- 1二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 18:48:21
- 2ハッシュ25/09/13(土) 18:54:41
期待
- 3二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 18:58:17
【第一章 消えた一番星】
???「フッ、ハツボシ最強の魔法少女も、所詮この程度か」
星南「なっ…変身が…出来ない!?」
???「貴様の魔力は封印させてもらった。これで貴様は終わりだな、十王星南」
星南「でも、まだハツボシには強力な魔法少女が何人もいるわ」
???「ああ、あのつまらん連中か。貴様以外の魔法少女は、私の優秀なしもべ達が既に捕まえている」
???「星南の側近って聞いてたけど、案外早く終わったわね。美鈴、久しぶりに一緒になれたわね」
???「やはり2人共雑魚にすぎませんでしたね。オレンジ髪の方はともかく、白い髪の子は全く魔法の才能がない」
星南「なんですって!?」
???「もうハツボシは終わりに違いない」 - 4二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 19:08:28
魔法少女が住む都市、ハツボシ。
魔法少女たちはとても平和に暮らしている…はずだった。
でも、ある時突然、その平和は終わった。
ハツボシ最強の魔法少女、星南を初めとする魔法少女たちが、一斉に姿を消した。
それ以降、普通の人間も、徐々に姿を消していっている。
あたしは凄く、怖かった。次はあたしなんじゃないか、そんな不安に襲われていた。
そんな中、あたしはとある人に声をかけられた。
邦夫「藤田ことね君、魔法少女として、ハツボシの危機を救ってくれ!」 - 5二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 19:23:16
え?全く予想していなかった、衝撃的な言葉だった。
ことね「ええええええええ!?!?あ、あたしが魔法少女!?ど、どういうことですか!?」
邦夫「ワシの見たところだと、お主には魔法の才能がある。それによく星南もお主のことを気にしていただろう?」
ことね「そうですけど、あたしには無理ですよ!」
邦夫「しかし、このままだとハツボシは滅びる。お主の命も危ういだろう。それに、お主も魔法少女たちにまた会いたいじゃろ?」
ことね「じゃ、じゃあ、あたし、やってみます!」 - 6二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 19:41:19
邦夫「そうか、本当にありがとうな、藤田ことね君。魔法少女になるならいくつか説明しておくことがある」
ことね「これ、なんですか?」
邦夫「これはハツボシタクト、魔法少女に変身するために使うアイテムじゃ。これをお主に授けよう」
ことね「あ、ありがとうございます」
邦夫「そして、今回の魔法少女たちの失踪の原因だが、おそらくゴクゲツという組織が関わっておる。ハツボシを強く敵視していて、絶大な魔力を持つ4人の魔法少女が組織を動かしているらしい」
ことね「そんなやつらにあたし1人で勝てる訳ないですよ!」
邦夫「そう言うと思って、お主以外にもあと2人程に声をかけるつもりじゃ」
ことね「そ、そうなんですね」 - 7二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 20:02:57
こうしてあたしは、魔法少女になることになった。
流れのままにOKしちゃったけど、ほんとにあたし、ハツボシを救えるのかな…
まあ、そんなすぐ変身することにはならないっしょ。そう、思っていた。
でも、あたしは、とんでもない様子を見てしまった。
???「今回はあいつにしますわ!」
黒い服を着た少女が、ハツボシの住人を捕まえようとしていた。
とっさにあたしは隠れようとしたけど、もう遅かった。
???「あら、もう1人いますわね」
ああ、終わった。
???「2人共まとめて捕まえるまでですわね。さあ、クローイ、始末してやるのですわ!」
突然、黒く染まった魔物が現れた。 - 8二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 20:22:13
魔物は、一瞬で住人を捕まえた。凄く、怖かった。
魔物を呼び出したあいつが、あの人の言ってたゴクゲツの人なのかな?
でも、そんな事を考えている暇はない。このままだとすぐにあたしも捕まってしまうから。
怖いけど、やるしかない!
「変身!」
あたしがタクトを振りかざすと、光があたしを包んで、光り輝く衣装を着ていた。
「可愛い魔法少女アイドル、藤田ことね!」
いつの間にか、あたしは変身していた。
信じられなかった。あたし、ほんとに変身したんだ。
???「な、新しい魔法少女ですの!?すぐに捕まえるのですわ!」 - 9二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 20:43:45
ことね「よく分からないけど、行っけええええ!!!!」
あたしの体は、勝手に動いていた。
よく分からないまま、魔法を撃っていた。
魔法ってこんな簡単に使えるもんなんだ…これがあの人が言ってた魔法の才能ってやつなのかな?
