- 1二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:00:16
- 2二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:01:23産まれた瞬間から目が開いてそう 
- 3二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:02:07つまりロリSS様概念が… 
- 4二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:03:32
- 5二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:04:53カフェ産駒にするなら…生まれ変わりはシャケトラ? 
- 6二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:05:55キャッキャと笑いながらカフェに離乳食を食べさせてもらう乳児SS 
 それを微笑ましく見つめるトレーナー
 なお、カフェが席を外した時に『ナニ ワラッテンダ ゴルァ』って脳内に直接語りかけてくる
- 7二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:06:48
- 8二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:08:18胎児の時点から意識があり、胎動を感じたカフェにお腹へ耳を当ててみてくださいと促された通りにすると『 ヒ サ シ ブ リ ダ ナ 』という声が脳に響いてくる 
- 9二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:09:25トレーナーにお風呂に入れてもらってる時もどういう心境なんだろう… 
- 10二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:09:25あえて人間の女の子として産まれたら尚更ストーリー作るの面白そう 
- 11二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:10:0821世紀生まれの人そのネタ知らんでしょ 
- 12二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:10:53姿ロリのままおっさんみたいなダミ声上げてファミレスのおしぼりで顔拭いたり風呂上がりにタオルで股間をパーンッてしてほしい(カフェが見てない間に) 
- 13二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:11:22多分おともだちは「キョウ ウマイコト ルスバン シテヤル」「ダカラ デート シテコイ」とか言ってそう 
- 14二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:11:46お風呂嫌がって大変そう 
- 15二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:12:34
- 16二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:12:352,3年後になったら「さっさと妹なり弟なり作れよ。こちとら可愛い下の子の面倒見るのが楽しみなんだよ」「親に向かってその言い方はやめろ」みたいなやりとりしてそう 
- 17二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:13:16超音波検査でお腹の中を撮影した時に胎児らしく丸まってる状態ではなく休日に寝転がってるお父さんみたいな体勢で写ってそう 
- 18二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:14:46運命的な何かを感じたスペちゃんスズカさんアヤベさんタキオンその他諸々のSS産駒勢から可愛まくられるロリSS…… 
- 19二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:14:59生まれたばかりのときには「腹の外寒い!なんとかしてくれ!」「カフェのためにもうちょい我慢してやって」みたいなやりとりしてそう 
- 20二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:16:45幼稚園に通うようになったロリSS 
 運動会で玉入れや綱引きは半分にも満たない力でこなすが
 種目がかけっこになると加減せずえげつない速度でゴールし『ドイツモ コイツモ ハリアイガネェナ』とボソッと吐き捨てる
 その後、何事もなかったかのように「パパ~❤おんぶして~❤」と天使の笑顔でトレーナーにぽてぽてと駆け寄る
- 21二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:18:35カフェ似の美ロリなので幼稚園では好意を持たれたガキ大将にちょっかいをかけられるが万倍の力で仕返しをされるのでガキ大将の座を譲られる 
- 22二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:21:08アニメ版ジョジョ5部のドッピオかな? 
- 23二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:24:112人目ぴょいしてる最中に僅かに開けた戸の隙間から行為をにやにや見つめてるロリSS!? 
- 24二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:24:39生まれたときから足が曲がっててカフェがめっちゃ心配しそう 
- 25二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:28:32まだ立てない頃はベビーベットに寝転がりながら「ハァーーーーツマンネ…」って思ってそう 
- 26二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:30:26距離感が父と娘ではなく長年の悪友のそれ 
 SS「パパぁ? これたべたぁい、これたのんで」
 トレーナー「1番高いメニュー指差すんじゃねぇよ。どうせ半分も食えないだろ」
 SS「あぁ? なんだよつまんねぇ、甲斐性無しのパパにはガッカリだぜ」
 トレーナー「お前のX脚の矯正のために日本でも有数の整形外科医を探してやったんだ。少しは恩に着ろ悪霊野郎」
 SS「ハッ、教え子と関係を持って卒業後すぐ結婚したロリコン野郎がよ」
 トレーナー「それを言ったらほっぺたむにむにされても文句は言えねぇぞテメー」ムニムニ
 SS「あぶぶぇ」
- 27二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:32:38
- 28二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:32:49
- 29二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:38:03なんやかんやで仲は良いんだろうな… 
- 30二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:45:23メジロと名の付く同年代のウマ娘の子供を気に掛けてそう 
- 31二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:46:44年齢の割に頭いいし達観してるし図太くない? 
 父親に似たで通るな…
- 32二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:51:15SS「やー! やーだ! パパのくるまにのるの!」 
 カフェ「もう……この子ったら……どうして幼稚園のバスがそんなに嫌なの……?」
 トレーナー「いいよカフェ、俺が送るよ。たづなさんに連絡しとくからさ」
 カフェ「あなた……」
 トレーナー「さ、行くぞサンデー。パパが送ってってやるからな」
 ブロロロ…
 SS「悪ぃな、パパ」
 トレーナー「いいよ、知ってる。バスが嫌いなんだろ? 前に言ってたもんな」
 SS「……まあな。あの日乗り合わせた奴はみんなくたばっちまった。良い奴もいたし嫌な奴もいたが、俺だけが生き残った」
 トレーナー「気にするな……って言っても難しいよな」
 SS「もう一回バスが事故ったって俺は平気さ。悪運の強さには自信がある。だけど俺の道連れになる奴らには悪いからな」
 トレーナー「優しいんだな」
 SS「ああ、優しいとも。でなきゃお前なんかとっくに呪い殺してる」
 トレーナー「……今のお前は俺とカフェの娘だからな。幼稚園まで送ってくくらいどうってことはねぇ。困ったことがあればいつでも言えよ」
 SS「ん……ありがとよ。愛してるぜパパ」
- 33二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 19:53:28トレーナーなら「カフェがずっと追い続けてたくらいだ。とんでもないウマ娘に育つぞ!」って感じで興奮するでしょ 
- 34二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:03:31育児と専業主婦の仕事で疲れて居間で昼寝をするカフェ 
 それを見ていたロリSSがチッ…と舌打ちを鳴らしてカフェを持ち上げて軽々と寝床まで運ぶ
 カフェに布団を掛け前髪を掻き上げてやりながら「イツマデタッテモ セワノヤケルヤツダゼ カフェ」と呟き、その後ベランダに向かいどこかで仕入れた煙草を吹かす
 (なお口臭はペパーミントで消す)
- 35二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:07:14小学生ぐらいになって色恋に興味を持ち始めた同級生の女子に「SS(仮名)ちゃんは美人だから将来ぜったいモテるってー!」「絶対イケメンと結婚するでしょ~」って話を持ち掛けられて「くっだんねぇ…」って思いながら聞き流してる小学生SS 
- 36二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:14:41年齢の割に罵倒の語彙が豊富すぎて両親含めて先生から徹底マークされてそう 
 「ごめんで済んだらデトロイト・ポリス・デパートメントはいらねぇんだよ!」とか
 「何泣いてんだ蛆虫野郎! テメーの涙なんざクソと同じだ!」とか
- 37二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:16:22なぜだろう。娘モードと素のどちらでも沢城みゆきさんの声で再生される… 
- 38二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:21:30
- 39二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:24:33
- 40二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:26:39何でトレーナーは忌避感も何もなく普通に良き家族として付き合えてるんだってツッコもうとしたけどカフェトレだもんなぁで納得してしまった… 
- 41二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:27:58オガーザーン! 
