオシャレなカフェでP科の誰かとデートすると勘違いして咲希とことねを連れて浮気調査しようと一緒のカフェに入って盗み聞きするんだけどそこにいたのはそれぞれの担当Pで↑の会話を聞いちゃう話でお願いします! - 81二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 13:48:55
リーリヤのセンパイが清夏に告白して振られる話が読みたいです。
- 82二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 15:05:39
マスター、少しえっちなことせなを頼む
- 83ハッシュ25/09/16(火) 18:02:19
4時とか言ってたのに有言実行できないヤツだな自分は!!!
えー>>32さんのリクエスト作品です、どうぞ
- 84ハッシュ25/09/16(火) 18:05:45
<どういうことか、説明してくれる?>
今年もとんでもなく暑い夏になって、そさして最初のH.I.Fが近づいてきて、…何でか美鈴ちゃんと話すことが増えた。
関係が加速したきっかけは、手毬の弁当を頼まれて作ったときだったっけか?そのときたまたま、「あなた、まりちゃんのなんなんですか」なんて詰められちゃって。もちろんその後に誤解は解けたんだけど。それから手毬のことを話題に、あたしたちは昼休み、弁当を食べるついでにたびたび集まるようになった。
「藤田さん、まりちゃんの最近の様子はどうですか?」
「あ〜、H.I.Fに向けて順調そのものって感じ?オーバーワークになりそうなときも、最近は止められるようになったし」
「なら、良かったです。けれど…まりちゃんが奪われそうな感じがして…少し妬けます。ぷぅ」
「だ〜いじょうぶ大丈夫!手毬は美鈴ちゃんから離れたりしないから!ね?てか仲直りしろ?もう何ヶ月絶交してるんだよ」
「もう、わかりませんね…でも、まりちゃんも意識的にわたしを避けていますし…」
「わ〜ったわ〜った、あたしがお膳立てしてやるから。友達がそんなグズグズしてっとこっちの気まで滅入ってくる」
「友達?最初にあんな態度をとってしまったのに、ですか?」
「もともと一緒にいた友達、いや親友があんな短期間でお弁当作ってもらう距離感の友達作ってたら誰でも妬くって!もう気にしてないから、ナ?」
「ありがとうございます、藤田さん」
「うわ、今までで一番の笑顔。これがあたしの話題じゃなかったの悔し〜!」
「まあ、藤田さんも、もしかしてそういう感情があったり?」
「いやいや、よく考えてみたらアイドルって、人を笑顔にする仕事じゃん。自分の話題じゃなくて他のアイドルの話題をしてるときに一番の笑顔見せられたら、そりゃ悔しいでしょ、って話」
「ふふ、藤田さんもアイドルが様になってきましたね」
「ナ!?今までが様になってなかったとでも?!」
「はい。今までは、バイト等での心身の疲れが見え見えでしたから」
「ぐうの音も出ない…」
その時、チャイムが鳴る。あたしはもういかなくてはならない。
「あっ、あたし次移動だったの忘れてた!またね美鈴ちゃん!」
「はい、また、まりちゃんのことを聞かせてくださいね」
- 85ハッシュ25/09/16(火) 18:06:48
「ふぃ〜、今日の授業おわりぃ〜。バイトももう全部辞めちったし、自主練したら早めに寝ますかね〜」
「ねぇ、ことね」
「おっ、手毬。おつかれ〜」
「お疲れ様。美鈴のことなんだけど」
「げっ!?ドウ、シマシタ〜?」
「『げっ』って…もしかして…美鈴と、そういう関係なの?」
「顔が怖い怖いコワイ!!!」
「いいから答えて」
「美鈴ちゃんとはそんな関係じゃないから!いたって健全な友達関係だから!!」
「ふん、とかいって裏ではあんなことやこんなこと…」
「してないわ!!!」
「……本当に?」
「これはマ、ジ。あたしは手毬相手に不必要な情報与えないから」
「なら、いいんだけど」
「てか、おまえら仲直りしろよ。いつまで絶交関係続けるつもりだよ」
「だって…美鈴、話しかけようともしてこないから…」
「美鈴ちゃんも同じこと言ってたよ…あんたら本当は仲良しなんじゃね?」
「なっ…仲良しなんかじゃない!」
「はい典型的ムーブいただきました〜。あたしがお膳立てしてやるから、仲直りしろ。ナ?美鈴ちゃんと話せるようになれば、たぶん誤解も解けっから」
「うん…あ、ありがとう」
「はいはい、どういたしまして」 - 86ハッシュ25/09/16(火) 18:23:30