ことね「お前、今あたしが助けてやるからナー?クローイ、覚悟は出来てるナー?」
「可愛いあたしを見てくださ〜い💛よそ見はダメ!OK?」
「藤田ことね!《世界一可愛い私》!」
あたしの魔法を受けた、あいつがクローイと呼んでいた魔物は、姿を消した。あたし…勝った…? - 10二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 20:55:10
???「クローイを倒すだなんて、なかなかやりますわね…」
ことね「あんた、一体何者だ?」
???「わたくしはナデシコ。ゴクゲツの魔法少女ですわ」
ことね「やっぱりあんたがゴクゲツの…」
ナデシコ「あら、ご存知でしたのね。でも、無駄な抵抗をしても残念ながらもうハツボシに希望はありませんわ」
ハツボシの住人「助けてくれてありがとうございます!藤田ことねさん?凄く可愛かったです!」
ことね「そう?ありがとナー」
あたし、魔法少女として、敵に勝っちゃった。もしかしてあたし、案外やれるのかナー?
???「わたしが…魔法少女に?」
???「魔法少女…私が、ですか?」
【第一章 完】 - 11二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 21:01:19
今日はここまでです。毎日ちょっとずつ書いていく予定です。
ことねの仲間になる2人は誰なのかは第二章で分かります。
ちなみにに私はこの辺のSSの作者です。初めての長編SS制作、いつ終わるかは分かりませんが楽しんでください。
【超絶閲覧注意】手毬の日記|あにまん掲示板先日佑芽グールSSを書いていたらよくない趣味に目覚めてしまいました。まりちゃんの日記です。bbs.animanch.com【超絶閲覧注意】ことね「ガブッてしたいんです」|あにまん掲示板前作https://bbs.animanch.com/board/5472667/はあ…やりたくねえ…bbs.animanch.com【閲覧注意】佑芽「好きって思われたい…」【SS】|あにまん掲示板前作https://bbs.animanch.com/board/5587842/プロデューサーに自分のことを好きになってもらうために試行錯誤する佑芽が道端に落ちてたので拾ってきましたbbs.animanch.com - 12二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 06:32:13
保守
- 13二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 13:16:10
【第二章 3人の魔法少女】
あたしが魔法少女として初めて変身してからしばらくは、平和が続いていた。
このままずっと平和ならいいけど、多分そんな甘くないよナー。
そういえば、あの人があと2人に声をかけるつもりって言ってたけど、あたしの仲間が増えるってことだよナー?
一体誰なんだろ…
そんな事を考えていたが、そのうちの1人が誰なのかは、案外すぐに分かった。
その人は、意外とあたしとの距離が近い人物だった。 - 14二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 14:16:41
「変身!勝利の魔法少女アイドル!花海咲季!」
咲季が、魔法少女に変身していた。
マジか。あたしの仲間の1人、咲季なんだ。
咲季の衣装、ピンクが主体で結構かっこいいな。
咲季「ゴクゲツだかなんだか知らないけど、覚悟しなさい!」
咲季、動き速!流石のフィジカルだナー。それに、めっちゃ戦闘慣れしてる感ある。もしかして、あたしの知らないうちに戦ったことある?
「これで終わりよ!わたしは絶対勝つんだから!」
「花海咲季!《Fighting My Way》!」
咲季の必殺技は、勝利を確信するような炎属性の攻撃だった。
咲季はあっという間に、クローイを倒してしまった。 - 15二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 14:32:46
ことね「咲季!あんたも魔法少女だったん?」
咲季「あんたもってことは、ことねも?」
ことね「まあ、そんなとこ。それよりも咲季、今の戦闘って初めてなん?にしてはめっちゃ慣れてたけど…」
咲季「ええ、初めての変身で初めての戦闘ね」
ことね「マジ?やっぱ咲季すげえな…」
咲季「当然よ!だってわたしはお姉ちゃんだもの!」
ことね「咲季、もちろんあたしに協力してくれるよな?」
咲季「もちろんよ。目的は大体一緒のはずでしょ?」
ことね「頼りにするから、これからよろしくナ、咲季」 - 16二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 15:47:51
咲季「ことねはどうして魔法少女になったの?」
ことね「割とその場の流れ感はあるけど、あたしに魔法の才能があるって言うのは星南先輩にも言われてたし、何より、みんなを助けたいから。咲季はどうなん?」
咲季「わたしは、佑芽を助けたかったから、迷わずOKしたって感じかしら」
ことね「佑芽って捕まってるん?」
咲季「そうよ、星南とあの子は距離が近かったから、魔法少女になってたのよ。でも、星南と一緒に姿を消した。お姉ちゃんとして、必ず佑芽を助けるわ!」
こうして、咲季が仲間になった。もう1人も、あたしと仲良いやつだといいナー。 - 17二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 20:05:35
ことね「そういえば、あたしたちの仲間ってもう1人いるみたいなんだよナー」
咲季「そういえば、そんなことを言ってた気がするわね」
ことね「咲季は誰だと思う?」
咲季「そうね…ことねみたいにわたしと距離が近い人な気がするわね…例えば…手毬とか?」
ことね「手毬か〜…あいつに魔法少女とか出来んのか?」
咲季「でもあの子もやる時はやるイメージあるわよ?」
ことね「確かにナ」
そんな会話をした翌日、あたしたちは3人目の魔法少女と出会った。 - 18二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 20:45:09
手毬「へえ、あなたが噂のゴクゲツの?私の前に出てくるなんて運が悪かったね」
「変身!孤高の魔法少女アイドル、月村手毬!」
手毬が、魔法少女に変身していた。
ことね「マジで手毬なんかい!」
咲季「あの子はどんな戦い方をするのかしら…」
手毬「残念だったね。この月村手毬が相手になってあげる」
手毬「はぁぁぁぁ!!!!」
手毬「ふっ、やっぱりゴクゲツの魔物も大したことないね」(やった!魔法が当たった!)