- 42二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:30:51成長していく内に親子としての繋がりが強くなっていくの好き… 
- 43二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:31:33コナンとか灰原みたいに周りの小学生の同級生に合わせて行動しながら裏で人生二週目ムーブするやつ好き 
- 44二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:34:33たまにくるまたしても何も知らないアグネスタキオンお姉さんとお友だちのドタバタコメディドラマめいた一日見てえ 
- 45二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:36:35普通にホラーなはずなのにカフェトレパパがすぐ慣れやがるからホームコメディにしかならねえ 
- 46二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:37:05
- 47二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:39:59タキオン「ふむ、これがカフェとカフェのトレーナーの子か……。ククク……、カフェによく似ていて将来性のある子だねぇ……」 SS『ヨォ カフェガゲンエキノコロハ セワニナッタナ チャントフロハイッテッカ』 タキオン「……?何か言ったかい?」 タキトレ「いや?何も?」 
- 48二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:52:33SS「お前んとこの家族にマックイーンっているだろ」 メジロの子「えー?マックイーンさんのことなんで知ってるの?」 SS「そいつ今、元気か?」 メジロの子「??? うん、元気だよ? この前、"しんぞくかいぎ"で会ったもん! かいぎが終わった後にマックイーンさんがスイーツ半分こしてくれたよ!」 SS「………そうか。そんなら、いいんだ……」 
- 49二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:54:00トレセン学園に入学したサンデーサイレンス、トレーナーには当然パパを指名 
 SS「いいだろパパ? これから3年間、可愛い娘の成長を間近で見られるんだぜ」
 トレーナー「自分で言うな。可愛いのはまあその通りだが……」
 SS「模擬レースを見てたが、どいつもこいつもなっちゃいねぇ。俺とパパが組めば無敵だ。メイクデビューから11バ身差でぶっちぎってやるさ」
 トレーナー「言ったな? ……いや、お前が言うならきっとそうなんだろうな。俺とカフェはトゥインクルシリーズの3年間、ずっとお前の背中を追っていたんだから」
 SS「懐かしいよな。あの頃の俺には過去しかなかった。だが今の俺には未来がある。もっと速く、もっと遠くへ行けるんだ。お前と一緒なら」
 トレーナー「信じるぜ、サンデーサイレンス。日本中を驚かしてやろう」
 SS「そう来なくっちゃな。愛してるぜ、パパ」
- 50二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 20:59:41幼稚園の担任の先生の裏の顔がヘイローで園長先生がヘイルトゥリーズンなので治安面の均衡が保たれている 
 とねっこくらぶxx月号 この幼稚園に入れたい!堂々の1位
- 51二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 21:06:28低身長を活かし、人妻カフェにナンパするチャラ男の股間に潜り込んで会心のロケット頭突きを喰らわせるロリSS 
 頭に残った嫌な感触に「将来性のねぇ玉してんなぁ」という大種牡馬様らしいありがたい決め台詞を添えて
- 52二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 21:08:13
- 53二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 21:25:32模擬レースを見物していたサンデーサイレンス、ライバルに目を付ける 
 SS「……おい、パパ。あいつなんて名前だ?」
 トレーナー「え? ああ、3枠5番の子か? エフフォーリアだよ」
 SS「ほぉー。で、あっちは?」
 トレーナー「彼女はクロノジェネシスだっけな」
 SS「あいつは?」
 トレーナー「グランアレグリア。なんだサンデー、気になるのか?」
 SS「……イージーゴアのいないクラシックなんざ楽勝と思ってたが、なかなかどうして面白そうな奴らがいるじゃねぇか。捨てたもんじゃねぇよ、この世代も」
 トレーナー「……彼女達は俺達のライバルになる、か?」
 SS「俺はこういうのを待ってたんだよ。こういうゾクゾクする奴らとのレースをな」
- 54二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 21:34:21
- 55ちょいネタかぶりすまん22/04/23(土) 21:43:51トレ「将来どうするんだ」 
 SS「そりゃレース出るよ。ダートも芝も荒らしまくってやる」
 トレ「なら嬉しい……いや嫌な話か?が一つある。噂になってるウマ娘がいる」
 SS「そりゃ毎年いるだろうよ」
 トレ「容姿端麗名門出身エリートの栗毛だとしても?」
 SS「……路線は」
 トレ「王道、クラシック三冠とるのが夢って話だよ」
 SS「OK。クラシック三冠だろうがシニア三冠だろうが捻り潰してやるよ。トレーナー頼めるか?」
 トレ「当然」
 SS「目が醒めるな。何が何でも負けねぇ」
 トレ「噛みつくなよ……」
- 56二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 22:27:47トレーナーとカフェがコーヒーを好む一方、サンデーサイレンスはコーラとかドクターペッパーが好きそう 
- 57二次元好きの匿名さん22/04/23(土) 22:29:13強くて2周目は芝生えるんよ 
- 58やるわよ?怪文書魔法!22/04/23(土) 23:40:53いい経験になると思い、ロリSSをトレセンに連れてってみるトレーナー(結婚後も現役を続けている) 
 トレーナー室に着くなりチームの子らの「これがトレーナーさんのお子さん!?」「かっわいい~!」「だっこさせて!」といった黄色い声の洗礼を受けうんざり顔のロリSS
 その後、体育館での練習を一緒に見ていたが、目を離した隙にSSが忽然としてその場から居なくなる
 一方で、校舎裏の陰では良い結果が出せないレースが続き、チームメイトとの練習を抜け出してきたモブウマ娘の啜り泣く声が響いていた
 精神の弱さからくるペースの乱れ、埋められないフィジカル、
 そして自分と契約してくれたトレーナーへ恩返しできない自分への嫌悪
 過去のレースでの不甲斐ない姿ばかりが脳裏を巡り、蹲りながら嗚咽を上げる
 ……そうしていると、一陣の冷たい風が涙の跡を撫でる感覚がした
 次の瞬間、頭上から天啓のようによく通る声が降り注ぐ
 「オマエ ミコミガアルナ」
 塞ぎこんでいた顔を振り上げると、名前も顔も知らない長い黒髪の少女がいつの間にか目の前に立っていた
 誰、と問う前に少女は背を向けて陽のあたる道へと歩いていき
 「オレサマノ イウトオリニ ハシッテミロ」
 それだけを告げて、グラウンドへ続く方へ駆け抜けていった
 目の前で繰り広げられた一瞬の出来事だったが、彼女が駆けだした一瞬が、なぜだか心を捕らえて離さない
 モブウマ娘は惹かれるままに腰を上げ、少女を追ってグラウンドへと戻る
- 59やるわよ?怪文書魔法!222/04/23(土) 23:41:41そこではすでに黒髪の少女がグラウンド全体を見渡せる地点に立っていた 気配に気付いた少女は横目で見ながら「ハシレ」と顎で促し、モブウマ娘はスタートラインに立つ 次のレースを想定した走法で走っていると、少女の指示が飛んでくる [フォームを落とせ] [もっと膝を使え] [まだペースを上げるな] 遠くから伝わる声は、まるで心に直接響いてくるようだった それどころか、すぐ隣りで……いや、自分の内なる部分で併走しているかのような不思議な感覚すら覚えるほどであった 暫く練習を続けていると、モブウマ娘のベストタイムはみるみるうちに縮まっていく この時はじめて彼女の中では「走ることが楽しい」という気持ちが芽生えていた とにかく今は未来への不安も、後悔ばかりの過去も、すべてを忘れて、ずっと、ずっと、どこまでも走っていたい 憑りかれたように走り続け、疲れ果てて地面に転がって、バカみたいに笑うことなど、これが人生ではじめてのことであった 壊れたように笑った後、また走り始めるウマ娘の様子を眺めて、少女は「クク…」と喉の奥で笑う ……すると、傾き始めた夕陽の陰へとするりと溶け込むように少女はその場を後にした なおも夢中で走るウマ娘は、彼女が去ったことに気付かず、ただ胸の内に残る少女の声の残響が、心を灯した温もりが、いつしか収まるまで走り続けた 
- 60やるわよ?怪文書魔法!322/04/23(土) 23:43:20その後、トレセンからは遠い野外のカフェテリアで出逢ったモブウマ娘の「あーーーっ!!」という素っ頓狂な声を皮切りに、二人は意外な再会を果たす 遠くの席でランチを食べているマンハッタンカフェ一家の一人娘を力強く指を差しながら慌てた様子で近寄ってくるウマ娘が一人 息を整え終える前に、ウマ娘はお子様ランチを頬張る黒髪の少女へ深々と礼をする 「あなた!あなたですよね、あの時の! あのっ、あのっ、その節は本当にありがとうございます!あなたがあの時くれたアドバイスの通りに繰り返し練習したら、次のレースで1着を獲れました!おかげで、私のトレーナーさんも、チームメイトのみんなも喜んでくれて、本当に、もう……あなたには感謝してもしきれません……!」 目の前に来るなり一方的に謝辞の言葉をつらつらと語られて、ポカンとした顔でトレーナーとカフェはウマ娘を見つめる 「……彼女のこと、知ってるんですか……?」 「うーん、トレセンの子なんだろうけど、憶えがないなぁ。まずチームメイトでもないし……」 当然の反応が返ってくる 「いっ、いえ、そこの女の子です!この子のおかげで」 ウマ娘は再び黒髪の少女を指して見せる 手付きでスプーンを持ち旗の刺されたオムライスをつついていた少女はきょとんとした顔でウマ娘を見つめる 「……どこかで会ったことある?」 父親のトレーナーが聞けば 「ううん、しらない。おねえちゃん、だあれ?」 首を傾げて、無垢な瞳をぱちくりと瞬かせるのみだった ウマ娘はガガーンという音と雷のエフェクトが付きそうなほど落ち込み項垂れた 
- 61やるわよ?怪文書魔法!422/04/23(土) 23:43:59「そ、そうでした、か……。いつかもう一度会ったらちゃんと感謝を述べたいと思っていたのですが……。ううう……。お食事中にお騒がせして……すみませんでした……」 がっくりと肩を落としながら踵を返すウマ娘に周囲の客がザワつきながら注目を浴びせる トレーナーとカフェも去っていく後ろ姿を眺めて、改めて不思議そうに顔を見つめ合わせている ……その二人の間で、黒髪の少女……サンデーサイレンスだけは、ククッと喉奥を震わせながら、オムライスの旗の先で歯と歯の隙間を刮いでいるのだった -終わり- 
- 62やるわよ?怪文書魔法!3(改)22/04/24(日) 00:48:13
- 63二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:55:13無事成長して中央に入るもSSソウルな気配とか表情や脚部の不安がそのままで色んなところから良くない声が聞こえ 
 (結局この世界でもニンゲンはこうかよ……クソがっ……!)
 って思ってるところにパパが当たり前の顔でスカウトしてきて「なんたってカフェと俺の子な上にカフェが追い続けた子だからなぁ、トゥインクルで大活躍間違いなしだぞ!
 しかもママに似て飛びきり美人だし、これは人気者間違いなしだな。俺も父親として以上に、トレーナーとしてお前を支える。頑張ろうな、サンデー」
 と一心の愛情とトレーナーとしての力全てを注いでくれる父親に思春期にして更に懐くSSは女々か?
- 64二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:01:19小学校のときに自分の生まれる前の話をお父さんとお母さんに聞くみたいな宿題が出るんだ 
 ママの膝の上に座ってパパに話を聞くサンデーちゃんの顔は、小学生とは思えないほど悪い顔をしていたとか
- 65二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:14:29おっきくなったあと友達に自分の母親と父親の馴れ初めの話を何故か知ってて話すんだよね... 
- 66二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:29:50犬に吠えられ追っかけられるも「誰も俺に追いつけられねぇぜ」と言いつつゼェゼェと息をはくSS 
- 67二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:38:24トレーナー「いいぞサンデー、坂路トレーニングの成果が出てるな。タイムも上々だ」 
 SS「伊達にカフェを育ててねぇさ。俺もお前もな」
 トレーナー「こいつ、生意気言いやがって」
 SS「いいじゃねぇか。俺とお前の仲だろ」
 モブA「サンデーちゃんってトレーナーさんと仲いいよね。お父さんなんでしょ?」
 SS「ん? まあ、そうだな。愛しのパパだよ」
 モブB「それにしてはなんか距離感近くない? 友達みたいっていうか」
 SS「なに、パパは俺がいないとてんでダメだからな。40半ばで未だにチームを受け持ってないのは俺やママのことが大好きだからさ。家族サービスのために断ってるんだ。この前もトレセン近くの公園で花見しようなんて言って、出来もしねぇのに弁当作るって張り切って、結局俺とママが作る羽目になってよ」
 モブA(サンデーちゃんって……)
 モブB(ホントにトレーナーさんのこと好きなんだなぁ……)
 SS「能力はあるんだからちったぁ出世に欲出してもいいだろうに、パパときたら……」
- 68二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:50:04大丈夫? 
 このままだとトレーナーの事好きすぎて「パパと結婚する(ガチ)」にならない?