〜生徒会室〜
「美鈴、これはどういうことかしら」
「なんでしょう。まあ、この写真は…」
「最近、ことねと昼休みに密会をしているらしいじゃない」
「撮られている時点で密会ではない気がするのですが…というか密会しているつもりはありませんよ」
「嘘よ!私に何も言わずに話している時点で密会よ!」
「自分への信頼が厚すぎる気がするのですが…」
「で、どんなことを話していたのかしら?内容によっては…!」
「まりちゃんのことについてです」
「あら、1年1組の月村手毬さん?」
「ええ、藤田さんはまりちゃんとよく一緒にいますから。まだ、仲直りができていないので…」
「あら、そうだったのね。誤解をしていたわ。それはそれとして、私のことねと会いたい場合は私を通してちょうだい」
「事務所を通してくださいと言わんばかりに…面倒ですね」
「この話はこれで終わりよ。怖がらせてしまってごめんなさい」
「はい、では失礼しますね」 - 87ハッシュ25/09/16(火) 18:24:32
ピコン
美鈴ちゃん
<今から、少し会いませんか?>
<わかった>
<では、いつものところで>
はぁ…今日は散々な目にあった…それにしても美鈴ちゃんが自分から会いたいって、しかも一日に二回も。どうゆーことだろ?ま、そろそろ中庭のいつものベンチに着くし、着いてからでも推測はできるか。
「藤田さん…わがままを聞いていただき、ありがとうございます…」
「なにそんなしおらしい雰囲気になっちゃってんの!?何かあった!?」
「実は…星南会長に、この集まりのことを知られまして…」
「えっ!?星南会長が!?…なんて言ってた?」
「写真を見せて『これはどういうことか』『ことねと話したい場合は自分を通せ』と…」
「なぁに言ってくれちゃってるんですかぁ!あんたのものになったつもりはないぞ会長ぉ!!」
「ええ…決して藤田さんのせいではないのですが…」
「うん…実は、あたしもなんだ」
「藤田さんも星南会長に?」
「うんにゃ、そういうわけじゃない。手毬に」
「まりちゃんが!?」
「うわっ、すごい食いつき。『美鈴とそういう関係なの?』ってすごい形相で」
「まりちゃん…申し訳ありません」
「さっきの言葉、そっくりそのままお返ししま〜す」
「藤田さん…」
「あたしたち二人、似たものどうしだナー」
「ふふ、そうみたいですね」
これからも、こういう日常は続くかもしれない。でも、まあこういうことも、青春っぽくて悪くないのかな。
終わり
- 88ハッシュ25/09/16(火) 18:27:42
ピコン
美鈴ちゃん
<今から、少し会いませんか?>
<わかった>
<では、いつものところで>
はぁ…今日は散々な目にあった…それにしても美鈴ちゃんが自分から会いたいって、しかも一日に二回も。どうゆーことだろ?ま、そろそろ中庭のいつものベンチに着くし、着いてからでも推測はできるか。
「藤田さん…わがままを聞いていただき、ありがとうございます…」
「なにそんなしおらしい雰囲気になっちゃってんの!?何かあった!?」
「実は…星南会長に、この集まりのことを知られまして…」
「えっ!?星南会長が!?…なんて言ってた?」
「写真を見せて『これはどういうことか』『ことねと話したい場合は自分を通せ』と…」
「なぁに言ってくれちゃってるんですかぁ!あんたのものになったつもりはないぞ会長ぉ!!」
「ええ…決して藤田さんのせいではないのですが…」
「うん…実は、あたしもなんだ」
「藤田さんも星南会長に?」
「うんにゃ、そういうわけじゃない。手毬に」
「まりちゃんが!?」
「うわっ、すごい食いつき。『美鈴とそういう関係なの?』ってすごい形相で」
「まりちゃん…申し訳ありません」
「さっきの言葉、そっくりそのままお返ししま〜す」
「藤田さん…」
「あたしたち二人、似たものどうしだナー」
「ふふ、そうみたいですね」
これからも、こういう日常は続くかもしれない。でも、まあこういうことも、青春っぽくて悪くないのかな。
終わり
- 89二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 18:34:49
このレスは削除されています
- 90二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 18:38:00
- 91ハッシュ25/09/16(火) 18:51:07
喜んでいただけたなら何よりです!
- 92ハッシュ25/09/16(火) 18:52:40