咲季「あれは間違いなく初めての戦闘ね」
ことね「きっと初めて魔法が出せて嬉しいんだろうナー」 - 19二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 20:59:53
ことね「手毬、めっちゃ油断してる気がするけど大丈夫か?」
咲季「ちょっとことね!手毬がクローイに捕まりかけてるじゃない!」
手毬「ふっ…ちょ、ちょっとはやるじゃん…」
ことね「なんであいつあんな余裕そうなんだよ!あーもうめんどくせえ!変身!」
あたしは魔法でクローイが手毬を掴んでいる触手を破壊した。
手毬「ことね!?なんでことねも魔法を?」
ことね「今はそんなこと言ってる場合じゃねーだろ?ほら、トドメはあんたが差していいぞ」
手毬「じゃあ見てて、私の渾身の魔法」
「今、見せつけるよ。ここで私、全身全霊で歌うから」
「月村手毬!《Luna Say Maybe》!」
手毬の魔法は、歌に魔法を乗せるようなものがメインだった。 - 20二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 21:19:29
手毬「ことね、いつの間に魔法少女になってたの?」
ことね「まあ、つい最近ってとこかな」
咲季「わたしも魔法少女よ」
手毬「え?咲季もなの?じゃああの人が言ってた2人って、咲季とことねのことだったんだ」
咲季「ことねの魔法、結構可愛い見た目ね」
ことね「まああたしは世界一可愛いし?」
手毬「じゃあ一番クールなのは私の魔法だね。クールに敵を倒したし」
ことね「はいはい。最高にクールだったぞ」
咲季「そういえば、あなたはなんで魔法少女になったの?あなたが魔法少女になるのを選ぶのちょっと意外だわ」 - 21二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 21:33:35
手毬「私は、捕まっている美鈴を救いたかった。それが大きな理由。だけど、それだけじゃない。私は、燐羽も救いたい」
ことね「燐羽も捕まったん?」
手毬「いや、ちょっと違う。多分燐羽は今、ゴクゲツの魔法少女になっている」
咲季「え?」
手毬「ハツボシに飽きたみたいなこと言ってたし、絶対そう。私と美鈴と燐羽の3人で、またハツボシで暮らしたい」
ことね「なるほどナー。じゃあ、手毬も協力してくれるよな?」
手毬「もちろん。私たち3人で、ゴクゲツをぶっ倒す。咲季、ことね、私の足を引っ張ったら、殺すから」
咲季「あなたこそ、足引っ張らないでよね?」
手毬「引っ張らないから!」
【第二章 完】 - 22二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 00:19:23
まりちゃん、フリフリ着てても可愛いね
- 23二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 07:42:10
保守
- 24二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 10:35:41
【第三章 落ちこぼれを救え】
こうしてあたし、咲季、手毬の3人は、魔法少女としてゴクゲツに立ち向かうことになった。
手毬「いい加減にしてよ!」
ことね「なんだお前ら、また喧嘩か?」
手毬「聞いてよことね!私この間頑張ったのに咲季がとんかつを作ってくれない!」
咲季「だって捕まりかけてたじゃない!」
手毬「でもトドメ差したのは私じゃん!」
ことね「はいはいお前ら落ち着け、咲季、たまには作ってあげてもいいんじゃね?」
咲季「あなたが言うなら、作ってあげてもいいわね…」
手毬「咲季、ことね、ありがとう!」
こんなしょうもないことで喧嘩してるあたしたちが、ほんとにゴクゲツ倒せんの? - 25二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 11:03:34
ある日、あたしたちに依頼が来た。
香名江「あなたたちが新しい魔法少女…ですよね?」
ことね「そうだけど、あたしたちに何か用ですか?」
香名江「はい。あなたたちに、お嬢様を助けて欲しいんです」
咲季「お嬢様って、倉本千奈のこと?」
香名江「はい、お嬢様がお友達と一緒に捕まっているようなんです」
手毬「え?千奈も捕まってるんだ。お友達ってもしかして広のこと?」
香名江「おそらくそうです。どの辺りで捕まっているかは既にこちらで大体特定してあります」
ことね「本当ですか?流石倉本家ですね」 - 26二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 11:25:36
咲季「それこそ、倉本家の力で助けたりはできないんですか?」
香名江「うちの子会社のアオイ社という会社に頼めば、兵器を作ってもらうことも可能です。しかし、かなり時間がかかりますし、お嬢様を巻き込んでしまっては元も子もありませんから」
手毬「なるほど、それで私たちの力を借りたいって訳か」
ことね「そういう事なら、あたしたちにお任せください。すぐに千奈を助けてあげますから!」
香名江「皆様のご協力、嬉しい限りです。お嬢様は、地図で言うとこのあたりに捕まっているようです」