- 69二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 13:03:46そこは一線引いてる…つもりで馬ソウルが本来理解できている父への信頼と親愛が 
 ウマ娘の年頃の娘精神に引っ張られすぎて恋と区別出来なくなるのも
- 70二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 18:59:45「どうだトレーナー、ちゃんと俺の走りを目に焼き付けたか?」 
 『当たり前だ。可愛い娘の晴れ舞台、見逃すわけがないだろ』
 サンデーは圧倒的な人気に応えて、デビュー戦を快勝した。この走りであれば、今年のクラシックの本命という前評判に違わぬ活躍を期待できるだろう。
 「こんなところで手こずるようじゃ先行きは暗いからな。カフェとお前が追いかけた俺の本気の走りで主役になってやるよ」
 デビューの時点でこの自信はさすがというべきか。この性格ならば、マンハッタンカフェの娘という重圧に負けることもないだろう。
 『次はどうする?このまま重賞に挑んでも勝つ見込みは十分だけど』
 「それに関してはお前に任せるぜ。カフェを指導した経験を活かして、俺を栄光まで連れて行ってくれよ、トレーナー?」
 「それはそうと、あそこにカフェがいるのは見えるよな、パパ?」
 『ああそうだな。サンデーが勝ったのをカフェも喜んでくれてるな』
 「自慢してやりたいんだ、いつもの頼むぜ?」
 『は?流石にあれを今のお前にやるのはー』
 「いいからやれよ!パパからの頑張った娘へのご褒美だろ!」
 言い切ると同時にサンデーはトレーナーに飛びつき、抱き上げられた。
 「ママー!ちゃんと見てた?私はこれから、パパと一緒に頑張るからね!」
 傍から見ると微笑ましい光景。だが、トレーナーにはわかってしまった。サンデーのこの行動は、カフェに対する挑発の意味合いがあると。今のパパの担当は自分で、ママではないという挑戦であった。
 (カフェも笑ってるけど、さっきまでに比べると引きつってるな……。帰ったらちゃんと機嫌とってあげないとな……)
 このあと待ち受ける、可愛い娘の祝勝会と、大切な妻の機嫌取りを思い、少し気が重いトレーナーだった。
- 71二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 19:15:22SS「なあパパ。俺がお前の娘として産まれてもう十数年経つわけだけどよ……」 
 トレーナー「なんだ、誕生日プレゼントの前借りか? ちゃんと当日は家族揃ってパーティーやるから我慢しろよ」
 SS「黙って聞け。お前は俺をすんなり受け入れたが、考えてもみろよ。俺が産まれてきたことで……つまりだな、カフェとお前の間に俺が産まれてきたことで、本来産まれるはずだったお前の子供を……」
 トレーナー「俺達の子供の存在をなかったことにした、あるいは殺した……そう考えたことはないのか。だろ?」
 SS「! ……ああ。要はそういうことだ」
 トレーナー「そりゃまあ、考えないでもなかったさ。お前がカフェの前で素を見せないのもそういうことだろうってわかってたし」
 SS「じゃあなんで俺を受け入れた? 自分で言うのもなんだが、こういうのはもっと怖がるか気味悪がるもんだぜ」
 トレーナー「なんでかなぁ。サンデーが俺の娘だって思ったら、そんなの些細なことだって思ったし……お前にもう一度会えたのが嬉しかったってのもあったかも」
 SS「はあ? 頭おかしいんじゃねーのかテメー」
 トレーナー「あの日、カフェとお前の影が重なって見えて……それから、カフェにも俺にもお前は見えなくなった。あの悪霊もとうとう成仏したのかって安心したけど、やっぱり寂しくもあったよ。俺達のトゥインクルシリーズはずっとお前に追いつくための戦いだったから」
 SS「……」
 トレーナー「だからサンデーが産まれてきた時、頭の中にお前の声が響いてきた時、嬉しさ半分懐かしさ半分って感じだった。娘が産まれたのと旧友と再会したのとがいっぺんに来たみたいだったよ」
 SS「普通そこは怖がるところだろうがよ……心霊現象に遭遇しすぎて恐怖を感じることすらできなくなったか?」
 トレーナー「こうなった原因の一端がよく言うな。大体、今のお前は怖くもなんともないぞ。だって俺とカフェの娘だからな」
 SS「……まあまあ悪くない答えだったぜ。ありがとよパパ。愛してる」
 トレーナー「俺もだ。ずっとずっと愛してる」
- 72二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 21:22:50ホラースレかと思ったらかなりいい話のスレで、俺は…ビックリした 
- 73二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 22:04:23カフェトレの「慣れてきた!」が強すぎる 
- 74二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 22:19:24良き概念 
- 75二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 08:38:40SSの人生設計はどうするんだ 
- 76二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 20:03:13お友達が他の子とどう絡むかも見たい、フジキセキとかスペちゃんとか 
- 77二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 23:49:42あげ 
- 78二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 11:25:37いい概念だった... 
- 79二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 11:31:24保守 
- 80二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 13:38:38カフェトレをさらっとお祖父ちゃん呼びして困惑させるマーベラスサンデー 
- 81二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 21:32:39カフェには娘がお友だちの転生だってことを隠していたけど、ついにバレてしまったという話を思いついたので余裕があれば書く 
 普段はパパ、学園ではトレーナーと呼ぶけど、からかうときとか喧嘩のときはお前呼びになるんだ
 普通は娘にお前と言われたら腹が立つけど、元が元だからお前呼びのほうがカフェトレはしっくり来るんだ
- 82二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 08:12:46ほしゅ 
- 83二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 18:32:28お友達も多分カフェトレたちと会えて楽しいだろうね 
- 84二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 22:20:22SSの精神面での成長とか老化はあるのかが気になる。 
 世の中のパパは子どもの成長にしたがって心境が変化してくし、子どもの中身がSSであっても常人と随分違う経験ながらカフェトレも成長しそう。
 子どもの中のSSは、子どもの側面も実は演技ではなく持ちあわせていて、肉体の成長やSS時代とは別の経験によって成長するんだろうか。
- 85二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 22:21:14パパと結婚する❤ 
- 86二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 23:18:49転生して生身の肉体なのに、たまにかつての霊体時代の感覚で行動してパパにめちゃくちゃ怒られた幼少期を歩んでいそう 
 旅行に行ったとき家族風呂でトレーナーとカフェがしばらく一緒になれるようにかつてのように沈んでえらい目にあったんだ
- 87二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 10:33:12壁抜けをやろうとして普通にぶつかったりしてそう 
- 88二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 17:10:24よく考えたらこのパターンだと「ウマ娘 サンデーサイレンス」が発生してしまうね... 
- 89二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 17:16:50
- 90二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 21:41:26逆ぴょい気味にカフェから寝取ってほしい 
- 91二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:00:06人前でトレーナーにキスしそう 
 親子だからセーフという免罪符があるからちょっとスキンシップが過剰気味なんだ
- 92二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 00:32:28ダスカとダストレの子に転生するカレンチャン思い出した 
- 93二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 06:23:53kwsk 
- 94二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 17:32:33保守 
- 95二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 17:55:29ほさ 
- 96二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 18:08:09アメリカに遠征(留学)した時のホームステイ先のおじさん(未亡人?)に正体見抜かれかけるSS 
 「昔担当してたウマ娘のことをイメージして作った曲」を聴いてお顔真っ赤になってそう
- 97二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 22:04:17合宿中にカフェトレと爛れた関係に陥ってほしい(願望) 
- 98二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 23:52:55「パパ!早く来ないとおいて行っちゃうぜ!」 
 『サンデー!元気なのはいいけど、あまり走りすぎるとこけるぞ!』
 「はっ、この俺がそんなへまするかよ!」
 いつもの事ながら、この子の元気さには恐れ入る。俺たちの子供として生まれて、生身の肉体を得たからだろうか。カフェとともに彼女を追いかけていた時よりも走るのが好きで、活発な子に育っているようだ。
 『ほらサンデー!信号も赤になってるし、ちょっとそこでパパを待っていてくれよ!』
 「まったくしょうがねえなパパは!ママはすぐに追いついてくるのに!」
 『ウマ娘のカフェやサンデーと、人間の俺を一緒にしないでくれよ!』
 (こいつはこういっているが、待ってるのも暇だな……せっかくだし先に渡っちまうか)
 『!?サンデー!?』
 目の前で起きた事態を理解する前に身体が動いていた。駆けだそうとする娘に何とか追いつき、その体が飛び出す直前に何とか抱き留める。その目の前を車が通りすぎていったことに肝を冷やしつつも、腕の中に納まる温かさに安堵を覚える。
 『何を考えてるんだサンデー!車も来てたんだぞ!ちゃんと待ってないと駄目じゃないか!』
 「なにって、早く渡ろうと……俺が車に接触することなんて」
 『今は昔と違ってちゃんと肉体があるんだぞ!?もし車に轢かれてたら、無事じゃすまないんだ!』
 『それになサンデー。もし事故にあったら、俺もカフェもどれだけ悲しむかわかるだろ?頼むから、昔の感覚で行動しないでくれ。また君に会えなくなるのは嫌だから』
 「うっ……ごめんなさい。……ひっぐ、ごめんなさい、パパ……」
 『わかってくれたらいいんだ。今日は俺と手をつないでいてくれるな?』
 「……うん……」
 彼女だって悪気があって行動しているわけではないのはわかっている。ただ、彼女の肉体に精神が引っ張られる傾向があることと、彼女が昔の感覚を覚えていて、その感覚で行動してしまうのは間違いはない。
 このズレが無くなるまで、彼女をちゃんと守っていくことが親としての俺とカフェの使命であり続けるんだ。
- 99二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 00:07:32
- 100二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 09:48:49ほ 
- 101二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 21:08:35今度こそ生を全うしてほしいな 
- 102二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 08:52:48すごくいい... 
- 103二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 19:35:47怪文書書きてぇけど書けん、、、 
- 104二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 01:11:06なにより「パパ」呼びなのがしっくりくる 
- 105二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 11:39:39トレセン入学後のSSがカフェと間違えられる、もしくはその逆とか、カフェとSSが姉妹に見られることがあるんだろうな 
 若く見られて満更でもないけど、大人に見られてない?と落ち込むカフェを慰めるSS……ありですね!