ことね「さ、行くぞ、咲季、手毬、サクっと終わらせようナー」 - 27二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 13:26:44
あたしたちは早速、千奈が捕まっているという場所に向かった。
すると、そこには見覚えのある姿があった。
ことね「あんたは!」
ナデシコ「あら、お久しぶりですわね。こんな所になんの用ですの?まさか自ら捕まりに?」
手毬「あなた、早く千奈と広を解放してやりなよ」
ナデシコ「そんなこと、嫌に決まってますわ!どうしてもっていうなら、わたくしに勝てたら、解放してあげますわ!まあ、そんなこと出来る訳ありませんけど」
ことね「咲季、手毬、行くぞ!」咲季「ええ」手毬「任せて」
「「「変身!!!」」」 - 28二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 14:47:06
ナデシコ「あなたたちにゴクゲツの恐ろしさ、思い知らせてあげますわ!」
咲季「こちらこそ、ハツボシの魔法少女の力、教えてあげる!」
ことね「あたしのこと、大好きになっちゃえ!『ラブリーハート』!」
手毬「あなたは私について来れる?『ソング・オブ・ムーン』!」
咲季「ゴクゲツなんかに負けないわよ!『シスターフレア』!」
ナデシコの攻撃をかわしながら、魔法を叩き込む。
手強そうな相手だったが、案外戦えている。
ナデシコ「な!?このわたくしが押されていますの!?しかし問題ありませんわ!わたくしには秘密兵器がありますもの」
ことね「秘密兵器?」 - 29二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 15:23:37
ナデシコ「これですわ!」
どこからともなく、巨大な戦車が現れた。
ナデシコ「これはアオイ社という会社に特注で作らせた戦車ですわ!これであなたたちを破壊してやりますわ!」
咲季「これは…かなり面倒なことになったわね」
ことね「それよりもさ、アオイ社って名前、どっかで聞いた気がするんだよナー」
手毬「確かに、確かメイドが言ってた気が」
ナデシコ「うーん…先にこのお二方を見せしめに撃つのもいいかもしれませんわね…」
千奈「アオイ社?それってもしかしたら…」
ナデシコ「あら?なんですの?」 - 30二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 20:10:52
千奈「思い出しましたわ!アオイ社というのは、うちの子会社ですわ!」
ナデシコ「え?まさか、あなたは?」
千奈「はい!わたくしこそが、倉本千奈ですわ!」
ナデシコ「わたくし消されてしまいますわ〜〜〜〜!!!!」
千奈「あと多分その戦車爆発ボタンあるので暴れない方がいいですわ」
ナデシコ「それを!先に!言えですわ〜〜〜〜!!!!」ドカァァァァン!!!!
突然、戦車が爆発した。
手毬「なんか戦車ぶっ壊れたし勝手に瀕死になったね」
咲季「ラッキーだったわね。早くトドメを刺しましょう」
ことね「ん?あたしたちのタクト、光ってる?」 - 31二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 20:35:33
咲季「あら、本当ね」
手毬「私、今なら凄い技を出せそうな気がする」
咲季「奇遇ね。わたしもよ」
ことね「あたしもだナー。じゃあ、行くぞ!」
あたしたちは、光るハツボシタクトを振りかざした。
「わたしらしい色で!」「希望が届くまで!」「あたらしい光を浴びて!」
「「「わたし達は、雨上がりを目指す!!!」」」
「「「花海咲季!月村手毬!藤田ことね!《雨上がりのアイリス》!!!」」」
雨上がりの虹のような、眩しい光が放たれた。
ナデシコは虹色の光に包まれて消滅した。
あたしたちは、ナデシコに勝った。 - 32二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 20:53:38
ことね「あたしたち…勝った?」
咲季「やったわね!ことね!」
手毬「最っ高に気持ちよかったね」
千奈と広を捕まえていた檻が消え去っていた。
千奈「わたくしたちを助けてくれて、ありがとうございますわ!」
広「ことね、咲季、手毬、ありがと、ね。凄くかっこよかった、よ」
手毬「ふーん、ま、まあ、私たちからしたら当然だけどね」
咲季「あからさまに嬉しそうね」
ことね「でも、あんたがアオイ社について言ってくれて助かったよ。お陰で戦車を破壊する手間が省けたし」
千奈「どういたしましてですわ。それとわたくし、助けてくださった皆さまにお礼をしたいですわ!」 - 33二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:07:13
あたしたちは、倉本家のパーティーに招待された。
千奈「さあ、好きなだけ食べてくださいませですわ!」
咲季「手毬、食べすぎじゃないかしら?」
手毬「好きなだけ食べてって言ってたでしょ!」
ことね「はいはい、喧嘩しない喧嘩しない。さっきあんだけ息ピッタリだったのに」
咲季「あなたのおかげよ。あなたがリードしてるおかげで息を合わせられるわ」
マジか。あたし、リーダーの素質あんのかナー?
ま、とりあえず今日の所はパーティー、全力で楽しむぞ〜〜!!
???「ナデシコがやられましたか。まあ、まぐれに過ぎないでしょう。それに、もし仮に魔法少女が来ても、あの2人のように捕まえればいいだけですし」
【第三章 完】 - 34125/09/16(火) 06:37:15
今日の更新は18時過ぎくらいの予定です
- 35二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 15:54:10
はやめほっしゅ
- 36二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 19:04:16
【第四章 王子様とお姉さん】
あたしたちは、段々会話が弾むようになっていった。
ことね「手毬って歌上手いよナー」
手毬「そういうことねこそ、ダンス上手すぎない?羨ましいんだけど」
ことね「そうかナー、褒めても何も出ねえぞ。あたしは咲季の肉体が結構羨ましいわ」
咲季「えへへ〜もっと褒めてもいいのよ〜」
手毬「でも、認めたくないけど咲季の腹筋は凄い」
咲季「あなたたちもわたしのトレーニングメニューを受けてみないかしら?」
ことね「それは遠慮しとく」
手毬「私も」
咲季「なんでよ〜〜〜〜!!!!」 - 37二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 19:42:41
そんなあたしたちはある日、得体のしれない生き物に出会った。
ハツミ「オマエラ、マリョク、カンジル!」
手毬「何こいつ、敵?倒す?」
ハツミ「マサカ、オマエラモ、ゴクゲツ?」
ことね「手毬落ち着けって。あ、あたしたちはゴクゲツを倒そうとしてるハツボシの魔法少女で〜す♪」
ハツミ「ハツボシ?ナラ、タノミガアル。コノサキ、ヒト、ツカマッテル。タスケテホシイ」
ことね「悪いやつじゃなさそうだナ。じゃあ、そこに連れてってくれないか?」
あたしたちは謎の生命体の後をつけていった。 - 38二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 20:56:22
ことね「え!?あれって…」
なんとそこには、麻央と莉波が捕まっていた。
???「おや?また新しく捕まりにきたのでしょうか?」
咲季「いいえ、わたし達は2人を助けに来たのよ。あなた、一体何者?」
???「初めまして。私はシオン。ゴクゲツの魔法少女。もしかしてあなたたち、ナデシコを倒したハツボシの魔法少女ですか?」
手毬「よく知ってるじゃん。今からあなたも倒させてもらうね」
シオン「いえ、雑魚なあなたたちには私が手を下すまでもない。やってしまいなさい」
シオンはシオンにそっくりな影を作り出し去っていった。
咲季「これは…あいつのクローンかしら?」
ことね「雑魚とか舐めやがって…サクっと倒すぞ!」 - 39二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 01:22:09
保守
- 40二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 06:47:50
朝の保守
- 41二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 14:05:11
保守
- 42二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 18:40:07
「「「変身!!!」」」
ことね「覚悟しろよ?クローンシオン!」
クローンシオンは、不気味な触手を操って襲いかかってきた。
咲季「これ結構避けづらくて厄介ね」
手毬「魔法当てれば壊せるみたいだけど、なかなか面倒くさいね」
触手に苦戦しながらも、あたしたちはクローンシオンを攻撃していった。
すると今度は、クローンシオンが不思議なバリアを仕掛けてきた。 - 43二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:09:44
ことね「なんだこれ、バリア?」
咲季「変なマークがついてるわね」
手毬「右は歌っている、左は踊ってるように見えるね」
咲季「歌とダンスをしろってことじゃないかしら?」
ことね「じゃああたしダンスやるから、手毬は歌の方頼む」
手毬「任せて」
手毬「ラ〜ラ〜ラ〜♪」
ことね「5、6、7、8!っと!完璧!さあ、これでどうなる?」
読み通り、歌とダンスによって、バリアが破壊された。
ことね「お、マジでぶっ壊れたぞ!」
咲季「きっとこれはチャンスね!一気に決めちゃいましょ!」 - 44二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:50:33
「わたしらしい色で!」「希望が届くまで!」「あたらしい光を浴びて!」
「「「わたし達は、雨上がりを目指す!!!」」」
「「「花海咲季!月村手毬!藤田ことね!《雨上がりのアイリス》!!!」」」
虹色の光が、クローンシオンを消し去った。
ことね「っしゃ〜終わり〜!」
手毬「まあ余裕だったね」
麻央と莉波を捕まえていた檻が消え去った。
麻央「助けてくれてありがとう、咲季、手毬、ことね」
莉波「本当にありがとう。よく頑張ったね、よしよし」
ことね「えへへ〜それほどでも〜」
咲季「ことねばっかりズルいわよ!わたしもたまには甘えたいわ」
手毬「咲季が終わったら…わ、私も」 - 45二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:23:18