- 106二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 11:51:41カフェトレにはあえて「俺じゃなくて別のトレーナーさんに見てもらいな」って言ってほしい。そんでカフェトレの現在の担当と有馬でぶつかってほしい 
- 107二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 11:52:41学内でからかい気味のつもりの「パパ♥」が周りにはガチに聞こえてたり… 
- 108二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 11:58:45トレセンの制服でお出かけしてる時にパパ♥と呼んだのを聞いた府中市民の皆さんに通報されちゃう 
 お兄ちゃんやお兄さまは大事にしなくてもパパ♥は流石に聴き逃がせないもんね
 府中市警察にまたですかとか言われてしまうんだ
- 109二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 15:50:03生活安全課のおっちゃん「またサンデーさんですか。やれやれですね... 親子仲が良いのは良いのですが、もちょっと時と場所と時間をわきまえてほしいもんだねえ...なぁ、イージー君よ」 生活安全課にいる栗毛のウマ娘「まったくですわ。奴は昔からところ構わずいちゃついてからに全く羨まs...けしからんです。ちょっと今度トレセンにお説教しにいかないとですね」 栗毛の警官のウマ娘のしっぽが楽しげに揺れていたのはいうまでもない 
- 110二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 00:02:38神スレ 
- 111二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 12:01:29サンデー割と甘えたがりなんかな 
- 112二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 16:56:40不穏なスレタイから神のような概念 
 SS書き達ありがとう
- 113二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 00:41:21妹か弟欲しくておじいちゃんのところにお泊りするとごねるSS 
 お泊り行って二日後くらいにカフェトレの携帯に「お膳立てしてやったんだから、ちゃんとヤることヤれよ」と送りつけてきそう
- 114二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 03:47:30なんかサイバーパンク2077のジョニーで脳内再生されるんだよな 
 ピアノとかの楽器を扱ったら生前の流行りの曲を演奏して楽しんでそう
- 115二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 13:52:55すき... 
- 116二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 18:41:12SS「おいコラこの玉無し野郎、3日もあったのになんでカフェを抱いてねぇんだ。ヤる気あんのか」 トレーナー「なんで娘にそんなことまで心配されなきゃいけないんだ。お前だってまだまだ手がかかるしこういうのは夫婦でよく話し合わないと」 SS「知らねぇのか? うまぴょいレスは主要な離婚事由のひとつだぞ」 トレーナー「サンデー、口の聞き方に気を付けろ。パパとママが離婚なんてするもんか。俺もカフェも、お前を置いてどこにも行かない。冗談でもそんなこと言うな」 SS「チッ……せっかく気を遣ってやったのによ。じゃあもうしばらくはパパを独占させてもらうとするか」 
- 117二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 05:13:01保守 
- 118二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 08:51:45これも三女神様の運命の悪戯ってやつだろうか 
- 119二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 15:50:32
- 120二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 23:22:43自分の中でパパの存在が予想以上に大きくなってて戸惑うのはありだな、 ただ自分の両親がイチャイチャしてるだけなのになんかモヤモヤしたり。 
- 121二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 23:34:48いい… 
- 122二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 08:39:25ソファに座ってるカフェトレに対面座位して「カフェもお前もコレ好きだったよなー」とニタニタ笑いながら挑発するんだけど 
 慈しむように頬を撫でられるんだ、大事な大事な宝物が溢れ落ちないように強く、壊れないように優しく抱き締められてしまうんだ
 名前を呼ばれるんだ
- 123二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 16:19:42カフェそっくりに育った自分の顔と体を使って、少し困らせてやろうと思ったら ベッドに潜り込んでも、>>122みたいに挑発的な事をしても、可愛い可愛い娘としての扱いしかされなくて微妙に不満が溜まっていく実娘サンデーサイレンス概念…… 
- 124二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 18:39:55史実カフェの産駒のウマソウルのっけた子が生まれてきたりしてな 
- 125二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 21:41:09愛妻家で子煩悩なカフェトレとパパ大好きのサンデーサイレンスが「お友だち」時代の秘密を共有する一方、カフェにはなんとなく言いにくくて隠してるんだよな 
 そりゃ成仏したと思ってた「お友だち」が、2人が交際を経て卒業後すぐ結婚したことも、夜のうまぴょいに励んだことも全部見ていて、
 その上娘に転生してるとかヤバそうだから言わないでおこうになるのは当然だが
- 126二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 07:28:05ほ 
- 1271/322/05/07(土) 10:52:58「あなた、サンちゃん。お話があるので、あとでお時間いいですか……?」 
 お願いという形だったが、彼女と出会ってから十数年たった今、彼らは理解していた。この言い方をするときのカフェに対して、拒否権を発動することはできないことを。
 そして、この場合のお話は非常にカフェが感情的になる可能性が高いということを。
 「おいサンデー、カフェを怒らせるような何かしたのか?」
 「するわけねえだろ。いつもは優しいが、怒ると怖いし、お説教が長いのはさんざん二人 揃って怒られてきたからわかるだろ」
 「そうだよなあ。俺には全く覚えがないぞ。強いて言うなら、昨日お前が残したピーマンをカフェにばれないうちに食べたくらいだけど。それがばれたとしてもあれだけのお説教をされる理由にはならないだろ」
 「その件に関しては今日の朝それとなく釘を刺されたから絶対にねえな。まさかバレるとはな……」
 考えたところで二人ともカフェにお話を持ち掛けられるようなことに覚えはなかった。
 今の二人にできることは、カフェの逆鱗に触れることがないように事前に可能性を探ることと、「お話し」が速く終わることを祈ることだけであった。
 「……お待たせしました。」
 カフェがやってきた瞬間、二人の間の空気が一変した。それまでの砕けた雰囲気は消え去り、緊張が張り詰めていく。それほど二人にとって、カフェに怒られることは恐ろしいことなのである。
 「……カフェ、待ってたよ。俺たちは準備できてるから、カフェの準備ができてるなら早く始めないか?」
 「うん、そうだよママ!私も明日早いから早く寝ないといけないもん!」
 緊張感に耐えかねて二人とも「お話し」の開始を促した。
 「そこまで急ぎの内容ではありませんが……?せっかくですし、コーヒーでも飲みながらにしませんか?サンちゃんの好きなお菓子もありますから」
 「い、いや、今日は遠慮しておこうかな?なあサンデー?」
 「パパに賛成!ママだって疲れてるでしょ?そんなに気を使わなくてもいいよ!」
 「そうですか?では本題に入りましょうか」
 「二人とも、私に何か隠していませんか?」
- 1282/322/05/07(土) 10:53:47いったい何を言われるのか。どうやってカフェの機嫌を取り、少しでも早く「お話し」を終わらせようか。そんなことばかりを考えていた二人に対し、彼女が投げかけた言葉は予想もしていない言葉であった。 
 「いや、特にカフェに隠してるようなことはないと思うけどなあ」
 「そうだよママ。お誕生日のサプライズだってすぐに気づいちゃうママに、私達が隠し事なんてできるわけ─」
 「……もう隠さないでください。いくら鈍い私でも、あの走り方をみればあなたが誰かはわかりますよ。久しぶりだね、私の大切な”お友だち”」
 その言葉を受けて、サンデーは口を噤んだ。彼女の性格から、確信がない限りこのようなことは言ってこない。つまり、彼女は娘がずっと追い続け、あの日姿を消したお友だちと深いかかわりがある存在だということに気付いている。
 「何を言ってるんだカフェ。お友だちは―」
 「もう無理だトレーナー。今まで隠し通せたのが奇跡だったんだ。こうなったカフェが諦めないのは良く知ってるだろ」
 「やっぱりあなたは……」
 「ああそうさ、久しぶりだなカフェ。俺はお前が追いかけてきたお友だちの生まれ変わりだよ」
 「ああ……っ!」
 隠してきた真実を告げたのちサンデーは目を瞑り、かつて導いた者の、現在の母の言葉を待つ。その姿はまるで、判決を待つ被告人のようであった。
 「あなたがいなくなって、私がどれだけ悲しかったか……。私を見限ったわけじゃなかったんだね」
 「当たり前だろ。俺がカフェを見捨てるわけ―」
 サンデーの言葉はそこで途切れた。強く抱きしめられ、その相手が涙を流しているという状況を飲み込むことができないような表情で固まっていた。
 「会いたかった……もう絶対、離さないから……」
 「カフェ……悪かったな……」
- 1293/322/05/07(土) 10:54:18「すみません……お見苦しい姿を……」 
 「いや気にしないさ。元はと言えば俺たちがずっとカフェに内緒にしてたからだし」
 「本当です……どうして教えてくれなかったんですか?」
 「信じられないだろ?いなくなった俺が、娘として生きてるなんて」
 「今まで気づけなかったので、否定はできませんが……」
 「まあこの話は終わりにしよう。これからはまた3人で一緒に歩んでいく、そうだろ?」
 「……はい!」「おうよ」
 十数年の隠し事が明らかになり、これからは親子としてだけではなく、かつてのように3人で夢をもって歩いていく。かつて”お友だち”を追いかけることで進んでいた物語は、今から3人で並んで綴られていく。
 「ところで、これからどう呼べばいいの?」
 「どうしたカフェ?」
 「今までは娘としてサンちゃんと呼んでいましたが、お友だちをそんなに気軽に読んでいいのか……」
 「いいじゃねえか。お友だちなら愛称で呼ぶのもおかしくないしな。俺も今まで通り呼びたいし」
 「うん、そうだね。これからもよろしくね、サンちゃん」
 「ああ、よろしくなママ」
 「よしっ無事に解決したことだし、今日はちょっと豪勢に食べに行こうか!」
 「じゃああそこがいい!前デビュー戦勝利のお祝いに行ったホテルのレストラン!いいでしょパパ!」
 「あそこかあ……あのときは優待券があったから安くできたけど……」
 「ママだってまた行きたいって言ってたもん!家族サービスだと思ってさ!」
 「いってえ!サンデー!思いっきり叩くな!昔と違って、体重が乗って痛いんだよ!」
 「パパの根性なし!ママと一緒の時は何回どついても平気な顔してたくせに!」
 大切な夫と娘のやり取りを見つめるカフェの顔は、かつてのトレーナーとお友だちのころから変わらない二人をほほえましく思う気持ちが浮かんでいた―
- 130二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 21:17:31そらバレてもなんとでもなるだろう思っても 
 改めてバレても丸く収まって良かった…となる
 娘がパパに甘えながら微妙にカフェを挑発した件についてはまた後日やな
- 131二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 03:24:49👍 
- 132二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 14:13:32いい 
- 1331/322/05/08(日) 20:55:10「パパ……お願い。私のこと、大人にして……?」 
 「ほかの人とは怖いけど、パパとなら私……」
 「……なんて夢見てるんだ俺は……。あいつはカフェの男で、今の俺はあいつと血がつながってるんだぞ……」
 今日は最悪の目覚めだった。朝から最低な夢を見て憂鬱だ。
 こんな気分の悪い朝を迎えるのはいつぶりか。カフェと出会ってからは前世の夢を見ることはなかったし、今の肉体に転生してからは、いつもあいつかカフェがいたから不安なんてなかった。
 今日見たのが前世の夢ならまだよかった。あいつに話しかけて丁重に扱ってもらう。そうすれば気分は和らいだだろう。
 だが今日の夢の内容をあいつらに話すことはできない。どんな下劣な夢を見ても、笑い話にしてあいつに話したことはあったが、今日の内容を話すのはいくら俺でも無理だった。
 「ああああああ!!!!くそっ気分わりい!今日はあいつには悪いがちょっとサボってやる」
 思い立てば行動は早かった。まだ朝も早いので二人とも眠っているだろう。
 いなくなっていることに気が付けば心配性のあいつらのことだ、捜しに来るにきまっている。
 だが今はあいつらに会いたくない。だから心配させないためにもあいつの携帯にメッセージを残しておく。帰ったらこっぴどく怒られるだろうが、適当に誤魔化せば深入りはしてこねえだろう。
 「学園の制服なんて来ていたら面倒だからな。ラフな格好でうろつかせてもらうか」
 家を出てから数時間。時計を見ればすでに10時を過ぎている。自分がいない学園の様子を想像するが、大した騒ぎにはなっていないだろう。
 「実績のある親がトレーナーにつくことで制御できている不良のウマ娘。俺の評価なんてそんなもんだろう。一日くらい俺がいなくても、あいつらくらいしか心配しねえさ」
 今のところ誰も俺には干渉してきていない。このまま気分がよくなるまで適当に時間を潰して―
 「ちょっとお嬢ちゃん。何してるの?」
 そう思った瞬間に声をかけられる。運の悪い奴だ、機嫌の悪い俺に話しかけたことを後悔するんじゃねえぞ。そう思って振り返った先にいたのは……
- 1342/322/05/08(日) 20:55:41「君、トレセン学園の生徒だよね?よくトレーナーさんと一緒に出掛けてるの見てるから、隠そうとしても無駄だよ?」 
 「げっあんたかよ……」
 声をかけてきたのは近くの交番勤務のウマ娘だった。栗毛でデカいやつなので印象に残っている。
 「君も私のこと覚えてくれてたんだ。」
 「そりゃあんたみたいにデケえやつはすぐ覚えるだろ」
 「うぐっ。やっぱりそうかなあ。」
 「体格があるってだけでウマ娘にとっては利点だろ。レースで位置取りにも悩まんだろ。羨ましい限りだぜ」
 「君は体格がどうであっても走れるでしょ?昔からそうだったんだから」
 「あ?なんであんたが俺の事知った風な口きくんだよ?あんたは大人で俺は学生だ。一緒に走った経験なんてないだろ」
 「いいやあるさ。君が覚えてるかは別として、私は君と走ったことがるんだよ、サンデー」
 なんでこいつは俺の名前を知ってるんだ?いや知っているのは当然か。こいつには何度も世話になった。サンデーという名前を伝えたこともあった。だが、こいつの口ぶりはまるで……
 「あんたまさかイージ―」
 「おっと、呼び出しだ。ごめんね、またいつか会おうね」
 「あっおい待て!」
 「ああそうだ、私は普段あそこの交番にいるから、何かあったら来てよ。パパと喧嘩したらかくまってあげるから」
 「行っちまったか……。へへっ、あいつもこっちに来てたとはな」
 クソみたいな夢から始まった一日だったが、あいつに会えた分、多少気も晴れたな
 「……帰るか。まだ昼前だ。今から行けばトレーニングには間に合うだろ。最初の1時間は説教だろうがな」
- 1353/322/05/08(日) 20:55:57「サンデー!どこ行ってたんだ!心配したんだぞ!」 
 「ごめんなさい、パパ……。お説教も我慢するから……」
 「いーや、今日はいつもより厳しいトレーニングだ。クラシック戦線も近いからな。ちゃんとやったらちゃらにしてやるから」
 「……怒らないのか?」
 「怒ってないわけじゃない。ただ、理解できるだけだ。嫌なことがあったら何もかも投げ出したくなるのは、俺も経験があるからな。……明日からはちゃんと授業にも出るんだぞ」
 「……わかってる。ありがとよ」
 翌日教室に行ったらクラスメイト共にめちゃくちゃ心配されたし、担任にはこってり絞られた。
 だが、わるくねえな。あいつやカフェ以外にも俺のこと考えてくれるやつらがたくさんいるってのは。
 「悪いなゴア。しばらくお前に世話になることはなさそうだ。テレビで俺の走り見て、一緒に走れないことを後悔しやがれ」
- 136二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 23:36:05
- 137二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 23:41:56たまたま道端で見かけたマックイーン「……は?」 
- 138二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 23:48:56なるほど…その考えはなかった… 
- 139二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 04:13:11トレーナー「子供は親を選んで産まれてくるっての、あるだろ? どう思う」 
 SS「嘘っぱちだな。もし子供が親を選べるなら虐待で死ぬ子供はいねぇよ」
 トレーナー「俺も同感……と言いたいところだけどな。お前自身はどうなんだ? お前が俺とカフェの間に産まれたのは偶然じゃないって俺は思ってるんだが」
 SS「……実際のところよく覚えてねぇんだよな。産まれ落ちた瞬間に俺は俺であることを自覚したし、いわゆる前世の記憶ってやつも思い出せた。ただ、カフェの子供として産まれたことに俺の意思が介在していたかは断言できねぇな」
 トレーナー「そっか。まあ仮に偶然だとしても、何回生まれ変わったって巡り会えない偶然だと思う。それこそ運命ってやつなのかもな」
 SS「……運命か。それいいな、そういうことにするか。優しいパパとママがいて、いっぱい愛してくれて……俺にしちゃ上等な運命だ」
 トレーナー「それだけじゃないさ。サンデーならクラシック三冠も春秋天皇賞も制覇して、もっともっと多くの人に愛されるウマ娘になるよ。なんてったって俺とカフェの娘だからな」
 SS(……あの頃の俺も、心のどこかで願ってたのかな。もしも生まれ変われたらどうかパパとママの子供に産まれてこれますように、って)
 トレーナー「? どうしたサンデー」
 SS「いいや、なんでもない。愛してるぜ、パパ」
- 140二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 14:18:28素晴らしいよ… 
- 141二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:03:57カフェ「そうだったんですか……サンちゃんがバス嫌いなのは、生前の……」 
 トレーナー「前にサンデーから聞いた際、過去のスクールバス事故の記録を調べたんだが、確かにあったよ。運転手も乗客もサンデー以外全員死亡、サンデーも事故後何週間も入院してたそうだ」
 カフェ「だから幼稚園のバスに乗りたがらなかったんですね……パパの車じゃなきゃ嫌だって聞かなくて……」
 トレーナー「今日だって企業レースの見学授業があるんだが、バスに乗るくらいなら走っていくってゴネて、結局そのまま出発したってさ。今日は雨だし、言ってくれれば送っていったのに」
 カフェ「でも今日はトレーナーのお仕事はお休みでしょう……? サンちゃんが気を遣ってくれたんですよ、夫婦水入らずがいいって……」
 トレーナー「サンデーの奴、そういうところ妙に気を遣うからな。気にしなくていいのに……」
 <キミトユメヲカケールヨー♪
 カフェ「あら……電話……もしもし? はい……はい、そうです。それで何か……? ……! はい、わかりました……すぐにそちらに向かいます」ピッ
 トレーナー「どうした? どこからの電話だったんだ」
 カフェ「それが……○○町の警察署で、サンちゃんが今そこにいると……」
 トレーナー「……警察署?」
 警官「何せこの雨ですからね。急カーブでスリップした乗用車が対向車線を越えて、トレセン学園のバスに正面衝突したんですよ。後続車も何台か巻き込んでの玉突き事故になったんですが、そこにお宅の娘さんが走って追い付いたようで」
 トレーナー「サンデーの奴、本当に走ってバスを追ってたのか」
 カフェ「それで……サンちゃんは……?」
 警官「ええ。娘さんは救急車が到着するまでにずいぶん動いてくれたようです。横転した乗用車からドライバーを助け出したり、無事な人に指示を出して怪我人のトリアージをしたり」
 トレーナー「サンデーがそんなことを……」
 警官「救急隊も搬送先の病院も助かってるでしょうね。事情聴取も済んでいますし、娘さんには別室で待ってもらってます。すぐにお帰り頂いて大丈夫ですよ」
 カフェ「わかりました……この度は娘がお世話になりました……」ペコッ
- 142二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 23:30:47トレーナー「……サンデー、今日は大変だったみたいだな」 
 カフェ「突然警察署から電話が来て……バスの事故があったって聞かされて、心配しました……」
 サンデー「ああ、やっぱりバスなんかろくなもんじゃねぇな。乗っても乗らなくてもコレだ、まったく……」
 トレーナー「怪我人を助けたりしてお手柄だったそうじゃないか。お巡りさんから聞いたぞ」
 サンデー「……別に、この前トレセン学園でも安全講習があったし……誰でもできるだろ」
 トレーナー「だとしても、実際行動できるかっていうと違うもんさ。立派だよ。お前はパパとママの誇りだ」
 カフェ「でも……危ないことはして欲しくないとも思います。人助けのためとはいえ……」
 サンデー「わかってるよ、ママ。でもあの場では俺しかいなかったから」
 トレーナー「……なあサンデー。もしかしてなんだが……バスに限らず、何か事故とかが起きた時のために勉強とかしてたのか? 怪我人のトリアージなんて咄嗟にやれることじゃないだろ」
 サンデー「ん……パパはこういう時に限って勘がいいじゃねぇか。まあ、その手の専門書を何冊か読んではいたけどよ」
 カフェ「それは、サンちゃんの……生前、いえ前世の経験からなの……?」
 サンデー「……良い奴も嫌な奴も、くたばっちまえばみんな同じだ。物も言わねぇし動きもしねぇ死体だ。でも死体になる何分か前にはそいつらにはそいつらの人生があって、死んで悲しい思いをする相手がいるはずなんだ。俺にとってのパパとママみたいな……そう考えたら、な」
 トレーナー「もしもその時が来た時に自分なりに最善を尽くすために、何か備えておきたかった?」
 サンデー「ああ。自己満足というか、おまじないみたいなもののはずだったんだけどな。どういうわけか役に立っちまった」
 カフェ「……優しいですね。サンちゃんは」
 トレーナー「ああ。俺達の自慢の娘だな」
 サンデー「……よせよ。柄じゃねえってのは自覚してる」
 カフェ「ふふ……ひとまず、帰ったらお風呂ですね。サンちゃんは雨の中を走ってましたし……」
 トレーナー「風邪引いたら大変だしな。じゃあ今夜の夕飯は鍋がいいな、身体も温まるだろ」
 サンデー「肉は多めに入れてくれよ」
 トレーナー「ネギも残さず食べるんならな」
 カフェ「そういうあなただって、椎茸が嫌いですよね……? 好き嫌いはダメです……」
 トレーナー・サンデー「……はぁい、ママ」
- 143二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 02:32:53なんだこれは……じんわりと染み渡る……良い……… 
- 144二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 13:54:49保守 
- 145二次元好きの匿名さん22/05/10(火) 21:07:36良スレ 
- 1461/222/05/11(水) 00:17:40「……あなた、どうしたんですか?見たことないくらい落ち込んでいますが……」 
 「ああ、カフェ……」
 私の大切な人が、今日帰ってきてから元気がありません。
 いつもなら一緒に帰ってくるサンちゃんもまだ戻っていませんし、もしかして喧嘩でもしたのでしょうか?