あたしたちはすっかり莉波に甘えてしまった。
その後、麻央がこんな話を持ちかけてきた。
麻央「君たち、魔法少女だよね?ならボクの家に来ないかい?良いものがあるんだ」
ことね「マジですか?ぜひ行きたいです!」
麻央「そうか。なら案内してあげるよ」
あたしたちは麻央と莉波に案内され、2人の家へと向かった。
咲季「これ、なんですか?」
莉波「これをタクトにつけると、新しい姿に変身できるようになるよ」
手毬「なんでそんなものを持ってるんですか?」
麻央「それはボクが王子様だからかな」
ことね「それ関係あります?」 - 46二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 21:09:06
あたしたちは、2人の家に泊まった。
その翌朝のことだった。
麻央「君たちにもう1つ話したいことがある」
ことね「なんですか?」
麻央「実は、この辺りに魔法少女が2人捕まっているんだ。その2人も助けてやってほしい」
ことね「え?」
???「リーリヤ、いつになったらあたしたちは解放されるんだろうね」
???「絶対誰か助けてくれるから、一緒に信じて待とう?清夏ちゃん」
【第四章 完】 - 47二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 06:21:43
保守
- 48二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 10:42:04
【第五章 ときめきエモーション】
咲季「それって本当なんですか?」
莉波「うん、わたしたちが捕まったのも、2人の様子を見に行った帰りだから」
手毬「そうだったんですね」
麻央「でも、君たちの戦闘を見て確信したよ。君たちなら必ず2人を助けられるって」
ことね「はい、絶対助けてみせます。2人ともありがとうございました」
あたしたちは、魔法少女が捕まっているという場所に向かった。
するとそこには、シオンが待っていた。 - 49二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 11:34:57
シオン「あなたたちですか。まさかクローンの私を倒すなんて、思いもしませんでした」
ことね「お前、奥の触手だらけの檻はなんだよ!」
シオン「特別に中身を見せてあげましょう」
手毬「あれって…」
檻の中には、リーリヤと清夏が捕まっていた。
咲季「リーリヤと清夏!?シオン!早く2人を返しなさい!」
シオン「おや、お知り合いでしたか。じゃあ、あれを破壊出来たら、返してあげましょう。まあ、2人と一緒にあそこに入ることになるでしょうけど」
手毬「あいつの言動、本当にイライラする」
ことね「マジ分かるわ。あたしたちを怒らせたらどうなるか、見せてやろーぜ」 - 50二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 13:55:23
「「「変身!!!」」」
麻央と莉波から貰ったアイテムで、今までと違う衣装に変身した。
ことね「咲季も手毬も結構雰囲気変わったナー」
咲季「あなたも相当よ」
手毬「そんなことより早く檻を破壊しよう」
シオン「もちろん簡単には破壊させませんよ」
シオンが放つ触手を避けながら、檻に巻きついた触手を破壊していく。
シオン「くっ…随分と避け慣れていますね」
ことね「まああんたのクローンでこの攻撃に慣れたからナー」
シオン「なっ!?」 - 51二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 14:11:27
咲季「大分触手が減ってきたわね」
手毬「ここは私たちの新しい技で決めちゃおう」
ことね「リーリヤ、清夏!もうすぐ解放されるからな!」
「私らしく行くわよ!覚悟はいいかしら!」
「花海咲季!《Boom Boom Pow》!」
「心に絡まっている何かを、解くように私は歌う!」
「月村手毬!《アイヴイ》!」
「地球丸ごと巻き込んで!せーのでYeah!」
「藤田ことね!《Yellow Big Bang》!」
赤い波動が、青いツタが、黄色い爆発が、2人を捕まえている檻を消し去った。 - 52二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 16:01:04
リーリヤ「た、助かった!?」
清夏「ありがとう、咲季っち、手毬っち、ことねっち!」
シオン「檻が…壊された!?クローイ!奴らを逃がすな!」
ことね「げっ面倒くせ〜。咲季、手毬!2人を頼む!あたしはクローイを倒してから行くから!」
咲季「分かったわ!」
手毬「私に任せといて」
リーリヤ「これ、大丈夫なんですか?」
咲季「大丈夫よ、リーリヤ、清夏。私たちを信じてちょうだい」 - 53二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 20:08:49
咲季「そろそろことねも戻ってくるころかしら」
ことね「お待たせ〜。2人は無事か?」
手毬「うん、大丈夫そう」
リーリヤ「改めてありがとう。咲季ちゃん、手毬ちゃん、ことねちゃん」
ことね「あんたたちも魔法少女なんだよな?戦えそうか?」
リーリヤ「どうなんでしょうか…」
清夏「………あたしはいいよ。ことねっちたちがシオンを倒しなよ。きっとその方がいい」
咲季「………清夏、あなた、何か隠して無いかしら?」
清夏「何でそう思ったの?」
咲季「さっきのあなたの答え方に違和感を感じたのよ」