 「サンちゃんと何かあったんですか?もし喧嘩したなどであれば、私も協力しますが」
 「いや、違うんだカフェ。俺の気持ちの問題だから……。サンデーは悪くないから……」
 「ですが、そこまで落ち込まれると、気になります……。話してもらえませんか……?」
 サンちゃんは悪くないといっていますが、この人は私を心配させたくないからと、サンちゃんを庇う傾向がありますから。何かあるなら聞いておかないと―
 「うう、カフェ……サンデーが、サンデーが……」
 「やっぱりサンちゃん絡みだったんですね。サンちゃんがどうかしたんですか?」
 「恋人ができたかもしれないんだよお~」
 「……はい?」
 今回ばかりは言っている意味が分かりません。サンちゃんに恋人?そんな素振りは見たことがありませんが。むしろこの人のことが大好きで、私から奪っていってしまうのではないかと思うくらいなのですが……
 「もう少し詳しく説明してもらえますか?私には、少し理解できていないので……」
 「今日のトレーニング前にサンデーとミーティングしたんだ。そしたらカバンの中に明らかにサンデーの趣味じゃないプレゼントが入ってたんだよ~」
 「はあ、そうですか……」
 「どうしてそんなに無関心でいられるんだカフェ~。サンデーに恋人ができたかもしれないんだぞ~!」
 「いえ……サンちゃんもお年頃ですし……恋人ができてもおかしくはないかと……」
 「嫌だ!サンデーに恋人ができるなんて!サンデーには幸せになってほしいけど、せめて俺が担当している間は俺があの子にとって一番であってほしい!現役引退するまではレースが恋人でいてほしい!」
 「……それは難しいと思いますよ……。あの子は私たちの子供ですし……」
 「いやだああああああああああああああ!」
 年甲斐もなくサンちゃんの交友関係で駄々をこねています……。
 サンちゃんのことを溺愛しているのはわかっていましたが、まさかこれほどとは……。
- 1472/222/05/11(水) 00:18:01「大丈夫です、サンちゃんもあなたのことが大好きですから。隠し事なんてしません」 
 「本当?恋人の有無なんて、親には言いたくないことじゃない?」
 「そういう人もいるかもしれませんが、サンちゃんに限ってそれはありませんよ。……噂をすれば帰ってきましたね……」
 家の外からサンちゃんの足音がしました。
 トレーナーさんが見たものはきっとあれに違いありません。トレーナーさんの心配は解消されるはずです。
 ……今度はしばらく泣いているかもしれませんが。
 「ただいま~。パパが先に帰っちゃったから一人で寂しく帰ってきたぜ~!ほらパパ!いつものやつ頼む!」
 「うう、サンデー~。俺を置いていかないでくれ~」
 「うわっなんだよ気持ちわりい。そんな捨てられた犬みたいな顔すんなよな」
 「サンデー……俺たちに隠してることないか……?早めに行ってくれた方がダメージが少ないんだ……」
 「なんだよバレてるのかよ。仕方ねえなあ。ほらパパ、可愛い娘からのプレゼントだ」
 「……えっ」
 「なんだよ、もっと喜んでくれていいんだぜ?前々から買い替えようかと考えてただろ?だから、俺の獲得賞金とカフェの貯金を使って、パパに腕時計のプレゼントだ。……迷惑だったか?」
 「うう……サンデー!」
 「うおっ!?」
 「ごめんなサンデー……俺はサンデーとカフェの優しさを……」
 「……全く、泣くなよトレーナー。カフェを担当して、今は俺を育てる優秀なトレーナーだろ?」
 「それでもなあ……!」
 「わかったよ、いくらでも泣いていいから……。……喜んでくれたならうれしいぜ」
 やっぱりトレーナーさんの杞憂でしたね。
 サンちゃんがトレーナーさんに隠し事なんてするはずがありません。3人でこれからも歩んでいくんですから。
 ……でもサンちゃんに抱き着いて泣いているのは少しもやもやしますね……。
 あっ!今サンちゃんが勝ち誇ったような顔をしました!その人の一番大切な女性は私です。
 サンちゃんといえど譲るわけにはいきません。トレーナーさんをなだめるのは、私の仕事ですから……!
- 148二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 00:23:42あーありがとう…仲良し家族… 
- 149二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 01:57:19ちょいちょいカフェを煽るサンデーは私の癖に合ってますねー! 
- 150二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 13:02:45娘とお友だちを使い分けて要求を通すしたたかサンデーと、お願いされたら断れない親馬鹿パパ、優しいけど起こると怖いのでストッパーのカフェ 
 完璧な布陣だ
- 151二次元好きの匿名さん22/05/11(水) 23:11:08いいね... 
- 152二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 09:58:01ほ 
- 153二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 11:38:01「なあパパ、あそこにおいてある木彫り彫刻買ってくれねえ?」 
 「ん?欲しいのか?えっと……はぁ!?15万!?」
 「安いもんだろパパ?可愛い娘の欲しいものが、たった15万で買えるうえに、勝ってもらえたら娘は大喜びだぜ?」
 「いや~、買ってやりたいのは山々だが、今月はちょっと……」
 「駄目なのパパ?私、買ってくれたらたくさん頑張れると思うんだけどな~?」
 「本当か?明日のトレーニング一生懸命するか?」
 「当然でしょ?パパの組んでくれたメニューちゃんとして、次のレースに向けて頑張るから~」
 「そこまで言うならしょうがないな。じゃあちょっと待ってろ。パパが今から買って―」
 「待ってください、あなた。そのやり取りは今日4回目です。いくら何でも甘やかしすぎでは……?」
 「そんなことはないぞカフェ。サンデーのためになるなら俺はいくらでも……」
 「それを甘やかしすぎだといっているんです。サンちゃんも。パパの優しさにつけ込んではいけません」
 「ママは許してくれないの?お願い~」
 「そんな顔をしてもダメです。……どうしても買いたいというなら、来月から3か月の間パパとサンちゃんのお小遣いは80%減額しますから」
 「「そんな~!」」
 結局、このおねだりは失敗に終わった。お小遣いカットは2人とも受け入れることができなかったのだ。
 この後、マンハッタンカフェの顔色を窺うようにしながら歩く、妙にしょんぼりした親子の姿が至る所で目撃された。
- 154二次元好きの匿名さん22/05/12(木) 20:51:07保守 
- 155二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 08:38:57サンデーサイレンス好き... 
- 156二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 08:50:49
- 1571/222/05/13(金) 13:18:23「お前のとこはいいよな、幸せそうで」 
 「何だよ急に」
 トレーナー懇親会で、同期に突然こんなことを言われた。
 「結婚して十数年立っても夫婦円満、娘はいい子で実力もある。羨ましいよ。俺なんて担当につきっきりであまり家に帰れないし、帰っても嫁さんの尻に敷かれるわ、娘には冷たくされるわで散々だってのに」
 「そう言われてもな、俺だってけっこう大変なんだぞ?昨日だって―」
 「あー、いい。お前の家庭の話という惚気を聞いてたら惨めになる。久しぶりに懇親会に出てきてるんだから、黙って食え」
 なんだかおかしいような気もするが、気にしないでおこう。実際、俺のように結婚して家庭円満というトレーナーは珍しいらしい。
 トレーナー業というのは担当が付けばその娘にかかりきりで家庭を顧みる余裕はあまりなく、それが原因で別れることもあるとか。
 (幸い俺はカフェともサンデーとも良好な関係を築けているので、今のところそんな問題はないが……)
 正直に言うと、妻や子供と仲が良すぎるのも困りものだ。昨日だって―
- 1582 /222/05/13(金) 13:18:52「ママズルい!パパのお膝独占しないで!」 
 「駄目です。ここは昔から私の特等席なんです。サンちゃんといえども譲りません」
 「ママのケチ!いじわる!いいもん私はパパにギューってするもん!」
 「なら私は前からギュッとします。……昔から私にこうされるの好きでしたもんね、パパ?」
 「熱い……ちょっと離れて……」
 「嫌です……」「やーだ」
 「サンちゃん……パパはお休みしているんです。そんなにくっついていたらパパがくつろげませんよ」
 「そんなことねえだろ。カフェだってこいつが仮眠中によく添い寝してたじゃねえか」
 「それは……」
 「さてはあれだな?久しぶりにこいつに添い寝しようとしたら俺がいて、すねてるんだろう?」
 「そんなことは……」
 「なら俺がここにいてもいいじゃねえか。ほらパパ、お前の大好きな娘が抱きまくらになりに来てやったぞ。心ゆくまで抱きしめて寝ろよ?」
 「……………ギリッ」
 (さ、殺気……。起きられない……)
 こんなふうに妻と娘による闘いが繰り広げられることもあるのだ。
 ふたりとも大切だからこそ仲良くしてほしいのだが。
 「……またお前家族のこと考えてるだろ」
 「は?何を根拠に」
 「顔が緩んでるんだよ!人が悩んでるところに幸せそうな雰囲気まといやがって!こうなったらお前には最後まで付き合ってもらうからな!途中で帰れると思うな!」
 有無を言わさず連れ回されることが決まってしまった……
 隙を見てカフェに連絡を入れておかないとな。帰るまで起きてるかもしれないし。
 あー、そういえばサンデーの明日のメニューまだ最後きめてなかったな。連れ回される見返りにこいつの担当との併走でも依頼するか……。
- 159二次元好きの匿名さん22/05/13(金) 22:16:58パパ相手に娘の顔と女の顔を使い分けるサンデーすき 
- 160管理人22/05/14(土) 17:24:35. 
- 161二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 18:08:23現実世界の俺らからするとお友達の正体はカフェの父親であるサンデーサイレンスだとわかるが 
 ウマ娘世界だとお友達の正体は未来の娘だったという解釈はイイ…
- 162二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 18:09:58復活してる…いやまだ話したかったのでありがたいけども 
- 163二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 18:11:12管理人が復活コメするスレとそうじゃないやり方で復活するスレの違いは何なんだろうな… 
- 164二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 23:57:17「来てくれて嬉しいよ。君のことだから私の誘いは嫌がるんじゃないかって思ってたんだ」 
 「お前以外の誘いだったら来てねえよ。俺はお前のこと認めてるんだぜ?」
 「そう言ってもらえると嬉しいね。あっインスタントコーヒーしかないや。君のお母さんを考えると悪いけど、今日はこれでいいかい?」
 「構わねえさ。カフェはインスタントを駄目だと思うやつじゃねえし」
 「なら良かったよ」
 警官にこんな口を利く学生なんて、不良に思われるだろうな。
 それに関してはこいつが旧知の中だということが大きい。昔の同期が年上として存在しているのは笑える話だ。
 「お待たせ。口に合えばいいけど。……さてサンデー、今日はいったいなんの用かな?パパと喧嘩でもした?」
 「別に……お前の顔が見たくなったから寄ったんだ。そんなに深刻な話じゃねえよ」
 「"そんなに"ということは多少は悩んでるんでしょ?いいよ、私に何とかできる話なら手伝うよ」
 昔からいつでもこうだ。ちょっとした言い回しにも気が付いて首を突っ込んでくる。
 全くこいつのお人よしさは昔から変わらねえな。よくある傲慢な上流階級みたいなやつなら良かったのにと思ったことは数えきれねえ。
 「あいつとカフェは今でも仲がいいんだ。喧嘩してるところなんて見たことがないくらいにはな」
 「夫婦仲がいいに越したことはないよ。目の前でけんかしてるのを見て、家出してくる子も結構いるんだしさ」
 「それはそうなんだがな。……最近二人が仲良さそうにしてると、なんだか苦しいんだよ」
 「へえ……続けてくれる?」
 「昔はそんなことなかったさ。あいつとカフェが両想いのくせにいつまでもじれったいから殴り飛ばしたこともあったしな」
 「あはは……サンデーは変わらないね」
 「俺にとってあの二人はとっととくっつくべきやつらだったんだ。だから今の現状には満足してる。……なのによ」
 「うん」
 「二人が、特にあいつがカフェのことを大切にしてるのを見ると、苦しいんだよ。ずっとそれを望んでたはずなのに」
 「サンデー……」
 これ以上言葉は出なかった。いや、これ以上続けると、ゴアの前で弱さを晒してしまいそうで嫌だったんだ。こいつの前では強気なサンデーサイレンスでいたかったから。
- 165二次元好きの匿名さん22/05/14(土) 23:57:39「それだけ二人のことが好きなんだね」 
 「……」
 「私も恋人が今いるわけじゃないからわからないけど、それはサンデーが二人のこと好きだからだと思うよ。うん、それなら安心したよ」
 「お前、何言って―」
 「だって昔のサンデーはそんな気持ちほとんどなかったでしょ?ほかの誰かのこと好きになるなんて。私は昔から君の事ライバルで友達だと思って好きだったけど、君はそうじゃなかった。自分の周り全てを敵みたいに見てた」
 「……」
 「サンデーが人の事を気にかけるようになって、私も鼻が高いよ!」
 「お前は俺のなんなんだよゴア」
 「えっライバル?」
 「昔はな。今は単なるおせっかい焼きのデケえ警官だ」
 「うわーなんだか傷つくなあ。所詮サンデーにとって私は3回倒した相手に過ぎないんだね」
 「誰もそこまで言ってねえだろ」
 今になって思う。こいつ結構めんどくさい性格してるな。
 昔はレース場くらいでしか会わなかったからギラギラしてたが、ここまで愉快なやつとはな。
 「……ありがとよゴア。ちょっとすっきりしたぜ」
 「力になれてよかったよ。また何かあったら来てよ。君と話すの楽しいから」
 「考えておいてやるよ」
 「でも、パパと関係を持ったなんて話はやめてよね。そんなこと聞いたら君のパパを捕まえに行かないといけないからさ」
 「誰がそんなことするか」
 「えー本当?君が苦しいのって、要するにパパに家族愛以上の感情を―痛い!なんで蹴るのさ!」
 「うっせー馬鹿!デリカシー0!そんな心配するくらいならとっとと結婚相手見付けろ!」
- 166二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 03:12:03仲良くて何よりだ… 
- 167二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 11:51:49あげ 
- 168二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 17:24:14イージーゴアさんはアメリカで普通に寿命を迎えて(もしくは史実通り心臓麻痺で急死か?)日本に転生した感じか? 
 SSがカフェのお友達やってた期間の分で先に生まれちゃってお姉さんやってる的な?
- 169二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 23:28:19「サンちゃん、お誕生日おめでとう。今日はパパがお仕事で遅くなるからいないけど、パパからのプレゼントは預かっているから」 
 「うん、ありがとうママ!ねえねえ、開けていい?」
 「ええ、もちろん」
 嬉しそうにプレゼントを開ける娘を見て、こちらまで心が躍ってしまいます。本当にかわいい娘です。
 「わあ!これ欲しかった絵本!パパにもママにも言ってなかったのに、どうして?」
 「サンちゃんの欲しいものは全部お見通しですよ。パパもママもサンちゃんのことよく見てるから」
 「ありがとうママ!大好き!」
 「喜んでもらえてママもうれしいな。さあ、次はご飯にしよ?サンちゃんの好きなものたくさん作ったから」
 「うん!」
 楽しい時間はあっという間に過ぎ、サンちゃんを寝かしつける時間になってしまいました。
 「ねえママ、今日はパパ帰ってこないの?」
 「お仕事が予定より長くなっているみたい。……パパとお祝いできなくて残念?」
 「ううん、パパなら今日じゃなくてもお祝いしてくれるでしょ?」
 「うん、そうだね。明日からもよろしくね、サンちゃん」
 「うん。……ねえママ、私もう一つ欲しいものがあるの」
 「あのね、私、お姉ちゃんになりたいの」
 「へ?」
 「妹か弟が欲しいの……駄目?」
 「確かに難しいお願いだね。ママ一人では決められないし、すぐにとは言えないかな」
 「でも、サンちゃんが言うなら、パパと相談してみるから」
 「……!ありがとうママ!」
 ……サンちゃんにあんな風に言われたら、無視するわけにはいきませんね。
 トレーナーさんにはしばらく頑張ってもらわないと―
- 170二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 00:22:29お姉ちゃんになったサンデーの奮闘記か… 
- 171二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 11:13:02あげや... 
- 172二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 20:35:59兄弟姉妹がいるサンデーか…幸せであれ 
- 173二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 23:30:06保守 
- 174二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 01:30:23妹が出来たあと姉として世話を焼いてるサンデーも見てみたい 
- 1751/222/05/17(火) 10:46:09「ダム!お姉ちゃんはこっちだよ!」 
 「おねーちゃー、まってー」
 「サンデーが面倒見のいいやつでよかったな」
 「ええ、本当に。甘えん坊さんですから、妹ができてやきもちを焼かないか心配していましたが、杞憂でしたね」
 前々からずっと欲しいと言っていた以上、冷たくすることはないだろうと思っていたが―
 「おねーちゃ、だっこー」
 「よしよし、かわいいねダムは。ほら、しっかりつかまってよ」
 溺愛してるなあ。……もしかして、サンデーに対する俺やカフェの姿は、傍から見るとあんな感じなのか?