清夏「咲季っちにはお見通しなんだね。じゃあ、話すしかないか〜」 - 54二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 20:55:32
清夏「あたしたちはシオンに負けて捕まったんだけど、その時にあたしが膝を怪我しちゃったんだよね」
ことね「そうだったん?じゃああたしが回復してやる」
清夏「マジ?ありがと。それで、それがあたしの中でトラウマになっちゃって、変身するのをためらってるんだよね…」
手毬「そうだったんだ。リーリヤはどう思ってるの?」
リーリヤ「私は、清夏ちゃんよりも魔法の才能がないんです。シオンにも、才能が無いと言われました。でも、それは前提だから。魔法少女を諦める理由にはならない。だから、出来ることなら実力でシオンを見返したいって思ってます」
清夏「リーリヤ…」 - 55二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 21:14:03
ことね「きっと2人なら出来るよ」
リーリヤ「何が…ですか?」
ことね「シオンを見返すこと、リーリヤと清夏なら絶対出来る」
清夏「いや、無理だよ…あたしたち、一度負けたんだよ?咲季っちと手毬っちとことねっちも協力してほしい」
手毬「流石に捕まってた2人だけで戦わせるのはちょっと無謀なんじゃない?」
咲季「いや、大丈夫よ。リーリヤと清夏だけで問題ないわ。リーリヤと清夏にはシオンを倒すには十分なポテンシャルがあるわ」
リーリヤ「はい。清夏ちゃんは、凄い魔法少女なんです!」 - 56二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 21:28:16
ことね「言われてるぞ〜清夏」
清夏「そんなに褒めないでよ。でも、リーリヤにはかっこいい所を見せたいな。例えそれが、仮面を被った偽りのあたしだったとしても。ってか、リーリヤにもポテンシャルはあるの?」
咲季「間違いないわ。才能はないけど、それは前提だからって言ってたでしょ?それで確信した。この子は強いって」
リーリヤ「咲季ちゃん…私はまだまだ未熟だけど、絶対に、強い魔法少女になります!だから、シオンに勝ちます!」
清夏「あたしも、怖いけど、一歩、踏み出してみる。リーリヤのために、あたしを救ってくれたみんなのために。シオンに勝ってくるね!咲季っち、手毬っち、ことねっち!」
ことね「頑張れよ、リーリヤ、清夏!あんたたちなら絶対勝てるぞ!」 - 57二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 01:46:13
保守
- 58125/09/19(金) 06:50:18
今日は夜更新です
リー清対シオンの決着まで行きたいです - 59二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 16:35:05
了解です
- 60二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 18:32:02
シオン「おや?まさか檻を破壊した方ではなく、私に無様に負けた方が来るとは。また敗北したくなったんですか?」
リーリヤ「私たちはもう、負けません!」
清夏「行くよ、リーリヤ!」
「変身!不屈の魔法少女アイドル、葛城リーリヤ!」
「変身!再起の魔法少女アイドル、紫雲清夏!」
シオン「何度やったって結果は同じですよ。私とあなたたちには大きな実力と才能の差がありますから」 - 61二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 19:09:35
清夏「それは、やってみるまで分からないよ」
私たちは、全力でシオンに攻撃した。
清夏ちゃんは、怪我のトラウマがあったとは思えないほどの動きをしていた。
でも、やっぱり簡単には行かない。
リーリヤ「清夏ちゃん!」
シオン「あの時とは別人のような動き…ですがやはり私には遠く及ばない」
清夏ちゃんが、シオンの触手に捕まった。
このままじゃ、またあの時と同じ…
そんなの…絶対に嫌だ!
リーリヤ「葛城リーリヤ!行きます!」
清夏「リーリヤ?」 - 62二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:16:38
「あの地平を越えて、もっと高くまで、羽ばたいていきたい!」
「葛城リーリヤ!《白線》!」
放たれた白い光が、触手を破壊し、本体にも少しダメージを与えた。
シオン「くっ…お前、いつの間にそんな攻撃を…」
清夏「リーリヤ凄い…でも危ない!」
リーリヤ「え!?」
シオン「油断しましたね」
今度は私が、触手に捕まってしまった。
清夏「リーリヤに助けられたんだ、次は、あたしの番!」
シオン「何だと?」 - 63二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:40:59
「明けない夜を終わらせて、あたしは今、一歩を踏み出す!」
「紫雲清夏!《Tame-Lie-One-Step》!」
闇を切り裂くような光が、私を捕まえていた触手を破壊した。
リーリヤ「ありがとう、清夏ちゃん!」
清夏「あたしこそ感謝したいよ」
シオン「あなたたちも、なかなかやりますね…」
清夏「そろそろ終わらせるよ、シオン!」
リーリヤ「この技で絶対決めるよ!清夏ちゃん!」
私たちは、タクトを振りかざした。 - 64二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:57:04
「私たち2人で!」「憧れを目指していく!
「「だから、誰にも負けない!!」」
「「葛城リーリヤ!紫雲清夏!《ときめきエモーション》!!」」
無我夢中だった。でも、確信出来た。私たちは、絶対シオンに勝てたと。
「なぜだ…!ありえない…このボクが…負ける…など!」
シオンはそう叫んだ後、消えた。
私たち、勝ったんだ。
清夏「あたしたち…本当に勝てたんだ!」
リーリヤ「やったね!清夏ちゃん!」
私たちは、自然に抱き合っていた。お互い嬉しくて泣きそうだった。 - 65二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 21:17:49
ことね「リーリヤ!清夏!」
咲季「2人ともやったじゃない!」
リーリヤ「咲季ちゃん!手毬ちゃん!ことねちゃん!私たち、勝ったよ!」
手毬「本当に凄かった。直前まで捕まってたのにあそこまで完璧な連携が出来るなんて」
咲季「わたしの見立ては間違いじゃなかったわね」
ことね「2人とも、あたしたちに協力してくれるよナ?」
清夏「もちろん。この恩はちゃんと返さないと」
咲季「じゃあ、これからはわたしたち5人で頑張っていきましょ?」
リーリヤ・清夏「うん!」
???「嘘でしょ?シオンがやられたの?それにしても、花海佑芽…やっぱり素敵な子ね」
【第五章 完】 - 66二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 06:54:35
保守
- 67二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:47:42
【第六章 ビクトリー・シスターズ】
あたしたちは、リーリヤと清夏も仲間に加え、5人で旅をしていた。
そんなある日のことだった。
咲季「あら、何か飛んで来たわね」
ことね「なんだこれ、手紙?」
手毬「読んでみる?」
そこには、衝撃的な内容が書かれていた。
『ハツボシの魔法少女へ
花海佑芽は預かったわ。
取り返したければここに来るがいい』
咲季「佑芽…?」 - 68二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 20:12:24
ことね「佑芽ってたしか、咲季の妹の…」
咲季「ええ、佑芽を救うのは、わたしの最大の目的よ。わたしの大好きな妹を捕まえるなんて、絶対許せないわ」
リーリヤ「丁寧に地図に場所まで書いてありますね」
手毬「この字の感じ…まさか…?」
清夏「手毬っち?なんか心当たりでもあんの?」
手毬「うん…でも、今はまだ言わないでおく」
咲季「とりあえず、地図に書いてある場所まで行きましょ」 - 69二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 20:48:58
あたしたちは、地図に書いてある場所まで向かった。
そこには、怪しい雰囲気の建物があった。
清夏「ここに佑芽っちが捕まってるのか…」
手毬「ふ、ふーん、なかなか雰囲気あるね」
ことね「あれ〜?手毬、もしかして怖いん?」
手毬「そ、そんな訳ないでしょ!」
ことね「やっぱ手毬って可愛いとこあるよナー」
手毬「…うるさい」
リーリヤ「あの…そろそろ行きませんか?」
咲季「そうね、待ってなさい佑芽!お姉ちゃんが必ず救ってあげるわ!」 - 70二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:06:01
あたしたちは、建物の中へと入っていった。
ことね「意外と何も起きないナー」
手毬「思った通り、やっぱり子供騙しだったね」
清夏「絶対思ってないっしょ」
特に仕掛けは何もない、そう思った時だった。
咲季「え?はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
リーリヤ「咲季ちゃん!?」
ことね「咲季が居ない!?」
手毬「それで地面に穴が空いてる…まさか」 - 71二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:18:04
リーリヤ「咲季ちゃんが…落とし穴に落ちた?」
清夏「結局仕掛けあるじゃん!」
そう思った時、連絡がくる。
咲季「戻るのに結構かかりそうだから、先に行っててちょうだい」
手毬「まあ、先に行くしかないか。なんでよりによって咲季が…」
ことね「また落とし穴があるかもしれねえから、あたしたちも気をつけよう」
あたしたちは咲季が不在の中、4人で進んでいった。
そして、1番奥で、佑芽と、ゴクゲツの魔法少女に出会った。
手毬「あれって、燐羽!?」 - 72二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 06:42:43
保守
- 73二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:11:43
リンハ「あら、久しぶりね、手毬」
清夏「手毬っち、あいつの事知ってるの?」
手毬「言ってなかったっけ?あいつは私の友達だったけど、ゴクゲツの魔法少女になったって」
リーリヤ「え!?そうだったの!?」
リンハ「あなたたちの中に、佑芽のお姉ちゃんもいるのかしら?」
ことね「咲季のことなら、あんたが仕掛けた落とし穴のせいでまだここには居ねえぞ」
リンハ「あら残念ね。佑芽もせっかくお姉ちゃんと再会出来そうだったのに。でも、残念だったわね」
手毬「どういうこと?」 - 74二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 15:25:05
リンハ「お姉ちゃんが探している佑芽は、もういないから」
ことね「それってまさか!?」
リンハ「安心して頂戴。佑芽は生きているわ。ただ、私あの子のこと気に入っちゃったのよね。あんな魔力の数値は初めて見たわ。だから、ちょっと私の味方にしただけよ」
手毬「は?」
佑芽「オマエタチガ…オネエチャンヲ…?」
佑芽の目は、真っ黒になっていた。
清夏「佑芽っち、正気じゃ無くなってるじゃん!なんでそんな最低なこと」
リンハ「強いていうなら、私佑芽の魔力に興味を持っちゃったから、かしらね」 - 75二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 21:09:50
保守
- 76125/09/22(月) 06:51:24
昨日全然書けなくてすいません。
今日何としても六章は終わらせます