 「サンちゃん、ダムちゃん。お腹空いていませんか?みんなでご飯にしましょう」
 「うん!ほらダム、ママたちと一緒にご飯だよ?」
 「たー!」
 ダムはサンデーと違って普通の子だ。サンデーは精神がお友だちの分手がかからなかったが、ダムは違う。
 (サンデーが先に生まれてなかったら、苦労したのかもな)
 「あなた?どうかしましたか?」
 「いや、なんでもないよ。サンデー、ダムをこっちに。ダムと一緒だと食べにくいだろ?」
 「やー!パパ、やー!おねーちゃ、いっしょ!」
 「だってパパ!ダムはパパより私の方が好きだって!」
 「サンちゃん、そんなこと言ってはいけません。……あなたも、この世の終わりみたいな顔しないでください」
 「だって、ダムに嫌われて……」
 「この子はサンちゃんが好きなんです。あなたを嫌っているわけではありませんから」
 「そうだよパパ。ダムと一緒にそっちに行ってあげるから」
 「パーパ、ぎゅー」
 ダムが手を伸ばしてくる。その手に指を近づけると、ダムが掴んで笑う。
- 1762/222/05/17(火) 10:46:33「ね?パパの事嫌いなんじゃなくて、今は私と一緒にいたいだけなんだよ」 
 良かった。1歳にも満たない次女に嫌われたらもう生きていけないところだった。
 「さあみんな。お昼にしましょう。たくさん食べてくださいね」
 「ん~……マーマ……」
 「なんですか、ダムちゃん?お昼寝ですか?いいですよ。ママと一緒にお休みしようね」
 お腹いっぱいになったのだろうか。ダムが眠たそうだ。
 サンデーはカフェにダムを渡してこちらに走ってきている。
 「疲れてないかサンデー?」
 「かわいい妹と一緒なんだ。疲れなんてねえよ」
 「無理はするなよ。お姉ちゃんになったとはいえ、お前もまだ子供なんだから」
 「わかってるよ。全くこいつは本当に親ばかだな」
 「子供のことが可愛くない親なんていないからな」
 「どうだか。ねえパパ、お願いがあるんだけど」
 嫌な予感がする。こいつがいきなり話し方を変えるときは、大体ろくでもないお願いの時だ。
 「妹はできたし、うれしいけど、やっぱり弟も欲しいな~」
 「無茶いうなよ。ダムもまだ小さいのに」
 「でもママはもう少し子供が欲しいと思ってるんじゃないの?ダムのお誕生日過ぎてから、ママと仲良しでしょ?」
 「……お前見てたな?」
 「何のことかわからな~い♡」
 ―この数か月後、また家族が増えることが決まるが、それは別のお話
- 177二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 21:44:09トレカフェが幸せそうで何より 
- 178二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 07:49:52妹もできて幸せそう 
- 179二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 11:03:57日本の警官の銃の取り扱いの堅苦しさに辟易しつつもその責任を実感して護る者として成長しながらたまにサンデー(カフェの娘)が遊びに来る栗毛のウマ娘警官の日常がみたいですね… 
 トレセンの近所なのでたまに生徒が走ってるし、警官も体力維持とウマ娘の警護も兼ねて一緒に走ってこいってなって、てんやわんやあってサンデーとイージーがトレセンのダートコースでできなかったあの夢の競争の続きをする。そこには「とっても速い栗毛のウマ娘の警官さんと青鹿毛のトレセン生徒の競争」を聞きつけて何故か見に来ずに入られなかったいろんなものを引き継ぐ人らや、オベイさんのトレーナーとか、サンデーに縁のあるウマ娘たちがみんな見ている。
 そして、競争が始まるが、誰もその競争の結果はまだ知らないんだ。
- 180二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 11:14:24
- 181二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 11:43:04三女神とサンデーの間でかなり胡散臭いやり取りがありそうで良いね… スタートレックのQとエルオーリア人と旅人とObserverみたいな「超越存在で見守ったりちょっかいだすけど基本的に相互不干渉」な奴らがやり取りしてるの好き好き侍ここに参上 
- 182二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 22:16:04なんにせよ平和だったら良いんだ 
- 183二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 09:37:44サンデー良き 
- 184二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 20:18:09完結かな?とても良かったです! 
- 185二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 20:24:28この残りレス可能数だとあと2本くらいかな 
 万が一次スレが立ったら落ちるまでは書く
- 186二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 23:12:12これからも見たいけど次スレ建てるかと言われると難しいところだなぁ 
- 187二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 09:59:08保守保守 
- 188二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 11:55:10このレスは削除されています 
- 1891/222/05/20(金) 22:40:00「お姉ちゃん!私と遊んでよ!カプばっかりずるい!」 
 「そう言われてもね、ダム?ダムとは昨日いっぱい遊んだでしょ?」
 「今日も遊ぶの!」
 かわいい妹が駄々をこねる。俺としては妹二人とも大切だから、ダムの言うことも聞いてやりたいが―
 「おねーちゃん?ダムちゃん、いっしょ?」
 「んー?カプはダムと一緒に遊びたいの?」
 「んー!カプちゃん、おねーちゃん、あそぶ―!」
 「ほらダム、カプもこういってるから、3人で遊ぼ?」
 「やだー!お姉ちゃんは、私と遊ぶの!」
 妹に独占欲を持たれるのも悪くない。だが、ここは長女として、妹二人の仲を取り持ってやるのが務めだろう。
 「ダム、そんなこと言ったら駄目。ダムもカプのお姉ちゃんなんだから、妹の面倒は見てあげないと」
 「おねーちゃん、すきー。」
 「そんな顔しても駄目!私はカプのこと好きじゃないもん!」
 「そんなこと言わない!」
 「うぅ……もういいもん!パパ、ママと遊ぶ!お姉ちゃんなんて嫌い!」
 嫌い……?ダムが俺のこと、嫌い……?そんな、あり得ない。だって、ダムが生まれてから、ずっと一緒に……
 「おねーちゃん?」
 「ん、ああ。ごめんねカプ。大丈夫だから。絵本読んであげるね……」
 「んー!おねーちゃん、すきー!」
 カプもいつか俺のことが嫌いになる日がくるのか?そんな日が来たら俺は……
- 1902/222/05/20(金) 22:40:18「なあカフェ、なんだか今日のサンデー元気がないと思わないか?」 
 「そうですね……。ダムちゃんも今日はサンちゃんを避けているようでしたし……。もしかして、喧嘩でしょうか?」
 「そうだとしたらちょっと話を聞いてやらないと駄目だな。俺はカフェと話してくる」
 「では私はダムちゃんと」
 もう終わりだ。かわいい妹に嫌われた。もう俺に生きがいはなくなってしまった。
 考えてみれば、人に好かれることなんて今までほとんどなかった。ごく少数のモノ好きだけが俺を大事にしてきたんだ。ダムに嫌われるものおかしいことじゃない。
 「サンデー?入っていいか?」
 「パパ……。……いいよ。」
 「おい、どうしたんだ?電気も付けずに包まって。お前らしくもない」
 「ほっといてくれ。俺は嫌われる運命なんだ」
 「そんなことないだろ。俺やカフェはもちろん、ダムやカプだって―」
 「俺はダムにもう嫌われたんだ!いつかカプにだって……」
 「それはないな」
 どうしてこいつはすぐにそう言えるんだ。娘たちを溺愛しすぎて盲目になっているんじゃないか?
 「ダムのころのお前だって、そりゃあ凄かったぞ?毎日のように俺は嫌いと言われて死のうかと思ったくらいだ」
 「……そうだったか?」
 「そうさ。だけど、今はそんなこと言われることもないだろ?まあお前が気を使ってるだけかもしれないが」
 「そんなことは……」
 「ともかく、ダムだって本当に嫌いなわけじゃないさ。話してみればまた仲良くなれるだろ。あっちはカフェが話してくれてるから。仲直りできなさそうだったら頼ってくれていいからな」
 ……嫌われているわけじゃないのなら、まだ希望はあるかもしれない。
 俺だって妹たちとは仲良くしていたい。やり直せるのなら、何度だって謝って、仲良くしたいんだ。
 「なあ、ダム。話があるんだ―」
- 191二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 00:18:36サンデーが実は弱気な面も結構ある概念ほんとに助かる 
- 192二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 06:02:32デジたんママスレみたいなことななってゆきそう 
- 193二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 17:49:14良き 
- 1941/222/05/21(土) 23:20:54「これがママの現役時代の勝負服?凄ーい!ママ今でも着れちゃうんだ!」 
 「ダムちゃん……あまり言わないで……。昔のだから、少しきつくて……。恥ずかしい……」
 「お母さん、すごく似合ってる。わたしたちと一緒でも、問題ない」
 「よかったじゃねえかカフェ。心配する必要ないって、俺の言ったとおりだっただろ?」
 「うぅ……そんなに言わないで……」
 「3人とも、ママを困らせるんじゃない。もうすぐ撮るから、準備しとくんだぞ」
 先日カプの勝負服が届いたことで、娘3人全員が勝負服を着ることができるようになった。
 せっかくなので、娘3人の勝負服姿を記念に取ろうと思い立ったのだが、ダムの一言で久しぶりにカフェの勝負服が日の目を見ることになった。
 「本当に私もいないと駄目なんですか……?あの子たちだけでも……」
 「ここまで来てそれはないでしょママ!アタシたちもママと一緒に勝負服で写真撮りたーい!」
 「お姉ちゃんと一緒。こんな機会、今日を逃したらもうないかもしれない」
 「そういうことだ。覚悟決めろよな、ママ?」
 カフェはそれほど乗り気ではない。サイズが合わないかもといって逃げようとしたが、多少余裕が無くなっていたくらいで、問題なく着れてしまい、娘に退路を断たれている。
 「昔と全く変わってない。問題ないよカフェ。」
 「あなたまで……。仕方ありません。わたしだって覚悟を決めます。……けど。」
 「けど?」
 「私だけあの子たちと一緒に撮影されるのは不公平です……。あなたも一緒に……お願いします」
- 1952/222/05/21(土) 23:21:13俺まで撮影されることになろうとしている。確かに家族写真は今まで何度も撮ってきたが、今回は勝負服での記念撮影であって、俺が写っても― 
 「駄目……ですか?」
 「……わかった。俺も一緒に写るよ」
 「見たかダム、カプ?昔からパパとママはあんな感じだったんだぜ?」
 「パパが私たちに甘いのって、ママに似てるからなんだよね?大好きなんだ~」
 「仲良しなのはいいこと。でも目の前で見せつけられる身にもなってほしい」
 酷い言われようだ。これはこの後散々からかわれたうえ、いろいろなものをねだられるパターンだろう。
 ……今月も請求額が恐ろしいことになりそうだ。
 「ほらパパ、そんなところで呆けてないで、早くこっち来いよ」
 「ママはこの椅子に座ってね!パパとカプが椅子の後ろ!」
 「ん、わかった」
 「なら俺はパパの前だ。長女特権ってやつだ。文句ないだろ?」
 「お姉ちゃんいつもパパの近くじゃん!パパってばママとお姉ちゃんにモテモテ~!」
 「むっ……この人は私のものです……。誰にも渡しません……」
 「カフェ、今はその話はいいから……ほら、カメラさん困ってる」
 「カメラさーん!アタシたちのことキレイに撮ってね?」
 家族写真撮影前の、いつも通りのにぎやかなひと時。この瞬間がいとおしく、これからも一緒に過ごしていきたい。
 きっとカフェも娘たちもそう思っているはずだ。
- 196二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 23:22:18これで次スレがない限りは最後だね 
 大量にSS書けて楽しかったよ
- 197二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 23:22:54ていうかなんでSSのキャラってこんな乱暴者みたいな扱いになってんの? 
- 198二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 23:35:03最後まで楽しめたよ ありがとうー 
- 199二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 23:40:03
- 200二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 23:40:35完走オメデトウ 
